クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜
映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~ |
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Crayon Shin-chan Burst Serving! Kung Fu Boys ~Ramen Rebellion~ |
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監督 | 高橋渉 |
脚本 | うえのきみこ |
原作 | 臼井儀人 |
出演者 | 矢島晶子 ならはしみき 森川智之 こおろぎさとみ 潘めぐみ ANZEN漫才 関根勤 ももいろクローバーZ |
音楽 | 荒川敏行 大谷幸 |
主題歌 | ももいろクローバーZ「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」 |
製作会社 | シンエイ動画 テレビ朝日 ADK 双葉社 |
配給 | 東宝 |
公開 | ![]() |
上映時間 | 104分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
前作 | クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ |
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』(クレヨンしんちゃん ばくもり カンフーボーイズ らーめんたいらん)は、2018年4月13日に公開の日本のアニメーション映画で、クレヨンしんちゃん劇場映画26作目である[1]。
キャッチコピーは、『アクション大盛り友情濃いめ』。
目次
概要[編集]
ストーリー案[編集]
シリーズとしては初めて「カンフー」をテーマにしており、春日部の中華街“アイヤータウン”を舞台にしたアクション作品となっている。カスカベ防衛隊[注釈 1]がメインになるのは第24作の『爆睡!ユメミーワールド大突撃』(2016年)以来2年ぶりで、単独としては『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(2013年)以来5年ぶりとなる。
春日部が舞台という事もあり、テレビシリーズのレギュラーキャラが多く登場している[注釈 2]。
スタッフ[編集]
監督は前作の橋本昌和から『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014年)と『爆睡!ユメミーワールド大突撃』(2016年)で監督を務めた高橋渉が2年ぶりの再登板。脚本は『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(2013年、浦沢義雄と共同執筆)と『オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』(2015年)で脚本を担当し、テレビシリーズや外伝シリーズでもシリーズ構成・脚本を務めるうえのきみこが3年ぶりに脚本を執筆する。
ゲスト声優[編集]
2018年2月16日に、お笑いコンビ・ANZEN漫才とお笑いタレントの関根勤が決定[2]。みやぞんは敵のミヤ・ゾン役、あらぽんはブラックパンダラーメンを食べさせられる一般客、関根はぷにぷに拳を教える師匠役として出演する[2]。
関根は2001年に公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』以来、17年ぶりの出演となる[2]。
主題歌[編集]
2018年1月26日放送分のTVシリーズにて、ももいろクローバーZの『笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜』が起用されることが決定した。この他、劇中歌やゲスト声優も担当する[3]。
関連企画・その他[編集]
本作に合わせ、過去に佐藤マサオをメインにしたストーリーを集めたDVD「クレヨンしんちゃん きっとベスト☆特盛!佐藤マサオ」[4](2枚組)が2018年4月5日にバンダイビジュアルより発売される予定。
第25作目までは公開日が土曜日となっていたが、本作以降の公開日は金曜日となっている[注釈 3][5]。その為、例年公開初日に行われた初日舞台挨拶は行われず、翌日の土曜日に公開記念舞台挨拶という形で行われることとなった。
2018年3月24日からは、日本三大中華街とコラボレーションした「映画クレヨンしんちゃん 爆盛フェア」が開催された[6]。
なお、本作は中国の文化をテーマにしており『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』のメキシコ以来、3年ぶりの日本国外の文化をテーマにしている。
前作に引き続き、野原ひろし役は森川智之が代役で演じている。
テレビシリーズにおける関連作品[編集]
3月2日の放送分のテレビスペシャルでは、本作に関連する「パンダ」と「ラーメン」題材にしたオリジナルストーリー「オラ、双子パンダの飼育係だゾ」「爆盛!のはらーめんだゾ」が放映された。後者の脚本は本作の脚本であるうえのきみこが担当。
放送日 | タイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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3月2日 | オラ、双子パンダの飼育係だゾ | 清水東 | 横山広行 | 木村陽子 | |
爆盛!のはらーめんだゾ | うえのきみこ | 間々田益男 |
あらすじ[編集]
春日部に古くからある中華街・アイヤータウンにやってきたしんのすけ達カスカベ防衛隊は、「伝説のカンフー」と呼ばれる拳法「ぷにぷに拳」の修行に励んでいるマサオから「一緒にやらない?」と誘われる。最初は乗り気では無かったが、カンフー少女のランに惹かれたしんのすけにつられ、他のメンバーも渋々付き合う事に。
そんな中、食べたらヤミツキになると言われる謎のラーメン・ブラックパンダラーメンを食べた春日部の人々が次々と凶暴化して暴動を起こし、アイヤータウンを大混乱に陥らせる奇怪な事件が発生。アイヤータウンを守るためにカスカベ防衛隊は謎の組織との戦いに挑む。
本作のキャラクター[編集]
アイヤータウンの住民[編集]
- 玉蘭(タマ・ラン)
- カンフー娘でぷにぷに拳の師匠の一番弟子。カスカベ防衛隊と共に修行に励んでいる。アクション仮面の大ファンで尊敬している。
- 師匠
- ぷにぷに拳を教える老人。ドン・パンパンに秘孔を突かれ、「パンツ丸見え」としか言えなくなってしまう。
ブラックパンダラーメン[編集]
- ドン・パンパン
- ブラックパンダラーメンのボスで本作の黒幕。ブラックパンダラーメンを製造し、食べた人々を凶暴化させて町中を混乱に陥らせる。相手の秘孔を突いてあらゆる行動をコントロールする能力を持つ。
- ヌン、チャック
- ブラックパンダラーメンの刺客でオネエ系イケメンコンビ。ソーセージ拳の使い手で巨大なソーセージ型のヌンチャクを振り回す。
- 地上げ屋
- ブラックパンダラーメンの刺客。蘭と師匠に立ち退きを要求する。
- ミヤ・ゾン
- ブラックパンダラーメンの刺客。オリジナルソングを熱唱しながら、「ギター拳法」と呼ばれる独自のカンフースタイルを繰り出す。
その他[編集]
- ぷにぷにの精
- ぷにぷに拳の最終奥義の鍵を握っている妖精。
- あらぽん
- ブラックパンダラーメンを食べた一般客として登場。ヤミツキになる成分が増したブラックパンダラーメンの実験台として利用させられる。
設定・用語[編集]
- ぷにぷに拳
- 「伝説のカンフー」と呼ばれる拳法。これを極めた者は世界を平和にすると言われている。
- ブラックパンダラーメン
- 食べると凶暴化するラーメン。食べた者は目の回りがパンダのように黒くなる。
キャスト[編集]
- 野原しんのすけ - 矢島晶子
- 野原みさえ - ならはしみき
- 野原ひろし - 森川智之
- 野原ひまわり - こおろぎさとみ
- シロ / 風間トオル - 真柴摩利
- 桜田ネネ - 林玉緒
- 佐藤マサオ - 一龍斎貞友
- ボーちゃん - 佐藤智恵
- よしなが先生 - 七緒はるひ
- まつざか先生 - 富沢美智恵
- 上尾先生 - 三石琴乃
- ヨシりん - 阪口大助
- ミッチー - 大本眞基子
- 隣のおばさん - 鈴木れい子
- ふかづめ竜子 - 伊倉一恵
- 魚の目お銀 - 星野千寿子
- ふきでものマリー - むたあきこ
- 神田鳥忍 - 大塚みずえ
- 四郎 - 桜井敏治
- 玉蘭 - 潘めぐみ[7]
- ぷにぷにの精 - 水島裕
- ヌン - 置鮎龍太郎
- チャック - 真殿光昭
- 地上げ屋 - 勝杏里
- ドン・パンパン - 廣田行生
- くろぐろクローバーZ - ももいろクローバーZ(特別出演)
- ミヤ・ゾン - みやぞん(ANZEN漫才、特別出演)[2]
- あらぽん - あらぽん(ANZEN漫才、特別出演)[2]
- 師匠 - 関根勤(特別出演)[2]
スタッフ[編集]
- 原作 - 臼井儀人(らくだ社)
- 脚本 - うえのきみこ
- 監督 - 高橋渉
- 絵コンテ - 高橋渉、橋本昌和、三原三千夫、久野遥子、美月輝
- 演出 - 鈴木大司、三原三千夫、高橋渉
- 作画監督 - 針金屋英郎、原勝徳、大森孝敏、末吉裕一郎
- キャラクターデザイン - 三原三千夫、末吉裕一郎
- 美術監督 - 三原伸明、西村隆
- 色彩設計 - 山崎大輔
- 撮影監督 - 梅田俊之
- ねんどアニメ - 石田卓也
- 音楽 - 荒川敏行、大谷幸
- 制作 - シンエイ動画、テレビ朝日、ADK、双葉社
- 配給 - 東宝
主題歌[編集]
- オープニングテーマ「キミに100パーセント」(ワーナーミュージック・ジャパン/unBORDE)
- 作詞・作曲・編曲 - 中田ヤスタカ / 歌 - きゃりーぱみゅぱみゅ
- エンディングテーマ - 「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」(キングレコード)
- 作詞 - 只野菜摘 / 作曲・編曲 - invisible manners / 歌 - ももいろクローバーZ
- 挿入歌 - 「ブラックパンダラーメン賛歌」
- 作詞 - / 作曲 - / 編曲 - / 歌 - ももいろクローバーZ
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ “『映画クレヨンしんちゃん』新作はカンフーアクション超大作”. ORICON NEWS (2017年10月13日). 2017年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f “ANZEN漫才と関根勤「映画クレしん」ゲスト声優、みやぞん「実感沸かない」”. お笑いナタリー (2018年2月16日). 2018年2月16日閲覧。
- ^ ももクロ4人体制初シングルは映画クレヨンしんちゃん主題歌、声優&劇中歌も担当
- ^ 200分まるごとマサオくん尽くしだゾ 「クレヨンしんちゃんベストDVD」
- ^ “東宝、公開日を「金曜」に前倒し 来年4月「名探偵コナン」以降”. BuzzFeed News (BuzzFeed Japan) 2017年12月1日閲覧。
- ^ 『クレヨンしんちゃん』日本三大中華街ジャック 各地でコラボ始動
- ^ 「映画クレしん」新作の特報公開、潘めぐみがヒロイン役でゲスト出演
外部リンク[編集]
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