不二家の時間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

不二家の時間(ふじやのじかん)は、ラジオ東京テレビ(KRテレビ)→TBS1955年10月16日から1973年6月3日に、日本の菓子メーカー・不二家1社単独提供で放送された番組のタイトルである。

初期は国産コメディ、そして「ポパイ」を始めとした海外作品が放送され、その後はTBS制作によるアニメ、後期はドラマが放送された。

放送時間[編集]

放送期間 放送時間(JST
1955.10.16 1956.12.19 日曜18:00 - 18:30
1956.12.16 1973.6.3 日曜19:30 - 20:00

作品リスト[編集]

タイトル 放映期間 話数 製作会社 出演者・声優 備考
猿飛佐助旅日記 1955.10.16~1956.12.23 61 千葉栄大木民夫富沢志満浅川裕子沖竜太野々浩介 1956年12月16日より日曜19:30に移動
エノケンの孫悟空
(ドラマ版)
1957.1.6~1957.5.19 20 榎本健一長谷川待子十朱久雄中村是好
不二家コミック劇場
おかしな人々
1957.5.26~1957.6.30 5 千葉信男八波むと志川田孝子
ミスター星くず 1957.7.7 1 小畑やすし小鳩くるみ松田トシ、千葉信男 単発作品
ミュージカル
パリ祭
1957.7.14 1 石井好子
マイティ・マウス 1957.7.21~1958.4.27 テリートゥーン 声:関敬六 海外アニメ作品
1958年5月19日より月曜 - 土曜18:00に移動
ラマー・オブ・ジャングル 1958.5.4~1959.5.17 シンジケーティッド・アメリカン・テレビジョン 声:大木民夫 本枠唯一の海外ドラマ
ポパイ 1959.6.7~1965.8 フライシャー・スタジオ 声:浦野光京田尚子熊倉一雄 本枠最後の海外アニメ
オバケのQ太郎
(第1作)
1965.8.29~1967.3.26 96 東京ムービー 声:曽我町子田上和枝野沢雅子喜多道枝 1967年4月より水曜18時に移動
パーマン
(第1作)
1967.4.2~1968.4.14 54 東京ムービー
スタジオ・ゼロ
声:三輪勝恵大竹宏栗葉子加茂喜久
怪物くん
(アニメ第1作)
1968.4.21~1969.3.23 49 声:白石冬美、大竹宏、兼本新吾今西正男 アニメ枠一旦終了
青空にとび出せ! 1969.3.30~1969.9.28 26 国際放映 ピンキーとキラーズ田崎潤水森亜土加藤和彦 ここから国産ドラマ枠
サインはV
(岡田可愛版)
1969.10.5~1970.8.16 45 東宝 岡田可愛中山麻理范文雀岸ユキ中山仁
アテンションプリーズ
(紀比呂子版)
1970.8.23~1971.3.28 32 紀比呂子、范文雀、高橋厚子皆川妙子黒沢のり子
美しきチャレンジャー 1971.4.5~1971.10.17 29 国際放映 新藤恵美森次浩司進千賀子高樹蓉子左時枝
美人はいかが? 1971.10.24~1972.4.16 26 大映テレビ 奈良富士子寺尾聰夏夕介内田喜郎西川鯉之亟 ドラマ枠一旦終了
アニメドキュメント
ミュンヘンへの道
1972.4.23~1972.8.20 17 日本テレビ動画 声:小林昭二辻村真人、兼本新吾、森功至仲村秀生 ここから再びアニメ枠
9月24日に特番を放送
モンシェリCoCo 1972.8.27~1972.11.26 13 声:広川あけみつかせのりこ、森功至、北浜晴子富田耕生 アニメ枠終了
新諸国物語・笛吹童子 1972.12.3~1973.6.3 26 大映テレビ 岡村清太郎、内田喜郎、瞳順子藤岡重慶神太郎市毛良枝 ここから再びドラマ枠
『不二家の時間』枠廃止

補足[編集]

  • 直前の日曜19:00枠に編成していた「タケダアワー」同様、本シリーズにもオープニングキャッチが存在しており、不二家のシンボルマーク「ファミリーマーク」の右の「花模様」が回転しながらアップで映されると、それがズームアウトして「ファミリーマーク」全体が映されるという構成だった。なお音楽は「タケダアワー」の様は歌詞は存在せず、また提供コメントも無かった。
  • 「オバケのQ太郎」、「パーマン」、「怪物くん」はその後テレビ朝日にてリメイク版のアニメーションが製作された。アニメーション制作はいずれもシンエイ動画(オバケのQ太郎はその前に一度「新オバケのQ太郎」として日本テレビ東京ムービーでリメイクされた)。なお、当時本枠のネット局だった朝日放送は、テレビ朝日系へのネットチェンジ後に前記作品のリメイク版を放送している。また当時はテレビ局が1つしかない県が多く、結果的に本枠、テレビ朝日リメイク版、「怪物くん」実写版(日本テレビ)を全て放送した地方局もある。
    • 「オバQ」「パーマン」「怪物くん」のテレビ朝日リメイク版では、不二家はスポンサーに付かず、同業社のロッテが担当している。ただし日本テレビ版の「新オバQ」では、不二家がプリマハムと共にスポンサーに付いている。
  • 1965年8月~1969年3月では、「オバQ」「パーマン」「怪物くん」はOPのおわり、EDのおわりに、ペコちゃんが登場した。オープニングは、「お菓子は不二家! テレビは○○(「○○」はそれぞれの番組名)! みんなで見てね! 」。エンディングは、「○○ー! はーい! ペコちゃんー! はーい! ぼくらはゆかいな仲間でーす! 不二家、不二家、でーはまた来週! 」[1]となっていた(最終回での対応については不明)。なお「オバケのQ太郎」はOP・EDとも、放送時のフィルムが散逸されており現在で見る事は出来ない[2]が、「オバQ」には共演したシネテープが存在している。
  • 「サインはV」は、その後1973年の不二家の時間解消後に、複数スポンサーの提供によって続編(坂口良子版)が製作された。
  • 「アテンションプリーズ」は、2006年フジテレビで火曜日21時ドラマ枠で新版(上戸彩主演)が製作された。
  • 「青空にとび出せ!」から「サインはV」継続中の1970年3月までは、18:00に「てなもんやシリーズ」(朝日放送制作)、18:30に時代劇(朝日放送制作)、19:00に「タケダアワー」、20:00に1時間ドラマ、21:00に30分ドラマ、21:30に「東芝日曜劇場(現:日曜劇場)」、22:30に1時間海外ドラマが編成され、連続5時間半もドラマが編成されていた。
  • なお、TBSでその番組の直前の枠である日曜19時台前半にアニメ番組が放送されたのは開局以来現在に至るまで1本もなく、また在京キー局で日曜19:00開始のアニメ番組が放送されたことがないのはTBSだけである。

ネット局[編集]

※系列は放送終了時点のもの(打ち切り時はネット打ち切り時のもの)。

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 東京放送 TBS系列 制作局、現:TBSテレビ
北海道 北海道放送
青森県 青森放送 日本テレビ系列 1969年11月まで
青森テレビ NETテレビ系列
TBS系列
1969年12月開局から[3]
岩手県 岩手放送 TBS系列 現:IBC岩手放送
宮城県 東北放送
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列
山形県 山形放送
福島県 福島テレビ TBS系列
フジテレビ系列
1971年9月までは日本テレビ系列局
山梨県 山梨放送 日本テレビ系列 1970年3月まで
テレビ山梨 TBS系列 1970年4月開局から
長野県 信越放送
新潟県 新潟放送
静岡県 静岡放送
中京広域圏 中部日本放送 現:CBCテレビ
富山県 北日本放送 日本テレビ系列
石川県 北陸放送 TBS系列
福井県 福井放送 日本テレビ系列
近畿広域圏 朝日放送 TBS系列
岡山県 山陽放送 当時の放送エリアは岡山県のみ
鳥取県 日本海テレビ 日本テレビ系列
フジテレビ系列
NETテレビ系列
当時の放送エリアは鳥取県のみ
1972年9月の鳥取・島根の電波相互乗り入れまで
島根県
→島根県・鳥取県
山陰放送 TBS系列 1972年9月までの放送エリアは島根県のみ
1972年9月より鳥取・島根の電波相互乗り入れで山陰放送に一本化
広島県 中国放送
山口県 山口放送 日本テレビ系列 1970年3月まで
テレビ山口 TBS系列
フジテレビ系列
NETテレビ系列
1970年4月から
徳島県 四国放送 日本テレビ系列
香川県 西日本放送 当時の放送エリアは香川県のみ、『怪物くん』を放送した実績あり
愛媛県 南海放送
高知県 高知放送 1970年3月まで
テレビ高知 TBS系列 1970年4月開局から
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ただし「オバQ」では、「ぼくらはゆかいな仲間でーす」が「2人は仲良しコンビでーす」となっており、このパートのみ声は石川進が担当。そして最後の「♪不二家、不二家~」の部分はオバQ・ペコちゃんと共に石川も歌った。
  2. ^ 「パーマン」も2014年のDVD-BOX発売までは、OPでの共演場面は見ることは出来なかった。
  3. ^ 当時はJNNには番販で参加していた。
KRテレビ 日曜18:00枠
前番組 番組名 次番組
童話番組

スポーツ中継
(放送枠不定)
不二家の時間
(1955.10.16 - 1956.12.9)
KRテレビ→TBSテレビ 日曜19:30枠
舞台中継ほか
(放送枠不定)
不二家の時間
(1956.12.16 - 1973.6.3)