カリメロ

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カリメロ』(Calimero)は、黒いヒヨコキャラクターと、そのキャラクターを主人公としたテレビアニメ作品である。イタリア漫画家ニーノ・パゴットトーニ・パゴットのパゴット兄弟と、兄弟のアニメ制作会社に勤めていた漫画家のカルロ・ペロニイタリア語版ドイツ語版フランス語版英語版によって1963年によって考案された[1]。元々はイタリアの洗剤会社Mira Lanza(現・Reckitt Benckiser (Italia))がRAIのCM番組カローセッロイタリア語版英語版スペイン語版フランス語版向けに製作したアニメーションCMのキャラクターであった。子供達の人気を呼んだため短編アニメ化された。その後テレビアニメが製作され、世界中で放送された。

キャラクター[編集]

カリメロはの殻を頭にかぶっている黒いヒヨコである。名前はギリシャ語のKallimerosを由来とし、Kalosは「美しい」、merosは「脚」であり、カリメロ=「美しい脚」を意味する。テレビCMでは当初は白いヒヨコで、産まれた際に殻が割れにくく、脚だけが殻から飛び出した状態で巣から水たまりに落ち、泥で黒くなってしまった。黒くなったため親にも気付かれず途方にくれるが、人間に拾われMira Lanzaの洗剤AVAに浸されて白い色に戻るという内容であった。

アニメーション[編集]

CMキャラクターを元にして製作されたアニメは、1963年7月14日よりイタリア国内で放送を開始した。アニメーションは全290話が製作され、各国の言語に翻訳されイタリア国外でも放送(放映)された。その後、1972年に日本テレビアニメが東映動画のアニメーション製作、K&Sの著作によって放映され、1992年にはテレスクリーンのアニメーション製作による新作が放映された。また2013年にも新作の短編テレビアニメがイタリアで製作された[2]

テレビアニメ1作目[編集]

日本東映(東映動画)がこのキャラクターを使用した全47話のテレビアニメを製作し、K&Sの著作によって1972年1月6日から1973年6月6日まで、オランダオランダ公共放送で放送された。その後、日本ではNET(現:テレビ朝日)系列で1974年10月15日から1975年9月30日に放送された。

声の出演(1作目)[編集]

スタッフ(1作目)[編集]

  • 原作:ニーノ・パゴット、トニー・パゴット、カルロ・ペロニ
  • 企画:関根光致子(K&S)
  • 企画協力:山田太一
  • NETプロデューサー:後藤武彦
  • 製作担当:籏野義文(東映動画)※フィルムクレジット上はノンクレジット。
  • 連載:小学館(小学一年生など)
  • 監修:山田太一矢吹公郎
  • 音楽:木下忠司
  • キャラクター監修:高橋信也
  • 美術監督:千葉秀雄
  • チーフディレクター:芹川有吾
  • 作画:蓑田政吉 他
  • 作画監督:永樹凡人 他
  • 仕上:金田英子 他
  • 背景:植木 孝 他
  • 美術:下川忠海 他
  • 作画協力プロダクション:世耕プロ(金子周司)
  • 演出:芹川有吾 他
  • 撮影:金田顕一、金子周司
  • 編集:千蔵 豊(タバック)
  • 音響ディレクター:本田保則
  • 録音:神原広巳、小久保正雄(タバック)
  • 効果:イシダサウンドプロ、E&Mプランニングセンター
  • 選曲:宮下 滋
  • 現像:東映化学
  • 制作進行:小宮博秀、佐伯雅久 他
  • 制作協力:東映動画、博報堂
  • 制作:NET、K&S
  • 製作著作:K&S(フィルム上はノンクレジット)
※以上の表記と内容は衛星放送再放送時のフィルムクレジットと諸資料に基づく。

主題歌(1作目)[編集]

オープニングテーマ
「ぼくはカリメロ」
作詞 - よしだたけし、山田太一 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 山崎リナ

※第1話〜第45話(最終回)まで共通。 ※フィルムクレジット上は作詞者に山田太一のクレジットがあるが、JASRACの正式登録によると「作詞:よしだたけし」のみ。

エンディングテーマ
「好きなのプリシラ」
作詞 - 山田太一 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 山崎リナ

※第1話~第9話まで使用。

「この顔だあれ?」
作詞 - よしだたけし / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 山崎リナ

※第10話~第45話(最終回)まで使用。

各話リスト(1作目)[編集]

放送局(1作目)[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ朝日 1974年10月15日~1975年9月30日 テレビ朝日系列 本放送当時はNETテレビ(日本教育テレビ)
北海道 北海道テレビ
宮城県 宮城テレビ 日本テレビ系列
新潟県 新潟放送 TBS系列
富山県 富山テレビ フジテレビ系列
石川県 北陸放送 TBS系列
長野県 長野放送 フジテレビ系列
中京広域圏 名古屋テレビ テレビ朝日系列
近畿広域圏 毎日放送 1974年10月15日~1975年3月25日 TBS系列 本作放送当時はテレビ朝日(当時NETテレビ)系列
ネットチェンジで朝日放送へ移行
朝日放送 1975年4月1日~1975年9月30日 テレビ朝日系列 ネットチェンジで毎日放送から移行
島根県鳥取県 山陰放送 TBS系列
岡山県 テレビ岡山 フジテレビ系列 本作放送時の放送エリアは岡山県のみ
広島県 広島ホームテレビ テレビ朝日系列 1975年3月までは『三波伸介の家族そろって三つの歌』(日本テレビ)を同時ネットしていたため遅れネット
香川県 瀬戸内海放送 テレビ朝日系列 本作放送時の放送エリアは香川県のみ
高知県 テレビ高知 TBS系列
福岡県 九州朝日放送 テレビ朝日系列
宮崎県 宮崎放送 TBS系列

テレビアニメ2作目[編集]

テレビ東京系列にて木曜19:00〜19:30(JST)に放送。第1作から17年振りに、制作会社や声優などを一新して再開。前作に見られた「色の黒さ故にピーター達からいじめられる」という設定は削られ、みんなを引っ張っていくヒーローになった。

テレビ東京の木曜19時枠としては最後のモノラル放送アニメである。

声の出演(2作目)[編集]

各話リスト(2作目)[編集]

スタッフ(2作目)[編集]

  • 原作:ニーノ・パゴット、トニー・パゴット、カルロ・ペロニ
  • 制作:多葉田一夫(テレスクリーン)
  • 総監督:冨永恒雄
  • 担当演出:うえだしげる
  • 文芸担当:吉田伸
  • 広報担当:伊藤真理(テレビ東京)
  • プロデューサー:池田朋之(テレビ東京)、小坂聖(テレスクリーン)、小平正夫(テレ・イメージ)
  • キャラクターデザイン:西野理恵
  • オープニングアニメ:毛利和昭
  • エンティングアニメ:工藤裕加
  • 美術設定:土師勝弘
  • 撮影監督:佐野禎史
  • 音響監督:浅梨なおこ、宇井孝司
  • タイトル:マキ・プロ
  • 編集:森田編集室
  • 音楽:山本純ノ介
  • 調整:山田冨二男、内田誠
  • 効果:石野貴久
  • 制作デスク:月野正志
  • 制作事務:迫直子
  • アニメーション制作:テレ・イメージ(現:ワコープロ
  • 製作:テレビ東京、テレスクリーン

主題歌(2作目)[編集]

オープニングテーマ - 「ねぇ!カリメロ」
作詞 - AZUSA / 作曲 - 茂村泰彦 / 編曲 - 飛澤宏元 / 歌 - ラズベリー
エンディングテーマ - 「恋に気をつけて」
作詞 - 坂田和子 / 作曲 - 瀬井広明 / 編曲 - 飛澤宏元 / 歌 - ラズベリー

上記2曲を収録したCDは、キングレコードより発売された。

放送局(2作目)[編集]

ほか

テレビアニメ3作目[編集]

1963年のキャラクター登場から50年となる2013年、イタリアで新作のCGIアニメが製作された。各11分で104話。イタリアでの放送はRAI 22014年まで放送される。フランスではTF1で放送される。日本では2014年10月よりテレビ東京系で放送中[3]

なお、2015年4月改編でテレビ東京が平日朝7:30~8:15の45分枠に生放送の情報ワイド「チャージ730!」を立ち上げることが決まったため、同年4月から放送時間を土曜9:00 - 9:14枠に移動した。[4]2016年4月改編で新ウルトラマン列伝が土曜9時00分に移動するため、同年4月から放送時間を日曜7時00分に放送移動予定。

声の出演(3作目)[編集]

スタッフ(3作目)[編集]

  • 原作 - ニーノ・パゴット、トニー・パゴット、イニャツィオ・コルナギ
  • 監督 - ウィリアム・ルノー
  • シリーズ構成 - マルコ・パゴット、ジー・パゴット、ヴァレリー・バランスキー
  • 日本語版制作 - グロービジョン
  • 演出 - 百瀬浩二
  • 翻訳 - 石原千麻
  • エグゼクティブプロデューサー - 斉木裕明、鈴木伸育、ピエール・ベライシュ
  • プロデューサー - 菅沢正浩、松下卓也、マルク・ドラミ
  • アニメーション制作 - GAUMONT ANIMATION
  • 製作 - GAUMONT ANIMATION、GAUMONT TELEVISION 、STUDIO CAMPEDELLI、テレビ東京講談社

主題歌(3作目)[編集]

オープニングテーマ
「カリメロの歌」(2014年10月7日 - )
歌 - プリシラ (大久保瑠美)
エンディングテーマ
ED1 (2014年10月7日 - 2015年3月28日、2015年10月3日 - )
ED2「ぼくはカリメロ」(2015年4月4日 - 9月26日)
作詞 - よしだたけし、山田太一 / 作曲 - 木下忠司
歌 - 玉城ティナ
カリメロのコラボレーション企画として特別に使用された

各話リスト(3作目)[編集]

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2014年10月7日 − 2015年3月31日 火曜 7:30 - 7:45 テレビ東京系列
2015年4月4日 − 2016年3月26日 土曜 9:00 - 9:14
2016年4月3日 − 日曜 7:00 - 7:14
北海道 テレビ北海道 2015年4月11日 − 土曜 7:00 - 7:14
愛知県 テレビ愛知 2015年4月4日 − 土曜 9:00 - 9:14
岡山県・香川県 テレビせとうち 2015年4月4日 − 土曜 7:00 - 7:14
大阪府 テレビ大阪 2014年10月11日 − 2015年4月4日 土曜 6:20 - 6:34
2015年4月4日 − 土曜 9:00 - 9:14
福岡県 TVQ九州放送 2014年10月11日 − 土曜 6:30 - 6:44

脚注[編集]

  1. ^ 「カリメロ」を考案、ペロニ氏が死去 日刊スポーツ,2011年12月15日
  2. ^ http://www.tvblog.it/post/150773/calimero-compie-50-anni-e-rinasce-in-una-serie-in-cgi
  3. ^ a b c d e “『カリメロ』CGアニメで復活 テレ東で10・7スタート”. Yahoo!ニュース (2014年9月1日). 2014年9月1日閲覧。
  4. ^ 2015年2月18日付ヤフーニュース記事や2015年2月17日付け東京スポーツ掲載記事の見出しなどより

関連項目[編集]

  • 愛媛銀行 - イメージキャラクターにカリメロを起用していた。

外部リンク[編集]

NET(現・テレビ朝日)系 火曜19時台後半枠(1974年10月 - 1975年3月)
前番組 番組名 次番組
カリメロ(第1作)
NET(現・テレビ朝日)系 火曜19時台前半枠(1975年4月 - 1975年9月)
まんが日本昔ばなし
毎日放送制作)
一時中断後、TBS系へ移行
カリメロ(第1作)
テレビ東京系列 木曜19時台前半枠(1992年10月 - 1993年9月)
前番組 番組名 次番組
カリメロ(第2作)
テレビ東京 火曜7:30 - 7:45枠(2014年10月 - 2015年3月31日)
マイリトルポニー~トモダチは魔法~

マイリトルポニー~トモダチは魔法~
ベストセレクション
※7:30 - 8:00
カリメロ(第3作)
【ここまでアニメ枠】
(1話 - 25話)
チャージ730!
(2015年4月1日 ‐ )
※7:30 - 8:15
【月曜 - 金曜】
【ここから情報番組枠】
テレビ東京 土曜9:00 - 9:14枠(2015年4月4日 - 2016年3月26日)
テンカイナイト
※9:00 - 9:30
カリメロ(第3作)
(26話 - 76話)
【ここまでローカルセールス枠】
新ウルトラマン列伝
※9:00 - 9:30
【ここからネットワークセールス枠】
テレビ東京系列 日曜7:00 - 7:14枠(2016年4月3日 - )
サンデーテレショップ
※6:30 - 7:22
【30分繰り上げて継続】
【ここまでローカルセールス枠】
カリメロ(第3作)
(77話 - )
【ここからネットワークセールス枠】
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