ポッピンQ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ポッピンQ
監督 宮原直樹
脚本 荒井修子
原作 東堂いづみ
製作 「ポッピンQ」製作委員会
製作総指揮 高木勝裕
出演者 瀬戸麻沙美
井澤詩織
種﨑敦美
小澤亜李
黒沢ともよ
主題歌 Questy 「FANTASY」
製作会社 東映アニメーション
配給 東映
公開 日本の旗 2016年12月23日
上映時間 95分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

ポッピンQ』は2016年12月23日公開のアニメーション映画作品。監督は宮原直樹

概要[編集]

東映アニメーション60周年記念のプロジェクトとして制作されたオリジナル劇場アニメであり、プリキュアシリーズなど数多くの東映アニメの作画に関わってきた宮原直樹が監督を務める。長編アニメでの監督は初となる。

物語は、中学の卒業を目前に控える5人の少女たちがおりなす青春ストーリーで、音楽ダンスを基軸に展開する[1]

プロジェクトは2015年初頭から「file(N):project PQ」と銘打って始まっており、Yahoo!きっずのダンス特集ページ「はじめてのダンスレッスン」でヒロインたちやポッピン族が踊る動画が配信された。当初は2017年1月公開の予定であったが、制作陣の予想を上回る大きな反響により2016年12月23日に前倒しされ、さらに配給元である東映が正月映画第一弾・冬休みのメイン作品として拡大興行することを決定した。これはアニメ映画では極めて異例のことである[2]

また小学館の『ちゃお』『ぷっちぐみ』において小森チヒロの作画でコミカライズ連載されちゃおコミックスから発売されている他、同社にてノベライズの単行本が東堂いづみの名義のものと小学館ジュニア文庫より秋津柾水の著によるものとで出版されている。また、前述のコミカライズとは別に、KADOKAWAの『コミックニュータイプ』にて、映画本編の前日譚をまとめた『ポッピンQ reverse』が山珠彩貴の作画でWEB配信されている。

ストーリー[編集]

通過点でしかないと思っていた卒業式を目前に控え、中学3年生の伊純は前に進めずにいた。そんな時、海で美しく輝く「時のカケラ」を拾った伊純は、不思議な世界「時の谷」へと迷い込む。そこで、同い年の蒼、小夏、あさひ、そして「時の谷」に住み「世界の時間」の運営を司るポッピン族と出会う。「時の谷」と「世界の時間」が今まさに崩壊の危機に瀕していた。

危機を脱するには、伊純たちの持つ「時のカケラ」を集め、心技体を一致させた「ダンス」を踊るしかないという。迫りくる危機と、ポッピン族の厳しいダンス指導に戸惑う伊純たち。そんな中、ダンス経験者の沙紀が現れるが……。

「時のカケラ」に導かれた5人はダンスで世界を救えるのか?そして、無事に卒業できるのか?

登場人物[編集]

以下5人、戦闘時にはワンピース風のダンスコスチュームを身に纏った姿になりダンスを行う。普段の時は帽子の付いた着ぐるみ風のコスチュームである。 実は、人間は“時の谷”の世界で生身でいると徐々に力を失ってしまうことが発覚。そこで必須になるのが、世界や時間のズレによるダメージから守り、さらに着こなすことで彼女たちが秘めるパワーも引き出せるはずのこの"ゆるふわスーツ"である。 宮原は、ぬいぐるみのようで愛らしいこのスーツについて「これで踊れたらかわいいよなと。あえてモコモコのシルエットを作ってみました。あとは、進化する前の“さなぎ”の状態も表してします。スタイリッシュとは逆ベクトルで個性豊かなバイオスーツの魅力をスクリーンでお楽しみください! 」とこだわりを語った。

小湊 伊純(こみなと いすみ)
- 瀬戸麻沙美
高知県中土佐町に住む中学3年生。陸上部に所属。陸上の県大会で、思ったとおりの成績が出せなかったことが後悔として残っている。父親の仕事の都合で卒業とともに東京へ引っ越すことが決まっているが、それに納得することができず両親に反発している。明るい性格で負けず嫌いだが、そのため時に心配りに欠ける部分も。“時の谷”でポコンと出会い、“世界の危機”を救う役割を担うことになる。同位体はポコン。パーソナルカラーは赤。
名前の由来は、千葉県を走る小湊鐡道といすみ鉄道より。
ダンスコスチューム
パーソナルカラーと同じ赤を主体としたパンツスタイルのコスチューム。頭にゴーグルを付け、首には長いマフラーを巻いている。[3]
日岡 蒼(ひおか あおい)
声 - 井澤詩織
目黒区に住む学業優秀な中学3年生。未来への投資だと考えて勉強に打ち込んでいる。そのため友達付き合いは無駄と口にする。いつも冷静に状況を観察するタイプだが、その分、周囲に同調することを嫌い孤立してしまうこともある。異世界に来ても、素早く状況を理解し、頭脳プレーと明確な指示で、何度もピンチを救う。同位体はルチア。パーソナルカラーは青。
ダンスコスチューム
パーソナルカラーと同じ青を主体としたコスチューム。[4]
友立 小夏(ともだて こなつ)
声 - 種﨑敦美
西東京市在住。眼鏡を着用して笑顔を絶やさずピアノが得意な中学3年生。しかし最近は楽しんで演奏できなくなり、ついにコンクール当日、演奏せずに逃げ出してしまった。穏やかでマイペースな、笑顔のムードメーカー。臆病ながら勇気を出し、機転をきかせて、蒼とその同位体ルチアとともにダースを撃退する。同位体はダレン。パーソナルカラーは黄色。
ダンスコスチューム
パーソナルカラーと同じ黄色を主体としたコスチューム。[5]
大道 あさひ(おおみち あさひ)
声 - 小澤亜李
日野市高幡不動に住む武道を嗜む真面目な性格の中学3年生。父のすすめる柔道と、母のすすめる合気道の二つに取り組んでいるが、どちらも選べず悩んでいる。実は女の子らしいかわいいものにあこがれているが、それも武道家の両親には言えずにいる。武道で培われた精神力で、襲い掛かる敵にも怯まず前に出て、仲間を助ける。同位体はタドナ。パーソナルカラーは緑。
ダンスコスチューム
パーソナルカラーと同じ緑を主体としたコスチューム。[6]
都久井 沙紀(つくい さき)
声 - 黒沢ともよ
豊島区在住のダンスが得意な中学3年生。人とのコミュニケーションが苦手でグループの中にうまく馴染むことができず、元の世界でもひとりきりだった。一つのことに打ち込む集中力・粘り強さを持っている。“時のカケラを持った5人目”として伊純たちの前に姿を見せるが、コミュニケーションも、ダンスを踊ることも拒絶する。同位体はルピイ。パーソナルカラーは紫。
ダンスコスチューム
パーソナルカラーと同じ紫を主体としたコスチューム。[7]

ポッピン族[編集]

ポッピン族とは、主要キャラクターが迷い込んでしまう異世界「時の谷」に生息するダンスを生業とする生命体のことである。彼らはダンスをすることで発生するエネルギーで、世界の時間が正常に進むようになっている。

同位体とは、各キャラクターと心で繋がっているポッピン族のことであり、ポッピン族はそれぞれの同位体の心がわかる。

ポコン
声 - 田上真里奈
小湊伊純の同位体で、ポッピン族の男子タイプ。“時の谷”に迷い込んだ伊純にポッピン族のことを教える。わんぱくで感情がコロコロと表情に直接出てしまう熱血漢である。ポッピン族としての使命を果たすことに誇りを持っている。体色は橙色で胸に黄色い星のマークがある。
ルチア
声 - 石原夏織
日岡蒼の同位体で、頭脳明晰でクールビューティーな、同性からも人気が高いポッピン族の女子タイプ。メガネをかけており、知的キャラである。飛び出した前髪が特徴。体色は黒。
ダレン
声 - 本渡楓
友立小夏の同位体で、ポッピン族の男子タイプ。のんびりマイペースなキャラクターである。ベレー帽と長く両サイドに垂れた耳がトレードマーク。体色は黄色。
タドナ
声 - M・A・O
大道あさひの同位体で、ポッピン族の女子タイプ。可愛い頭巾をかぶり、見た目通り女子力の高いキャラクターである。上品な喋り方で、ポッピン族のなかでもアイドル的存在。体色は白。
ルピイ
声 - 新井里美
都久井沙紀の同位体で、ポッピン族の男子タイプ。気弱でビビリ体質だが優しい性格で芯の強いキャラクターである。孤立しがちな沙紀と伊純たちの間を橋渡ししようとする。特徴的な長い羽をいかしたダンスが得意。体色は菫色。

その他[編集]

長老(ラムタムラス)
声 - 石塚運昇
ポッピン族の長老である。
レミィ
声 - 山崎エリイ
「時の谷」を守っている巫女。とある理由で喋れなくなる。
深町美晴
声 - 田所あずさ
小湊伊純の後輩であり、陸上部ではマネージャーを務めている。
三橋ナナ
声 - 戸田めぐみ
小湊伊純の同級生であり、伊純と同じく陸上部に所属している。
小湊恵理子
声 - 島崎和歌子[8]
小湊伊純の母。
小湊俊平
声 - 小野大輔[8]
小湊伊純の父。自身の仕事の都合で妻子と共に東京へ引っ越すことになってしまった。
小湊元治
声 - 羽佐間道夫[8]
小湊伊純の祖父。伊純が心を許す存在。
レノ
声 - 内山昂輝
謎の少年
銀髪の女性[9]
声 - 斎藤千和
ミステリアスな雰囲気を醸し出す銀髪の女性。金丸と宮原は「エンドロールが終わっても絶対に席を立たないでください」とコメントしたが、殆どが謎の人物である。現在、関連する情報があまりに少ない。

スタッフ[編集]

  • 製作総指揮 - 高木勝裕
  • 製作 - 北崎広実、里見治紀、岩城農
  • 企画・プロデュース - 松井俊之
  • プロデューサー - 金丸裕
  • 原作 - 東堂いづみ
  • 脚本 - 荒井修子
  • 監督 - 宮原直樹
  • 助監督 - 高橋裕哉
  • 絵コンテ - 宮原直樹、平山美穂、高橋裕哉
  • キャラクター原案 - 黒星紅白
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 浦上貴之
  • 作画監督 - 浦上貴之、伊藤郁子
  • 色彩設計 - 永井留美子
  • 美術監督 - 大西穣
  • 美術設定 - 坂本信人
  • CGプロデューサー - 横尾裕次
  • CGディレクター - 中沢大樹
  • キャラクターモデリングリード - 米澤真一
  • BGモデリングリード - 笹井麻希
  • CG製作統括 - 氷見武士
  • 編集 - 瀧田隆一
  • 音楽 - 水谷広実片山修志、Team-MAX
  • タイアップ音楽プロデューサー - 宮地大輔
  • 音楽プロデューサー - 犬塚舞、小宮彩、大胡寛二
  • 音楽協力 - avex picturesavex music creative、DICE、Team-MAX、東映アニメーション音楽出版、FREE MARKET、レガートミュージック
  • 音響監督 - 宮原直樹
  • 音響制作 - Ai Addiction
  • アニメーション制作 - 東映アニメーション
  • 配給 - 東映
  • 「ポッピンQ」製作委員会 - 東映アニメーション、サミーセガゲームス セガネットワークス カンパニー

主題歌[編集]

主題歌「FANTASY」
作詞・作曲 - Daisuke"DAIS"Miyachi、編曲 - NATABA、歌 - Questy
挿入歌「未来(ソラ)の歌」
作詞 - Daisuke"DAIS"Miyachi、作詞 - Daisuke"DAIS"Miyachi・NATABA、編曲 - NATABA、歌 - Questy
オープニングソング「ティーンエイジ・ブルース」
作詞・作曲 - Daisuke"DAIS"Miyachi、編曲 - NATABA、歌 - P.IDL
プロジェクト「file(N):project PQ」のキックオフソングとして使われたが、その後正式にオープニングソングに使用されることが決定した。
卒業ソング「さよなら。ありがとう。」
作詞 - Daisuke"DAIS"Miyachi、作詞 - Daisuke"DAIS"Miyachi・Yuichi Ohno、編曲 - Yuichi Ohno、歌 - 小湊伊純(瀬戸麻沙美)・日岡蒼(井澤詩織)・友立小夏(種﨑敦美)・大道あさひ(小澤亜李)・都久井沙紀(黒沢ともよ)

ネットラジオ[編集]

Radio ポッピンQ〜ほんのすこし面白くする、それだけで世界は変わる〜』のタイトルで、2016年3月27日より音泉にて配信。4月29日(第2回)より隔週金曜日更新。7月22日(第6回)より、HiBiKi Radio Stationアニメイトタイムズでも配信が開始された。10月28日より毎週金曜日更新。パーソナリティは瀬戸麻沙美(小湊伊純 役)、小澤亜李(大道あさひ 役)、黒沢ともよ(都久井沙紀 役)が担当。また、『RadioポッピンQ「大道あさひの可愛いもの探そ♪」』のタイトルで特別ミニ番組も同じく配信されている。

ネット番組[編集]

マフィア梶田が気になってしょうがない「ポッピンQ」探検隊!』は、2016年7月22日よりYouTubeの「animate Times」チャンネルにて毎月第3金曜日にアップロードされている。出演者はマフィア梶田(ゲームライター)、金丸裕(「ポッピンQ」プロデューサー)である。また、第2回にはA応P福緒唯がゲスト出演している。

その他PR活動[編集]

2016年に入り、映画のPRとして多数のイベント参加やタイアップを行っている。

サンリオピューロランドでは、ポッピン族がハローキティと一緒にダンスを踊るスペシャルステージが開催された。また、ポッピンQはランド内にある「ビレッジショップ」の2016年フレンドリーカンパニーとして協賛している。

ミキハウス主催のイベント「ミキハウスランド」の特設ステージではポッピン族ショーが行われた。

特別番組[編集]

公開を記念して、『Q接近!もっと知りたい!映画「ポッピンQ」の世界』が各地で順次放送された。

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
岩手県 IBC岩手放送 12月17日 土曜 1:20 - 1:50(金曜深夜) TBS系列
静岡県 静岡放送 12月19日 月曜 1:20 - 1:50(日曜深夜)
宮崎県 テレビ宮崎 12月20日 火曜 1:49 - 2:19(月曜深夜) フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
福岡県 テレビ西日本 12月21日 水曜 2:35 - 3:05(火曜深夜) フジテレビ系列
鹿児島県 鹿児島テレビ 12月22日 木曜 2:55 - 3:25(水曜深夜)
青森県 青森テレビ 木曜 15:20 - 15:50 TBS系列
広島県 中国放送 12月23日 金曜 2:10 - 2:40(木曜深夜)
沖縄県 琉球朝日放送 金曜 5:20 - 5:50 テレビ朝日系列
富山県 チューリップテレビ 金曜 14:20 - 14:50 TBS系列
長野県 信越放送 12月24日 土曜 13:05 - 13:35
高知県 高知放送 土曜 14:30 - 15:00 日本テレビ系列
中京広域圏 メ〜テレ 12月25日 日曜 1:57 - 2:27(土曜深夜) テレビ朝日系列
石川県 北陸放送 日曜 2:08 - 2:38(土曜深夜) TBS系列
大分県 大分放送
山梨県 テレビ山梨 日曜 5:30 - 6:00
福井県 福井テレビ 日曜 16:55 - 17:25 フジテレビ系列
岡山県・香川県 山陽放送 12月26日 月曜 0:50 - 1:20(日曜深夜) TBS系列
長崎県 長崎放送 月曜 1:50 - 2:20(日曜深夜)
宮城県 東北放送 月曜 2:25 - 2:55(日曜深夜)
山口県 山口朝日放送 月曜 10:00 - 10:30 テレビ朝日系列
鳥取県島根県 山陰放送 月曜 15:55 - 16:25 TBS系列
兵庫県 サンテレビ 月曜 18:00 - 18:30 独立局
熊本県 熊本放送 12月28日 水曜 2:10 - 2:40(火曜深夜) TBS系列
愛媛県 南海放送 12月29日 木曜 1:05 - 1:35(水曜深夜) 日本テレビ系列
福島県 福島中央テレビ 木曜 1:40 - 2:10(水曜深夜)
新潟県 新潟放送 木曜 10:00 - 10:30 TBS系列

脚注[編集]

[ヘルプ]

出典[編集]

外部リンク[編集]