ろくでなしBLUES

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ろくでなしBLUES
ジャンル 不良学園ギャグコメディ
格闘漫画少年漫画
漫画
作者 森田まさのり
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 1988年25号 - 1997年10号
巻数 単行本:全42巻
文庫版:全25巻
テンプレート - ノート 

ろくでなしBLUES』(ろくでなしブルース)は、森田まさのりによる日本少年漫画作品。またそれを原作にしたアニメ、実写映画。1988年25号から1997年10号まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載された。

コミック版は全42巻。文庫版は全25巻。雑誌形態の総集編集英社オリジナル版は雑誌掲載時カラー完全再現、B5判、カバー無しで完全版エクストラとして全12巻で2008年 - 2009年にかけて月刊で刊行。

概要[編集]

東京都武蔵野市吉祥寺にある帝拳高校(建物のモデルは調布市にある東京都立神代高等学校)周辺を主な舞台とした、ヤンキー達による学園モノ漫画である。ギャグを所々にちりばめた短編と、他校の強敵とのバトルがメインの長編ストーリーの組み合わせによって構成されており、ボクシングも重要なテーマのひとつになっている。

「何やってんだおまえ!」や、「そうぢゃねえ!」といった独特のセリフ表記や、キャラクターの独特のポーズ・表情・リアクションも本作の特徴の一つである。

連載期間が1980年代後半から1990年代半ばにまたがっているため、作中に登場する高校生(特に女子高生)のファッションが、年を追うごとに徐々に変化している。初期は膝下スカートに三つ折ソックスだったものが、後期にはミニスカートルーズソックスになっている。 登場人物の名前はボクサーやプロレスラーなど格闘家にちなんだものが多く、また高校の名前は実在するボクシングジムから取られているものが多い(帝拳協栄角海老など)。

サブタイトルのネーミングやストーリーの演出にローリング・ストーンズTHE BLUE HEARTSの影響が見受けられる。またブルーハーツ公認で、メンバーをモチーフとしたレギュラーキャラクターも登場している。

1987年に掲載された読み切り短編『BACHI-ATARI ROCK』(同名の短編集に収録)が基になっている。また連載中は、不定期で番外編『ろくでなしぶるーちゅ』も連載されていた。登場キャラクターが全員2.5頭身のギャグ短編で、単行本も発刊されている。

登場人物[編集]

登場人物名はプロボクサーを始めとする格闘家芸能人から、高校名は有名なボクシングジム名ないし格闘技団体名から引用している。

メインキャラクター[編集]

前田太尊(まえだ たいそん)
本作の主人公。
一年生の時、ボクシング部と応援団との抗争を腕っ節と男気で治め帝拳高校の実質的な番長となったが、そういう類の地位には全く興味を持っていない。東京四天王の一人に数えられるほどのケンカ強さを持つが、その力をもって周囲に権力を誇示したりはせず、男気に溢れ仲間を大切にするため信望も厚い(大橋いわく「愛の戦士」)。しかし、「負けない」事に対するプライドは誰よりも強く、売られた喧嘩は全て買う上に、一度負けた相手にも負けを認めず自ら喧嘩を売る。初期は軽い癖毛のリーゼントだったが、だんだんとひさしが短くなっていく。怒るとろれつが回らなくなり、完全にキレると関西弁になる。凄まじいほど単純な性格で、感動的な話にはとことん弱く涙もろい。エロネタになると赤面したあげく気絶するなど非常に純情。どこか抜けており、変なところで小心。スポーツテスト以来禁煙するが、以降も時折は吸っている。学業成績は最悪で、試験の度にほぼ全ての科目で赤点を取り、英語4点など一桁台の点数を取ることも珍しくない。
ただし、授業中はいつも寝ているが出席状況が悪いわけではなく、いわゆる授業のサボりなどはほとんどしない。また、度重なるケンカや初期の喫煙など素行の悪さはあるものの、普段の気性や生活態度そのものが荒れているわけではないため、教師や生徒にも彼を本気で怖れている者は少ない。
大阪府出身で実家は尚輪寺という。次男であり本来寺の跡継ぎになる立場ではないが、長男・富士雄がグレたため跡継ぎとなるべく父によって「尊」の一字をつけられ太尊と命名される。ボクシング世界チャンピオンを目指して中学生のときに上京、富士雄のマンションに居候しつつボクシングジムに通っている。得意技はアッパーカットスクリューフック、ライトクロス(ストレートとスクリューフックを用いる2種類がある)のボクシング技。その一方でバックドロップローリングソバット、垂直落下式ブレーンバスターなどのプロレス技も得意としている。愛車のスクーターには「チャベス号」「レナード号」などと、尊敬するボクサーの名前を付けている。卒業後はプロボクサーになり世界6階級制覇を狙う。
女子の髪型の好みはポニーテールに大きな白いリボンで、制服の好みはセーラー服。女子の制服のデザインで帝拳高校入学を決めた(しかし彼の入学時には女子制服は既にブレザーに変更されていた)。千秋とは中盤で互いの想いを伝え合うが、それ以降も友達以上からあまり進展せず、終盤にやっと改めて交際を申し込む。女生徒からの人気は高く、バレンタイン・デーにはチョコレートを貰っていた。
音楽の嗜好はローリング・ストーンズ。自分に来たエアメールミック・ジャガーから来たものだと思い込んでいた。
名前の由来はマイク・タイソン前田日明[1]
山下勝嗣(やました かつじ)
太尊の中学時代からの親友。パンチパーマ。額が広く、それを指摘されるとキレる。米示と中学の頃にヤクザの弟に絡んで袋叩きにし、そのヤクザに報復されそうになった時に太尊に助けられ、その男気に惚れ込み、以来行動を共にするようになった。バイク屋の息子で、よく太尊にスクーターを貸しては壊されている。太尊ほどではないが成績は余り良くなく、父親に吹き込まれた「うちの店は慶長4年から続いている」との見え透いたホラを信じ込み米示に突っ込まれるまで気付かない間抜けな面もある。小学校時代から腕白坊主で、番長だったこともある。和美と付き合っており、スケベだが非常に一途。卒業後は家業につき和美と結婚した。
名前の由来は山下泰裕[1]と作者の高校時代の友人[2]
沢村米示(さわむら よねじ)
太尊の中学時代からの親友。鼻が大きく、それを指摘されるとキレる。成績は非常に優秀で、帝拳高校では中島と並ぶ。他高との抗争の時は、作戦を考えたり参謀的役割も果たす。小学校の時勝嗣のクラスに転入したことで知り合い、当時は大人しい少年だったが勝嗣に喧嘩を売られたのがきっかけで秘めていた喧嘩の才能が開花、結局は、勝嗣と親友になる。リーゼントヘアーにはこだわりを持っており、クシを常に携帯している。京都にさゆりという彼女がいる。卒業後はT大へ進学。
名前の由来は沢村忠[1]と作者の高校時代の友人[2]
七瀬千秋(ななせ ちあき)
本作のヒロイン。太尊の同級生。優しい性格で色々な人から慕われている。ごく初期の頃は勝気な言動や行動が見られ、後のキャラクター設定とは大きく異なっていたが、以降も太尊と薬師寺のケンカを止めるため歩道橋から飛び降りようとするなど、時折気の強い所、行動力を見せていた。太尊とは両思いだが、互いに奥手なため関係がなかなか進展しない。太尊が他の女子に言い寄られたりすると嫉妬をしたり、不安になって涙することも多い。あまりに純情な性格のため、生理になっただけで恥ずかしさのあまり太尊とまともに口も利けなくなるが、他の男子とは普通にしゃべっていたため太尊から誤解を受けたことがある。
今井和美(いまい かずみ)
太尊らの同級生で、連載初期に勝嗣の彼女となり以降交際を続けている。中学以来の千秋の親友だが、活発で明るく千秋とは正反対の性格をしている。人の噂などを5000倍に誇張して広める(勝嗣談)ため、よく誤解を招く。ただ親友である千秋のことはよく見ており心配もしていて、彼女に保護者的な態度で接することもある。千秋に負けず劣らず可愛らしい容姿で、バイト先の客である福田にしつこく交際を迫られたり、協栄の赤城に惚れられたり、修学旅行生に芸能人と間違われて追いかけられたりとモテる描写も多いのだが、千秋と一緒に不良に絡まれた時には大抵「こっちの女はいらない」「このアホそうな女」などと酷い言われようをされていた。看護学校へ進学予定であったが、高校卒業直前に勝嗣の子を妊娠したことがわかり、流産を勧められるが拒否、卒業と同時にできちゃった結婚。最終回では山下家で主婦業をしているらしい描写があり、息子の「拓人」が登場する。

前田家[編集]

前田富士雄(まえだ ふじお)
太尊の8歳上の兄。太尊いわく、「血管ピクピクさせたら最後、俺でも手をつけられない」と言うほどのケンカの強さ。極度の近眼メガネコンタクトがないと何も見えず、的外れなものに襲い掛かったりする。腕相撲もかなり強く24年間無敗らしい。パンチパーマにサングラス、アロハシャツという外見はヤクザそのもの。太尊とは登場する度に口ゲンカもしくは殴り合いになっているが、用高の自立を促したり、劣勢に追い込まれた太尊を助けようとしたりもしているので、何だかんだで弟たちのことは大事にしている。
高校在学当時から不良であり、卒業後は上京しジゴロになることを志していた。卒業後は念願かなってホストとして生計を立てている。作中では度々金持ちの女のヒモとなりかなり羽振りは良かったが、最終回では勤務していた店がマネージャーの持ち逃げで潰れたため、ダフ屋に落ちぶれていた。父・文尊との再会と地元大阪での就職斡旋を恐れていたが、結局文尊と出くわし連れ戻されかけていた。文尊に「寺の息子という運命に縛られてほしくない」と思って名づけられ、自由に育てられたため、寺の長男らしくない名前、性格になっている。
前田用高(まえだ ようこう)
太尊の1歳違いの弟。街中で「六甲おろし」を口ずさむほどの阪神ファン。後頭部に太尊の煙草ポイ捨てによってできた特徴的なハゲがある。かつては常に父の後ろにくっ付いて歩く気弱な少年だったが、その後空手を始め逞しく成長を遂げる。顔は太尊とよく似ているが、太尊に比べると幼い顔つきをしている。当初は阪神タイガースの選手になりたがっていたが、結局は寺の跡を継ぎ太尊の夢を応援する決意をした。
前田文尊(まえだ もんそん)
富士雄、太尊、用高の父で、尚輪寺住職。太尊いわく「世界最強のおやじ」。年齢に似合わない鋼の肉体の持ち主で、握力90kg、パンチ力200キロ、指立て伏せ連続1000回で、親指だけでも60回をこなすほどで、身軽さもあり東京から大阪まで下駄履きで走って帰るほどのスタミナもあり、トラックにはねられても数日で退院する頑丈さも併せ持つ。
太尊いわく、小さい頃に父・文尊にお仕置きされたときは「俺は小さかったからヘッドバット3連発で済んだが、兄貴は更にパイルドライバーを食らってた」とのこと。また、太尊の得意技であるローリングソバットは文尊の直伝で、自らも得意技としており、東京に来た時には因縁をつけてきたチンピラをローリングソバットで文字通り一蹴した。
弱点として大の医者嫌いであり、藤竹の往診を受けた時は、暴れるのを想定して藤竹の後輩の大学レスリング部員が多く駆けつけ、取り押さえられるほど。50代になった最近では体力がやや衰えたようだが、藤竹には「150歳まで生きるだろう」と言われている。
高校時代は極東高校の初代番長を名乗り、極東の正義の番長の系譜を開いた人物でもあった。後述の辰吉たちの大先輩にあたる。行動は聖職者とも思えない無茶苦茶さだが、彼なりのモラルにはうるさく、女性から金を巻き上げている富士雄に怒って蹴りを入れたり、現在後輩たちが通う極東高校が悪の番長に支配されていることに嘆息したりしていた。
前田茜(まえだ あかね)
太尊の一歳年下の従妹(文尊の弟の娘)。小さい頃はよく太尊らの実家に泊りがけで遊びに来ていた。「ブレザー着ようとすっとジンマシン出んねん病」に罹っている(本人談)ため、ブレザーの帝拳高校に転入しても長いスカートのスカーフ無しのセーラー服を着続けていたが、連載末期には帝拳高校の制服であるブレザーを着た。小兵二軍団、のち軍団保存会の一員。ケンカの前には必ず「戦いの舞」を踊る。大変な悪筆。小兵二に惚れているが素直になれない。

帝拳高校[編集]

2学年以上の上級生[編集]

畑中優太郎(はたなか ゆうたろう)
帝拳高校ボクシング部主将で太尊が入学する以前の帝拳高校番格だが、太尊同様そういう類の地位には全く興味がない。ボクシング部と応援団との抗争の責任を取り、無期停学となっていた。太尊とはスパーリングで2度対戦。最初の対戦ではバックドロップで負けるが、2戦目は太尊の無理な減量による体調不良により、なんなく勝利する。高校卒業後は辰東大ボクシング部に推薦入学、最終話ではオリンピックにて金メダルを獲得し、プロへ転向すると噂されている。両親を事故で亡くし、妹・なつみと2人で暮らしている。
輪島倍達(わじま ますたつ)
元応援団長。巨漢。長ランに腹巻、リーゼントにヒゲを生やした老け顔。太尊入学以後の帝拳高校副番的な存在。度重なる留年で、高校在学中に成人を迎え、またその年の卒業試験にも落第したので、卒業時には21歳になっていた。三迫工業の猛者20人を浜田と2人で難なく倒したり、勝嗣、米示、ジョーが束になっても敵わなかった上山を、満身創痍とはいえ破るなど、喧嘩の実力は高い。家業は建築業で、卒業直前から会社に入り仕事を勉強していた。卒業式では在校生に向かい、将来は建築王になると答辞を行った。
名前の由来は輪島功一大山倍達[1]
浜田弘樹(はまだ ひろき)
ボクシング部部員。太尊が入学する以後の帝拳高校副番的な存在。筋骨隆々の身体をしており、実力は輪島と並ぶ。畑中が卒業した後は主将として活躍した。校長のコネにより一流ホテルへの特別待遇での就職が決まっていたが、乗り気ではなかった。進路指導の沼田に嵌められた太尊と誠二を守るため沼田を殴り、卒業を目前にして退学、就職の話も取り消しとなるが、むしろ意気揚々として去ってゆく。太尊は誠二に去りゆく浜田の後ろ姿を「しっかり見とけ」と諭した。その後はトラック運転手になり、何度か太尊たちを助けている。
名前の由来は浜田剛史井岡弘樹[1]

1学年上の上級生[編集]

大橋英和(おおはし ひでかず)
ボクシング部所属。金髪。渋谷との抗争で入院した武藤と違い、ギリギリ卒業できる立場だった。しかし、武藤と共に留年することを決意し、沼田を殴って停学になろうとしたところ、偶然井岡が運んでいた木材が頭にヒットし入院した。結果的には留年したが、沼田を殴っていた場合停学どころの問題ではなく、(浜田の例によって)間違いなく退学になっていた。その後は前田らと共に卒業している。涙もろいところがある。ボクシングには非常に真面目に取り組んでおり、最終年には横浜帝拳高校のライバル細野に試合で勝利した。パンチはなかなかのものを持っているようで、半分まぐれ当たりながら太尊をKOしたこともある。しかし喧嘩ではあまり強いシーンは描かれず、三原や鬼塚にあっさり倒されている。武藤とソープに行く描写も描かれている。在学中からスナックにアルバイトで入っている。
名前の由来は大橋秀行赤井英和[1]
武藤章圭(むとう あきよし)
応援団所属。輪島卒業後部長を引き継ぐ。大橋とは元々犬猿の仲だったが、やがて親友となる。右目下には中学時代に恋敵と争った末にできた傷跡がある。彼もまた大橋同様出席ギリギリだったのと鬼塚にアバラを折られ入院したため、出席日数が足りなくなり留年している。卒業後を見越して在学中からパン屋でアルバイトをしていた。
名前の由来は武藤敬司松井章圭[1]
真冬(まふゆ)
暴走族「ブラウン・シュガー」の元メンバー。三迫工業に通っている同学年に恋人がいたが交通事故で亡くす。以来自棄気味となって周囲に冷たく刺々しい態度をとり敬遠されていたが、太尊や原田成吉と出会い、次第に性格に変化が現れる。成吉とはやがてひかれ合うが、恋人の死にまつわる後悔からなかなか彼との交際に踏み出せずにいた。しかし益朗の後押しもあり晴れて恋人同士となる。卒業後は美容師になる。
桑田(くわた)
応援団員。武藤がボクシング部の助っ人に行った際、団長代行を任された。
山崎(やまざき)
応援団員。体型は少し太っている。1巻から登場し、よく武藤とつるんでいた。協栄高校の生徒にやられた時、太尊が風邪を理由に仇を取ることを断ったことが太尊と輪島たちとの間に亀裂を生んだ。輪島と共に卒業しており、3年生の時期には全く登場していない。

同学年[編集]

原田成吉(はらだ せいきち)
高校生プロボクサーで、ボクシングにおける太尊の最大のライバル。女生徒にかなりの人気がある。暴走族とのトラブル(藤竹の娘を助けるため)が原因で網膜剥離となってしまい一度は引退するも、太尊と真冬に刺激されて手術を受けてプロとして復帰。後に日本チャンピオンとなり、単身アメリカへ武者修行へ行く。最初は千秋に惹かれていたが、次第に真冬に好意を抱くようになり、後に恋人同士になる。ボクシングでは、かなりのハードパンチャーで、テクニックも高く、太尊にライトクロスを指導したこともある。最終回は、プロボクサーになった太尊と世界王者となった成吉のボクシング世界戦で幕を閉じる。
中田小兵二(なかた こへいじ)
自称帝拳高校の番長。太尊のライバルを自称し、千秋に盲目的な恋心を抱いているが、太尊からも千秋からもほとんど相手にされていない。へたれキャラだがどこか憎めない作中一のコメディリリーフ。番長という地位に興味の無い太尊は彼を帝拳高校の番長と言っているが、校内では馬鹿の元締めと見られている。自ら「小兵二軍団」なる集団を勝手に作り、初代総帥となる。しかし入団者は小兵二の取り巻きを除くと写真部員や海老原のほかにはおらず、最終回では「軍団保存会」の総帥にもなっている。
主力格と比べるとケンカは弱く(連載時のカラーページではその実力を「幕下」と評価されたこともある)、あっさり負ける場面も多いが普通の不良よりは格段に強く、渋谷や浅草との抗争では一人で数人を倒し、ボクシングの対抗戦は猫パンチでKO勝ちするなどの活躍も見せている。偶然ではあるが太尊と島袋を同時に倒したこともある。さらに親は金持ちで運動神経もよくスポーツ全般が得意だったり、Tシャツのデザインが出来るなど芸術的才能もあり、色々恵まれてはいるが、自己顕示欲が強い性格のために派手で悪趣味なパフォーマンスを好み、ケンカに勝った際にも必要以上に、葛西戦後など嘘まで交えて武勇伝を喧伝するため周囲の人気は無い。太尊を陥れるために何かと悪だくみを企てては成敗され、ずり下ろされたパンツ一丁の姿で校庭に放置される「パンツずり下ろしの刑」をよく受けている(初回はパンツ一丁にされ、仰向けに校庭に放置されていた。丁寧にも制服は傍に畳まれて置かれている。この刑は中島やヒロトも受けたことがある)。太尊が鬼塚、薬師寺、葛西、川島などと闘った際、話の締めとして小兵二のギャグで終わるのは定番となっていた。連載中のキャラクター人気投票では太尊に次ぐ第二位に選ばれるなど読者人気も高かった。
名前の由来は田中小兵太[1]
渡久地丈一郎(とぐち じょういちろう)
通称ジョー。札幌享栄中学より転校してきた渡久地兄弟の兄。体格は大柄で短髪に強面。転入してきた当初は弟の誠二と共に下手に出つつ策略を巡らせて太尊から番長の座を奪おうと試みたが、太尊に倒され、その後は和解している。弟と比べると男らしい性格で、倒された後すぐ太尊に認められた。その後も太尊不在時に代わって他のメンバーをまとめたり、勝嗣たちも気がつかなかった太尊の性格と行動を指摘するなど、分析力、観察力に優れた頭脳派キャラとして活躍した。太尊からの直伝で、ソバットも使える。長身で実はバスケットボールが得意でかなり上手い。何かと誠二のことを心配したり、観月との恋をフォローしたりととても弟思いである。一時期、千秋に恋をしていた。
名前の由来はピューマ渡久地辰吉丈一郎[1]
中島淳一(なかじま じゅんいち)
写真部所属。長髪の鬱陶しい、典型的なオタク少年。顔はそっくりだが太っている淳二という弟がいる。その性格や外見から周囲に気味悪がられているが、密かに人気者に憧れていたらしく修学旅行のときは酒を飲んではっちゃける姿を見せ、周囲の笑いをとっていた。写真の腕前は非常に高く「コンクールで鬼のようにに入賞(本人談)」したり、一見しただけでは解らない出来の合成写真を作り上げたりするため、ときどき太尊たちに利用されることもある。一方で毎年減らされる部費(年間二千円)を稼ぐためアダルト雑誌盗撮写真を投稿することもある。その際はバレないように「マジかな!?」のペンネームを使用するが、単純なアナグラムのためすぐにバレてしまった。米示同様T大を受験した。在学中はさほど太尊らと親しくしていたわけではないが、卒業後もそれなりに親交があるらしく、最終回の太尊と成吉の試合にはカメラマンとして馳せ参じている。
大友弘之(おおとも ひろゆき)
小兵二の連れでパンチパーマの方。"小兵二軍団"の一人。初登場時はそれなりに悪そうなチンピラのイメージで描かれていたが、その後は小兵二の不始末を皆様に申し訳なさそうにお詫びするキャラクターが定着した。最終回まで小平二に付き従い、軍団保存会のメンバーになる。
小見山広成(こみやま ひろなり)
小兵二の連れで刈り上げの方。"小兵二軍団"の一人。弘之同様、暴走する小兵二の尻拭い役として定着。最終回まで小平次に付き従い、軍団保存会のメンバーになる。
吉野(よしの)
野球部のエースピッチャーで決め球はシュート。小兵二とは1年のとき揉めており、勝負して勝っている。この出来事が原因で小兵二は退部している(その後、三兵太の入部を賭けて再度勝負している)。かなり実力があるらしく、彼に憧れて入部した1年生も多い。三兵太に期待をかけている。
竹本美香(たけもと みか)
お団子頭が特徴的な太尊の同級生。元々は太尊が好きだったがある一件をきっかけに三兵太の彼女になる。
北澤(きたざわ)
小兵二のクラスメート。非常にサッカーが上手く女子生徒に人気があったが、小兵二にズボンを脱がされた事件がきっかけで人気を失う。北澤自身はそれをずっと恨んでおり、後に小兵二のズボンを脱がして報復するも、アクシデントにより相打ち。
ジェニファー加長井(ジェニファー かおさい)
太尊達の同級生。ポニーテールで一応ハーフの留学生。自称ハーフとも言われる。太っている。

1学年下[編集]

中田三兵太(なかた さんぺいた)
小兵二の弟。野球部員。性格は兄とは対照的にしっかりしている常識人で、太尊のことを尊敬している(太尊もしっかりした性格を気に入っている)。背が小さく童顔であるため、女生徒にモテていたが、その後、身長が伸び、さらには地道な努力を続けていたこともあって野球も上手くなったためさらにモテるようになる。そのことで兄の小兵二から嫉妬されている。また、一時ながら太尊をぶちのめし勘違いして起きた兄の傍若無人ぶりに眉をひそめ、太尊に小兵二を締め上げるように頼んだこともあった。実は太尊の幼少期と瓜二つである。
渡久地誠二(とぐち せいじ)
丈一郎の弟。転校当時は兄・丈一郎とともに太尊を陥れて帝拳高を支配しようと目論んでいたが、失敗が続いた上、自身の行いがもとで浜田を退学に追い込んだため、その後は改心し、太尊と和解した。ボクシング部に所属。アマチュアボクシングのルールにはかなり詳しく、ストーリー内でも的確に解説していたりもする。しかし、兄と違い小柄で喧嘩もそこまで強くはない。ストーリー内で鼻骨を3度折る。他にも、渡嘉敷にはスパーリングで病院送りにされ、葛西には肋骨を折られている。だが、鬼塚から拷問を受けても決して口を割らないなど、芯が強い面もある。恋愛に関しては純情で、美術教師の観月先生のことが好きだが、観月は井岡のことが好きだったために失恋。その際、「保険みたいで失礼だから」という考えから菅野ちほの告白を断腸の思いで断る。
名前の由来はピューマ渡久地と淺川誠二[1]
大柄蔵人(おおがら くろうど)
写真部員。中島の弟子で彼に写真に関する様々な技術を教わっている。名前に反して非常に小柄で大人しい生徒。優等生タイプで気弱そうに見えるが、非常に機転の利く性格をしており、太尊たちとも普通に会話でき、更に小兵二軍団の軍団員でもあったりと広い交友範囲を持つ。分解をする癖がある(作中ではライターやカメラなど)。
千原セイジ(ちはら セイジ)
連載終了直前になって登場した大阪からの転校生。大阪での縁から茜を「茜ネェさん」と呼ぶ。茜の誘いで小兵二軍団に加入し軍団幹部となった。
千原コージ(ちはら コージ)
千原セイジの弟。兄から「ちょっとネクラ」(雑誌掲載当時とコミックス42巻の第一刷では自閉症だったが第二刷以降はネクラに修正)と言われた通り終始無表情で無言だった。ここでは一応1学年下に分類しているが作中ではこの兄弟の年齢、学年は不明。

2学年下[編集]

大場浩人(おおば ひろと)
通称ヒロト。太尊たちが3年時の時の主要キャラクター。中学時代に米中の番長を張っていたとき、ある事件をきっかけに太尊と知り合う。帝拳入学後は太尊を「殿」と仰ぎ尊敬している。怯えると高い場所に上る。基本的にこの漫画の登場人物は武器を持ち歩かないが、彼はメリケンサックを常備している模様。ひなのに好意を抱いているため、海老原と折り合いが悪い。
空回りと悪ノリのひどさで加減を見失いがちで、深刻な問題を引き起こし、後悔に駆られることもしばしば。ケンカっ早く強気な行動に走りがちだが、実力は武闘派の中では弱いほうで自身が重傷を負うことも多い。鶴田や八尋を不意打ちで下す星をあげたことはあるが、いずれも後先考えない手段を用い、しかも両人とも病院送りにし、戦功としてはマイナスに働いている。一方で太尊へのまっすぐな尊敬と信頼の念は、他校との抗争で太尊の最後の底力を引き出している。また、太尊に頼っているだけの自分の現状を悩み、あえて太尊にタイマンを挑んだこともある。最終話では一年留年して卒業した。
名前の由来は大場政夫THE BLUE HEARTS(当時)の甲本ヒロトで、外見のモデルもTHE BLUE HEARTS時代の甲本本人をモチーフにしている[2]
海老原昌利(えびはら まさとし)
通称マーシー。中学時代に留年しているため、2学年下だが年は太尊の1つ下でヒロトの1つ上にあたる。中学で留年ということから、入学時に教師から「前田以上」と言われた。中学時代に不良グループの頭にタイマンを挑むが、大勢で袋叩きにされた挙句、カッターナイフで額に傷を付けられ、その額の傷痕を隠すために常にバンダナを巻いている。その負傷事件以来、人を信じず孤独な一匹狼的スタンスをとっていたが、太尊と出会い熱いタイマン勝負に負けて仲間になる。
本人いわくプロレスは得意で、跳び膝蹴りが必殺技。喧嘩の腕もかなり立ち、敵のNo.2との対戦も多い。敗戦の描写も少ない。本人はほとんど異性に興味が無いようだが、女子生徒に非常に人気がある。前田らとの和解・仲間入り後は、やや天然ボケな一面も見せ、小兵二軍団の一員にも加えられることとなり、その後いつも小兵二軍団のTシャツを着ている。八尋とのタイマン勝負の回以後は、他校ながら彼と一緒にいるシーンも多い。
名前の由来は海老原博幸とTHE BLUE HEARTS(当時)の真島昌利で、外見のモデルもTHE BLUE HEARTS時代の真島本人をモチーフにしている[2]
松村純之助(まつむら じゅんのすけ)
ヒロトの中学時代からの相方。ヒロトと行動をともにしているため、なにかと面倒に巻き込まれることも多いが、比較的常識人。女性には優しく、その優しさに付け込み自分を騙していた女子高生にさえ手を上げることができなかった。
名前の由来は元東洋太平洋フライ級チャンピオンの松村謙二、外見のモデルはTHE BLUE HEARTSの河口純之助[2]
石松徹也(いしまつ てつや)
モヒカン頭の巨漢。喧嘩の際は怪力に物を言わせて相手を投げ飛ばす。頭脳は明晰でなくすぐに自爆してしまい、その体格とどもり口調で誤解を受けやすいが、無用な争いは好まず朴訥な優しい性格。タイマンの戦歴は少ないが、実力は海老原と並ぶ。実際太尊や仲間たちは石松がバイクを持ち上げるなどの力を見せた際、驚いて何も言えなくなってしまった。海老原の親友で一番の理解者。
名前の由来はガッツ石松、外見のモデルはTHE BLUE HEARTSの梶原徹也[2]
加納(かのう)
写真部員。眼鏡をかけている。中島のお祝いをよそに「早く帰ってFF6の続きをやりたい」と発言したりもしているので中島および写真部の活動に関してはあまり熱意を持っていないようだ。大柄の勧誘で後に小兵二軍団に加入する。
篠山(しのやま)
写真部員。やや太り気味の生徒。加納同様に大柄に誘われ小兵二軍団に加入。
槙原ひなの(まきはら ひなの)
生まれつき茶髪のショートカット。海老原に好意を抱いている。ヒロトとは喧嘩友達のような関係。
ナミエ
ひなのやヒロトらの同級生の「遊んでるスケベな女子高生」。男の股間勃起させることを生きがいとしている。ひなのへの嫌がらせのような形で海老原に迫るが、当の海老原に「お前嫌いだし」と一蹴された。
菅野ちほ(かんの ちほ)
1年生。誠二が好きで告白するが振られてしまった。
中島淳二(なかじま じゅんじ)
中島淳一の2つ下の弟。兄同様に長髪だが太っている。クラスメイトの不良グループからパシリにされていたが、兄の援助で太尊達と一緒に移っている合成写真をパシリにしていた連中たちに見せ、反対の立場にしてやった。その後は、兄・淳一に「鍛えてやってほしい」との理由から、小兵二軍団に入団させられた。

3学年下[編集]

慎二(しんじ)
ヒロトの後輩の中学生。彼の軽い気持ちで発した看板に胡坐をかく一言がヒロトに大きな影響を及ぼした。太尊達の卒業後、帝拳高校へ入学したことが最終回で明らかになる。

教師[編集]

近藤真彦(こんどう まさひこ)
帝拳高校ボクシング部顧問で、太尊たちのクラス担任。太った体にヒゲ面が特徴。通称マサさん。当初はマサさんと呼ばれると「近藤先生だ」と訂正したが、途中から訂正しなくなった。教師の鑑のような存在で、人を中身で見ることから太尊をはじめとして様々な生徒に慕われている。普段は非常に温厚で物腰も柔らかいが、非ありと見なした時にはたとえ目上の相手でも女性でも毅然とした態度で意見する。
大学時代は藤竹とレスリングでも恋愛でもライバル関係であり、日本屈指のレスリング選手で、オリンピック代表に三度選ばれるものの、様々な事情で結局一度も出場は叶わなかった。特に二度目の代表選出のときは、藤竹の彼女である綾が交通事故に遭い、特殊な血液型である近藤からの輸血なしでは命が危なく、輸血をすれば代表には間に合わないという極限の状況の中、迷うことなく輸血をして彼女を助けるという選択をする。しかもその事実を一切口外することなく、教え子の太尊らにすら「代表を外れたのは尻のできものが悪化したからだ」と伝えていた。近藤のそういった人格ゆえにその関係を藤竹らも楽しむことが出来ており、友情も未だに継続している。後に美術教師の浅野洋子と職場結婚し、三つ子をもうける。
井岡(いおか)
帝拳高校の英語教師兼生活指導係。先の割れた竹刀を常に持ち歩いている。パンチパーマにサングラスというヤクザそのものの外見で腕力も強く、赴任当初は非常に恐れられていた。だが、太尊に殴られてパンチパーマがハゲを隠すためのカツラと発覚してからは急速に権威が失墜。以来、太尊を目の仇にして何度も復讐を企む。しかしながら基本的には心から生徒を思い遣っている良い教師で、太尊や誠二と負傷するほどの殴り合いになっても、男と男の勝負に教師と生徒の関係は無用とのことで不問にするなど男気のある人物である。後半では太尊と喧嘩友達のような関係になっており、彼に悩みを打ち明けられた太尊が一肌脱ぐことも多々あった。
強面な外見に反して小心者なところがあり、女性に対しては純情でまともに目を合わせて話すこともできない(サングラスを常用しているのはそのため)。また、自分に自信がないことを伺わせる発言も多い。開き直ると思い切った行動に出るタイプで、浅野に振られた後は残っていた頭髪を全部剃りスキンヘッドになった(しかしカツラは相変わらず被っている)。初めは美術教師の浅野に惚れていたが、その浅野はマサさんとの結婚で退職。その後、浅野の後任として赴任してきた観月をめぐり、何度となく誠二と恋の鞘当てを行ったが、最終的には勝利を収めて彼女と結婚を果たした。
竹原(たけはら)
帝拳高校の体育教師。「高校生らしい頭髪ではない」との理由からヒロトや勝嗣等を強制的に丸刈りにしたり、女生徒へのセクハラなど横暴の限りを尽くしていたが、行き過ぎを咎められ学校から謹慎処分に。復帰後もあらゆる手を使い、太尊らを退学処分にしようと目論んだ。その後、実家の父が倒れたために休職。その事件が自分の教師としてのあり方を考え直すキッカケとなった。最終話では復職し、留年したヒロトの担任を勤め上げた姿が描かれている。
校長
通称キング。本名不明。登場初期は奇抜なキャラクターだったが、連載が進むにつれて外見以外は普通の性格に落ち着いた。太尊たちの卒業式で結婚式のスピーチのような挨拶を行っている。最終話では太尊や成吉の母校の校長であることをちゃっかりアピールしていた。不良たちを嫌っているような言動も何度か見られたが、彼らの将来をそれなりにきちんと慮っており、自分に言い寄る沼田の考え方には否定的だった。
沼田(ぬまた)
進路指導教師。陰湿な性格で生徒に嫌われている。「不良生徒は冤罪に陥れてでも排除すべき」という思想の持ち主で、太尊たちを常に目の敵にしており、少なくとも彼らを「処分」する気はあっても「教育」「指導」しようとする気はほとんどない、ある意味マサさんの対極に位置する人物。教頭に昇格するために校長にあからさまなおべっかを使うなど、出世欲だけは異常に強い。
藤竹(ふじたけ)
保健教師。保健教師になる以前は、名カットマンとまで言われる程の腕を持っていた。近藤とはかつて同じ大学の学部違いで共にレスリング部に所属し、国内でトップの座を争うライバルであり、マネージャーの綾をめぐる恋敵でもあった。持病の悪化により代表を辞退した近藤のかわりにオリンピックに出場したが、現地で下痢になってしまったことがある。綾が交通事故で命を落としかけたときに自分が救えなかった後悔から、医師になることを決意した。原田成吉の保護者的存在。
具志堅(ぐしけん)
体育教師。幼児みたいな舌足らずな口調でしゃべるが、作品の後半では普通の喋り方に直っている。いつも乱闘になる太尊たちのクラスの授業に頭を抱えているが、授業に罰ゲームなどを取り入れるなどしてうまく太尊たちをコントロールしている。
笠(りゅう)
古文担当の老教師。普段は何をされても怒らない穏やかな人物であるため生徒からナメられ、授業中は自由時間のような状態だった。しかし、本来は一度怒ると歯止めが効かなくなる性格だったため最愛の妻に逃げられており、それ以来怒らないように心掛けてきた。空手の達人(七段)で鬼のように強く、竹原を蹴り倒して以来生徒たちが大人しくなった。
丸山(まるやま)
教師の一人。担当教科や担任のクラスは不明。だらけている吉野を注意し警告を与えていた。
浅野洋子(あさの ようこ)
美術担当の美人教師。数々の生徒・教師を魅了・翻弄していたが、自分を本気で叱ってくれたマサさんに惚れ(実は前々から好感を持っていたが、会話に踏み出す機会がなかった)、彼女の方から告白し、やがて結婚・寿退職した。好みのタイプはブルータスでハゲは好みではないらしい。マサさんとの間に三つ子をもうける。
観月真梨絵(みづき まりえ)
寿退職した浅野の後任として赴任してきた23歳の美術教師。童顔かつ子供っぽい言動がトレードマークで、学校のアイドル的存在。彼女をめぐり井岡と誠二が激しく争った。絵のモデルを頼んでいる内に井岡と相思相愛となる。金や権力には一切興味が無く、御曹司との見合いの席を断って井岡と結婚した。

帝拳高校以外の吉祥寺の高校[編集]

米倉商業高校[編集]

島袋大(しまぶくろ ひろし)
米倉商業高等学校の番長。困っている人を見過ごせない人格者で、後輩の面倒見も良く人望は厚く、正義を愛し卑怯なことを嫌う。筋の通らないことがあると、体を張って後輩を守る。ただし「玉袋」と呼ばれると激怒する。かつては柔道部のエースだったが、佐藤霧子を助けた事件(後述)が原因で柔道を断念している。また、その事件が原因で留年し、2年生を2度経験している。
自動車事故を機に太尊と知り合う。太尊とはしょっちゅう喧嘩する仲だが、心の底から敵視しているわけではなく認めている部分も多く、いざという時は互いに助け合う戦友でもあり、実質吉祥寺に於いては太尊と対等に接する数少ない存在。困っている人を助けようとしたら太尊と同時だったというのは恒例のネタである。喧嘩にも柔道技を駆使するため、狭い所では本領を発揮出来ないのが弱点で、他校との抗争の時は油断や場所の悪さから辰吉・鬼塚・葛西らに一方的に倒されているが、太尊とケンカするときは互角に戦い勝負がつかない。故に吉祥寺近辺では唯一太尊の帝拳高校にやられていない高校として米倉商業高校の名が挙がっている。卒業を前に就職活動を続けていたが、留年しているのが影響してか全く結果が出ず落ち込んでいたところ、後述の赤城のアメリカ行きの話が無くなりかけたのをフォローしたのをきっかけに、赤城からたこ焼き屋台を引き継いだ。
名前の由来は島袋忠司[1]
八尋(やひろ)
米倉商1年。角海老中出身。攻撃的な性格で喧嘩もかなり強い。太尊と本気で争おうとしない島袋に苛立ち、奇襲で島袋を倒し、米商の番長の座を奪い取る。しかし、島袋の真の強さに感服し、舎弟として数々の戦いで活躍するようになる。海老原とは1度対戦して負けているが良きライバルであり、お互いに認めているところもある。同級生の霧子のことが気になるが、霧子が島袋に惚れているために素直になれない。霧子の島袋への恋のために一人で不良たちと戦って袋叩きにされたこともあった。
杉谷(すぎや)
武藤の中学時代の同級生。中学時代はナイフやチェーンを普段から携行し、ケンカの度に取り出すような男だった。武藤との一件をきっかけに高校生になってからは卑怯を嫌う正々堂々とした人物へと変化した模様。
佐藤霧子(さとう きりこ)
佐藤零の妹。中学時代に協栄高校の不良に絡まれている所を島袋に助けられたのをきっかけに米倉商業に入学、柔道部のマネージャーとなる(しかし島袋は、霧子を助けたために追試の時間に遅れ留年、柔道部を退部してしまう)。八尋とはクラスメート。八尋の気持ちにはまったく気づいておらず、八尋のことを野蛮な不良と思っている。
アイコ
武藤、杉谷の同級生で杉谷の恋人。かつて彼女を巡って武藤と杉谷が争ったことがあるがアイコは杉谷の方に想いを寄せていたため、武藤は身を引くことになった。中学時代の髪型は眼鏡にポニーテール、高校では髪を下ろし眼鏡も外していた。

協栄高校[編集]

赤城肇(あかぎ はじめ)
協栄高等学校の番長。無類の好き。元々はパンチパーマだったが、飲み比べで太尊(の酒乱癖)に負けて以来、太尊への敬意としてスキンヘッドにしている。太尊には頭が上がらず敬語を使っていたが、渋谷との抗争時から同格的な扱いになった。井の頭公園で評判のたこ焼き屋台を経営。かつてかなり本気で和美に惚れていた。
小説版では吉祥寺のNo.3と評される実力者で、米示たちすらその格は太尊や島袋より上と認めるほどのもので、中学時代同級生の鬼塚には前歯を折られていたり、上山とのタイマンにも敗北するなど、作中の戦歴は良くないが、卒業後もOBとして泣きを入れてくる後輩達の様々な世話を焼いている。ただし、あまりに無茶な頼みごとをされた際にはたこ焼きの具をぶちまけて追い払う(具は回収して使おうとしたが、猫に食われて果たせずに終わる)など、筋はきっちり通している。伯父の紹介によりアメリカのダラスでたこ焼き屋を始めるチャンスを得るが、太尊たちのミスにより話がなくなりかけた。そこを島袋にフォローしてもらいことなきを得る。その後、屋台を島袋に託しアメリカに旅立つ。
西沢(にしざわ)
協栄高等学校の生徒で、三迫中学校の卒業生。トップに立つという欲望だけは強いが、それだけの器はなく姑息な手段でしか勝つことが出来ない男。中学時代、タイマンを申し込んだ海老原を仲間と共に袋叩きにし、さらにはカッターで額に傷を付けた。高校に入ってからも1対1で戦うことはせず、1人を数人で袋叩きにするようなことばかりしていた。やがてその悪評が太尊や島袋の耳に入ると、ようやく海老原との一騎打ちを約束するが、それは形だけで、実際は八尋との決闘も同じ時刻に指定し、鉢合わせた海老原と八尋の一騎打ちを画策し漁夫の利を狙った。だが最終的には海老原に返り討ちにされる。その後、ヒロトの話では八尋にもぼこぼこにされ、赤城にも説教されたらしい。海老原と八尋は、この時のタイマンをきっかけに結びつくことになる。
神代(かみしろ)
赤城の舎弟その1。スキンヘッドで眼鏡の人。
坂本(さかもと)
赤城の舎弟その2。モヒカン頭でちょっと太めの人。輪島に飲み比べに負けたことで眉毛を剃られたあげく頭も剃られ、仕方なくモヒカンにした。赤城にはウルトラマンみたいなツラにされたのかと誤解され呆れられた。
福田(ふくだ)
女たらしでバイト中の和美にちょっかいを出していた。勝嗣と揉め、1度は多人数で袋叩きにして勝利するが、その後のタイマン勝負で敗北する。
ヒトシ
西沢の連れ、その1。西沢の加勢をするために控えていた。
和也(かずや)
西沢の連れ、その2。
下西(しもにし)
石松の中学時代の同級生。石松に対して深い尊敬と信頼を持ち合わせている。

角海老高校[編集]

平仲光二(ひらなか こうじ)
角海老高校の番長で、なつみの彼氏。高校のボクシング大会で畑中との試合中に左拳を潰したことが原因でグレた。その後畑中を心の底から恨み、畑中の高校最後のボクシング大会を理由に他校との抗争を起こせない前田たちを痛めつけた。しかし、最後は逆上して手を出してしまった太尊により打ちのめされ、やけになって使える右の拳も潰そうと壁にパンチを繰り出そうとしたが、その壁に畑中が手を差し伸べたことで和解し、自らの行いを本当に反省した(この時畑中はバンテージを厚く巻いていたため、拳には一つも傷を負わずに済んだ)。過去に他校の不良に絡まれていたなつみを助けたこともあり、根は悪い人間では無い。
誠(まこと)
光二の命令でなつみを迎えに行った時、太尊に一発殴られただけで逃げて行った。
畑中なつみ(はたなか なつみ)
角海老高校の女生徒。帝拳高校ボクシング部主将、畑中優太郎の実の妹で、光二の彼女。兄優太郎とのボクシングの試合で拳を潰し、それが原因でグレた光二に対しては、最後まで本当の彼の姿を信じていた。

三迫工業高校[編集]

三原剛史(みはら つよし)
三迫工業高校の番長。ブラウンシュガーとの抗争の中、当時真冬の彼氏だった武士の策略にはまり、警察の目の前で武士の右目を殴ったために年少(少年院)行きとなった。出所後、留守を任せていたナオトが喧嘩に負けた事を知って激怒し、彼に徹底的な制裁を加える。その後、真冬への報復と太尊への敵対心のために舎弟を率いて帝拳高校を襲撃。電話線を断ち切った上で勝嗣らを始めとする生徒、更にはマサさんにまでも暴行を加える。その後、賢徳寺にて武士の墓の前にいる真冬を仲間と共に痛めつけ復讐を果たそうとするも襲撃時には不在だった太尊、輪島、浜田の3人が駆けつけたことにより阻止された。最後は武士の墓に頭を叩きつけられてKOされた。極悪卑劣なその性格もさることながら、大橋・勝嗣を全く問題にせず太尊とも互角の勝負を繰り広げるなど喧嘩に関してもかなりの強さを誇る。
飯泉ナオト(いいずみ ナオト)
三迫工業高校の生徒で、米示の中学時代の同級生。当時米示の彼女であったさゆりに散々迫った挙句、その唇を強引に奪った軟派的な男であり、キャラ的には硬派の三原とは対照的である。空手の有段者であり、殴り込みをかけた米示をあと一歩まで追い詰めたが、最後は米示の前でさゆりの事を「インラン女」と罵った事が仇となり、これにキレた米示によって形勢を逆転されて倒されてしまい、その後、年少から出所して復学した三原に敗北を知られ、激怒され制裁を受ける。三原が年少送りになっていた間には留守を任されており、三原に次ぐナンバー2と察せられるが、三原に対しては決して逆らえない。三迫工が帝拳に殴りこんだ後、武士の墓のある賢徳寺で太尊に半殺しにされ、それ以降まったく登場しなくなった。太尊とも同じ中学の卒業生であるはずだが、お互いに面識はなかったようである
赤井武士(あかい たけし)
三迫工業高校の生徒で真冬の彼氏だった人物。ブラウンシュガーとの抗争を警察に連絡したため、ブチギレた三原に右目を潰され視力を失った。後に、医者に止められていたバイクに乗ってしまったのと、トラックの居眠り運転に巻き込まれて命を落とす。

吉祥寺以外の高校[編集]

渋谷楽翠学園[編集]

鬼塚(おにづか)
渋谷楽翠学園の番長。東京四天王の一人。ランチコートを愛用している。学年は太尊たちと同じだが、中学のときに留年しており年は一つ上になる。人を振り回す程の怪力を見せている。また、太尊にはアゴを割られても立ち向かっていき、葛西にはアバラを折られてもギブアップしないと、かなりの精神力が伺える。
登場時は非常に卑劣で冷酷非情な男であり、力と恐怖で仲間を支配。味方であってもミスがあれば殴りつけ、気に入らない暴走族のリーダーを半殺しにし、島袋と組み合っていた須原を2人まとめて2階から突き落としたりと、仲間を道具としか見ていなかった。しかし、吉祥寺の面々との抗争で太尊に敗れた後は仲間の大切さを知り、改心して上山にその座を禅譲、後に仲間と心を通い合わせた真の渋谷のリーダーに成長している。太尊に対しては自分の過ちに気付かせてくれた恩人として感謝している。大阪抗争編では、四天王共闘の時には沈着冷静・理知的な描写が多く、暴走する川島に仲間との信頼を諭す姿すら見せた。
上山(かみやま)
渋谷楽翠学園のNo.2。輪島に匹敵する体格でボディ攻撃が通用しない。吉祥寺との抗争では、勝嗣、米示、ジョーを3人まとめて倒し、赤城にホースで首を絞められるも針金で閉められたホースを引っこ抜いて勝利し、高い実力を見せ付ける。輪島には今までのダメージもあり、善戦したものの敗れるが、その風貌と圧倒的なパワーは、赤城から「ビガロ」と喩えられたり、「本当は鬼塚より強いのではないのか」などと言われていた。鬼塚が吉祥寺の面々から散々けなされた時には何も言わなかった樂翠の面々が、上山への悪口に怒って吉祥寺の面々と乱闘するなど、鬼塚とは違い純粋に仲間から慕われている。赤城に諭されて鬼塚との決別を決め、抗争後は形式上彼が頭になったが、再登場した時には仲間からの厚い信頼を得た鬼塚にトップの座を返上している。極東との抗争では、一度川島に倒されるが、後に須原と2人で勝嗣たちの元に駆けつけ、地下駐車場での抗争に参加した。
須原(すはら)
楽翠学園のNo.3。太尊と同じ大阪出身で関西弁で喋る。軽い身のこなしを活かした戦法が得意。太尊のパンチをバク転でかわしたところ、ゴミ箱の上に降りてしまいはまりこんで転倒したり、ベルトを引き抜いて太尊を打ちのめそうとするとかわして倒れた太尊にズボンを引きずり降ろされてしまうなど、初登場時間もなく数度にわたってギャグシーンを披露した。吉祥寺との抗争では鬼塚のあまりの非情・卑劣さに嫌気が差して戦意を失い、鬼塚への精一杯の反抗として島袋にわざと投げられ続けてKOされる。再登場時には鬼塚に軽口を叩いており打ち解けていることが伺える。鬼塚の件で太尊にも義理を感じているようで、四天王制覇を目論む葛西の警告をしに吉祥寺までやって来る。極東との抗争では、一度川島に倒されるものの、上山と共に再び抗争に参加する。
小太郎(こたろう)
外見が小柄で気弱そうな雰囲気を持つ。鬼塚に陰口を聞かれてしまい、死刑宣告を受けて太尊らと共に吉祥寺に逃げる。鬼塚の命令に背き負傷した仲間をかばうなど、芯の強い一面もある。
松本(まつもと)
楽翠学園の生徒。渋谷で和美をナンパした。この時に止めに入った勝嗣といざこざを起こしたことがきっかけで後の渋谷と吉祥寺の間で抗争が起こった。
古城(こじょう)
松本の救出と太尊達への報復のために鬼塚を呼びに行った。

浅草笹崎高校[編集]

薬師寺(やくしじ)
浅草笹崎高校の番長。東京四天王の一人。太尊同様、無駄な喧嘩を好まず名を上げることにも興味を示さないが仲間を大事にしていることから人望は厚い。なお後に発売されたコンビニ版コミックスによると、後述の鶴田、亀岡とは上下関係の無い間柄であり、劇中でもタメ口、かつ名前もさん付けでなく、呼び捨てで言い合う仲であった。空手を習得しており、特に蹴り技が得意だが、状況によって目隠しや関節技などのテクニカルな技も使用する。また太尊のアッパーを凌ぐなど、防御技術にも長けている。
かつて吉祥寺に住んでいた時期があり、その頃の同級生である千秋や和美とは「ヤッくん」と呼ばれる仲。特に千秋には中学時代に転校してからも想いを寄せており、太尊とは四天王としての宿敵であると同時に千秋を巡る恋敵でもある。太尊と争う気は無かったが、本人を眼前にして勢いで千秋を連れ去ってしまい帝拳との抗争が勃発、必然的に決着を付けることとなってしまう。大阪抗争編では千秋と和美の呼び出しに応じて参戦。他の四天王との兼ね合いからか葛西に突っかかったり、大勢の敵がいるにもかかわらず大技を出して隙だらけになってしまい、一斉に反撃される(しかも2回)などやや軽率なキャラクターになっていた。千秋を吹っ切った後は、気恵という子を追っかけているらしい。
鶴田(つるた)
浅草笹崎高校のNo.2。角刈りに眉無しとかなりの強面。亀岡と吉祥寺に殴り込み、喫茶店にいた勝嗣・米示・松村を打倒して宣戦布告とした。相当の実力者だが、何よりも危険なのはその凶暴な性格で、椅子で勝嗣たちを叩きのめし、太尊の頭に缶がぎっしり詰まったゴミ箱を振り下ろすなど、およそ容赦というものを知らない。リベンジに来た勝嗣・米示と小兵二を苦戦しながらも返り討ちにしたが、直後にヒロトの奇襲を受け滅多打ちにされて病院送りとなった。池袋抗争編では薬師寺・亀岡がやられた後にあっさりと降伏したり、大阪抗争編では太尊に余計なことを言って殴られたり、鷹橋が川島の心情について説いているところにしゃしゃり出てきて梅津に蹴り飛ばされるなど、無粋な面が目立った。
亀岡(かめおか)
鶴田と並ぶ浅草笹崎高校のNo.2。アフロヘアーと揉み上げが特徴。弾けた髪型とは裏腹に落ち着いた性格で、鶴田の抑え役であり笹崎の参謀的存在。名を上げようとしない薬師寺に業を煮やして鶴田と共に吉祥寺に殴り込み、強引に抗争の原因を作る。鶴田と違って喧嘩は強いとは言えず、浅草において太尊に一方的にやられ、その後リベンジに燃えるも今度は海老原に倒された。池袋抗争編では葛西に適わないと悟ったためにバイクで鶴田を後ろに乗せながら逃走中に偶然遭遇した葛西にラリアットを浴びせられ重傷を負う。浅草花やしきローラーコースターがお気に入り。
ユージ
薬師寺の舎弟の一人。薬師寺に味方の被害を伝えた。

笹崎北高校[編集]

六車(むぐるま)
笹崎北高校の番長。自信過剰な性格。自分に初の黒星を味合わせた上に、顔に傷を付けた薬師寺を付け狙っている。浅草に来た太尊と薬師寺を巡って戦ったが敗北し、たまたま出会った千秋を人質にして報復しようと画策するも、薬師寺によって阻止される。最後は太尊に共闘を持ちかけて薬師寺の打倒と浅草の確保を図るが、制裁のアッパーを受け完全に粉砕された。

池袋正道館高校[編集]

粗暴な生徒が多いため「卒業後は半数が本職につく」と言われて恐れられ、地域住民からも眉を顰められる高校。
葛西(かさい)
池袋正道館高校の番長。東京四天王の一人。殴る蹴るといったオーソドックスな攻撃も得意であるが、ドロップキックやバックブリーカー、ラリアットなどのプロレス技も得意とする。太尊との初戦ではライト・クロスをも繰り出し、太尊を驚愕させた。
かつて番長に挑むもバットで不意打ちを受けアバラを折られ敗北、仲間からの信望を失い見捨てられた。その後再戦し勝利するも、一度仲間を失ったトラウマから、強さを示すことでしか仲間の信頼を得られないと考えており、強い人間を倒し続けることに執着する。東京四天王の一人に数えられるのを嫌がって、自分が最強であることを示すために四天王制覇を狙い、太尊を含む四天王の三名に圧倒的な強さで完勝した(その際最後にアバラを折る儀式を行っていた。太尊のみ坂本が止めたためにアバラ折りの儀式は行っていない)。再戦を挑んできた太尊には最終的に眉間をぶち抜かれリベンジを果たされている。その後は仲間と固く信頼し合うようになる。大阪抗争編では、川島にかつての自分の姿を重ね、鬼塚、薬師寺とも和解した。
坂本(さかもと)
池袋正道館の生徒。かつて葛西が敗れた際唯一彼のもとに残り、葛西の仲間の中で唯一名前を呼び捨て、かつタメ口で話す間柄であった。そのため葛西から特別視されており、後述するように劇中にて葛西と戦う事になるが、それまでは何があっても坂本には一切手をあげなかったとされる。グループからは一歩距離を置いた位置にいるが実質池袋正道館のNo.2。親友ゆえに徐々に暴走を始めた葛西を案じていた。太尊と葛西の直接対決を前に単身吉祥寺に出向き太尊に葛西を止めてくれるように依頼する。ケンカはかなり強く力量を測るために太尊や、暴走を止めようと葛西とも闘った。
西島(にしじま)
正道館No.3。長渕剛を意識した風貌だが、帝拳連中からは「勉三さん」と呼ばれる。蹴りで電話ボックスのガラスを割ってヒロトを捕らえ、井の頭公園では七井橋で海老原とタイマンを張り追い込むが、加勢した八尋に不意打ちを食らい、2人に池に蹴り落とされた。葛西を信頼している。
リン
本名不明。モヒカンのようなヘアスタイル。葛西に反感を持っておりトップに立つ機会を窺っていたらしい。西島と同等の力があるが、勝手な行動に走りやすくかえって窮地に追い込まれることがある。極東高校編ではすっかりお笑いキャラに変化。鷹橋に「歯ブラシ頭」と呼ばれた。この時は葛西を本当に信頼しており、名前も呼び捨てにしていた。
山中(やまなか)
正道館の生徒で最初に吉祥寺に訪れた。千秋に一目惚れをし、千秋をナンパしに来た際、太尊達に捕まり人質にされる。太尊に敗れた葛西の元へハンカチを持って駆けつける等、葛西への信頼は厚かったようだ。極東高校編では畑山に、牧山・仁と共に病院送りにされ、鎖骨を折るなどの重傷を負う。
牧山(まきやま)
大きなリーゼントのような頭が特徴的な男。浅草で亀岡を建物の屋根から蹴り落とした他、池袋の駅では島袋を圧倒していた程(島袋はあくまで謝りに来たため、闘う意思はなかった)で2年生の中ではかなり強い。
仁(ひとし)
山中と2人で吉祥寺に現れた。バス停の標識で太尊の脇腹を殴り負傷させる。彼を含め正道館の生徒は全員がそれなりに強いらしいが、2度目の抗争では帝拳連中に「たいした事ない」と言われた。
江口(えぐち)
3年生。溜まり場の喫茶店にいたが本格的な暴走を開始した葛西によって殴り倒される。この時、彼やリンを含めた総勢十名近い生徒が犠牲になっている。

極東高校[編集]

辰吉保栄(たつよし やすえい)
太尊の大阪時代のライバル。テコンドーの達人で、極東高校の番長。ヤクザ風の男2人に絡まれるが、顔を見せた途端に逃げ出すところを見ると、その道の人間にもかなり顔が広い模様。太尊のアッパーを食らって立っていられた最初の人物。ケンカの腕は島袋も圧倒し、性格は1度やられたら地獄の底から這い上がってでも20倍にして返すという執念と凶暴性の持ち主だが、筋道と義理を重んじ、相手を許せる一面もある。文尊が極東の初代番長として説教した時には即座に自分の非道を悟って用高から手を引いた。しかし、事故で文尊が死んだと思われた時に、もう義理を通す必要無しと用高に仕掛けた後輩が逆に用高にやられ、その際に後輩よりも文尊への義理を通し抜き、用高に手出ししなかったことから、後輩から「仇を取ってくれない」、「仲間に冷たい」と思われ、川島が帰ってきたら1, 2年は全員川島になびいてしまい、自身も川島にやられてしまった。
川島清志郎(かわしま きよしろう)
傷害事件で少年院に入っていた。少年院に入る前は辰吉とソリが合わず、辰吉派にヤキを入れられていた。退院後、極東高校に復学し、即座に辰吉を倒して極東高校の番長となる。同級生を組織し、兄を殺した暴力団への復讐を企てていた。10円玉を片手指だけで曲げ、超重量級の上山を軽々と持ち上げるなど、高校生とは思えない肉体と超人的な身体能力を持つ。喧嘩の腕も用高を一撃、辰吉も無傷で倒し、鬼塚も一方的に屠るほどである。またドストエフスキーの「罪と罰」を読みふける場面がある。修学旅行で東京に行った際、トップになる事を企む畑山に仲間を恐怖で支配するよう煽られ、結果東京四天王達と大規模な抗争を起こすが最終的に太尊に倒される。その後は仲間に謝り改心した模様。
五代(ごだい)
辰吉派の3年生。2年生の時新幹線や映画村で太尊達にやられている。非常に単純で物分りが悪い。
李(り)
辰吉派の3年生。サングラスとリーゼント。太尊達にやられた五代を制裁したことがある。相方の五代に比べると理知的。
鷹橋(たかはし)
川島派No.2。一度は退学するが川島の復学を聞いて梅津と共に復学した。東京連合との抗争では川島の真意を知って動揺する仲間を鼓舞し、川島への絶対的な信頼感を示した。何かと川島を持ち上げる言動が多く、川島への信頼は相当のもの。150人を相手に疲労困憊の葛西とタイマンで勝負し勝利するも、一服して戻ってきた葛西との2度目の勝負では、格の違いをまざまざと見せつけられ、最後は右エルボーを顔面にもらい完敗した。
梅津(うめづ)
鷹橋と並び川島派No.2。薬師寺と同じ空手の使い手であるが故に技が薬師寺と同じ。丈の長いシャツに短ラン、ドレッドヘアーといった格好。150人を相手にして疲労していた薬師寺を倒すが、2度目の戦いでは飛び後ろ回し蹴りのカウンターをもらい敗北した。圧倒的な力の差でリベンジされた畑山や鷹橋と違い、2戦目でも薬師寺相手に優勢だった。鷹橋同様川島を信頼している。
畑山(はたやま)
鷹橋・梅津に続く川島派No.3。川島を孤立させて人望を失わせ、最終的には自分がトップに立とうと画策するが、仲間にバレて失敗に終わる。山中、牧山、仁の3人を病院送りにし正道館との抗争の原因を作った。後に150人を相手にして疲労していた鬼塚と戦い勝利するも、一服して戻ってきた鬼塚に手も足も出ず敗北した。
飯田(いいだ)
長髪で学ランの下にパーカーを着込んでいるナンパな男。初登場時は畑山と並ぶ力があったが、その後畑山に出し抜かれたために実質No.4の位置づけである。修学旅行で東京に来た際、千秋を無理やりホテルに連れ込もうとした。川島に何度も殴られたり畑山に嵌められて葛西達に捕まったりと結構酷い目にも遭っている。東京四天王との抗争の中で川島に凭れ掛かっているだけの自分に気づいていく。
吾郎(ごろう)
飯田、畑山らを除いた極東の一般生徒のリーダー格。さしたる理由もなく、個人的な感情のみで畑山に嫌悪感を抱いている。確認できているだけでも用高、辰吉、太尊、川島、鬼塚、薬師寺、葛西、島袋、石松、畑山といった錚々たるメンバーに攻撃された。
九州男(くすお)
極東の生徒の一人。川島の力を盾に太尊達を挑発、太尊に殴り倒された。太尊の方から他校にケンカを売った初めてのケース。
剛(つよし)
吾郎らと行動をともにする生徒の一人。このキャラクターはこの漫画が好きだった堂本剛森田まさのりとの対談で出演を依頼して実現したものである。
雅仁(まさひと)
山中達を倒した犯人を探すために葛西に捕まる。結局川島にはそのまま見捨てられ畑山に救出された。

横浜帝拳高校[編集]

帝拳高校の系列校。吉祥寺帝拳高校の生徒には「ハマコー」と呼ばれている。

渡嘉敷(とかしき)
横浜帝拳高校ボクシング部所属。元々は空手をしていたが、暴力事件を起こし、退学処分保留と引き換えにボクシング部入部を強制された。ただしこれはボクシング部顧問の金平が、ボクシング部を強くして自分の評価を上げるために仕組んだ嘘であり、実際は過剰防衛として1週間の停学処分を受けただけであった。自分を立ち直らせてくれた金山と空手に対する思い入れは深い。格闘のセンスは抜群で、本業ではないボクシングで太尊に1度勝っている。しかし対抗戦では太尊のライトクロスに破れた。
金平(かねひら)
ボクシング部顧問の教師。渡嘉敷をボクシング部に入部すれば退学処分を保留するという嘘をついて、半ば脅迫のような形でボクシング部に入部させた。他にも細野の不正行為を容認するなど、自らの名声を高めるためなら何でもする卑劣な人物。太尊に敗れた渡嘉敷に退部を言い渡すが、吹っ切れた渡嘉敷に蹴りを食らう。その後今度は退学を言い渡すものの、事情を知った校長によって渡嘉敷の退学処分は取り消され、自分はボクシングの顧問を辞めさせられた。
細野(ほその)
横浜帝拳高校ボクシング部員。階級はフライ級。尊大な態度が目立つ。帝拳高校との対抗戦では大橋と対戦するが予想外の強さに驚き、グローブの中に大量の硬貨を詰めるという反則を用いて試合を行う。そのせいもあって大橋を追い詰めたが、最後はよそ見した所を狙い打たれ敗北した。
ルイス
キューバからの留学生で横浜帝拳高校ボクシング部員。身長190センチ近くにもかかわらずライトウェルター級(60キロ台前半)。パンツの中身に関しては帝拳の人間も驚愕する他ないほど。対抗戦では小兵二と対戦した。ボクシングの実力はあるが練習もしないためスタミナが致命的に無く長期戦に弱い。最後は疲れ果ててフラフラになったところを小兵二の猫パンチに屈した。
佐藤(さとう)
横浜帝拳ボクシング部員。階級はモスキート級でインターハイ選手。かつて横浜にいた成吉と親交があり一緒に練習も行っている。フェアな精神を持った選手で誠二や太尊ら帝拳高校の人間に対してもまっすぐに接し、高い評価を下していた。
新田(にった)
横浜帝拳ボクシング部員。フェザー級インターハイ3位の実力を持つ。対抗戦では武藤の対戦相手。圧倒しレフェリーストップで勝利。
田村(たむら)
横浜帝拳ボクシング部員。金平の指示で細野のグローブに硬貨を詰めた。
東(あずま)
元横浜帝拳高校の生徒で渡嘉敷が過去に起した暴力事件の相手。自分だけが退学処分を受けたことへの腹いせに渡嘉敷への報復に現れる。たまたま学校に居合わせた太尊達と喧嘩になり倒された。
横浜帝拳高校の校長
本名不明。渡嘉敷の暴力事件の目撃者。渡嘉敷の正当防衛を認め停学一日と温情的な処分を下す一方で金平の不正に対してはボクシング部顧問免職と厳しく対応するなど人格的にも優れた人物。
金山(かなやま)
故人。元横浜帝拳高校の教師。手のつけられない不良だった渡嘉敷に空手を教え更生させた。自動車事故に遭い死去。

横浜進光工業高校[編集]

白井隆人(しらい たかと)
通称サリー。横浜進光工業高校の頭で、シバタジム所属のプロボクサーでもある。プロテスト時のゼッケン番号が「28」だったので太尊には「江夏」と呼ばれていたこともある。
登場人物中屈指の冷酷さを誇る。他の登場人物がケンカ相手の命を奪うことまでは考えていないのに対し、気に入らない相手には徹底的に暴行を加え、その結果死んでしまったとしてもなんとも思わず、女性にまで手を上げる非道な性格。かつては渡嘉敷も白井と揉めることだけは避けていたという。人を殺してもリングの上の試合中であれば罪に問われないという理由からボクシングの道に進む。知略にも優れ、千秋を拉致し、綿密に練られた作戦で太尊を陥れようと画策する。喧嘩も一級品で鉄の扉の形を変えるほどの異常なパンチ力を誇りながら、蹴りにダブルアーム・スープレックスなどの組み技、卑怯な攻撃も得意。フットワークも軽快だったが今までの太尊のライバルに比べると打たれ弱く、パンチのみで惨めに倒された(進光工業は不良ばかりだが数だけで、他の生徒の腕っ節も正道館高校ほどではなかった)。太尊に完敗して、実は自分が内心では千秋に惚れていたと気づく。
圭司(けいじ)
進光工業のNo.2。金髪で眉無しの強面。ヒロトを進行中の電車に向かって蹴り飛ばし重傷を負わせる。報復に出た海老原、石松、松村を卑劣な手段で追い込み、松村を目潰しで失明寸前に、石松に手錠をかけ金的をくらわせるが、起き上がった石松と本気の海老原2人に反撃され倒された。サリーの危ない非道さに惚れている。
小泉(こいずみ)
いつも圭司達といる、進光工業の生徒。髪型は茶髪のオールバックで右耳にピアスをしている。度々登場したが海老原・太尊に一蹴され、更に千秋を助けに来た小兵二には尻をバットで叩かれ悶絶するなど、悪党だが情けないシーンが多かった。サリーを恐れている。
新井(あらい)
いつも圭司達といる、進光工業の生徒。太尊を陥れるために右腕が麻痺して動かないと嘘をついていた。

その他の高校生[編集]

春華(はるか)
太尊の中学時代の彼女で、他の太尊の同級生達幾人かとともに神戸の高校に進学していた。太尊の好きな髪形がポニーテールだったのは彼女の影響。修学旅行で神戸に来た太尊と再会、太尊の気持ちは千秋にあることを知り、また自分の気持ちが龍太郎に傾きつつある自覚もあったため、自ら身を引いて太尊への想いに区切りをつけ、龍太郎が自分に告白できるよう後押しすべく一芝居を打つ。
浅川龍太郎(あさかわ りゅうたろう)
大阪にいた頃の太尊の親友。アントニオ猪木に顔が似ている。思ったことを口に出せず、煮え切らない態度しか取れない男だったが太尊との再会・春華への告白を経て成長した。自称「炎のハヤブサ」
西城進(さいじょう すすむ)
ひなのが中学時代に好きだったサッカー部主将。海老原に似たハンサムで親衛隊ができるほどモテていた。ひなのをからかってトラウマを与える。高校進学と同時にサッカーを止めて激太りした。そのため全くモテなくなり、当時自分に好意を持っていたひなのに手紙を出し告白しようとするが、「デブ」と一蹴される。ケンカはヒロトより多少強い程度。
さき
吉祥寺の女子高生。男遊びが激しく太尊に目をつけるもまるで相手にされず、その後松村を騙して利用しようとするがこちらも最終的に本性がバレて失敗に終わった。
三太(さんた)
島根県から修学旅行でやってきた。原宿で不良にからまれていた和美を芸能人と勘違いした。そそっかしいが、割と喧嘩は強く、男気もある。
さゆり
中学の時からの米示の彼女。中学時代、飯泉ナオトに迫られた挙句、強引に唇を奪われたショックから一度は交際を解消し彼とは別の高校に行っていたが、親の仕事の関係で京都への転居・転校が決まり改めて想いを伝える。米示もナオトとの対戦で真相を知った為、上記の事件にまつわるわだかまりも解けて互いによりを戻し、以後は京都と東京との遠距離恋愛の仲となった。バレンタインにはチョコを朝一番に米示宅に到着する様届け、卒業後は上京し米示と同じ大学に進学して彼の家から一駅離れた場所に住まいを構えるなど彼への一途な愛を貫く。
根元(ねもと)
健文(たけふみ)
共に京都でのさゆりの友人の男子高校生。さゆりに惚れており取り合うために喧嘩をしており、さゆりはその喧嘩を止めようとしていた。喧嘩に勝った方が米示を倒してさゆりを手に入れるという約束の元で争い米示に喧嘩を売ったが、さゆり本人に彼女が愛するのはあくまで米示にしかないこと、2人の争いをとめようとしていたのはあくまで2人を友人としか認識していなかった故であることをきっぱりと告げられ、2人とも失恋の憂き目を見た。

ボクシング関係のキャラクター[編集]

グレート玉鹿(グレートたましか)
竜の子ジム所属のプロボクサー。六回戦だがB級トーナメント優勝の実績を持つ。太尊の必殺パンチが出来上がる度に実験台にされる
マンモス柴田(マンモスしばた)
シバタ道場会長、兼日本ボクシング協会会長。網膜剥離から回復した成吉が現役復帰するための手助けをした。マンモスという割に大して大柄でもないが本人曰く「昔は大きかった」らしい。
コミッショナー
本名不明。日本ボクシング協会のコミッショナーを務める。原田成吉が網膜剥離から復帰した際のライセンスの再発行を特例で認めたり、プロライセンス取得後に乱闘騒ぎを起こした太尊の正当性を認めるなど、厳しくも男気のある人物。
チャコフ友利(チャコフともり)
シバタ道場所属のプロボクサー。成吉の復帰テストの相手を務めた際、過去の因縁を根に持ち卑怯な手を使って彼を苦しめた。敗北後は成吉の実力を認め、良き先輩として彼に目をかけている模様。
ジャッカル三谷(ジャッカルみたに)
37歳にして現役プロボクサーであり、定職につかずコンビニエンスストアでバイトしている。職業病であるパンチドランカーにかかってしまったような症状が見られ、物覚えや物忘れが酷くバイトもままならない。太尊が幼い頃、兄と一緒に三谷の試合を観戦している。
マーベラス塩濱(マーベラスしおはま)
竜の子ジム所属の新人ボクサー。デビュー以来高い評価を得ており「マーベラス」の名前もそれに由来するもの。ジャッカル三谷と対戦し、終始一方的な試合運びを見せるが最期にカウンターを受けて逆転KO負けを喫してしまった。
東(あずま)
ジャッカル三谷の前の試合に出場したプロボクサー。デビュー当時はハードパンチャーだったが拳を壊してからスタイルが変わり低迷。名前の読みは「あずま」だが太尊は「ひがし」と呼んで大声で応援していた。
安田(やすだ)
東の対戦相手。判定勝ちを収めた。
大和田(おおわだ)
太尊の所属する「竜の子ボクシングジム」の会長。
スパンキー亀山(スパンキーかめやま)
日本ウェルター級王者だったが、成吉の挑戦を受け1RKO負けを喫した。

その他のキャラクター[編集]

イヴ
富士雄の客。新宿でホステスをしている模様。富士雄曰く「かなりの金づる」らしい。
アイラン場呉(アイランばくれ)
平成プロレス所属のプロレスラー。チャコフ友利の連れ。成吉への牽制のために千秋を人質に取った。救出に来た太尊と衝突しボディから顎へのアッパー2連発で敗北。
益朗(ますお)
真冬の後輩で暴走族「ブラウン・シュガー」の元メンバー。ブラウン・シュガーの再結成に向けて真冬を勧誘。真冬のために太尊とチキンレースを行い、これに勝利した。
田島由香(たじま ゆか)
昔、富士雄の客だった女性の娘。家出をして前田家に転がり込んできた。まだ幼い女の子だが親の愛情に飢えているせいもあってか、ややすれており生意気な性格。
マーク高橋(マークたかはし)
赤城の親戚の知人。海外で飲食業等を手がける実業家。赤城を新店舗の店長にスカウトした。
佐藤零(さとう れい)
新日本木村大学柔道部員。通称レナード(さとうれい→シュガーレイ→レナード)。ナルシストで高慢な性格だが、タイミングの良いところで先輩に殴られたりと憎めない一面もある。島袋の柔道時代のライバルで、試合では怪我をしているように見せるため右足に包帯を巻き、攻撃をさせなかった。太尊のパンチをかわし、豪快な背負い投げを決めており柔道の実力は本物。その後は、本当のことを知った島袋に再戦を申し込まれ、あっさりと投げられ泡を吹いて気絶した。霧子の兄。
串木野(くしきの)
渡久地兄弟が北海道にいた頃の上級生で、ペテンで有名だった。誠二のパンチで前歯を折られた過去がある。それをネタに太尊達に金をせびったり、その時太尊に殴られたことをネタに井岡から金を巻き上げたりした。観月先生を強引にナンパしようとした場面を誠二に見られ、その場でもう一度殴られた。会社からリストラされ、その腹いせに金をせびったりしたが本心で取ろうとは思っていなかった。
川島麗一(かわしま れいいち)
川島清志郎の兄でヤクザの下っ端。ヤクザの世界でのし上がるために鉄砲玉となり対立する組に殺された。その犬死にとも言える死に様が後の川島に大きな影響を及ぼした。
藤竹綾(ふじたけ あや)
かつてマサさんと藤竹の大学のレスリング部でマネージャーを務めており、2人とも仲が良かった。2人の自身への想いもを知りつつ心は藤竹に傾いていた矢先交通事故に合い瀕死の重傷を負い、血液型がたまたま合ったマサさんの輸血もあり命を助けられ回復するが、彼女に大量の輸血をしたためにマサさんは体調が満全ではなくなりオリンピックに出られなくなる。現在は藤竹の妻となっている。
謎の機動部隊ヘモグロビンZ(なぞのきどうぶたいへもぐろびんぜっと)
三人組の特撮ヒーロー。必殺技はZアタック。強化服に顔の下半分が見えるタイプのヘルメットを着用する。薬師寺戦の際花やしきでのヒーローショーに出演しており、小兵二が応援していた。

書籍[編集]

ジャンプ・コミックス(集英社)より全42巻。2002年12月12日から2003年12月12日まで集英社文庫(コミック版)でも全25巻が発売された。累計部数は5000万部を突破している[3]

ジャンプコミックス
  1. 1989年1月10日発売 ISBN 4-08-871401-6
  2. 1989年4月10日発売 ISBN 4-08-871402-4
  3. 1989年7月10日発売 ISBN 4-08-871403-2
  4. 1989年9月8日発売 ISBN 4-08-871404-0
  5. 1989年11月10日発売 ISBN 4-08-871405-9
  6. 1990年1月10日発売 ISBN 4-08-871406-7
  7. 1990年3月9日発売 ISBN 4-08-871407-5
  8. 1990年5月10日発売 ISBN 4-08-871408-3
  9. 1990年7月10日発売 ISBN 4-08-871409-1
  10. 1990年9月10日発売 ISBN 4-08-871410-5
  11. 1990年11月9日発売 ISBN 4-08-871411-3
  12. 1991年1月10日発売 ISBN 4-08-871412-1
  13. 1991年3月8日発売 ISBN 4-08-871413-X
  14. 1991年6月10日発売 ISBN 4-08-871414-8
  15. 1991年9月10日発売 ISBN 4-08-871415-6
  16. 1991年11月8日発売 ISBN 4-08-871416-4
  17. 1992年2月10日発売 ISBN 4-08-871417-2
  18. 1992年6月10日発売 ISBN 4-08-871418-0
  19. 1992年8月4日発売 ISBN 4-08-871419-9
  20. 1992年10月2日発売 ISBN 4-08-871420-2
  21. 1992年12月2日発売 ISBN 4-08-871731-7
  22. 1993年2月4日発売 ISBN 4-08-871732-5
  23. 1993年4月2日発売 ISBN 4-08-871733-3
  24. 1993年6月4日発売 ISBN 4-08-871734-1
  25. 1993年8月4日発売 ISBN 4-08-871735-X
  26. 1993年10月4日発売 ISBN 4-08-871736-8
  27. 1993年12月24日発売 ISBN 4-08-871737-6
  28. 1994年5月2日発売 ISBN 4-08-871738-4
  29. 1994年9月2日発売 ISBN 4-08-871739-2
  30. 1994年11月4日発売 ISBN 4-08-871740-6
  31. 1995年2月3日発売 ISBN 4-08-871741-4
  32. 1995年4月4日発売 ISBN 4-08-871742-2
  33. 1995年6月2日発売 ISBN 4-08-871743-0
  34. 1995年8月4日発売 ISBN 4-08-871744-9
  35. 1995年10月4日発売 ISBN 4-08-871745-7
  36. 1995年12月1日発売 ISBN 4-08-871746-5
  37. 1996年2月2日発売 ISBN 4-08-871747-3
  38. 1996年5月10日発売 ISBN 4-08-871748-1
  39. 1996年8月2日発売 ISBN 4-08-871749-X
  40. 1996年11月1日発売 ISBN 4-08-871750-3
  41. 1997年2月4日発売 ISBN 4-08-872371-6
  42. 1997年4月4日発売 ISBN 4-08-872372-4

映画化[編集]

アニメ[編集]

ろくでなしBLUES[編集]

ろくでなしBLUES 1993[編集]

実写[編集]

ろくでなしBLUES(実写)[編集]

  • 配給:パル企画
  • 製作:ポニーキャニオンテレビ東京パル企画
  • 公開:1996年
  • キャスト(役名)
    • 前田太尊:前田憲作
    • 七瀬千秋:小沢真珠
    • 原田成吉:川本淳一
    • 島袋大:柳澤龍志
    • 鬼塚城光:ジャイアン・ジュン
    • 今井和美:小畑由香里
    • 山下勝嗣:梅本良則
    • 沢村米示:木村輝秀
    • 輪島倍達:小林明男
    • 武藤敬一:川畑忍
    • 大橋巨泉:神崎良
    • 渡久地丈一郎:荻島哲也
    • 渡久地誠二:相沢充
    • 田中小兵二:平田祐二
    • 大友弘之:稲葉健
    • 小宮山広成:加藤光亮
    • 林田小太郎:大石宏人
    • 須原知範:山崎崇誉
    • 上山洋助:大石亨
    • 古城タカオ:芝直樹哉
    • 松本弘樹:鈴木直哉
    • 西村肇:友田健吾
    • チャコフ友利:酒井伸雄
    • セコンド:野本健治
  • 監督:那須博之
  • 脚本:こがねみどり菅良幸
  • 主題歌:BEREEVESPEED」(作詞・作曲:冴木裕志 編曲:鷹羽仁

ろくでなしBLUES'98[編集]

  • 配給:パル企画
  • 公開:1998年
  • キャスト(役名)
    • 前田太尊:前田憲作
    • 七瀬千秋:山口もえ
    • 結城一也:真内由介
    • 山下勝嗣:江原修
    • 沢村米示:西守正樹
    • 今井和美:深海理絵
    • 大場浩人:瀧澤修
    • 中田小兵二:田中優樹
    • 大友弘之:佐々木庸二
    • 小宮山広成:金子透
    • 美咲先生:大原かおり
    • 床屋の親父:松山鷹志
    • 武藤章圭:吉川秀樹
    • 大橋英和:中野雄介
    • 海老原昌利:加々美正史
    • 松村純之助:秦可紀
    • 石松:阿知尚康
    • ブッチャー:霜山多加志
    • マツ:浜谷康幸
    • タケ:柴田明良
    • イチ:浅野伸幸
    • ニッキ:千葉尚之
    • サブ:山下克敏
    • シロー:高木哲也
    • ゴクー:倉田昌幸
    • ムース:植田洋平
    • ハル:山藤進司
    • 教師:小沢和義
  • 監督・脚本:室賀厚
  • 音楽:安川午朗

テレビドラマ[編集]

日本テレビ2011年7月6日から9月28日まで、毎週水曜日24:59 - 25:29に放送された。

ろくでなしBLUES
ジャンル 学園ドラマ
放送時間 水曜日24:59 - 25:29
放送期間 2011年7月6日 - 9月28日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
プロデューサー 田中芳樹
出演者 青柳翔
大政絢
北原里英
音声 ステレオ放送

特記事項:
ハイビジョン制作
テンプレートを表示

キャスト[編集]

帝拳高校
米倉商業高校
楽翠学園
協栄高校
角海老高校
教師
前田家
その他

スタッフ[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1話 2011年7月06日 最強の男、前田太尊登場 秦建日子 菅原慎太郎 2.9%
第2話 2011年7月13日 ボクシング部からの刺客、浜田 猪原健太 北川敬一 2.0%
第3話 2011年7月20日 輪島参上 菅原慎太郎 3.1%
第4話 2011年7月27日 激闘畑中 北川敬一 2.2%
第5話 2011年8月03日 前田富士雄見参 尾崎悟史 菅原慎太郎 2.6%
第6話 2011年8月10日 対決島袋 1.1%
第7話 2011年8月17日 輪島卒業・成吉登場 北川敬一 1.7%
第8話 2011年8月24日 渡久地兄弟参上 猪原健太 3.3%
第9話 2011年8月31日 千秋の誕生日 尾崎悟史 2.8%
第10話 2011年9月07日 鬼塚降臨 猪原健太 菅原慎太郎 2.4%
第11話 2011年9月14日 太尊が負けた 2.8%
最終話 2011年9月28日 3.0%
平均視聴率 2.5%(ビデオリサーチ調べ・関東地区
  • 第1話は「ブルドクター」が初回で時間拡大のため25:05~25:35
  • 第5話は「この世界の片隅に」完全ガイド放送のため25:14~25:44
  • 第6話は「犬の消えた日」ナビゲート放送のため25:09~25:39
  • 第7話は「24時間テレビ34」カウントダウン放送のため25:14~25:44
  • 第9話は「地デジをフルに楽しもう!なるほど!ハイスクール×データ放送」と「朝はZIP!」放送のため25:14~25:44
  • 第11話は「ブルドクター」が最終回で時間拡大のため25:05~25:35
  • 9月21日は「ラグビーワールドカップ予選プールA 日本×トンガ」のため休止
  • 最終話は『幸せ!ボンビーガール家賃も食費も全部込み!月7万円で暮らそうスペシャル!』放送のため25:29~25:59

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 日本テレビ 2011年7月6日 - 9月28日 水曜 24:59 - 25:29 日本テレビ系列 制作局
福岡県 福岡放送 2011年7月14日 - 10月6日 木曜 25:13 - 25:43 8日遅れ[5]
長崎県 長崎国際テレビ 2011年8月5日 - 9月30日
2011年10月7日 - 11月4日
金曜 25:58 - 26:28
金曜 26:28 - 26:58
37日遅れ[6]
近畿広域圏 読売テレビ 2012年1月19日 - 4月5日 木曜 26:08 - 26:38 197日遅れ
  • 読売テレビでは、『AKBと××!』放送日や特別番組放送時は27:08 - 27:38に放送。初回放送日もこれに該当する。

外部リンク[編集]

日本テレビ 水曜24:59 - 25:29枠
前番組 番組名 次番組
浜ちゃんが!
25:29-25:59に移動
【ここまでバラエティ枠】
ろくでなしBLUES
(2011.7.6 - 2011.9.28)
【ここからドラマ枠】
QP
(2011.10.5 - 2011.12.28)

舞台[編集]

劇団EXILEが華組×風組合同公演として、2010年12月4日から12日まで天王洲銀河劇場で上演した。

キャスト[編集]

帝拳高校[編集]

ボクシング部[編集]
応援団[編集]
小兵二軍団[編集]
その他生徒たち[編集]

黒百合学園[編集]

スタッフ[編集]

CDブック[編集]

集英社CDブックとして1991年に発売された。

キャスト[編集]

パチスロ・パチンコ[編集]

2011年2月にサミーから『パチスロろくでなしBLUES』が発売された。同年1月に発売された『パチスロサクラ大戦3』が不具合で問題となり、その代替機として急遽投入された経緯がある。このパチスロに、ケツメイシによるオリジナル曲『ろくでなし』が提供されている。(後日発売の『ケツノポリス7』初回特典CDに収録)

また同年10月には同じくサミーから『ぱちんこCRろくでなしBLUES〜頂上血戦〜』が発売された。サミーネットワークスは、公式サイト「サミー777タウン」に提供している。

キャスト[編集]

ゲーム[編集]

ゲームソフト
1991年12月2日、ファミリーコンピュータバンダイから8,500円で発売。ロールプレイングゲームで前田太尊が主人公の1人として登場する。
  • ろくでなしBLUES
1993年10月29日、ファミリーコンピュータでバンダイから7,800円で発売。前田太尊を主人公にしたアドベンチャーゲーム。
  • ろくでなしBLUES 対決!東京四天王
1994年4月15日、スーパーファミコンでバンダイから9,800円で発売。対戦格闘ゲーム。前田太尊、畑中優太郎、海老原昌利、中田小兵二、島袋大、薬師寺、鬼塚、葛西が登場する。
2006年11月23日、ニンテンドーDS任天堂から4,800円で発売。対戦格闘ゲーム。プレイヤーキャラクターの1人として前田太尊が、ヘルプキャラクターとして山下勝嗣、沢村米示、七瀬千秋、近藤真彦が登場する。
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  • ろくでなしBLUES~四天王頂上決戦~
2013年8月27日、GREEでGeNERACEからアイテム課金制で配信開始。ソーシャルゲーム。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k ろくでなしBLUES 丸ごと一冊 対渋谷鬼塚編 (SHUEISHA JUMP REMIX)
  2. ^ a b c d e f ろくでなしBLUES 丸ごと一冊 対浅草薬師寺編 (SHUEISHA JUMP REMIX)
  3. ^ 2012年『週刊ヤングジャンプ』15号第353頁「べしゃり暮らし特集/森田まさのり×パンクブーブー対談」より。
  4. ^ 第9話、最終話で使用された。
  5. ^ 日本テレビにおける9月21日の放送が「ラグビーワールドカップ予選プールA 日本×トンガ」のため休止となったが、FBSも9月29日を別番組に差し替えたためそのまま8日遅れとなった。
  6. ^ 当初は30日遅れで放送していたが、9月9日の放送が「ラグビーワールドカップ予選プールA ニュージーランド×トンガ」放送のため、16日の放送が「ラグビーワールドカップ予選プールA 日本×ニュージーランド」放送のため休止となった。しかし、日本テレビにおける21日の放送が「ラグビーワールドカップ予選プールA 日本×トンガ」のため休止となり、結果的に37日遅れで放送。