ドラゴンボール超 ブロリー

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ドラゴンボール超 ブロリー
監督 長峯達也
脚本 鳥山明
原作 鳥山明
出演者 野沢雅子
久川綾
堀川りょう
草尾毅
古川登志夫
山寺宏一
中尾隆聖
森田成一
渡辺菜生子
銀河万丈
大友龍三郎
斉藤貴美子
宝亀克寿
水樹奈々
杉田智和
桐本拓哉
島田敏
音楽 住友紀人
主題歌 三浦大知「Blizzard」
制作会社 東映アニメーション
製作会社 「2018 ドラゴンボール超」製作委員会
配給 日本の旗 東映/20世紀フォックス
公開 2018年12月14日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ドラゴンボールZ 復活の「F」
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ドラゴンボール超 ブロリー』(ドラゴンボールスーパー ブロリー)は、2018年公開予定の『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開アニメーション映画作品第20弾。キャッチコピーは「最大の敵、サイヤ人。」「地球には、悟空がいる。」「知られざるサイヤ人の物語」「3つの運命が激突する」「サイヤ人超決戦」。

概要[編集]

前作『ドラゴンボールZ 復活の「F」』より3年ぶりとなる劇場公開作品。『ドラゴンボール超』としては初めての劇場版作品で、物語は2018年3月まで放送されたテレビアニメ版『ドラゴンボール超』の続きとなる。前作に引き続き、原作者の鳥山明がキャラクターデザインと脚本を務める。監督はテレビアニメ版『ドラゴンボール超』のシリーズディレクターを務め、『ONE PIECE FILM Z』などを手掛けた長峯達也、『ONE PIECE』などに参加した新谷直大が初めて作画監督を担当しており、鳥山明の現・担当者である集英社の伊能昭夫は、鳥山明の絵に寄せることと、現代らしい新しさを加えるため、キャラクターと背景は今までと担当者を変えたと述べている[1][2]

サブタイトル通り、本作の敵は過去の劇場版作品『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』、『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』に登場したブロリーだが、本作のブロリーは昔のイメージを意識しつつ、新しい一面も加えてリニューアルされており[3]、上記の劇場版3作品とは関連がなく、悟空、ベジータ、ブロリーの出会いから戦いまでが新たに描かれ、フリーザ軍サイヤ人の歴史、サイヤ人のバックボーンも描かれている[4]。今作品について鳥山明は、過去にデザインだけ描いたブロリーのことはすっかり忘れていたが、今度の敵は未だに日本だけでなく海外でも人気があるブロリーにしたらどうかと担当者に提案され、当時の劇場版を見返したところ、アレンジ次第ではかなり面白くなると感じ、『超』のシリーズに取り込んで話を作ったと語っている[3]

制作[編集]

2017年12月16日、ジャンプフェスタ2018でシリーズ20作目となる本作の制作が発表され[5]、2018年3月13日に公開日が同年12月14日になることが決定し、制作スタッフも発表され[6]、2018年7月10日にタイトルが発表された[7]

新作映画を製作するに至った経緯は、2016年に集英社に「ドラゴンボール室」という部署ができたことが、世界的人気な『ドラゴンボール』をこの後にも繋げていくために、映画を継続してやっていきたいという思いからであると室長の伊能昭夫は語った。前作同様鳥山明がメインストーリーのプロットを作り、2017年春に伊能はいくつかの新作映画の物語案を鳥山に提案し、2017年5月頃にシナリオがあがった。また、鳥山明はキャラクターデザインも担当し、キャラクター、メカニック、舞台となる惑星の様子など全部で20枚以上にのぼるデザインを描いた[8]

本作は制作当初から世界での展開を視野に入れ、先にローカライズ(現地の言語への翻訳、吹き替えなど)や、マーケティングを考えたスケジュールを組んでおり[9]、2018年7月19日にサンディエゴで開催されたイベントで日本に先立って予告映像が公開された[10]

ワールドプレミアは2018年11月14日に日本武道館で行われ、主要キャスト、主題歌を歌う三浦大知らが出席した[11]

本作の長峯達也監督によると「超サイヤ人ゴッドと超サイヤ人ブルーの違いを出したいと思い、同じ超サイヤ人でも段階によって戦い方を変えた。ゴッドの方は見切りや躱しを駆使してテクニカルな感じで、ブルーになったらパワー押しの戦い方。ゴッドは神っぽい技を使ったり、ブルーは超パワー押すようなイメージに近づけた」と話している[12]

登場キャラクター[編集]

孫悟空
『ドラゴンボール』シリーズの主人公。地球育ちの脳天気で心優しいサイヤ人。力の大会でのジレンとの戦いで更なる強さを極めるため、修行をする。道着がフリーザ編までの帯の結び目があるものになっている。
孫悟天
無邪気な性格の悟空の次男。
ベジータ
サイヤ人の王子で孫悟空の永遠のライバル。戦闘服が青から黒を基調としたものになっている。
本作ではこれまで漫画版『ドラゴンボール超』でのみ変身していた「超サイヤ人ゴッド」に変身する[13]
悟空に勝つために修行を続けているが、復活したフリーザに恐怖を感じている。
ピッコロ
悟空の元ライバルで戦友のナメック星人。
トランクス
やんちゃで元気いっぱいのベジータとブルマの息子。
フリーザ
かつて悟空たちと戦った宇宙の帝王。(隠居したコルド大王に軍の全権を委譲されて)フリーザ軍を統率していた[注 1]
力の大会で第7宇宙の優勝に貢献した為、生き返った。再びフリーザ軍を結成させ、今度こそ悟空に復讐にしようとする。
過去の話では今と姿が異なっている。
ブルマ
悟空の最初の仲間でベジータの妻。ドラゴンボールを使って若返りを企んでいる。
ビルス
食べ物と昼寝好きの第7宇宙の破壊神。
ウイス
破壊神ビルスの従者で天使。主人同様食べ物が好き。
バーダック
孫悟空の父親。フリーザの企みに気づいた唯一のサイヤ人。本作でのバリアジャケットや性格は『DRAGON BALL- 放たれた運命の子供』基準となっている[14]
ギネ
孫悟空の母親。サイヤ人だが女性らしい温厚な性格。アニメに出るのは本作が初である。
ベジータ王
ベジータの父親で惑星ベジータの王。サイヤ人を手足のように使うコルド大王とフリーザを憎んでいる。
コルド大王
フリーザの父親。圧倒的な戦闘力でサイヤ人を支配している。フリーザ軍の前身であるコルド軍を統率していた。
自分を超える戦闘力と冷酷さを持つ息子の誕生を喜び、自分の跡を継がせた[注 2]
ゴジータ
孫悟空とベジータがフュージョンにより誕生した融合体。「ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」には登場しなかったノーマル状態や、超サイヤ人ゴッド超サイヤ人にも変身する姿が確認出来る。劇場版としては実に23年ぶりの登場となる[15][16]

ゲストキャラクター[編集]

ブロリー
本作のメインとなる敵キャラクター。過去に登場した劇場版作品と違い、目付きや髪型などデザインも一新されており、胸の中心と背中の中心に悟空から貫かれた傷跡が残る『危険なふたり!超戦士はねむれない』とは違い、左半身の胸や腕や顔に傷跡があり、戦闘服を着ている。
パラガス
過去の劇場版作品にも登場したブロリーの父親。デザインが変更されており、隻眼の目は変わらないものの白髪の老人になっている。
ベリブル
フリーザの世話役を務める老婆。世話役の身でありながらフリーザに対して臆することなく発言する[17]
キコノ
コルド大王の時代から仕える天才科学者。スカウター、アーマー、宇宙船なども彼の発明である(以前は「フリーザ軍の優秀な技師であるギチャムが戦闘服や宇宙船を発明した」と原作者である鳥山明が答えていた)[注 3]
チライ
フリーザ軍の一員。肌が緑色の女性型の宇宙人。銀河パトロールの宇宙船を盗んだことが見つかり、追手から逃れるためにフリーザ軍に加入した。
レモ
フリーザの部下。コルド大王の時代から数十年所属している後方部隊の古参兵[18]
ビーツ
大人のサイヤ人。髪は角刈りで、体格は細身のやせ型。男性だが非戦闘員(サイヤ人は戦闘力の数値の低い者は技術者になるか、「飛ばし子」として他の星に飛ばされる)[注 4]

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

  • 原作・脚本・キャラクターデザイン - 鳥山明
  • 監督 - 長峯達也
  • 作画監督 - 新谷直大
  • 美術監督 - 小倉一男
  • 色彩設計 - 永井留美子
  • 特殊効果 - 太田直
  • CGディレクター - 牧野快
  • 音楽 - 住友紀人
  • 効果 - 西村睦弘(JetSoundEngine)
  • 製作担当 - 稲垣哲雄
  • 製作 - 「2018 ドラゴンボール超」製作委員会
  • 配給 - 東映
  • 配給協力 - 20世紀フォックス映画

楽曲[編集]

主題歌「Blizzard」[19]
作曲・編曲 - Nao'ymt / 作詞・歌 - 三浦大知SONIC GROOVE

2D/IMAX/MX4D/4DX[編集]

  • 通常の2Dも含めて、通常の映画で使用されるフィルムよりも大きなサイズの映像を上映するIMAX3D映画に駆動する座席・雨・霧・光・香りなどを付加する4D技術の特殊効果が用いられたMX4D・4DXの4タイプで同時上映される。

プロモーション[編集]

イベント・キャンペーン[編集]

新京成電鉄
2018年11月26日から2019年2月末(予定)まで、本作のラッピング電車(8800形)を運行[20]。同年12月6日からは記念乗車券を新京成線内の7駅[注 7]で発売[注 8][21]

事前番組[編集]

2018年12月2日(日曜日)9:00 - 10:00(JST)に、フジテレビ系列にて『映画「ドラゴンボール超 ブロリー」公開直前! TV版クライマックス振り返りSP』と題した事前番組を放送。本作がアニメ版『ドラゴンボール超』の終盤で描かれた「力の大会」のその後を描いた物語ということで、「力の大会」のクライマックスでもあるアニメ版『ドラゴンボール超』の第130話と第131話を再放送したり、本作の最新映像の一部などを先出しで放送された。

関連作品[編集]

メディア展開[編集]

ニチファミ!『劇場版 ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2018年12月16日放送予定。本作の映画公開記念スペシャルとして放送。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 「公開超直前総力特集!!!!」最強ジャンプ2019年1月号ふろく『ドラゴンボール超(スーパー) 最強BOOK!! 映画編』集英社、2018年12月1日、3-15頁
  2. ^ 「公開超直前総力特集!!!!」最強ジャンプ2019年1月号ふろく『ドラゴンボール超(スーパー) 最強BOOK!! 映画編』集英社、2018年12月1日、3-15頁
  3. ^ 「鳥山明先生が語るスカウターの秘密!!」『最強ジャンプ』2014年7月号、集英社、28-29頁。
  4. ^ 「鳥山明先生に聞いてみた! SS Q&A」最強ジャンプ2018年1月号ふろく『ドラゴンボールS サイヤ人超最強COMICS』集英社、2017年12月1日、116 - 119頁。
  5. ^ WebCM「ドラゴンボールZ×花王」より担当。
  6. ^ ドラゴンボールヒーローズ』より担当。
  7. ^ 松戸駅八柱駅五香駅くぬぎ山駅鎌ヶ谷大仏駅北習志野駅新津田沼駅
  8. ^ 同日に7駅分をセットにして先行販売したのち、7日から各駅で販売。

出典[編集]

  1. ^ 【コミコン2018】鳥山先生に届け!「ドラゴンボール超」英語声優がファンと一緒に“元気玉””. 映画.com (2018年7月20日). 2018年7月20日閲覧。
  2. ^ 悟空&ベジータ英語声優も感激!『ドラゴンボール超 ブロリー』にコミコン熱狂!”. シネマトゥデイ (2018年7月20日). 2018年7月20日閲覧。
  3. ^ a b 鳥山明先生からのコメント”. 映画ドラゴンボール超. 2018年7月10日閲覧。
  4. ^ 映画『ドラゴンボール』正式タイトル決定 今作の敵は伝説のサイヤ人・ブロリー”. ORICON NEWS (2018年7月10日). 2018年7月20日閲覧。
  5. ^ ドラゴンボール劇場版20作記念企画始動!
  6. ^ 今度の映画は『ドラゴンボール超』
  7. ^ 映画『ドラゴンボール超』正式タイトル決定
  8. ^ 「ドラゴンボールムービーフロントライン」第1回目は集英社DB室 室長の伊能昭夫
  9. ^ DBMFL第21回は、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』のプロデューサー林田師博
  10. ^ 映画『ドラゴンボール超 ブロリー』予告編映像が解禁
  11. ^ 野沢雅子も感激!『ドラゴンボール超 ブロリー』武道館プレミアに声優陣集結
  12. ^ ビクトリー・ウチダの社長への道!!Super!! 第74回|VジャンプWEB
  13. ^ ドラゴンボール超:劇場版新作「ブロリー」に超サイヤ人ゴッドの赤髪ベジータが初登場
  14. ^ “『ドラゴンボール超 ブロリー』最新予告にバーダックが登場!”. シネマトゥデイ. (2018年10月6日). https://www.cinematoday.jp/news/N0104067 2018年12月3日閲覧。 
  15. ^ “『ドラゴンボール超 ブロリー』にゴジータ!超サイヤ人ブルーにも”. シネマトゥデイ. (2018年12月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0105312 2018年12月3日閲覧。 
  16. ^ “映画『ドラゴンボール超 ブロリー』“ゴジータ”が登場するスペシャル映像&ビジュアルが解禁! IMAX鑑賞入場者特典も公開”. アニメイトタイムズ. (2018年11月30日). https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1543561760 2018年12月3日閲覧。 
  17. ^ 劇場版ドラゴンボール超 キャラクターページより
  18. ^ DBMFL第22回は、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の制作を指揮する長峯監督にインタビュー!
  19. ^ 『ドラゴンボール超 ブロリー』映画主題歌は、三浦大知さんの「 Blizzard 」に決定! 三浦さんのコメントも公開”. アニメイトタイムズ (2018年10月25日). 2018年10月25日閲覧。
  20. ^ 「ドラゴンボール超(スーパー)ブロリー電車(トレイン)」の運行開始(11/26〜)”. 新京成電鉄 (2018年11月19日). 2018年11月21日閲覧。
  21. ^ 「ドラゴンボール超 ブロリー公開記念乗車券」の発売(12/6〜)”. 新京成電鉄 (2018年11月28日). 2018年11月29日閲覧。

外部リンク[編集]

ドラゴンボールの映画・イベント用アニメ
通番 題名 公開時期
第1作 神龍の伝説 1986年 グルメス王一味
第2作 魔神城のねむり姫 1987年 ルシフェル一味
第3作 摩訶不思議大冒険 1988年 鶴仙人・桃白白兄弟
第4作 ドラゴンボールZ 1989年 ガーリックJr.一味
第5作 この世で一番強いヤツ 1990年 Dr.ウィロー一味
第6作 地球まるごと超決戦 1990年夏 ターレス一味
第7作 超サイヤ人だ孫悟空 1991年 スラッグ一味
第8作 とびっきりの最強対最強 1991年夏 クウラ一味
第9作 激突!!100億パワーの戦士たち 1992年 メタルクウラ
第10作 極限バトル!!三大超サイヤ人 1992年夏 人造人間13号、14号、15号
第11作 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦 1993年春 ブロリー
第12作 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴 1993年夏 ボージャック一味
第13作 危険なふたり!超戦士はねむれない 1994年 復活ブロリー
第14作 超戦士撃破!!勝つのはオレだ 1994年夏 バイオブロリー
第15作 復活のフュージョン!!悟空とベジータ 1995年 ジャネンバ
第16作 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる 1995年夏 ヒルデガーン
第17作 最強への道 1996年 レッドリボン軍
JF08 オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!! 2008年 アボとカド
実写 EVOLUTION 2009年 ピッコロ大魔王
JF12 エピソード オブ バーダック 2011年 チルド一味
第18作 神と神 2013年 ビルス
第19作 復活の「F」 2015年 フリーザ一味
第20作 ブロリー 2018年 ブロリー