ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター

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ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター
監督 佐藤順一
脚本 島田満
製作 高岩淡
泊懋
出演者 松岡洋子
田の中勇
千葉繁
西村ちなみ
山本圭子
日高のり子
音楽 和田薫
主題歌 憂歌団ゲゲゲの鬼太郎
憂歌団「カランコロンのうた」
撮影 菅谷信行
編集 片桐公一
配給 東映
公開 1997年3月8日
上映時間 約30分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 ゲゲゲの鬼太郎 大海獣
次作 ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急! まぼろしの汽車
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ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター』(ゲゲゲのきたろう おばけナイター)は、東映アニメフェアの一編として1997年3月8日に公開された『ゲゲゲの鬼太郎』の映画作品。

『ゲゲゲの鬼太郎』の映画作品としては通算6作目で第4シリーズでは2作目となる。鬼太郎シリーズの劇場版は強力な敵妖怪とのバトルをメインとした作品がほとんどであるが、本作に登場する妖怪は鬼太郎と仲間たちのみで明確な「敵妖怪」が登場しない異色作となっている。

配給は東映。上映時間は30分。原作は『週刊少年マガジン』1966年第46号掲載の「おばけナイター」であり、『ゲゲゲの鬼太郎』アニメ第1シリーズ第1話のリメイクでもある。

本作は映画シリーズでは初めて、オープニング前にプロローグが存在(副題『おばけナイター』はそのプロローグにクレジット)、またシリーズで初めて「東映マーク」(荒磯に波)の後に「東映アニメーションマーク」(『長靴猫シリーズ』のペロ)がクレジットされた。

2007年8月3日発売の「ゲゲゲの鬼太郎 THE MOVIE」および2009年8月7日発売の「ゲゲゲの鬼太郎 THE MOVIES 3」に収録。

ストーリー[編集]

使えば必ずホームランが打てるが、使い続けると魂を吸い取られてしまう「妖怪バット」があるという。「これは人間が使う物じゃないんだ」とバットを持ち去る鬼太郎。

そんなバットが本当にあれば使いたいというチームバトラーズに所属する野球少年の三太郎という少年がいた。チームバトラーズはあまりの弱さに周囲からはブータレーズと呼ばれており、三太郎は今まで一度もボールをバットに当てたことがなく、いつもキャプテンの純に叱られている。慎率いるファイターズとの試合に負けてバトラーズは散々馬鹿にされ、三太郎は純に「お前のせいで試合に負け続けている」の理由でバトラーズをクビとまで言われてしまった。

途方にくれながら家に帰る途中、ねずみ男に出会った。ねずみ男は4丁目4番地を捜しているというがそんな住所は無いはずと思った矢先、ねずみ男は4丁目4番地を見つける。そしてその角を4回まわると、墓がありその中に妖怪バットがあった。バットを手に入れた三太郎はねずみ男が監督、三太郎が選手としてバトラーズに復帰し見事にファイターズを破り勝利を挙げた。

しかしそのバットは以前、鬼太郎が封印したものだった。そして鬼太郎が偶然街中の街頭テレビにバトラーズとねずみ男と妖怪バットが映っているのを見て、三太郎たちの前に「妖怪バットを返してもらう」とバットを取り上げようと現れる。しかし忠告を信じない純が反対したため、「野球で決着を着けよう」と鬼太郎は言う。同時に「三太郎たちが負けたら魂をもっていく」という。

鬼太郎チームとバトラーズのナイターが始まった。鬼太郎は試合前に「妖怪は人間の魂が大好物なのさ」とわざと三太郎たちに恐怖心を植えつける。鬼太郎たち妖怪相手には妖怪バットは通用しない。両チーム無得点のまま試合が続き、ねこ娘が打ったボールが割れ鬼太郎チームに2分の1点が入る。三太郎が普通のバットで最後の攻撃に出るが、三振しバトラーズは負けてしまう。

責任を感じた三太郎は魂を取るのは自分だけにしてくれと懇願するが、元々魂を取るつもりは無かった鬼太郎たちは謝罪する彼らから妖怪バットを受け取り去っていく。バトラーズは努力することの大切さに気付き練習に励み、三太郎はボールをバットに当てることができた。

スタッフ[編集]

  • 製作:高岩淡(東映)、泊懋(東映動画
  • 企画:清水慎治
  • 原作:水木しげる
  • 脚本:島田満
  • 音楽:和田薫
  • 製作担当:目黒宏
  • 撮影監督:菅谷信行
  • 編集:片桐公一
  • 録音:今関種吉
  • 美術監督:松宮正純
  • 作画監督:窪秀巳
  • 監督:佐藤順一
  • 原画:阿部隆、石黒育、星川信芳、木下和栄、岩根雅明、高橋英吉、羽山淳一、工藤誉寿治、市川慶一、高木雅之、堀川留子、岩崎由美子、信実節子
  • 動画チェッカー:岩崎由美子、福井智子
  • 色指定:板坂泰江
  • 検査:堀内由美
  • 特殊効果:中島正之
  • セログラフ:金井八重子
  • 音響効果:今野康之
  • 録音助手:蔵本貞司
  • ネガ編集:福田勝太郎
  • 記録:小川真美子
  • 助監督:ひろしまひでき
  • 製作進行:岡田将介
  • 仕上進行:黒田進
  • 美術進行:高久博
  • プロデューサー補:有原美千子
  • 宣伝:大西弘行、相田光江、星玲子、磯部武志
  • 宣伝協力:フジテレビ読売広告社
  • 録音スタジオ:タバック東映東京撮影所
  • 現像:東映化学

キャスト[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ 「ゲゲゲの鬼太郎
作詞 - 水木しげる / 作曲 - いずみたく / 編曲・歌 - 憂歌団
エンディングテーマ 「カランコロンのうた」
作詞 - 水木しげる / 作曲 - いずみたく / 編曲・歌 - 憂歌団

妖怪野球チームの変遷[編集]

「おばけナイター」は、少年マガジンに掲載された話を原作に、これまで第1,3,4作とアニメ化されているが、妖怪野球チームのメンバーはシリーズごとに異なっている(鬼太郎が投手を務める点のみ全シリーズ共通。原作やアニメ第1作の時点では鬼太郎ファミリーの概念が未確立だったため、その回限りの妖怪も多かった)。以下の表にて守備配置主体で記す。

守備配置等 原作[1] アニメ第1作第1話 アニメ第3作第26話[2] アニメ第4作劇場版第2弾(今作)
投手 鬼太郎 鬼太郎 鬼太郎(打順4) 鬼太郎
捕手 人おおかみ[3] 牙ぐるい 子泣き爺(打順9) 一反木綿
一塁手 ミイラ男) 野分婆 からかさ小僧(打順3) 輪入道
二塁手 (ウーラ) ろくろ兵衛 砂かけ婆(打順2) 傘化け
三塁手 フランケンシュタイン 土左衛門 猫娘(打順1) 小豆とぎ
遊撃手 土転び[3] 長広舌 がんぎ小僧(打順7) 子泣き爺
左翼手 マンモス男
(マンモス ケジラ)
のたり坊 ぬりかべ(打順6) 猫娘
中堅手 磯女[3] むく邪羅 だるま(打順5) 風神
右翼手 ねずみ男 赤ん平 一反木綿(打順8) 砂かけ婆
代打 ねずみ男 ぬりかべ
審判 (百目の親方) 地魅 マンモス男 球妖怪
その他 応援 - 百目の子、つるべ火 実況 - 天童ユメコ
解説 - 目玉おやじ
チームバトラーズ監督 - ねずみ男

同時上映[編集]

ネット配信[編集]

  • 2018年4月1日よりテレビアニメ第6シリーズが開始するのを記念して、同年3月23日から同年5月14日までYouTubeの「東映アニメーション創立60周年公式YouTubeチャンネル」から本作が配信された。

脚注[編集]

  1. ^ 原作本編では多くのメンバー名や守備配置が不明だが、週刊少年マガジンの記事「墓場の鬼太郎 妖怪大作戦」(昭和41年第37号)に拠り記す。
  2. ^ 打順が明確なのは第3作のみ。
  3. ^ a b c メインの敵としての登場時とはデザインが異なる。
ゲゲゲの鬼太郎映画作品
通番 題名 公開日 原作
第1作 妖怪軍団 1985年12月21日 妖怪軍団 チンポ、ぬらりひょん
第2作 妖怪大戦争 1986年3月15日 妖怪大戦争 バックベアード
第3作 最強妖怪軍団!日本上陸!! 1986年7月12日 妖怪反物 銀毛九尾の狐・チー
第4作 激突!!異次元妖怪の大反乱 1986年12月20日 朧車 ぬらりひょん
第5作 大海獣 1996年7月6日 大海獣、妖怪軍団 チンポ
第6作 おばけナイター 1997年3月8日 おばけナイター -
第7作 妖怪特急! まぼろしの汽車 1997年7月12日 オリジナル 西洋妖怪
第8作 日本爆裂!! 2008年12月20日 オリジナル ヤトノカミ