ゲゲゲの女房
ゲゲゲの女房 | ||
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著者 | 武良布枝 | |
発行日 |
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発行元 | 実業之日本社 | |
ジャンル | 自伝エッセイ | |
国 |
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言語 | 日本語 | |
形態 | 四六版上製本 | |
ページ数 | 256 | |
公式サイト | www.j-n.co.jp | |
コード |
ISBN 978-4-408-10727-1 ISBN 978-4-408-55049-7(文庫判) | |
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『ゲゲゲの女房』(ゲゲゲのにょうぼう)は、漫画家水木しげるの妻・武良布枝が著した自伝エッセイ。実業之日本社より2008年に単行本、2011年に文庫版が刊行された。
同書を原案として、2010年度上半期にNHK連続テレビ小説の82作品目としてテレビドラマ化、また2010年に映画化、2011年に舞台化された。
概要[編集]
本書には「人生は……終わりよければ、すべてよし!!」との副題が付けられた。とあるインタビューで実業之日本社の社員と話した際に、武良布枝が口にした「終わりよければすべてよしです」という言葉に対し、それをタイトルに自伝を書かないかと持ちかけられたのが執筆のきっかけであった[1]。
2010年にテレビドラマ放送と映画公開が相次いだこともあり、同年10月時点で50万部を突破した[2]。2011年には文庫版が刊行(ISBN 978-4-408-55049-7)。
概要については『テレビドラマ』の節の概要を参照のこと。
また、2018年には『「その後」のゲゲゲの女房』が刊行[3]。ドラマ放送時の反響や、水木が死去した際のエピソードなどが書かれている。
関連書籍[編集]
- ゲゲゲの食卓(2011年3月18日、扶桑社、ISBN 978-4-594-06386-3)[4]
- “金欠レシピ”から水木しげるの大好物まで水木家のさまざまなレシピを、赤貧時代の苦労話や懐かしいエピソード、水木家の未公開写真や水木しげるによる家族と妖怪のイラストを交えて紹介する。
- 「その後」のゲゲゲの女房 あるがままに。すべてに感謝!!(2018年9月13日、辰巳出版、ISBN 978-4-7778-2159-4)
テレビドラマ[編集]
ゲゲゲの女房 | |
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![]() 在りし日の水木しげる(2010年) | |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 武良布枝『ゲゲゲの女房』(原案) |
脚本 | 山本むつみ |
監督 | 今井裕(音響監督) |
演出 | スタッフを参照 |
出演者 |
松下奈緒 向井理 野際陽子[注 1] 有森也実 南明奈 うじきつよし 杉浦太陽 梶原善 大杉漣 柄本佑 東てる美 窪田正孝 堀内敬子 風間杜夫 古手川祐子 竹下景子 村上弘明 松坂慶子 |
オープニング | いきものがかり「ありがとう」 |
時代設定 | 1939年(昭和14年) - 1986年(昭和61年)9月 |
製作 | |
プロデューサー | 谷口卓敬(制作統括) / 落合将 |
制作 |
NHK (放送:NHK総合テレビジョン、BS2、BShi) |
放送 | |
音声形式 | 解説放送 |
放送国・地域 | ![]() |
公式サイト | |
本放送 | |
放送期間 | 2010年3月29日 - 9月25日 |
放送時間 | 月曜 - 土曜 7:30 - 7:45(BShi) 7:45 - 8:00(BS2) 8:00 - 8:15(総合テレビ) |
放送枠 | 連続テレビ小説 |
放送分 | すべて15分 |
回数 | 全156 |
再放送 | |
放送期間 | 同上 |
放送時間 | 月曜 - 土曜 12:45 - 13:00(総合テレビ) 19:30 - 19:45(BS2) / 土曜 9:30 - 11:00(6日分、BS2) |
放送分 | 15分 / 90分 |
回数 | 全156 |
再放送その2 | |
放送期間 | 2012年4月2日 - 9月29日 |
放送時間 | 月曜 - 土曜 7:15 - 7:30(BSプレミアム) |
放送分 | 15分 |
回数 | 全156 |
番組年表 | |
前作 | ウェルかめ |
次作 | てっぱん |
本作品は漫画家水木しげるの妻・武良布枝著『ゲゲゲの女房』(自伝)を原案とした同名のテレビドラマ[注 2][注 3]。NHK連続テレビ小説の82作品目として2010年3月29日(月)から9月25日(土)まで26週全156回が放送された。ドラマ撮影期間は2009年11月14日から2010年8月18日までである。
連続テレビ小説は、本作品から放送時間の変更などを行い(連続テレビ小説も参照)、後述する社会的反響の大きさもあり、連続テレビ小説の転換点とも位置付けられる[5][6]。
概要(テレビドラマ)[編集]
1939年(昭和14年)のヒロイン少女期から始まり、1961年(昭和36年)、29歳の時39歳の貸本漫画家との結婚を転機に、その後の喜びも苦しみも共にする夫婦の軌跡が妻の視点で描かれた(1986年(昭和61年)まで)。さらに、様々なエピソードを通して家族の絆だけではなく周囲との心温まる交際、出会いと別れ、また単なる人情味あふれる話にしない漫画界などの厳しい現実、戦争の
原案から作られたヒロインは、歴代の連続テレビ小説の中でも特異なキャラクターである。子供の頃から大人しくて内気であり、家長的な父親に口答えする活発で開放的な性格の次姉・妹と対照的である。また、結婚まで暮らした実家は家族仲が良く貧しくもなく、戦争の傷跡もない。そのため、ヒロインが実社会の荒波にもまれるのは、29歳で専業主婦になってからである(当時としては晩婚)。しかも、ヒロインは結婚前に実家(酒類小売業)の、結婚後に夫の手伝い(漫画のアシスタント)をするが、家業を継いだことも外で働いたことも、まして芸術や芸能など自ら好きな道に進もうとしたこともない。このように大人しい性格で、親の事情や戦争など運命に
物語の舞台は原案者夫妻が生活する東京都調布市がメインで、夫妻の出身地島根県安来市と鳥取県境港市がサブである[注 5]。脚本は山本むつみが担当しており、山本が原案のドラマ化を希望した[注 6]。音楽は窪田ミナが担当し、主題歌(テーマソング)は本作品のために書き下ろされたいきものがかり「ありがとう」が起用された[注 7][注 8]。長身のヒロイン役に本作が連続テレビ小説初出演となる松下奈緒(身長174cm)が[注 9]、その夫役に向井理(身長182cm)が起用された。ヒロインはオーディションを行わずに決められた[注 10]。
本作品は、オープニングやラストシーンなどで貧乏神(片桐仁)と水木作品に登場する妖怪(アニメ)のように存在が実証されていないキャラクターを実写と合成させるなど、連続テレビ小説として表現上の新機軸が打ち出された。そのため、水木プロと東映アニメーションの著作クレジットが記載された[注 11]。また、安来市に現存する原案者の生家について正確に図面を取ったほか、大正時代の帳面まで撮影するなど事前に綿密な調査が行われ、撮影用スタジオで生家がリアルに再現された[注 12]。本作品を放送するにあたって以下の変更があった。なお、NHKの公式ホームページ「連続テレビ小説一覧」が開設されてから初めて、番組ホームページが独立して作られた。
- NHK総合テレビジョンで朝の放送時間帯が48年ぶりに変更され、第2作『あしたの風』(1962年度)以来の8:15開始が15分繰り上げられて8:00開始になった[注 13]。その背景として総合テレビの視聴率低迷があった[注 14]。そのため、NHKは新年度(2010年度)事業計画で連続テレビ小説の総合テレビ8時スタート[10]、その後に民放各局のワイドショーに対抗する番組を編成する方針を示した[注 15][注 16]。
- オープニング前に毎回60秒 - 2分強前後のアバンタイトル(導入部)が入るようになった[注 17]。
- NTSC(地上アナログテレビ放送)が翌年の完全地デジ化を踏まえてレターボックス14:9から、地上デジタルテレビジョン放送と同じレターボックス16:9に変更された[注 18]。
あらすじ[編集]
島根県安来市の飯田家の三女・布美枝(ふみえ)は、小さい頃からおとなしく内気な性格で、背の高さにコンプレックスを持つ少女であった。何度かの縁談があったが「背の高さ」から良縁に恵まれず、29歳になった布美枝は、実家の酒屋で家事手伝いの日々を送っていたが、肩身の狭さも感じ始めていた。
ある日、鳥取県境港市の出身で、東京都調布市に住んでいる39歳の貸本漫画家・村井茂(ペンネーム・水木しげる)との縁談が持ち上がった。少し破天荒でマイペースな村井は、戦争で所属した部隊のうち、ただ一人の生還を果たしていたが、戦地で左腕を失っていた。
1961年(昭和36年)、見合いから5日後に結婚式を挙げて新婚生活が始まったものの、暮らしはとても貧しく先の見えない苦しいものであった。それでも貸本漫画を書きつづける茂のひたむきな姿勢に、心を打たれた布美枝は漫画のアシスタントも務めるなど、「何があっても、この人と一緒に生きよう」と決意する。
その後、出産・プロダクション立ち上げなどの数々の試練を乗りこえて、商業誌デビューをした水木は、「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」「河童の三平」などの妖怪をモチーフにした人気作品を発表し、ついに漫画家として日の目をみた茂。結婚から5年、それらの大ヒットを境にして、2人の生活が激変していくのであった。
登場人物[編集]
実在の人物をモデルにしているが、一部原案にない人物もいた。
村井(水木)家の人々[編集]
- 飯田布美枝 → 村井布美枝
- 演 - 松下奈緒、佐藤未来(10歳・12歳)、菊池和澄(7歳)
- ヒロインであり主人公。次姉ユキエと異なり子供の頃から目立たず内気な性格。10歳頃、男子にからかわれてから長身を気にしており、それを理由に縁談が壊れたこともある。しかし、土壇場で力を発揮すると父から評された。また、同じミシンを長年愛用するなど飽きっぽくなく、苦境に立たされても逃げ出さないなど粘りづよい。プロット上、跡継ぎである兄夫婦の存在と店を手伝う弟の成長により、実家での存在感が小さくなっていた29歳のとき、39歳の村井茂と見合いをした。わずか5日後に鳥取県米子市で挙式し、嫁入り道具も調わず新婚旅行もないまま慌ただしく茂と東京へ向かった。窮乏生活を辛抱づよく凌(しの)ぎながら夫の成功を信じて支え、また二児に恵まれる。原案者の武良布枝(旧姓・飯塚)がモデル。
- 村井茂(水木しげる)
- 演 - 向井理、川口翔平(少年)、田中碧海(幼少期)
- ヒロインの夫であり、もう一人の主人公。太平洋戦争中、陸軍兵士としてニューブリテン島に出征。歩哨のとき攻撃され、前方に単独配置された分遣隊(分隊規模)で唯一生き残った。しかし、敗走時に感染したマラリアの療養中に空襲で左腕を負傷し、無麻酔の切断手術を受けた。左腕を失っても悲観することなく、戦地で終戦を迎えた。戦後、絵で身をたてようと決意、紙芝居画家を経て、東京都調布市で貸本漫画家をしていたときに布美枝と結婚。長く不遇の時代を過ごすものの、どこか飄々とした雰囲気を漂わせながら努力を重ね、貸本漫画から漫画雑誌への進出に成功。独創性、物語性を評価されて40代にして遅咲きの売れっ子漫画家になった。
- 小学校で遅刻を繰り返したり、子供の頃から価値がないような事物に強い関心を寄せたり、家計が苦しくても仕事の気分転換にプラモデルを買って作ったり、とマイペースで型破りの人物。その一風変わったところが独創的な作品を生み出した、と性格が似ている父から評された。また家庭ではお金や時間に余裕がない中、妻子に対し不器用ながら愛情を注ぐこともある[注 19]。反面、家訓「寝ている子供を起こさない」を垂れたり、思い入れのあるニューブリテン島への移住を口にしたりする等、ときたま家族を困惑させている。ただし次女・喜子とは気が合う。原案者の夫、武良茂(漫画家・水木しげる)がモデル。
- 村井藍子
- 演 - 青谷優衣(19歳 - )、菊池和澄(9歳)、清水詩音(5歳 - )、篠川桃音(3歳 - )、吉田明花音(1歳半)、星流(10か月)、中田夢梨(乳児)
- 夫妻の長女。ヒロイン(7歳)を演じた菊池和澄が藍子役で再起用されたように、母親似の性格。幼い妹をたしなめたり、家を飛び出した母に代わって食事の後片付けをしたりする等、しっかり者の長子である。父が水木しげるであることを隠してきたものの、10歳頃に知られて男子にからかわれたり女子からも好奇の目にさらされたりしたことから[注 20]、小学校が好きではなく成績もぱっとしなかった。だが大学時代に猛勉強、大学4年の1984年(昭和59年)に東京都教員採用試験に合格、小学校教員になった。作中では、ヒロイン子供時代の教訓的なエピソードが長女・藍子で再現されており、その中で同居する祖母(ヒロイン:飯田登志、藍子:村井絹代)が重要な役割を果たした。また進路をめぐる父と娘の対立・和解も再現された(過去:飯田源兵衛とユキエ・いずみ)。なお藍子をとおし、有名人の子供の視点からリアルな子供の世界が描かれた。原案者の長女で現・水木プロ社長の原口尚子(旧姓・武良)がモデル。
- 村井喜子
- 演 - 荒井萌(15歳 - )、松本春姫(5歳)
- 夫妻の次女。ほかの幼稚園児がいない昼寝時間にブランコに乗ったり、思春期でも妖怪に夢中になったり、と父親似のマイペースな性格で一風変わったところがある。作中ではその孤立しがちな子供の視点からも、リアルな子供の世界が描かれた。祖母・絹代からは性格を「あんたは優しくて、自分を飾らんところがええ。やからあんたと話してるとほっとする」と評価されていた。茂も感心するほど水木漫画を多く読んでおり、茂にとっては性格、話の合う娘であると同時に、最も身近なファンともいえる存在。高校進学前から進路に悩んでいたものの、水木プロを手伝う機会を得たこともあり、短大在学中に、好きな父の漫画にかかわれる同プロへの就職を決心した。原案者の次女で現・水木プロ・マネージャーの武良悦子がモデル。
飯田家の人々[編集]
安来の飯田家は、家父長的な源兵衛に反発する者もいるが、直系家族として続いている。
- 飯田登志
- 演 - 野際陽子(ナレーション〈語り〉も担当する。)
- 布美枝の祖母で、源兵衛の母。早くに夫に先立たれ、一から商売などを独学し、その後の飯田家を担った苦労人。「おばば」と呼ばれた。隠居後は多忙な息子夫婦に代わり、孫たちの世話を担う。布美枝にとっても、折りに触れて励ましてくれる優しい祖母。良縁に恵まれるように、との願いを込めて母から受けついだ珊瑚玉の簪(かんざし)を年頃の布美枝に渡した。布美枝の結婚前に脳梗塞で倒れ、源兵衛たちが熱心に看病する中他界した。原案者の祖母がモデル。
- 飯田源兵衛
- 演 - 大杉漣
- 布美枝の父。子供の頃父の他界によって家業(呉服商)に従事した苦労人。太平洋戦争中、統制経済下の企業整備で業種転換を余儀なくされて腐心した[注 21]。戦後「飯田酒店」を開業、布美枝など家族と共に事業を軌道に乗せる。さらに市会議員をつとめるなど、戦中戦後の動乱期を乗り越えて地元の名士となる。家庭では厳格、直情径行的な頑固親父であり、明治民法下の戸主のような言動をし、次女・四女と衝突したが、妻を含め家族に対する愛情は深く、布美枝のいざという時の頑張りを評価し、「頼りにしている」と話すなど、子供たちそれぞれを細やかに見守っている。明治生まれの家長らしく古風な価値観を持つが、茂に対しては彼の腕の障害や漫画家という職業に偏見を抱くことはなく、布美枝の縁談について反対する親族もいる中、茂に見どころを感じて布美枝に結婚を勧めた[注 22]。布美枝の結婚後は2回調布の村井家を訪問、娘を励まし、茂の成功が伝えられると心から喜んだ。1985年(昭和60年)に脳梗塞で倒れ、右半身が不自由になり、介護を受ける立場となる。源兵衛自身死を予感しながら、翌年の秋、彼岸花が咲く頃に他界。最終回、源兵衛に最後の別れをするために村井(水木)家の4人が安来に行き、ヒロインの故郷でラストシーンを迎えた。原案者の父の飯塚藤兵衛がモデル。
- 飯田ミヤコ
- 演 - 古手川祐子
- 布美枝の母。控えめな態度で夫に仕え、家族に尽くし、自身と同じように感情を抑えがちな布美枝の良き理解者でもある。短期間に布美枝の結婚が決まると、嫁入り道具が間にあわない中、呉服業を廃した戦時中も手放さなかった上質の反物でつくった和服(青海波の文様)を布美枝に渡し、幸せを願った。布美枝の結婚後は夫と共に実家で布美枝たちを案じ続ける。また妻として母として、布美枝の姑・村井絹代とも互いに相手の立場を思いやった。リューマチの持病を抱えている。なお全般的な傾向として、時代と舞台と配偶者(職種)を変え、新世帯でヒロインが母ミヤコの役割を果たすことになる。原案者の母の飯塚つや子がモデル。
- 飯田暁子 → 塚本暁子
- 演 - 飯沼千恵子、小林さり(青年期)
- 布美枝の長姉。新婚の布美枝が東京駅に着いたときに初登場。都内(赤羽)に在住し、唯一頼れる身内であった。サラリーマンの夫と息子二人の核家族で、貧しいヒロイン一家と違い余裕のある生活をしている。布美枝の第二子妊娠時に夫の転勤で東京から離れていた。原案者の長姉がモデル。
- 飯田ユキエ → 横山ユキエ
- 演 - 星野真里、足立梨花(青年期)
- 布美枝の次姉。活発で開放的な性格で、好奇心旺盛、感情を抑えにくい一面を持つ。戦時中映画『モロッコ』の宣伝チラシを見ながら、知らない世界に行ってみたいと少女の布美枝に語った。父の勧める縁談に強く反発したものの、相手の人柄を知ると自ら見合いを望み、小学校の教員をやめて実家近くの農家・横山家に嫁いだ。父からは「お前がわしの性格を一番濃く受け継いでいる」と評されており、四女いずみと共に対照的なキャラクターとしてヒロインの特徴を強調する役柄でもある。原案者の次姉がモデル。
- 飯田哲也
- 演 - 大下源一郎、渡邉等士、糟谷健二(幼少期)
- 布美枝の兄。教員であり、跡取りとして実家で両親と同居している。原案者の兄の飯塚龍矢(父の死後に飯塚藤兵衛と改名)がモデル。
- 飯田邦子
- 演 - 桂亜沙美
- 哲也の妻。布美枝よりも年下の義姉で、布美枝と仲が良く、第二子妊娠時には布美枝に第一子の俊文の子守を頼んでいた。飯田家で電化製品を購入した際には、「今迄家のことを中心になってやってくれていた布美ちゃんが、相談もなく台所のものを買われたら、いい気分はしないのでは」と布美枝に配慮を示したり、東京へ嫁ぐ不安を語った布美枝を励ますなど、優しく、思慮のある性格。後年、介護をしている源兵衛から「本当の娘」と感謝された。原案者の義姉の飯塚和子がモデル。
- 飯田俊文
- 演 - 馬渕誉、佐藤詩音、神谷涼太
- 哲也夫婦の息子。布美枝の甥。若くして結婚し独立したが、なかなか子供が出来なかった。原案者の甥の飯塚頼寿(現・飯塚藤兵衛)がモデルであり、子供が出来たのは結婚して10年以上経ってからである。
- 飯田絵里子
- 演 - 三宅朱皓、飯田ゆか、平林靖子
- 哲也夫婦の娘。布美枝の姪。原案者の姪の飯塚生美子がモデル。
- 飯田貴司 → 及川貴司
- 演 - 星野源、鈴木福、小林海人(幼少期)
- 布美枝の弟。飯田家4姉妹の中で布美枝と最も仲がよく、また布美枝に似て温厚で人当たりが柔らかい。家業を手伝っていたとき、ミシン販売店の跡継ぎ娘・及川満智子と交際するものの、そのことを知らない父が店を持たせて分家独立させようとしたため、両者の板ばさみで思い悩む。その後、帰省中の布美枝のアドバイスもあり、満智子との結婚を選び婿入りした。1972年(昭和47年)、新型ミシンの研修で上京したとき、仕事に忙殺されて家庭に目を向けない茂のことで布美枝にアドバイスするとともに、他人事ではないと反省を口にした。しかし、ミシン販売業の不振から脱却しかけた矢先、釣りに行った際に海に転落し、妻子を残して帰らぬ人となる。原案者の弟がモデル。
- 飯田いずみ → 森川いずみ
- 演 - 朝倉えりか、朝田帆香(幼少期)
- 布美枝の妹で末子。次姉ユキエに似て好奇心・自立心が旺盛で感情を抑えにくい性格。布美枝が帰省したとき、東京への憧れを口にした。短大を卒業(当時の高学歴女性)して産休補助教員をしており、自動車の運転免許を持っている。布美枝が第二子を身ごもると、父の命令で村井家の家事と育児をしばらく手伝うことになった。アシスタントの倉田に恋心を抱くが倉田には受け入れてもらえず心を痛める。しかし、その後、倉田の一心不乱に漫画原稿に向かう姿を見て、また、郁子の仕事に生きる覚悟、布美枝の貧乏に耐える強い気力、茂や漫画アシスタントの目標に向かって努力する姿を実感する。倉田に対しては「本物の漫画家を目指す姿をずっと応援し続ける」と、彼への思いにけりをつける。見合いに関しては、もし嫌な相手なら父親が何と言おう見合いはしないと言い切り、自らも一歩踏み出すべきと思う。調布を去る日、茂の家の前で倉田から「いままで長々と保留していた御礼」として「笑顔のいずみの絵」を受け取り、思いを新たにし安来に帰る。後日、見合いをして即断即決で結婚し、一児をもうける。原案者の妹がモデル。
- 宇野輝子
- 演 - 有森也実
- ミヤコの妹で、布美枝の叔母。少女時代の布美枝は、どんな時でも話を聞いてくれ受け止めてくれる彼女に慣れ親しんでいた。布美枝と茂の急な結婚に不満を漏らしていた。原案者の叔母がモデル。
村井家の人々[編集]
境港の村井家は、飯田家と好対照であり[注 23]、そのことが家風にも表れている。核になる夫妻は、前者の修平・絹代が「かかあ天下」で、後者の源兵衛・ミヤコが「亭主関白」である。修平は当時めずらしい大学卒で、東京で学生生活を楽しんだのに対し、父が他界した源兵衛は高等小学校を卒業して家業に従事。また村井家は、家業も大きな資産もないこともあり、子供3人が県外で生活し(最終的に東京に集まる)、結局のところ修平・絹代夫妻も境港を離れてしまう。なお特徴として、子供3人が両親につけたあだ名を使いつづけている。
- 村井修平
- 演 - 風間杜夫
- 茂の父。食欲など欲望を抑えようとしない質(たち)で、恥になるような話を面白おかしく人に聞かせる等、ひょうひょうとして憎めない人柄。食欲旺盛で「胃が突出して強い」との意味から、息子3人に「イトツ」と呼ばれる。同世代の中で数少ない大学卒の高学歴を持つが、映画館の経営など事業に失敗したり口車に乗せられそうになったりと社会生活に適応するための経済的能力が低い。そのため妻に頭が上がらない。また、学生時代から映画や芝居など芸能が好きで、茂の創作活動にも少なからず影響を与えた。TVアニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』がヒットすると夫婦で上京し、茂一家と同居した。1984年(昭和59年)、ゆかりのある弁士の孫・川西志穂に会って未完の映画シナリオの創作意欲が再燃するものの、過去の事業と同じように成功(完成)させることなく家族に看取られて他界した。水木しげるの父がモデル。
- 村井絹代
- 演 - 竹下景子
- 茂の母。周囲との軋轢(あつれき)を恐れないほど厳格で(モットー:孟子(公孫丑上)「[やましいことがなければ、反対者が]千万人といえども吾ゆかん」)、夫が夫だけに堅実でもある。また、旧家の出を口にするなどプライドが高く、茂に義手を強要するなど世間体をとりつくろう傾向にあるなど総じて修平と正反対なところが多い。よく怒る様から息子たちに「イカル」(怒る)と呼ばれ、煙たがられている。プロットでは、40歳になろうとする茂を心配して強引に帰郷させて布美枝と見合いをさせ、結婚直後左腕がない茂のことを布美枝に託した。もっとも、はがきで茂の安否を問いつづける等、一方的な母性愛で布美枝たちを少々閉口させている。茂一家と同居後、布美枝が茂の世話に専念できるよう「心臓がよくない」と主張し、仮に高齢の夫が一人残されても生活できるよう夫に家事(の訓練)をさせたが、思いがけず夫に先立たれてしまい家事で束縛したことを後悔した。後日、上京した飯田ミヤコに対し長年つれそった夫との死別(対象喪失)を子供でも孫でも補えない深い悲しみと胸中を打ち明けた。水木しげるの母がモデル。
- 村井雄一
- 演 - 大倉孝二
- 茂の兄。都内の風呂なし市営住宅に住んでいるため、風呂を借りに家族で茂の家をよく訪れる。茂が多忙になった後、水木プロダクション設立に協力し簿記の資格を持つ妻の佐知子を経理担当に推した。水木しげるの兄がモデル。
- 村井佐知子
- 演 - 愛華みれ
- 雄一の妻で、茂の義姉。結婚前に紙問屋で経理部にいた。簿記の資格を持つため水木プロダクションの経理担当になった。水木しげるの義姉がモデル。
- 村井光男
- 演 - 永岡佑
- 茂の弟。福岡県で会社勤めをしていた。TVアニメ版『ゲゲゲの鬼太郎』がヒットして茂への取材などが増えたため、退職して上京し水木プロダクションのマネージャーになった。水木しげるの実弟で水木プロ・ゼネラルマネージャーの武良幸夫がモデル。
安来の人々[編集]
東京の人々[編集]
- 田中美智子
- 演 - 松坂慶子
- 調布の貸本屋「こみち書房」の女店主で布美枝が調布で最も頼れる知人。天真爛漫で周囲を明るくする性格。早くに息子を亡くしたため、小林太一を息子の様に心配する。元々家族で飲食店を営んでいたが、夫の戦争の後遺症と義母の高齢もあり貸本屋を始めた。悪書追放運動による経営難や夫の再就職などの事情から、1964年(昭和39年)店をたたみ千葉に引っ越す。その後「悪魔くん」テレビ放送第一話の当日(1966年(昭和41年)10月)に村井家に祝電を送り、千葉への転居から8年後の1972年(昭和47年)に調布を訪ね布美枝や商店街の面々との再会を喜んだ。千葉でもいずれ「こみち書房」を立ち上げ水木作品をお薦めにすると布美枝達に宣言するも、貸本の退潮で漫画雑誌等を置く書店として「こみち書房」を継続させていたが、1985年(昭和60年)頃に遂に店を閉めた。
- 田中政志
- 演 - 光石研
- 美智子の夫。戦争で外地に出兵した折に負傷。その後シベリア抑留生活を経験した。戦前は腕前のいい電気工でシベリア抑留時に重宝されたが仲間の嫉みに遭い、かつ子供が死んだことで前向きに生きることができなくなっていた。悪書追放運動で「こみち書房」が経営難の頃かつての仲間に電気工復帰を誘われ迷うが、茂の一言に諭され千葉で電気工として出直すことを決意した。
- 田中キヨ
- 演 - 佐々木すみ江
- 政志の母で矍鑠とした性格。美智子と共に貸本屋を営む。リウマチの持病があり布美枝が時折灸を行った。
- 深沢洋一
- 演 - 村上弘明
- 経営していた貸本漫画出版社・三海社(三洋社がモデル)で富田書房と絶縁した茂を歓待し「鬼太郎夜話」を積極的に出版した。しかし結核で倒れて長期療養に入り、三海社が倒産した。療養後、新たに出版社・嵐星社(青林堂がモデル)を立ち上げ、漫画雑誌『ゼタ』(『ガロ』がモデル)を創刊した。「雄玄社マンガ賞」受賞後、多忙な茂夫妻のよき相談相手になり、アシスタント(倉田圭一)の確保に力を貸したり、プロダクション設立のアドバイスをしたりした。1986年(昭和61年)7月の水木プロ20周年パーティーには、体調を崩したため未参加であった。
- 1964年(昭和39年)の『ガロ』創刊に携わり、初代編集長であった長井勝一がモデル。
- 浦木克夫
- 演 - 杉浦太陽
- 茂の幼馴染み。茂を「ゲゲ」と呼ぶ。茂からは「イタチ」と呼ばれている。
- 常に金儲けしか考えておらず「出版プロデューサー」や「広告代理店オーナー」を自称。たびたび儲け話や厄介事を持ち込んでは茂夫妻を振り回すトラブルメーカー。その調子のよさと金銭への執着から茂は彼をモデルに「ねずみ男」のキャラクターを作ることになる。はるこに惚れ彼女が実家の山梨に帰ったときは悲しんだが、すぐに深沢の秘書である加納に乗り換えるなど節操のない一面も。しかしどこか抜けた面のある憎めない男である。
- 金儲けで茂を巻き込もうとしたことで茂の母・イカル(絹代)にこっぴどく叱られたことがあり、それ以来イカルが大の苦手だが、最終週の水木プロ20周年パーティーでも、茂との会話もそこそこにイカルに話し相手としてつかまる始末だった。
- 作中ではねずみ男のモデルとされるが、実際にはねずみ男をモチーフに作られた架空の人物である[注 24]。
- 河合はるこ
- 演 - 南明奈
- 駆け出しの少女漫画家。原稿を深沢のところに持ち込んだ際に茂と知り合った。少女漫画で苦戦していた茂の臨時アシスタントをしたこともある。ジャンルは違うが茂の漫画を高く評価し心酔していた。その後、両親と約束した期限内に大成が叶わなかったため、実家・山梨に戻った。
- 第23週で山梨県内の小学校の臨時職員から正職員に採用された設定(年代は1981年)で再登場。水木プロを訪れ茂に野外学習のため勤務先小学校への訪問を打診し茂が応諾、野外学習先の山梨県の河原で妖怪「小豆洗い」と遭遇、茂に妖怪事典の製作を決意させたことから、結果として間接的ながら茂がスランプから脱出するきっかけを作り再起を図らせた人物。
- つりたくにこがモデルとの説がある[11][注 25]。
- 小林太一
- 演 - 鈴木裕樹
- 工員。こみち書房の常連であり茂の漫画の愛読者。岩手県遠野綾織出身で、中学を卒業後上京。寺山修司に憧れ詩人を目指している。勤務先の工場の移転に伴い福島県に転居。最終週で再登場して水木家を訪れ、現在は工場長になり詩は趣味として続けていることを語った。
- 戌井慎二
- 演 - 梶原善
- 茂の貸本漫画家仲間であったが後に漫画家を断念。「墓場鬼太郎」最初のファンの一人で、茂宅に押しかけ「墓場鬼太郎」の魅力を熱く語るエネルギッシュな好人物で、水木プロ20周年の時には四半世紀の付き合いになっていた。出版会社「北西出版」(東考社がモデル。社名は「いぬい」を24方位と結び付け、「戌亥=乾」が意味する方角の「北西」に由来する。)を経営し、漫画家断念後に「悪魔くん」を世に出すため奔走する。「悪魔くん」の初回テレビ放送の日に茂は最初に戌井に感謝の言葉を伝えた。
- 1960年代に東考社を設立し、メジャー化前の水木作品の出版に力を入れていた桜井昌一がモデル。
- 富田盛夫
- 演 - うじきつよし
- 貸本漫画出版社・富田書房(兎月書房がモデル)の社長(清水袈裟人がモデル)。茂が専属的に作品を納めていたが新規事業の失敗で経営が傾き、茂への原稿料払いを渋ったため茂に絶交された。その後半年振りに茂と再会・和解して「河童の三平」で再起を図るが、結局会社が倒産した。そのため原稿料を手形で受け取っていた茂は原稿料を受け取れなかった。倒産後五反田の小さな印刷会社で働き、原稿料の一部を茂に支払う。「悪魔くん」テレビ初回放送当日は街の食堂で一人その様子を固唾を呑んで見守った。
- 亀田達吉
- 演 - 徳井優
- 質店店主。茂と雄一は「一六銀行」と呼んでいる(1+6=7(しち)であることにちなんだ質屋を指す隠語)。「水木プロダクション」設立後も喫茶店の常連客としてしばしば登場。
- 松井靖代
- 演 - 東てる美
- こみち書房の常連客。調布のすずらん商店街にある銭湯のおかみ。現在は銭湯を嫁にまかせ、ロザンヌ化粧品の「ロザンヌレディ」として活躍中。
- 三浦徳子
- 演 - 棟里佳
- こみち書房の常連客。調布のすずらん商店街にある床屋のおかみ。
- 山田和枝
- 演 - 尾上紫
- こみち書房の常連客。調布のすずらん商店街にある乾物屋「山田屋」のおかみ。布美枝に自動車の運転を勧める。
- マスター
- 演 - 広戸聡(出雲方言指導も担当)
- すずらん商店街にある喫茶店「再会」のマスター。調布でのコミュニティサロンのような存在として、要所で喫茶店のシーンがしばしば登場した。
水木プロ社員[編集]
- 倉田圭一
- 演 - 窪田正孝 ※第17週 - 第19週、第26週にゲスト
- 大阪で看板屋に勤めるかたわら投稿した『ゼタ』掲載漫画が茂の目に留まり、深沢の仲介で上京。茂のアシスタントになった。漫画賞大賞を取り漫画家デビューしアシスタントを卒業した。池上遼一がモデル。
- 小峰章
- 演 - 斎藤工 ※第17週 - 第19週、第26週にゲスト
- 元・貸本漫画家。深大寺参道でスケッチをしていたとき、茂に画力を見込まれてアシスタントに期間限定で採用された。倉田卒業と時同じくしてアシスタントを卒業し旅に出る。つげ義春がモデル。
- 菅井伸
- 演 - 柄本佑 ※第17週 -
- 愛称「菅(すが)ちゃん」。水木プロの最古参アシスタントで倉田・小峰とともに水木プロ旗揚げに参加。実家は栃木のかんぴょう農家(茂は、偶然にも第一印象を「かんぴょうのような男」と言っていた)。当初茂は菅井を雇うつもりがなかったが、半ば強引にアシスタントとなった。幼い頃の藍子・喜子のお守りをしていたこともある。当初は画力の無さや注意力の低さ(ミスの多さ)からお荷物的な立場であったが、倉田と小峰が退社した後はアシスタントの中心的存在となり、後に茂が過労で倒れた際落ち込んでいる皆を奮起させた。点描を専門に担当し茂も舌を巻く程のレベルに上達する。最終週で入社20年目(45歳)にして「夕顔畑に風が吹く」という作品で漫画の新人賞に入賞を果たしたが、本人の希望と茂の想いもあって作家デビューはせず水木プロに残る道を選んだ。同窓会で再会した子持ちの女性と結婚している。
- 相沢幹夫
- 演 - 中林大樹 ※第20週 -
- 倉田・小峰が抜けた後に入ってきた茂のアシスタント。古株の菅井を差し置き後輩のアシスタントに頼りにされるが、本人は菅井を尊敬しており共に長く水木プロで茂のアシスタントを務めることになる。水木プロ20周年謝恩パーティーの場で倉田のファンであると述べた。元教員の妻との結婚に際し水木夫妻に仲人をお願いした。
- 実在のアシスタントで漫画指導にもあたっている村澤昌夫がモデル[12]。
その他[編集]
- 第1週
- 第2週
- 第4週
-
- 横山信夫
- 演 - 中村哲人 ※第26週(最終回)にも登場
- ユキエの夫。布美枝の義兄。ユキエと共に布美枝と茂の結婚式に出席、下戸の茂に酒を勧める。
- のんのんばあ
- 演 - 森康子 ※第7週にも登場
- 茂の幼い頃、実家にお手伝いに来ていた老婆。茂に昔話や怖い話をよく聞かせ、多大な影響を与えた。
- 美容師
- 演 - クノ真季子
- 美容助手
- 演 - 浦ちあき
- 結婚式当日の布美枝の着付けの美容師と、その助手。
- 列車の乗客
- 演 - 九太朗、益田愛子
- 茂・布美枝夫婦と同じ列車に乗り合わせる乗客。
- 子供
- 演 - 中西隆雅
- 列車に乗っている子供。浦木がいたずらで勝手に無断で座席に座り込んで泣いた。
- 運転手
- 演 - 岸博之 ※第5週にも登場
- 布美枝の長姉・暁子が用意してくれたハイヤーの運転手。
- 電気集金人
- 演 - 剣持直明 ※第10・11・21週にも登場
- 茂夫妻に電気代の支払いを督促する。
- ガス集金人
- 演 - 岩田丸
- 茂夫妻にガス代の支払いを督促する。
- 水道集金人
- 演 - 白石タダシ ※第11週にも登場
- 茂夫妻に水道代の支払いを督促する。
- 第5週
-
- 中森恒夫
- 演 - 中村靖日 ※第10週までと第18・19週にも登場
- 大阪で貸本漫画家をしていたが業界が下火になってきたため妻子を残し上京。金欠であったため浦木の紹介で村井宅の2階を間借りして下宿するようになり、茂が富田書房と絶縁した際は茂と共に出版社に原稿の売り込みに走った。しかし、後に漫画家を断念して大阪に帰る。
- 原田
- 演 - 中本賢
- 布美枝のバッグを置き引きしようとした男。お詫びも込めてこみち書房で働いたのち、出直すため故郷に帰る。
- 鈴木
- 演 - 山﨑千惠子 ※第7週まで登場
- 富田書房の事務員。
- 村井健太
- 演 - 舛田宇大遥
- 兄・雄一の息子。風呂に入るため、叔父・茂の家を訪れる。第8週まで登場するが、その後の登場シーンはない。
- 村井波子
- 演 - 天野柚希
- 兄・雄一の娘。風呂に入るため、叔父・茂の家を訪れる。第8週まで登場するが、その後の登場シーンはない。
- 第6週
- 第7週
- 第8週
-
- えびおそうじ
- 演 - 海老原優(漫画指導も担当) ※第26週にも登場
- 人気漫画家。メガネとベレー帽が特徴。
- 第9週
- 第10週
-
- 医者
- 演 - ふせえり
- 布美枝が掛かりつけの高橋産院の産婦人科医。
- 看護婦
- 演 - 杏野さや
- 高橋産院の看護婦。
- 子連れの母親
- 演 - 宮地眞理子
- 高橋産院の待合室で転んだ子どもの母親。
- 会計の人
- 演 - 岡本牧子
- 高橋産院の会計の女性。
- 妊婦
- 演 - 小出ミカ、宮本郁子
- 高橋産院の妊婦たち。
- 塚本
- 演 - 塚本晋也 ※第26週にも登場
- 布美枝の長姉・暁子の夫。
- 塚本和弘
- 演 - 冨澤風斗
- 暁子の息子。
- 塚本浩二
- 演 - 西山知輝
- 同上。
- 内崎
- 演 - 田中要次 ※第11週にも登場
- 不動産屋、しげるの住む家の大家。
- 貧乏神
- 演 - 片桐仁(ラーメンズ) ※第12週以降にたびたび登場し、第16週で姿を消す
- 富田書房などの貸本業者と村井家にとりついた(と茂夫妻には感じられた)。このドラマの妖怪には珍しく俳優の実写である。
- 債権者
- 演 - 樋渡真司、甲斐将馬、原金太郎
- 富田書房の債権者たち。
- 三澤
- 演 - 水橋研二
- 税務署員。茂の申告額があまりに少ないので調査にやって来る。
- 北川
- 演 - 山本浩司
- 同上。
- 第11週
- 第12週
- 第13週
- 第14週
-
- 鎌田
- 演 - 坂俊一
- 政志の友人。電気工の仕事を世話する。
- 和田
- 演 - 九十九一
- 「こみち書房」の土地の地主。美智子に地代の値上げを要望する。
- 警官
- 演 - 芹口康孝
- 「こみち書房」の騒ぎに駆けつける警官。
- 青年
- 演 - 岩瀬亮 ※第15週にも登場
- 「嵐星社」の深沢を訪ねる漫画家志望の青年。
- 加納郁子
- 演 - 桜田聖子 ※第14週 -
- 嵐星社における深沢の秘書。元大手商社の重役秘書。黒田プロ設立に関わったことから茂の漫画のプロダクション化に一役買う。その後も有能な秘書として嵐星社を支えるも徐々に深沢とは仕事に対する価値観の相違が生じ、成田出版(小学館がモデル)による『ゼタ』の買収(出資)話の破談[注 26] をきっかけに嵐星社を退社、婦人向け雑誌の編集者に転じ後に雑誌の取材で水木プロを訪れる。
- モデルは長井勝一の妻である香田明子との説がある[13]。
- 第15週
-
- 豊川悟
- 演 - 眞島秀和 ※第15週 -
- 大手出版社・雄玄社(講談社がモデル)にて漫画雑誌「週刊少年ランド」(「週刊少年マガジン」がモデル[注 27])の出版に携わる編集者。最初宇宙ものの執筆を茂に依頼するが茂に断られ、再度「テレビより面白い作品」を茂に依頼し、茂が漫画賞を受賞する「テレビくん」を世に出すきっかけを作った。水木漫画の採用と前後して編集長に就任し旧知の船山と共に水木漫画の映像化を目指した。1965年に「週刊少年マガジン」3代目の編集長に就任した内田勝がモデル。
- 船山信義
- 演 - 風間トオル ※第15週 -
- 城西映画テレビ部(東映テレビ部がモデル)のプロデューサー。サングラスに柄物スーツという特徴付けた装いのため村井家初訪問時に布美枝に不審がられた。豊川と共に水木漫画の映像化に尽力。1965年当時の東映テレビ部のプロデューサー渡邊亮徳[14] と平山亨がモデル。
- 梶谷
- 演 - 須賀貴匡 ※第16週 -
- 豊川と同じ大手出版社・雄玄社「週刊少年ランド」編集者。
- 北村
- 演 - 加治将樹 ※第16週 - 、※第26週に再度、登場。
- 豊川と同じ大手出版社・雄玄社「週刊少年ランド」編集者。「雄玄社マンガ賞」受賞後、茂の専属担当になる。
豊川の異動後はデスクに昇進。一時文芸誌担当で漫画から離れるが、その後、「月刊マンガタンク」(「コミックボンボン」がモデル)編集長として再び漫画誌に携わる。内田勝の後の「週刊少年マガジン」編集長である宮原照夫がモデル。 - 高畑
- 演 - 中野英樹 ※第16週 -
- 福田
- 演 - 黒田大輔 ※第16週 -
- 雄玄社「週刊少年ランド」編集者。
- 小村
- 演 - 山本圭祐
- 雄玄社「少女ガーデン」編集者。
- 女店員
- 演 - 川田しのぶ
- 布美枝が絹代たちやはるこを案内した深大寺茶店の店員。
- 編集長
- 演 - 長谷川公彦
- 「週刊少年ランド」編集長。水木作品掲載を推す豊川に対し、「宇宙もの」の条件を出す。
- 第16週
- 第17週
-
- 倉田圭一
- 演 - 窪田正孝
- 小峰章
- 演 - 斎藤工
- 倉田と小峰に関しては水木プロ社員の項を参照。
- 石田
- 演 - 中沢青六
- 茂の家の改築の大工の棟梁。
- 第18週
- 第19週
- 第20週
-
- 畑野
- 演 - 堀内敬子
- 茂の長女・藍子が通う小学校の担任教諭。
- 品川
- 演 - 金子裕 ※第22週までと第26週に登場
- 茂のアシスタント。
- 中野
- 演 - 城戸裕次 ※第22週まで登場
- 茂のアシスタント。
- 編集者
- 演 - 大竹浩一、本間剛
- 水木プロ担当の雑誌編集者。
- 砂田智美(小学生時代)
- 演 - 田中しおり ※第21週まで登場、第25週で大学4年の設定で再登場
- 藍子の同級生。藍子の理解者。
- 猫の声
- 声 - 永井一郎
- トイレにいた茂に妖怪「いそがし」にとり付かれたことを教える。
- 松川冴子
- 演 - 杉本有美 ※第21週までと第26週に登場
- 雄玄社「週刊少年ランド」編集者。北村に代わって茂の担当になる。
- 警官
- 演 - 蒲生純一
- 夜に漫画のネーム(せりふ)を考えながら自転車で走っていた茂を職務質問する。
- 第21週
-
- 村尾
- 演 - 中村由起子
- 絹代に老人クラブに入会するよう勧誘に来た町内会の役員。
- 赤木留美子
- 演 - 藤崎花音 ※第20週から登場
- 藍子の小学校での同級生で女生徒のリーダー格。茂を通じてテレビに出られるようにお願いをするために藍子を庇うが、願いが実現しないことがわかると藍子に冷たくする[注 20]。
- 三井(元軍曹)
- 演 - 辻萬長
- 戦地ラバウルで同じ部隊だった茂の元上官。宝塚でのイベントで26年ぶりに茂と再会後笹岡と共に村井家を訪れる。水木しげるの上官だった宮一郎軍曹がモデル。
- 上官
- 演 - 久松信美、石井マサト、二宮康
- 茂の上官。命からがら帰陣した茂を敵前逃亡だと叱責する。
- 担当者
- 演 - ミョンジュ
- 宝塚ドリームパーク(実在した遊園地、宝塚ファミリーランドがモデル)『鬼太郎イベント大会』の担当者。
- 中隊長
- 演 - 宮内敦士
- 曹長
- 演 - 林和義
- 戦地ラバウルでの部隊の上官たち。
- 支隊長
- 演 - 金子岳憲
- 戦地ラバウルでの部隊のズンゲン支隊長。玉砕命令を出す。
- 第23週
- 第24週
- 第25週
-
- 砂田智美
- 演 - 水崎綾女
- 藍子の小学校当時の同級生。喫茶店で教員採用試験の合格をただ一人祝った。
- 第26週
反響[編集]
初回視聴率14.8%[15]、第1週の週間最高視聴率15.8%[注 28] はいずれも過去最低であった。その後視聴率は右肩上がりに推移し、最終回に番組最高の23.6%を記録した。23.6%は2010年に放送された全ドラマの中で2番目に高い数値である[16])。平均視聴率は18.6%で前作『ウェルかめ』の13.5%(過去最低)を5.1ポイント上回った。なお、第16週から最終第26週までの11週中10週でビデオリサーチの視聴率「総合」1位を占めた。
社会からの反響も大きく[注 29]、放送終了後連続テレビ小説で初めてザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞を受賞し、ヒロインを演じた松下奈緒が第61回NHK紅白歌合戦の紅組司会に起用された[注 30]。また、2010ユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞に原案者の著作などから「ゲゲゲの〜」が[17]、2011年第83回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲に本作品の主題歌「ありがとう」(いきものがかり)が選ばれるなど[18]、本作品は「空前のブームを巻き起こした」と評された[19]。
2011年5月3日から台湾のテレビ局でも放送され、『JIN-仁-』等をおさえて日本ドラマ部門の視聴率1位になった[20]。
2012年度からBSプレミアムで再放送が行われた。BS波での朝ドラ再放送は『都の風』以来4年ぶり。また同日に放送を開始した『梅ちゃん先生』(7:30開始)が続けて放送された[21]。また2013年1月19日からスカパー!「ファミリー劇場」で土曜日 11:00 - 13:00に放送が行われる[注 31]。
2015年12月1日、前日の水木しげるの訃報を受けて、NHK総合テレビジョンで総集編の再放送を行うことが決定した[22]。
スタッフ(テレビドラマ)[編集]
- 原案 - 武良布枝『ゲゲゲの女房』(実業之日本社刊)
- 脚本 - 山本むつみ
- 音楽 - 窪田ミナ
- 主題歌 - いきものがかり「ありがとう」(エピックレコードジャパン)
- アニメーション制作 - 東映アニメーション[注 32]
- 副音声解説 - 松田佑貴
- 岩手方言指導 - 若野裕子
- 出雲方言指導 - 藤井京子(第1・3週)、井原幹雄(第2週)、広戸聡(第4週以降)
- 大阪方言指導 - 舩阪裕貴
- 妊婦指導 - 大葉ナナコ
- 時代考証 - 天野隆子
- 音響監督 - 今井裕
- 漫画指導 - 海老原優、村澤昌夫
- 医事指導 - 池添祐大
- 資料提供 - 山口信二
- 美術 - 日高一平
- 映像技術 - 周東昭彦
- 制作統括 - 谷口卓敬(やぐち たかあき)
- プロデューサー - 落合将
- 演出 - 渡邊良雄、勝田夏子、一木正恵、尾崎裕和、渡辺哲也、堀之内礼二郎、佃尚能
- 撮影協力 - 茨城県常陸太田市、茨城県石岡市、いばらきフィルムコミッション、千葉県匝瑳市、神奈川県厚木市、鳥取県境港市、島根県安来市、千葉県フィルムコミッション、千葉県房総のむら、水木プロダクション、東京都調布市、東京国立美術館工芸館、埼玉県児玉郡上里町、静岡県松崎町、静岡県菊川市、山梨県甲州市、富士の国やまなしフィルムコミッション、埼玉県加須市、騎西フィルムコミッション
- エキストラ - 劇団ひまわり、劇団東俳、舞夢プロ、劇団いろは、エンゼルプロ、セントラル子供タレント、セントラル児童劇団、NHK東京児童劇団、島田市の皆さん、つくばみらい市の皆さん、調布市の皆さん、佐原市の皆さん[注 33]、芸優、カイプロジェクト
放送日程[編集]
週 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2010年3月29日 - 4月 | 3日ふるさとは安来(やすぎ) | 渡邊良雄 | |
2 | 2010年4月 | 5日 - 4月10日ご縁の糸 | ||
3 | 2010年4月12日 - 4月17日 | たった五日で花嫁に | ||
4 | 2010年4月19日 - 4月24日 | さよなら故郷(ふるさと) | 勝田夏子 | |
5 | 2010年4月26日 - 5月 | 1日花と自転車 | 渡邊良雄 | |
6 | 2010年5月 | 3日 - 5月 8日アシスタント一年生 | 一木正恵 | |
7 | 2010年5月10日 - 5月15日 | 消えた紙芝居 | ||
8 | 2010年5月17日 - 5月22日 | 父の上京 | 渡邊良雄 | |
9 | 2010年5月24日 - 5月29日 | 私、働きます | 一木正恵 | |
10 | 2010年5月31日 - 6月 | 5日こんにちは赤ちゃん | 尾崎裕和 | |
11 | 2010年6月 | 7日 - 6月12日貧乏神をやっつけろ | 渡邊良雄 | |
12 | 2010年6月14日 - 6月19日 | 連合艦隊再建 | ||
13 | 2010年6月21日 - 6月26日 | 初めての里帰り | 一木正恵 | |
14 | 2010年6月28日 - 7月 | 3日旅立ちの青い空 | 渡邊良雄 | |
15 | 2010年7月 | 5日 - 7月10日チャンス到来!? | 一木正恵 | |
16 | 2010年7月12日 - 7月17日 | 来るべき時が来た | 渡辺哲也 | |
17 | 2010年7月19日 - 7月24日 | プロダクション旗揚げ | 渡邊良雄 | |
18 | 2010年7月26日 - 7月31日 | 悪魔くん復活 | 一木正恵 | |
19 | 2010年8月 | 2日 - 8月 7日鬼太郎ブームがはじまった[注 13] | 勝田夏子 | |
20 | 2010年8月 | 9日 - 8月14日妖怪いそがし | 渡邊良雄 | |
21 | 2010年8月16日 - 8月21日 | 戦争と楽園 | 一木正恵 | |
22 | 2010年8月23日 - 8月28日 | おかあちゃんの家出 | 渡邊良雄 | |
23 | 2010年8月30日 - 9月 | 4日妖怪はどこへ消えた? | 一木正恵 堀之内礼二郎 | |
24 | 2010年9月 | 6日 - 9月11日人生は活動写真のように | 渡邊良雄 | |
25 | 2010年9月13日 - 9月18日 | 独立宣言 | 勝田夏子 佃尚能 | |
26 | 2010年9月20日 - 9月25日 | ありがとう[注 34] | 渡邊良雄 | |
平均視聴率 18.6%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
再放送日程[編集]
- 2019年6月17日(月)より2020年1月10日(金) NHK総合テレビジョンにて
- 毎週月曜から金曜 午後4時20分から午後4時50分 1日2話分ずつ放送
※ 放送開始日 変更の可能性あり。大相撲、高校野球等スポーツ中継や突発的な災害や首相会見等で放送中止することがあった。
※ 大相撲名古屋場所放送の関係で2019年7月8日から再放送休止し、7月29日から再開した。
※高校野球放送の関係で2019年8月6日から再放送休止し、8月26日から再開した。
- 毎週月曜から金曜 午後4時20分から午後4時50分 1日2話分ずつ放送
- 他局による再放送
オープニング[編集]
#概要で記した通り、60秒 - 2分強前後のアバンタイトルの後に当時多く流通していたヨーグルトのガラス瓶に入った5色の絵の具(これは実在の水木プロにあるものを再現したもので[25]、番組のタイトル画像として使用)が映し出され、「ありがとう」がイントロ(前奏部)なしで始まるオープニング画面が映し出される。曲が流れている部分ではゲゲゲの鬼太郎を始めとする水木作品のキャラクターのアニメーションや、自転車を漕いでいるシーンが登場し、中には昭和30年代の紙芝居のシーン(子供が数十人居て後ろには鬼太郎が映っている)や単行本(単行本の左側には目玉おやじが映っている)、テレビの中には大阪万博(ねずみ男が寝転んで見ている)の映像が流された。
- 月曜のオープニングでは「出演:村井布美枝 松下奈緒、村井茂 向井理」の字幕が右側に表示された(月曜以外のオープニングは字幕が左側に表示)。また、オープニング画面やテーマソングもやや長く、他の曜日と違い「河童の三平」や「悪魔くん」のキャラクターの映像が加わり、出演者以外のプロデューサーや製作スタッフの名前が表示された。だが「♪ありがとう~」に続くイントロ音楽は四分音符2つ分短く、ここだけ0.5小節になっており、このままいきなり「♪まぶしい朝に~」の歌詞が始まった。
- 第17週「プロダクション旗揚げ」のオープニングからの変更点[25]。
- 茂がマンガを書いている場面が「後ろ向き」→「前向きで半袖」になり、電気スタンドが付いて部屋が少しきれいになった。
- 最後に茂と布美枝2人で自転車で走っている道が「田舎道」(未舗装の砂利道、周囲の草木は冬枯れ)→「少し都会の舗装された広い道」(周囲の草木は青々し、バックに戸建ての住宅街がある)になった。また走る方向も「田舎道」では画面左下から右上方向だったのが、「少し都会の舗装された広い道」では画面右下から左上方向に変わった。そして、二人の洋服が「長袖」→「半袖」になった。ちなみに、自転車の二人の間に飛んでいた蝶は偶然映ったものでCGではない。
- 第20週「妖怪いそがし」のオープニングより。
- 最後の自転車のシーンで茂と布美枝の前を娘2人(藍子、喜子)が自転車(喜子は幼児用補助輪付自転車)で走る場面(上記同じ場所の舗装路を4人が自転車で走っている)に変更された[25]。
- 第26週「ありがとう」のオープニングからの変更点
後述、総集編での出演者・スタッフのクレジットは、レギュラー版のカットイン・アウトではなく縦スクロール表示であった。
エンドフリップ[編集]
目玉おやじと、以下に示すような武良夫妻ゆかりの地の写真を併せた画像が使われた。
安来の風景 | 富田山荘からの眺め(1)、大塚町、飯梨川・広瀬の山々、比田の田んぼ、能義平野(1)、島田の湾からの朝焼け、朝もやの白鳥、能義平野(2)、中海・十神山と大山、能義平野の田んぼ、中海、能義平野と大山、母里の町並み、上の台の茶畑、穂日島の菜の花、広瀬町富田川、月山富田城跡、王陵の丘公園と中海、富田山荘からの眺め(2)、東比田の田んぼ、伯太川、王陵の丘からの眺め、中海の静かな午後、永遠のふるさと |
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境港の風景 | 島根半島からの眺め、境水道大橋、美保湾の朝焼け、大山と美保湾 |
調布の風景 | 布多天神(1)、深大寺(1)、多摩川土手、野川(1)、布多天神(2)、多摩川(1)、仙川、深大寺の赤駒、多摩川(2)、国領神社・千年乃藤(1)、深大寺城跡、神代植物公園(1)、実篤記念館、多摩川(3)、深大寺・亀島弁財天池、野川(2)、野川(3)、神代植物公園(2)、野川(4)、多摩川の夕日、多摩川(4)、祇園寺(1)、多摩川(5)、多摩川(6)、常性寺、多摩川(7)、染地せせらぎの散歩道(1)、カルメル修道院、上石原若宮八幡神社、深大寺の鐘つき、染地せせらぎの散歩道(2)、多摩川のいかだレース[注 36]、青渭神社、城跡広場、佐須の畑、実篤公園、布多天神社(1)、水生植物園(1)、野川(5)、神代植物公園(3)、国領神社・千年乃藤(2)、近藤勇生家跡、神代農場、水生植物園(2)、糟嶺神社、野川(6)、野川(7)、深大寺水車館、布多天神社(2)、多摩川(8)、深大寺(2)、夕日の多摩川、深大寺参道、彫刻のある散歩路、わんぱく相撲、消防署員コンサート、布多天神社例大祭、神代植物公園(4)、神代植物公園の噴水、深大寺(3)、明照院、西光寺、虎狛神社、水生植物園(3)、深大寺そば祭り、道生神社まつり、骨董市、深大寺夕涼み、国領サマーカーニバル、深大寺ほおずきまつり、布多天神市、夏越しの祓い、緑の日々、夕焼け散歩、多摩川河川敷にて、花火大会、野川の灯篭流し、深大寺夕涼みの会、夏祭りがはじまる、深大寺のそば守観音、深大寺山門(1)、野川で川遊び、多摩川の夕暮れ、布多天神社夜かぐら、祇園寺(2)、お祭りがはじまる、深大寺山門(2)、布多天神祭り、今日は稲刈り、みんなで土手を…、深大寺の秋(1)、多摩川にて、神代植物公園を歩く、深大寺の秋(2)、多摩川べりで |
調布の素敵な時間 | 調布のよさこい、野川公園にて、お祈り中、今日は夏祭り、じっと待つ、夏祭りの紙芝居、多摩川を走る、釣りを楽しむ、多摩川暮色、野球大会!、紅葉と出会う、こっちを向いて! |
調布の子どもたち | みんなで芋ほり、必勝! フットサル、多摩川のほとりで、カニ山にて、ドッジボールに夢中(1)、公園でお遊び、公園でふたり、ひと休みする?、野川を見つめて、木陰のひととき、夏休みの午後、多摩川に遊ぶ、野川公園にて、野川公園に遊ぶ、今日は収穫体験、わんぱく相撲、ドッジボールに夢中(2)、カニ山に遊ぶ、今日は稲刈り、ひとりで散歩 |
多摩地域の風景 | 狛江のいかだレース[注 36] |
背景のカットは概ね1-2ヶ月程度、季節に応じて切り替わった。
- 最初の2か月の背景は桜(さくら)だった
- 5月31日(第10週)から背景が梅雨(つゆ)に変わった。
- 7月5日(第15週)から背景が向日葵(ひまわり)に変わった。
- 8月30日(第23週)から背景が紅葉(もみじ)に変わった。
土曜日のエンディング前には、30秒程度の次週あらすじの予告(エピローグブリッジ)が入った。
第25週(9月13日)から、次作『てっぱん』の告知が入った。
- 出演:瀧本美織、安田成美、遠藤憲一(9月13日-24日)。瀧本、富司純子、松尾諭、前田航基、神戸浩、長田成哉(おさだ せいや)、松田悟志、趙珉和(ちょう たみやす)、赤井英和、川中美幸、柏原収史(9月25日)
最終回は、「永遠のふるさと」と題し、安来の田園風景に大山(だいせん)を眺めるヒロイン夫妻の後ろ姿があった(映像合成[26][注 37])。
視聴率[編集]
本作品は不振にあえいだ前作『ウェルかめ』[注 38] の後を受けたこともあり、初回視聴率は14.8%と過去最低を記録(以下、ビデオリサーチ関東地区の数値)[15]、第1週の週間最高視聴率も15.8%と過去最低にとどまり[注 28]、連続テレビ小説として最悪のスタートを切った。その後視聴率は徐々に上昇し、6月12日放送で初めて20%を超え(関西地区は9月8日放送で20%を超え)[注 39]、最終回に番組最高の23.6%を記録した(23.6%は2010年に放送された全ドラマの中で2番目に高い数値[16])。週間平均視聴率が第1週15.5%・最終第26週21.5%、と最終週が第1週を6.0ポイント上回り[19]、週間最高視聴率も第1週15.8%・最終週23.6%と最終週が第1週を7.8ポイント上回るなど視聴率は右肩上がりに推移した(#放送日程も参照のこと)。なお、関東地区においては、2007年度前期『どんど晴れ』(23.2%)以来の最終回視聴率20%超えとなり、それが2016年度前期『とと姉ちゃん』まで6年連続で続くこととなった。
平均視聴率は18.6%(関西地区15.9%)で前作に比べて5.1ポイント高く、その上昇幅は『ひまわり』(1996年度上半期)の放送後で最も大きい(2010年度末現在)。なお、7月12日(月) - 18日(日)の週から9月20日 - 26日の週までの11週中、8月23日~29日の1週[注 40] を除いた計10週でビデオリサーチの視聴率「総合」1位を占めた(うち7週は本作品以外に20%を超える番組がなかった)。
反響[編集]
本作品は前作『ウェルかめ』の平均視聴率を5.1%上回るなど反響が大きかったことから[注 29]、NHKとライバル関係にある民間放送の番組でも本作品に関連した特集が組まれた。
好調な視聴率を背景に、特に8月中旬以降は民放テレビ局が番組内(全国放送)で原案者夫妻と主演俳優を次々に出演させて「ゲゲゲ」ブームを取り上げた(#ドラマ本体に関連したものと#水木夫妻に関連したものも参照のこと。以下は放送終了1週間以内の番組まで掲載。なお重複する番組は、名称と放送日のみ記載)。
- 『ボクらの時代』(CX):8月15日
- 『TheサンデーNEXT』(NTV):8月15日
- 『ぴったんこカン・カン』(TBS):8月20日、9月3日、9月10日、9月24日(2時間SP)[注 41]。
- 9月24日の2時間SPでは、東京ロケ(8月20日放送)で向井理に対して小学生から「ゲゲゲ」「ゲゲゲ」の声が多くかかったと安住紳一郎アナウンサーから話を振られた松下奈緒は、自身も小学生から「ゲゲゲの布美枝」「ゲゲゲ」とよく呼ばれると応じた。
- 『SmaSTATION!!』(EX)
- 9月18日放送分に松下がゲスト出演
- 『Mr.サンデー』(CX・KTV)
- 9月19日放送分に松下がゲスト出演
- 『中居正広の金曜日のスマたちへ』2時間SP(TBS):9月24日
- 『ウェークアップ!ぷらす』(YTV(NTV系列))
- 9月25日放送分のコーナーで「ドラマの次は映画・ゲゲゲブームで鳥取がアツい!」とブームを取り上げた。
- 『SMAP×SMAP』(KTV・CX):9月27日2時間半SP
- 『知っとこ!』(MBS(TBS系列)):10月2日
- 『出没!アド街ック天国』(TX)
- 10月2日のSPで「水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」の舞台とあって、何かが潜んでいるような歴史ある寺町」として深大寺を取り上げた。
- 『PARADISO』(J-WAVE)PERFECT WISH:9月24日
- 雑誌(TV情報誌を除く)
- 『週刊文春』
- 8月12日・19日合併号に向井理×松下奈緒「ゲゲゲの女房」夫婦対談が掲載
- 『週刊女性』
- 8月17日号ニュースグラフに『水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展』と「”ゲゲゲの中森さん”の素顔は」が掲載
- 『SAPIO』
- 9月8日号にSPECIAL REPORT「『ゲゲゲの女房』が日本人に愛される理由」が掲載。84-97頁
- 『週刊朝日』
- 9月24日号「林真理子ゲストコレクション」に、松下との対談が掲載
- 8月18日、NHK放送センターで撮影完了のセレモニーと記者会見が行われ、深夜に近かったにもかかわらず60以上の報道クルーが集まり、「あらためてその注目度、人気の高さを証明した」と報じられた[27]。
- 『週刊文春』
- 番組公式ホームページ(HP)のアクセス数が「詳細は控えますが…、空前絶後の記録に到達した」とスタッフブログで公表された[29]。なお、同HPは最終回放送後の9月末に閉鎖される予定が10月末まで公開が延長された。その後も公開を望む多くの声に応えて総集編の放送終了(12月末)まで再延長され、さらに翌2011年2月末まで3度目の延長が決まった(連続テレビ小説のHPとして過去最長の公開期間[30])。
- Yahoo!テレビ. Gガイドでは 本作品の「みんなの感想」 投稿数が20,086件と2万件を超えた(最終回放送の1週間後、2010年10月2日午前8時現在)。また、「みんなの評価」が5点満点で平均4.79点(18,762件)と非常に高かった[注 42]。
- 「Twitter上でも連日、感想が飛び交う人気ぶり。中でも熱心だったのが漫画家陣」と報じられた[31][32]。「漫画史としても興味深く、漫画家の間でも大ブーム」[33] で、業界ドラマ(漫画)の一面をもつ本作品はその業界人からも広く支持された。
- ピアニストでもある松下のベストアルバム『Scene 25〜Best of Nao Matsushita』発売記念イベントに大勢がつめかけた。9月23日は神奈川県のラゾーナ川崎に雨のなか約5,000人が集まり、10月2日は兵庫県の西宮ガーデンズにイベント開始3時間前から席を確保した人など約5,000人が集まり、松下のピアノ演奏に聴き入った[34][35]。
- 2010年9月25日付朝日新聞のbeランキング「心に残る朝ドラヒロイン」アンケートで松下が5位にランクインした[注 43]。
- 8月11日 - 23日に松屋銀座で「水木しげる米寿記念 ゲゲゲ展」が開催され、同月25日 - 31日には阪神百貨店梅田本店(大阪市)で開催された。
- 7月31日 - 10月3日、兵庫県立美術館で展覧会「水木しげる・妖怪図鑑」が開催された。なお8月7日、同展覧会の特別企画として「ゲゲゲの女房 スペシャルトーク&コンサート」が開催され、平岩紙(野村チヨ子役)と谷口卓也(制作総括)が出席した[36]。
- 境港市の水木しげるロードが「ドラマの放送で増えた中高年層や若者のグループなどでにぎわい」、8月23日に入り込み客が過去最高の2008年(年間174万人)を大幅に上回る200万人の大台に達し、放送終了直前の9月22日に250万人を突破、最終的に年間370万人を記録した[37][38]。
- 原案者の実家がある安来市大塚地区はロケに使われなかったものの、放送前の観光客ゼロの状態が9月に同地区の「ゲゲゲの女房のふるさと展」来場者が6万人を超え、翌2011年1月15日に来場者が10万人に達した[39]。[リンク切れ]
- 作中に登場した貸本漫画が注目されるようになり、復刻が相次いだ[40]。
- トークショー
- 2014年11月15日付朝日新聞のbeランキング「もう一度見たい! 朝の連続ドラマ」アンケートで本作が5位にランクインした[注 44]。
主演俳優のブレイク[編集]
松下奈緒と向井理はともに本作品でブレイクしたと報じられている[44][45][46]。『日経エンタテインメント!』2011年1月号の「2010ヒット番付TOP50」では、松下が21位(女優の最高位)、向井が12位(男優の最高位)にランクされた[47]。また、ニホンモニター社が発表した『2010年 タレントCM起用社数ランキング』によれば、松下・向井が共に昨年のランク外から躍進したと報じられている[48]。
松下は7月22日に『第42回思い出のメロディー』(NHK総合テレビジョン8月21日放送)で司会をつとめることと『第61回NHK紅白歌合戦』で司会の可能性があることを報じられ[49]、11月3日に紅組の司会をつとめることが発表された。連続テレビ小説のヒロイン役が作品の放送年にNHK紅白歌合戦の紅組司会に起用されるのは、1992年度下半期『ひらり』の石田ひかり以来18年ぶり。向井は本番組放送終了後に初主演映画の撮影に入った他、「4-5本の主演企画のオファーが届いていた」と報じられている[45]。
松下と向井は共に第35回エランドール賞新人賞を受賞[50]。2人は各種のアンケート調査でも上位に入っており、『週刊文春』の「好きな男ランキング2010」で向井が2位(1位の福山雅治と8票差)にランクされた[51][注 45] 他、10月14日付けのORICON STYLE調査による「理想の花嫁&花婿ランキング」で向井が花婿1位、松下が花嫁10位にランクされた[52]。
受賞[編集]
ドラマ[編集]
- 第66回ザテレビジョンドラマアカデミー賞[33]
- 『TVnavi』夏クールドラマ・オブ・ザ・イヤー2010(7月~9月期)
- 第一回ロケーションジャパン大賞ドラマ部門・準グランプリ[注 48]
- 第35回エランドール賞
- 特別賞(「ゲゲゲの女房」制作チーム)[56]
- 新人賞(松下奈緒、向井理)
- 『TVnavi』第7回ドラマ・オブ・ザ・イヤー2010
- 大賞
- 最優秀作品賞[57]
- 最優秀主演女優賞(松下奈緒)
- 最優秀助演男優賞(向井理)
- 第19回橋田賞新人賞(松下奈緒、向井理)
- 第48回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞[58]
その他[編集]
- 第52回日本レコード大賞優秀作品賞(いきものがかり「ありがとう」)
- 『日経エンタテインメント!』第2回ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2011(チーフプロデューサー・谷口卓敬)[19]
- 第11回ベストフォーマリスト2010・フォーマルスタイルの似合う各界の著名人
- 2010年度文化功労者(原案者の夫・水木しげる)
- 第27回ユーキャン新語・流行語大賞年間大賞(原案の著作名より「ゲゲゲの~」)[17]
その他[編集]
番組や出演者、スタッフなどの周辺事項を挙げる。
- 前作『ウェルかめ』で3月15日から放送終了後に出演者が顔を出し、「ゲゲゲで始まる朝8時」と新番組を宣伝した。従来は最終回の放送終了後に次作が予告されていたが、総合テレビでの放送開始時刻が8時15分から8時に早まることを周知徹底する意図もあった。また、9月13日(第25週初日)から次作『てっぱん』の5秒予告が入るようになった。
- エンディングでは「このドラマはフィクションです。」と断り書きの字幕が表示される。朝ドラでは原作をそのまま用いず脚色(特に放送法83条で禁止されている広告・宣伝放送とみなされる人物名、商品名、企業名など)を加えるため。
- 3月22日 - 26日 24:10 - 24:45(実際は3月23日 - 27日 0:10 - 0:45)に、NHK総合テレビジョンで松下の主演作『グッジョブ -Good job-』[注 49] が再放送され、末尾の5分に新番組のPRが入った。また、8月23日 - 25日 17:00 - 17:58、26日 17:00 - 17:29、27日 17:00 - 17:36には、向井の出演作『ママさんバレーでつかまえて』も再放送された(一部地域を除く)。
- 本作品の放送開始直後の4月4日より、BShiで松下が主題曲のピアノ演奏を担当した2007年度下半期の『ちりとてちん』が再放送された。
- 本作品の主題歌を担当したいきものがかりは、2008年公開の松下の主演映画『砂時計』(連続テレビ小説とは逆に、舞台は島根県がメインで東京都がサブ)でも主題歌(「帰りたくなったよ」)を担当している。両者の対面は2010年4月20日にいきものがかりが『MUSIC JAPAN』の収録でNHKを訪れた際に本作品を収録していた105スタジオに訪問する形で実現し、5月9日の『MUSIC JAPAN』でその様子が放送された[60][61]。
- 5月5日にシングルで発売された「ありがとう」は自己最高となる20万枚以上の売上を記録した。また、ドラマのヒットの余韻が冷めない中で発売され、「ありがとう」も収録されているベストアルバム『いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜』は130万枚以上を売り上げる大ヒット作となった。
- 「ありがとう」は2011年1月17日に第83回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲に選出される。連続テレビ小説の主題歌がセンバツの入場行進曲に採用されたのはこの曲が初めてで、開催直前に発生した東日本大震災の影響で一時は入場行進取り止めがきまったためお蔵入りの危機となったが、最終的に省略する形ながらも入場行進が行なわれたため使用された。また、2012年8月19日より舞台となった東京都調布市の京王線調布駅にて行われていた連続立体交差事業による同駅地下化に伴い、同駅の列車接近メロディとして使用されている[62]。
- 村井家の茶の間に水木しげるが描いた「一反木綿」が額縁に入れて飾られた。この絵は布美枝を第一印象で一反木綿に見立てた茂が描いたもので、第17週に村井家が改築されるまで布美枝の心理を表すように要所要所でアニメーション化された。
- 第10・11回(4月8日・4月9日放送分)では、実在するインスタントラーメンを模した「スターラーメン」という即席ラーメンの試食会の件が放送された。このインスタントラーメンについては2003年度下半期「てるてる家族」でもこれを開発する過程を描いた件がある。
- 第45回(5月19日放送分)ではエンディング直後に再びエンディングが流れた。8時15分開始の『あさイチ』に原案者夫妻が生出演するためで、エンディングカットに生中継映像(自宅にいる布枝の姿)が入った。その際に画面下「このドラマはフィクションです 終 制作・著作/NHK」の箇所は、「ここからは あさイチ 始 制作・著作/NHK」に差し替えられた。なお、当日第45回の回想シーンではうしおそうじがモデルとされる漫画家えびおそうじが登場し、「怪竜魔境出版記念・えびおそうじ先生サイン会」という件があった。
- 第14週より『月刊漫画ガロ』を模した漫画雑誌『月刊漫画ゼタ』が登場した。「ゼタ」の表紙ロゴは下半分を隠すと「ガロ」と読める(参考サイト [3])。
- 第92回(7月13日放送分)のテレビ視聴シーンでは『ブーフーウー』や『夢であいましょう』など当時NHKで放送していた人気番組が使われた(ライブラリーの映像を再生)。他にも第106回(7月29日放送分)の『悪魔くん』テレビ化第1回の視聴シーン(1966年(昭和41年)10月)ではモノクロ実写版『悪魔くん』の映像が使われた(東映提供)ほか、第115回(8月9日放送分)の『ゲゲゲの鬼太郎』テレビ化第1回(1968年(昭和43年)1月)の視聴シーンではモノクロ版のオープニング映像(オープニングアニメーション)が、第150回(9月18日放送分)の『ゲゲゲの鬼太郎』3回目のテレビ化(1985年(昭和60年)10月)の決定シーンでも当時のオープニング映像が資料としてそのまま使われた(ただし主題歌ではなくナレーションとバック音楽が流れていた)。
- 第113回(8月6日放送分)では、布美枝が自動車運転免許を取得して喜ぶシーンで免許証がアップになったとき、本籍地に『島根県境港市』との誤植があった[63]。以降の再放送は、昼が布美枝の別カット、夜のBS2が『鳥取県境港市』に訂正された。
- 「鬼太郎」テレビ化3回目の放送初日の1985年10月12日を扱った第150回(9月18日放送分)では、「鬼太郎」が「毎事新聞」夕刊のテレビ欄に「8チャンネル・未来放送」(民放テレビ局のパロディ)で18:30 - 19:00までの新番組として記載された。初回タイトルも実際に民放テレビ局で放送されたものと同じ「謎の妖怪城出現!!」であった。
ドラマ関連書籍[編集]
- 日本放送出版協会(NHK出版)の公式書籍
- 小説『NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房』上下巻 (ノベライズ:五十嵐佳子)ISBN 978-4140055786 / ISBN 978-4140055793
- NHKドラマガイド『NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房』ISBN 978-4149235547
- 『ゲゲゲの人生 わが道を行く』(水木しげる著)ISBN 978-4140814307
- NHK出版オリジナル楽譜シリーズ - NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 「ありがとう」(主題歌のピアノピースとボーカル&ピアノ伴奏楽譜ピース)ISBN 978-4140552995
- 関連書籍
- 連続テレビ小説読本(洋泉社) ISBN 978-4800304940
- NHK、連続テレビ小説の特集本。
- 第一章の「朝ドラを変えた21世紀の重要作」としてピックアップした5作品の内で「ゲゲゲの女房」を紹介し、山本むつみのインタビューを収録。
- 朝ドラの55年 - 全93作品完全保存版(NHK出版) ISBN 978-4144072130
- NHKドラマ番組部監修で1961年から2015年までの連続テレビ小説93作品を紹介。
- 『ゲゲゲの女房』からは作品紹介の他、松下奈緒のインタビューなどを掲載。
- 連続テレビ小説読本(洋泉社) ISBN 978-4800304940
ドラマ関連音楽CD[編集]
- 「ありがとう」(2010年5月5日発売)
- 「『ゲゲゲの女房』オリジナルサウンドトラック」(2010年6月16日発売)
- 「『ゲゲゲの女房』オリジナルサウンドトラック2」(2010年9月15日発売[64])
完全版DVD[編集]
発売元:NHKエンタープライズ、販売元:東映株式会社・東映ビデオ株式会社
- 連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX 1(4枚組 第1週-第8週収録 2010年8月6日発売)
- 本編 720分
- 特典映像 22分
- 放送直前スペシャル《前編》 10分
- 放送直前スペシャル《後編》 12分
- 連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX 2(4枚組 第9週-第16週収録 2010年10月21日発売)
- 本編 720分
- 特典映像 20分
- ちょっこし紹介!《布美枝編》 現場を支えるゲゲゲな人たち 10分
- ちょっこし紹介!《茂編》 ゲゲゲの現場は妖怪屋敷? 10分
- 連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX 3(5枚組 第17週-最終週収録 2010年12月3日発売)
- 本編 899分
- 特典映像 21分
- 30秒スポットPR/60秒スポットPR
- プレマップ-スタート前- 2分
- プレマップ-放送中- 2分
- ノンクレジット・オープニング 6分
- 第1週 - 第16週/第17週 - 第19週/第20週 - 第25週/第26週(最終週) (各90秒)
- ゲゲゲの女房収録、最後の一日 10分
総集編[編集]
いずれも総合テレビでの放送。
放送回 | 放送日 | 放送時間帯 | サブタイトル[注 50] | 視聴率 |
---|---|---|---|---|
第1集 | 2010年12月29日 | 7:20 - 8:30 | 旅立ちの風 | 9.2% |
第2集 | 2010年12月30日 | 来るべき時がきた | 8.8% | |
第3集 | 2010年12月31日 | ありがとう | 10.4% | |
視聴率はビデオリサーチ社調べ(関東地区) |
出演:松下奈緒、武良布枝
総集編は撮影完了後に撮り下ろしたヒロイン夫妻のシーンや原案者・武良へのインタビュー(松下が聞き手を務めた)、さらに最終回には向井が「おまけ」と称したコメントを収録し、再構成したものが放送された。
2011年12月31日10:15 - 13:40にはBSプレミアムで第1集 - 第3集が一度に放送された。
また、2015年12月5日・12日・13日に水木しげる追悼として再放送された。
関連番組[編集]
以下、2010年に放送された番組順に掲載。なお、視聴率は、ビデオリサーチ関東地区の平均世帯視聴率。
ドラマ本体に関連したもの[編集]
いずれも副音声での解説なし。
- ゲゲゲの女房がやってくる(総合・BS-hi)
- 1月 - 3月の随時10分間 ドラマの見所紹介や収録風景の舞台裏紹介、出演者インタビューなど。通常予告編は3月か9月の中旬前後から放送されるが、本作品から「総合テレビ8時開始」に変更されるため1月から予告編が放映された。
- ハイビジョン特集 鬼太郎 幸せ探しの旅に出る〜100年後の遠野物語〜(BS-hi)3月13日 20:30 - 22:00、8月13日 13:30 - 15:00、(教育)7月4日 15:00 - 16:30
- 新・朝ドラは8時から!!ゲゲゲの女房放送直前SP(総合)3月22日 5:10 - 5:40、3月25日 8:35 - 9:00
- 上記『ゲゲゲの女房がやってくる』と同じ内容。
- ふるさと発-ふるさとから、あなたへ-ようこそ! "ゲゲゲの女房"のふるさとへ(総合/山陰ローカル) 4月2日 19:30 - 19:55、4月3日 10:05 - 10:30、(BS-hi/全国)4月7日 9:00 - 9:26、4月15日深夜=16日 1:00 - 1:26
- 土曜スタジオパーク(総合)
- スタジオパークからこんにちは(総合)13:05 - 13:55
- もっと!!ゲゲゲの女房〜物語はいよいよ調布篇へ〜(総合)5月4日 11:20 - 11:45
- ドラマ序盤1か月のミニ総集編と、村木夫妻が新しい生活の拠点・調布に移ってからの今後の展開について、出演者インタビューを交えて触れる。梶原善がナビゲーター。
- あさイチ(総合)8:15 - 9:55
- MUSIC JAPAN(総合)18:10-18:40
- 鶴瓶の家族に乾杯(総合)
- ゲゲゲの女房・安来編ふたたび〜布美枝の結婚までの物語〜(総合)6月20日 17:00 - 18:00(一部地域では別日時)
- 安来での独身生活から布美枝と茂の運命的な出会い、そして結婚に到るまでのドラマ最序盤の「安来編」を視聴者のリクエストに応えて再構成して放送。
- 視点・論点(教育)7月20日 22:50 - 23:00
- 出演:藤原智美
- テーマ:『ゲゲゲの女房』と現代家族の風景
- TheサンデーNEXT(NTV)8:00 - 9:30
- 第42回思い出のメロディー(総合)8月21日 19:30 - 22:00、(BS2)8月28日 14:00 - 16:20
- 三宅裕司とともに松下が司会。いずみたく特集で熊倉一雄はアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』オープニングテーマ(主題曲)を歌唱するとともに、本作を毎日見ていると語った。同特集の「見上げてごらん夜の星を」では、松下がピアノを演奏した。視聴率は16.7%(19:30 - 20:50)、同17.3%(21:00 - 22:00)。
- NHK歌謡コンサート(総合)9月14日 20:00-20:44、(BS2)9月21日 8:15 - 9:00
- PARADISO(J-WAVE)9月24日 14:10 - 14:30
- PERFECT WISHコーナーに松下がゲスト出演。
- ぴったんこカン・カン2時間SP(TBS)9月24日 19:00 - 20:54
- SMAP×SMAP(CX)
- 知っとこ!(MBS・TBS)10月2日 7:30 - 9:25
- 松下がゲスト出演。
- はなまるマーケット(TBS)10月7日 8:30 - 9:55
- 「はなまるカフェ」のコーナーでゲストの松下と当時木曜レギュラーの杉浦が本作品の裏話を披露。松下はトークのほか、ピアノで主題歌「ありがとう」を生演奏。演奏後、司会の薬丸裕英と杉浦が涙ぐむ姿が見られた。
- 笑っていいとも!(CX)10月22日 12:00 - 13:00
- 「テレフォンショッキング」に松下が出演して撮影裏話を披露。共演した向井と野際、星野真里、安来市と境港市等から松下の出演祝いとして花輪が贈られた。なお、24日 10:00 - 11:45の増刊号でもダイジェストと未公開トーク映像が放送された。
- Music Lovers(NTV)10月31日 23:30 - 23:55
- いきものがかりが出演。「Guest Lovers」として大杉が出演し、本作品の撮影秘話を披露。
- SONGS(総合)11月3日 22:55 - 23:25
- いきものがかりが出演。オープニングで本作の映像が流れたり、「ありがとう」の歌唱前にいきものがかりのメンバーが「ありがとう」の制作秘話を語るシーンもあった。
- スッキリ!!(NTV)11月5日 8:00 - 10:25
- 「気になるウワサ教えて!トークッス」のコーナーに松下がゲスト出演し、本作品撮影完了後の心境を語った。
- 徹子の部屋(EX)
- SmaSTATION!!(EX) 12月18日 23:30 - 00:24
- 特集「2010年流行りモノ検定」に向井がゲスト出演。番組視聴者へのアンケート結果に基づき、本作品の名場面1位 - 3位が発表されるとともに撮影裏話が語られた。
- 第61回NHK紅白歌合戦(総合・BS2・BS-hi・ラジオ第1)12月31日 19:30 - 23:45(ニュース中断21:25 - 21:30)
- とんねるずのみなさんのおかげでした新春SP(CX) 2011年1月6日 21:00 - 22:54
- 番組冒頭「超豪華食わず嫌い」のコーナーでヒロイン夫妻役の松下と向井が対戦し、撮影裏話も言及された。視聴率が19.1%で、前年同番組の最高視聴率17.9%を1.2ポイント上回った。
- 金曜スーパープライム速報!年末年始ザ・視聴率ベスト30(NTV) 1月7日 19:00 - 20:54
- 「年間視聴率ベスト50」(同年1月7日~12月18日の期間でニュース等を除いた番組独自ランキング)のコーナーで、本作品が8位にランクされるとともに、名場面集が放送された。
水木夫妻に関連したもの[編集]
関連の番組はNHKに限らず、民間放送でも数多く制作されている。
- NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」(総合)3月29日 0:10 - 1:40(再放送)。
- 番組は水木の自伝的作品「総員玉砕せよ!」をドラマ化したもので、2007年8月12日に放送されていた(名古屋局制作)。また、終戦の日と第21週「戦争と楽園」を控えた8月12日 13:30 - 15:00にも、BS-hiで再放送された。
- プレミアム8「水木しげるのなまけ者になりなさい〜ゲゲゲの女房とののほほん人生〜」(BS-hi)4月8日 20:00 - 21:30、4月10日 10:00 - 11:30
- あさイチ(総合)5月19日 8:15 - 9:55
- 武良と水木が生出演。
- 新感覚ゲーム クエスタ(総合)6月10日 20:00 - 20:44
- ゲスト:野際、武良
- ボクらの時代(CX)8月15日 7:00 - 7:30
- 水木、武良、荒俣宏の三人でフリートークをした。
- ラジオ深夜便「明日へのことば 終わりよければ、全てよし」(ラジオ第1放送・FM放送同時 8月22日 4:05頃 - 4:50頃)
- 武良にディレクターの河村陽子がインタビューをした。
- ぴったんこカン・カン(TBS)
- 8月20日 19:56 - 20:54 番組序盤に水木夫妻が登場。中盤から映画『ハナミズキ』の宣伝をかね、向井理がメインで登場。視聴率19.9%[注 59]。
- 9月3日 - 番組序盤に水木夫妻の未公開シーンが放送され、夫妻の出身地・境港市と安来市でのロケがつづいた。視聴率17.5%[注 60]。
- 9月10日 - 番組冒頭に先週放送されなかったシーン(水木夫妻とロケ)が、番組の最後に9月3日の未公開シーン(向井理)が放送された。視聴率14.8%[注 61]。なお、9月24日は上記のとおり2時間SPに松下が出演した。このように他局にもかかわらず短期間(放送5回のうち4回)に水木夫妻と本作品に関する放送が集中した。
- スタジオパークからこんにちは(総合)9月24日 13:05 - 13:55
- 「水木しげるさん・武良布枝さん夫妻スペシャル」と題し、夫妻が録画出演した。2010年最後の放送回の12月28日にアンコール放送。
- 中居正広の金曜日のスマたちへ2時間SP(TBS) 9月24日 21:00 - 22:48
- 「『ゲゲゲの女房』大ヒットの真相」と題し、TBSと水木プロ、境港市を中継で結んだ。水木プロには局アナ安住紳一郎などが出向き、NHK提供の映像を交えながら夫妻へのインタビュー(最初水木は寝ているとのことであったが、しばらくして出演)や境港の「水木しげるロード」や隠岐汽船の「鬼太郎フェリー」、「水木しげるロード」の隠岐への延長リポートなど。視聴率13.8%。
- 9月24日はTBSで松下の「ぴったんこ」→水木夫妻の「金スマ」と連続して本作品に関連した番組が放送された。最終回の前日でもあり、その前夜祭的な内容をTBSが放送した形になった(実際「金スマ」の番組冒頭と最後では、翌25日が最終回であるとの宣伝までされた)[29]。8月からの「ぴったんこ」を含め、NHKの連続テレビ小説が一民放局(さらに水木作品の放送の実績が全くないTBS)でこれだけ取り上げられるのは極めて異例であった。
- DON!(NTV) 10月11日(体育の日)11:55 - 13:55
- 「きょうは何の日」コーナーのベストセレクションで、水木夫妻の軌跡が実録「ゲゲゲの女房」として再放送された。
その他[編集]
- スピンオフ「いちごとせんべい」 NHK地上デジタル放送普及キャンペーンの一環として、松下と向井の夫妻役が下町の煎餅屋を舞台に描きつつ、地デジの魅力をドラマ仕立てで紹介する。当初はウェブ限定公開だったが、好評に付きテレビ放送も決定(6月13日17:45-17:55にBS-hi、7月4日には総合テレビでも17:51-17:59[注 62] に放映された)[注 63]。同じ舞台設定で続編「割れたせんべい」が制作され、ウェブ公開されると共に、デジタル放送完全移行までちょうど1年となった7月24日に総合テレビ16:50-16:58で放映された。
映画[編集]
2010年11月20日公開。主演・吹石一恵、宮藤官九郎。監督・鈴木卓爾。
舞台[編集]
東宝の製作により水野美紀と渡辺徹の主演で舞台化され、2011年9月23日に鳥取県境港市の境港市民会館にて開幕し、11月までに東京・日比谷のシアタークリエなど全国16都市にて上演された[67]。
キャスト[編集]
スタッフ(舞台)[編集]
- 原作 - 武良布枝『ゲゲゲの女房』(実業之日本社)
- 脚本・演出・美術 - 東憲司
- 音楽 - 川崎貴人
- 照明 - Jimmy
- 音響 - 藤田赤目
- ヘアメイク - 福島久美子
- 舞台監督 - 望月康彦
- 演出助手 - 寺﨑秀臣
- プロデューサー - 田中利尚
- 製作 - 東宝
公演日程[編集]
- シアタークリエ
- 2011年9月29日 - 10月7日、13公演
- 全国公演
- 2011年9月23日(境港市民会館)、2公演
- 2011年10月9日 - 11月7日、14都市16公演
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ナレーションも担当している
- ^ 新聞とテレビ雑誌の番組表には「ゲゲゲ」(主に再放送)と省略して表記されたこともある。
- ^ ただし、自伝を原案とした本作品は改変部分が少なくなかったためフィクションとされた。また、水木しげるの自伝的作品や評伝、関係者の著書、原案者や家族への聞き取り等からも様々なエピソードが使われた。なお、原案のある連続テレビ小説としては2006年度下半期の『芋たこなんきん』以来3年半ぶりで、実話を下敷きにしたものとしても同様である。漫画家の家族の実話を下敷きにしたものは1979年上半期の『マー姉ちゃん』(長谷川町子原作)以来31年ぶり。
- ^ ヒロインは運命に翻弄されていないが、専業主婦として夫に左右されて生きることになる。
- ^ 島根県は『だんだん』の終了後1年で再び連続テレビ小説の舞台になった。
- ^ 山本は題材未決定時から脚本担当予定者として企画に参加しており、書店でたまたま出合って惚れ込んだ原案本のドラマ化を強く薦めた[7]。
- ^ 制作統括(チーフ・プロデューサー)の谷口卓敬が数年来のいきものがかりのファンであり、本作品の企画時から主題歌に起用する強い意向を持っていた[8]
- ^ なお、スタッフブログでは関連情報としてドラマ放送期間と同時期に実施されたいきものがかりのライブツアーや新曲「キミがいる」(他局ドラマの主題歌)などの内容も随時記載された。
- ^ ただし、松下は2007年度下半期の『ちりとてちん』でテーマ曲の作曲とピアノ演奏を担当していた。
- ^ オーディションなしの背景は、[1] と [2]。
- ^ 前身の東映動画の時代から水木作品のアニメ化に一貫して関わった。
- ^ 帳面については、NHKに応対した生家に在住する原案者の実兄が読めないものもあったという[9]。
- ^ a b 2010年8月6日のNHK総合テレビジョンでの本放送は、広島平和記念式典中継により8:38(広島・岡山・松江・山口は8:58)から放送された。
- ^ 前々作『つばさ』と前作『ウェルかめ』がともに平均視聴率13%台でワースト記録を連続して塗り替えた
- ^ 月曜 - 金曜は『あさイチ』が開始され、土曜は『NHK週刊ニュース』が繰り上がった。『あさイチ』では、冒頭で本作品を観たキャスター陣やコメンテーター、ゲストが感想を述べる演出が多く行われた。同番組では、以後もこの演出が行われている。
- ^ また、これまで朝ドラの前座番組は番宣枠だったが、本作から『NHKニュースおはよう日本』から直結する形となる。
- ^ 画面右下に妖怪連中のアニメが出た後「連続テレビ小説」の題が入った。過去の連続テレビ小説では一部を除きアバンタイトルが初回と最終回に使われた程度。なお、次作『てっぱん』以後も同様にアバンタイトルで開始されることが多く、東京製作のものはこれ以後ほぼすべての回でアバンタイトルから始めているのに対し、大阪製作のものでは放送する回によってはそれがないものもある。
- ^ なお2010年5月3日と4日に放送された前作「『ウェルかめ』総集編」も、地上デジタルテレビと同じレターボックス16:9であった。
- ^ 茂自身大正生まれのせいか、家父長的価値観もあり、長女・藍子の大学卒業後の進路に関しては、水木プロを手伝ってくれればと望んだが、藍子が教師を志望、娘の勤務地次第では娘を家から出さねばならないこともあって、茂は反対、挙句に藍子に教師への道を断念させるため、本人に無断で見合いさせようとした。結局娘の猛反発もあって見合い話は断念、藍子は小学校教師となるが、その後教育方針などで仕事面での悩みを抱えるようになる。その際には(先述通り藍子の教師志望には反対だったはずの)茂が悩みに取り組むよう助言を与え、藍子が再び仕事に取り組むきっかけとなり、茂の不器用な娘への愛情が表現されていた。
- ^ a b ドラマの設定時期では1972年。現実の時期的にはテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の2回目のシリーズが放送されていたころで人気を博していた。
- ^ この頃養蜂に手を広げて糊口を凌いだりもしている。
- ^ 茂について「ものの食い方には人間の品性が出るが、あんなに遠慮なく食べる男は、何かあっても生き抜く力を備えているのでは」と茂の食べっぷりから見どころを感じたと布美枝に話していた。
- ^ 村井家が戦国時代の毛利方、飯田家が毛利氏に滅ぼされた尼子氏(安来市の月山富田城が本拠地)の系統と、郷土史も使って両家の違いが示された。
- ^ 実際に「ゲゲゲの鬼太郎」での「ねずみ男」のモデルとなった人物は梅田栄太郎であるが、水木の貸本漫画家仲間であり「出版プロデューサー」や「広告代理店オーナー」を自称したことが無い。また水木の幼馴染ではない等浦木の設定とかなり異なる。
- ^ つりたは1985年に死去している。
- ^ 実際に1967年に小学館が「ガロ」を買収して、中学生以上の男子向け雑誌「ボーイズライフ」と統合した新雑誌の発行計画があった。ボーイズライフを参照。
- ^ 雄玄社内にライバル誌として張られていた「少年アワー」は「週刊少年サンデー」がモデル。
- ^ a b ビデオリサーチによれば、『どんど晴れ』が第2回放送で、シリーズ他作品が初回放送で本作品の第1週週間最高視聴率15.8%を超えている。
- ^ a b 映画・テレビ・CM・音楽・アニメ・本・ゲームの「2010ヒット番付TOP50」で『ゲゲゲの女房』が5位にランクされた(1位はAKB48、2位は嵐、3位は3D映画、4位は『ONE PIECE』。)出典:『日経エンタテインメント!』2011年1月号No.166、日経BP、2010年、20-22頁。
- ^ ドラマ放送年のヒロイン役が起用されたのは、『ひらり』の石田ひかり以来18年ぶり
- ^ 本編は90分だが、途中にコマーシャルを挟む関係で2時間枠となっている。
- ^ 演出 - 暮田公平、作画 - 信実節子、色彩設計 - 板坂泰江。3人共アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第5期の制作スタッフ[23]。
- ^ 佐原市は2006年3月27日に香取郡栗源町、小見川町、山田町が合併して香取市に誕生して佐原市が消滅したのに対し、総集編などでのオープニングのクレジットでは「香取市の皆さん」ではなく間違えて「佐原市の皆さん」と表記されていた。
- ^ 各週のサブタイトルの最終週「ありがとう」はいきものがかりの主題歌「ありがとう」と同名である。なお、各週のサブタイトルと総集編サブタイトル、主題歌が同名の例は2009年下半期のウェルかめの総集編前編サブタイトル「あの子の夢」が存在する。
- ^ このオープニングで幽霊から一反木綿に変更したシーンは1回しかない。
- ^ a b 公式サイト によると、隣の狛江のいかだレースを誤って当初「調布の風景・多摩川のいかだレース」として掲載。
- ^ また、その中で制作統括の谷口が「番組全体をしめくくるメモリアルカットになったような気がして」と記した。
- ^ 平均視聴率13.5%、最終回視聴率13.3%はいずれも歴代連続テレビ小説の中で過去最低だった。
- ^ 『どんど晴れ』(2007年度上半期)最終回の視聴率23.2%を最後に、あとの5作品(2年半)で20%以上になったのは、前作『ウェルかめ』の1回(2009年10月8日)しかない。ただし、『ウェルかめ』は平均視聴率が13.5%であり、20%を超えた日の朝は強風をともなう台風18号が関東に接近し、大動脈の山手線が午前中運休するなど交通が麻痺した(『どんど晴れ』も、関東に台風9号が上陸した9月7日に番組最高視聴率24.8%を記録)。
- ^ 8月29日放送の「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」PART10とPART9がビデオリサーチの視聴率「総合」1位と2位を占め、本作品は3位であった。
- ^ SP8月20日から9月24日までの放送5回中、4回が水木夫妻か本作品に関連した内容
- ^ 構成比は5点:88%、4点:6%、3点:2%、2点:1%、1点:1%(小数点以下の切捨て)
- ^ 1位は樫山文枝『おはなはん』、2位は田中裕子『おしん』、3位は国仲涼子『ちゅらさん』、4位は沢口靖子『澪つくし』
- ^ 1位は『あまちゃん』、2位は『おはなはん』、3位は『おしん』、4位は『ちゅらさん』
- ^ 回答者は18歳から39歳の女性2,000人。
- ^ NHKのドラマでは大河ドラマの『秀吉』(第11回)、『新選組!』(第43回)に続いて3回目で、連続テレビ小説では初受賞となる。
- ^ 松下奈緒は主演女優部門2位。
- ^ ただし、本作品は実際に物語の舞台で野外撮影を行ったのが1回しかなく(調布市の深大寺)、茨城県や埼玉県など舞台以外の地域で野外撮影のほとんどが行われた[54][55]。
- ^ 同作品には松下以外にも『あぐり』(1997年上半期)の田中美里、『風のハルカ』(2005年下半期)の村川絵梨といった歴代朝ドラヒロインが出演し、ヒロイン同士が直接的に共演している。また、脚本を担当したのは『風のハルカ』担当の大森美香である。
- ^ 第2集と第3集は、それぞれ第16 週と第26週のサブタイトルと同じ。
- ^ 『第82回選抜高等学校野球大会』決勝の放送時間が延長したため深夜帯へ変更、一部地域では別日時
- ^ 「プレミアムトーク」総集編(8月11日 8:15 - 9:00)でも取り上げられた
- ^ 9月20日 - 26日のビデオリサーチ「音楽」5位
- ^ ビデオリサーチ「その他の娯楽番組」7位
- ^ 放送後の 前回放送分の紹介ページ では4人を「『ゲゲゲ』ユニットいらっしゃ~い」と紹介された。
- ^ 9月13日~19日のビデオリサーチ「音楽」1位
- ^ 9月20日~26日のビデオリサーチ「その他娯楽番組」8位
- ^ 9月27日~10月3日のビデオリサーチ「その他娯楽番組」4位
- ^ 8月16日 - 22日ビデオリサーチの視聴率「総合」2位。ちなみに1位は本作品である。
- ^ 8月30日 - 9月5日のビデオリサーチ「その他の娯楽番組」4位
- ^ 9月6日 - 12日のビデオリサーチ「その他の娯楽番組」9位
- ^ 『全国一斉地デジ化テスト』の直前番組として放送。
- ^ 朝ドラのスピンオフは実質4作品目(ちりとてちん=「まいご3兄弟」、だんだん=「私の"だんだん"」、つばさ=「好きといえなくて」)であるが、朝ドラの作品と直接関連しないもの、及び朝ドラのヒロインが違う役柄でスピンオフにも主演するのは初めてのケースである
出典[編集]
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- ^ 「大アンケート「好きな男嫌いな男2010」」『週刊文春』10月14日号、2010年、134-137頁。
- ^ 理想の花嫁&花婿ランキング、1位は綾瀬はるかと向井理
- ^ 『TVnavi』12月号、扶桑社、2010年。
- ^ 参照1:速報!第一回「ロケーションジャパン大賞」発表!、雑誌『ロケーションジャパン』編集部ブログと同誌2月号、(株)地域活性プランニング、2011年1月15日。
- ^ 参照2:“「ゲゲゲの女房」は今! 追伸その38(準グランプリ!)”. ドラマスタッフブログ. NHKブログ (2011年1月15日). 2011年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。
- ^ エランドール賞 歴代受賞者一覧
- ^ 『TVnavi』5月号、扶桑社、2011年、207-214頁。ドラマ・オブ・ザ・イヤー2010年間大賞
- ^ “第48回奨励賞受賞作品”. ギャラクシー賞. 放送批評懇談会. 2019年3月27日閲覧。
- ^ 第11回ベストフォーマリスト賞の受賞者
- ^ “編集部イチオシ!茶の間におじゃまでありがとう♪ ~松下奈緒・いきものがかり夢の対談~”. NHKドラマ. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。
- ^ ゲゲゲの松下奈緒といきものがかりがエール交換
- ^ "調布市がドラマの舞台となった「ゲゲゲの女房」の主題歌《いきものがかり「ありがとう」》が調布駅(地下駅)の列車接近メロディーになります!" (Press release). 京王グループ ニュースリリース. 17 July 2012. 2012年8月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月19日閲覧。
- ^ “NHK「ゲゲゲの女房」で失態 境港市を「島根県」と誤記”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト (2010年8月9日). 2010年9月5日閲覧。
- ^ 窪田ミナ公式サイト より
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- ^ “「ゲゲゲの女房」が舞台化!気になる出演者は…”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2010年12月30日). オリジナルの2010年12月31日時点におけるアーカイブ。 2019年3月27日閲覧。
関連項目[編集]
- のんのんばあとオレ - NHKのテレビドラマ。原作は水木しげるの少年時代を基にした自伝エッセイ。
- 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜 - NHKのテレビドラマ。原作は水木しげるの戦争体験を基にした戦記漫画。
- コミック昭和史 - 水木しげるの自伝漫画。一部のエピソードが『ゲゲゲの女房』と重なる。
- マー姉ちゃん - 本作と同様、ヒロインの家族(妹)が実在した有名漫画家のモデルになっている。
- まんぷく - チキンラーメンの開発がテーマの朝ドラ。本作品主演の松下も出演。本作品の第10話においてチキンラーメンを模した「スターラーメン」の試食会が描かれた。
外部リンク[編集]
- ゲゲゲの女房|実業之日本社
- ゲゲゲの女房|実業之日本社文庫
- 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」 | NHKドラマ
- ドラマスタッフブログ - ウェイバックマシン(2015年3月23日アーカイブ分) - NHKブログ
- NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 - Infoseek 特集
- 連続テレビ小説 ゲゲゲの女房 - NHK放送史
- 番組エピソード 日本の朝を彩る【朝ドラ特集】 - NHKアーカイブス
- シアタークリエ 舞台「ゲゲゲの女房」 - ウェイバックマシン(2012年1月4日アーカイブ分)
NHK 連続テレビ小説 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ウェルかめ
(2009年度下半期) |
ゲゲゲの女房
(2010年度上半期) |
てっぱん
(2010年度下半期) |
NHK総合テレビジョン 月曜日 - 土曜日 8:00 - 8:15枠 | ||
ゲゲゲの女房
【これより朝ドラ枠】 |
てっぱん
|
|
NHK BSプレミアム 連続テレビ小説・アンコール放送 | ||
-
|
ゲゲゲの女房
(2012年度上半期) |
おひさま
(2012年度下半期) |
NHK総合テレビジョン 月曜日-金曜日16:20-16:50 (アンコール放送) |
||
ゲゲゲの女房
(2019年6月17日 - 2020年1月10日) |
- 2008年の書籍
- 日本の自伝・回顧録
- ゲゲゲの鬼太郎
- 漫画の出版物
- 夫婦を題材とした作品
- 貧困を題材とした作品
- 肢体不自由を扱った作品
- 島根県を舞台とした作品
- 多摩地域を舞台とした作品
- 昭和戦後時代の日本を舞台とした作品
- 安来市の歴史
- 境港市の歴史
- 調布市の歴史
- 2010年のテレビドラマ
- 連続テレビ小説
- NHK鳥取
- NHK松江
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- 伝記ドラマ
- 水木しげるの映像作品
- 自伝を原作とするテレビドラマ
- 島根県を舞台としたテレビドラマ
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- 肢体不自由を扱ったテレビドラマ
- 昭和戦後時代の日本を舞台としたテレビドラマ
- テレビドラマ連動データ放送
- NHKオンデマンド配信番組
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