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鎌倉殿の13人

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大河ドラマ > 鎌倉殿の13人
鎌倉殿の13人
THE 13 LORDS OF THE SHOGUN
ジャンル テレビドラマ
脚本 三谷幸喜
演出 吉田照幸
末永創
保坂慶太
安藤大佑
出演者 小栗旬
(以下五十音順)
相島一之
青木崇高
秋元才加
浅野和之
阿南健治
新垣結衣
石橋静河
市川猿之助
市川染五郎
市原隼人
江口のりこ
大泉洋
大野泰広
岡本信人
尾上松也
柿澤勇人
梶原善
片岡愛之助
金子大地
川島潤哉
寛一郎
草笛光子
國村隼
栗原英雄
小池栄子
小泉孝太郎
小林隆
坂口健太郎
迫田孝也
佐藤浩市
佐藤二朗
佐藤B作
杉本哲太
鈴木京香
菅田将暉
瀬戸康史
高岸宏行
竹財輝之助
田中直樹
田中泯
坪倉由幸
中川大志
中村獅童
新納慎也
西田敏行
野添義弘
野仲イサオ
坂東彌十郎
堀田真由
堀内敬子
松平健
三浦透子
南沙良
宮澤エマ
宮沢りえ
矢柴俊博
八嶋智人
山口馬木也
山崎一
山本耕史
横田栄司
ナレーター 長澤まさみ
音楽 エバン・コール
時代設定 平安時代末期 - 鎌倉時代前期
製作
制作統括 清水拓哉
尾崎裕和
プロデューサー 大越大士
吉岡和彦
川口俊介
結城崇史(VFX・DX担当)
制作 日本放送協会
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2022年1月9日 -
放送時間日曜 20:00 - 20:45
放送枠大河ドラマ
放送分45分
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
番組年表
前作青天を衝け
続編どうする家康
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鎌倉殿の13人』(かまくらどのの13にん、英語: The 13 Lords of the Shogun)は、2022年令和4年)1月9日から放送されているNHK制作のテレビドラマ。大河ドラマ第61作[* 1]。脚本は三谷幸喜が務める。

平安末から鎌倉前期を舞台に[* 2]、歴史書『吾妻鏡』をベースとした[注釈 1]源平合戦鎌倉幕府が誕生する過程で繰り広げられる権力の座を巡る駆け引きを、その勝利者で北条得宗家の祖となった北条義時主人公として展開する[* 1]ユーモアを交えたホームドラマのような描写とともに[* 4]、徹底して無常で陰惨な粛清劇が描かれる[* 5]。タイトルの「13人」とは、源頼朝の死後に発足した集団指導体制である「十三人の合議制」を構成した御家人を指している[* 6][注釈 2]

制作

2020年(令和2年)1月8日に制作発表が行われ、過去に大河ドラマ『新選組!』『真田丸』を手がけた三谷が脚本を担当し、小栗旬が主演することが発表された[* 1]。小栗は大河ドラマ初主演。発表の際に三谷は2019年および2020年の作品に関し、出演者の不祥事よる放送期間中の降板・代役立て・再撮影が続いたことに触れた[* 8]

同年11月16日から11月20日にかけて、主要な登場人物と出演者の発表が行われ[* 9][* 10][* 11][* 12][* 13]、ドラマの公式Twitterには閣僚発表会見を模した形で三谷が出演者を発表する動画が配信された。このうち、伊東祐親役で発表されていた辻萬長は、2021年(令和3年)7月16日に病気療養のため辞退し、代役を浅野和之が務めることが発表された[* 14][注釈 3]

11月21日には考証を担当する専門家チームの陣容も発表されたが[* 16]、このうち呉座勇一は自身のTwitter上への不適切投稿を理由に、2021年3月23日に降板した[* 17][* 18]

本作では、Netflixなどが導入している「リスペクト・トレーニング」というスタッフ・演者向けのハラスメント防止講習が新たに取り入れられた[* 19]

2021年7月20日、番組ロゴが発表された[* 20]

放送開始日は2022年1月9日で、初回は15分拡大[* 21]新型コロナウイルスの影響で前々作『麒麟がくる』の終了が2月にずれこみ、前作『青天を衝け』の開始が遅れたが、本作から通常サイクルに戻る[* 21]

あらすじ

平安時代末期、都では平家が隆盛を極めており、伊豆でも平家方の豪族伊東家が権勢を誇っていた。小豪族・北条家の次男・北条義時は、兄・北条宗時源氏の流人・源頼朝を奉じて反平家の挙兵を行おうとしていることを知る。頼朝は伊東祐親の娘・八重と通じて千鶴丸を儲けるが、祐親によって追われ北条館に逃げ込んでいた。頼朝の真意を掴みきれない義時であったが、宗時や頼朝に一目惚れした姉・政子らによって、北条家は反平家の戦いに組み込まれていく。

治承4年(1180年)、以仁王の挙兵が失敗に終わり、伊豆でも平家の勢力が強化されることとなる。危機が迫ったと考えた頼朝は、北条家の主・北条時政らとともに挙兵する。初戦では勝利を収めたものの、石橋山の戦いでは相模の大豪族・大庭景親らに惨敗し、落ち延びることとなる。その最中、宗時は義時に真の志を告げるが、伊東家の下人・善児の手によって命を落とす。安房に逃れた頼朝らは、房総の豪族を味方につけ勢力を拡大する。義時は上総の大豪族・上総広常を説得し、頼朝側の味方にする功をあげる。

頼朝の勢力拡大に伴い、平家方に付いていた伊東家は敗退、八重の再婚相手・江間次郎も混乱の中で殺害される。大軍を率いた頼朝は鎌倉に入り御所を築き、鎌倉殿を名乗る。義時らは祐親と八重の兄伊東祐清の免罪のため尽力するが、頼朝は祐親の命で殺害された千鶴丸の怨念が嫡男誕生を阻むと信じ、伊東親子を暗殺する。また頼朝の不貞によって起きた亀の前事件に激高した時政は、妻のりくとともに伊豆に戻ってしまうなど、次第に頼朝と坂東武士たちとのずれが明らかとなっていく。やがてそれは坂東勢の謀反計画に発展し、事前に察知した義時は、頼朝側近らと対策し、広常に協力を頼み食い止める。だが頼朝は、無実である広常を武士たちへの見せしめとして殺害する。そのような中で、義時は長く思い続けてきた八重と結ばれ、ふたりの間にはのちに北条泰時となる男児が誕生する。

登場人物

各登場人物の歴史的事項については当該記事を参照のこと。

劇中では人名の呼称を「北条義時(ほうじょう よしとき)」のように「苗字 + + 名前」としている場合がある[注釈 4]

★印は13人の合議制を構成する御家人を示す。

主人公と北条家

北条義時とその関係者

北条義時(ほうじょう よしとき)★
演:小栗旬
本編の主人公
伊豆豪族・北条時政の次男。母は伊東祐親の先妻の娘[1]通称仮名)は小四郎(こしろう)。北条領に隣接する江間(えま)郷を拝領すると江間小四郎義時を名乗る。
北条家の財政など事務作業に長け、戦を嫌い政にも関心が無かったが、源頼朝が北条館に逃げ込んだことから状況が一変する。
初恋の人である八重のことを長く思い続けるが全く相手にされず、頼朝の勧めによる求婚も一度は拒否される。しかし、その後も江間に住まわせた八重に土産持参でたびたび会いに行き、最終的には彼女が笑顔でいること以外何も求めない境地に達する一途な想いを貫き夫婦となる。
八重(やえ)
演:新垣結衣
義時の妻。伊東祐親と後妻の娘[2]であり、義時の叔母に当たる。源頼朝の先妻。江間次郎の元妻。
一途で頑固なところがあり、いかなる境遇にあっても頼朝を想い続けるが、義時の想いにはなかなか気付かない。
父・祐親が京の大番役のため留守の間、流人だった頼朝と通じ千鶴丸を産むが、別離のうえ江間次郎に嫁がされる。頼朝の挙兵の際には、敵対する伊東家側にいながらも頼朝側にも通じて奔走する。祐親らが敗れ捕らえられると義兄・三浦義澄に保護され、のちに義時が江間郷の領主となるとそこに移される。
鎌倉の大倉御所に勤めて頼朝の役に立ちたいと願うが、頼朝と亀との情事を目の当たりにし、江間での同居を前にした伊東親子の殺害や亀の前事件を経て、それでも自分に接触してこようとする頼朝に愛想を尽かし完全に拒絶する。その後、義時の想いを受け入れて夫婦となる[注釈 5]
のちに金剛を産むと、西国遠征のため留守にする三浦義村の娘・初も預かり育てる。
金剛(こんごう)
演:森優理斗(嬰児期:松澤禾蘭
義時と八重の息子。のちの北条泰時
金剛」とは仏法の守り神(護法善神)のことであり、源氏を守る意味を込めて頼朝により命名される。

北条時政とその関係者

北条時政(ほうじょう ときまさ)★
演:坂東彌十郎
義時の父。通称は四郎(しろう)。りくからは「しい様」と呼ばれている。
伊東祐親の娘で義時らの生母である先妻、後妻・鶴(つる)[注釈 6]とも相次いで死別し、大番役のため京入りしていた時に見初めた公家の娘・りくを3人目の妻とする。
無骨な田舎侍であり、家族思いで武芸に長けるが、交渉下手で相手の口車に乗せられやすい。娘婿である源頼朝を宗時や義時ほど信用しているわけではなく、度々反論や足を引くような行為をしてしまう。
北条宗時(ほうじょう むねとき)
演:片岡愛之助
義時の兄。時政の嫡男。通称は三郎(さぶろう)。
大の平家嫌いで、源氏を担いで坂東の地から平家を追い出し、坂東武者の世を作るという野望を持ち、伊東館から逃れた頼朝を家族に内緒で匿う。正しいと思ったことにはひたすら突き進む一方、根回しが足りず事あるごとに義時に事後処理を丸投げする。
石橋山の戦いで大庭の軍勢に敗れた後、頼朝が北条館に残した観音像を取りに行くため義時らと別れる。鎧を取り換えるために戻る工藤茂光とともに伊豆の所領へ向かうが、目前にて伊東祐親の下人・善児の手に掛かり、茂光と共に非業の死を遂げる。
別れの際、義時だけに「坂東武者の世の頂点に北条が立つ」という真の野望を語っており、宗時の遺志は義時に引き継がれることになる。
りく
演:宮沢りえ
時政の後妻。義時の継母。
公家の娘としての誇りが強く、我が子こそが時政の後継者(嫡男)に相応しいと思っている。
京入りしていた時政に見初められ、のちに伊豆に下向して妻となる。常に京に帰りたがっており、夫・時政の活躍がその最善の手段であると考え鼓舞する。
頼朝が挙兵すると、政子らとともに寺女として伊豆山権現社に匿われる。のちに鎌倉に入るが、時政に対する処遇や政子との立場の差に、次第に不満を抱くようになる。頼朝が亀と逢瀬を重ねていることを知ると、あえて政子にほのめかして「後妻(うわなり)打ち」を耳打ちする。その後の顛末で時政とともに伊豆へ帰ると、頼朝が謝罪するまで鎌倉に戻らないよう時政にくぎを刺す。
牧宗親(まき むねちか)
演:山崎一
りくの兄。義時の義理の伯父。
京の公家で、御台所となった政子に教育を施すため、りくの要請で鎌倉へ下向する。
頼朝を懲らしめるためにりくが提案した「後妻打ち」を引き受ける。亀の屋敷を少しだけ壊すつもりだったが、屋敷を警備していた源義経らに手伝わせたところ、派手に破壊したうえに火をかけられたため大事となってしまう。激怒した頼朝によって、義経を煽動した罰として髻(もとどり)を切られる恥辱を受ける。
くま
演:田中なずな
りくの侍女。

源氏

源頼朝とその関係者

源頼朝(みなもと の よりとも)
演:大泉洋(少年期:生駒星汰[* 22]
源氏の棟梁。のちの鎌倉幕府初代将軍
河内源氏嫡流源義朝の三男。かつての官職右兵衛権佐(うひょうえのごんのすけ)にちなんで「佐殿(すけどの)」、鎌倉入り後は「鎌倉殿(かまくらどの)」と称される。上総広常からは「武衛(ぶえい)」と呼ばれている。
政略眼に長け、平家を追討して「あるべき世」に戻すために挙兵するが、坂東武士との意識の違いがトラブルを招くことも多い。
猜疑心が強く、他人に本心を見せないが、義時には本心を明かしている。八重や政子との関係も平家打倒のためであると言うなど合理的な考えで動く一方、危険を冒して八重のもとに会いに行くなど情を捨てきれない面もある。
政子(まさこ)
演:小池栄子
頼朝の後妻。北条時政の長女。義時の姉。
負けん気が強い一方、雅やかさに目がない。何気なく発した言葉の重みと影響力に戸惑うことがある。
北条館に逃げ込んだ頼朝に膳を運んだことがきっかけで一目惚れし、妻となる。頼朝が挙兵すると伊豆山権現社に寺女として匿われるが気丈に振る舞い、頼朝が鎌倉に入ると合流して御台所となる。
頼朝の先妻・八重に対しては優位な立場を取り続け、鎌倉入り後は大倉御所の侍女とする。一方で、侍女頭・亀が頼朝の愛妾であることを知ると激怒し、継母・りくに入れ知恵された「後妻打ち」をけしかける。
大姫(おおひめ)
演:南沙良(幼少期:難波ありさ、少女期:落井実結子
頼朝と政子の長女。
北条館で生まれる。間もなく頼朝が挙兵すると、政子らとともに伊豆山権現社に匿われ、のちに鎌倉入りする。
万寿(まんじゅ)
演:鳥越壮真(嬰児期:丸山蒼來田代瑞希、幼少期:藤原響
頼朝と政子の嫡男。のちの源頼家
乳母の比企館で生まれる。体が弱く、生後しばらくは何度も生死の間を彷徨う。
千鶴丸(せんつるまる)
演:太田恵晴
頼朝と八重の息子。
祖父・伊東祐親が京の大番役のため留守の間、流人だった頼朝と祐親の娘・八重が密かに通じ生まれた子である。頼朝が祐親の追手から逃れたため八重とともに館にいたが、平清盛に知られるのを恐れた祐親の命により、善児に川遊びとして連れ出され水に沈められる。亡骸は伊豆山権現社に運ばれ、立派な墓塔をもって供養される。
八重には出家させられたと伝えられており、のちに伊豆権現社で悲しみの対面をすることになる。
(かめ)
演:江口のりこ
頼朝の愛妾。安房の漁師の娘[3]
頼朝の寵愛を受けるが出自に劣ることもあり、武家の娘である頼朝の先妻・八重や後妻・政子に対抗心を燃やす。
安房では漁師の夫・権三がいたが、頼朝にはそれを知らせず召し出される。鎌倉入り後は政子の侍女頭を務める一方、内緒で頼朝と逢瀬を重ねる。素性を隠して侍女となった八重には、頼朝の寝室へ膳を運ばせ寵愛を見せつけて牽制などするが、その一方で他の有力男性にも粉をかけている。
頼朝の隠れ家として屋敷を与えられるが政子の知るところとなり、「後妻打ち」として屋敷を燃やされる。直前に三浦義村によって難を逃れ、一時的に上総広常の屋敷に身を寄せる。
のちに新たな家を与えられ、政子の来訪を受ける。政子に頼朝から身を引くことを約束する一方、坂東の女から憧れられる御台所として恥ずかしくない教養を身につけるよう忠告する。
安達盛長(あだち もりなが)★
演:野添義弘
頼朝の従者。は頼朝の乳母・比企尼の娘[4]。通称は藤九郎(とうくろう)。
流人時代から頼朝に仕えており、頼朝が本心を明かせる家人の一人である。押しに弱い面があるが、時には無茶で理不尽な頼朝の命をもそつなくこなす。

源義経とその関係者

源義経(みなもと の よしつね)
演:菅田将暉
頼朝の異母弟。源義朝の九男。通称は九郎(くろう)。静御前や弁慶からは「御曹司(おんぞうし)」と呼ばれている。
斬新な戦術を繰り出す一方、性格に難がある。源氏としての誇りが強く、坂東武者と同列に扱われるのを嫌う。一方で、母性愛に飢えており義姉・政子に甘える一面もある。戦に勝つためにあらゆる手を使い、時には卑怯な手段も厭わない。
幼いころに父・義朝が平治の乱で敗れたため、京の鞍馬寺に預けられる[5]。のちに寺を出て、奥州の覇者・藤原秀衡の庇護を受ける[5]
頼朝が鎌倉入りするころに参上し、頼朝を感動させている。しかし坂東武者とそりが合わず、度々問題を起こして頼朝らを悩ませる。
(さと)
演:三浦透子
義経の妻。比企尼の孫娘。比企能員の姪。
源氏との繋がりを強めるため、能員により白羽の矢が立てられる。信濃行き前日に源範頼とともに比企館に招かれた義経に見初められ、一夜を共にする。
静御前(しずかごぜん)
演:石橋静河
義経の愛妾。都の白拍子。義経からは「(しずか)」と呼ばれている。
武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)
演:佳久創
義経の従者。元は比叡山延暦寺の僧[6]。義経からは「武蔵坊(むさしぼう)」と呼ばれている。

源頼朝と源義経の兄弟

阿野全成(あの ぜんじょう)
演:新納慎也
源義朝の七男。頼朝の異母弟。源義経の同母兄。「醍醐禅師(だいごぜんじ)」と称する[注釈 7]
平治の乱後、京の醍醐寺に預けられ出家する。剛毅な性格から「悪禅師」と呼ばれたこともある[7]。石橋山の戦いの後、伊豆山権現に匿われていた政子らのもとに仁田忠常とともに現れ、鎌倉入りした頼朝らと合流する。
陰陽の術に長け[* 23]、占いを得意としている。政子の鎌倉入りの日や新御所の建設場所、嫡男の誕生に関する吉凶などを占い頼朝を補佐する。
実衣とは鎌倉入り後に相思相愛となり、やがて夫婦となる。
実衣(みい)
演:宮澤エマ
全成の妻。北条時政の次女。義時の妹。
周りに翻弄される家族を興味津々に観察する一方、口が軽く内緒事が苦手なため秘密をすぐに話してしまう。
源範頼(みなもと の のりより)
演:迫田孝也
源義朝の六男。頼朝の異母弟。義経の異母兄。母は遊女であり、義経から母の出自を揶揄されたこともあった。「蒲冠者殿(かばのかじゃどの)」「蒲殿(かばどの)」と呼ばれる。
遠江蒲御厨に生まれ[8]、平治の乱後に貴族官人藤原範季に引き取られている[8]。頼朝の元へは義経や全成に遅れて参上する。
生真面目な性格で剣の腕も立ち、義妹・実衣から「意外と出来る」と評される[注釈 8]。源氏と坂東武者の間を取り持ち、頼朝を愚直に補佐する。平家および木曽義仲の討伐に際しては本軍の総大将を務め、不満のくすぶる坂東武者をまとめ上げるだけでなく、義経の戦略を全面的に支持する。
義円(ぎえん)
演:成河
源義朝の八男。頼朝の異母弟。義経の同母兄。幼名は乙若(おとわか)。
孫子の兵法に通じ弓矢の名手だけでなく、和歌にも精通している。
平治の乱後、近江園城寺に預けられ出家する。のちに後白河法皇の皇子・円恵法親王判官を務める[6]
兄弟では最後に頼朝の元へ参上する。しかし、叔父・行家からの平家討伐の誘いを断り切れず、相談した弟・義経にそそのかされて西上することになる。墨俣川の戦いにおいて平家軍に討ち取られる[6]

木曽義仲とその関係者

木曽義仲(きそ よしなか)
演:青木崇高
信濃源氏の棟梁。
義を重んじ無意味な戦を嫌う。無骨な田舎侍であるため、都のしきたりには無知である。
同じ源氏である頼朝との戦を避けるため、嫡男・義高を鎌倉へ人質に出す。のちに倶利伽羅峠で平家方を破り(倶利伽羅峠の戦い)、勢いに乗じて京に入り後白河法皇と謁見する。平家が持ち去った三種の神器を奪還するよう院旨を受けるが、その意味が理解できず法皇らを呆れさせてしまう。
頼朝が鎌倉から動かないため、法皇から単独で平家を滅ぼすよう命じられる。備中で平家軍相手に苦戦している中、法皇から頼朝へ信濃を含む東山道の支配権を任されたのを知り、抗議のため都に戻ったことで法皇から謀反の疑いをかけられる。院御所を襲撃して法皇を幽閉し(法住寺合戦)、源範頼・義経兄弟を大将とする討伐軍を迎え撃つが、兵を少なく偽る義経の計略にかかり宇治川の戦いで敗れる。誰もいない院御所[注釈 9]にて最後の上奏を行い、近江に逃れようとするも国境で範頼軍に行く手を阻まれ、死に場所を探している最中に額を矢で射抜かれる。
最期まで頼朝のことを信じており、嫡男・義高へ頼朝に反旗を翻さないよう諭す手紙を巴御前に託している。
源義高(みなもと の よしたか)
演:市川染五郎
義仲の嫡男。「清水冠者(しみずのかじゃ)」「冠者殿(かじゃどの)」と呼ばれる。
眉目秀麗かつ清廉潔白であり、父・義仲を尊敬している。の抜け殻を大量に集める趣味がある。
頼朝への不戦の証として、大姫の許嫁は表向きの人質として鎌倉へ送られる。幼い大姫だけでなく、婚約に反対していた政子にも気に入られ、気さくな人柄から坂東武者とも打ち解ける。一方で、頼朝失脚を目論む反頼朝派からの新たな棟梁への誘いは断っている。
のちに義仲が討たれると、その立場を頼朝から危険視され幽閉される。盟約を反故にした頼朝と止めなかった義時を恨み自ら自身の処刑を望むが、義仲からの文で改心し、逃亡を決意する。政子らの手筈で伊豆山権現社へと逃亡するが、義時らへの不信からその途中の名越の寺を抜け出し、故郷・信濃へ向かっていたところを藤内光澄に討たれる。
巴御前(ともえごぜん)
演:秋元才加
義仲の愛妾
武勇に優れる女武者。一本眉が特徴。義仲とは幼馴染でもあり、男女の絆を超えて一生を捧げて仕える決意を持っている。
兄・今井兼平とともに各所を転戦する。宇治川の戦いで敗れると義仲と運命を共にしようとするが断られ、義高への文を託され落ち延びる。のちに和田義盛に捕らえられ、鎌倉へ移送される。
今井兼平(いまい かねひら)
演:町田悠宇
義仲の家人。巴の兄[* 24]。母は義仲の乳母[* 24]
宇治川の戦いで敗れても最期まで義仲に従う。
海野幸氏(うんの ゆきうじ)
演:加部亜門
義高の従者。
人質として鎌倉入りする義高に同行する。義高が幽閉されると、志願して義高を逃がすための替え玉となる。

武田信義とその関係者

武田信義(たけだ のぶよし)
演:八嶋智人
甲斐源氏の棟梁。
源氏の棟梁をめぐって源頼朝や木曽義仲への対抗心を顕わにし、互いに牽制しあっている。
頼朝と時を同じくして反平家の兵を挙げるも、優位に立つため頼朝の使者である北条時政を懐柔しようとしたり、富士川の戦いでは頼朝軍との酒宴後すぐに出陣して出し抜こうとする。
一条忠頼(いちじょう ただより)
演:前原滉
信義の嫡男。
父とともに、幽閉されている義高の元を訪れ味方になるように唆すが断られる。その義高が討ち取られた後、義高を煽り謀反を企てたとして誅殺される。

その他の源氏

源行家(みなもと の ゆきいえ)
演:杉本哲太
頼朝や義仲らの叔父。頼朝の祖父・源為義の十男[9]。通称は十郎(じゅうろう)。
平治の乱では兄・義朝とともに戦うが敗れ、熊野へ逃れている[9]。のちに八条院より蔵人を任じられ行家と改名する。
以仁王による平家討伐の令旨を携えて全国を行脚し、頼朝ら源氏一門に決起を迫る。墨俣川の戦いで惨敗し甥・義円を戦死させても頼朝に所領を要求し、無下に断られると義仲の食客となる。のちに義仲とともに平家軍を蹴散らし京へ入るが、義仲と後白河法皇との仲が険悪となるにつれ距離を置き始め、義仲の立場が危うくなると密かにそのもとを去る。
源頼政(みなもと の よりまさ)
演:品川徹
摂津源氏の長老。公卿。伊豆の知行国主[* 25]
源氏では初の従三位に叙せられ公卿昇進を果たすとともに、平清盛とも良好な関係を築いている[* 25]
以仁王の挙兵に際して平家側として討伐軍を率いるが、王に呼応しており寝返る。激怒した清盛が差し向けた追討軍に敗れ、宇治平等院にて戦死する。

坂東武者・御家人

伊東家とその関係者

伊東祐親(いとう すけちか)
演:浅野和之
伊豆東海岸の豪族・伊東家の惣領。北条義時の母方の祖父。
一族思いだが、敵対すると血を分けた身内でも容赦はしない。平家と敵対するのを何よりも恐れる。
娘が北条時政・三浦義澄・工藤祐経(のちに土肥遠平[10])に嫁いでおり、娘婿や孫たちからは「爺様(じさま)」と呼ばれている。
平治の乱で敗れた流人・源頼朝を領内で監視していたが、京の大番役で留守の間に娘・八重が頼朝と関係を持ち、外孫である千鶴丸を産んだため激怒する。平清盛に知られるのを恐れ、雑色・善児ら刺客を放ち千鶴を暗殺するものの、頼朝には娘婿・北条時政の領内へ逃げられる。頼朝の処遇は大庭景親の仲裁で北条家への引き渡しを認めるものの、頼朝の挙兵に北条家が追随したため親族同士で敵対することになる。
はじめは優勢だったが次第に追い詰められ、伊東館を攻められると自害しようとするが、外孫・義時に説得され投降し三浦家に預けられる。頼朝からの恩赦により死罪は免れ、その礼のために鎌倉の大倉御所へ出立しようとした矢先、頼朝側に捕まり梶原景時の下人に転じていた善児に暗殺される。
河津祐泰(かわづ すけやす)
演:山口祥行
祐親の長男。八重の長兄。
河津郷を本拠とする[* 26]。祐親らとともに北条館から戻るところを工藤祐経に襲われる。
一万(いちまん) / 箱王(はこおう)
演:大藤瑛史(一万) / 加賀谷光輝(箱王)
祐泰の息子たち。
義時と八重のもとを訪れた祐経に「人殺し」と罵倒し石を投げつける。
伊東祐清(いとう すけきよ)
演:竹財輝之助
祐親の次男。八重の次兄。通称は九郎(くろう)。
祐親が激怒し源頼朝を追討する際は、内密に頼朝を北条館へ逃がしている[11]。頼朝が挙兵すると、親戚である北条家と敵対することに苦悩する。伊東家が劣勢になると義時らに八重の危機を伝えるため、鯉名から舟で脱出して頼朝方に捕らえさせる。祐親と同様、三浦に預けられ死罪を免れるが善児に暗殺される。
工藤祐経(くどう すけつね)
演:坪倉由幸
伊豆の豪族。
元は伊東家の嫡流。幼少期にが他界したため、義理の叔父である祐親が後見役となっている[12]。のちに祐親の娘と結婚したが、祐親に所領を奪われ妻と離縁させられる。
頼朝が北条館に逃げ込んだ際には家人となり、見張り役としてあてがわれる。頼朝の密命による祐親襲撃に失敗し[注釈 10]姿を現さなくなっていたが、その後も頼朝には目をかけられており、祐親が亡くなると旧領を取り戻している[注釈 11]。江間館を訪れ義時と八重に再会するが、八重に怪訝な顔をされる。
源義高の鎌倉脱出に加担し、大倉御所にて一条忠頼の粛清にも立ち会う。義時の立会いのもと藤内光澄を処刑すると、「鎌倉は恐ろしい」と義時に告げて去る。
江間次郎(えま じろう)
演:芹澤興人
祐親の家人。八重の再婚相手。
北条領とは狩野川の対岸に位置する江間郷を所領とし[13]、北条館を望む小高い丘の上に館を構える。寡黙かつ物静かであり、祐親に従順である。
主の娘である八重と夫婦になるが夫と思われることはなく、別れてもなお頼朝を想う八重の言動にしばしば振り回される。伊東館を攻められたら八重を殺すよう祐親から命を受けていたが、悩んだ末に背き館から逃がそうとする。しかし、同じ命を受けていた善児に刺し殺される。

三浦家とその関係者

三浦義澄(みうら よしずみ)★
演:佐藤B作
相模三浦郡の豪族[14]三浦家の惣領・三浦義明の次男[14]。妻は伊東祐親の娘。通称は次郎(じろう)。
陽気な性格だが義理堅く、敵方となった相手をも心配する。義兄弟でもある北条時政とは悪友で気心が知れた仲である[14]
の死により三浦家の家督を継いでいる[14]。源頼朝の挙兵に際しては北条家と同調するが、石橋山の戦いでは酒匂川の増水に阻まれ合流できず、水が引くのを待つもやむなく引き返す。しかし、平家方となった甥・畠山重忠に行く手を阻まれ戦闘となる[14]。さらに、本拠地である衣笠城が陥落し父・義明が戦死すると(衣笠城合戦)、海路で安房へ逃れる。のちに頼朝らと合流し鎌倉入りする。
平家軍を迎え撃つ富士川の戦いでは、夜更けに富士川のほとりで時政と殴り合いの喧嘩をしたことで水鳥の群れが羽ばたき、図らずも勝利へとつながる。しかし西国遠征には反対で、坂東の地盤固めを主張する。のちに頼朝の失脚を狙う謀議に巻き込まれ、三浦家の親族でもある北条家は見逃すという条件で反頼朝派に加わる。
三浦義村(みうら よしむら)
演:山本耕史
義澄の嫡男。義時の従弟で盟友。通称は平六(へいろく)。
知恵者かつ冷静な判断をすることから、義澄や義時から全幅の信頼を寄せられている。その一方で女好きで、頼朝の先妻・八重や愛妾・亀、公家の娘である時政の後妻・りくに粉をかけている。とくに頼朝の元交際相手に対しては、彼女らと付き合うことで「頼朝を超える」ことができるという、義時には理解しがたい考えを持っている。
和田義盛(わだ よしもり)★
演:横田栄司
義澄の甥。義村の従兄。通称は小太郎(こたろう)。
髭を蓄えた強面で弓の名手[15]だが気が短く、平家方として敵対したのち頼朝に下った畠山重忠を恨んでいる。その一方で、鶫(つぐみ)を捕まえて「鵯(ひよどり)」と喜んだり[注釈 12]、木曽義仲討伐の戦功報告を絵入りで文にする[注釈 13]などお茶目な面も持つ。
頼朝の挙兵では叔父・義澄らとともに戦に参加する。平家方に敵と思われていなかったにも関わらず、義村が止めるのも聞かずに先制攻撃をしたことから、のちに重忠から攻撃を受ける。安房へ逃れると頼朝に「侍大将」になりたい旨を直訴しており、義時とともに大豪族・上総広常を説得して味方にする功績を挙げる。頼朝が鎌倉へ入ると、約束通り「侍所別当」に任じられる。
その後も犬猿の仲である重忠と先陣を争い、お互いに武功を挙げる。しかし西国遠征には反対の立場で、頼朝の失脚を狙う反頼朝派の謀議に参加する。
岡崎義実(おかざき よしざね)
演:たかお鷹
義澄の叔父。三浦義明の弟。通称は平四郎(へいしろう)。
高齢ながらも血気盛んで、坂東武者の誇りが高い。同じく老将の土肥実平や佐々木秀義、千葉常胤らと馬が合う。
頼朝の挙兵では甥・義澄らとともに戦に参加する。石橋山の戦いで息子を亡くし[注釈 14]、衣笠城が陥落すると義澄らとともに安房へ逃れる。のちに義澄らとともに鎌倉へ入ると、源義朝ゆかりの地・亀谷(かめがやつ)に新御所を建てるよう頼朝に上申するものの断られている。
頼朝の西国遠征には反対で「御家人は頼朝の駒ではない」という考えもあり、反頼朝派の謀議に参加する。
初(はつ)
演:遠藤みのん(嬰児期:久野楓名
義村の子。
母は産後の肥立ち悪く、間もなく亡くなっている。
義村らが西国遠征する際は八重のもとに預けられ、金剛とともに育てられる。

比企家とその関係者

比企尼(ひきのあま)
演:草笛光子
源頼朝の乳母(めのと)武蔵比企郡の代官・比企掃部允の妻[16]長女は安達盛長、次女河越重頼三女は伊東祐清に嫁いでいる[16]
平治の乱により頼朝が伊豆へ配流となると、夫とともに武蔵の所領に下向する[16]。その後も長年にわたり頼朝に資金の援助を続けており、道から小言を言われるも意に介さない。頼朝が鎌倉へ入ると御所を訪れ再会する。
比企能員(ひき よしかず)★
演:佐藤二朗
武蔵比企郡の豪族[17]。叔母である比企尼の養子。通称は藤四郎(とうしろう)。
飄々としているが目先の損得に流されやすいところがあり、道から苦言を呈されることもある。
頼朝の挙兵の際には静観していたが、勢いが増し鎌倉に入ると急接近する。亀の前事件で北条時政が伊豆へ帰ると、北条家に取って代わるためにあらゆる手段で源氏との繋がりを強めようとする。頼朝と政子の嫡男・万寿(のちの源頼家)が産まれると、その乳母夫(めのと)となる。
道(みち)
演:堀内敬子
能員の妻。万寿(源頼家)の乳母。
世情に敏感で、勢いのあるものに乗りたがる。
平家隆盛の中、頼朝に協力しようとする義母・比企尼や夫・能員に気が気でない。頼朝の挙兵の際には呼応しないよう能員に釘を刺していたが、流れが変わると源氏に取り入るようけしかける。万寿が産まれると、その乳母となる。
常(つね)
演:渡邉梨香子
比企尼の孫娘。能員の姪。
源氏との繋がりを強めるため、信濃行き前日に比企館を訪れた源範頼にあてがわれるが断られる。

梶原家とその関係者

梶原景時(かじわら かげとき)★
演:中村獅童
相模鎌倉郡の豪族[18]。通称は平三(へいぞう)。
冷静に状況を判断する現実主義者。無骨な坂東武者が多い中、和歌を詠むなどの教養も持ち合わせる。
石橋山の戦いでは平家方として戦い、大庭景親や山内首藤経俊らとともに頼朝を追い詰めるが、山中に隠れていた頼朝をあえて見逃す。のちに頼朝が勢いを盛り返すと、景親らと袂を分かつ。義時とは敵方の交渉役として上総広常の館で知り合い、伊豆山権現社に匿われていた政子らが鎌倉入りするための衣類を用立てするのをきっかけに、義時の仲介で頼朝の家人となる。
以降は頼朝の命で諜報活動を行うようになる。頼朝の失脚を狙う反頼朝派の会合に潜り込むが、和田義盛らに内偵を気付かれており捕まる。のちに解放されると頼朝から寝返りを疑われるが、御家人が集まる大倉御所にて、広常の双六相手をする隙に暗殺して変わらぬ恭順の意を示す。
西国遠征の際には源範頼率いる本隊の軍奉行(いくさぶぎょう)を務める。源義経と戦術を巡って対立するものの素案には理解を示しており、一ノ谷の戦いにおける義経の戦いぶりを「八幡大菩薩の化身」と評価する。
梶原景季(かじわら かげすえ)
演:柾木玲弥
景時の嫡男。
善児(ぜんじ)
演:梶原善
下人。元は伊東祐親の雑色。
主命を粛々と実行し、感情を表に見せることはない。
祐親には刺客として用いられており、千鶴丸や北条宗時らを暗殺している。伊東家の離散後は景時に拾われ、その命により旧主である祐親・祐清父子をも暗殺する。

その他の坂東武者・御家人

仁田忠常(にった ただつね)
演:高岸宏行
伊豆の豪族。北条家とは所領が近い[19][20]
気が優しく笑顔が特徴的だが、剛腕で武勇に秀でる。
頼朝の挙兵に際しては北条家と同調する。宗時が届けられなかった観音像を探したり、伊豆山権現社に匿われた政子らを鎌倉まで護衛したりする。
工藤茂光(くどう もちみつ)
演:米本学仁
伊豆の豪族。北条家とは所領が近く、義時らと仲が良い[* 27]
非常に恰幅が良く、頼朝から太り過ぎと心配されている。
石橋山の合戦の敗戦後、北条館に向かう宗時とともに鎧を取り換えるため自身の所領に戻ろうとするが、目前で善児の手に掛かって討たれる。
藤内光澄(とうない みつずみ)
演:長尾卓磨
伊豆の武士。
頼朝の命で源義高の首級を挙げるが、政子の怒りを買う。状況が理解できないまま、義時の立会いのもと工藤祐経に斬首され、首は河原に晒される。
大庭景親(おおば かげちか)
演:國村隼
相模の豪族。
相模の奉行」と称し、平家を後ろ盾として北条家はおろか伊東家や三浦家をも凌ぐ勢力を持つ。
平治の乱では頼朝の父・義朝に味方したが敗れ、平清盛の温情に助けられてからは平家方に与している。
伊東館を逃れ北条館に逃げ込んだ頼朝の引き渡しに端を発した伊東祐親と北条時政の小競り合いでは、両者の仲介役を務めている。頼朝の挙兵では、石橋山の戦いで北条時政を挑発して撃破し、山内首藤経俊や梶原景時らとともに頼朝を追い詰めるが取り逃がす。のちに頼朝が力を盛り返し鎌倉へ入ると景時に見限られ、経俊とともに捕らえられる。時政や三浦義澄に対しては勝者のように饒舌となり、上総広常に対しては頼朝を生かしたことを後悔しないよう警告する。即座に広常に斬首され、首は河原に晒される。
土肥実平(どい さねひら)
演:阿南健治
相模土肥郷の豪族[21]。通称は次郎(じろう)。
湯河原の温泉郷に館を構える[21]。「みんな仲良く」が口癖で、坂東武者同士の争いを嫌う。
伊東祐親の追手から逃れた頼朝を匿ったり、頼朝の挙兵にいち早く呼応するなど頼りとされる。石橋山の戦いで敗れて頼朝が方々を彷徨うも片時も離れず、所領で手配した小舟で真鶴岬から安房へ脱出する。頼朝らとともに鎌倉入りすると、平家討伐を急ぐ頼朝に坂東の地固めを主張する。反頼朝派の謀議に参加するが体調不良を理由に離脱し、義時に頼朝失脚の計画があることをほのめかす。
山内首藤経俊(やまのうちすどう つねとし)
演:山口馬木也
相模の豪族。は頼朝の乳母[12]。通称は瀧口三郎
平治の乱でが戦死し、家督を継いでいる[12]。楽観的で自主性がなく、長いものに巻かれやすい。
祐親の追手から富士山麓に逃れた頼朝と再会する。頼朝の挙兵に参加することを約束するが、いざ挙兵するとそれを反故にして、平家方として景親らとともに頼朝に弓を引く。しかし、頼朝を取り逃したため形勢は逆転し、景親とともに捕らえられる。見苦しく弁明するが、母が頼朝に嘆願したことで放免となる。
畠山重忠(はたけやま しげただ)
演:中川大志
武蔵の豪族。通称は次郎(じろう)。
武勇に優れ清廉潔白な人柄から「坂東武士の鑑」と評されている。
義時や義村らと仲が良かったが、が平家との繋がりが深いこともあり、頼朝の挙兵に際しては心ならずも北条家や三浦家と敵対することになる。三浦の本拠地である衣笠城を陥落させるなど武功を挙げるが、頼朝方が優勢になると鎌倉入り前に降伏する。頼朝と坂東武者たちとの間を取り持つ義時を、陰に陽に手助けする。
頼朝に仕えた当初は、若く見た目が良いことを理由に目立つ役割に優遇され、広常らに嫉妬される。わけても和田義盛には強い反発をされているが、謀反騒動の際にはそれを逆手に取った義盛の制御術を身に着けている。
足立遠元(あだち とおもと)★
演:大野泰広
武蔵の豪族。
頼朝から大倉御所の差配を任される。
佐々木秀義(ささき ひでよし)
演:康すおん
元は近江の豪族。頼朝の祖父・源為義の娘婿。
歯がほとんど抜け、言葉は不明瞭である。同じ老将である岡崎義実や土肥実平とは馬が合う。
平治の乱では頼朝の父である義兄・源義朝に従い戦うが敗れ、坂東へ逃れている。頼朝の挙兵には齢68歳ながら参陣し、言葉の行き違いのため頼朝らを混乱させてしまうものの、遅れて参陣した息子らとともに山木兼隆がいる山木館を襲撃する。
佐々木定綱(ささき さだつな) / 佐々木経高(ささき つねたか) / 佐々木盛綱(ささき もりつな) / 佐々木高綱(ささき たかつな)
演:木全隆浩(定綱) / 江澤大樹(経高) / 増田和也(盛綱) / 見寺剛(高綱)
秀義の息子たち。
次男・経高が山木館に火矢を射掛けたことが、4年7か月におよぶ源平合戦の始まりとなる。
安西景益(あんざい かげます)
演:猪野学
安房の豪族。
頼朝とは幼馴染であり[* 28]、石橋山の戦いで敗れて安房へ逃れた頼朝を支援する。
長狭常伴(ながさ つねとも)
演:黒澤光司
安房の豪族。通称は六郎(ろくろう)。
平家方に与しており、大庭景親から情報を得て頼朝の宿舎を襲撃するが、漁師・権三らと乱闘になり三浦義村に討ち取られる。
上総広常(かずさ ひろつね)
演:佐藤浩市
上総の豪族。通称は介八郎(すけのはちろう)。「上総介(かずさのすけ)」と呼ばれることが多い。
2万騎と称される大兵力を持つ。自尊心が高く、頼朝と平家を値踏みしたうえで、頼朝の運を見定め頼朝方につくことになる。その自負心から頼朝を「佐殿」と呼ぶことを嫌がったため、義村に入れ知恵された義時から教えられた「佐」の唐名を「仲間」への呼びかけと誤解したまま「武衛」と呼ぶ。
義時からは相談事を持ち掛けられるなど頼りにされており、書や文字に拙いため上京を見越して練習していることを義時だけに明かしている。
上皇からの義仲討伐命令に反発する御家人たちの頼朝への武力蜂起を不発に終わらせるための計画の中で、広元から頼まれて謀叛軍の中に入り込む工作を行ったが、これは坂東で大きな力を持つ広常を警戒した頼朝たちの謀略で、蜂起鎮圧後、頼朝の命を受けた景時の手で蜂起の首謀者として、他の御家人たちの面前で「誅殺」の名目で暗殺される。死後、その膨大な所領や財産は他の御家人たちに分け与えられたことから、以降は頼朝の思惑通りに、不忠の名目で御家人が誅されれば、その家の財産が手に入るという欲と警戒と恐怖が御家人たちの間に生まれ、鎌倉殿への忠誠心と、「鎌倉」としての組織が固まることになる。
千葉常胤(ちば つねたね)
演:岡本信人
下総の豪族。
頼朝からは父も同然と頼られる坂東の重鎮[* 29]。安房に逃れた頼朝のもとに馳せ参じ、いち早く味方につく。
佐竹義政(さたけ よしまさ)
演:平田広明
常陸の豪族。
甲斐源氏と先祖が同じ常陸源氏でありながら、平家方に与している[* 30]
頼朝が派遣した佐竹討伐軍の一員である上総広常と金砂城の門前にて交渉するが、挑発の言葉を口にしたため斬られる。佐竹軍は金砂城に籠り徹底抗戦するが、佐竹義季が広常と内通したことで開場し降伏することになる(金砂城の戦い)。
小山朝政(おやま ともまさ)
演:中村敦
下野の豪族。小山政光の息子。は頼朝の乳母[注釈 15]
頼朝の鎌倉入り後に家人となる。乳母子であることで優遇され、広常に嫉妬される。

鎌倉の文官

三善康信(みよし やすのぶ[注釈 4])★
演:小林隆
下級公家。太政官書記。母は源頼朝の乳母[22]
流人となった頼朝に月に一度書状を送り、都や朝廷の情勢を伝えている。以仁王の挙兵に関する誤った書状を送ったことが、頼朝の挙兵のきっかけとなる。
鎌倉入りした頼朝の要請で、大江広元・中原親能・藤原行政を側近に推挙する。
大江広元(おおえ ひろもと[注釈 4])★
演:栗原英雄
頼朝の側近で、政策を担う官僚。元は朝廷に仕える下級公家。官職は安芸(あきのすけ)[注釈 16]
頼朝の要請で三善康信の推挙により中原親能・藤原行政とともに鎌倉に下向する[23]。頭脳明晰だが冷静かつ冷徹な性格で、坂東武者とは違った立場で動向を観察、分析して頼朝を支える。
中原親能(なかはら ちかよし[注釈 4])★
演:川島潤哉
頼朝を支える官僚。官職は斎院次官(さいいんのすけ)[注釈 16]
藤原行政(ふじわら の ゆきまさ)★
演:野仲イサオ
頼朝を支える官僚。官職は主計(かずえのじょう)[注釈 16]。のちの二階堂行政[* 31]

平家

平家一門

平清盛(たいら の きよもり)
演:松平健[注釈 17]
平家の棟梁。武士として初めて太政大臣となり[24]、剃髪しているため「相国(へいしょうこく)」「清盛入道」と称される。法名は「浄海[注釈 18]
平治の乱に勝利した後、敵将・源義朝の長男・義平以外の子息は助命し、頼朝は伊豆へ配流、あとは寺へ入れている[24]。その後は平氏政権を樹立し、大輪田泊の交易(日宋貿易)で莫大な富を手に入れ、朝廷とのつながりで一族を要職に就かせるなど、絶大な力を誇る。
後白河法皇とは蜜月の仲だったが、鹿ケ谷の陰謀が露見したことで[24]福原に幽閉し、外孫である安徳天皇を即位させる(治承三年の政変)。
以仁王の挙兵はすぐに鎮圧し、頼朝の挙兵は気にも留めていなかったが、反乱が大規模になると次々と対応策を打つ。王の挙兵に協力した近江の園城寺や奈良の東大寺を焼き討ちにするが病に倒れ、京の六波羅にある平盛国の館で二位尼や宗盛らに看取られて65年の生涯を閉じる。臨終の際、頼朝の首を自身の墓前に供えるよう宗盛に言い残しており、これが平家滅亡へと繋がることになる。
二位尼(にいのあま)
演:大谷恭子
清盛の妻。
清盛の臨終の際には宗盛とともに立ち会っている[注釈 19]
平宗盛(たいら の むねもり)
演:小泉孝太郎
平清盛の三男[25]で後継者[* 33]の死により家督を相続する[25]
清盛が頼朝を死罪にせず伊豆へ配流にしたことを気にしている。頼朝の挙兵を侮って対応が遅れ、鎮圧どころか規模を拡大させる失態で清盛を激怒させる。
平維盛(たいら の これもり)
演:濱正悟
清盛の嫡孫[26]。清盛の嫡男・平重盛の嫡男[26]。官職は少将[注釈 20]
容姿端麗で「光源氏の再来」と称される[* 34]
頼朝追討軍の総大将として大軍を率い鎌倉へ遠征するが、富士川の戦いで水鳥の羽音に総崩れとなり惨敗する。
平清宗(たいら の きよむね)
演:島田裕仁
宗盛の嫡男。
平知盛(たいら の とももり)
演:岩男海史
宗盛の同母弟。

伊豆の代官

堤信遠(つつみ のぶとお)
演:吉見一豊
伊豆の権守。山木兼隆の後見役
平清盛から権守に任命されたことを笠に着て、道ですれ違った北条義時を無理やり跪かせたり、国衙に参上した北条時政らを反平家に加担したと疑い恫喝するなど、横暴な振る舞いが多い。
源頼朝の挙兵の際には山木兼隆とともに標的となり、堤館に乗り込んだ時政・宗時・義時に討ち取られる。
山木兼隆(やまき かねたか)
演:木原勝利
伊豆の目代本姓では平兼隆(たいら の かねたか)。
以仁王の挙兵の後に、清盛の義弟・平時忠が伊豆の知行国主となったことから目代に任じられる。
頼朝の挙兵では最初の標的となり、三島明神大祭当日に山木館にいたところを討ち取られる。
中原知親(なかはら ともちか[注釈 4]
演:森本武晴
伊豆の目代。下田を治める。山木兼隆の縁者。
顔が長く[* 35]、義時や宗時から「馬面」と揶揄される。
山木と堤を討ち取った坂東武者への論功行賞のため、頼朝により領地を召し上げられる。

朝廷

天皇・皇族

後白河法皇(ごしらかわほうおう)
演:西田敏行[注釈 21]
治天の君。「日本一の大天狗」と称される[* 36]
自らの威光を保つため、源氏と平家、源頼朝と木曽義仲を操り戦わせ翻弄する。
天皇在任時に保元の乱で兄・崇徳上皇方を破り、権力を強化する[27]二条天皇へ譲位後、院政を開始する[27]
清盛とは蜜月の仲であったが、間を取り持っていた清盛の義妹・建春門院(演:一木香乃[* 37])が死去すると関係が悪化し[* 38]、鹿ケ谷の陰謀が発覚すると福原に幽閉される(治承三年の政変)。その頃から源頼朝の夢枕にたびたび現れ発破の言葉を掛ける。
安徳天皇(あんとくてんのう)
演:相澤智咲(嬰児期:伊藤光之丞
後白河法皇の第七皇子・高倉天皇の第一皇子。母は清盛の娘・建礼門院[* 39]
平清盛の外孫でもあり、清盛により法皇が幽閉されると3歳で天皇に即位する。
木曽義仲が率いる討伐軍が都に迫ると、平宗盛によって三種の神器とともに都落ちする。
後鳥羽天皇(ごとばてんのう)
演:尾上凛
後白河法皇の孫。高倉上皇の第四皇子[* 40]。安徳天皇の異母弟。
兄・安徳天皇が平家とともに都落ちすると、三種の神器が無いまま4歳で天皇に即位する[* 40]
以仁王(もちひとおう)
演:木村昴
後白河法皇の第三皇子。
清盛により法皇が幽閉されると、打倒平家と法皇の奪還を試みて諸国に挙兵の令旨を送る。しかし、清盛の知るところとなり自ら挙兵するも敗れ、奈良に逃れる途中で討たれる(以仁王の挙兵)。

女御・公家

丹後局(たんごのつぼね)
演:鈴木京香
後白河法皇の寵妃。
法皇の側近・平業房と結婚するが、法皇の幽閉で夫が伊豆に配流となり処刑される[28]。のちに法皇の寵愛を得て、皇女・覲子内親王を産む[28]
平知康(たいら の ともやす)
演:矢柴俊博
後白河法皇の側近。壱岐守平朝親の子[29]
の名手で「鼓判官(つづみのほうがん)」と呼ばれる。
九条兼実(くじょう かねざね)
演:田中直樹
摂関家の実力者。

奥州藤原氏

藤原秀衡(ふじわら の ひでひら)
演:田中泯
奥州藤原氏第3代当主。源義経からは「御館(みたち)」と呼ばれている。官職は鎮守府将軍[注釈 22]
平泉を拠点に陸奥出羽を支配して平家と並ぶ勢力を誇り、「奥州の覇者」と称される[30]。京から来た源氏の御曹司である義経を庇護、養育する[30]。朝廷や平家、源氏に対しては中立の立場を取る。
とく
演:天野眞由美
秀衡の正室。泰衡の母。
藤原国衡(ふじわら の くにひら)
演:平山祐介
秀衡の長男。藤原泰衡の異母兄[* 41]
藤原泰衡(ふじわら の やすひら)
演:山本浩司
秀衡の次男で後継者[* 42]
藤原頼衡(ふじわら の よりひら)
演:川並淳一
秀衡の六男。泰衡の異母弟。

僧侶

文覚(もんがく)
演:市川猿之助
神護寺
出家前は源頼朝の父・義朝とともに北面武士として院御所の護衛を務めていたとして、誰とも知れぬ髑髏を「源義朝のしゃれこうべ」と吹聴し、平家打倒を説いて回る。北条宗時を介して頼朝に迫るも追い返される。
平清盛を呪詛により呪い殺したことから後白河法皇の覚えめでたく神護寺の僧となる。また呪詛が京で評判となり、藤原秀衡の呪い殺しを依頼されて鎌倉に下ってくる。
文陽房覚淵(もんようぼう かくえん)
演:諏訪太朗
伊豆山権現祀る社の長。
頼朝の挙兵の際には、政子らを寺女として匿う。また、千鶴丸に会うため訪れた八重には事の顛末を伝える。
土佐坊昌俊(とさのぼう しょうしゅん)
演:村上和成
元興福寺の僧兵。

市井の人物

権三(ごんぞう)
演:竹内まなぶ
安房の漁師。亀の夫。
源頼朝から妻を取り返すため宿舎を襲撃するも、そこで長狭常伴と鉢合わせて乱闘となる[注釈 23]
藤平太(とうへいた)
演:大津尋葵
相模腰越の村人。
駿河へ出陣中の頼朝に会うため奥州から来た源義経一行と出会い、里芋煮を振る舞う。
野武士
演:慈五郎
義経一行と獲物の野兎を巡って口論となり、義経に騙され射殺される。
小六(ころく)
演:中村大輝
摂津の狩人。
三草山の戦いに勝利して一ノ谷に進軍するため山中を偵察していた義経らに、鵯越鉢伏山周辺の案内をする。

登場予定の人物

あき
演:尾崎真花[* 43]
稲毛重成(いなげ しげなり)
演:村上誠基[* 44]
運慶(うんけい)
演:相島一之[* 45]
河田次郎(かわだ じろう)
演:小林博[* 46]
公暁(こうぎょう)
演:寛一郎[* 45]
後鳥羽上皇(ごとばじょうこう)
演:尾上松也[* 47]
住職(じゅうしょく)
演:緒方賢一[* 48]
せつ
演:山谷花純[* 49]
ちえ
演:福田愛依[* 50]
八田知家(はった ともいえ)★
演:市原隼人[* 47]
比奈(ひな)
演:堀田真由[* 47]
北条時連(ほうじょう ときつら)
演:瀬戸康史[* 51]
北条泰時(ほうじょう やすとき)
演:坂口健太郎[* 47]
源実朝(みなもと の さねとも)
演:柿澤勇人[* 47]
源頼家(みなもと の よりいえ)
演:金子大地[23][* 12]

スタッフ

  • 書道指導:金敷駸房
  • 双六指導:伊藤拓馬
  • 蹴鞠指導:高野健次
  • 飾りひも指導:多田牧子
  • 中国語指導:凌慶成

鎌倉殿の13人紀行

放送

放送時間

  • NHK BS4K:毎週日曜 9時 - 9時45分、20時 - 20時45分
  • NHK BSプレミアム:毎週日曜 18時 - 18時45分
  • 総合テレビ:毎週日曜 20時 - 20時45分
  • (再放送)総合テレビ:毎週土曜 13時5分 - 13時50分 / BS4K:毎週日曜 8時 - 8時45分

総合テレビでの放送分はNHKプラスで同時配信され、放送後7日間は見逃し視聴が可能。

放送日程

  • 初回は15分拡大。
  • 第18回は本編の放送時間を45分に拡大(「紀行」コーナーを別日時で放送)[* 52][* 53]
放送回 放送日 サブタイトル 演出 紀行 地上波視聴率
01回 01月09日 大いなる小競り合い 吉田照幸 鶴岡八幡宮神奈川県鎌倉市
史跡 北条氏邸跡静岡県伊豆の国市
17.3%[* 54]
02回 01月16日 佐殿の腹 音無神社(静岡県伊東市
蛭ヶ島公園(静岡県伊豆の国市)
14.7%[* 54]
03回 01月23日 挙兵は慎重に 末永創 総本山園城寺滋賀県大津市 16.2%[* 54]
04回 01月30日 矢のゆくえ 三嶋大社(静岡県三島市
香山寺(静岡県伊豆の国市)
15.4%[* 54]
05回 02月06日 兄との約束 吉田照幸 石橋山古戦場(神奈川県小田原市
伊豆山神社(静岡県熱海市
13.4%[* 54]
06回 02月13日 悪い知らせ 保坂慶太 しとどの窟(神奈川県湯河原町
源頼朝船出の浜(神奈川県真鶴町
13.7%[* 54]
07回 02月20日 敵か、あるいは 末永創 玉前神社千葉県一宮町
千葉神社(千葉県千葉市
14.4%[* 54]
08回 02月27日 いざ、鎌倉 吉田照幸 寿福寺(神奈川県鎌倉市) 13.7%[* 54]
09回 03月06日 決戦前夜 保坂慶太 横割八幡宮(静岡県富士市
八幡神社(静岡県清水町
14.0%[* 54]
第10回 03月13日 根拠なき自信 安藤大佑 西金砂神社茨城県常陸太田市 13.6%[* 54]
第11回 03月20日 許されざる嘘 吉田照幸 三十三間堂京都府京都市 13.5%[* 54]
第12回 03月27日 亀の前事件 末永創 正法寺埼玉県東松山市
妙本寺(神奈川県鎌倉市)
13.1%[* 54]
第13回 04月03日 幼なじみの絆 吉田照幸 豆塚神社(静岡県伊豆の国市)
最誓寺(静岡県伊東市)
12.9%[* 54]
第14回 04月10日 都の義仲 安藤大佑 俱利伽羅古戦場(富山県小矢部市
俱利伽羅神社石川県津幡町
12.1%[* 54]
第15回 04月17日 足固めの儀式 保坂慶太 十二所果樹園(神奈川県鎌倉市)
上総介塔(神奈川県横浜市
12.9%[* 54]
第16回 04月24日 伝説の幕開け 末永創 義仲寺滋賀県大津市 12.9%[* 54]
第17回 05月01日 助命と宿命 吉田照幸 清水八幡宮(埼玉県狭山市
常楽寺(神奈川県鎌倉市)
12.5%[* 54]
第18回 05月08日 壇ノ浦で舞った男 赤間神宮山口県下関市 12.7%[* 54]
第19回 05月15日 果たせぬ凱旋 安藤大佑 若宮八幡宮(京都府京都市)
吉野山奈良県吉野町
13.2%[* 54]
第20回 05月22日 帰ってきた義経 保坂慶太 高館義経堂岩手県平泉町
接待館遺跡(岩手県奥州市
12.8%[* 54]
第21回 05月29日 仏の眼差し
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

放送時間変更

総合テレビ・再放送枠における放送休止など

  • 2月5日(第4回) - 「スノーボード・女子スロープスタイル予選」放送のため、14時10分 - 14時55分に繰り下げ。

再放送枠以外での再放送

  • 1月23日(日曜日)の13時05分 - 14時50分に総合テレビで初回と第2回を連続再放送。
  • 「深夜のイッキ見!」編成の一環として、2月17日(16日深夜)と18日(17日深夜)に総合テレビで第1回から第6回までを集中再放送。

これらの再放送はNHKプラスで同時配信され、放送後7日間は見逃し視聴が可能となる。

ダイジェスト

1か月分の放送をダイジェストにした「20分でわかる!『鎌倉殿の13人』」を放送。ナレーターは木村昴。放送内容は前後編に分けてNHKの公式YouTubeでも公開。

また、各回のダイジェストの初回放送時はそれまでの放送分も合わせて放送される。これらの放送はNHKプラスで同時配信され、放送後7日間は見逃し視聴が可能となる。

放送回 初回放送日 放送時間 本編回
01月ダイジェスト 02月06日(5日深夜) 01時31分 - 01時51分 01回 - 第04回
02月ダイジェスト 03月05日(4日深夜) 02時45分 - 03時05分 05回 - 第08回
03月ダイジェスト 04月03日(2日深夜) 00時10分 - 00時30分 09回 - 第12回
13-17話ダイジェスト 05月02日(1日深夜) 02時55分 - 03時16分 第13回 - 第17回

関連番組

  • ラジオ深夜便 〜もっと、鎌倉殿の13人〜(2022年1月1日、NHKラジオ第1NHK-FM
  • 鎌倉殿サミット2022 〜源頼朝 死をめぐるミステリー 日本史上の大転換点〜(2022年1月2日、NHK BSプレミアム・NHK BS4K)
  • チコちゃんに叱られる! 新春拡大版スペシャル! 鎌倉殿の13人が見たい!(2022年1月2日、NHK総合)
  • 北条ファミリーが語る!『鎌倉殿の13人』放送直前SP(2022年1月3日、NHK総合)
  • 50ボイス「鎌倉殿の13人」(2022年1月3日、NHK総合)
  • 英雄たちの選択 〜北条義時・チーム鎌倉の逆襲〜(2022年1月5日、NHK BSプレミアム)
  • 日本人のおなまえ「山本耕史&中川大志も初耳!『鎌倉殿の13人』SP」(2022年1月27日、NHK総合)[* 55]
  • 鎌倉DAYS(2022年1月29日、NHK総合)[* 56]
    • 「鎌倉LOVEの13人」※全4部(① 9:30-10:00、② 10:50-10:55、③ 11:22-11:24、④ 11:49-11:54)
    • 「走れ!鎌倉」(11:24-11:49)
  • チャリダー★快汗!サイクルクリニック "鎌倉殿の13人"スペシャル(2022年1月29日、NHK BS1[* 57]
  • たっぷり関東NHK「食べる!鎌倉"文学"」(2022年1月30日、NHK総合(関東1都6県))[* 58]

関連商品

サウンドトラック

  • 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 オリジナル・サウンドトラックVol.1(2022年2月9日発売、SMJ、EAN:4547366540970)

書籍

公式ガイドブック
  • NHK大河ドラマ・ガイド 鎌倉殿の13人(NHK出版
    • 前編(2021年12月25日発売、ISBN 978-4-14-923389-5
    • 後編(2022年5月27日発売予定、ISBN 978-4-14-923390-1
    • 完結編(発売日未定)
  • NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 鎌倉殿の13人 北条義時とその時代(NHK出版、2021年11月30日発売、ISBN 978-4-14-911053-0
ガイドブック

ドラマ舞台地の誘致運動・反応

放映に合わせ、ゆかりの地に大河ドラマ館が開設される。

伊豆箱根鉄道では、駿豆線3000系電車3009編成(3両)に本作をPRするラッピングを施し、2022年1月9日より運行している[31]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 脚本の三谷幸喜は「これが原作のつもりで書いている」とコメントしている[* 3]
  2. ^ NHK大河ドラマにおいてタイトルにアラビア数字(算用数字)を使うのは、この作品が初めてである[* 7]
  3. ^ 辻は2021年8月18日に死去した[* 15]
  4. ^ a b c d e 苗字ではなくの場合、藤原と同じく氏と名前の間に「」を入れて読む(例:三善康信〈みよし やすのぶ〉)。劇中では「の」を入れているが、公式サイトやガイドブック等では入れない形となっている。
  5. ^ 史実では泰時生母は「阿波局」という御所の女房とされており、本作では歴史考証担当の坂井孝一による「阿波局=八重」仮説を採用している。
  6. ^ 第1回放送。3人目の妻を迎える北条時政の報告に対し、北条義時が「鶴義母上(つる ははうえ)が亡くなられてまだ間もない…」と返している。
  7. ^ 第7回放送。初登場時の紹介より
  8. ^ 第15回放送より。
  9. ^ 第16回放送。後白河法皇らは院御所を脱出しておらず、裏手に隠れている。
  10. ^ 第2回放送より。
  11. ^ 第17回放送。工藤祐経の台詞より。
  12. ^ 第10回放送より。
  13. ^ 第16回放送より。
  14. ^ 第15回放送。岡崎義実の台詞より。
  15. ^ 第12回放送。初登場時の紹介より。
  16. ^ a b c 第12回放送。初登場時の紹介より。
  17. ^ 松平は1979年放送の大河ドラマ『草燃える』において、本作の主人公である北条義時役を演じた[24]。また、1992年放送のTBS大型時代劇スペシャル平清盛』(TBS)では本作と同役で主演を務めている[24][* 32]
  18. ^ 第10回放送。平清盛から藤原秀衡宛の手紙より。
  19. ^ 第11回放送より。
  20. ^ 第10回放送。劇中の台詞より。
  21. ^ 西田は1972年放送の大河ドラマ『新・平家物語』において、本作の主人公である北条義時役を演じている[27]
  22. ^ 第10回放送。平清盛から藤原秀衡宛の手紙の宛名より。
  23. ^ 第7回放送。警護をしていた三浦義村が亀から「(敵の大将を討つ)ついでにうちの人(権蔵)も討ち取って」とけしかけられる場面があり、以降に権蔵は未登場となっている。

出典

書籍

  1. ^ NHK出版・前, p. 18.
  2. ^ NHK出版・前, p. 22.
  3. ^ NHK出版・前, p. 44.
  4. ^ NHK出版・前, p. 60.
  5. ^ a b NHK出版・前, p. 40.
  6. ^ a b c NHK出版・前, p. 48.
  7. ^ NHK出版・前, p. 46.
  8. ^ a b NHK出版・前, p. 47.
  9. ^ a b NHK出版・前, p. 42.
  10. ^ NHK出版・前, p. 70.
  11. ^ NHK出版・前, p. 73.
  12. ^ a b c NHK出版・前, p. 74.
  13. ^ 東京ニュース通信社, p. 78.
  14. ^ a b c d e NHK出版・前, p. 56.
  15. ^ NHK出版・前, p. 58.
  16. ^ a b c NHK出版・前, p. 64.
  17. ^ NHK出版・前, p. 52.
  18. ^ NHK出版・前, p. 68.
  19. ^ NHK出版・前, p. 62.
  20. ^ 東京ニュース通信社, p. 72.
  21. ^ a b NHK出版・前, p. 59.
  22. ^ NHK出版・前, p. 104.
  23. ^ a b NHK出版・前, p. 107.
  24. ^ a b c d e NHK出版・前, p. 94.
  25. ^ a b NHK出版・前, p. 96.
  26. ^ a b NHK出版・前, p. 98.
  27. ^ a b c NHK出版・前, p. 100.
  28. ^ a b NHK出版・前, p. 102.
  29. ^ NHK出版・前, p. 105.
  30. ^ a b NHK出版・前, p. 90.
  31. ^ 伊豆箱根鉄道駿豆線に「鎌倉殿の13人」のラッピング車”. railf.jp(鉄道ファン). 交友社 (2022年1月16日). 2022年5月16日閲覧。

ウェブサイト

  1. ^ a b c 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 三谷幸喜が贈る予測不能エンターテインメント!”. NHKオンライン. NHK (2020年1月8日). 2020年1月8日閲覧。
  2. ^ 次期大河「鎌倉殿の13人」ゆかりの地でPR過熱 埼玉”. 産経ニュース (2021年12月16日). 2021年12月16日閲覧。
  3. ^ 『吾妻鏡』 〜第3回より〜”. 歴史. 日本放送協会 (2021年1月23日). 2022年4月23日閲覧。
  4. ^ “小栗旬インタビュー前編「ユーモアを交えた“北条家のホームドラマ”のよう」―初主演大河ドラマ『鎌倉殿の13人』開幕!”. (2022年1月8日). https://mindra.jp/navigators/post/163 2022年3月13日閲覧。 
  5. ^ 木俣冬 (2022年4月23日). “『鎌倉殿の13人』佐藤浩市、圧巻だった絶望の表情 小栗旬も多彩な表情で魅せる”. マイナビニュース. マイナビ. 2022年4月25日閲覧。
  6. ^ “三谷幸喜「最高の大河ドラマにします」 『鎌倉殿の13人』小栗旬が“ダークーヒーロー”北条義時に”. Real Sound. (2019年11月8日). https://realsound.jp/movie/2020/01/post-482520.html 2019年11月9日閲覧。 
  7. ^ “三谷幸喜氏「鎌倉殿の13人」算用数字は大河史上初”. 日刊スポーツ. (2020年1月9日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202001090000032.html 2021年10月5日閲覧。 
  8. ^ 三谷幸喜、出演者の不祥事をけん制 22年大河ドラマ脚本を担当「ぜひ、断ってください!」”. ORICON NEWS (2020年1月8日). 2021年8月24日閲覧。
  9. ^ 【第1弾】5日間連続出演者発表! 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」|NHKオンライン”. NHK (2020年11月13日). 2020年11月16日閲覧。
  10. ^ 【第2弾】5日間連続出演者発表! 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」”. NHK ドラマ. 日本放送協会 (2020年11月17日). 2020年11月17日閲覧。
  11. ^ 【第3弾】5日間連続出演者発表! 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年11月18日). 2020年11月18日閲覧。
  12. ^ a b 【第4弾】5日間連続出演者発表! 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年11月19日). 2020年11月19日閲覧。
  13. ^ 【第5弾】5日間連続出演者発表! 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年11月20日). 2020年11月20日閲覧。
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  17. ^ 2022年 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」 [@nhk_kamakura13] (2021年3月23日). "「鎌倉殿の13人」の時代考証を依頼していた歴史学者の呉座勇一氏より、自身のツイッター投稿の一部内容が不適切であった責任を取り、降板したいとの申し出がありました。番組制作サイドもその事実を確認し、降板していただくことにしました。" (ツイート). Twitterより2021年10月5日閲覧
  18. ^ 来年NHK大河「鎌倉殿の13人」時代考証・呉座勇一氏が降板 ツイッターに不適切投稿 自ら降板申し出”. スポーツニッポン (2021年3月23日). 2021年3月23日閲覧。
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参考文献

  • 『鎌倉殿の13人 前編』NHK出版〈NHK大河ドラマ・ガイド〉、2021年12月25日。ISBN 978-4-14-923389-5 
  • 『NHK2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」THE BOOK』東京ニュース通信社、2021年12月25日。ISBN 978-4-86701-350-2 

関連項目

外部リンク

NHK総合 大河ドラマ
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