記憶にございません!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
記憶にございません!
監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
出演者 中井貴一
ディーン・フジオカ
石田ゆり子
小池栄子
斉藤由貴
吉田羊
木村佳乃
山口崇
草刈正雄
佐藤浩市
濱田龍臣
配給 東宝
公開 2019年9月13日
上映時間 127分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

記憶にございません!』(きおくにございません!)は、2019年9月13日に公開された日本映画。監督・脚本は三谷幸喜、主演は中井貴一

あらすじ[編集]

ある時、男は東京都内の病院のベッドという場所で目覚めたのだが、あろうことか事の一切の記憶を失っていた。

こっそり病院を抜け出し、テレビを観た瞬間、そこに自分が映っていることに気づく。演説の最中、傍聴していた一般人から投石を受けてしまい、病院に直行する自分がこの国の内閣総理大臣・黒田啓介であることに衝撃を受ける。しかも、国会における討論での暴言等が原因で相当な「嫌われ者の総理大臣」であるという更なる衝撃が待っていた。

記憶喪失になってしまった男は秘書官を名乗る者たちに「お迎えにあがりました、総理。」と言われ総理大臣官邸に連れ戻され、自分が記憶喪失の状態にあることはトップシークレット、すなわち最高機密であると告げられる。

国会議員になってから現在に至るまでの一切の記憶を失ってしまったが故に、男は進めていたであろう政策や国会議事堂の場所、果ては自分の家族である妻や子供の名前すら思い出せなくなっていた。しかも最愛の妻は他の男といい関係(不倫)にあるらしく、一人息子もあらぬ方向に進んでしまっているような雰囲気を漂わせている。そんな混乱の最中になんとアメリカ合衆国大統領が来日し、日米首脳会談に臨むことになる。周囲の人間全員を巻き込んで、男の一発逆転のドラマが始まる。

キャスト[編集]

黒田啓介
演 - 中井貴一[1]
第127代内閣総理大臣で、憲政史上最悪の支持率2.3%を記録していた。しかし、演説中に一般人からの投石を受けて、事の一切の記憶を失う。
井坂
演 - ディーン・フジオカ[1]
首相秘書官。啓介の記憶喪失を国家最高機密として扱い、記憶を失っている啓介を補佐する。
黒田聡子
演 - 石田ゆり子[1]
啓介の妻。夫の秘書官である井坂と不倫をしているとの噂がある。
番場のぞみ
演 - 小池栄子[2]
事務秘書官。首相秘書官の井坂とともに啓介を支える。
寿賀さん
演 - 斉藤由貴[2]
首相官邸料理人。何事にもマイペース。
山西あかね
演 - 吉田羊[2]
野党第二党の党首。啓介とは初当選同期であり、かつては同じ党に所属していた。
大関平太郎
演 - 田中圭[3]
職務熱心な警察官。かつてはセキュリティポリスになることが夢だった。啓介と出会った際にセキュリティポリスに任命することを約束され、後にこの約束が果たされた。
南条実
演 - 寺島進[3]
現役の中年大工。啓介に投石し、記憶喪失を招いた実行犯。
黒田篤彦
演 - 濱田龍臣[3]
啓介の一人息子。悪徳総理大臣になった嫌われ者の父に呆れている。深夜に警察に補導されるなどの問題行動を起こしている。
夜のニュースキャスター(近藤ボニータ[4][注釈 1]
演 - 有働由美子[3]
ニュースキャスター。啓介のあらゆる行動を、徹底的にこき下ろす。
小野田治
演 - 梶原善
小野田建設社長。啓介の小学校からの幼なじみ。
古賀
演 - 藤本隆宏
SP。常に啓介を護衛するが、悪徳政治家である啓介には失望している。
野々宮万作
演 - 迫田孝也
秘書官補。井坂、番場とともに、啓介が記憶喪失であることを知りながら、彼を支える数少ないひとり。
鱒淵影虎
演 - ROLLY
衆議院議員。聡子の兄で、啓介の義兄。実父は総理大臣だったが、父が後継として、自身ではなく啓介を指名したことに複雑な思いを持つ。ギターの演奏を得意としている。
八代
演 - 後藤淳平ジャルジャル
鶴丸官房長官の秘書官。
ジェット・和田
演 - 宮澤エマ
ナリカワ米国大統領に同行する通訳
桜塚
演 - 市川男女蔵
厚生労働大臣。国会を休んでフィリピンパブに行ってしまう。
森崎
演 - 小林隆
財務大臣。スーツもモーニングも半ズボン。
牛尾
演 - 飯尾和樹
外務大臣。福耳。
戸波
演 - 小澤雄太
啓介の記憶喪失を診断した脳外科医。
定食屋の店長
演 - 阿南健治
定食屋の店主。啓介を嫌っている。
中年のサラリーマン
演 - 近藤芳正
通りすがり。啓介を嫌っている。
高級レストラン店長
演 - 栗原英雄
啓介行きつけの高級レストラン店長。
スナイパー
演 - 川平慈英
ドラマ「女西郷」主演女優
演 - 天海祐希
さまざまな声
演 - 山寺宏一
スーザン・セントジェームス・ナリカワ
演 - 木村佳乃[2]
米国初の日系女性大統領
柳友一郎
演 - 山口崇
元小学校教師。啓介の恩師であり、悪徳政治家である彼のことを「あれはあれでよかった」と評す。
鶴丸大悟
演 - 草刈正雄[1]
内閣官房長官。国民人気が高く、過去10年間、総理大臣は5回変わったが、官房長官を一貫して務め続けている。これにより「影の総理」とも称されている。日本ゴルフ協会の名誉会長でもある。
古郡祐
演 - 佐藤浩市[1]
フリーライター。裏社会に通じている。今は金で動き、ゆすりたかりも行うが、元は情熱に燃える政治記者だった。

スタッフ[編集]

  • 脚本と監督 - 三谷幸喜
  • 製作 - 石原隆市川南
  • プロデューサー - 前田久閑、和田倉和利
  • ラインプロデューサー - 森賢正
  • 共同プロデューサー - 岡田翔太
  • 撮影 - 山本英夫(J.S.C.)
  • 照明 - 小野晃
  • 録音 - 瀬川徹夫
  • 美術 - 棈木陽次
  • 音楽 - 荻野清子
  • 衣裳デザイン - 宇都宮いく子
  • 装飾 - 野本隆行
  • 編集 - 上野聡一(J.S.E.)
  • スクリプター - 山縣有希子
  • 音響効果 - 倉橋静男
  • VFXスーパーバイザー - 田中貴志
  • カラーグレーダー - 齋藤清二
  • テクニカルプロデューサー - 大屋哲男
  • 美術進行 - 杉山貴直
  • キャスティング - 杉野剛
  • 助監督 - 成瀬朋一
  • 製作担当 - 斉藤大和、鍋島章浩
  • 製作 - フジテレビ東宝
  • 制作プロダクション - シネバザール
  • 配給 - 東宝

公開後[編集]

  • 2019年9月13日に公開され、土日2日間(9月14日~9月15日)の全国映画動員ランキングで1位を獲得[5]。土日2日間(9月21日~9月22日)の全国映画動員ランキングで1位を獲得[6]
『記憶にございません!』動員数・興行収入の推移
動員数
(万人)
興行収入
(億円)
備考
週末 累計 週末 累計
1週目の週末 (9月14日・15日) 1位
2週目の週末 (9月21日・22日)
3週目の週末 (9月28日・29日)
4週目の週末 (10月5日・6日) 2位
5週目の週末 (10月12日・13日) 3位
6週目の週末 (10月19日・20日) 6位
7週目の週末 (10月26日・27日) 9位

備考[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

  1. ^ 公式サイトでは、「キャスター(夜のニュースキャスター)」と表記されており、劇中にも「近藤ボニータ」という名前は登場しない。

出典[編集]

外部リンク[編集]