今夜、宇宙の片隅で

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今夜、宇宙の片隅で
ジャンル テレビドラマ
脚本 三谷幸喜
演出 河野圭太
佐藤祐市
出演者 西村雅彦
石橋貴明
飯島直子
音楽 本間勇輔
製作
プロデューサー 関口静夫
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送時間木曜 22:00 - 22:54
放送枠木曜劇場
放送分54分
回数12
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今夜、宇宙の片隅で』(こんや、うちゅうのかたすみで)は、1998年7月9日から9月24日までフジテレビ系で放送されたテレビドラマ。全12話。第1回はスペシャル90分枠だった。

主演は、西村雅彦

概要[編集]

三谷幸喜が取り組んだ初のラブストーリー。1960年アメリカ映画アパートの鍵貸します』をイメージして作られた。

ニューヨークを舞台に、友人同士で一人の女性に恋をしたことで、3人の心情は友情と愛情の間で揺れ動く。そんな3人を中心にした模様を面白くロマンチックに描いた作品[1]。限られた登場人物だけで進行するシンプルな筋立てで、脚本は各回とも質が高く、とても丁寧なつくり[1]だったが、視聴率は概ね10%から12%と苦戦した。一般には受け入れられず、一説には三谷はこの作品の失敗でテレビドラマの脚本に興味を失ったといわれる。

放送終了後1年経って、本作品のシナリオ集がフジテレビ出版より刊行されたものの、増刷されずに絶版となった。

なお三谷はインタビューにて、「今までで一番出来がいいと思う脚本は?」という趣旨の問いに対し、このドラマの第8話「残酷な告白」を挙げている。

あらすじ[編集]

ニューヨークの映画会社に勤務する小菅耕介は、同じアパートに住む川上真琴に恋している。ある日、大学時代からの友人の樋口紀人が耕介の自宅を訪れる。しかしこの直後、真琴が自殺を図って騒ぎになる。耕介と紀人は2人で真琴を助けるが、言葉巧みに女を口説くことが上手い紀人に真琴は徐々に惹かれていく[1]

キャスト[編集]

  • 小菅耕介〈36〉:西村雅彦
    真面目だが、引っ込み思案な性格。そのため、紀人にいつもおいしいところを持って行かれる。
  • 川上真琴〈29〉:飯島直子
    日本にいた頃のOL時代に失恋し、その末にニューヨークへ渡ってヘアメイクアシスタントとして勤めている。寂しがり屋。自殺未遂騒動も不倫が原因だった。
  • 樋口紀人〈36〉:石橋貴明
    フリーカメラマンで、耕介の大学時代からの友人。グリーンカードの抽選に当選して渡米してから5年になる。口が軽い言葉巧みな、ナンパの達人。
  • 「楠」の店長〈61〉: 梅野泰靖
    日本食スーパーの雇われ店長。耕介の相談相手で、冷静に話を聞く。
  • ミス・ラムーア〈21〉:ミッシェル・ガゼピス
    映画会社のアルバイトで、耕介のただ一人の部下。日本語を解さない。
  • 安井昌二

(出典:[1]

スタッフ[編集]

サブタイトル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率 演出
第1話 1998年7月9日 恋の敗者復活戦 16.9% 河野圭太
第2話 1998年7月16日 巨大な下心 13.6%
第3話 1998年7月23日 宣戦布告 13.0% 佐藤祐市
第4話 1998年7月30日 チャンスが来た 12.0% 河野圭太
第5話 1998年8月6日 壁の男 10.5% 佐藤祐市
第6話 1998年8月13日 最後の賭け 10.2% 河野圭太
第7話 1998年8月20日 二番目に好きな男 10.1% 佐藤祐市
第8話 1998年8月27日 残酷な告白 12.1% 河野圭太
第9話 1998年9月3日 女に刺される時 8.7% 佐藤祐市
第10話 1998年9月10日 お別れ 9.5% 河野圭太
第11話 1998年9月17日 私を愛した理由 10.7% 佐藤祐市
最終話 1998年9月24日 こんなハッピーエンド 10.5% 河野圭太
平均視聴率 11.5%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 週刊TVガイド 1998年7月3日号 p.98 本作の記事

外部リンク[編集]

フジテレビ 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
今夜、宇宙の片隅で
(1998.7.9 - 9.24)