ラブコンプレックス
ラブコンプレックス | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 君塚良一 |
演出 |
澤田鎌作(フジテレビ) 水田成英(フジテレビ) 田島大輔(フジテレビ) |
出演者 |
唐沢寿明 反町隆史 木村佳乃 りょう 小雪 西田尚美 伊東美咲 一戸奈未 高橋ひとみ 段田安則 江波杏子 |
音楽 | 武部聡志 |
オープニング | 反町隆史「Free」 |
製作 | |
プロデューサー | 和田行(フジテレビ) |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
放送国・地域 | ![]() |
放送期間 | 2000年10月12日 - 12月21日 |
放送時間 | 木曜日 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 木曜劇場 |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
フジテレビ番組基本情報 | |
特記事項: 最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。 |
『ラブコンプレックス』は、2000年10月12日から12月21日まで、フジテレビ系列「木曜劇場」枠で毎週木曜日 22:00 - 22:54[1]に放送されていた日本のテレビドラマ[2]。主演は唐沢寿明と反町隆史。
2001年2月7日から3月7日にVHSが全4巻で発売されており[3]、DVD-BOXは2010年9月15日に発売された[4]。
あらすじ[編集]
パソコンの周辺機器の製造販売をする一部上場企業ワンダーエレクトロニクス。その本社ビルの最上階には、会社の最高意思決定機関、常任取締役会がある。ある日、2人の男が専務の松方健二郎(段田安則)に呼ばれその秘書室に配属される。竜崎ゴウ(唐沢寿明)は、大阪支社で支社長をしていた男。極めて有能で、経営にも口を出せる頭脳派。彼が秘書室長に抜擢された。もう一人、真行寺アユム(反町隆史)は、二枚目の優しい男。渋谷営業所勤務で、ショールームの女の子たちを持ち前のマスクで仕切っていた。そんな2人が秘書室に配属された真の理由とは。
秘書室には、美人で優秀な女性秘書が7人いる。秘書のスペシャリストである彼女達は、実はそれぞれの理由で男嫌いだった。大企業の社長の娘で売れないコメディアンのパンチライン・ミノル(中川礼二)と同棲をしている荒瀬シズク(木村佳乃)。結婚詐欺に遭い、男は悪魔、女が一番と唱えるカルト宗教にはまっている柊サダ(りょう)。異常なダイエットにハマり、夜はキャバクラで男から金を巻き上げている蜷川キイコ(小雪)。40代でお局といわれているが、実生活で20年の愛人生活にうんざりしている佐原アミ(高橋ひとみ)。どこか別世界に生きているレズビアンの野乃リリ(伊東美咲)。ほのぼのさで年寄りの人気者、その実、もっとも冷静な島木ミン(一戸奈未) など、筋金入りの男嫌いが集まっていた。一人、連城ミヤビ(西田尚美)だけは、本当は男が好きだったがリリに言い寄られて拒否できない。
一方、男2人も裏には本当の顔があった。竜崎は真面目で知的に見えるが、仮面をはがせば、いい加減でアバウト、嘘つき。そして下半身がだらしなかった。真行寺も二枚目の外見とは裏腹に、いざとなると女性に近づけない。母親(江波杏子)に対するコンプレックスから真剣に女性と交際したことがなかった。
秘書室では日夜さまざまな事件が起こる。竜崎と真行寺は、言うことを聞かない女性達と組み、その処理に追われるのだが、 徐々に二面性をもつ彼ら彼女らの裏の顔がバレて、事態は混沌としていく。
キャスト[編集]
- ワンダーエレクトロニクス
- 最終回でゴウを殺害し、自殺。
- 荒瀬シズク - 木村佳乃 秘書。秘書室の女王。パンチライン・ミノルと同棲している。父親を溺愛しており、
- 父親が亡くなったことを受け入れられていない。物語終盤にアユムに心を開くが、
- アユムは自殺。
-
- 柊サダ - りょう 秘書。男に騙された経験があり、男が嫌い。新興宗教にハマっていたが、ゴウに
- よって助け出されゴウと付き合い始める。
-
- 蜷川キイコ - 小雪 秘書。夜はキャバクラで勤務。過度なダイエットにハマっている。9話で倒れ入院。
- サダと不仲。
- 連城ミヤビ - 西田尚美 秘書。7人の中では唯一男が好き。リリに言い寄られ困っている。アユムのことが好きだったが音子の一言により男嫌いとなり、サダが入っていた新興宗教にハマる。
- その他
- ゲスト
スタッフ[編集]
- 脚本 - 君塚良一
- 音楽 - 武部聡志
- 演出 - 澤田鎌作(フジテレビ)、水田成英(フジテレビ)、田島大輔(フジテレビ)
- 主題歌 - 反町隆史「Free」
- 技術プロデュース - 佐々木俊幸(バスク)
- 美術プロデュース - 柴田慎一郎(フジアール)
- プロデュース - 和田行(フジテレビ)
- 協力 - FUJITSU、バスク、フェネック、渋谷ビデオスタジオ、アズバーズ、フジアール、K&L、フジパシフィック音楽出版
受賞歴[編集]
- 第27回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
- 主演男優賞(唐沢寿明)
- 脚本賞(君塚良一)
- 監督賞(澤田鎌作、水田成英、田島大輔)
- 劇中音楽賞(武部聡志)
- キャスティング賞
- ザテレビジョン特別賞(CG制作スタッフ・岩本浩司、鹿島徳浩、田中良一)
放送日程[編集]
各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 |
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第1回 | 2000年10月12日 | 最終回 | 澤田鎌作 | 18.4% |
第2回 | 2000年10月19日 | 女王様 | 16.4% | |
第3回 | 2000年10月26日 | 裏切り | 水田成英 | 15.6% |
第4回 | 2000年11月 | 2日ブサイク | 田島大輔 | 14.9% |
第5回 | 2000年11月 | 9日ママゴン | 澤田鎌作 | 13.9% |
第6回 | 2000年11月16日 | 不倫の道 | 水田成英 | 13.8% |
第7回 | 2000年11月23日 | 壊れゆく | 田島大輔 | 13.7% |
第8回 | 2000年11月30日 | 愛シテル | 澤田鎌作 | 11.7% |
第9回 | 2000年12月 | 7日第二部 | 田島大輔 | 13.0% |
第10回 | 2000年12月14日 | メリークリスマス | 水田成英 | 14.7% |
最終回 | 2000年12月21日 | 終わりの始まり | 澤田鎌作 | 17.7% |
平均視聴率 14.89%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
エピソード[編集]
- ストーリー展開や演出に実験的な要素が多いドラマであった。これは、脚本を担当した君塚良一の「硬直しつつあるテレビドラマ界に新風を吹き込みたい」という意図によるところが大きい。
- 本作品の舞台となったワンダーエレクトロニクス社はその後、同じプロデューサー、演出家による連続ドラマ『HERO』の第10話で倒産した。第9話ではりょうが元ワンダーエレクトロニクス社員の遠野かおる役で出演している。
- 共に1963年生まれで同学年の唐沢寿明とプロデュースを担当した和田行が、ドラマの合間を縫って雑談をした際、唐沢が、「中学生の頃、田宮二郎さんの『白い巨塔』にハマっていた」と発言。その話で盛り上がり、この3年後、和田が『白い巨塔』の企画を担当した際、財前役に唐沢を抜擢するきっかけになった。
- 女性キャストは1990年代の人気モデル同窓会の様相を呈した。
脚注[編集]
- ^ 最終回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
- ^ ラブコンプレックスコトバンク
- ^ ラブ コンプレックス(1) 2020年9月24日閲覧。
- ^ “ラブコンプレックスDVD BOX | ポニーキャニオン”. ポニーキャニオン - PONY CANYON. 2020年9月24日閲覧。
外部リンク[編集]
- ラブコンプレックス - ウェイバックマシン(2002年12月21日アーカイブ分) - フジテレビ
- フジテレビ番組基本情報
- ラブコンプレックス - フジテレビオンデマンド
フジテレビ系列 木曜劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
合い言葉は勇気
(2000年7月6日 - 9月14日) |
ラブコンプレックス
(2000年10月12日 - 12月21日) |
カバチタレ!
(2001年1月11日 - 3月22日) |