野党

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野党(やとう)とは、政府を構成せず行政を担当しない政党のこと。「政府から離れた在野の政党」からきている。対義語は与党

概要[編集]

小選挙区制においてはデュヴェルジェの法則に従って二大候補が形成される傾向にあり、従って議会を占める政党は二大政党制がとられることになる。このような場合には政権の奪取に失敗した野党も未来の政府を構成する可能性が高く、公的な性格を帯びると認識される。

より比例代表制に重点をおいた選挙システムにおいては、複数の野党が形成される。このような多数野党は世界の一般である。

幾つかの民主主義国家においては長らく与党が固定されている場合には、形式的な平等主義をとってゲリマンダーによって野党に不利な選挙システムを構築される場合がある。

公的野党[編集]

英連邦王国イギリスの海外領土などでは、野党第1党に女王陛下の野党(Her Majesty's Loyal Opposition)もしくは公的野党(Official Opposition)と呼ばれる公的地位が与えられ、党首に特別な歳費が支給されるなどすることがある。

日本の国政野党[編集]

※2019年(令和元年)7月22日現在

(以下、政党助成法上の政党要件を満たしていない政治団体)

「ゆ党」[編集]

与党の政策に対し常に批判的・対立的な姿勢を示しつつ、次期政権政党を目指して活動する政党もあれば、与党に対し常に対立的な姿勢を示すわけではなく、是々非々で臨む政党もある。

日本では「野党」という場合、前者のような姿勢をとる政党のみを示すこともある[1]。これに対して、後者のような政党をゆ党(漢字表記は「癒党」)と呼ぶことがある[2][3]。「ゆ」は五十音順では「や」と「よ」の中間にある文字であり、すなわち「ゆ党」とは「野党(や党)」と「与党(よ党)」の中間に位置するという意味である。この用語は主に反与党の立場を取る人物・団体が使用し、その際には若干の軽蔑のニュアンスが含まれることが多い。1996年に連立与党の社会民主党新党さきがけの所属議員が離党して旧民主党が発足した当初、分離の主な理由は橋本内閣そのものとの対立ではなかったことから内閣に対する姿勢が曖昧であり、ゆ党という表現が使われるようになった。

2016年1月には衆議院本会議の代表質問において、おおさか維新の会が「私たちは与党でもない野党でもない」と述べた。民主党がこの発言を問題視し、維新および当時維新と連携関係にあった改革結集の会[4]の2党は野党ではなく「ゆ党」であると主張し、衆院予算委員会で野党の質問時間に含めない考えを示し、最終的に与野党が2党に時間を譲り合う「ゆ党」扱いとなった[5]。これに対し維新は「政権に参加していない党は野党だ」と主張し、抗議として与党からの配分時間のみを返上したうえで予算委員会を欠席する事態となった[6]

「ゆ党」と呼ばれることのある政党の例

脚注[編集]

関連項目[編集]