参政党
参政党 Sanseito Party of Do It Yourself | |
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![]() | |
代表 | 神谷宗幣 |
副代表 | 川裕一郎 |
事務局長 | 神谷宗幣(代表兼任) |
成立年月日 | 2020年4月11日(3年前) |
本部所在地 |
〒106-0041 東京都港区麻布台2-2-12 三貴ビル3F[1]北緯35度39分31.26秒 東経139度44分34.91秒 / 北緯35.6586833度 東経139.7430306度 |
衆議院議席数 |
0 / 465 (0%) |
参議院議席数 |
1 / 248 (0%) |
都道府県議数 |
5 / 2,643 (0%) |
市区町村議数 |
121 / 29,608 (0%) |
党員・党友数 | |
政治的思想・立場 |
右派[3] - 急進右派[4][5][6][7][8][9] 右派ポピュリズム[3][10] 保守主義[11][12] ナショナリズム[13] 反グローバリズム・移民[10][14] |
機関紙 | 参政党DIYタイムズ[15] |
政党交付金 |
1億8400万1000 円 |
シンボル | 鳳凰[16] |
公式カラー | 橙色[17] |
法人番号 | 2010405021308 |
公式サイト | 参政党 |
党歌:「おはよう」(ザ・マスミサイル) (作詞、作曲 高木芳基)[18] |
YouTube | ||||||||
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チャンネル | ||||||||
活動期間 | 2019年4月18日 | |||||||
ジャンル | 政治 | |||||||
登録者数 | 22.8万人 | |||||||
総再生回数 | 2831万回 | |||||||
YouTube Creator Awards
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年7月16日時点。 |
参政党(さんせいとう、英: Party of Do It Yourself)は、日本の政党。2020年に設立され、2022年の第26回参議院議員通常選挙で得票率2%を上回って1議席を獲得し、各種の法制度上の政党要件を満たす国政政党となった。
キャッチコピーは「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる」[11]
党名[編集]
参政党の党名は、「皆さんに『参加』してもらえる『政治』をつくる『チーム』」という意味である[17]。英語名は「Party of Do It Yourself」。「自身でやる」という意味である[注釈 1]。参政党の党名、党のYouTubeチャンネル『政党DIY』[注釈 2]は、共にKAZUYAが名付けた[20]。
党史[編集]
2019年4月に元吹田市議会議員で龍馬プロジェクト会長の神谷宗幣らが開設したYouTubeチャンネル『政党DIY』が前身である[19]。同チャンネルでは、およそ1年間にわたって社会問題や政治についての動画を50本以上配信し、約4万5000人のチャンネル登録を得た[19]。
2020年3月17日に政治団体として届出を行い[21]、同年4月11日に正式に結党[19]。結党メンバーには、神谷のほかに、KAZUYA、渡瀬裕哉、松田学、篠原常一郎が名を連ねた[19]。また、党員には配信動画の視聴者など約3,000人が集まった[22]。
2021年10月の第49回衆議院議員総選挙は、「支持の広がりに確信が持てない」として候補者擁立を見送った[22]。
2022年7月の第26回参議院議員通常選挙へ向けて、選挙区と比例代表にそれぞれ5名の候補者を擁立することと、議席を獲得することを目標に活動を進めた[22]。当初は難航したものの、党の関係者によれば同年4月頃から街頭演説の様子がYouTubeなどのインターネットの世界で拡散し、選挙公示日前には党員・サポーターは3万人、寄付額は3億円を超えるほどに拡大した[22]。同選挙では、比例代表で5人の候補者を立てたほか、45の選挙区すべてに候補者を擁立し[23]、選挙の結果、比例代表で神谷宗幣が当選し、1議席を獲得[24][12]。加えて、選挙区・比例代表ともに得票率2%以上を記録し、公職選挙法や政党助成法上の政党要件を満たした[12][注釈 3]。また、福井県選挙区・佐賀県選挙区・宮崎県選挙区では日本共産党の公認候補より得票率が高く、熊本県選挙区では得票率が10%を超えた[26]。比例票では、社会民主党やNHK党を上回る票数を獲得した[27]。
参院選終了後の7月15日、今までの共同代表制から単独代表に移行することとし、新代表に松田学、副代表兼事務局長に神谷宗幣がそれぞれ就任することを発表した[28]。また、地方組織作りに取り組み、来年4月の統一地方選では、47都道府県で候補者の擁立を目指す意向も表明した[29]。沖縄県知事選挙は独自候補擁立を見送った。神谷は「自民党から、応援要請もいただきましたが、我々は、自民党の補完をするようなそういった政党ではないので、自民党の候補者を前に立って応援するということはできません」と語る一方、「参政党が主張する政策を自民党が公約に取り入れるなど政策的な合意が得られた場合は、党員に積極的にアナウンスしたい」とも述べた[30]。
2022年8月9日、党所属飯能市議会議員の会派「チームはんのう」(3議席)が会派名を「参政党」に変更届出[31]。複数人で構成される党名を冠した会派結成は国会・地方議会通じて初めてとなる。
2022年9月11日、沖縄県内の統一地方選挙の一環として行われた沖縄市議会議員選挙で党公認候補の新里和也が当選[32]。現職議員の入党を除く初めての地方議会での議席獲得となった。
2022年9月14日、党広島県支部などの会計事務で不正があったとして、党所属の荻村文規・廿日市市議会議員を除名処分にした。同市議は同日、市議を辞職した[33]。
2022年11月20日、地方議会議員選挙に初めて複数(2名)の公認候補者を擁立した松戸市議会議員選挙において、候補者両名とも当選[34]。投票があった選挙において初めて複数議席を獲得したが、同22日、当選者の大橋博が離党し1議席となった。
2023年1月30日、参政党から不法行為を受けたとして、参政党の元党員ら18人が、党と党幹部5人に計約80万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した[35]。
2023年2月2日、党と副代表の神谷がNHK党から1億円の損害賠償請求訴訟を提起された。神谷は1月31日に下関市で開かれた演説会の中で、「NHK党は極左暴力集団や反社とつながりがある人たちが幹部にいる」と発言したとされる[36]。
2023年4月の第20回統一地方選挙では、41道府県議選において改選前から2議席増となる4議席を獲得した[37]。17政令市議選では3議席を獲得[38]。一般市議選では国民民主党(65議席)を上回る67議席を獲得した[39]。
2023年4月26日、神谷は記者会見で、次期総選挙での候補者公募に当たって「新規に日本国籍を取得した方(=帰化者)はお断りする」旨発言した[40]。
2023年8月30日、松田学の党代表辞任と後任に神谷宗幣の代表就任(事務局長兼任)が発表された。党運営を巡る対立から、神谷が松田に代表退任を求め、松田が受け入れる形となった。また副代表には石川県議会議員でボードメンバーの川裕一郎が就き、元衆議院議員で福岡市議会議員の新開裕司が新たにボードメンバーに就任、アドバイザーであった赤尾由美の退任などが発表された[41][42]。
政策[編集]
政治的立場[編集]
右派、保守色の強い政党であり[11][12]、ポピュリズム的ともされる[3][10]。保護主義的な反グローバリズムを標榜し、反移民を掲げる[10][14]。また、自ら主張するようにナショナリズム色が強い事も特徴の1つとされる[43][13]。2022年の参議院選挙では、考える力を養い、伝統を大切にする「教育改革」、無農薬などを推進する「食の安全」、外国人からの投資を規制する「国まもり」を重点政策とし[22]、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対しては「マスク着用の自由化」などを掲げた[12]。また誤った歴史認識、事実誤認に基づく主張が大半を占め、「陰謀論や『反ワクチン』、『ノーマスク』を掲げる極右政党」として批判されることも多く[7][4][5][44][9][8][45]、反ユダヤ主義的であるともされる[6]。参政党を批判的に捉える立場からは「オーガニック右翼」と揶揄されることがある[46][注釈 4]。
「国民参加型政党」を標榜し、党の方針をメンバーとともに作り上げることを意図している。既存政党に対しては「仲間内の利益を優先」「縁故者や世襲ばかり」と厳しく、政治に関心を持ちながらも、不満を持つ有権者の受け皿を目指している。保守色が強く、自民党関係者から保守系支持層の一部が切り崩されるのではないかと警戒していた[11]。政策について、神谷は「一切関与していません。(中略)僕の考えとは違うところもありますが、党員がそれでいいなら良いと思います」と語っている[47]。
2023年5月18日、2022年ロシアのウクライナ侵攻に関して「ウクライナに平和を求める会」が主催した「メディアのロシア一方的悪者論はフェイクニュース」、「即時停戦こそ日本の国益」という趣旨のデモ行進に代表の松田学、アドバイザーの我那覇真子や小名木善行らが賛同した。なお、駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキーはこのデモについて「親露の立場で日本の世論を混乱させる挑発行為」と批判した[48]。
理念・綱領[編集]
理念は、「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」[13]。
綱領は、「先人の叡智を活かし、天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる」「日本国の自立と繁栄を追求し、人類の発展に寄与する」「日本の精神と伝統を活かし、調和社会のモデルをつくる」の3点[13]。
十の柱[編集]
基本政策として、「十の柱」の名で10の政策を発表している[49]。曰く
- 社会づくり
- 安心できる生活づくり
- 経済づくり
- 人づくり
- 科学技術づくり
- 国防力と危機管理力づくり
- 世界に大調和を生む外交づくり
- 納得の政治・行政づくり
- 環境・エネルギー体系と国土づくり
- 国家アイデンティティづくり。
役職[編集]
代表[編集]
代表の任期は党大会期間(次の党大会まで)とし、再任を妨げない。代表の選任は、ボードメンバーの過半数の承認のもと、ボードにおいて決定をする。代表及び副代表はボードメンバーから選任する。(党規第12条)[50]
歴代代表[編集]
- 代表選の欄、無 は無投票
代 | 代表 | 代表選 | 在任期間 | 備考 | 期 |
---|---|---|---|---|---|
0 | (空席) | ─ | 2020年4月11日 - 2021年12月22日 | 届出上の代表者は事務局長の神谷宗幣[51] | |
1 | 松田学 赤尾由美 吉野敏明 |
無 | 2021年12月23日 - 2022年7月14日 | 肩書は共同代表 | 1 |
2 | 松田学 | 無 | 2022年7月15日 - 2023年8月29日 | 1 | |
3 | 神谷宗幣 | 無 | 2023年8月30日 - (現職) | 1 |
ボードメンバー(党役員)[編集]
ボードメンバーの選任はボードが決定することになっている。(党規第12条)[52]
2023年8月現在のボードメンバー(党役員)は以下の通り。
役職 | 氏名 | 所属・主な肩書 |
---|---|---|
代表・事務局長 | 神谷宗幣 | 参議院議員 |
副代表 | 川裕一郎 | 石川県議会議員 |
ボードメンバー | 藤本一希 | 福井県議会議員 |
新開裕司 | 福岡市議会議員 | |
高井千歳 | 熊本県議会議員 |
アドバイザー[編集]
2023年8月現在のアドバイザーは以下の通り[53]
役職 | 氏名 | 所属・主な肩書 |
---|---|---|
アドバイザー | 小名木善行 | 作家 |
外部アドバイザー | 井上正康 | 大阪市立大学医学部名誉教授 |
加藤秀視 | 人財育成家、人権活動家 | |
吉野敏明 | 歯科医師、元共同代表 | |
武田邦彦 | 元共同代表、元中部大学総合工学研究所特特任教授 | |
我那覇真子 | フリージャーナリスト | |
CEOセオ | 起業家 | |
和泉修 | 芸人、大阪国際大学経営ビジネス学部客員教授 |
歴代のボードメンバー(党役員)表[編集]
事務局長 | 副事務局長 | 政策担当 | 広報担当 | 就任年月 | |
---|---|---|---|---|---|
神谷宗幣 [注釈 5] |
篠原常一郎 | 松田学 | 渡瀬裕哉 | KAZUYA | 2020年4月11日[20] |
2021年1月[54] |
代表 | 副代表 | 事務局長 | 副事務局長 | ボードメンバー | 就任年月 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
松田学 赤尾由美 吉野敏明 |
神谷宗幣 | 篠原常一郎 | 2021年12月23日[55] | ||||
川裕一郎 | 2022年3月27日[56] | ||||||
松田学 | 神谷宗幣 | 赤尾由美 | 吉野敏明 | 2022年7月15日[28] | |||
田中義人 | |||||||
藤本一希 | 高井千歳 | 2023年4月26日 | |||||
神谷宗幣 | 川裕一郎 | 新開裕司 | 2023年8月30日 |
組織[編集]
本部[編集]
2022年時点での本部の所在地は、東京都港区麻布台2-2-12 三貴ビル3F[1]。2020年の政治資金収支報告書では大阪府吹田市千里山西1-37-40であった[51]。
党員・サポーター[編集]
サポーターは、週に一度、活動報告やイベントのお知らせなどがメールで配信される。メルマガ会員は、月500円で上記に加え、週に2度、武田邦彦・吉野敏明・神谷宗幣らの音声メルマガが提供される。一般党員は、月1,000円で上記に加え、政策学校「DIYスクール」への参加資格。党大会等の運営参加資格などがある。運営党員は、月4,000円で上記に加え、政策会議で決定した政策立案における投票権、出馬議員の予備選挙の投票権などがある[57]。
党勢[編集]
参議院[編集]
選挙 | 当選/候補者 | 非改選 | 定数 | 得票数(得票率) | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選挙区 | 比例代表 | |||||
第26回通常選挙 | 1/50 | 0 | 248 | 2,018,214(3.80%) | 1,768,385(3.33%) |
所属議員[編集]
国会議員[編集]
参議院議員 |
---|
2028年改選 |
神谷宗幣 (1回、比例) |
地方議員[編集]
- 名前の頭の※は無投票当選議員(2023年8月14日現在)
都道府県議会議員(5名) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
後藤美穂子 (青森県) |
高橋元 (岩手県) |
川裕一郎 (石川県) |
藤本一希 (福井県) |
高井千歳 (熊本県) | ||
市区町村議会議員(121名) | ||||||
今野宙 (北海道赤平市) |
笠井真奈美 (北海道旭川市) |
三浦勇利 (北海道帯広市) |
木村隼人 (北海道釧路市) |
川崎啓太 (北海道函館市) |
平尾護 (北海道稚内市) |
※田邊静香 (北海道上士幌町) |
山本奈央 (北海道清水町) |
※菊池秀明 (北海道芽室町) |
木村淳司 (青森県青森市) |
工藤裕介 (青森県弘前市) |
寺長根浩 (岩手県盛岡市) |
大河原芙由子 (宮城県仙台市宮城野区) |
小澤佑太 (福島県西郷村) |
青柳貴 (山形県高畠町) |
池田悠紀 (茨城県水戸市) |
酒井正輝 (茨城県笠間市) |
後藤光秀 (茨城県龍ケ崎市) |
河田敦史 (栃木県宇都宮市) |
鶴見貴弘 (栃木県小山市) |
大隈広郷 (栃木県真岡市) |
仁藤秀尊 (群馬県太田市) |
新倉哲郎 (群馬県高崎市) |
入沢めぐみ (群馬県富岡市) |
齋藤智 (群馬県沼田市) |
パタソンひとみ (埼玉県飯能市) |
大津力 (埼玉県飯能市) |
野口和彦 (埼玉県飯能市) |
菅野静華 (埼玉県川口市) |
加藤みなこ (埼玉県川越市) |
青野康子 (埼玉県北本市) |
斉藤かおり (埼玉県所沢市) |
平澤牧子 (埼玉県東松山市) |
川島秀男 (埼玉県ふじみ野市) |
太田丈之 (千葉県市川市) |
中島拓 (千葉県市原市) |
久保田江美 (千葉県白井市) |
三井義文 (千葉県佐倉市) |
鴫原舞 (千葉県松戸市) |
若松博 (千葉県八千代市) |
清水大 (千葉県流山市) |
加地正尚 (東京都足立区) |
坂田玲子 (東京都板橋区) |
五十嵐将雄 (東京都江戸川区) |
吉田由紀子 (東京都江東区) |
荻野綾香 (東京都品川区) |
矢野桂太 (東京都渋谷区) |
青木仁美 (東京都新宿区) |
横田政直 (東京都杉並区) |
岡川大記 (東京都世田谷区) |
吉岡誠司 (東京都台東区) |
黒原裕司 (東京都中央区) |
田中裕史 (東京都中野区) |
豊島邦博 (東京都港区) |
山本真実 (東京都府中市) |
蛯沢征剛 (東京都三鷹市) |
清野匡志 (神奈川県綾瀬市) |
成田龍二 (神奈川県茅ヶ崎市) |
小池恵子 (神奈川県藤沢市) |
星野翔 (神奈川県大和市) |
惣山かすみ (新潟県新発田市) |
稲村隆行 (新潟県燕市) |
川崎哲也 (新潟県関川村) |
石井史郎 (長野県上田市) |
※秋山良治 (長野県岡谷市) |
小林天馬 (長野県軽井沢町) |
黒澤敦史 (長野県小海町) |
※吉川明博 (長野県豊丘村) |
山本晃子 (静岡県湖西市) |
鈴木まゆみ (静岡県焼津市) |
佐々紀菜 (愛知県一宮市) |
堀江珠恵 (愛知県岩倉市) |
鈴木昭紀 (愛知県春日井市) |
森島公祐 (愛知県刈谷市) |
カークランド陽子 (愛知県新城市) |
加藤明子 (愛知県豊田市) |
野口航希 (愛知県津島市) |
中村仁 (愛知県阿久比町) |
藤本和美 (愛知県幸田町) |
近藤奈歩 (三重県桑名市) |
高務淳弘 (石川県金沢市) |
※中島敏勝 (石川県津幡町) |
宮岡勝也 (福井県福井市) |
福永英晶 (滋賀県大津市) |
加勢京子 (京都府宇治市) |
野田えり (京都府木津川市) |
岡本美徳 (京都府八幡市) |
出原秀昭 (大阪府貝塚市) |
中西勇太 (大阪府吹田市) |
久保直子 (大阪府吹田市) |
小森禎之 (大阪府高槻市) |
川上舞 (大阪府八尾市) |
西崎薫 (兵庫県芦屋市) |
長田拓也 (兵庫県川西市) |
牧みゆき (兵庫県西宮市) |
西村しのぶ (兵庫県姫路市) |
林元光広 (和歌山県和歌山市) |
岡本喜好 (和歌山県橋本市) |
豊哲也 (鳥取県大山町) |
梅林智子 (鳥取県日野町) |
冠匡晃 (広島県尾道市) |
坂井誠臣 (広島県呉市) |
山田岳 (広島県東広島市) |
三好保雄 (山口県宇部市) |
山本定彦 (愛媛県宇和島市) |
伊藤義男 (愛媛県新居浜市) |
野村栄一 (高知県高知市) |
新開裕司 (福岡県福岡市博多区) |
長野哲 (福岡県久留米市) |
山本祐平 (福岡県福津市) |
近藤進也 (福岡県水巻町) |
松本潤 (福岡県みやこ町) |
朝長勇 (佐賀県武雄市) |
南波伸孝 (長崎県大村市) |
筑紫るみ子 (熊本県熊本市中央区) |
菊地渚沙 (熊本県熊本市東区) |
淵上美緒 (熊本県水俣市) |
大久保輝 (熊本県菊陽町) |
土岐和貴 (鹿児島県喜界町) |
宮田穰 (鹿児島県三島村) |
新里和也 (沖縄県沖縄市) |
財政[編集]
令和2年度の政治資金収支報告書によれば、収入は約8600万円、その内会員による会費収入は、約2400万円である[51]。
支持層[編集]
JNNの調査によれば、2022年の参議院選挙では、男女別では、男性が56%と高い。10代が6.9%と高く、若い世代ほど参政党に投票した割合が高かった。また「岸田内閣を支持しない」と回答した割合は約6割に上り、比例区に候補者を立てた全政党の中で最も高かった[23]。さらに、朝日新聞の調査によると、2022年の参院選において、岸田内閣を支持しない有権者の8%が、比例区で参政党に投票していた。なお、岸田内閣を支持する層で参政党に投票したのは2%にとどまっている。同じく朝日の調査では内閣不支持層の比例区投票先は、社民の4%やNHK党の3%を上回り、国民7%・れいわ10%とほぼ互角に達した。立憲の21%には遠く及ばないものの、内閣不支持層の票が一定の量、参政党に流れたことが浮き彫りとなった[58]。
政治学者の萩野寛雄によれば、従来の高齢者を中心とする政治への失望感を覚えた若年層が支持層の中心をなしている[11]。
SNS[編集]
SNSアナリストの中村佳美によれば、政党公式アカウントの影響力が5位。特に強いのがYouTubeで、自民党も圧倒している。しかしそれほど再生回数があるわけではない。2022年4月以降、切り抜きまとめを投稿するアカウントが増え、ショート動画が拡散されていくようになった。またTikTokの影響も大きかったとする[59]。
党派 | 登録人数 | |||
---|---|---|---|---|
YouTube | ||||
自由民主党 | 250,000 | 128,000 | 41,821 | |
立憲民主党 | 193,000 | 23,000 | 5,448 | |
公明党 | 107,000 | 143,000 | 41,788 | |
日本維新の会 | 70,000 | 32,600 | 1,159 | |
国民民主党 | 51,900 | 16,000 | 4,053 | |
日本共産党 | 134,000 | 101,000 | 4,204 | |
れいわ新選組 | 125,000 | 228,000 | 19,584 | |
NHK党 | 25,700 | 476,000 | 2,890 | |
参政党 | 100,000 | 215,000 | 30,800 | |
社会民主党 | 46,500 | 4,850 | 2,062 |
2022年9月5日時点の登録人数は、Twitterが6位。YouTubeが3位。Instagramが3位だった[60]。
キャッチコピー[編集]
年 | キャッチコピー |
---|---|
2022 | 投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる[11]。 |
2023 | 共に旅に出よう 未来の日本を変える日々へ |
党歌[編集]
公式テーマソングはザ・マスミサイルの「おはよう」。神谷宗幣が友人である高木芳基に依頼した[18]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 結党時には「Party of Do It Yourself」を名乗った[19]
- ^ 「DIY」は、「Do It Yourself」の略である[19]。
- ^ 政党要件は、法制度において政党として認められるために必要な要件であり、公職選挙法や政党助成法などでそれぞれ定められている[25]。原則として、所属国会議員が5名以上の場合、または直近の選挙での得票率が2%以上の場合に政党要件を満たすが、政党助成法上の政党要件については、得票率2%以上の場合であっても所属国会議員が1名以上必要である[25]。
- ^ ジャーナリストの藤倉善郎は、参政党を「スピリチュアル、ニセ科学、復古的思想、健康志向、自然派志向等々が入りまじっている。有機農法も推奨しており、「オーガニック右翼」とも揶揄されることもある」と評している[46]。
- ^ 届出上の代表者[51]
出典[編集]
- ^ a b “コンタクト・献金”. 神谷宗幣. 2022年8月6日閲覧。
- ^ https://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2022/pdf/1-1-e.pdf
- ^ a b c “ポピュリズムが支持される理由”. 毎日新聞 (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b “広がる極右・陰謀論 「参政党」が1議席、参院比例”. 中日新聞Web (株式会社中日新聞社). (2022年7月13日) 2022年8月25日閲覧。
- ^ a b “「大型サイド」参政党、参院選で1議席 「外国勢力が日本支配」 極右ムードや陰謀論の懸念”. 沖縄タイムス+プラス (株式会社沖縄タイムス社). (2022年7月13日) 2022年8月25日閲覧。
- ^ a b “Populist Japanese Politician Who Railed Against 'Jewish Capital' Wins Parliamentary Seat”. The Algemeiner Journal (2022年7月11日). 2023年2月4日閲覧。
- ^ a b 「週刊文春」編集部 (2022年6月22日). “反ワクチン政党に震える取材記者、マークする公安”. 週刊文春 電子版 / 週刊文春 2022年6月30日号 (株式会社文藝春秋) 2022年8月25日閲覧。
- ^ a b 世論調査部 岡部雄二郎. “参政党はなぜ議席を獲得できたのか…出口調査・選挙結果から見えてきた三つの要因”. 読売新聞オンライン (株式会社読売新聞東京本社) 2022年8月25日閲覧。
- ^ a b 田中裕之「“参政党現象”とは? ノーマスクで人だかり 参院選で議席獲得」『毎日新聞』株式会社毎日新聞社、2022年7月14日。2022年8月25日閲覧。
- ^ a b c d “Gossip YouTuber, comedian and an athlete win seats in Upper House publisher=朝日新聞” (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e f “「ブルーオーシャン」飛び込んだ参政党 SNS世代巻き込む”. 産経新聞 (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c d e “参政党、1議席獲得で政党要件満たす…選挙区と比例ともに得票率2%以上に”. 読売新聞 (2022年7月11日). 2022年7月11日閲覧。
- ^ a b c d “演説とSNSで支持伸ばした「参政党」とは。どんな党? なぜ勢力拡大?主張には危うさも… 参院選で議席獲得”. BuzzFeed (2022年7月10日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ a b “Anti-immigrant party opposing COVID measures wins Diet seat”. 朝日新聞 (2022年7月10日). 2022年7月11日閲覧。
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参考文献[編集]
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- 参政党『投票したい政党がないので自分たちでつくってみた』扶桑社、2020年11月17日。ISBN 9784594086541。
- 吉野敏明、神谷宗幣『国民の眠りを覚ます「参政党」』青林堂、2022年2月。ISBN 9784792607203。
- 吉野敏明、赤尾由美『参政党の吉野と赤尾が語るブレない生き方』青林堂、2022年3月。ISBN 9784792607227。
- 神谷宗幣『参政党Q&Aブック 基礎編』青林堂、2022年6月。ISBN 9784792607296。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 参政党 - 公式サイト