古谷経衡

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古谷 経衡
(ふるや つねひら)
誕生 (1982-11-10) 1982年11月10日(36歳)
日本の旗 日本 北海道札幌市
職業 評論家文筆家著述家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 立命館大学文学部史学科卒業
主題 イデオロギー問題
政治問題
インターネット問題
アニメ評論
代表作若者は本当に右傾化しているのか
左翼も右翼もウソばかり
草食系のための対米自立論
主な受賞歴愉しませてもらいました賞」(ビーケーワン怪談大賞
デビュー作フジテレビデモに行ってみた!
公式サイト 古谷経衡公式サイト
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古谷 経衡(ふるや つねひら、1982年[1](昭和57年)11月10日 - )は、日本評論家文筆家著述家[2][3]。株式会社オフィス・トゥー・ワン所属。血液型A型[4]日本ペンクラブ正会員。千葉県松戸市在住。

概略[編集]

スタンスと主な主張、発言、活動[編集]

小学校時代から、架空戦記の影響を受け軍国少年であった、とする[15]。更に高校生の頃に小林よしのりの『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』に触れ、保守思想に傾倒していた時期があるが、現在は保守の論陣に批判的立ち位置である場合が多い[16]

古谷自身は、自分がかつてはネット右翼と呼ばれる層に対して共感し、同じ目線に立って擁護する側というスタンスを取っていたものの、その後彼らの「思考的狭隘性、偏向性」に失望し、距離を置いて観察する立場へと転向したとしており[17]、ネット右翼と呼ばれる層に対するスタンスには変化がある。

保守派、タカ派で、ヘイトスピーチ、人種差別には反対[編集]

  • 改憲派」「外交タカ派」に分類されると自称しており、排外主義的傾向や人種差別には反対の姿勢を貫くとしている[18]。また、「歴史から遊離し、劣悪なプロパガンダを叫ぶ人々は、単なる低劣なノイズである。歴史に盲目な人間から発せられる言葉ほど信用できないものはない」と述べており[19]在特会などの行動する保守に対して批判的態度を貫いている。
  • かつては「ヘイトスピーチ」を法規制する考え方には反対であり、法制化によって「法律で禁止されているからダメ」と条件反射してしまう、及び差別表現の何が問題なのかについて真剣に考えなくなる危険性があるからとしており、それは本来の差別根絶の精神にも反するものと述べていた[20]。しかし現在はヘイトスピーチの法規制に賛成する立場にシフトした様であり[21]、ヘイトスピーチを行う当事者だけでなく、ヘイトスピーチを生み出す根源である、様々な右派系のYoutuberを積極的に法で制裁すべきだと主張している[22]
  • かつては従軍慰安婦に対して、「単なる高給に釣られた公認娼婦であり、強制連行などされていない」と主張していたが[23]、現在は大幅に思想が変化したようであり、「従軍慰安婦は断じて自由意思で来たのではない」と主張している[24]

反米思想と自主独立、沖縄・反基地[編集]

  • 反米思想の持ち主であり、沖縄の在日米軍の早急な全面撤退を強く訴えており[25]、在日米軍を擁護する既存の親米保守やネット右翼は真の保守ではないと主張している[26]
  • 2016年、アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプが選出されたことを受けて、「トランプ政権誕生による”アメリカの庇護の終わり”は、元来保守派が夢想してきた対米自立、自主独立、憲法改正の機運を、たちまち高めることになるのは自明である。これは日本にとって大きなチャンスと捉えることができる。」として、自主独立の契機だとする論考を発表した。[27]
  • 沖縄の米軍基地について複数の取材を行った経験から、翁長雄志を「真の愛国者、保守の政治家」と形容している。[28]
  • 2017年、沖縄の基地問題で誤った事実を放送したとしてBPOから指摘された番組ニュース女子について、「お寒い番組制作に絶句」「”報道”を語ってはいけない番組」などと酷評した。[29]
  • 2018年9月、翁長雄志の死去に伴い行われた沖縄県知事選挙で佐喜眞淳が敗北し、玉城デニーが勝利した理由の一つとして「沖縄のネット右翼活動家や本土の沖縄デマが足を引っ張ったせい」と主張している。[30]

ネット右翼の考察と若者の右傾化否定[編集]

  • ネット右翼と称される層の実態を、「大都市部に住む30歳代から40歳代の比較的富裕な中流層」、「所得水準や学歴においても、中流以上である」と一貫して主張しており[7]、「ネット右翼社会的底辺説・ネット右翼貧困説の嘘」を執筆、研究テーマとして取り組む。
  • 2002年FIFAワールドカップ頃からインターネット上に発生したとされるネット右翼を「インターネット保守(ネット保守)」と呼称し、とりわけこういった「ネット保守」の人口は、日本全国で250万人程度存在することを独自の推計で明らかにしている[31]
  • 若者が右傾化しているという風潮については、リベラリストの事実誤認に基づく嘘であると主張[32][33]。一方、それを「若者の正常化」と歓迎する保守派の論調についても「願望に過ぎない」としている[34]2014年に大ヒットした映画「永遠の0」も、右傾化現象とは無関係と主張。
  • 2014年東京都知事選挙で「20代の24%から支持を得た」とされた田母神俊雄候補の得票に対して、「20代の投票を考えれば、実際の同氏の得票は6%に過ぎない」とする推計を発表[34]古市憲寿佐波優子との紙上鼎談では、保守に存在するマッチョイズムが、若者が保守に入り込めない原因のひとつと分析[35]

ネット右翼、保守論壇と在特会への批判[編集]

  • 在日特権を許さない市民の会について、「在特会は保守派全体のイメージを毀損している」として、嫌悪感を示した[36]
  • 社会学者の古市憲寿と自著「欲望のすすめ」で行った巻末対談において「現在の保守は、保守というよりも国家社会主義者である」と述べ、古市もこれに同調した[37]
  • 作家の曽野綾子産経新聞紙上に掲載したコラムについて、「保守論壇は温室の中で育まれ、外部と競争していない」として、保守論壇の閉鎖的な体質を批判している[38]
  • 2014年の衆議院議員選挙に立候補者を擁立した次世代の党について、「有権者がネット右翼的な、自民党よりも過激な右翼思想を拒否した」と批判的に分析した[39]
  • 評論家宇野常寛との対談において「ネット右翼は保守ではない」と結論付けた[40]。このように、現在はネット右翼に対して極めて否定的な態度を示している(かつては自著『ネット右翼の逆襲』などでネット右翼をある程度肯定していた)。
  • 大手ホテルチェーンアパが客室に南京大虐殺を否定する書籍を置いたことについて、その背景に「コミンテルン陰謀論」があると結論付け、これを陰謀史観であるとし、保守界隈全体を批判した[41]

韓国併合に関する発言と波紋[編集]

  • 2010年(平成22年)8月14日放送のNHK日本の、これから〜ともに語ろう日韓の未来〜』に一般参加で出演した際、1910年(明治43年)の韓国併合について「列強諸国が世界各地の小国を植民地化していく当時の流れの中では、日本が大韓帝国を併合したことはやむを得なかった」との趣旨の発言を行う。この発言に対し出演者の崔洋一小倉紀蔵の間で議論が起こった[42]

チャンネル桜との関わりと出演休止[編集]

  • 2010年11月12日より、チャンネル桜公式生放送番組「さくらじ」に共同パーソナリティとして出演[43][44]。2011年10月3日からは同名改変番組の共同パーソナリティを務めた[45]2014年5月9日に放送休止。休止の理由は古谷の疾病によるものとされている[46]
  • また、「さくらじ」とは別に同局の番組「日本よ、今...「闘論!倒論!討論!」」などに不定期出演していたが、2014年5月を最後に同局への出演は確認されていない。チャンネル桜社長の水島総との仲違いがネット上で指摘されたことについては、否定している[47]
  • 2010年(平成22年)より、チャンネル桜社長の水島総が幹事長を務める保守系団体「頑張れ日本!全国行動委員会」の街頭宣伝活動等に参加し、演説を行う。2011年(平成23年)9月19日、頑張れ日本!全国行動委員会主催のフジテレビ抗議デモに参加。この時の体験を元に『フジテレビデモに行ってみた! 大手マスコミが一切報道できなかったネトデモの全記録』を2012年(平成24年)1月に出版し、ヒットした[48]
  • 2017年になって、古谷は著述家の菅野完との対談の中で、同局への出演を次のように振り返っている。「チャンネル桜に集まった人々と何年かつきあってみて、僕が彼らを過大評価してたと思い知らされました。渡部昇一さん(上智大学名誉教授)や長谷川三千子さん(埼玉大学名誉教授)をはじめ、名の通った論客が顔を揃えているから、まともな集団だと思ってたんですよ。でも実際にそこで仕事をしてみると、ファクトに基づいて議論するといった、メディアとして最低限の作法も身についていない。要するに「陰謀論」と「トンデモ」の巣窟なんです。偏差値61どころじゃない、言ってしまえば偏差値38だったんですよ。」[49]

竹島への上陸[編集]

  • 2012年(平成24年)9月25日、韓国に占拠されている島根県隠岐郡竹島に上陸したと発表した[50]。2012年(平成24年)現在、日本国の外務省は日本国民が韓国の渡航手続に従い竹島に上陸することを自粛するよう要請しているが[51]、これについて自著で批判を述べている[52]。またWEB媒体にもこのときの体験を寄稿している[53]

その他[編集]

  • 小説の執筆も行っており、掌編「告訴状」がビーケーワン怪談大賞の「愉しませてもらいました賞」を受賞した[54]。2018年5月には、自身初の長編小説『愛国奴』を刊行した。
  • 2017年、太平洋戦争にかんする近年の右派やいわゆる保守が説く日本はいいことをやったという「アジア解放」論について、「歴史的事実を遮蔽し、都合の悪い事実を黙殺し、良い部分のみを取得する歴史修正主義」であると結論づけ、「『アジア解放』のお寒い実態」として批判を行った[55]
  • 2017年、舛添要一との対談の中で、近年の右寄りの女性国会議員について、神話の世界や神道、『古事記』に傾倒する事例を示して「伝統的な反共右翼ではなく、『スピリチュアル右翼』だ」と指摘している[56]

メディア出演[編集]

テレビ[編集]

現在[編集]

過去[編集]

ラジオ[編集]

現在[編集]

過去[編集]

新聞[編集]

ネット[編集]

著書[編集]

単著[編集]

共著[編集]

※そのほか月刊誌、論壇誌等への寄稿などの詳細は古谷経衡公式サイトを参照。

脚注[編集]

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  1. ^ 古谷 経衡(ふるや・つねひら)プレジデント社公式サイト
  2. ^ 『反日メディアの正体』 古谷経衡 - ベストセラーズ
  3. ^ 田母神陣営の戦いから見る「ネット保守」のゆくえ - ポリタス 2014年2月4日
  4. ^ 基本データ Facebook
  5. ^ 私と大阪 古谷経衡公式サイト
  6. ^ 古谷経衡 (2018年12月3日). “パニック障害への偏見、無理解と闘った20年―患者視点からのパニック障害超克と共生―”. Yahoo!ニュース 個人 (Yahoo! Japan). https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20181203-00106321/ 2018年12月6日閲覧。 
  7. ^ a b 「ネトウヨは低学歴でニート」は大嘘 その正体は30〜40代の中流層だ 『ネット右翼の逆襲』著者・古谷経衡さんに聞く(1/4) - J-CASTニュース 2013年9月7日
  8. ^ 工兵小隊司令部
  9. ^ 古谷経衡仕事一覧
  10. ^ 特定非営利活動法人江東映像文化振興事業団
  11. ^ 日本ペンクラブ会員リスト
  12. ^ TOKYO FM タイムライン
  13. ^ a b “第203回:文筆家の古谷経衡さんがコメンテーターに!”. 斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!. http://www.joqr.co.jp/sakidori/2018/01/203.html 2018年1月11日閲覧。 
  14. ^ ワイド!スクランブル 出演者
  15. ^ 軍国少年だった私 古谷経衡公式サイト
  16. ^ 古谷経衡 (2017年10月3日). “<ネット右翼十五年史>ネット右翼の「思想的苗床」となった『戦争論』を再検証する”. 現代ビジネス. 講談社. 2018年2月8日閲覧。
  17. ^ 古谷経衡 (2017年8月8日). “<ネット右翼十五年史>なぜ、彼らは差別的言説を垂れ流すのか”. 現代ビジネス. 講談社. 2017年8月20日閲覧。
  18. ^ 古谷経衡プロフィール
  19. ^ 古谷経衡 『知られざる台湾の「反韓」 台湾と韓国が辿った数奇な戦後』 PHP研究所、2014年、259頁。
  20. ^ 2014年8月16日ツイート (@aniotahosyu/status/500700823991881729) - Twitter
  21. ^ 「国益」の視点から考えるヘイトスピーチ撲滅論
  22. ^ 「ヘイトデモ」の衰退と排外的“サイレント・マジョリティー”の行方
  23. ^ 本人のtwitter
  24. ^ 「慰安婦日韓合意」で保守派激怒の理由と背景
  25. ^ 本人のtwitter
  26. ^ 【沖縄県知事選】「ネット右翼」はなぜ沖縄の米軍を擁護するのか?
  27. ^ トランプ政権誕生へ~戦後日本「対米自立」「自主防衛」の新時代に~YAHOOニュース
  28. ^ 偉大な保守の政治家、翁長雄志氏の愛国心 YAHOOニュース個人
  29. ^ 沖縄のデマ垂れ流し「ニュース女子」お寒い番組制作に絶句する イロンナ
  30. ^ ネット右翼に足を引っ張られた佐喜眞候補【沖縄県知事選挙 現地レポ~敗北の分析】YAHOOニュース
  31. ^ 個人 都知事選で見えた「ネット保守」人口=250万人Yahoo!ニュース 2014年2月10日
  32. ^ 若者は本当に右傾化しているのか 著者インタビュー
  33. ^ 若者は本当は右傾化していない、メディアが騒いでいるだけだ(エキサイトレビュー)エキサイトニュース 2014年5月22日
  34. ^ a b 若者は本当に田母神氏を支持したのか?(古谷経衡) - 個人 - Yahoo!ニュース
  35. ^ ぼくら若者が考える『永遠の0』古市憲寿✕古谷経衡✕佐波優子 文藝春秋SPECIAL 2014年季刊夏季 2014年5月27日
  36. ^ 本人のtwitter 2014.08.16
  37. ^ [欲望のすすめ p.230]
  38. ^ BLOGOS 2015.02.19
  39. ^ 総選挙「唯一の敗者」とは?「次世代の党」壊滅の意味とその分析 2014年12月15日 Yahoo!ニュース
  40. ^ 古谷経衡×宇野常寛「ネット右翼の治し方」――〈HANGOUT PLUS〉vol.015 2017.01.30
  41. ^ アパホテル問題の核心~保守に蔓延する陰謀史観~ 2017.01.24
  42. ^ 李信恵・山口幸治 (2010年8月15日). “NHK日韓討論番組、崔洋一監督の「歴史を語る資格はない!」が視聴者に波紋”. サーチナニュース (サーチナ). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0815&f=entertainment_0815_012.shtml 2011年12月24日閲覧。 
  43. ^ さくらじ
  44. ^ 【さくらじ】#1 古谷経衡&きまゆり+水島総[桜H22/11/12] - YouTube
  45. ^ 【さくらじ】#1 新生さくらじスタート!水島総社長・三輪和雄登場! - YouTube
  46. ^ 2014年5月9日フェイスブック投稿
  47. ^ 214年8月22日
  48. ^ 週刊実話 (2012年4月14日). “「抗議デモ本」がクリーンヒット “韓流押し”フジへの拒絶反応深刻化”. livedoor ニュース (NHN Japan). http://news.livedoor.com/article/detail/6468284/ 2012年5月26日閲覧。 
  49. ^ 幻冬舎+
  50. ^ 本人のtwitter 2012.09.30
  51. ^ 外務省HP 各国・地域情勢>アジア>竹島問題
  52. ^ (古谷 2012c, p. 237)
  53. ^ 「韓国に併合された竹島」~竹島の日に寄せて 2015年2月22日
  54. ^ (太田 2010, pp. 154-155)
  55. ^ あの戦争に「負けたけど勝ったんだ論」の罪深さ - Yahoo!ニュース(2017年8月15日)
  56. ^ 片山さつきが在特会に近づいた経緯を元夫・舛添要一が語る - NEWSポストセブン(2018年1月13日)
  57. ^ [1]
  58. ^ [2]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

寄稿・出演等