安田峰俊

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安田 峰俊(やすだ みねとし、1982年1月18日 - )は、日本のルポライター立命館大学人文科学研究所客員協力研究員、元多摩大学非常勤講師(2012〜2018)。

来歴・人物[編集]

滋賀県能登川町(現・東近江市)出身[1]滋賀県立八日市高等学校立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業、広島大学大学院文学研究科修士課程修了。在学中の研究テーマは中国時代の華南地域における宗族の械闘。その後、「一般企業勤務を経た後、いくつかの職業を経てノンフィクションライターとなる」[2]。大学在学中、中国広東省深圳大学に交換留学している。

生協の白石さん』を企画編集したフリー編集者・堀田純司によって発掘され、2010年4月に『中国人の本音』(講談社)でデビュー。その後は書籍や雑誌媒体、テレビ等で活動している。

2018年刊行の『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』で第5回城山三郎賞及び第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。

エピソード[編集]

  • もともとは「迷路人」のハンドルネームで、中国のネット掲示板を2ちゃんねる風の日本語に翻訳・編集するブログ『大陸浪人のススメ』 を運営していた。
  • 一時、禅宗僧侶をしていたことがある。
  • 特技は中国語であり、2010年11月に英国BBCの中国語チャンネルからインタビューを受けた際[3]は、日本語訛りがあるものの流暢な中国語を披露している。
  • 2012年10月31日発売の『週刊文春』誌上にて、「中国で一番有名な日本人」として日中のメディアで盛んに取り上げられていた加藤嘉一の経歴詐称を検証。加藤側は即座に経歴詐称を認める記事を公式サイトに掲載した[4]
  • スクウェアソフト(現スクウェア・エニックス)のロマンシング サ・ガ3を「人生で最も長くプレイしたゲーム」と語っており、ゲームライターではないにも関わらず『週刊プレイボーイ』にサガシリーズの25周年記念特集記事を寄稿。記事の記述によれば、企画中で同シリーズプロデューサーの河津秋敏にインタビューした際、感極まったという[5]
  • 恐竜が好きであり、過去に中国の恐竜学者の邢立達へのインタビューをおこなっているほか、講談社ブルーバックスで中国の恐竜に関するWEB連載もおこなっている。

著書[編集]

  • 『中国人の本音 中華ネット掲示板を読んでみた』講談社、2010年。 ISBN 978-4062161930
  • 『中国人のリアル 恋愛事情から、お騒がせ大国を「ゆるく」論じてみた』TOブックス, 2010
  • 『独裁者の教養』星海社新書、2011年。ISBN 978-4061385047
  • 『中国・電脳大国の嘘 「ネット世論」に騙されてはいけない』文藝春秋、2011年。ISBN 978-4163747408
  • 『和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人』角川書店、2012年 のち角川文庫 
  • 『知中論 理不尽な国の7つの論理』星海社新書、2014年。ISBN 978-4061385580
  • 『境界の民(マージナル・マン) 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』角川書店、2015年
  • 「移民棄民遺民 国と国の境界線に立つ人々」角川文庫
  • 「八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ」角川新書、2021年
  • 『さいはての中国』小学館新書、2018年。ISBN 978-4098253357
  • 『性と欲望の中国』文春新書、2019年
  • 『もっとさいはての中国』小学館新書、2019年
  • 『現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史』中公新書ラクレ、2021年
  • 『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』KADOKAWA、2021年
  • 『中国vs.世界 呑まれる国、抗う国』PHP新書、2021年

共著[編集]

  • 浅羽祐樹木村幹共著『だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」』講談社、2017年
  • 石平共著『「天安門」三十年』育鵬社、2019年

翻訳[編集]

寄稿[編集]

  • 「「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一の経歴詐称を告発する」『週刊文春』2012年11月8日号 文藝春秋
  • 「ダダ漏れチャイニーズ」『クーリエ・ジャポン』 講談社、2013年~
  • スティーブン・バノン、安田峰俊 取材・構成「このままでは日本もアメリカも中国の属国となってしまう」SAPIO 2018年1・2月号
  • 「中国のシンデレラ、SNSで人気のロン・モンロウ(栗子)の経歴を丸ハダカ!「好きな日本語は『スキデス』」」週刊プレイボーイ 2018年37号
  • 「出版業界を席巻するケント・ギルバート現象の謎」ニューズウィーク日本版2018年10月25日号
  • 「安田峰俊の「恐竜大陸をゆく」」『ブルーバックス(WEB版)』講談社、2018年〜

関連項目[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]