竹田恒泰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
竹田 恒泰
(たけだ つねやす)
全名 竹田 恒泰
(たけだ つねやす)
生誕 1975年????1975年10月24日[要出典]
日本の旗 日本 東京都
時代 21世紀
出身地 日本の旗 日本
学派 皇国史観
保守主義
研究分野 法学
憲法学
日本史日本法制史
環境学
学位 学士 (法学)
主な概念 万世一系の維持
女系天皇への反対
主要な作品 「著書」の節を参照
主な受賞歴 山本七平賞
テンプレートを表示

竹田 恒泰(たけだ つねやす、1975年(昭和50年)月日非公表 - )は、日本作家憲法学者[1]。公式ホームページのプロフィールによると専門は憲法学史学学位学士 (法学)慶應義塾大学1998年)。2013年度〜2014年度3月の学期末まで慶應義塾大学非常勤講師(憲法学)だった[2]旧皇族竹田家に生まれ、明治天皇玄孫女系)でもある。竹田恒和。未婚。

略歴[編集]

1975年生まれ、誕生日は非公開(氏名と生年月日が共に知られると呪いを掛けられると考えているため[3])。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。学部時代の専攻環境学慶應義塾高等学校時代は英語会に所属して、ディベートのインターハイで準優勝した[4]

竹田宮恒徳王の第三子である日本オリンピック委員会会長竹田恒和長男祖父の恒徳王が竹田宮恒久王明治天皇の第六皇女である常宮昌子内親王の間に生まれていることから、恒泰は明治天皇の女系の玄孫にあたる。また、父親を辿ると北朝第三代崇光天皇に行き着くため、天皇の男系の子孫にも当たる。父・恒和は今上天皇の二従弟にあたるので、現在の皇族で明治天皇の玄孫にあたる皇太子徳仁親王秋篠宮文仁親王とその妹・黒田清子は三従兄弟にあたる。

環境問題憲法学孝明天皇などについて研究している。

26歳の時、2002年横浜市長選挙への立候補を一旦表明したが、結局、立候補を取り止めて、中田宏への支援を表明した。

「ブッシュ政権のイラク攻撃を止めさせる緊急アピール」の発起人に名を連ね、2003年(平成15年)にはサッダーム・フセインの招きでイラクを訪問した。「戦争こそ最大の環境破壊」と訴えた。その一方で米国のブッシュ家とも親交がある。

その後、ロングステイ財団専務理事NPO法人あきらめないの名誉会長に就任した。

2006年(平成18年)に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞した。皇位継承問題における「女系天皇容認論」に反対を表明したことで注目を集めた。その後も、皇室や日本史関連の書籍を相次いで執筆しており、新聞テレビ雑誌等にたびたび登場している。

2008年(平成20年)12月に論文「天皇は本当に主権者から象徴に転落したのか?」でアパグループ主宰の第2回「真の近現代史観」懸賞論文“最優秀藤誠志賞”を受賞した。

2007年(平成19年)から、慶應義塾大学大学院で通年の講座「憲法特殊講義(天皇と憲法)」を小林節と共同で担当。のちに、単独で「憲法特殊講義I(公政)」、「憲法特殊講義II(公政)」を半期ずつ担当[5]して、天皇が日本国の象徴であることを記した日本国憲法第1条を一年間かけて教えている。主宰する「竹田研究会」は、札幌市宮城県東京都新潟県富山県石川県愛知県京都府大阪市奈良県兵庫県広島県愛媛県福岡県で定期的に行われて、憲法国史日本神話などを教えている。この研究会には2011年5月時点で3000人が[6]、また現在33000人以上が会員登録している。

イエメン中華人民共和国中華民国台湾)などを旅行したことがある。

2010年代に入ってから、『たかじんのそこまで言って委員会』を始め、テレビ番組などのメディアにも登場している。ほとんどがコメンテーターとしての出演だが、旧皇族としてテレビに出演したこともある。

また、2012年(平成24年)10月29日開設の竹田恒泰チャンネルでは、週に一度(特番を除く)新聞を読むニコ生配信を行なっている。後には同チャンネル放送の中国、韓国報道に焦点を置いた本『面白いけど笑えない中国の話』や『笑えるほどたちが悪い韓国の話』などが発売された。

政治的主張[編集]

嫡出子相続差別撤廃への反対[編集]

最高裁判所大法廷が、2013年9月4日に婚外子を相続において差別する民法の規定が違憲であるとの判断を下し[7]、それに従って民法が近く改正されることに関して、「平等っていうのは、あくまでも原則。合理的な理由があれば原則はなくしていい」と述べ、反対を表明している[8]

脱原発[編集]

高校生の時の英語ディベートを契機に[9]、長年保守の立場から脱原発を主張している。既に2011年(平成23年)の福島第一原子力発電所事故以前から、脱原発を求める記事を新聞に発表してきたが、事故後は脱原発の立場の発言をTwitterで投稿し、2011年(平成23年)には、脱原発を主張する著書を出版するなど[10]、その姿勢を一層鮮明にしている。とりわけ「原発を推進する人たちは、戦争が起きた場合に原発こそが最初に攻撃目標になることを知っているだろうか」「もし原発がミサイル攻撃を受けたら、通常兵器であっても核兵器を使用されたのと同じだけのダメージを受ける。すなわち、原発を保持することは、自国向けの核兵器を配備しているのと同じことである」と述べるなど[11]、国土に原発を置くことに対する国防・安全保障上のリスクをたびたび指摘している。

特定秘密保護法[編集]

どんな路線で政策を進めるにせよ、情報は国民が正しく判断するために欠かせないものという考えから、いつまでも秘密指定を続けられることと、秘密指定の妥当性を調べる第三者機関の実効性がはっきりしないことを理由に、「特定秘密の保護に関する法律」案に対しては慎重姿勢を取った。また法案成立後はその点を修正するための改正が必要であるとしている[12]

話題になった発言[編集]

  • 2013年10月20日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』にて、「在特会が活動したおかげで在日の特権の問題が明らかになった」「例えば、通名というのがあって、日本人の名前に変えることによって、犯罪歴や金融関係の経歴を全部消すことができ、また新たな犯罪ができる」と発言。大阪のNPO「コリアNGOセンター」から放送局である読売テレビへ「通称名の使用や変更で犯罪歴や経歴の抹消はできず、事実に反する」「 在日コリアンが犯罪集団で危険な存在であるというゆがんだ偏見を助長する」との抗議申し入れがなされ、放送倫理・番組向上機構へ審理申し立てがなされた[13][14]
  • 2014年2月8日にツイッターでソチオリンピックで「メダルを取る可能性がある日本選手」へ宛てて、ツイートを行った。「品がない上に、メダルを屈辱することになるになるのでメダルを噛む行為をしない」「国歌が流れる際には聴くのではなく歌え、日本には国歌斉唱時に胸に手を当てる文化はないので直立不動で歌うこと」。さらに負けた際のコメントとして「思い出になったとか、楽しかったなどはあり得ない」としている。選手の発言くらい自由でいいのでは、との反論に「日本は国費を使って選手を送り出してます。選手個人の思い出づくりのために選手を出しているわけではありません」と返信した[15]

学歴[編集]

著書[編集]

単著[編集]

共著[編集]

編著[編集]

  • これならわかる!『古事記』(学研パブリッシング、2012年8月)

ムック[編集]

  • これならわかる!『古事記』(学研パブリッシング、2012年8月)ISBN 978-4056067255
  • 日本を元気にする本(学研パブリッシング、2013年9月)ISBN 978-4056101942

監修[編集]

  • まんがで読む 古事記 (学研まんが日本の古典)』 (学研教育出版、2013年8月)ISBN 978-4052036897

日本国外での出版[編集]

  • 台湾『日本天皇的史話』(商訊文化事業股有限公司、2008年8月)『旧皇族が語る天皇の日本史』の中国語翻訳版

連載[編集]

連載終了

論文[編集]

2014年2月11日現在、査読付の学術論文は登録されていない。

テレビ出演[編集]

血縁[編集]

兄弟はがいる。

家系[編集]

崇光天皇の男系子孫である。皇族としての竹田宮家までの系譜は伏見宮#系図を参照のこと。

皇籍離脱後

竹田宮恒徳王
(竹田宮第2代)
(皇籍離脱)
→竹田恒徳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
恒正王
(皇籍離脱)
竹田恒正
素子女王
(皇籍離脱)
→竹田素子
紀子女王
(皇籍離脱)
→竹田紀子
恒治王
(皇籍離脱)
竹田恒治
 
 
 
竹田恆和
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
恒貴 浩子
 
 
 
恒昭 恒智 恒泰
 
恒俊
 

脚注[編集]

  1. ^ いずれも公式ホームページのプロフィールによる。
  2. ^ 竹田恒泰『日本人はいつ日本が好きになったのか』(PHP研究所2013年) 背表紙著者プロフィール参照。また、本人のTwitterにおけるプロフィールなども参照。
  3. ^ 竹田恒泰. “皇室のきょうかしょ vol.200 200回記念!作者の「竹田恒泰」とは何者か??”. 少年タケシ. フジテレビジョン. 2013年8月16日閲覧。
  4. ^ 竹の間―プロフィールより。
  5. ^ 「大学院法学研究科修士課程時間割」慶應義塾大学
  6. ^ 「竹田研究会は竹田さんから日本のことを学ぼうと、有志30人ほどでスタートした。面白さが評判を呼び、全国で3000人のメンバーを擁するまでになった」(『産経新聞』2011年5月18日朝刊(広島版)20面「トピック最前線、爆笑必死の古事記セミナー」より引用)。
  7. ^ 「婚外子相続差別は違憲 最高裁大法廷」日本経済新聞 2013年9月4日
  8. ^ 「『ちゃんとした子どもを作って国力増強!』と連呼する婚外子差別のメンタリティ」 ハフィントンポスト2013年11月15日
  9. ^ 『これが結論!日本人と原発』小学館101新書、2012年、39-40頁。
  10. ^ 『原発はなぜ日本にふさわしくないのか』 小学館、2011年、『これが結論!日本人と原発』 小学館101新書、2012年。
  11. ^ 『これが結論!日本人と原発』 小学館101新書、2012年、96頁。
  12. ^ (どうする?秘密法)左右超えて開示大切 竹田恒泰さん 朝日新聞2013年12月30日
  13. ^ 読売テレビ:在日コリアン発言で抗議 NPO法人 毎日新聞2013年10月22日
  14. ^ 在特会めぐる番組内容に抗議文 NPO「偏見を助長」
  15. ^ 「負けたのにヘラヘラと『楽しかった』はあり得ない」 竹田恒泰氏の五輪選手への「注文」が賛否両論 J-CASTニュース 2014年2月9日

参照文献[編集]

  • 竹田恒泰著『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP研究所、2008年) ISBN 4569697119

関連項目[編集]

外部リンク[編集]