培養肉

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培養肉(ばいようにく)とは、動物個体からではなく、可食部の細胞組織培養することによって得られた肉のことである。

動物を屠殺する必要がない、厳密な衛生管理が可能、食用動物を肥育するのと比べて地球環境への負荷が低い、などの利点があり、従来の食肉に替わるものとして期待されている。現在のところ、高価であることが培養肉の課題の1つである[1]。しかし、技術の発展によって、従来の食肉と同等程度までに低価格化することができると予測されている[2][3]。一方で、人工的に生産された肉を食することに否定的な意見もある[4]

21世紀において、いくつかの培養肉研究プロジェクトが実施されている[5]。2013年8月にオランダのチームによって世界初の培養肉ビーフバーガーが実現し、ロンドンでデモンストレーションとして食された[6]

2019年、JAXAが3月末に世界でも類を見ない「宇宙食料マーケット」の創出を目指す、「Space Food X」というプログラムが都内で立ち上がってJAXA(宇宙航空研究開発機構)を含む30以上の企業、大学、研究機関等が参加。「培養肉」など宇宙で食料を地産地消できる技術の開発も視野に入れている。近い将来は宇宙ステーション火星に培養肉の研究所または工場並びに基地の開発と進出と宇宙移民の計画をしている。

脚注[編集]

関連項目[編集]