ユムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ユムシ
Echiura in Korea1.jpg
韓国の市場で売られるユムシ
分類
: 動物界 Animalia
: ユムシ動物Echiura
: ユムシ目 Xenopneusta
: ユムシ科 Urechidae
: ユムシ属 Urechis
学名
Urechis unicinctus
von Drasche, 1881

ユムシ(学名:Urechis unicinctus)は、ユムシ動物門ユムシ綱ユムシ目ユムシ科の海産無脊椎動物。漢字では螠虫(螠は虫編にの旧字体)と書く。

別名にコウジ。北海道ではルッツ、和歌山ではイイ、九州ではイイマラなどとも呼ばれている。

生態[編集]

体部は細長い円筒形で、前端にをもち、その吻の付け根に口がある。付属肢も疣足もないが、わずかに剛毛がある。

干潟などの浅い海域の砂地に棲息し、縦穴を掘ってその中に生息し、干潮時には巣穴に隠れる。

利用[編集]

韓国で刺身にされたユムシ

韓国では、砂地の海底で鈎状の漁具を曳いて採り、「ケブル(개불)」と称して沿岸地域で刺身のように生食したり、串焼き、ホイル焼きなどにされ、割と一般的に食される。

中国大連市青島市などでは「ハイチャン(海腸、拼音: hǎicháng)」と称して、ニラなどと共に炒め物にしたり、茹でて和え物にして食べる。

日本でも北海道の一部などで、刺身酢味噌和え、煮物干物など食用にされるが、いわゆる珍味の一種であり、一般的な食材ではない。

グリシンアラニンなどのアミノ酸を多く含むため、甘味があり、コリコリした食感で、ミル貝に似た味がする。

クロダイマダイ釣りの釣り餌としても使われる。