中国共産党中央委員会総書記

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中華人民共和国の旗 中国共産党
中央委員会総書記
: 中国共产党中央委员会总书记
: 中國共產黨中央委員會總書記
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党章
Xi Jinping October 2013 (cropped).jpg
現職者:
習近平
(第5代)
就任日:2012年11月15日
任期 5年
任命者 中国共産党中央委員会
初代 胡耀邦
創設 1982年
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中国共産党中央委員会総書記(ちゅうごくきょうさんとうちゅうおういいんかいそうしょき)は、中国共産党中央政治局会議および中央政治局常務委員会会議の招集者であり、中央書記処の事務活動の主宰者である。略称は中共中央総書記中共総書記党総書記など。現在の総書記は習近平(第5代[1])。

概要[編集]

中国共産党中央委員会総書記は中央委員会全体会議によって選出される。中央政治局常務委員から必ず選出される。総書記の職務権限は、中央政治局会議、中央政治局常務委員会会議の招集を行うほか、中央書記処を主宰して党の日常業務を指導することである。(党規約22条)中華人民共和国憲法前文において、中国共産党が国家を指導していくことが謳われているため、総書記は中国共産党と国家の最高指導者とされる。

歴史[編集]

中国共産党中央委員会総書記の役職は、第五次全国代表大会期間の1927年の中央政治局会議で議決された党第三次修正規約第27条において初めて規定された。中央委員会総書記は、中央委員会によって中央委員の中から1人を選ばなければならないと規定された。職務権限は、同じく中央委員会によって中央委員の中から選ばれた数名からなる中央政治局とともに、党の全国の政治工作を指導することと規定された[2]

その後、1928年議決の第六次全国代表大会改正の党規約では、中国共産党中央委員会総書記についての条文は消滅している[2]

再び中国共産党中央委員会総書記の役職が登場するのは、1956年の第八次全国代表大会改正の党規約第37条においてである。職務権限は特に定めは無かった[2]

その後、1969年議決の第九次全国代表大会改正の党規約では、中国共産党中央委員会総書記についての条文は再び消滅している[2]

三たび中国共産党中央委員会総書記の役職が登場するのは、1982年議決の第十二次全国代表大会改正の党規約第21条においてである。選出方法、職務権限も同条で明確に規定された。内容は現在の第十八次全国代表大会改正の党規約第22条と同じである[2]

中国共産党中央の役職の名称、選出方法および職務権限を規定する党規約は、1921年の中国共産党成立以来何度も書き換えられてきた。それを受けて各役職間の慣習的なヒエラルキーについても変化してきた。江沢民の世代で中国共産党中央委員会総書記が、国家主席および中央軍事委員会主席と兼務されるようになり、事実上の党内の序列最高位の党役職となった。

中国共産党中央委員会総書記(建国前)[編集]

中国共産党中央委員会総書記(第十二次全国代表大会以後)[編集]

なお、現在の中国共産党指導部は、毛沢東の執った悪しき政治路線が再現されないよう「最高指導者」という文言の使用を極度に避けている。

脚注[編集]

  1. ^ 1982年の総書記制導入以降。陳独秀を初代総書記とした場合は第9代となる。
  2. ^ a b c d e (簡体字) 中国共产党章程汇编:从一大到十七大. 中共党史出版社. (2007). ISBN 978-7-80199-824-8. 

関連項目[編集]