市川染五郎 (8代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はちだいめ いちかわ そめごろう
八代目 市川 染五郎
屋号 高麗屋
定紋 三つ銀杏
生年月日 (2005-03-27) 2005年3月27日(18歳)
本名 藤間ふじま いつき
襲名歴 1. 四代目松本金太郎
2. 八代目市川染五郎
出身地 日本の旗 日本東京
血液型 AB型
祖父 二代目松本白鸚
祖母 藤間紀子
十代目松本幸四郎
藤間園子
兄弟 松田美瑠(妹)

八代目 市川 染五郎(はちだいめ いちかわ そめごろう、2005年(平成17年)3月27日 - )は、歌舞伎役者歌舞伎名跡市川染五郎」の当代。屋号高麗屋定紋三つ銀杏、替紋は四つ花菱。本名は藤間 齋(ふじま いつき)。

来歴[編集]

七代目市川染五郎(当時)・園子夫妻の第1子、長男として東京都に生まれる。2007年平成19年)6月、歌舞伎座侠客春雨傘』で初お目見え。父・七代目染五郎と祖父・九代目幸四郎(当時)と共に高麗屋三代の顔見世。

2009年(平成21年)6月3日、歌舞伎座門出祝寿連獅子(かどんで いおうことぶきれんじし)の孫獅子で初舞台を踏み、四代目松本金太郎を襲名[1]。高麗屋三代揃い踏みの獅子の舞となった。

2012年(平成23年)1月『奴凧廓春風(やっこだこさとのはるかぜ)』の舞鶴屋倅小伝三、2013年(平成25年)10月『春興鏡獅子』の胡蝶の精で国立劇場特別賞。

2016年(平成28年)12月8日、祖父と父と共に高麗屋三代そろっての襲名が発表された[2]

2018年(平成30年)1月2日、高麗屋三大襲名披露興行である『壽 初春大歌舞伎』(歌舞伎座)に於いて市川染五郎を八代目として襲名[3]。「勧進帳」源義経を演じた。

2020年(令和2年)12月『雪の石橋』の獅子の精で国立劇場奨励賞。

2022年(令和4年)5月、幼稚園から通っていた青山学院高等部を3年進級前に中退したとの報道があった(※最終学歴)[4]

2022年(令和4年)6月、「信康」で歌舞伎座初主演。

家族・親族[編集]

七代目松本幸四郎初代中村吉右衛門は高祖父。初代松本白鸚は曽祖父。二代目中村吉右衛門は大叔父(祖父の弟)。七代目尾上丑之助は再従兄弟にあたる(染五郎の祖父・二代目白鸚と丑之助の祖父・二代目吉右衛門が兄弟)。また、実業家藤間紀子は祖母、女優松本紀保松たか子はそれぞれ伯母、叔母にあたる。

主な出演[編集]

歌舞伎[編集]

  • 2007年
6月 歌舞伎座「侠客春雨傘」高麗屋齋吉 ※初お目見得
  • 2009年
6月 歌舞伎座「門出祝寿連獅子」童後に孫獅子の精 ※初舞台
  • 2010年
4月 歌舞伎座「菅原伝授手習鑑」 若君菅秀才
11月 新橋演舞場「ひらかな盛衰記」槌松実は義仲一子駒若丸
  • 2011年
6月 新橋演舞場「夏祭浪花鑑」団七伜市松
  • 2012年
1月 国立劇場「奴凧廓春風」舞鶴屋倅小伝三
3月 新橋演舞場「東山桜荘子」宗吾長男彦七
10月 新橋演舞場「勧進帳」太刀持音若
  • 2013年
2月 日生劇場「新皿屋舗月雨暈」酒屋丁稚与吉
4月 歌舞伎座「近江源氏先陣館」高綱一子小四郎
10月 国立劇場「春興鏡獅子」胡蝶の精
  • 2014年
3月27日 歌舞伎座 第三十七回 俳優祭「鈴ヶ森錦繍雲駕」一幕 白井権八
4月 歌舞伎座「梅雨小袖昔八丈」紙屋丁稚長松
11月 歌舞伎座「勧進帳」太刀持音若
  • 2015年
2月 歌舞伎座「水天宮利生深川」幸兵衛娘お霜
9月 歌舞伎座「紅葉狩」山神
  • 2016年
1月 歌舞伎座「二条城の清正」豊臣秀頼
8月 歌舞伎座「東海道中膝栗毛」信夫の若君伊月梵太郎
  • 2017年
8月 歌舞伎座「東海道中膝栗毛」伊月梵太郎
11月 歌舞伎座「元禄忠臣蔵」綱利長男内記利章
  • 2018年
1月 歌舞伎座「勧進帳」源義経 = 市川染五郎(8代目)襲名
2月 歌舞伎座「壽三代歌舞伎賑」市川染五郎、「仮名手本忠臣蔵」大星力弥
8月 歌舞伎座「龍虎」虎、「東海道中膝栗毛」伊月梵太郎・日光天使
11月 南座「連獅子」狂言師左近実は仔獅子の精、「勧進帳」源義経
  • 2019年
6月 歌舞伎座「月光露針路日本」水主磯吉
8月 歌舞伎座「東海道中膝栗毛」雲助染松・染松扮する熊谷直実・伊月梵太郎
11月 歌舞伎座「連獅子」狂言師左近後に仔獅子の精
  • 2020年
11月 歌舞伎座「義経千本桜」源九郎判官義経
11月8日 セルリアンタワー能楽堂「市川染五郎 歌舞伎舞踊公演 ~煌~」猩々意想曲、橋弁慶
12月 国立劇場「雪の石橋」獅子の精
  • 2021年
1月 歌舞伎座「菅原伝授手習鑑」舎人桜丸
6月 歌舞伎座「銘作左小刀」京人形の精
8月 歌舞伎座「三社祭」悪玉
11月13日 セルリアンタワー能楽堂「市川染五郎 歌舞伎舞踊公演 ~清~」助六、連獅子
  • 2022年
6月 歌舞伎座「信康」徳川信康
8月 歌舞伎座「弥次喜多流離譚」オリビア・伊月梵太郎
9月 歌舞伎座「松浦の太鼓 近習里見幾之亟、揚羽蝶繍姿」佐々木三郎兵衛盛綱
10月23日 セルリアンタワー能楽堂 「市川染五郎 歌舞伎舞踊公演 ~凜~」水仙丹前、吉野山
11月 歌舞伎座 「勧進帳」片岡八郎
12月 歌舞伎座「助六由縁江戸桜」茶屋廻り竹次
  • 2023年
1月 歌舞伎座 「卯春歌舞伎草紙」若衆銀之丞、「壽恵方曽我」工藤犬坊丸祐友
2月4日・5日 高知県立県民文化ホール「春興鏡獅子」小姓弥生・獅子の精
3月 歌舞伎座 「花の御所始末」畠山左馬之助
4月 歌舞伎座 「新・陰陽師」源博雅
7月 松竹座 「吉例寿曽我」曽我五郎時致、「吉原狐」貝塚采女
8月 歌舞伎座 「大江山酒呑童子」卜部季武、「新門辰五郎」天狗党都築三之助
9月 歌舞伎座 「二條城の清正」豊臣秀頼、「一本刀土俵入」堀下根吉
9月28日 国立劇場 大劇場 第39回俳優祭 「菅原伝授手習鑑」吉田社頭車引の場 松王丸
10月1日 セルリアンタワー能楽堂 「市川染五郎 歌舞伎舞踊公演 ~雅~」藤娘、静と知盛
11月 歌舞伎座「顔見世季花姿繪 - 春調娘七種」曽我十郎
12月 南座 吉例顔見世興行 「双蝶々曲輪日記 角力場」山崎屋与五郎、「仮名手本忠臣蔵 衹園一力茶屋の場」矢間重太郎、「助六由縁江戸桜」口上
  • 2024年
1月 歌舞伎座「狐狸狐狸ばなし」雇人又市、「鶴亀」従者、「息子」捕吏
2月 博多座「江戸宵闇妖鉤爪-明智小五郎と人間豹-」恩田乱学/神谷芳之助、「鵜の殿様」大名
4月 四国こんぴら歌舞伎大芝居 金丸座「沼津」荷持安兵衛、「羽衣」伯竜、「松竹梅湯島掛額」小姓吉三郎

テレビドラマ[編集]

その他テレビ[編集]

ミュージックビデオ[編集]

  • Vaundy 『まぶた』 (2023年1月17日)

映画[編集]

劇場アニメ[編集]

関連項目[編集]

受賞歴[編集]

2023年

脚注[編集]

  1. ^ 歌舞伎座「六月大歌舞伎」で松本金太郎初舞台”. 歌舞伎美人 (2009年5月12日). 2021年6月4日閲覧。
  2. ^ “松本幸四郎、市川染五郎と長男が親子孫3代で襲名へ”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2016年12月8日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1749193.html 2021年12月19日閲覧。 
  3. ^ “松本白鸚「父も喜んでいると思います」高麗屋が3代同時襲名”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年1月2日). https://hochi.news/articles/20180102-OHT1T50116.html 2018年1月3日閲覧。 
  4. ^ “市川染五郎 有名私立一貫校を中退していた!多忙が続き留年濃厚で“芸事専念”を決意”. 週刊誌女性自身2022年6月7日号 (光文社). (2022年5月24日). https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2100163/ 2022年5月24日閲覧。  "幼稚園から都内の有名私立大付属の一貫校に通っていたのですが、高校3年生への進級を前に中退したそうです" "進級するための出席日数と成績に届かなくなり、留年が濃厚になったことで中退を決意したと聞いています"
  5. ^ 2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第三次出演者発表!”. NHK (2021年4月27日). 2021年12月19日閲覧。
  6. ^ a b c “松本幸四郎主演の「鬼平犯科帳」キャスト発表、市川染五郎は若き日の鬼平に”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年6月9日). https://natalie.mu/eiga/news/527870 2023年6月9日閲覧。 
  7. ^ “「THE LEGEND & BUTTERFLY」に伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年9月2日). https://natalie.mu/eiga/news/491958 2022年9月2日閲覧。 
  8. ^ “劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」メインキャストに市川染五郎、杉咲花”. コミックナタリー. (2019年12月23日). https://natalie.mu/comic/news/360571 2019年12月23日閲覧。 
  9. ^ 菅田将暉・みちょぱが2年連続受賞「ベストジーニスト2023」発表<受賞者一覧>”. モデルプレス. ネットネイティブ (2023年11月9日). 2023年11月9日閲覧。

外部リンク[編集]