TOKYO MER〜走る緊急救命室〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
TOKYO MER
〜走る緊急救命室〜
TOKYO MOBILE EMERGENCY ROOM
ジャンル 連続ドラマ
企画 高橋正尚
脚本 黒岩勉
演出 松木彩
平野俊一
大内舞子
監修 関根和彦(医療)
浅利靖(医療)
長谷川剛(医療)
北里大学病院 救急救命・災害医療センター(医事指導)
堀エリカ(看護指導)
東京消防庁(消防協力)
幾田雅明(レスキュー指導)
伊藤鋼一(警察指導)
出演者 鈴木亮平
賀来賢人
中条あやみ
要潤
小手伸也
佐野勇斗
佐藤栞里
佐藤寛太
フォンチー
菜々緒
稲森いずみ
城田優
桂文珍(特別出演)
鶴見辰吾
橋本さとし
渡辺真起子
仲里依紗
石田ゆり子
音楽 羽岡佳
斎木達彦
櫻井美希
エンディング GReeeeNアカリ
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 武藤淳
渡辺良介
八木亜未
制作 大映テレビ(協力 / ノンクレジット)
製作 TBSテレビ
放送
放送チャンネルTBS系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2021年7月4日 - 9月12日
放送時間日曜 21:00 - 21:54
放送枠日曜劇場
放送分54分
回数11
公式ウェブサイト
配信
TOKYO MER
~走らない緊急救命室~
出演者中条あやみ
佐藤寛太
配信サイトParavi
配信国・地域日本の旗 日本
配信期間2021年6月27日 -
回数7
公式ウェブサイト

特記事項:
初回は25分拡大(21:00 - 22:19)。
第2話、最終話は15分拡大(21:00 - 22:09)。
第5話は『東京オリンピック 体操 種目別決勝』の放送時間延長(16:30 - 20:25)により、25分繰り下げ(21:25 - 22:19)[1]
テンプレートを表示

TOKYO MER~走る緊急救命室~』(トウキョウ エムイーアール はしるきんきゅうきゅうめいしつ)は、2021年7月4日から9月12日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。全11話。主演は本作が日曜劇場初主演となる鈴木亮平[2]

東京都を舞台に、最新の医療機器とオペ室を搭載した緊急車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」(東京モバイル・エマージェンシー・ルーム)の活躍を描く本格救命医療ドラマ[2]

あらすじ[編集]

東京都知事赤塚梓の肝いりで誕生した救命救急医療チーム、「TOKYO MER」。多数のメディアに披露される式典の最中、バスと大型トラックの衝突事故が発生し、初めての出動要請がかかる。

東京海浜病院に勤務するMERのメンバー達は、チーフドクターとして就任した喜多見幸太の実力を図りかねていたものの、現場での的確で迅速な処置に舌を巻く。しかし、喜多見の救命活動には危険な現場にも飛び込もうとするなど数多くの問題行動が伴い、各関係機関との衝突を繰り返すこととなり、都知事の政敵である厚生労働大臣白金眞理子をはじめ、様々な思惑を持った関係者がTOKYO MERを解体しようと画策し、彼らの前に立ち塞がる。

MER解体を画策する中、喜多見の経歴に「空白の1年」が存在することに気付いたMERのメンバーでもある厚生労働省から出向中の医系技官・音羽尚は、かつて喜多見が負傷した国際的なテロ組織・Lasting Peace 9(通称:LP9)のテロリスト・エリオット椿を海外で救命し、匿ったためにテロ組織の協力者の嫌疑から刑務所に1年間収監されていた事実を掴む。

そんなある日、都内に椿が出没し、「世の中の不条理を知らしめる」という理由から喜多見の妹・涼香を標的に爆弾テロを実行し、彼女の命を奪い去る。

自身の闇献金疑惑をもみ消すため、MER解体と喜多見のテロリスト疑惑に世間の目を向けようと画策する民自党幹事長・天沼夕源の誘導により、音羽の存続の進言も空しく、最終審査会でMERの解体が決定される。そんな中、再び都内で椿による爆弾テロで多数の負傷者が発生したことから、解体が決定したのにも関わらず、研修医・弦巻比奈をはじめとするMERのメンバーたちは喜多見が示した「待っているだけじゃ、助けられない命がある」のポリシーに従い、ERカーでテロ発生現場の救命に向かう。

爆弾テロで多数の負傷者が発生し、MERだけでは救急救命が追い付かない絶望的な状況の中、赤塚から医系技官として政治家を志した初心を思い起こされた白金は後ろ盾であった天沼を彼の闇献金疑惑を使い見限ることを決断。危機管理対策室に乗り込み、自身の判断でMERの活動を厚労大臣として正式に認可することを宣言し、テロ発生現場でMERと押し問答をしていた厚労省職員をすぐさまMERの支援に回らせる。激怒する天沼に「命を最優先します!」と言い放った白金は大臣の権限をフル活用し、東京近隣の他県の自治体の医療従事者を動員させ、負傷者の救命に当たらせる。

医師としての信念からテロリストを救命したばかりに、結果として、妹を爆弾テロで死亡させてしまったと自宅に引きこもり自責の念に駆られていた喜多見はMERを去る決意を固めていたが、自宅を訪れた彼の元妻で外科医でもある高輪千晶から発奮され、「医師として自分ができることに最善を尽くすこと」を思い起こされテロ発生現場に急行、MERへの復帰を果たし、悲惨な状況へ安心感を与える。

椿を追う公安の刑事・月島しずかは、椿が予告した多発テロの真の標的が東京海浜病院であることを見抜き、先回りしてMERのスタッフルームに現れた椿を銃撃の末に身柄を確保し、テロを未然に防ぐ。その際、被弾により椿は重体となるが喜多見は椿をERカーに搬送し「目の前の命を見捨てたら、俺は医者じゃなくなります。俺達はMERじゃなくなります」と医師としての信念を貫き、妹の命を奪った憎むべき相手であるはずの椿の命を再び救う。

爆弾テロから2か月後、TOKYO MERの正式運用が開始。発足式典が行われ、音羽はMERの統括官に就任し、喜多見も音羽の後押しもあって再びチーフドクターに任命されたことが明らかとなる。しかし式典の最中に隅田川を航行中だった屋形船同士の衝突事故が発生したことで出動要請がかかり、MERは救急救命のために現場へ出動するのであった。

キャスト[編集]

TOKYO MER[編集]

東京海浜病院内に設置された、試験運用中の都知事直轄救命救急プロフェッショナルチーム。

喜多見幸太(きたみ こうた)〈38〉
演 - 鈴木亮平[2](幼少期:桑名愛斗[3]
救命救急医。「TOKYO MER」の専任チーフドクター。5年前に高輪と離婚してバツイチ。ニューヨーク医療大学卒業[4]。1992年にペンシルベニア州で発生した銃乱射事件で、両親を目前で亡くしている。
待っているだけじゃ、助けられない命がある」のポリシーの下、危険な環境の現場に自ら乗り込み救命活動を行う。そのため、暇を見つけては筋トレに励んでおり、医師らしからぬ屈強な肉体を誇る。
国際医療機関の医師団に所属し設備が充分ではない戦地で救命活動に従事していた経験から医師としての技術・判断力は非常に高く、負傷者が何十人といる中でも優先順位を瞬時に判断して迅速な処置を行っている。
医師としての責任感や使命感は非常に強く、目の前の患者を救うためならば立場が上の人物が相手でも物怖じせず意見や進言を申し出る。
海外で医療従事していた際、銃撃されたテロリストのエリオット椿を患者として匿ったことから、テロリストの仲間の嫌疑がかけられ、1年の間海外の刑務所に収監されていた。
妹・涼香を爆弾テロで死亡させた自責の念からMERを離れることを決意するが、失意のどん底で自宅マンションに引きこもっていた時に「医師として自分ができることに最善を尽くすこと」を教えてくれたのは幸太であったと高輪から発奮され、爆弾テロの救命に後から駆け付けMERに復帰する。
多数の人を爆弾テロで負傷させ、涼香を殺害し、なおも赤塚都知事や東京海浜病院の患者たちを神経ガスで殺害しようと暗躍していた椿が犯行阻止のため公安からの銃撃で負傷しても彼を見殺しにすることなく、医師としての使命感からMERのメンバーと処置し、椿の命を再び救う。
MERの正式運用開始後は、音羽の後押しもあって再びチーフドクターに任命される。
音羽尚(おとわ なお)
演 - 賀来賢人[5]
厚生労働省の若手エリート医系技官であり医政局地域医療計画課長。表向きはMERの評価を行うためにMERに加入し、救命現場では喜多見とのバディワークで医師として的確な腕を発揮するが、その裏では白金厚生労働大臣からのMER解体の密命を受けており、官僚としての保身と医療従事者としての良心に揺れ動く[6]
実利主義な性分で馴れ合いを好まず、喜多見と対立する事も珍しくない。かつて母親を経済的理由や医療制度の不備で充分な医療を受けさせる事ができずに亡くした過去があり、そういった医療制度の不平等を是正したいと考え、医師免許を持ち官僚を志している。
喜多見の経歴の「空白の1年」がテロリストの嫌疑で海外で1年間刑務所に収監されていた事実を掴むが、白金にはその1年は喜多見が重症型のデング熱の感染で闘病していたと虚偽の報告を行い、MERの解体を回避する動きに転じる。
国民が平等に医療を受けられる体制の観点から、医療従事者達の負担や組織の維持費の面でデメリットが大きいため一度はMER解体を進言するものの、自身の心に従い、MERは全ての傷病者を必ず助ける安心感を与える存在に成長したことから「MERはこの国に必要な組織です」と断言、MER存続を強く進言し、解体が決定してもなおMERの医師としてテロ現場の救命に向かう。
MERの正式運用開始後は、MERの統括官に就任する。
弦巻比奈(つるまき ひな)〈25〉
演 - 中条あやみ[7]
循環器外科医を目指す東京海浜病院の研修医。万全の体制で患者や家族としっかり向き合う医療と現場での瞬時な判断が要求される救命救急とのギャップに苦しみ、MERとの兼任に不満を持っていた[8]が、危険な現場に自ら飛び込み患者の命を救う喜多見の姿勢を通じて、目の前の命に向き合う医師としての使命感を強く持ち、次第に成長していく。
喜多見が妹・涼香の死のショックからMERを離れていた間に発生した爆弾テロに対し、出動停止の命令が下っていたのにも関わらず、「医師としてできることに全力を尽くす」という喜多見から教えられた姿勢を貫き、MERの医師としてテロ現場の救命に向かう。
蔵前夏梅(くらまえ なつめ)〈33〉
演 - 菜々緒[9]
看護師外科病棟副看護師長との兼務。手術時の器械出しはもとより、時に医師である比奈をもリードする。シングルマザーで、娘・桃花がいる。絵本で読んだナイチンゲールに憧れてMERへ加入しており、そのことを周囲に知られるのを恥ずかしいと思っている。
冬木治朗(ふゆき じろう)〈46〉
演 - 小手伸也[9]
麻酔科医。病棟の麻酔科医と兼務。麻酔科医としての技量は高く、チーム最年長でチームの雰囲気が悪くなりかけた時は率先して場を取り持つムードメーカー。既婚者だが、妻とは仕事の忙しさですれ違いが続き、1年ほど前から病院の近くに部屋を借りて家族とは別居状態になっており、息子の壮太とはたまにしか会えていなかったが、山中での壮太の遭難事件を契機に自宅に戻るようになる。息子の壮太に見栄を張り、MERの副チーフだと言っていたことを喜多見が知ると、MERの副チーフということにされる。
徳丸元一(とくまる もといち)〈27〉
演 - 佐野勇斗[9]
臨床工学技士救命士[10]。ERカーの運転手で医療機器のスペシャリスト[10]。病棟の医療機器の保守点検業務と兼務。バイクの運転もこなし、ドローンの操縦技術も有する。
ホアン・ラン・ミン〈28〉
演 - フォンチー[11]
ベトナム出身の看護師。外科病棟との兼務。経済連携協定で来日。日本で最先端の医療を学び、ベトナムへ普及しようと考えている。若干訛りはあるものの、日本のことわざや故事成語をよく口にして、周囲を感心させる。

東京都[編集]

赤塚梓(あかつか あずさ)
演 - 石田ゆり子[9]
東京都知事。「TOKYO MER」の創設者。報道記者出身。喜多見をMERのチーフドクターに抜擢した。MERが出動の際は危機管理対策室に現れ、時には現場の状況を見て自ら指示を下す事もある。
特発性拡張型心筋症を患い、時折、胸の痛みに襲われるが、MERの承認と国政選挙を控えていることからそのことを秘密にして高輪から特別診察室で診察を受けていたが、診察中に倒れてしまう。そのためMERの指揮系統を危機管理対策室に移し、対策室長の駒場に全権を委ねる。
心筋症で余命が短いことを覚悟し、MER解体を報告しに病室に来た白金に「私は最期に、純粋に人の命を救う政治をしたかった」と彼女が政治家を志した際に「医系技官として、国民の命を守る」と演説していた頃の初心を思い起こさせ、白金の医療従事者としての良心に訴えることで彼女がMERを正式認可させることに成功すると、そのまま意識不明となりICUに搬送される。
白金がiPS細胞から作り出した心筋組織の移植手術を認可したことで手術が決行されると一命を取り留め、2か月後には公務に復帰できるまでに体力を回復し、日本初の女性総理の座を争う政敵関係として再び白金と火花を散らす。
駒場卓(こまば すぐる)
演 - 橋本さとし[11]
「TOKYO MER」を管理する危機管理対策室室長。元東京消防庁ハイパーレスキュー隊隊長。10年前に救助活動中に負傷したことで下半身が不自由となり、車椅子を用いる。現即応対処部隊隊長の千住とは、ハイパーレスキュー隊長時代の先輩後輩の間柄。
清川標(きよかわ こずえ)
演 - 工藤美桜[12]
危機管理対策室のメンバー。被害状況をMERに連絡し、情報を共有する。MERが出動した成果(軽傷者、重傷者、死者の人数)を報告する。
目黒大知(めぐろ だいち)
演 - 猪塚健太[13]
危機管理対策室のメンバー。MERに出動要請を伝令したり現場の状況を一報する。
入谷洸平
演 - 正木航平
危機管理対策室のメンバー。

東京消防庁[編集]

千住幹生(せんじゅ みきお)
演 - 要潤[9](第1話・第2話・第4話 - 第7話・第9話・最終話)
東京消防庁レスキュー隊の最精鋭集団である即応対処部隊隊長。階級は消防司令
当初は救命のために危険な救助現場にも飛び込む喜多見と対立するが、救命現場でともに窮地を切り抜けたことで信頼関係を強めていく。
以前、仲間のレスキュー隊を救命された借りを喜多見に返すため、パルナ共和国大使館での救助作業で高濃度の二酸化炭素が充満する地下駐車場で身を挺して作動した駐車場の防火シャッターを解放した際、二酸化炭素を吸い込み倒れて心停止状態に陥るが、レスキュー隊に救助された後に喜多見の蘇生処置により息を吹き返す。
都内で椿による爆弾テロが発生すると爆破による命の危険を顧みず、救命に当たっていた音羽の応援に駆け付け、後から喜多見が駆け付けると「あいつが来ただけで何とかなる気になっちまう」と安堵する。
辰巳亮、湊佳宏、小菅康人
演 - 谷遼、高木慧一、湯川尚樹
崩落中のトンネルに取り残された小山医師を救出するため即応対処部隊から千住に選抜されたメンバー。階級は辰巳と湊が消防士長、小菅は消防副士長

厚生労働省[編集]

白金眞理子(しろかね まりこ)
演 - 渡辺真起子[11](第1話・第2話・第5話 - 最終話)
厚生労働大臣。医系技官出身。日本初の女性総理大臣を目指す政敵である赤塚が創設した「TOKYO MER」の解体を目論む。
心筋症で意識不明となる直前の赤塚にMER解体を報告すると「政治家が綺麗事を言ったら駄目なんですか?」と政治家を志した際の医系技官の初心を思い起こさせられ前言撤回、危機管理対策室を訪れMERの活動に正式認可を下す。この決断に激怒する天沼に「政治家は国民の命を守ることが仕事だと思い出しました。命を最優先します!」と言い放ってからは厚労大臣の権限をフル活用し自らMERや厚労省職員への指示を出すとともに、医師会に呼びかけて爆弾テロの負傷者を東京都近隣の他県の自治体の医療従事者を動員させ救助に当たらせ、赤塚を救うためにiPS細胞から創り出した心筋組織の移植手術をも認可する。そして天沼の闇献金の証拠となる政治資金収支報告書の原本のコピーを切り札として天沼を失脚させる。
久我山秋晴(くがやま しゅうせい)
演 - 鶴見辰吾[11](第1話・第2話・第5話 - 最終話)
医政局局長。白金の懐刀で、音羽をMERへ送り込む。理想の日本を造る力を得るために何よりも官僚として出世することが重要という考えから、政治家に尻尾をふる。更に音羽をも裏切りMERを解体させようと企んでいたが、最終的に白金がMERへの正式認可を下したことから、掌を返し彼女の意向に従う。

与党・民自党[編集]

天沼夕源(あまぬま ゆうげん)〈73〉
演 - 桂文珍[14](特別出演)(第5話・第7話・第8話・第10話・最終話)
民自党幹事長[15]。元厚生労働大臣で白金の後ろ盾。自身が厚労大臣だった時代に闇献金を受け取っていたことが発覚しそうになり、病気を理由に東京海浜病院に入院、雲隠れする。入院時、乗り合わせたエレベーターが火災により緊急停止し閉じ込められてしまい、蔓延する煙で一酸化炭素中毒に陥りそうになると同乗した妊婦の彩乃たちを見捨て、我先に逃げだそうとするが、エレベーターに乗り込んできた喜多見の酸素吸入を手伝わされ、成り行きで妊婦の帝王切開手術のアシストをすることになる。事故から救出された後は、赤塚知事の計算で事実に反してMERを出動要請し、自身も負傷しているのに関わらず妊婦の救助を優先したヒーローとしてマスコミに拡散されたことに気をよくし、MERへの妨害行為は控えるよう白金に指示を出す。
江戸川区の清掃会社で発生したテロリストによる身代金10億円を目的とした神経ガス・爆弾テロの脅迫事案に対し、白金からの差し金で赤塚知事を総理官邸に呼び出し、テロリストの疑いがある外国人労働者を東京消防庁やMERに救助活動させるかの政治判断を迫り、救出活動中に時限爆弾の爆発で死者が発生した場合の責任を赤塚に擦り付け、政治的失脚を狙う。
自身の闇献金疑惑をもみ消すため、MER解体と喜多見のテロリスト疑惑に世間の目を向けようと画策するが、白金が赤塚の交渉により一転してMERに認可を下したことから目論見が外れるとともに白金からも「引っ込んでいてもらえますか?」と言い放たれ、白金が密かに入手した闇献金の証拠となる政治資金収支報告書の原本をリークされたため、収賄罪で逮捕・起訴され失脚する。

警視庁[編集]

月島しずか
演 - 稲森いずみ[16](第7話 - 第9話・最終話)
警視庁公安部・外事第四課長。階級は警視正
東京大学法学部卒業、国家公務員第Ⅰ種(現・国家公務員総合職)試験合格による警察庁採用のキャリア[17]。喜多見の「空白の1年」の秘密を知る人物。目的のためには手段をも問わないクールでハードボイルドな人物。
椿のテロの犯行理由が天沼の不正献金受け取りの事実公表でなく、喜多見の大切な人の命を狙ったものであることに気付き、神経ガスによる大量虐殺の予告テロの標的が赤塚知事への心筋組織の移植手術が行われている東京海浜病院と見抜き、椿の神経ガステロを未然に阻止し、銃撃して椿の身柄を確保する。
高松
演 - 馬場徹(第7話 - 第9話)
公安部の刑事。月島の部下。外国人労働者のカルナを一方的にテロリストと決めつけて威圧的な態度で取り調べた。

東京海浜病院[編集]

高輪千晶(たかなわ ちあき)
演 - 仲里依紗[9](第1話 - 第5話・第8話 - 最終話)
循環器外科医。比奈の指導医で、心臓移植の名医として知られる憧れの存在。5年前に別れた喜多見の元妻。
涼香を爆弾テロで死亡させた自責の念からMERを離れることを決意した喜多見のマンションを訪れると気力を失った元夫・幸太を見て「あなた何やってるのよ!」と激昂、「医師として自分ができることに最善を尽くすこと」を教えてくれたのは幸太であったと、爆弾テロで救命に向かったMERの加勢に向かうよう彼を発奮させる。自身は心筋症で意識不明となった赤塚を助けることができる可能性のあったiPS細胞から作り出した心筋組織の移植手術を白金が認可したことから手術を決行し、成功させ赤塚の命を救う。
深沢陽斗(ふかさわ はると)
演 - 佐藤寛太[11](第1話 - 第5話・第9話 - 最終話)
研修医。比奈と同期。走らない緊急救命室ではよくMERスタッフルームに遊びに来たりしている。
喜多見涼香(きたみ すずか)
演 - 佐藤栞里[18](幼少期:田中侑亜[19])(第1話・第3話 - 第6話・第8話 - 最終話)
幸太の妹。小児患者とその家族をサポートするNPO法人のスタッフとして東京海浜病院に出入りする。兄の活動を応援している[18]。兄と高輪を復縁させたいと考えている。
MERを潰すために兄・幸太の過去を探ろうとする音羽のことを当初警戒していたが、ともにエレベーターに閉じ込められた際にその人となりに触れたことで次第に好意をいだくようになる。しかし久我山にその好意を利用され、音羽が厚労省を辞めることになると脅されたため、それを防ぐために幸太がテロリストの容疑で1年間海外の刑務所に収監されていた秘密を明かしてしまう。
兄・幸太に命を救われた知り合いと椿から接触され、彼に渡された水筒型の爆弾を捨てるように幸太から命令を受けるが間に合わず爆発、全身に爆傷を負い瀕死の状態となりERカーで幸太たちから処置を受けるも治療の甲斐なく息を引き取り、MER発足後初かつ本作唯一の死者となってしまった。

Lasting Peace 9[編集]

世界的なテロ組織。通称:LP9。

エリオット椿(エリオット つばき)
演 - 城田優[20](第7話・第9話 - 最終話)
日系人テロリスト。清掃会社で発生した神経ガス・爆弾テロに出動した救急隊に紛れ、日本理科大の薬品庫に清掃で出入りする外国人労働者・マルジの指の腹の指紋部分を切り取り、指紋認証のセキュリティーロックを突破して薬品庫に侵入、保管されている神経ガスの原料となる有機リン系化合物を略取する。
過去に海外で銃撃を受けた際、喜多見のいた野戦病院に搬送され彼に命を救われた上、匿われたことから追手の政府関係者の追跡をかわしており、翌日病室から逃亡している。
しかし、命の恩人であるはずの喜多見が満面の笑みで理想を語ることに対し、世の中の不条理を知らしめるという理由から水筒[注釈 1]を改造した爆弾を使い妹の涼香の命を奪う。
天沼の不正献金受け取りの事実公表を目的としたテロに見せかけ、東京海浜病院で心筋組織の移植手術中の赤塚都知事の命を狙うため、MERのスタッフルームに侵入し神経ガスを撒こうとしたが、その目論見に気付き先回りしていた月島たち公安部の刑事に銃撃により身柄を確保されテロを阻止される。被弾したことで意識不明の重体に陥るが、妹・涼香を殺害したのにも関わらず喜多見たちMERのメンバーからERカーで手術を受け、見殺しにされることなく再び喜多見に命を救われる。

ゲスト[編集]

第1話[編集]

長島芽衣
演 - 鈴木結和[3]
バスとトラックの衝突事故の被害者。心停止状態に陥るが喜多見の処置で一命を取り留める。
芽衣の母親
演 - 森林永理奈
上野誠
演 - 荒川大三朗
バスと衝突事故を起こしたトラック運転手。衝突事故で危篤状態に陥るが、喜多見の事故現場での処置で一命を取り留める。居眠り運転で事故を起こした嫌疑がかけられていたが、車道に飛び出した小学生をかわすために発生した事故であることが、当事者の親子が出頭したことで証明された。
実歩
演 - 入来茉里
上野誠の娘。MERを訪問し父を救命してくれたことに感謝するとともに、父が居眠り運転で事故を起こしていなかったことを伝える。
小学生
演 - 森田拳[19]
歩道から上野誠が運転するトラックの前に飛び出したため、トラックとバスとの衝突事故の発生原因となってしまう。
根津雅弘〈31〉
演 - 奥野瑛太
東京消防庁即応対処部隊員。解体作業現場で発生したガス爆発事故の生存者確認をしていた際、再び発生したガス爆発で吹き飛ばされ、太ももに鉄筋が刺さり身動きが取れなくなっていたが、ガス爆発の危険を顧みず救命に現れた喜多見と音羽に動脈を処置され救出される。

第2話[編集]

足立明音〈14〉
演 - 伊礼姫奈
鉄骨落下事故に巻き込まれた女子中学生。左足を鉄骨で圧迫されたことからクラッシュ症候群を発症し、一時心停止状態に陥るがトリアージでクラッシュ症候群の発症を予見していた喜多見と、近隣病院から喜多見の指示で透析液を調達した音羽により一命を取り留める。
吹上里奈〈46〉
演 - Yoshiko
神社の祭り会場で屋台の燃料タンクが爆発炎上し幼い息子ともども負傷した母親。下腹壁動脈からの大量出血により瀕死の状態に陥るが、ERカーで比奈が開腹手術で腸間膜を止血し、爆発事故の救命措置を終え駆けつけた喜多見と音羽が腎動静脈の確保を行い一命を取り留める。

第3話[編集]

蔵前桃花
演 - 北平妃璃愛
夏梅の娘。
真純
演 - 橘美緒
桃花が通う保育園の保育士。
渋谷日葵〈6〉
演 - 加藤柚凪[21]
香織と品川の娘。実父の品川に人質に取られた。1型糖尿病であり食前にインスリンを定期投与しているため、食事をとらないと低血糖発作を発症する危険があり、夏梅が立てこもり現場でブドウ糖液を投与するなどして処置する。アーモンドの食物アレルギーがあり、品川がアーモンドチョコを食べさせていたためにアナフィラキシーショックに陥り呼吸困難となるが、ERカーに搬送後、喜多見にアドレナリンを気管内投され一命を取り留める。
渋谷香織〈37〉
演 - 森脇英理子
日葵の母。元夫の品川からの暴力がひどく、日葵を連れて逃げだし、飲食店に住み込みで働いていた。品川から刃物で大網の動静脈を3カ所切断されるが、喜多見に処置され加温輸血で一命を取り留める。
品川樹
演 - 川島潤哉[21]
日葵の父。自分の元から逃げ出した香織と日葵を連れ戻そうと香織が働く飲食店に乗り込み、刃物や拳銃でその場にいた人を無差別に襲い負傷者を出し、日葵を人質にとって立てこもる。警察官を負傷させ、夏梅を人質にとるなどした後、SITのスナイパーに腹部を狙撃され、突入したSITに身柄を拘束される。狙撃された自分を処置した夏梅に自分を殺すよう挑発するが、「本当は殴りたいが、治療が面倒だから」と拒否され搬送される。
新井将兵
演 - 山田純大[21](最終話)
警視庁SIT隊長。立てこもり事件の現場に救命のため立ち入ろうとする喜多見と一時は対立するが、命がけで日葵や中野の命を救おうとする喜多見に全面的に協力する。品川に対して日葵の症状を緩和するためにエピペンを探させることで注意をそちらに引き付ける陽動作戦を立案し日葵救出のきっかけを作り、中野主任救出を目的としたERカー突入オペレーションでは防弾盾による同車両防護の陣頭指揮を執る。
都内で椿による爆弾テロが発生し多数の負傷者が発生すると、MERの救命の加勢に現れる。
中野悟志〈31〉
演 - 濱正悟(最終話)
SIT主任。品川から夏梅を奪還する際、路上で品川に左鎖骨下動脈を狙撃され失血死の危機に陥るが、SIT隊が盾となり、路上で動脈を縫合されERカーに搬送後、立てこもり現場で報道関係者から献血を募り確保したA型の血液を輸血され一命を取り留める。
都内で椿による爆弾テロが発生し多数の負傷者が発生すると、隊長の新井とともにMERの救命の加勢に現れる。
SIT狙撃手
演 - 敬太
SITのスナイパー。品川を狙撃し、腹部に被弾させる。
住吉
演 - 白石朋也
警視庁理事官。立てこもり現場に医療従事者に変装させた女性警官を送り込む指示を出すが、状況に応じてブドウ糖と薬剤を投与する必要があるとの喜多見からの意見で医療従事者である夏梅が送り込まれる。一般人を巻き込むリスクと警察のメンツを考慮して一時は対立したが、赤塚の言葉で態度を変えMERと合同でSIT主任の中野を救出する作戦を許可する。
特殊犯罪対策官
演 - 大西武志
立てこもり犯に人質として民間人の夏梅を差し出すことは警察の恥として制止しようとする。
参事官
演 - 中田春介
立てこもり犯への対応で失敗すれば総監の首だけではすまないと夏梅を派遣することに難色を示す。
捜査一課長
演 - 森下じんせい
立てこもり犯の元に夏梅を送り込むと警察組織の信用が地に落ちると女性警察官を立てこもり現場に派遣させようとする。

第4話[編集]

小山希望〈32〉
演 - 高橋ユウ
東京海浜病院の医師。汐里に移植する心臓を移送中にトンネル崩落事故に巻き込まれ、崩落した天井に押しつぶされた車内に閉じ込められ負傷する。崩落中のトンネル内に埋もれ捜索が難航するも、乗り込んだ千住ら即応対処部隊と喜多見、蔵前たちにより救助されERカーで処置を受け、一時心停止状態に陥るが一命を取り留める。
平野汐里
演 - 福室莉音
心臓移植のドナーを待つ患者。移植手術開始直前にトンネル崩落事故が発生し、運搬中の移植心臓が予定時間に到着しないトラブルに見舞われるが、保存リミットぎりぎりの心臓が徳丸と弦巻によってバイクで運搬され、一時心停止状態に陥るが無事移植手術が成功する。
汐里の両親
演 - 水野智則澤口夏奈子
移植予定の心臓がトンネル崩落事故で到着していないことを高輪から説明されるが「移植を逃すと娘は助からない」と高輪に移植手術の実施を涙ながらに懇願する。
高田憲明〈40〉
演 - 森本のぶ
移植ネットワークの医師。移植する心臓を搬送中にトンネル崩落事故に巻き込まれる。車外に出て負傷したため、レスキュー到着後すぐに救出された。
深沢
演 - 坂口和也
東京海浜病院の心臓移植手術チームの医師。
看護師
演 - Sawa
手術室看護師(オペナース)として、高輪執刀の手術で直接介助を行う。

第5話[編集]

立花彩乃〈39〉
演 - 河井青葉
東京海浜病院に妊娠高血圧症と子宮頸管長の短縮から帝王切開手術を控え入院していた妊婦。涼香が搬送する車椅子に乗せられ、天沼夕源、音羽とエレベーターに乗り合わせ、火災により緊急停止したエレベーターに閉じ込められる。エレベーター内で破水し、臍帯脱出により胎児が心肺停止で死亡する危機に直面するが、エレベーター内で音羽と喜多見により帝王切開手術を受け、音羽による懸命の心臓マッサージで取り上げられた胎児は心肺停止の状態を乗り越え、一命を取り留める。

第6話[編集]

冬木壮太
演 - 潤浩(第7話)
冬木治朗の息子。府中桜小3年。治朗が見栄を張りMERの副チーフと言ったことを信じ、周囲に父のことを自慢する。オリエンテーリング中に山中でスズメバチに襲われたことから登山道を離れ、避難の際に足を骨折した友人のために添え木を探しに出た先でスズメバチに刺されたショックでダウンする。過去に父親子共々スズメバチに刺されたことから次にハチに刺されるとハチ毒アレルギーで重篤な状態になる恐れがあったことから治朗が山中を懸命に捜索し、スズメバチに刺されながらも連れ戻され[注釈 2]、喜多見によりERカーに搬送され開頭手術による頭部減圧の処置、更にはERカーに戻ってきた弦巻たちに心膜開窓術の処置を受けたことで一命を取り留める。
冬木菜穂
演 - 小林音子(第7話)
冬木の妻。夫・治朗とは仕事のすれ違いで別居状態であったが彼のMERでの活躍は報道を通じ確認しており、壮太の遭難事件を契機に治朗に自宅に戻ってくるように連絡を取る。
和田一久
演 - 宇都宮太良
府中桜小3年。壮太の学友。遭難していたところにMERが救命に来たことを声を上げて喜ぶ。
大崎拓也
演 - 柳下晃河
府中桜小3年。壮太の学友。スズメバチに襲われ登山道を離れ山中で遭難する。
小島駿介
演 - 加藤瑛斗
府中桜小3年。壮太の学友。オリエンテーリング中にスズメバチに襲われ避難した際、足を骨折してしまう。
清水
演 - 久保田南美
府中桜小の壮太の担任。オリエンテーリング中にスズメバチに襲撃され、引率していた壮太たちが遭難してしまったことを冬木に謝罪する。

第7話[編集]

カルナ
演 - BREEZE
「谷中清掃」の外国人労働者。日本理科大の清掃員。テロリストから日本理科大の薬品庫にある有機リン系化合物を盗み出して現金と交換する取引を持ち掛けられるがそれを断る。後日、清掃会社でのテロで発生した神経ガスにより体調不良に陥るが、MERに介抱される。社長の谷中に威圧され黙らされていたが、兄のマルジ含む不法就労の外国人16人が爆発した建物内に取り残されていることをMERに打ち明ける。
マルジ
演 - ATRE
カルナの兄。16人の不法就労外国人の1人。日本理科大の清掃員。清掃会社で発生した神経ガス・爆弾テロの巻き添えに遭い、瓦礫の下敷きとなって右の肺が潰れてしまうが、後から到着したERカーでの緊急手術により一命を取り留める。その救急救命活動の際、指紋認証のセキュリティーを突破する目的で椿に人差し指の先端、指の腹の部分を切り取られている。
谷中
演 - 春海四方
清掃会社「谷中清掃」社長。16人の不法就労外国人を働かせていたことから、そのことを隠蔽するため、就労ビザをもつカルナが神経ガスで体調不良に陥った際も食中毒と言い張りMERを追い払おうとし、何度もカルナを威圧して黙らせていたが、カルナが爆発した建物内に神経ガスで苦しんでいる兄たちが取り残されていることをMERに打ち明けると、彼の顔を殴ったため音羽に取り押さえられる。カルナの告発を基に尋問されると「俺以外にも他の会社もやっている」と不法就労させていたことを認めるが、音羽に「不法就労を正当化する言い訳にならない」と切り捨てられ連行された。

第8話[編集]

西原真琴
演 - 黒田こらん[22]
八王子にある野沢病院の看護師長。停電による電源喪失で生命維持装置が使用できなくなった患者の処置を駆け付けたMERのメンバーと協力して対応する。
野沢
演 - 諏訪太朗
野沢病院の医院長。虫垂炎の葉月を手術していたが、術中に停電による電源喪失事故が発生し、手術の中断を余儀なくされ、手術室の自動ドアを開くことができなくなり外部への搬送もできなくなっていたところ、駆け付けた喜多見たちに救助される。患者の葉月をERカーに搬送中、停電で暗い病院内で転倒し頭部を負傷するが、看護師長の西原たちと取り残された患者の処置対応を行う。
関口葉月〈16〉
演 - 渡辺優奈
野沢病院に入院中の虫垂炎の患者。虫垂炎で開腹直後、電源喪失のため手術が中断してしまい虫垂破裂で汎発性腹膜炎を発症、敗血症性ショックの誘発で命の危機に瀕するが、ERカーに搬送され虫垂切除術と洗浄ドレナージ術の処置を受け、一命を取り留める。
関口泉美
演 - 今藤洋子
葉月の母。

第9話[編集]

アロンソ・カルロ・メンデス〈51〉
演 - INGO
駐日パルナ共和国大使。大使館の地下駐車場で自動車のエンジンメンテナンスをしている際に消火設備の故障で噴出した高濃度の二酸化炭素を多量に吸い込み倒れてしまう。その後、腹部大動脈瘤破裂による大量腹腔内出血を発症するが、自動車のバッテリーの火花に引火して消火設備が作動し、駐車場内に閉じ込められてしまい、救助に駆け付けた喜多見と千住に駐車場内のワゴン車の中でカテーテルによる止血処置を行われ、千住が身を挺して高濃度の二酸化酸素が充満する地下駐車場の作動した防火シャッターを解放した間に1本しかない酸素ボンベを装着された上で喜多見に担がれ屋外に連れ出され、レスキュー隊に救助される。
点検業者
演 - 林和義
大使館の消火設備を点検に来ていた業者のひとり。設備故障で噴出した高濃度の二酸化炭素を吸い込んでしまい倒れてしまう。

第10話[編集]

大杉円佳〈22〉
演 - 大幡しえり
関東医科大学の医学部4年生。椿が大学内に仕掛けた爆弾に被爆し負傷、大量腹腔内出血と左の大量血胸による重度の出血性ショックで心停止となる。第二の爆発が起こるかも知れない中、公安によりテロリストの内通者を確保するため外部から施錠されて逃げ出せなかったが、懸命に命を救おうとする様子がライブ配信されたことで喜多見のテロリストの嫌疑が晴れ施錠を解除され、後から現場に駆け付けたMERのメンバーたちにERカーに搬送され、アドレナリンを投与されて息を吹き返す。感染症の流行のために仕送りがなくなりバイトもできなくなり、退学を決めた時にSNSで知り合った椿に懐柔され、椿の内通者となる。椿に対して、救命に現れた喜多見の様子を逐一スマホを使い報告していた。
中里
演 -
関東医科大学講師。椿が大学構内に仕掛けた爆弾に被爆し、頭部と胸部の外傷で意識障害とショック状態となる。
関東医科大学の医学生たち
演 - 樫尾篤紀、黒木ひかり岡田龍太郎増田朋弥岡田愛小平大智、池田匡志
関東医科大学の医学部4年生。SNSの情報で救命に駆け付けた喜多見のことをテロリストとみなして準備室に医療器具を調達に出た際に彼を室内に監禁するが、音羽に講師の中里の命を救うには喜多見の協力が必要であることを叱責され、喜多見の監禁を解いた後はMERの救命活動や中里と大杉たちを校舎の外に搬送することに協力する。
演 - 三浦誠己(最終話)
警視庁公安部外事第四課 理事官。月島の右腕的存在で、本部にいる月島に代わり関東医科大学で発生した爆破事件で捜査の現場指揮を執る。椿の捜査のために渡米した過去がある。
当初は月島同様、喜多見をテロ容疑者と見なしていたが、現場で通信傍受した喜多見の言動と学生たちの反応に触れ負傷者の救出に手を貸すことを決心する。
「国民の命を守ること」を自身の職分と捉えており、涼香の死亡が確認された直後には怒りを露にし、椿の日本国内でのアジト割り出しに全力を挙げるよう捜査員に指示する。
三好
演 - 内村遥(最終話)
公安部の刑事。南の部下。
病院長
演 - 藤田宗久
東京海浜病院 院長。喜多見にテロリストの嫌疑がかかり、世間から問題視されたことから、MERの解散か存続が最終審査会で結論が出るまで、MERの活動を休止できないかと喜多見に迫る。
副院長
演 - 小野塚老
東京海浜病院 副院長。喜多見にテロリストの嫌疑がかかり、病院の前にマスコミが集まり、批判の電話やメールも相次いで事務職員が対応に苦慮する状況で、このままでは患者にも迷惑がかかると喜多見に苦言を呈する。

最終話[編集]

大橋
演 - 桜井聖
天沼夕源の秘書。MERの最終審査会には天沼の息のかかった記者たちを入れ、その場で喜多見とLP9の関係を証言し、世間の怒りを天沼の闇献金疑惑から喜多見に向けさせれば、天沼が将来の医政局長の座を約束すると言っていたと、音羽を懐柔しようとする。
宮坂宏樹
演 - 大塚ヒロタ
厚生労働省 大臣官房秘書課の役人。都内で発生した爆弾テロの現場に多数の職員を率いて現れ、MER解体が決定したことを理由に、爆弾テロの負傷男性をERカーで処置させず近隣病院に搬送するよう指示を出し音羽と押し問答になるが、白金本人が危機管理対策室からMERを認可したことからERカーでの処置を認める。
公安刑事
演 - 黒岩司[23]

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

放送回 放送日 サブタイトル[27] ラテ欄[28] 演出 視聴率[29]
第1話 7月04日 待っていては救えない命がある 走る手術室!! 全ての命を守るため…
危険に挑む救命チーム誕生
松木彩 14.1%
第2話 7月11日 若き研修医が挑む『命を背負う責任』 医者なら全力で命を救え!
研修医の試練
14.3%
第3話 7月18日 立てこもり事件…
人質の少女を救え!
立てこもり事件発生
病の人質少女を救え
平野俊一 14.4%
第4話 7月25日 トンネル崩落!
移植手術へ命のタイムリミット
トンネル崩落!
心臓移植へ命のリレー!
10.1%
第5話 8月01日 妊婦に迫る炎!
絶体絶命の密室で母子の命を救え
エレベーター火災!
決死のオペで閉じ込められた妊婦を救え!
松木彩 10.8%
第6話 8月08日 小学生が山で謎の大量失踪
親子の絆を救え
山中で謎の失踪事件
メンバーに命の危機
絆を引き裂く亀裂!
大内舞子 08.4%
第7話 8月15日 新たな敵は警察
追い込まれた弱者を救え!
新たな敵は巨大警察組織
謎の爆破予告から弱き人々を救え!
平野俊一 15.0%
第8話 8月22日 暴かれた禁断の過去!
仲間との絆に、終焉
医療機器が全停止!
危機に臨むチームの絆を裂く禁断の過去
松木彩 14.5%
第9話 8月29日 大使館で事故!
突入すれば国際問題 究極の選択
大使館で命の危機!
突入すれば国際問題 迫られる究極の選択
泉正英 15.0%
第10話 9月05日 最終章前編 ついに死者が?
誰よりも守りたい人
最終章 非情テロで遂に死者が
誰よりも守りたい人
平野俊一 13.5%
最終話 9月12日 伝説に消えた勇者たち
MER最後の戦い
東京が燃え落ちる
絶体絶命 ピンチに響く最後の言葉
松木彩 19.5%
平均視聴率 13.6%(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
  • 初回は21時 - 22時19分の25分拡大放送。
  • 第2話、最終話は21時 - 22時9分の15分拡大放送。
  • 第5話は『東京オリンピック 体操 種目別決勝』中継の放送延長(16時30分 - 20時25分)に伴い25分繰り下げ、21時25分 - 22時19分に放送。

その他[編集]

  • 東京都を舞台とすることにちなんで、登場人物(ベトナム人看護師ホアンを除く)の苗字には黒岩勉が選定した都内の地名が用いられている[30]
  • 厚生労働大臣・白金眞理子を演じた渡辺真起子は放送終了後、自身のInstagramで「アタイ、お医者のウチの孫なんです」と親族に医師がいることを公表し、医療従事者の日々の過酷な役割に対し感謝の言葉を述べている[31][32]
  • ウォルト・ディズニー・ジャパンは本作品を2021年10月27日から傘下の動画配信サービスであるDisney+のスターにて世界配信することでTBSテレビと合意したことを同年9月29日に発表した。日本のドラマがDisney+にて配信されるのは本作が初めてとなる[33][34]

受賞歴[編集]

  • 第109回ドラマアカデミー賞[35]
    • 最優秀賞作品賞
    • 主演男優賞:鈴木亮平
    • 助演男優賞:賀来賢人
    • 助演女優賞:菜々緒
    • 監督賞:松木彩、平野俊一、大内舞子、泉正英

スピンオフドラマ[編集]

TOKYO MER〜走らない緊急救命室〜』(トウキョウ エムイーアール はしらないきんきゅうきゅうめいしつ)のタイトルで、動画配信サービスParaviにて2021年6月27日の23時09分からEpisode0が配信された[36]。主演は中条あやみ[36]。TOKYO MERメンバーたちの意外な関係性を脱力感満載に、誰も「走らない」現場を描くコメディ作品[36]。以降、毎週本編の放送直後に配信。Episode0は 「TOKYO MERチーム」誕生の前日譚で、本編で活躍するERカーに関する話が展開された[36]。Episode0を含めて全7話。

キャスト(スピンオフドラマ)[編集]

  • 弦巻比奈 - 中条あやみ
  • 深沢陽斗 - 佐藤寛太[37]
  • 冬木治朗 - 小手伸也(Episode1、5)
  • ホアン・ラン・ミン - フォンチー(Episode3、4)
  • 徳丸元一 - 佐野勇斗(Episode4)

スタッフ(スピンオフドラマ)[編集]

  • 脚本 - 柳しゅうへい、酒井義文我人祥太、鈴木悟史
  • 演出 - 有川崇(アルファ・グリッド
  • プロデュース - 武藤淳、八木亜未(大映テレビ)、朝倉千代子(アルファ・グリッド)
  • 制作協力 - アルファ・グリッド
  • 製作著作 - TBS

配信日程(スピンオフドラマ)[編集]

各話 配信日 サブタイトル[38] 脚本
Episode0 6月27日 TOKYO MER誕生前夜 我人祥太
Episode1 7月04日 違うんです!! 鈴木悟史
Episode2 7月25日 いる、いらない 酒井義文
Episode3 8月01日 仮眠 鈴木悟史
Episode4 8月15日 なんでもいい 柳しゅうへい
Episode5 8月29日 絶対に開けるな! 酒井義文
Final Episode 9月12日 恋バナ 柳しゅうへい
酒井義文
我人祥太
鈴木悟史
  • 8月22日・9月5日は新作の配信休止(かわりに中条あやみと佐藤寛太のトークが配信された)。

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 椿が野戦病院を去る際、喜多見が椿に渡した消毒液を入れた水筒。
  2. ^ 治朗は喜多見が持参したアドレナリンを注射され事なきを得ている。

出典[編集]

  1. ^ 【公式】TOKYO MER 走る緊急救命室-TBS日曜劇場- [@tokyo_mer_tbs] (2021年8月1日). "📌お知らせ📌 オリンピック中継延長のため、第5話の放送は21時25分スタートに変更になります。 お間違えのないように😌 よろしくお願いします!! #tokyomer" (ツイート). Twitterより2021年8月1日閲覧
  2. ^ a b c 鈴木亮平、満を持して“日曜劇場初主演” 救命救急医を熱演「医療従事者へのエールになれば」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年4月30日). 2021年4月30日閲覧。
  3. ^ a b 出演情報「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS)”. jobbykids. 株式会社 ジョビィキッズ. 2021年7月5日閲覧。
  4. ^ “第8話TOKYOMER喜多見幸太氏に関する報告書より” 
  5. ^ 賀来賢人、医師役に初挑戦 鈴木亮平主演ドラマで“異色の役柄”を演じる”. マイナビニュース. 株式会社マイナビ (2021年5月6日). 2021年5月6日閲覧。
  6. ^ 『TOKYO MER』音羽は敵か味方か 賀来賢人、保身と良心に揺れ動く芝居の妙”. リアルサウンド (2021年8月2日). 2021年9月12日閲覧。
  7. ^ “中条あやみ、研修医役で日曜劇場「TOKYO MER」に出演”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年5月12日). https://natalie.mu/eiga/news/427807 2021年5月12日閲覧。 
  8. ^ 『TOKYOMER』キャスト・出演者一覧、相関図/『TOKYOMER~走る緊急救命室~』【2021年7月期放送】”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年7月9日). 2021年7月19日閲覧。
  9. ^ a b c d e f 鈴木亮平主演『TOKYOMER』石田ゆり子、菜々緒、仲里依紗ら豪華キャストが決定”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年5月19日). 2021年5月19日閲覧。
  10. ^ a b 佐野勇人、2クール連続の日曜劇場出演!「TOKYO MER」で医療機器のスペシャリストに”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2021年5月19日). 2021年5月19日閲覧。
  11. ^ a b c d e CAST&STAFF/キャスト・スタッフ”. 『TOKYO MER~走る緊急救命室~』公式サイト. TBSテレビ. 2021年5月31日閲覧。
  12. ^ 工藤美桜が連ドラ「TOKYO MER」出演、東京都・危機管理対策室の職員に(コメントあり)”. 映画ナタリー. ナターシャ (2021年6月21日). 2021年6月21日閲覧。
  13. ^ "猪塚健太が日曜劇場「TOKYO MER」に出演、救命チームのサポート役に". 映画ナタリー. ナターシャ. 24 June 2021. 2021年6月24日閲覧
  14. ^ 「TOKYO MER」次回 桂文珍がゲスト出演!大物政治家役 “音羽”賀来賢人と密室に…絶体絶命? - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex (2021年7月25日). 2021年7月31日閲覧。
  15. ^ 桂文珍、TBS日曜劇場で“傲慢な与党幹事長”役「最低のおっさんですわ(笑)」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年7月31日). 2021年7月31日閲覧。
  16. ^ “「TOKYO MER」新章突入、稲森いずみがキーパーソンの公安刑事役で出演”. 映画ナタリー (株式会社ナターシャ). (2021年8月8日). https://natalie.mu/eiga/news/440050 2021年8月12日閲覧。 
  17. ^ 第7話経歴書より。
  18. ^ a b 佐藤栞里、TBS日曜劇場で“連ドラ初挑戦” 現場スタッフが絶賛「癒やされる」「正直驚いた」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年6月12日). 2021年6月12日閲覧。
  19. ^ a b クラージュキッズ [@courage_kids1] (2021年7月4日). "本日、7月4日(日)夜9時〜TBS 日曜劇場「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」第1話に田中侑亜が涼香役森田拳が小学生役で出演します✨是非、ご覧下さい" (ツイート). Twitterより2021年7月5日閲覧
  20. ^ 城田優、日曜劇場『TOKYOMER』に初出演 “世界的テロ組織のメンバー”を怪演”. ORICON NEWS. 2021年8月15日閲覧。
  21. ^ a b c “「TOKYO MER」菜々緒&山田純大にネット涙 第3話も大掛かりロケ「映画1本のボリューム感」”. Sponichi Annex (株式会社スポーツニッポン新聞社). (2021年7月18日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/07/18/kiji/20210718s00041000491000c.html 2021年7月18日閲覧。 
  22. ^ Joinus entertainment | ジョイナス エンターテインメント” (日本語). 2021年8月22日閲覧。
  23. ^ 『.【出演情報です!!】TBS 日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」...』” (日本語). 黒岩司のブログ. 2021年9月19日閲覧。
  24. ^ “「アカリ」シングルCDリリース決定”. greeeen/news (UNIVERSAL MUSIC JAPAN). (2021年7月26日). https://www.universal-music.co.jp/greeeen/news/2021-07-26-2/ 2021年9月6日閲覧。 
  25. ^ GReeeeN、今夜スタートのTBSドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」主題歌を担当(コメントあり)”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年7月4日). 2021年7月4日閲覧。
  26. ^ a b c d e f g h 監修・指導協力”. 日曜劇場『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』公式サイト. TBSテレビ. 2021年7月4日閲覧。
  27. ^ TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 - Paravi
  28. ^ 該当各日 『毎日新聞』 テレビ欄。
  29. ^ "鈴木亮平主演「TOKYO MER」最終回世帯視聴率は番組最高19.5%で有終の美". スポーツ報知. 報知新聞社. 13 September 2021. 2021年9月13日閲覧
  30. ^ 「TOKYO MER」主要キャラの名字は東京の地名!脚本・黒岩勉氏が選定“夏梅”菜々緒は下町住み?”. スポーツニッポン新聞社 (2021年7月18日). 2021年7月18日閲覧。
  31. ^ 渡辺真起子Instagramの投稿
  32. ^ TOKYO MERやっぱり味方だった白金大臣 演じた渡辺真起子は医者の娘【ネタバレ】
  33. ^ ディズニープラス、TBSと作品配信について合意し 新ブランド「スター」に初めて日本のドラマが登場”. ディズニー公式 (2021年9月29日). 2021年10月1日閲覧。
  34. ^ 「TOKYO MER」日本ドラマ初 ディズニーが世界配信!鈴木亮平も喜び TBSと作品配信で合意”. スポーツニッポン (2021年9月29日). 2021年9月29日閲覧。
  35. ^ 第109回ドラマアカデミー賞”. ザテレビジョンドラマアカデミー賞. ザテレビジョン. 2021年11月17日閲覧。
  36. ^ a b c d 中条あやみ、新日曜劇場『TOKYOMER』Paraviオリジナルストーリーで主演 “走らない現場”描く「本編と違いすぎて大丈夫かな?」”. ORICON NEWS. oricon ME (2021年6月27日). 2021年6月27日閲覧。
  37. ^ 中条あやみ×佐藤寛太「TOKYO MER」の“走らない”スピンオフが配信決定”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年6月27日). 2021年6月28日閲覧。
  38. ^ TOKYO MER~走らない緊急救命室~ - Paravi

外部リンク[編集]

TBS系 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
ドラゴン桜(第2シリーズ)
(2021年4月25日 - 6月27日)
TOKYO MER
〜走る緊急救命室〜
(2021年7月4日 - 9月12日)
日本沈没-希望のひと-
(2021年10月10日 - 12月予定)