家なき子 (1994年のテレビドラマ)

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家なき子』(いえなきこ)は、1994年1995年日本テレビ土曜グランド劇場で制作・放送されたテレビドラマ。主演は安達祐実。また、ドラマのヒットを受けて1994年12月17日には劇場版が公開されている(後節参照)。

概要[編集]

家庭内暴力を受けている小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく様を描いた物語。

当時12歳だった安達祐実の出世作としても知られている。特に「同情するなら金をくれ!」という劇中の台詞が新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームとなった。また、菅井きんの強烈でインパクトのある役も話題になった。シリーズ第1作は平均視聴率24.7%、最高視聴率37.2%(最終話)を記録する大ヒットとなり、さらにシリーズ第2作も引き続き人気を保ち平均視聴率22.5%、最高視聴率31.5%(最終話)を記録している関東地区ビデオリサーチ社調べ)

テレビ版シリーズ2作と劇場版が製作されており(シリーズ第1作→劇場版→シリーズ第2作の順)、3部作構成となっていた。初期こそ、エクトール・アンリ・マロ児童文学作品『家なき子』へのオマージュがあったが、シリーズ第2作ではサスペンスサイコスリラー教育問題などオリジナル路線を強めていった。

なお、本作は前述の児童文学作品および、1974年10月1日1975年3月25日(火曜19:00 - 19:30、JST)にTBS系列で放送されていた坂口良子主演の同名のテレビドラマと直接の関係はなく、内容も別物である。

家なき子[編集]

家なき子
ジャンル テレビドラマ
放送時間 土曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1994年4月16日 - 7月2日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
企画 野島伸司
演出 細野英延
萩原孝昭
脚本 高月真哉
いとう斗士八
出演者 安達祐実
エンディング 中島みゆき空と君のあいだに
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1994年4月16日から7月2日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ

あらすじ[編集]

酒浸りで暴力的な養父、重病で入院中の実母。そして貧しい暮らしを理由に、同級生たちから冷たい視線を浴びせられる日々を送っていた相沢すずは、歩み寄ろうとする担任教師の片島智之に反発。同時に母の手術費用を捻出するため、盗みなどに手を染めていく。ある日、一時帰宅をした母に暴力を振るった養父を殺害しようと、自宅アパートに放火するという事件を起こす。以降、すずは波瀾に満ちた人生を歩みながらも、不遇な現実に立ち向かっていく。

登場人物[編集]

相沢家[編集]

相沢 すず(あいざわ すず)〈12〉
演 - 安達祐実
1982年5月生まれ。川崎市内の公立小学校6年生。養父の悟志による家庭内暴力および児童虐待が横行する貧しい家庭で育ったが、母である陽子への愛情は本物。考え方が大人びており、人の卑しい本性を見抜く鋭い観察眼を持ち合わせている。金や名誉にしがみ付く汚い大人に対しては容赦ない態度を取る反面、母や医師など心を開いた人に対しては小学生らしく甘える場面も見られる。病身の母のため、盗みや悟志の殺害などを企てるが、さまざまな出会いと体験を経て、次第に成長してゆく。優れた絵画の才能は父から、特殊な血液型は母から受け継いでいる。服装は常にオーバーオールを着ており(一度だけデニムのスカートだった事がある)、首からガマ口の財布(中身はお金や裁縫セットが入っている)を下げている。母・陽子は死亡。実父と知った悟志(死亡はしていない)も、信頼していた片島も喪うが、リュウと共に強く生きていく決意をした。
相沢 悟志(あいざわ さとし)〈37〉
演 - 内藤剛志
戸籍上ではすずの養父だが、実は血の繋がった父親。美術的才能を持つが、その類稀な才能を怖れた画壇の陰謀によって画家の道を閉ざされて以来、粗暴かつ狡猾な性格に変貌し、飲んだくれの日々を送るようになる。自分を一度捨てた陽子に復讐すべく、改心したように見せかけて再婚後、陽子を昼夜働かせてヒモ生活を送るが、愛情は失っておらず、終盤では悩んだり、陽子の体調を気遣う場面も見られる。すずを敵視し、彼女に執拗な虐待を行っていたため互いに犬猿の仲。ただ、すずが没後の陽子の肖像画を描いているときには的確なアドバイスを送る等で、おたがい絵をこよなく愛するものとして見守っていた。火災後に別居してからも敵対関係は続いていたが、今際の陽子から真意を聞かされたことで荒んだ生活から足を洗い、すずの父親として再出発を図る。だがその矢先、それまで父が起こした殺人事件を元に強請りをかけていた片島に刺される。
相沢 陽子(あいざわ ようこ)〈37〉
演 - 田中好子
すずの母で悟志の妻。悟志とはかつて恋人同士だったが、DVを受けるようになったことから、妊娠を告げずに逃亡。その直後に別の男性と結婚(すずの戸籍上の父となるが、詳細は不明)。すずの出産を経て、悟志と再婚。悟志の元を去った罪滅ぼしから昼夜を問わず働き詰めた末、重度の心臓病を患う。経済的な理由に加え、ボンベイプラスと呼ばれる特殊な血液型であることから手術に踏み切れずにいた。すずや悟志に対しての愛情は深いものの、真実を告げるのを先延ばししていた為、両者の仲をより険悪な関係にしてしまってもいた。黒崎の手術により一旦、快方へ向かうが、交通事故で負傷したすずを救うために自身の血を輸血したことが元で亡くなってしまう。死の直前、リュウに真実を書いた手紙を託しており、すずはのちに、その手紙を読んで悟志が実の父親であったことを知る。
リュウ
演 - ピュンピュン(
帰宅途中のすずと出会って以来、常について回るようになり、次第に信頼関係を深めてゆく。すずがピンチになっているときには突如救出にやってきたり、彼女が刑務所に入ることになってもそこに入ってくるほどで、彼女のいる場所を常に把握しているほどのすずに対して高い忠誠心を持っていた。園田家にいた頃、保健所に送られた事もあるが、のちに片島に救出され、予防接種を受けた上ですずの元へ帰還。リュウという名の由来は「すずの父親が辰年生まれだったことから、男の子が生まれたら“リュウ”と名付けるつもりだった」と陽子が教えたことから。

片島家[編集]

片島 智之(かたしま ともゆき)〈25〉
演 - 保坂尚輝
すずの担任教師で、出生名は「倉田智之」。小学生の頃、父親が事業失敗を苦にして妻(智之の母親)を殺害の末に逮捕された為、親戚をたらい回しの末、片島家の養子となり改姓したという過去を持つ。不幸な境遇や美術的才能などの共通点からすずにシンパシーを感じ、何かと力になる。一方、父親が殺人犯であることを知った悟志から度重なる脅迫を受けながら、次第に悟志からの誘惑と罠に溺れていく。絵を介して岡崎章子と知り合い交際。途中で彼女が、日本有数の一大コンツェルンである「OSエンタープライズ」の後継者と知ることになる。若くて容姿端麗[1]な事もあり、京子&真弓母子らに好意を抱かれるほか、章子の母の玲子とも関係を持ってしまう。
純朴で正義感の強い青年で、次第にすずも心を開いて行ったが、章子の持つ背後関係、そして浮上した後継者問題もあり、教職を退職し結婚に伴い、社長就任。父親が手に出来なかった富と地位を手に入れたことから金の魔力に取り付かれ、周囲を簡単に裏切る人間へと変化。すずを利用して悟志殺しの罪を着せた上、すず殺害を目論むも失敗。結婚披露宴会場屋上で悟志を殺したことを章子に知られてしまい、章子からテープレコーダーを取り上げようとするが、リュウに阻まれた際に屋上から転落死した。死に際に心の中に浮かべたのは、亡き両親との平穏な日々を取り戻したいという思いであった。
倉田幸助
演 - 鶴田忍
智之の父(2に登場する倉田智浩の父でもある)。実業家だったが、経営破綻・資金繰りに悩み、口論の末に妻を殺害。一家心中を図ろうとするが失敗し逮捕(この頃、智浩は家を出て自立していたとみられる)。服役中に重病を患い、警察病院へ入院。死亡直前に智之の所在と変更後の姓を口走ったのを、居合わせた悟志に聞かれ、悟志が智之を強請るきっかけを作ってしまう。

OSエンタープライズ[編集]

岡崎 章子(おかざき しょうこ)〈24〉
演 - 水野真紀
大企業「OSエンタープライズ」の社長のひとり娘(父親に関しては明言されていない)。母親とは対照的に無垢で明るく、愛情深い性格。街頭で似顔絵師をしていたところを片島と知り合い、素性などを隠した状態で交際を開始。一時は次第に荒れて行く片島の生活に絶望して彼の元を去るが、母に勧められた縁談の席に押し掛けた片島の暴露で縁りを戻す。その後、母が急死した事により、後継者問題に直面。富を手にしたことで変わり行く片島を目の当たりにしながらも彼を信じ続けたが、最後は全て裏切られた。
岡崎 玲子(おかざき れいこ)〈50〉
演 - 新藤恵美
章子の母で「OSエンタープライズ」の総帥(登場時、独身だった様子)。やや腹黒い面があり、悪辣な印象だが、実業家としてのプライドが高く、やり手で知られる。金の無心を「男絡み」と見破り、気に掛けるなど章子に対して母親としての愛情は持ち合わせているものの、娘の恋人と知らずに片島と肉体関係を持ち、逆援助交際となった事を理由に章子と片島の交際を執拗に反対。その一環として悟志とともに当たり屋行為を謀ったが、実際は悟志の策謀に利用されていた。後に章子と口論の末、階段から転落死。
秘書
演 - 小野武彦
OSエンタープライズ社長秘書。新社長となった片島の腹心として彼をサポートするが、後に危険分子扱いされ、会社を追われる。

医療関係者[編集]

黒崎 和彦(くろさき かずひこ)
演 - 京本政樹
天涯孤独な生い立ちを持つ天才外科医。人体実験まがいの違法手術や法外な謝礼要求などが原因で、過去に医師免許を剥奪されている。ニヒリストを気取り、他者の慈悲や信仰に救いを求めようとする人間を徹底的に蔑視しているが、それは人間個々が、本来持ち合わせる可能性の素晴らしさを強く信じているためであり、闇医療で稼いだ金を自らの育った児童養護施設に寄付するなど優しい一面もある。すずの依頼で陽子の手術を執刀後、「経過を見届けない」事を理由に謝礼を受け取らず、オーストラリアへ旅立つ。
永井 秀雄(ながい ひでお)
演 - 塚本信夫
陽子の主治医。心臓外科の権威でありながら誠実かつ思慮深い良識者で、貧しいすず親子に対しても深い理解を寄せる。すずが支払う医療費を彼女の将来の為にと、密かに貯金箱に入れている場面も見られる。黒崎とは旧知の仲であり、陽子の死後も、主にすずと黒崎との間を繋ぐパイプ役としてシリーズに深く関わっていく。
ナース
演 - 古畑京子大森映美
陽子の担当ナース。永井と同様、すず親子に対して親身に接する。

園田家[編集]

園田 真弓(そのだ まゆみ)〈12〉
演 - 西田彩香
園田家の長女で、すずとは従姉妹同士でもあり同級生(1982年5月頃生まれとみられる)。性格は母の京子と似た面があり、大人の前では優等生ぶってはいるが、すずへの軽蔑心、片島への淡い恋心[2]などから、子分と共に、便所に落とした握り飯をすずに無理やり食べさせるなど、すずに暴力を振るう。この為、同級生らには本性を知られている。家では母から溺愛を受ける兄に対して嫉妬を覚え、母にすずの中傷を吹き込んでいた。
園田 公昭(そのだ きみあき)
演 - 篠原俊晴
園田家の長男で、すずとはいとこ同士となる。中学生に該当する年齢だが、小学校入学直後に事故に遭い下半身不随・車椅子生活となってからは、母の京子によって監禁のような状態で家に閉じ込められ、学校へ通う事はなかった[3]。外の世界を殆ど知らずに育ったが、心優しい性格の少年で、すずに心を開き、「外出させて欲しい」と依頼。しかし追って来た京子に自立を宣言した直後に誤って崖から転落死。
園田 京子(そのだ きょうこ)〈40〉
演 - 小柳ルミ子
すずの外縁の伯母。経済的困窮などもあり、すずを疎んだり[4]、やる気のない和夫を「役に立たない」等、罵倒していた(ただし工場経営は、和夫以上の努力をしている上、子供達からも母親として認められている)。片島に色目を使い、豪華な弁当を作り、真弓に届けさせるなどを始め、好色家である事を理由に、すずから「お色気ばばあ」と嘲笑される。同時に息子の公昭を溺愛。娘に「兄ほど愛されてない」と嫉妬させてしまう[5]。公昭の死にショックを受け逆上。すずを刺殺しようとした事もある。のちにすずの怒りを買い、第4話の学芸会のステージ上でこれまで関係した男との写真をばらまかれ、同時に悪事が発覚し警察へ連行。その後、和夫と離婚し真弓を連れて実家に帰省。
園田 和夫(そのだ かずお)〈42〉
演 - 小倉一郎
陽子の実兄であり園田家の主。自宅で缶製造の工場を経営するが、やる気は全く見られず、たびたび京子から罵倒を受けている。すずを思いやる優しい伯父に見えたが、実は様々な問題を持ち込む(重病・悟志との結婚によるトラブル・経済的事情等)陽子を疎んでいて、事故に見せかけて殺害し、保険金を受け取り、罪を京子に着せて愛人と駆け落ちする計画を立てていた。のちにすずの罠にはまり、学芸会のステージ上で京子と大喧嘩を展開した他、陽子への殺人計画を口走った。この時にすずの陰謀と同級生らの手違いでマイクの音源が入っていた為、話の内容すべてを学校関係者に聞かれてしまう。同時にすずの仕組んだ下着泥棒の罪を着せられ警察に連行される。その直後に離婚(この時、自分を逮捕に来た警官の一人が京子と不倫していた事を知る)。のちに「友人の仕事を手伝うために地方へ引っ越す」「すずの世話が出来なくなってしまった」と電話で陽子に伝えた。

窃盗団[編集]

田畑 光江(たばた みつえ)〈65〉
演 - 菅井きん
窃盗団の元締め。悟志の債権者であり、借金の棒引きの代わりにすずの身を買い取った。愛称「ババア」。すずにスリ売春[6]を強要し、時には暴力を振るうなど冷徹な性格だが、全ては「貧乏人は他人を踏み台にしても稼ぐ以外にない」という独自の信念ゆえの行動であり、陰では稼いだ金を身寄りのない窃盗団の子どもたちの巣立ちのために貯金していた。[7]
美辞麗句を嫌う徹底した現実主義者で、「踏まれてもたくましく生え続ける雑草になれ!」という言葉を残し、後のすずの前途に大きな影響を与えた人物。その身体は病に侵されており、陽子の手術費用を捻出するために計画した私立小学校への窃盗未遂(窃盗中に吐血)で逮捕後、翌冬に獄死した事実が『2』にて圭太の口から語られている。
演じる菅井きんの当たり役の1つ。
圭太(けいた)
演 - 松田勝(現・松田優
窃盗団のメンバーであり、光江の用心棒的な存在。愛称「圭太兄(けいたにい)」。寡黙で威圧的な形相だが心は優しく、次第にすずの理解者となってゆく。窃盗事件の直後、警察署の前で私立小学校の校長の言動に激怒し、この校長を殴打すると共に、窃盗の手引きをしたと自供。光江と共に逮捕される。
奈美(なみ)
演 - 濱田万葉
窃盗団のメンバー。愛称「奈美姉(なみねえ)」。蓮っ葉で柄は悪いが、根は優しく、中学生の頃に先生から聞かされた「神様は平等に幸せをくれる」という言葉を信じている。普段はホステスをしていて、そこで指名客だった浅野の子を妊娠。甘い言葉を掛けられた事から結婚を夢見るが、彼から捨てられた直後に流産。しかしすずの前で「自分にも差別心があったのかもしれない」と己を省みた。
シゲ
演 - 西川義郎
窃盗団のメンバー。愛称「シゲ兄(しげにい)」。長身で長髪。仲間への思いやりは強いが直情的で血の気が多く、光江に対しても反感を抱いている[8]。光江が金庫の鍵を開けている最中に自分勝手に動いた事が元で警報ベルが鳴り、失敗を招いてしまった。

浅野家[編集]

浅野 雅彦(あさの まさひこ)
演 - 真野圭一
エリートサラリーマンであると同時に、大手インテリアショップの跡取り息子。奈美の勤務する店の常連客で彼女と交際していたが、妊娠を知って狼狽。政略結婚の邪魔だと突き飛ばし、流産させてしまう。見合いの席に乗り込んで来た窃盗団一味に悪態をつくも、すずから呪詛を込めた罵倒を受ける。
浅野 朋枝(あさの ともえ)
演 - 茅島成美
雅彦の母で実業家。自分の犬に迫ったとして、リュウに暴行を加え負傷させる。のちに窃盗団一味と、すずから仕返しを受ける。

大坪家[編集]

大坪 英二(おおつぼ えいじ)〈54〉
演 - 細川俊之
莫大な資産とニヒルな印象を持つ画商兼美術評論家。美術的才能と亡き娘(ユカリ)[9]の面影を見出し、すずを弟子として自宅に迎え入れる。一方で異常なまでの耽美主義者であり、すずとユカリを重ね合わせる余り、徐々に倒錯性を露わにしていき、ついにはすずを監禁。[10]乗り込んで来た純と対立した直後、使用人の鶴子に刺されて窓から転落し死亡する。批評家としての審美眼は優れているが金に汚く、過去に金のために悟志の絵を酷評し、彼の人生を狂わせるきっかけを作っている。
一条 鶴子(いちじょう つるこ)〈34〉
演 - 深浦加奈子
大坪家の住み込み使用人兼運転手。密かに主人である大坪を想い、嫉妬心からすずに陰湿な虐待を繰り返す。最後は大坪に解雇されたショックから錯乱し、大坪を刺し、窓から一緒に転落死する。2に登場する一条家とは無関係。

滝川家[編集]

滝川 純(たきがわ じゅん)
演 - 篠原俊晴
父と二人暮らしの中学生。病身の父に代わりおでんの屋台を引いて生計を立てていた。リュウが公昭と見間違えた事をきっかけに、すずと親しくなり、大坪から救い出したり、父に「(すずを)嫁にしたらどうだ」とからかわれて照れていたこともある。父の死後、アパートの大家から立ち退きを迫られて困惑。同時に再会した母に対して、一度は反発するも、すずの演技と後押しもあり、母と和解。渡米することになる。
純の父親
演 - 森川正太
妻のますみに逃げられてからは純と一緒に暮らしていたが、病気(糖尿病)を患い、貧しかった為に治療を受けられず、自宅で寝たきりに近い状態になっていた。純の行く末を心配し、ますみに手紙を出した直後に急死してしまう。心優しい性格ですずの来訪を喜んでいた。
滝川 ますみ(たきがわ ますみ)
演 - 久我美智子
純の母親。諸事情から夫と息子を捨てるような形で渡米していたが、純に関しての手紙が届いたことから帰国。純に謝罪し同居を申し出る。明るい印象で、すずに対して純が世話になったと礼を言う。純と共に再び出国。資産家と再婚しているとみられる。

その他[編集]

警官A
演 - 斉藤洋介
老人ホームで窃盗を働いたすずを取り調べたが、逆に罠に嵌められる。
警官B
演 - 中西良太
靴磨きをしていたすずを補導した。
靴磨き屋
演 - 石倉三郎
すずに靴磨きを伝授。
日向 有紀子(ひゅうが ゆきこ)
演 - 河野景子
美大助教授。街頭で似顔絵描きをしていたすずの才能に注目する。のちに悟志を刺した罪で少年院に入所したすずを面会に訪れ、「あなたは誰かを庇っているのではないか」と疑念を投げ掛ける。
銀行員
演 - 彦摩呂
園田家を来訪。京子に対して担保の引き渡しを要求するが、色仕掛けで迫られて困惑する(担保に入っていた家は和夫らの逮捕後、競売に掛けられたことが5話で描かれている)。

小学校[編集]

中山 史彦(なかやま ふみひこ)
演 - 米山善吉
片島と同じ6年担当教諭で真弓の担任。片島には良き先輩としてフレンドリーに接するが、仕事に対してはいささか無責任な言動も目立つ。

6年2組生徒[編集]

  • 上村裕樹
  • 蝦名隆広
  • 大野紀人
  • 荻野純一
  • 金子勝
  • 栗田鉄平
  • 清水秀樹
  • 車完洸
  • 杉肉竜太
  • 中崎達也
  • 永本貴大
  • 平尾淳
  • 米井文教
  • 青木夏海
  • 石毛さや
  • 大野愛
  • 川尻幹子
  • 桑原真代
  • 小林愛
  • 酒井麻由美
  • 仙台エリ
  • 滝本有美
  • 成本玲子
  • 萩生雅弓
  • 星野結佳里
  • 宮島育美
  • 藁科みき

主題歌[編集]

放送日程・データ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率[11]
第1話 1994年4月16日 盗み嘘泣き放火! 少女とノラ犬の愛の旅路!! 17.1%
第2話 1994年4月23日 悪魔の誕生日! 継母のいじめ!! 19.6%
第3話 1994年4月30日 禁断の初恋! 車椅子の美少年!! 22.0%
第4話 1994年5月07日 シンデレラの復讐! 目には目を 21.0%
第5話 1994年5月14日 涙の約束! 強欲スリ老婆の罠! 22.3%
第6話 1994年5月21日 ああ無情! ノラ犬の大悲恋! 母の死!? 23.8%
第7話 1994年5月28日 命の値段! 母のための強盗! 26.0%
第8話 1994年6月04日 仮面の家! 家政婦のいじめ爆発 26.5%
第9話 1994年6月11日 監禁! 嫉妬! 秘められた異常愛 24.4%
第10話 1994年6月18日 母の絆! 罪深き欲望の殺人! 27.4%
第11話 1994年6月25日 12歳の同棲! 地獄におちた天使 28.7%
最終話 1994年7月02日 母の遺言! 愛犬が走る衝撃の結末! すず死なないで 37.2%
平均視聴率 24.7%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

劇場版[編集]

家なき子
みなし子すずの哀しい旅
監督 細野英延
脚本 いとう斗士八
細野英延
原案 野島伸司
出演者 安達祐実
堂本光一
音楽 千住明
主題歌 中島みゆき「空と君のあいだに」
編集 奥原好幸
公開 日本の旗 1994年12月17日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
配給収入 10億5000万円[12]
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1994年12月17日公開、配給は東宝。サブタイトルは「みなし子すずの哀しい旅」。ドラマ版のヒットを受けての映画化となった。 『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』で注目された堂本光一、同作品で体罰教師役を演じた斉藤洋介、同作品で担任を演じた桜井幸子の妹の桜井貴子も出演(斉藤は無印で警察官役、堂本は2に晴海役で登場しているが、それぞれ別役であり、繋がりはない)。

あらすじ[編集]

母、陽子の死後(ここでは父、悟志の所在と生死に関しては一切、言及されてない)相棒でもある犬、リュウと共に放浪を続けるすずは、クリスマスの夜に路上販売をおこなっていたケーキを盗んで、店主に捕まってしまう。窃盗犯として警察に突き出される直前、サーカス団経営者でもある磯貝が現れ「ケーキの代金を肩代わりする」と言い出す。しかし磯貝は身寄りのない子供達を集めては、サーカス団員として、不当な労働を強制しており、すずとリュウも軟禁状態でサーカス団に連行されてしまう。そして伯父と離婚後、磯貝の後妻となった京子・その娘で従姉妹の真弓と再会。嫌がらせを受けるさなか、すずは空中ブランコの花形として活躍する稔と出会う。

登場人物[編集]

身寄りを亡くし、放浪中に磯貝の策略でサーカス団員として働くようになる。稔の生い立ちなどを知ってしまったことから、南条一派に命を狙われるが、磯貝に救出されたのち、稔の移籍などを見届けると再び旅立ってゆく。
  • リュウ - ピュンピュン(犬)
  • 黒崎和彦 - 京本政樹
すずと永井の依頼でサーカス団へ出向き、恵の手術を引き受けた。この際に磯貝に対して「卑屈になるな」と叱責をしている。
磯貝サーカスに所属する少年。未婚で出産した母とは幼少期に死別。人当たりは悪いが、根は愛情深い性格。血縁はないが、恵を実の妹のように可愛がっており、手術代として母の形見のペンダントを黒崎に差し出す。すずと共に南条一派に殺害されかかるが、炎が上がった直後に南条に救出される。事件後、他のこども達と共に大手サーカス団へ引き取られた。
  • 堀口恵(ほりぐち めぐみ) - 桜井貴子
稔とは妹分として施設で一緒に育ち、磯貝サーカスでは空中ブランコでコンビを組む(身寄り等の手がかりが得られない為、稔と同姓を名乗っている可能性が高い)。重度の心臓病を患い、早急に手術が必要な状態だった。黒崎の手術によって回復の兆しを見せるが、南条一派の陰謀により、手術の失敗に見せ掛けて殺害される。心優しい性格で、すずが初めて友人としての感情を抱いた人物でもある。
  • 磯貝誠一(いそがい せいいち) - 斉藤洋介
    サーカス団「磯貝サーカス」の団長。病の後遺症による容姿などに対してのコンプレックスから性格に歪みがみられ、すずを始めとするサーカス団のこども達に虐待を展開。同時に南条らと共に悪事に荷担するが、黒崎から輸血の依頼を受けたこと・南条や京子らの本性を目の当たりにしたことで次第に心境に変化が現れ、京子と離婚。恵に輸血用の血液を提供した後、南条に放火されたサーカス小屋からすずを救い落命する。
  • 磯貝(園田)京子 - 小柳ルミ子
    すずの元伯母。園田和夫との離婚後、磯貝と再婚し、サーカス団の経営に携わっていた。再会したすずに激しい嫌がらせを展開していたが、結婚の真意が財産目当てであったことと、彼の悪口を言っていたところを磯貝に聞かれ、手切れ金と共に離婚を言い渡され、家を追われる。金銭に汚く、悪辣な印象だが、性格にはポジティブな面が見られ、真弓に対しても意外と愛情深く接している。
  • 磯貝(園田)真弓 - 西田彩香
    すずの従姉妹。母の再婚に伴い、磯貝の義理の娘となり、サーカスに出演することもあった。立場を利用し、サーカス団のこども達にすずをいじめさせたり、大雨の中で対決した事がある。再び離婚した母に連れられ、磯貝の元を去った。
  • 南条勝久(なんじょう かつひさ) - 古尾谷雅人
県会議員で稔の血縁上の父。かつて稔の母と恋人同士で駆け落ちの約束をしたが、当日に行き違いが発生。裏切られたと誤解したことにより、富と名誉に固執する冷酷な性格へと変貌する。国政進出を企てており、邪魔な実子の稔、秘密を知るすずの殺害を企て、サーカス小屋に自ら放火。しかし直後に真実を知り、稔を庇って落命する。
すずからリュウを通じて恵を救って欲しいと相談を受け、黒崎に連絡をとる。
手術を終えた黒崎から恵の主治医を引き継ぐが、日下からの唆しで恵殺害に荷担する。
南条の秘書。目的のためには手段を選ばない性格で、政治工作のみならず恵や稔の殺害計画をも主導。ある意味では南条より、悪質な人物ともいえる。
南条をバックアップする大物代議士。
サンタクロースに扮して、クリスマスケーキを販売していた。ケーキを盗んだすずを捕らえた際に口論となる。

主題歌[編集]

家なき子2[編集]

家なき子2
ジャンル テレビドラマ
放送時間 土曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1995年4月15日 - 7月8日(13回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
企画 野島伸司
演出 細野英延
萩原孝昭
大平太
脚本 高月真哉
いとう斗士八
山崎淳也
出演者 安達祐実
堂本光一
エンディング 中島みゆき旅人のうた
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1995年4月15日から7月8日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。前作『家なき子』の続編にあたる。

あらすじ[編集]

すずは下半身不随となるも奇跡的に一命を取り留めた父・悟志と再会(途中経過は描かれておらず不明)。愛犬であるリュウと共に暮らしていた。ある日、軽薄な印象を持つ男子高校生、牧村晴海と共にトラブルに巻き込まれ、留置所に入れられるも脱走。警官に追われていたところを圭太に救出される。現在、大富豪・一条泰造の屋敷で運転手をしているという圭太は、すずに「当主が孫娘を探している」と伝え、過去と身分を偽って屋敷に来る事を勧めた。嘘をつく事に負い目を感じつつも、経済的な理由と父を救うために一条家に乗り込み、私立・修学館中等部[13]へ編入する事になったすずだが、間もなく帰国した親族の娘・絵里花の弁により、嘘が発覚。同時期に孫娘を名乗ってやって来た千穂と屋根裏部屋に住まわされ、絵里花らから殺人罪の濡れ衣を着せられ、屋敷内・学校内で辛辣ないじめを受けるも、修学館高等部へ在籍するという晴海に再会。次第に理解を深めてゆく。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

相沢 すず
演 - 安達祐実
母・陽子の死後、和解した父・悟志を養っていたが、圭太の勧めもあり、一条家の財産を手に入れるために孫娘を騙って一条家に乗り込み、修学館中等部に編入。絵里花などからのいじめの他、一条家のトラブルに巻き込まれ、たびたび命を狙われたこともある。自分を殺そうとして逮捕された父を許したり、自分を裏切った千穂が小村家で虐待される光景を見て助け出す等、大胆で愛情深い面を持つ。のちに母と同じ病に襲われるが、悟志とリュウの命懸けの行動と黒崎・永井の手術で一命を取り留める。一条家の惨劇が終わりを告げた後、リュウの遺児であるトラと共に旅立つ。
牧村 晴海(まきむら はるみ)
演 - 堂本光一
修学館高等部に特待生として在籍するボクサー志望の少年。アパートで一人暮らしをしている。やや軽薄で口数が多いが(使用言語は関西弁)すずの最大の理解者でもある。幼少時に町工場の経営者だった両親が一条家に追い詰められ、目の前で焼身自殺した(この件に関しては、のちに真実が判明する)ショックで、記憶の一部が消失。施設に収容され、長年に渡り言葉を発しなくなっていたが、中学生の頃、一条家への復讐を決意した事から性格に変化が発生。詐欺、窃盗、試験における不正行為などをおこなうようになるが、同時に正義感の強さを持ち合わせるようになる。絵里花から片想いされた事を復讐の道具に利用しようと婚約を交わしたこともあったが、すずへの想いから破棄。実は彼こそが一条家の後継者であり、呪われた血により生まれた子であった(絵里花とは遠縁の血縁関係者となる)。倉田から小百合が実母と聞かされた直後、一条家の屋敷で発生した火災に巻き込まれ、救出に来た小百合の愛情を実感した直後に死亡したとみられる。

相沢すずの関係者[編集]

相沢 悟志
演 - 内藤剛志
すずの父。片島に刺された直後、黒崎の手当により命を取り留める。刺されたショックで白髪化・下半身不随となったように見えたが、実はすずに自分の世話をさせるための芝居であった(しかし、すずに対しては以前のような攻撃的な態度は消え、歩み寄りを見せるようになっている)。そんな折、ある女性に陽子の面影を感じて交際するも、その女性はヤクザである氷室の愛人であったことから度重なる脅迫を受け(実際は氷室の仕組んだ美人局であった)、慰謝料捻出の為、保険金目当てですずを銃撃。晴海の知らせで到着した倉田に現行犯逮捕。しかし獄中での倉田との対話などを経て、自らの生き様を深く見つめ直すことになる。その後、氷室が黒崎の元から、すずの手術用のボンベイブラッドを盗んだことを知ると、血液を奪還するために脱獄。氷室の凶弾を全身に受けながら輸血パックをリュウに託し、「人間は金に負けない」と呟き続けて絶命した。
相沢 陽子
演 - 田中好子(特別出演)
すずの母で悟志の妻。最終回におけるすずの空想シーンのみ出演。
リュウ
演 - ピュンピュン(犬)
すずの相棒の柴犬。何かとすずの力になり、悟志に狙撃されたすずを追って、海へ飛び込んだ事もある。オスだと思われていたが、実はメスだった(途中で森山に指摘され判明)。倉田刑事の盲導犬ジョーと恋に落ち、一条家の庭園内に用意されていた犬小屋で双子を出産する。月田によって轢き逃げされて重体になりながらも、すずを救うために輸血用血液を運び、回復したすずの腕の中で最期を迎える。すずに付き添ってから亡くなるまで彼女を一度も裏切ることなく忠誠し続けたことで、すずは「リュウを超える信頼のできる者はもう出てこないだろう。」と語っており、すずにとっては最高のパートナーとなっている。墓石は、悟志・陽子と共に並べられて祀られることとなった。
トラ
リュウが産んだ双子の一匹。すず曰く「へちゃむくれ顔」。「リュウの子だから“竜虎相搏つ”」とかけて、晴海が名付けた。最終回では燃え盛る屋敷内に拘束されたすずの指示で日本刀を運び、すずと晴海を救った。事件後、黒岩家に引き取られるも脱走し、リュウの遺志を継ぐ形ですずの新たな相棒として共に旅立つ。
歩(あゆむ)
演 - 益田圭太
悟志に撃たれた後、海岸に打ち上げられたすずを救い保護。警察に届けた際に、倉田の指示で晴海に知らせている。漁師の父はマグロ漁船で長期間に渡り出漁中、母は家出してしまっている為に、父の家で干物などを製造・販売しながら一人暮らし状態となっていた。楽天的かつ前向きな性格で、すずを実姉のように慕い、病気を知ると手術を受けるよう強く勧めた。事件後はその豪胆さを気に入った一条に養子として迎えられ、財閥の跡継ぎとなった。

医療関係者[編集]

黒崎 和彦
演 - 京本政樹
氷室たちの陰謀によって左腕を失い、自暴自棄の生活を送っていたが、再会したすずや晴海の説得と励ましで医師としての誇りを取り戻し、すずに助手を依頼した上で一条の手術を見事に成功させ、のちに永井とともにすずの手術を執刀。事件との関わりを経て、すずの希望に満ちた精神と生命力に対して崇拝に近い感情を抱くようになる。(第6・12・最終話のみ)
永井 秀雄
演 - 塚本信夫
陽子のかつての主治医で、何かとすずを気に掛けている。前作では無免許医である黒崎を忌避するような言動も見られたが、本作では互いに信頼し合う関係となり、すずの手術の際には黒崎の助手として尽力する。

一条家[編集]

一条 小百合(いちじょう さゆり)
演 - 高橋惠子
一条泰造の娘であり、晴海の母。高校生の頃、自分を溺愛する父からの近親相姦により妊娠。一条の影武者にのみ真実を伝えた上で家出。恋仲になった牧村と結婚し、彼の子として晴海を出産。6年後に火災に遭い、来訪していた倉田に救出された直後、父の手先によって家に連れ戻され、地下室に幽閉されてしまう。この時のショックなどから記憶障害を発症。常に子守歌を口ずさむようになる。表向きは死亡扱いとなっていたが、一部の人間は所在を知っていた様子で、恭子からは「あの方」 和幸からは「バケモノ」と呼ばれていた。穏やかな印象と言葉が、傷ついたすずの心を癒やしたこともある。財産を相続する権利者として恭子に命を狙われた頃、すずたちの手によって地下室から救出され、晴海のアパートに匿われるが、彼らと警察の目が千穂が起こした事件の方に向いた隙に森山(一条泰造)の手によって再び一条家に連れ戻される。その直後に発生した火災により記憶を取り戻し、晴海を救うために燃え盛る屋敷へ飛び込んでゆく。
一条 泰造(いちじょう たいぞう)
演 - 西村晃
一条家の当主にして小百合の父。以前から重病で寝たきりだったが、周囲の誰もが遺産目当てで本心から気遣ってくれないことを嘆き、自らの人生に深い絶望感を抱いていた。しかし黒崎に手術依頼の連絡をした事などから、すずに対して心を開くようになる。実は出生直後から森山の身代わりとして育てられた影武者であり、本来は誠実な人柄で、密かに一条家の財産の一部を慈善事業へ寄付していた(この件が森山に露見して殺害されかけたこともある)。小百合が唯一、真実を伝えた人物でもあり、最終回で森山に対して晴海の出生の秘密を話して聞かせている。火災発生直後、警察に救出され病院へ搬送されるが、健康を取り戻した事もあり、森山亡き後は、名実ともに財閥の全権を掌握。歩を養子として迎え入れた上で、新生・一条グループの総帥として再出発を図る。
森山 敏男(もりやま としお)
演 - 小林昭二
一条家の庭師として、すずと千穂に親切に振る舞ったり、和幸の態度に抗議するなど温厚な性格のように見えたが、その正体は本物の一条泰造であり、一条家の遺産を狙う者たちを排除するために千穂の復讐心を利用して連続殺人に走らせた黒幕(木崎家には正体を知られていなかったような描写が見られる)。娘の小百合に対する溺愛が高じ、高校生だった小百合を強姦。それにより生まれたのが晴海であった。屋敷が炎上した直後、一条から晴海出生の秘密を打ち明けられ、晴海と小百合を救うために炎の中へ飛び込み死亡する。

一条家の関係者[編集]

白石 恭子(しらいし きょうこ)
演 - 川島なお美
一条家の屋敷に住み込む会長秘書。知的な印象の美人だが、同時に野心家の面を持つ。沢村と手を組み、妊娠。一条の子だと言い張るが、沢村によって悪事を暴かれてしまう。そして彼女の本心を知った沢村の怒りを買い、車中で気絶させられて妊娠した状態で体育倉庫に監禁される。鉄格子の檻そして跳び箱に幽閉されていたが、倉庫近くにやってきたすずに対して逃げ出したい一心で発した言葉が元で、真犯人に後から日本刀で刺殺されるが、その後に自宅に隠していた情報が真犯人逮捕の手がかりとなる。一条家連続殺人事件の4人目の犠牲者。
園田 真弓
演 - 西田彩香
すずの従姉妹。若いダンサーと駆け落ちした京子に捨てられた後、すずと同じく家なき子になり、絵里花の専属メイドとして一条家に住み込む。屋敷内・校内と主人である絵里花の腰巾着となり、すずと千穂に嫌がらせをする。[14]。特にすずに対しては、兄の事故死、一家離散の原因と思い込み、激しい憎悪の念を抱いているが、彼女の持つ強靭な精神力と洞察力に対しては徐々に一目置くようになり、絵里花が真犯人に拉致された際には真っ先にすずを頼り、現場へ向かう際に倉田の手を引くなど協力的な態度を見せるようになる。人気投票に自分の名前を書く等、コメディリリーフとしての一面も多く見られる。屋敷の火災の後の動向は不明。(第2話からの登場)
月田(つきた)
演 - 菅田俊
氷室の右腕のヤクザとして振る舞っていたが、実は氷室を監視するために森山が派遣したスパイ。すずをも付け狙い、黒崎の元へ輸血用血液を運ぼうとするリュウを車で撥ねた事もある。最終回で森山の命令で屋敷に放火。一条とすずを殺害しようと銃を向けるが、駆け付けた倉田たちに狙撃され逮捕。
尾上 シメ(おのうえ シメ)
演 - あき竹城
一条家のメイド頭。気性が激しく、相手によって態度を変化させ、目下の人間に対しての暴力的な言動が多く見られる。武道をたしなんでおり、絵里花の手先として、真弓と共にすずと千穂に暴力をも含む嫌がらせを展開。実は麗子のコレクションである宝石を盗んでおり、隠していた宝石を見つけそうになった真弓に対して、麗子殺しの犯人を見たと口走った直後、真犯人によって殺害される。この時に所持していた麗子殺害の証拠を盾に切り抜けようとするが、日本刀で足を切られ、ピラニアの水槽に落とされている(ちなみに宝石盗難を最初に騒ぎ出した人物でもあり、隠していた宝石が死後に見つけ出され、窃盗が発覚した可能性が高い)。一条家連続殺人事件の3人目の犠牲者。殺害現場にはMの血文字が残され、そのことから犯人はイニシャルが「M」の人間とも考えられたが、実際は犯人自身が残したものであり、MOTHER=母親を意味していた。
松井(まつい)
演 - 白石玲子
一条家の住み込みの使用人のメイド 失敗を理由に尾上に殴られたこともある。穏やかな印象で、他使用人からいじめを受けるすずに対しても「お嬢様」と呼び、身の回りの世話などをおこなっていた。一条家傘下の企業社員であり、麗子の部下だった父が殺人の罪を被った末に自殺した為、周囲から後ろ指をさされてしまい、進学・就職を断念せざるを得なくなった過去・「犯人を見た」という尾上の言葉を立ち聞きしたことと、尾上のダイイングメッセージと自身のイニシャルが一致する等の偶然が重なった事から麗子と尾上殺害の嫌疑を掛けられる。絵里花に部屋を荒らされ、司法浪人中の恋人に対しての脅迫を宣言される等の嫌がらせを受けた直後「無実を信じる」と励ましの言葉を掛けたすずに対して、「一条家にはむしろ感謝している」と告げて笑顔を見せるが、間もなく屋敷内で自殺。すずを悲しませる。
圭太
演 - 松田勝
前作の中盤で描かれた私立小学校での窃盗・傷害罪により逮捕後、服役していたが、模範囚として短期間で出所後、一条家の専属運転手を務めていた。すずを屋敷に乗り込ませた上、何かとすずの味方をした為に絵里花から反感を抱かれる。殺人容疑を掛けられたすずを庇い、偽証をしたことが元でブレーキに細工をされて、事故に見せかけて殺される。一条家連続殺人事件の2人目の犠牲者。誕生祝いとしてカチューシャをすずにプレゼントしようとした(死後、すずに届いた様子)。
黒岩 剛(くろいわ つよし)
演 - 草彅剛
修学館高等部に特待生として在学するボクサー志望の少年。一条家絡みのトラブルで両親を亡くし、貧しい生活の中、幼い弟妹たちを育てている。すずを麗子殺害の犯人だと決めつけ憎悪・絵里花に片想いをするような言動も見られたが(実際は復讐の為に絵里花に近づいて利用しようとしたが失敗した)千穂に想いを寄せられ変化していく。晴海には激しい敵愾心を燃やし、試合中の殺害計画を立てたこともあるが、インターハイ決勝戦を経て和解。最終回では千穂の前に立ち塞がり、彼女の凶行を阻止。負傷しながらも、本心を伝える。事件解決後、リュウの生んだ仔犬の里親になった事が歩のセリフで語られる。すずと顔を合わせる場面はあるが、言葉を交わしたことはない。

木崎家[編集]

表の顔・木崎 和幸(きざき かずゆき)/裏の顔・氷室 龍一(ひむろ りゅういち)
演 - 萩原流行
麗子の夫で絵里花と千穂の父。少年時代、犯罪者の父親は窃盗などで刑務所で服役を繰り返し不在。同時に母親に捨てられた為、盗みをしながら暮らして来た。ある時、クリスマスプレゼントを渡す為に脱獄した父を誤解から殺害。その後、工場で一緒に働いていた女性(千穂の実母)と恋仲になるも彼女を捨て、麗子を騙して結婚し、木崎家の婿養子となる。同時に一条財閥の常務に就任。表向きは穏やかな印象だが、麗子とは不仲で恭子とは公然の愛人関係。絵里花には甘い顔をする事もあるが、内心では財産乗っ取りの道具扱い。そして会いに来た千穂とその母にも手切れ金を突きつけるなど、冷酷な拝金主義者となる。裏社会ではヤクザ・氷室という別名で暗躍しており、悟志に接近。すずの抹殺を企て、手術用の血液を盗み出すが、リュウと悟志の命懸けの行動により奪い返され、その直後に真犯人である千穂に後ろからナイフで刺殺される。一条家連続殺人事件の5人目の犠牲者。死後、警察等に正体と過去の犯罪と悪事が発覚したと思われる。(第12話まで)
木崎 麗子(きざき れいこ)
演 - 生田悦子
和幸の妻で絵里花の母。一条泰造の妹の娘である為、小百合とはいとこ同士となる。和幸を婿養子として迎え入れる形で木崎家を継ぎ、絵里花を出産。一条家関連企業の運営にも携わっていた。派手で傲慢な面が見られ、夫・和幸に対しては、皆の前で愛人(恭子)の事を持ち出し侮辱し嘲笑。絵里花に対しても冷淡な態度が見られ、死後に絵里花からも「宝石を貸してくれなかったのが憎かった」「私が殺したのかもね」などと言われてしまう。食事中、真犯人に空き缶とアイスピックのトリックで胸をアイスピックで刺される形で殺害され、一条家連続殺人事件の最初の犠牲者となる。(第1・2話のみ)
木崎 絵里花(きざき えりか)
演 - 榎本加奈子
和幸と麗子の娘。一条泰造の妹の孫に当たることもあり、一条家の暫定相続人に指名されており、同時に修学館中等部に在籍(生徒会副会長に就任)。男子生徒からは人気が高いが、校内・屋敷内と腰巾着たちを従えてすずと千穂をいじめるなど、高慢な振る舞いが見られる。しかし両親の愛情を感じられずに育った様子もうかがえ、母の死にショックを受け逆上。一緒に撮影した写真を眺めて涙をこぼしたり、父に晴海への恋愛感情を訴え、甘える場面もある。相手を罵る際に大仰な比喩表現を用いる癖があり、「絵里花がたとえてあげる」という台詞は本シリーズの定番演出のひとつとなっている。血縁を知らずに晴海に心惹かれ、押し切る形で婚約するが、のちに破棄。最終的に、一条家連続殺人の真犯人にして自身の異母姉妹であった千穂の積年の憎悪と怨みによる復讐の標的[15]となり、殺されそうになるが、間一髪で周囲に救出される。両親を殺害されているが、火災後に唯一、生き残った身内の一条も気に掛ける様子はなく、のちの動向は不明(歩が指名された事などから、一条家の後継者からは外されたと見られる)。

小村家[編集]

小村 千穂(こむら ちほ)
演 - 中山エミリ
私生児として生まれ、母と2人暮らしだったが、父・木崎和幸に会いに行った直後に母が過労死(精神的ショックもあった様子)。身元を引き受けた小村家で虐待を受けて育った。時折、保身の為に他人を陥れる嘘をついたり、絵里花の策略等ですずと距離を置いてしまう等、弱さと周囲に流されやすい面も見られたが、黒岩に恋をしたり、絵里花にいじめられているすずを命がけで守り、怪我をするなど、次第に変化が現れる。が、実は彼女こそが連続殺人事件の真犯人であり、利害関係の一致する月田らと共謀して木崎家・一条家の関係者など合計5人を殺害。特に異母姉妹の絵里花を憎悪し、共通の父である和幸を殺害した直後、ビル屋上に拉致。暴力行為の末に殺害を企てる。到着したすずに説得されるも、気持ちが収まらず弓を引いてしまうが、黒岩に阻止された上にプロポーズされて正気を取り戻し、贖罪の道を選び警察へ連行されてゆく。
小村 謙二 (こむら けんじ)
演 - 秋野太作
千穂の養父で印刷工場を経営。和幸とは旧知の仲の様子で、一条家の財産を狙い、千穂を一条家に乗り込ませた張本人。身寄りを亡くした千穂を引き取っているが、学校にも行かせず虐待を加える。その中には性的虐待も含まれており、入浴中の千穂を襲撃。この時、千穂を救出に乗り込んで来たすずにより自宅兼工場を放火される。のちの動向は不明だが、一家で焼死した可能性が高い。(第1・3話のみ)
小村 冴子(こむら さえこ)
演 - 大島蓉子
小村の妻で、千穂の養母。経済的な理由などから千穂を疎み、虐待していた。千穂が風呂場で謙二に対して色仕掛けをしたと誤解し、デッキブラシで身体をこする等の暴力を振るった。千穂を救出し、家を去ろうとしたすずを「悪魔め」と罵倒した事で彼女の怒りを買う。(第3話のみ)
小村 由佳里(こむら ゆかり)
演 - 関口貴美子
小村家の一人娘(千穂と同年代の様子)。両親同様に意地の悪い性格。インクをかけた白飯を「インクカレー」と称し、千穂に無理矢理食べさせようとするなどの虐待をしていた。この「インクカレー」の虐待は、のちに千穂自身が絵里花への報復へと引き継がれる。(第3話のみ)

その他[編集]

美加(みか)
演 -
千穂と同時期に孫娘候補として、一条家にやって来ていた少女。和幸から手切れ金として渡されそうになった財布は受け取らなかったが、尾上からピラニアの水槽を見せられた際、「一条家の娘になんかなりたくない」と言い残し、一目散に逃げ出してしまう。(第1話のみ)
美加を連れてきた男
演 - 山本耕一
「一条家の本当の孫はこの子」だと、美加を連れて現れる。麗子からは、一条家の遺産に群がるハイエナと罵られる。控えめな性格の美加を、半ば無理やり一条家の孫娘として送り込んでいるような描写がみられる。(第1話のみ)
岬 祥司(みさき しょうじ)
演 - 小橋賢児
岬財閥の御曹司。ボクシングを嗜んでおり、インターハイの神奈川代表選手と称しているが、その実力は晴海や黒岩には及ばず、黒岩と対戦した際は自身の拳を砕かれてしまった。すずに心を開き、やがて交際を申し込む。絵里花に婚約祝いの言葉を述べるが、用済みだとして札束をつきつけられる。
倉田 智浩(くらた ともひろ)
演 - 嶋田久作
所轄の刑事主任(警部補)で片島の実兄。疎遠ながらも弟を気に掛けていた事もあり、弟を殺害したのはすずであるという思い込みから復讐目的ですずに付きまとうが、根は心優しい性格で、同時期に起きていた一条家絡みの事件を追う中ですずの本心を知り、次第に周囲に対しての理解者となっていく。悟志に対しては、弟への強請行為とすずに対しての殺人未遂を理由に不信感を拭うことが出来ず、すずが彼を庇い続ける事を危険視し、父娘を引き離そうとしたこともあるが、拘留中に話して聞かせた言葉が、のちに悟志を動かす事になる。晴海の父とは親友同士だったが、片想いをしていた小百合の関心が彼に向いてからは、疎遠になっていた。6年ぶりに来訪した牧村宅で火災に遭遇。この時に小百合を救出する際に負った火傷が元で失明している。寡黙で厭世的な雰囲気が漂うが、最後は旅立つすずを黒崎と共に明るい笑顔で見送った。ジョーというシェパードの盲導犬を連れており、後にリュウと恋に落ちる。(第3話からの登場)
滝川 純
演 - 篠原俊晴
すずの元恋人。実父の死後、母と共に渡米していたが、新しい父の仕事の都合で帰国。修学館中等部に転入し生徒会長となる。裕福な暮らしに慣れてしまった事に加え、すずの過去と素性を知っている為、「すずが嘘をついて屋敷に乗り込んでいる」事を確信。再会を喜んだすずを疎み拒絶。同時に片想いをしていた絵里花の手先として、すずに負傷させ、それを知った晴海に叩きのめされるなど、かつての純朴さ、心優しい面影は見られない。絵里花に誘われてキスをしたところを、すずに目撃され、後を追うが、その直後に自身が絵里花に騙されて利用されていた、本心では嫌悪されていたことを知ってショックを受ける。
沢村(さわむら)
演 - 大澄賢也
修学館中等部の教員で、すずと真弓のクラス担任となる(担当教科は数学)。生真面目で神経質な面と同時に、一条らの目を気にする言動など性格に裏表を持ち、熱血漢のような言動と裏腹に、すずに言いがかりを付けて廊下に立たせる・麗子殺しの容疑を掛けられたすずに対して、教室から座席をどかした上で人殺し呼ばわりをする・目前で起きているいじめを見逃す等、生徒同士のいじめにも荷担など問題行動が多い。白石恭子と交際をし、彼女の妊娠を知ると結婚を望むが、実は一条家の財産狙いの為に利用されていたと知って逆上。彼女を体育倉庫に監禁。コスプレをさせて暴力を振るうなど、異常性癖を表出させ、結婚を迫る。のちに彼女が殺害された為、拉致と監禁が発覚(殺人容疑含む)。到着した倉田に現行犯逮捕され、大勢の生徒の前で連行されてゆく。血液型はA型。
金田一一
演 - 堂本剛(ノンクレジット)
最終回、インターハイ直後の晴海を呼び止めて励ますが、「もうボクシングはやめた」と返され、気まずそうにその場を立ち去る。

主題歌[編集]

放送日程・データ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1995年4月15日 幸せを盗め! 愛を奪え! 哀しい親子の呪われた旅路! 24.5%
第2話 1995年4月22日 邪魔物は消せ! 氷の微笑に秘められた醜い愛情の殺人 21.8%
第3話 1995年4月29日 悪魔の仮面! いじめの嵐に炎の友情を誓う小さな命! 21.0%
第4話 1995年5月06日 天使の同棲! 車椅子の罠に泣く娘の地獄 19.8%
第5話 1995年5月13日 哀しい誕生日! 愛犬の裏切り 23.6%
第6話 1995年5月20日 背徳のメス! 奇跡の医師登場! 22.2%
第7話 1995年5月27日 Mの悲劇! 家政婦の死の秘密! 18.1%
第8話 1995年6月03日 魂を売った美少年! 哀れすずに病魔!? 20.8%
第9話 1995年6月10日 ああ無情! リュウの涙! 父のために死す 19.7%
第10話 1995年6月17日 呪われた命! 今暴かれる一族の血の秘密 23.5%
第11話 1995年6月24日 魔性の殺人! 遂に真犯人が…愛犬が出産 23.2%
第12話 1995年7月01日 愛犬リュウの死! 悪魔の父も娘のために命を捨てた… 22.4%
最終話 1995年7月08日 さよなら家なき子! 愛犬の遺言…天国の母の胸で眠れ 31.5%
平均視聴率 22.5%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 最高視聴率 31.5%(最終話) ※関東地区・ビデオリサーチ社調べ

演出への批判[編集]

前作以上に過剰ともいえる演出に対し視聴者から批判的な意見が寄せられた。特にご飯にペンキ(インク)をかけて相手に食べさせるシーンが放送された後、読売新聞に「内容が過激すぎる」「食べ物を粗末にするな」といった視聴者からの意見が掲載された[16]

スタッフ[編集]

TVシリーズ[編集]

劇場版[編集]

備考[編集]

  • 斉藤洋介は家なき子のインタビューで「今回も意地悪な役ですか?」と問われ、「そうです。最近ずっとこの役(『人間・失格』の体罰教師役)が続いてますからね」と答えた。
  • 本作の小説化・漫画化作品は、原作つき作品でないにもかかわらず児童文学の『家なき子』と区別するためもあり、『家なき子・テレビドラマ版』『平成版家なき子』というタイトルになっている。
  • 暴力的な表現が多く、またジャニーズ所属の人物も出演して版権交渉の難しさもあったが、当時のドラマとしては珍しく映像ソフト化(VHSビデオ、3部作全て)された。しかしDVD化は2016年現在行われていないものの、オンデマンド配信などで視聴することができる。
  • 人気を博したため、第一作目が放送された1994年の年末にはダイジェスト版も放送された。
  • 劇場版にて、守銭奴をコイン怪獣のカネゴンに例える様子がある。
  • 毎年春と秋に日本テレビで放送されていた特番「スーパークイズスペシャル」では家なき子チーム(1994年春)と家なき子2(1995年春)チームで出場したが、どちらとも総合優勝を決めている。複数優勝をしているのはこのチームとクイズ世界はSHOW by ショーバイ!!チームのみである。
  • 安達祐実演じるすずのオーバーオールと首から下げている大きなガマ口財布はすずのトレードマークになったが、犬のリュウ役のピュンピュンを懐かせる為に衣装のポケットとガマ口にはピュンピュンの好物であるカワハギやさきいかなどを忍ばせていた。
  • 相続に関して、「被相続人と同居していない親族でも小規模宅地等の特例が使えるケース」を俗に「家なき子特例」などという。これは、このテレビドラマの題名に由来している[17]

関連商品[編集]

ノベライズ[編集]

  • 野島伸司『平成版 家なき子〈上巻〉』新書、ワニブックス、1994年5月、ISBN 978-4847031069
  • 野島伸司『平成版 家なき子〈下巻〉』新書、ワニブックス、1994年8月、ISBN 978-4820395164
  • 野島伸司『家なき子〈映画版〉― みなし子すずの哀しい旅』単行本、日本テレビ放送網、1994年12月、ISBN 978-4820394419
  • 野島伸司・山崎淳也『家なき子 (2-上) 』新書、日本テレビ放送網、1995年6月、ISBN 978-4820395157
  • 野島伸司・山崎淳也『家なき子 (2-下) 』新書、日本テレビ放送網、1995年8月、ISBN 978-4820395164

コミカライズ[編集]

  • 沖倉利津子『家なき子 ― テレビドラマ版(上)』単行本、日本テレビ放送網、1994年12月、ISBN 978-4820394297
  • 沖倉利津子『家なき子 ― テレビドラマ版(下)』単行本、日本テレビ放送網、1995年3月、ISBN 978-4820395041
  • 沖倉利津子『家なき子〈映画版〉― みなし子すずの哀しい旅』単行本、日本テレビ放送網、1995年7月、ISBN 978-4820395218
  • 沖倉利津子『家なき子2 ― テレビドラマ版コミックス(上)』日本テレビ放送網、1995年12月、ISBN 978-4820395461
  • 沖倉利津子『家なき子2 ― テレビドラマ版コミックス(中)』日本テレビ放送網、1996年2月、ISBN 978-4820395478
  • 沖倉利津子『家なき子2 ― テレビドラマ版コミックス(下)』日本テレビ放送網、1996年4月、ISBN 978-4820395485

セルビデオ[編集]

  • 家なき子 VOL.1 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1994/7/1、時間: 135分
  • 家なき子 VOL.2 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1994/7/1、時間: 135分
  • 家なき子 VOL.3 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1994/8/1、時間: 135分
  • 家なき子 VOL.4 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1994/8/1、時間: 135分
  • 家なき子 (劇場版) [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/4/1、時間: 93分
  • 家なき子2 VOL.1 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/7/1、時間: 90分
  • 家なき子2 VOL.2 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/7/1、時間: 90分
  • 家なき子2 VOL.3 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/8/2、時間: 90分
  • 家なき子2 VOL.4 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/8/2、時間: 90分
  • 家なき子2 VOL.5 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1995/8/2、時間: 90分
  • 家なき子【劇場版】 [VHS] 販売元: バップ、VHS発売日: 1999/3/25、時間: 93分

脚注[編集]

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  1. ^ 真弓が職員室にいた片島のもとに豪華なおかずの入った弁当(京子作)を渡しに来た際、それを見た同僚教師の中山に「教師も顔がいいと得ですね」といじられた
  2. ^ 片島がすずを気にかけ、彼女に優しく接していたことを妬んだ様子(片島がすずを気にかけていたのは贔屓では無くすずの家庭事情を案じていた事によるものである)
  3. ^ そのため従姉妹にあたるすずの事を当初知らなかった他、妹の真弓とも交流は無かった様子。
  4. ^ すずにだけわざと粗末な食事を用意した
  5. ^ 学芸会のステージ上ですずから「お前が公昭君にばかり構っているから真弓がバカになったんだろ」と言われている
  6. ^ すずが窃盗団の元に連れて来られた当初、ラブホテルの一室に連れて行かれ、男性客に襲われそうになったが、すずの機転により未遂に終わった
  7. ^ その他、奈美が交際相手の子を妊娠し、彼との結婚を考えている事を知った際には密かに結婚式場のパンフレットを集めて式場探しをしていた
  8. ^ 光江がすずといる際に「裏口入学金を盗んで伊豆にリゾートマンションを買いたい」と嘘を言っていたが、それを真に受けていた。
  9. ^ 当初すずにはユカリが存命であるかのように話していたが、すずがユカリの部屋に入った際に彼女がマネキン人形(「パパー、愛してるわ」と喋る機能つき)であることを知り、大坪がユカリが故人である事と、娘の死を受け入れられない寂しさから生前のユカリに似せた人形を作った事をすずに明かしている
  10. ^ 大坪の異常性を知ったすずがリュウを通じて純に助けを求める手紙を書いたが、1度目は大坪にバレてしまい、部屋の文具類を隠されてしまったため、2度目はすずが持っていた千円札に自らの血(裁縫セットの針で指先を傷付けた)で「たすけて(助けて)」と書いた物をリュウを通じて純に渡した
  11. ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ。
  12. ^ 1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  13. ^ 「良家の子女が多く通う学校」(純)、「修学館に通えば玉の輿に乗れる」(真弓)との発言からかなりの名門校である事がうかがえる
  14. ^ 母を殺したと思い込んでいた絵里花からすずを殺すように言われたときは尾上と同じくさすがに躊躇していた。
  15. ^ 飛び降り自殺の強要・ビンタ・メスブタ呼ばわり・かつて千穂が苦しめられたインクカレーを無理矢理食べさせられたり、恐怖のあまり失禁したり、自分が言っていたセリフ「~がたとえてあげる」を逆に千穂に言われたりした
  16. ^ 読売新聞6月25日テレビ面
  17. ^ 日本経済新聞2014年12月10日M&I欄

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

日本テレビ 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
そのうち結婚する君へ
(1994年1月15日 - 1994年3月26日)
家なき子
(1994年4月16日 - 1994年7月2日)
遠山金志郎美容室
(1994年7月9日 - 1994年9月24日)
ステイション
(1995年1月14日 - 1995年3月11日)
家なき子2
(1995年4月15日 - 1995年7月8日)
金田一少年の事件簿 (第1期)
(1995年7月15日 - 1995年9月16日)