家なき子 (1994年のテレビドラマ)

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家なき子』(いえなきこ)は、1994年1995年日本テレビ土曜グランド劇場で制作・放送されたテレビドラマ。主演は安達祐実。また、ドラマのヒットを受けて1994年12月17日には劇場版が公開されている(後節参照)。

概要[編集]

家庭内暴力を受けている小学生の少女が、理不尽な環境の中でも困難に負けずに生きていく様を描いた物語。

当時12歳だった安達祐実の出世作としても知られている。特に「同情するなら金をくれ!」という劇中の台詞が新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームとなった。また、菅井きんの強烈でインパクトのある役も話題になった。シリーズ第1作は平均視聴率24.7%、最高視聴率37.2%(最終話)を記録する大ヒットとなり、さらにシリーズ第2作も引き続き人気を保ち平均視聴率22.5%、最高視聴率31.5%(最終話)を記録している関東地区ビデオリサーチ社調べ)

テレビ版シリーズ2作と劇場版が製作されており(シリーズ第1作→劇場版→シリーズ第2作の順)、3部作構成となっていた。初期こそ、エクトール・アンリ・マロ児童文学作品『家なき子』へのオマージュがあったが、シリーズ第2作ではサスペンスサイコスリラー教育問題などオリジナル路線を強めていった。

なお、本作は前述の児童文学作品および、1974年10月1日1975年3月25日(火曜19:00 - 19:30、JST)にTBS系列で放送されていた坂口良子主演の同名のテレビドラマと直接の関係はなく、内容も別物である。

家なき子[編集]

家なき子
ジャンル テレビドラマ
放送時間 土曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1994年4月16日 - 7月2日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
企画 野島伸司
演出 細野英延
萩原孝昭
脚本 高月真哉
いとう斗士八
出演者 安達祐実
エンディング 中島みゆき空と君のあいだに
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1994年4月16日から7月2日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ

あらすじ[編集]

酒浸りで暴力的な養父、重病で入院中の実母。そして貧しい暮らしを理由に、同級生たちから冷たい視線を浴びせられる日々を送っていた相沢すず。すずは母の手術費用を捻出するため、盗みなどに手を染めていく中、ある日、一時帰宅をした母に暴力を振るった養父を殺害しようと、自宅アパートに放火するという事件を起こす。以降、すずは波瀾に満ちた人生を歩みながらも、不遇な現実に立ち向かっていく。

登場人物[編集]

相沢家[編集]

相沢 すず(あいざわ すず)〈12〉
演 - 安達祐実
1982年5月生まれ。川崎市内の公立小学校6年生。家庭内暴力および児童虐待が横行する貧しい家庭で育ち、病身の母のため、盗みや養父殺害などを企てる。凶運を強いられている為か、小学生とは思えぬほど考え方が大人びており、人の卑しい本性を見抜く鋭い観察眼を持ち合わせている。金や名誉にしがみ付く汚い大人に対しては容赦ない態度を取る反面、母(陽子)や母の担当医など心を開いた人に対しては小学生らしく甘える場面もある。優れた絵画の才能は父から、特殊な血液型は母から受け継いでいる。服装は常にオーバーオールを着ており(一度だけスカートだった事がある)、首からガマ口の財布(中身はお金や裁縫セットが入っている)を下げている。母・陽子も実父であった悟志も、信頼していた片島も喪うが、リュウと共に強く生きていく決意をした。
相沢 悟志(あいざわ さとし)〈37〉
演 - 内藤剛志
戸籍上ではすずの養父だが、実は血の繋がった父親。美術的才能を持つが、その類稀な才能を怖れた画壇の陰謀によって画家の道を閉ざされて以来、粗暴かつ狡猾な性格に変貌し、飲んだくれの日々を送るようになる。自分を一度捨てた陽子に復讐すべく、改心した様に見せかけて再婚後、陽子を昼夜働かせてヒモ生活を送るが、愛情は失っておらず、終盤では陽子の体調を気遣う場面も見られる。すずを敵視し、彼女に執拗な虐待を行っていたため互いに犬猿の仲であり、別居してからも敵対関係は続いていたが、今際の陽子から真意を聞き改心。すずの父親として新しい一歩を踏み出そうとした矢先、それまで父が起こした殺人事件を元に強請りをかけていた片島に刺されるという因果応報な結末を迎える。
相沢 陽子(あいざわ ようこ)〈37〉
演 - 田中好子
すずの母で悟志の妻。悟志とはかつて恋人同士だったが、DVを受けるようになったことから、妊娠を告げずに逃亡。別の男性との結婚、23歳頃、すずの出産を経て、悟志と再婚。悟志の元を去った罪滅ぼしから昼夜を問わず働き詰めた末、重度の心臓病を患う。経済的な理由に加え、ボンベイプラスと呼ばれる特殊血液型であることから手術に踏み切れずにいた。すずや悟志に対しての愛情は深いものの、真実を告げるのを先延ばししていた為、両者の仲をより険悪な関係にしてしまってもいた。黒崎の手術により一旦快方へ向かうが、交通事故で負傷したすずを救うために自身の血を輸血したことが元で亡くなってしまう。リュウに真実を書いた手紙を託しており、すずはのちに、その手紙を読んで悟志が実の父親であったことを知る。
リュウ
演 - ピュンピュン(
帰宅途中のすずと出会って以来、常について回る様になり、次第に信頼関係を深めてゆく。園田家にいた頃、保健所に送られた事もあるが、のちに片島に救出され、予防接種を受けた上ですずの元へ帰還。リュウという名の由来は「すずの父親が辰年生まれだったことから、男の子が生まれたら“リュウ”と名付けるつもりだった」と陽子が教えたことから。

片島家[編集]

片島 智之(かたしま ともゆき)〈25〉
演 - 保坂尚輝
すずの担任教師で、出生名は「倉田智之」。小学生の頃、父親が事業失敗を苦にして妻(智之の母親)を殺害の末に逮捕された為、親戚をたらい回しの末、片島家の養子となり改姓したという過去を持つ。不幸な境遇や美術的才能などの共通点からすずにシンパシーを感じ、何かと力になる。一方、父親が殺人犯であることを知った悟志から度重なる脅迫を受けながら、次第に悟志からの誘惑と罠に溺れていく。絵を介して岡崎章子と知り合い交際。途中で彼女が、日本有数の一大コンツェルンである「OSエンタープライズ」の後継者と知ることになる。
純朴で正義感の強い青年であったが、章子の持つ背後関係、そして結婚に伴い、社長就任により父親が手に出来なかった富と地位を手に入れたことから金の魔力に取り付かれ、周囲を簡単に裏切る人間へと変化。すずを利用して悟志殺しの罪を着せた上、すず殺害を目論むも失敗。結婚披露宴会場屋上で悟志を殺したことを章子に知られてしまい、章子からテープレコーダーを取り上げようとするが、リュウに阻まれた際に屋上から転落死した。死に際に心の中に浮かべたのは、亡き両親との平穏な日々を取り戻したいという思いであった。
倉田
演 - 鶴田忍
智浩と智之の父。実業家だったが経営資金繰りに悩み、口論の末に妻を殺害。一家心中を図ろうとするが失敗し逮捕(この頃、智浩は家を出て自立していたとみられる)。服役中に重病を患い、警察病院で死亡直前、そこで知り合った悟志に息子・智之の存在と変更後の姓を伝えてしまう。

OSエンタープライズ[編集]

岡崎 章子(おかざき しょうこ)〈24〉
演 - 水野真紀
大企業「OSエンタープライズ」の社長のひとり娘(父親に関しては明言されていない)母親とは対照的に無垢で明るく、愛情深い性格。街頭で似顔絵師をしていたところを片島と知り合い、素性などを隠した状態で交際を開始。一時は次第に荒れて行く片島の生活に絶望して彼の元を去るが、母に勧められた縁談の席に押し掛けた片島の暴露で縁りを戻す。その後、母の死により、後継者問題に直面。富を手にしたことで変わり行く片島を目の当たりにしながらも彼を信じ続けたが、最後は全て裏切られた。
岡崎 玲子(おかざき れいこ)〈50〉
演 - 新藤恵美
章子の母であり、「OSエンタープライズ」の総帥(登場時は、独身の様子)やや腹黒い面がみられる。娘の恋人と知らずに片島と肉体関係を持ったことから、章子と片島の交際を執拗に妨害。その一環として悟志とともに当たり屋行為を謀ったが、実際は悟志の策謀に利用されていた。後に章子と口論の末、階段から転落死。
秘書
演 - 小野武彦
OSエンタープライズ社長秘書。新社長となった片島の腹心として彼をサポートするが、後に危険分子扱いされ、会社を追われる。

医療関係者[編集]

黒崎 和彦(くろさき かずひこ)
演 - 京本政樹
天涯孤独な生い立ちを持つ天才外科医。人体実験まがいの違法手術や法外な謝礼要求などが原因で、過去に医師免許を剥奪されている。ニヒリストを気取り、他者の慈悲や信仰に救いを求めようとする人間を徹底的に蔑視しているが、裏返せばそれは人間個々が本来持ち合わせる可能性の素晴らしさを強く信じているためであり、闇医療で稼いだ金を自らの育った児童養護施設に寄付するなど優しい一面もある。すずの依頼で陽子の手術を執刀後、オーストラリアへ旅立つ。
永井 秀雄(ながい ひでお)
演 - 塚本信夫
陽子の主治医。心臓外科の権威でありながら誠実かつ思慮深い良識者で、貧しいすず親子に対しても深い理解を寄せる。黒崎とは旧知の仲であり、陽子の死後も、主にすずと黒崎との間を繋ぐパイプ役としてシリーズに深く関わっていく。
ナース
演 - 古畑京子大森映美
陽子の担当ナース。永井と同様、すず親子に対して親身に接する。

園田家[編集]

園田 真弓(そのだ まゆみ)〈12〉
演 - 西田彩香
園田家の長女で、すずとは従姉妹同士でもあり同級生でもある(1982年5月頃生まれとみられる)成績は上位で先生や親の前では優等生を演じている。すずへの軽蔑心、片島への淡い恋心などから、校内では子分と共に、家では母にすずの中傷を吹き込むなどのいじめを行う。母の溺愛を受ける兄に嫉妬している様子がみられる。
園田 公昭(そのだ きみあき)
演 - 篠原俊晴
園田家の長男で、すずとはいとこ同士となる。中学生に該当する年齢だが、小学校入学直後に事故に遭い、下半身不随になってから、溺愛する京子によって監禁のような状態で家に閉じ込められていた。すずに心を開き、外出させて欲しいと依頼。しかし追って来た京子に自立を宣言した直後に崖から転落死。
園田 京子(そのだ きょうこ)〈40〉
演 - 小柳ルミ子
すずの外縁の伯母。通称:お色気ばばぁ。経済的困窮などもあり、すずを疎んでいる(但し工場経営に関しては、それなりに努力はしている)息子を「公昭ちゃん」と呼び溺愛する傍ら、色仕掛けで様々な男と肉体関係を持つ(片島に豪華な弁当を作り、真弓に届けさせたこともある)娘に「兄ほど愛されてない」と感じさせてしまっていた。すずの怒りを買ったことから、第4話の学芸会のステージ上で和夫を逮捕しにやって来た警察官との関係を始め、これまでに関係した男との写真をばら撒かれる。その後、和夫と離婚し真弓を連れて実家に出戻る。
園田 和夫(そのだ かずお)〈42〉
演 - 小倉一郎
陽子の実兄であり園田家の家長。自宅で缶工場を経営している。すずを思いやる優しい伯父に見えたが、実は様々な問題を持ち込む陽子を疎んでいて、事故に見せかけて殺害し、保険金を受け取り、罪を京子に着せて愛人と駆け落ちする計画を立てていた。最後はすずの罠にはまり、学芸会のステージ上で京子と大喧嘩を展開した他、夫婦そろってW不倫・殺害計画・近隣での下着泥棒などが警察に知られて逮捕され、京子とは離婚。友人の仕事を手伝うために東京を離れる、と電話で陽子に伝えた。

窃盗団[編集]

田畑 光江(たばた みつえ)〈65〉
演 - 菅井きん
窃盗団の元締め。悟志の債権者であり、借金の棒引きの代わりにすずの身を買い取った。愛称「ババア」。すずにスリ売春を強要し、時には暴力を振るうなど冷徹な性格だが、全ては「貧乏人は他人を踏み台にしても稼ぐ以外にない」という独自の信念ゆえの行動であり、陰では稼いだ金を身寄りのない窃盗団の子どもたちの巣立ちのために貯金していた。
美辞麗句を嫌う徹底した現実主義者で、「踏まれてもたくましく生え続ける雑草になれ!」という言葉を残し、後のすずの前途に大きな影響を与えた人物。その身体は病に侵されており、陽子の手術費用を捻出するために計画した私立小学校への窃盗未遂で逮捕後、翌冬に獄死した事実が『2』にて圭太の口から語られている。
圭太(けいた)
演 - 松田勝
窃盗団のメンバーであり、光江の用心棒的な存在。愛称「圭太兄(けいたにい)」。寡黙で威圧的な形相だが心は優しく、次第にすずの理解者となってゆく。のちに警察署の前で私立小学校の校長の言動に激怒。殴り飛ばすと同時に、窃盗の手引きをしたと自供。光江と共に逮捕される。
奈美(なみ)
演 - 濱田万葉
窃盗団のメンバー。愛称「奈美姉(なみねえ)」。蓮っ葉で柄は悪いが、根は優しく、中学生の頃に先生から聞かされた「神様は平等に幸せをくれる」という言葉を信じている。普段はホステスをしていて、そこで指名客だった浅野の子を妊娠。結婚を夢見るが、彼から捨てられた直後に流産。しかしすずの前で「自分にも差別心があったのかもしれない」と己を省みた。
シゲ
演 - 西川義郎
窃盗団のメンバー。愛称「シゲ兄(しげにい)」。長身で長髪。仲間への思いやりは強いが直情的で血の気が多く、光江に対しても反感を抱いている[1]。光江が金庫の鍵を開けている最中に自分勝手に動き、それで警報ベルが鳴り、失敗を招いてしまった。

浅野家[編集]

浅野 雅彦(あさの まさひこ)
演 - 真野圭一
奈美の指名客だったエリートサラリーマンで、実業家の息子。政略結婚のため邪魔になった奈美を突き飛ばし、流産させたことで窃盗団一味の怒りを買い見合いを妨害され、すずから罵倒される。
雅彦の母
演 - 茅島成美
インテリアショップの社長。自分の犬に迫ったリュウに暴行を加えた。のちに窃盗団一味と、すずから仕返しを受ける。

大坪家[編集]

大坪 英二(おおつぼ えいじ)〈50〉
演 - 細川俊之
莫大な資産を持つ画商兼美術評論家。美術的才能と亡き娘(ユカリ)の面影を見出し、すずを弟子として自宅に迎え入れる。一方で異常なまでの耽美主義者であり、すずとユカリを重ね合わせる余り、徐々に倒錯性を露わにしていき、ついにはすずを監禁。乗り込んで来た純と対立した直後、使用人の一条に刺されて窓から転落し死亡する。批評家としての審美眼は優れているが金に汚く、過去に金のために悟志の絵を酷評し、彼の人生を狂わせるきっかけを作っている。
一条 鶴子(いちじょう つるこ)〈35〉
演 - 深浦加奈子
大坪家の住み込み使用人兼運転手。密かに主人である大坪を想い、嫉妬心からすずに陰湿な虐待を繰り返す。最後は大坪に解雇されたショックから錯乱し、大坪を刺し、窓から一緒に転落死する。2に登場する一条家とは無関係。

滝川家[編集]

滝川 純(たきがわ じゅん)
演 - 篠原俊晴
公昭に瓜二つの中学生。父と二人暮らしで、おでんの屋台を引いて生計を立てていた。すずと親しくなり、大坪から救い出したり、父に「(すずを)嫁にしたらどうだ」とからかわれて照れていたこともある。父の死後、渡米していた母が帰国。一度は反発するが、大家から立ち退きを迫られていた事もあり、すずの後押しで渡米する。
純の父親
演 - 森川正太
妻のますみに逃げられてからは純と一緒に暮らしていたが、病気(糖尿病)を患い、貧しかった為に治療を受けられず、自宅で寝たきりに近い状態になっていた。自身の死期を悟り、純の行く末を心配。ますみに手紙を出した直後に急死してしまう。心優しい性格ですずの来訪を喜んでいた。
滝川 ますみ(たきがわ ますみ)
演 - 久我美智子
純の母親。夫と息子を捨てて渡米していたが、純に関しての手紙が届いたことから帰国。同時に純の父の死を知って、純に一緒にアメリカで暮らしたいと持ちかける。出国後に資産家と再婚したとみられる。

その他[編集]

警官A
演 - 斉藤洋介
老人ホームで窃盗を働いたすずを取り調べたが、逆に罠に嵌められる。
警官B
演 - 中西良太
靴磨きをしていたすずを補導した。
靴磨き屋
演 - 石倉三郎
すずに靴磨きを伝授。
日向 有紀子(ひゅうが ゆきこ)
演 - 河野景子
美大助教授。ひょんなことからすずの美術的才能を見出す。すずが少年院に入所した際も、無実を信じていた。
銀行員
演 - 彦摩呂
園田家を来訪。京子に対して担保の引き渡しを要求するが、色仕掛けで迫られて困惑する。(担保に入っていた家は和夫らの逮捕後、競売に掛けられたことが5話で描かれている)

公立小学校[編集]

教職員[編集]
中山 史彦(なかやま ふみひこ)
演 - 米山善吉
片島と同じ6年担当教諭で真弓の担任。片島には良き先輩としてフレンドリーに接するが、仕事に対してはいささか無責任な言動も目立つ。
6年2組の男子児童[編集]
  • 上村裕樹
  • 蝦名隆広
  • 大野紀人
  • 荻野純一
  • 金子勝
  • 栗田鉄平
  • 清水秀樹
  • 車完洸
  • 杉肉竜太
  • 中崎達也
  • 永本貴大
  • 平尾淳
  • 米井文教
6年2組の女子児童[編集]
  • 青木夏海
  • 石毛さや
  • 大野愛
  • 川尻幹子
  • 桑原真代
  • 小林愛
  • 酒井麻由美
  • 仙台エリ
  • 滝本有美
  • 成本玲子
  • 萩生雅弓
  • 星野結佳里
  • 宮島育美
  • 藁科みき

主題歌[編集]

放送日程・データ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 1994年4月16日 盗み嘘泣き放火! 少女とノラ犬の愛の旅路!! 17.1%
第2話 1994年4月23日 悪魔の誕生日! 継母のいじめ!! 19.6%
第3話 1994年4月30日 禁断の初恋! 車椅子の美少年!! 22.0%
第4話 1994年5月07日 シンデレラの復讐! 目には目を 21.0%
第5話 1994年5月14日 涙の約束! 強欲スリ老婆の罠! 22.3%
第6話 1994年5月21日 ああ無情! ノラ犬の大悲恋! 母の死!? 23.8%
第7話 1994年5月28日 命の値段! 母のための強盗! 26.0%
第8話 1994年6月04日 仮面の家! 家政婦のいじめ爆発 26.5%
第9話 1994年6月11日 監禁! 嫉妬! 秘められた異常愛 24.4%
第10話 1994年6月18日 母の絆! 罪深き欲望の殺人! 27.4%
第11話 1994年6月25日 12歳の同棲! 地獄におちた天使 28.7%
最終話 1994年7月02日 母の遺言! 愛犬が走る衝撃の結末! すず死なないで 37.2%
平均視聴率 24.7%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

家なき子2[編集]

家なき子2
ジャンル テレビドラマ
放送時間 土曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1995年4月15日 - 7月8日(13回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
企画 野島伸司
演出 細野英延
萩原孝昭
大平太
脚本 高月真哉
いとう斗士八
山崎淳也
出演者 安達祐実
堂本光一
エンディング 中島みゆき旅人のうた
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1995年4月15日から7月8日まで日本テレビの『土曜グランド劇場』枠(土曜日21:00 - 21:54、JST)で放送された日本のテレビドラマ。前作『家なき子』の続編にあたる。

あらすじ[編集]

すずは下半身不随となるも奇跡的に一命を取り留めた父・悟志と再会。愛犬であるリュウと共に暮らしていた。ある日、すずは再会した圭太から大富豪・一条泰造が孫娘を探していると聞かされ、嘘をつく事に負い目を感じつつも、経済的な理由などから父を救うために一条家に乗り込む。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

相沢 すず
演 - 安達祐実
母・陽子の死後、和解した父・悟志を養っていたが、圭太の勧めもあり、一条家の財産を手に入れるために孫娘を騙って一条家に乗り込み、修学館中等部に編入。後に母・陽子と同じ病に襲われてしまうが、悟志とリュウの命懸けの行動と黒崎・永井の手術で一命を取り留める。一条家の惨劇が終わりを告げた後、リュウの遺児であるトラと共に旅立つ。
牧村 晴海(まきむら はるみ)
演 - 堂本光一
修学館高等部の特待生でボクサー志望の少年。すずの最大の理解者でもある。幼少時に町工場の経営者だった両親が一条家に追い詰められ、目の前で焼身自殺した(この件に関しては、のちに真実が判明する)ショックで、記憶の一部が消失。長年に渡り言葉を発しなくなっていたが、中学生の頃、一条家への復讐を決意。口数が多く軽薄な性格に変化。詐欺、窃盗、試験における不正行為などをおこなう様になるが、同時に正義感の強さを持ち合わせる様になる。絵里花から片想いされた事を復讐に利用しようと婚約を交わしたこともあったが、すずへの想いから破棄。実は彼こそが一条家の後継者であり、呪われた血により生まれた子であった(絵里花とは遠縁の血縁関係者)。倉田から小百合が実母と聞かされた直後、一条家の屋敷で発生した火災で死亡したとみられる。

相沢すずの関係者[編集]

相沢 悟志
演 - 内藤剛志
すずの父。片島に刺された直後、黒崎の手当により命を取り留める。刺されたショックで白髪化・下半身不随となった様に見えたが、実はすずに自分の世話をさせるための芝居であった。そんな折、ある女性に陽子の面影を感じて交際するも、その女性はヤクザである氷室の愛人であったことから度重なる脅迫を受け(実際は氷室の仕組んだ美人局であった)、慰謝料捻出の為、保険金目当てですずを銃撃。晴海の知らせで到着した倉田に現行犯逮捕されるが、獄中での倉田との対話などを経て、自らの生き様を深く見つめ直すことになる。その後、氷室がすずの手術用のボンベイブラッドを盗んだことを知ると、血液を奪還するために脱獄。氷室の凶弾を全身に受けながら輸血パックをリュウに託し、「人間は金に負けない」と呟き続けて絶命した。
相沢 陽子
演 - 田中好子(特別出演)
すずの母で悟志の妻。最終回におけるすずの空想シーンのみ出演。
歩(あゆむ)
演 - 益田圭太
悟志に撃たれた後、海岸に打ち上げられたすずを救った少年。漁師の父はマグロ漁船で長期間に渡り出漁中、母は家出してしまっている為に、父の家で干物などを製造・販売しながら一人暮らし状態となっていた。楽天的かつ前向きな性格で、すずを実姉のように慕い、病気を知ると手術を受けるよう強く勧めた。幼いながらも頭の回転が早く、事件後は一条に養子として迎えられ、財閥の跡継ぎとなった。
リュウ
演 - ピュンピュン(犬)
すずの相棒の柴犬。オスだと思われていたが、実はメスだった(途中で森山に指摘され判明)。倉田刑事の盲導犬ジョーと恋に落ち、双子を出産する。月田によって轢き逃げされながらも、すずを救うために輸血用血液を運び、回復したすずの腕の中で最期を迎える。
トラ
リュウが産んだ双子の一匹。すず曰く「へちゃむくれ顔」。「リュウの子だから“竜虎相搏つ”」とかけて、晴海が名付けた。最終回では燃え盛る屋敷内に拘束されたすずの指示で日本刀を運び、すずと晴海を救った。事件後、黒岩家に引き取られるも脱走し、すずの新たな相棒として共に旅立つ。

医療関係者[編集]

黒崎 和彦
演 - 京本政樹
氷室たちの陰謀によって左腕を失い、自暴自棄の生活を送っていたが、再会したすずや晴海の説得と励ましで医師としての誇りを取り戻し、一条の手術を見事に成功させる。事件との関わりを経て、すずの希望に満ちた精神と生命力に対して崇拝に近い感情を抱くようになる。
永井 秀雄
演 - 塚本信夫
陽子のかつての主治医。前作では無免許医である黒崎を忌避するような言動も見られたが、本作では互いに信頼し合う関係となり、すずの手術の際には黒崎の助手として尽力する。

一条家[編集]

一条 小百合(いちじょう さゆり)
演 - 高橋惠子
一条泰造の娘。高校生の頃、自分を溺愛する父からの近親相姦に耐えかね家出するが、時すでに妊娠した状態だった。恋仲になった牧村と結婚し、彼の子として出産するが、6年後に火災に遭う。来訪していた倉田に救出された直後、父の手先によって家に連れ戻され、記憶喪失の状態で地下室に幽閉。表向きは死亡扱いとなっていた。すずたちの手によって地下室から救出され、晴海のアパートに匿われるが、森山(一条泰造)の手によって一条家に連れ戻される。後に発生した火災により記憶を取り戻し、晴海を救うために燃え盛る屋敷へ飛び込み、晴海と共に最期を迎えた。
一条 泰造(いちじょう たいぞう)
演 - 西村晃
一条家の当主にして小百合の父。周囲の誰もが遺産目当てで本心から気遣ってくれないことを嘆き、自らの人生に深い絶望感を抱いている。かねてより重病で寝たきりだったが、黒崎の手術で回復。その一件からすずに心開くようになる。実は出生直後から森山の身代わりとして育てられた影武者であり、本来は誠実な人物。密かに一条家の財産を慈善事業へ寄付していたが、後に森山に露見して殺害されかける。小百合から森山の行った蛮行を伝えられており、森山に晴海の出生の秘密を話した。森山亡き後は名実ともに財閥の全権を掌握。歩を養子として迎え入れた上で、新生・一条グループの総帥として再出発を図る。小百合が唯一、真相を打ち明けたことから、彼女は正体を知っていた上に親しい仲だった模様。

一条家の関係者[編集]

白石 恭子(しらいし きょうこ)
演 - 川島なお美
一条家の屋敷に住み込む会長秘書。自らを絶世の美女と称する異常なナルシスト。いかなる時でも冷静な知的美人である一方、野心家であり、和幸と愛人関係を持つと同時に、修学館中等科の教師・沢村と手を組み一条家の財産を狙うが、沢村に計画妊娠を暴露され、体育倉庫内に監禁されてしまう。監禁中に真犯人に殺害されるが、彼女が自宅に隠していた情報が真犯人の正体を暴くことになった。4人目の犠牲者。
園田 真弓
演 - 西田彩香
すずの従姉妹。若いダンサーの男と駆け落ちした母親・京子に捨てられた後、すずと同じく家なき子になり、絵里花の専属メイドとして一条家に住み込む。屋敷内・校内と主人である絵里花の腰巾着となり、すずと千穂にいじめを加える[2]。兄の死、醜態を晒した末の一家離散の原因として、特にすずに対しては激しい憎悪の念を抱いていたが、一方ですずの強靭な精神力と洞察力には徐々に一目置くような様子も見せ始め、絵里花が真犯人に拉致された際には真っ先にすずを頼っていた。屋敷の火災の後の動向は不明。
森山 敏男(もりやま としお)
演 - 小林昭二
一条家の庭師。温厚な性格ですずに親切に接するが、その一方で和幸に抗議するなど大胆な面も見せる。その正体は真の一条泰造であり、一条家の遺産を狙う者たちを排除するために千穂の復讐心を利用して連続殺人に走らせた黒幕。娘の小百合を溺愛するあまり、当時高校生だった小百合を強姦。それにより生まれたのが晴海であった。一条から晴海出生の秘密を打ち明けられ、晴海と小百合を救うために炎の中へ飛び込み死亡する。
月田(つきた)
演 - 菅田俊
氷室の右腕のヤクザとして振る舞っていたが、実は氷室こと和幸を監視するために森山が派遣したスパイだった。すずの輸血用血液を持っていこうとするリュウを車で撥ねて、最終回ですずを殺害しようとするも、駆け付けた倉田たちに狙撃され逮捕。
尾上 シメ(おのうえ シメ)
演 - あき竹城
一条家のメイドのチーフ。潔癖性に加え、相手によって態度を変化させ、狂暴性も持ち合わせる大柄で気性の激しい女。武道をたしなんでおり、絵里花や真弓同様すずや千穂をいじめる。殺害された麗子の宝石を盗んでおり、時が来たらメイドをやめて裕福な暮らしを得ようとしていた。偶然にも麗子殺害の証拠品を見つけて所持するようになるが、宝石を隠すために真弓についた嘘が元で犯人に知られることになり、証拠品を盾に切り抜けようとするも、日本刀で足を切られた後、ピラニアの水槽に落とされて死亡。3人目の犠牲者。殺害現場にはMの血文字が残され、そのことから犯人はイニシャルが「M」の人間とも考えられたが、実際は犯人自身が残したものであり、MOTHER=母親を意味していた
松井(まつい)
演 - 白石玲子
一条家の住み込みメイドで、失敗を理由に尾上に殴られたこともある。すずや千穂にも「お嬢様」とつける。一条家傘下の企業社員であり麗子の部下だった父が罪を被った末に自殺した為、周囲から後ろ指をさされてしまい、進学・就職を断念せざるを得なくなった過去がある(この時、責任を感じた一条から屋敷で働く事を勧められている。よって一条家への復讐心は抱いておらず、むしろ一条には感謝している)。「犯人を見た」という尾上の言葉を立ち聞きしたことと、偶然にも尾上のダイイングメッセージと自身のイニシャルが一致したことが元で、麗子と尾上殺害の容疑を掛けられる。司法浪人中の恋人の事で絵里花から嫌がらせを受けた直後、すずの「無実を信じる」という思いも虚しく自殺してしまう。
圭太
演 - 松田勝
私立小学校での窃盗等で服役していたが、模範囚として短期間で出所後、一条家の専属運転手を務めていた。殺人容疑を掛けられたすずを庇い、偽証をしたことが元で事故に見せかけて殺される。2人目の犠牲者。誕生祝いとしてカチューシャをすずにプレゼントしようとした(死後、すずに届いた様子)。
黒岩 剛(くろいわ つよし)
演 - 草彅剛
修学館高等部に特待生として在学するボクサー志望の少年。一条家絡みのトラブルで両親を亡くし、貧しい生活の中、幼い弟妹たちを育てている。すずを麗子殺害の犯人だと決めつけ、憎悪していたことがある。絵里花に片想いしていた様子(実際は復讐のために絵里花に近づいて利用しようとしたが失敗した)も見られたが、千穂に想いを寄せられ変化していく。晴海には激しい敵愾心を燃やしていたが、インターハイ決勝戦を経て和解。事件解決後、リュウの生んだ仔犬の里親になる。

木崎家[編集]

表の顔・木崎 和幸(きざき かずゆき)/裏の顔・氷室 龍一(ひむろ りゅういち)
演 - 萩原流行
一条財閥常務。麗子の夫で絵里花と千穂の父。少年時代、父は窃盗などで服役を繰り返し不在。母親に捨てられた為、盗みをしながら暮らして来た。クリスマスプレゼントを渡す為に警察官に扮して脱獄してきた父をそうとは知らずに殺害したという過去を持つ。その後、工場で一緒に働いていた女性と恋仲になるも地位と財産目当てで彼女を捨て、木崎麗子を騙して結婚。木崎家の婿養子となり、一条財閥の重役に就任。表向きは穏やかだが、「世の中で一番大事なものは金」という典型的な拝金主義者で、財産を乗っ取るために様々な策謀を企て、裏社会では暴力組織のボス・氷室龍一としても暗躍している。恭子とは愛人関係で、妻子に対する愛情はみられない。悟志を利用してすずの抹殺を目論み、それが失敗した後はすずの手術用の血液を盗み出すが、悟志の命懸けの行動により奪い返され、その直後に真犯人に殺害される。5人目の犠牲者。事件のすべての元凶ともいえる存在。
木崎 麗子(きざき れいこ)
演 - 生田悦子
一条泰造の妹の娘であり、和幸の妻で絵里花の母。和幸を婿養子として迎え入れる形で木崎家を継ぎ、一条家関連企業の運営にも携わっていた。派手な印象とヒステリックな面を持ち、和幸に愛人の事で皮肉った上で能無し呼ばわりしたり、死後に絵里花からも「宝石を貸してくれなかったのが憎かった」などと悪く言われる等、家族仲は冷え切っていた様子。一条家連続殺人事件の最初の犠牲者となる。
木崎 絵里花(きざき えりか)
演 - 榎本加奈子
和幸と麗子の娘で、一条泰造の妹の孫に当たることもあり、一条家の暫定相続人に指名されている。母同様に、苦労知らずな上にヒステリックな性格。家柄を鼻に掛けたり、ヨーロッパから帰国後、校内・屋敷内と腰巾着たちを従えてすずと千穂をいじめるなど、高慢な振る舞いが見られるが、両親の愛情を感じられずに育った様子もうかがえる。相手を罵る際には駄洒落を交えた大仰な比喩表現を用いる奇癖があり、「絵里花がたとえてあげる」という台詞は本シリーズの定番演出のひとつとなっている。校内では生徒会副会長に就任している。晴海に心惹かれ、押し切る形で婚約するが、結局捨てられる。最後は一条家連続殺人の真犯人にして自身の異母姉妹であった千穂の標的[3]となるが、間一髪の場面ですずたちに救出される。最終的に両親を殺害されて人殺しの娘であり家なき子になるが、火災後に唯一、生き残った身内の一条も気に掛ける様子はなく、のちの動向は不明(歩が指名された事などから、一条家の後継者からは外されたと見られる)

小村家[編集]

小村 千穂(こむら ちほ)
演 - 中山エミリ
私生児で母と2人暮らしだったが、未就学児だった頃に母が過労死。養女となった印刷屋で虐待を受けて育った。時折、相手を陥れる嘘をついたりするなど、周囲に流されやすい面も見られたが、黒岩に恋をしたり、すずを命がけで守ったりするなど心優しい性格。が、実は彼女こそが連続殺人の真犯人であり、密かに月田らと共謀して木崎家の関係者など合計5人を殺害。絵里花とは異母姉妹であり、全ては母の仇を討つための凶行だった。最後はすずと黒岩の説得により思い留まり、自ら贖罪の道を選ぶ。
小村 謙二(こむら けんじ)
演 - 秋野太作
千穂の養父で印刷工場を経営。身寄りを亡くした千穂を引き取っているが、学校にも行かせず虐待を加えている(その中には性的虐待も含まれている)。和幸とは旧知の仲の様子で、千穂を一条家に乗り込ませた張本人。すずが千穂を助け出した際、すずに自宅兼工場を放火される。のちの動向は不明だが、一家で焼死した可能性が高い。
小村 冴子(こむら さえこ)
演 - 大島蓉子
小村の妻で、千穂の養母。千穂を疎み、夫の謙二・娘の由佳里と共に虐待していた。
小村 由佳里(こむら ゆかり)
演 - 関口貴美子
小村家の一人娘。両親同様に腹黒い性格で、インクをかけた白飯を「インクカレー」と称して千穂に無理矢理食べさせようとする。

その他[編集]

美加(みか)
演 -
すず・千穂と一緒に孫娘候補として、一条家にやって来るが、尾上からピラニアの水槽を見せられた際、「一条家の娘になんかなりたくない」と言い残し、一目散に逃げ出してしまう。
岬 祥司(みさき しょうじ)
演 - 小橋賢児
岬財閥の御曹司。ボクシングを嗜んでおり、インターハイの神奈川代表選手と称しているが、その実力は晴海や黒岩には及ばず、黒岩と対戦した際は自身の拳を砕かれてしまった。すずに心を開き、やがて交際を申し込む。絵里花に婚約祝いの言葉を述べるが、絵里花からは用済みだと言われてしまう。
倉田 智浩(くらた ともひろ)
演 - 嶋田久作
片島の実兄で所轄の刑事主任(警部補)。弟を殺害したのはすずであると思い込み、復讐目的ですずをつけ回すが、本心を知るに従い理解者となっていく。悟志に対しては弟への強請行為、すずに対しての殺人未遂などを理由に長らく軽蔑をしたが、最後にすずを救った事を賞賛する。晴海の父とは親友同士だったが、片想いをしていた小百合の関心が彼に向いてからは、疎遠になっていた。火災から小百合を救出する際に負った火傷が元で失明している。寡黙で厭世的な雰囲気が漂うが、根は心優しい性格。ジョーというシェパードの盲導犬を連れており、後にリュウと恋に落ちる。
滝川 純
演 - 篠原俊晴
すずの元恋人。渡米していたが、新しい父の仕事の都合で帰国。修学館高等部に転入、生徒会長となる。(女生徒達には晴海・黒岩と並んで人気がある様子)すずの過去と素性を知っている為、周囲が疑う「一条の孫娘」が嘘であると見抜いていること、裕福な暮らしに慣れてしまったこと、絵里花に恋心を抱いていることなどから、かつての心優しい面影はなく、再会したすずを疎み、絵里花の手先として傷つけたとして晴海に叩きのめされた事もある。絵里花に誘われてキスをしたところを、すずに目撃され、後を追うが、その直後に自身が絵里花に騙されて利用されていた、本心では嫌悪されていたことを知ってショックを受ける。
沢村(さわむら)
演 - 大澄賢也
すず達の担任教師で、担当教科は数学。生真面目で神経質。A型。性格に裏表を持ち、すずが麗子殺しの容疑を掛けられると、教室から座席をどかした上で人殺し呼ばわりをするなど、生徒同士のいじめにも荷担する問題教師。関係を持った恭子に利用されていたことを知ると、彼女への愛が歪んで、学校に拉致監禁する。恭子が殺害された後、監禁が発覚。到着した倉田に逮捕される。
金田一一
演 - 堂本剛(ノンクレジット)
最終回、インターハイ直後の晴海を呼び止めて励ますが、「もうボクシングはやめた」と返され、気まずそうにその場を立ち去る。

主題歌[編集]

放送日程・データ[編集]

各話 放送日 サブタイトル
第1話 1995年4月15日 幸せを盗め! 愛を奪え! 哀しい親子の呪われた旅路!
第2話 1995年4月22日 邪魔物は消せ! 氷の微笑に秘められた醜い愛情の殺人
第3話 1995年4月29日 悪魔の仮面! いじめの嵐に炎の友情を誓う小さな命!
第4話 1995年5月06日 天使の同棲! 車椅子の罠に泣く娘の地獄
第5話 1995年5月13日 哀しい誕生日! 愛犬の裏切り
第6話 1995年5月20日 背徳のメス! 奇跡の医師登場!
第7話 1995年5月27日 Mの悲劇! 家政婦の死の秘密!
第8話 1995年6月03日 魂を売った美少年! 哀れすずに病魔!?
第9話 1995年6月10日 ああ無情! リュウの涙! 父のために死す
第10話 1995年6月17日 呪われた命! 今暴かれる一族の血の秘密
第11話 1995年6月24日 魔性の殺人! 遂に真犯人が…愛犬が出産
第12話 1995年7月01日 愛犬リュウの死! 悪魔の父も娘のために命を捨てた…
最終話 1995年7月08日 さよなら家なき子! 愛犬の遺言…天国の母の胸で眠れ
平均視聴率 22.5%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 最高視聴率 31.5%(最終話) ※関東地区・ビデオリサーチ社調べ

演出への批判[編集]

前作以上に過剰ともいえる演出に対し視聴者から批判的な意見が寄せられた。特にご飯にペンキ(インク)をかけて相手に食べさせるシーンが放送された後、読売新聞に「内容が過激すぎる」「食べ物を粗末にするな」といった視聴者からの意見が掲載された[4]

劇場版[編集]

家なき子
監督 細野英延
脚本 いとう斗士八
細野英延
原案 野島伸司
出演者 安達祐実
堂本光一
音楽 千住明
主題歌 中島みゆき「空と君のあいだに」
編集 奥原好幸
公開 日本の旗 1994年12月17日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 10.5億円(配給収入[5]
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1994年12月17日公開、配給は東宝。サブタイトルは「みなし子すずの哀しい旅」。ドラマ版のヒットを受けての映画化となった。 『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』で注目された堂本光一、同作品で体罰教師役を演じた斉藤洋介、同作品で担任を演じた桜井幸子の妹の桜井貴子も出演。 (斉藤は無印、堂本は2にも登場しているが、それぞれ別役であり、繋がりはない)

あらすじ[編集]

母、陽子の死後(ここでは父、悟志の所在と生死に関しては一切、言及されてない)相棒でもある犬、リュウと共に放浪を続けるすずは、クリスマスの夜に路上販売をおこなっていたケーキを盗んで、店主に捕まってしまう。窃盗犯として警察に突き出される直前、サーカス団経営者でもある磯貝が現れ「ケーキの代金を肩代わりする」と言い出す。しかし磯貝は身寄りのない子供達を集めては、サーカス団員として、不当な労働を強制しており、すずとリュウも軟禁状態でサーカス団に連行されてしまう。そして伯父と離婚後、磯貝の後妻となった京子・その娘で従姉妹の真弓と再会。嫌がらせを受けるさなか、すずは空中ブランコの花形として活躍する稔と出会う。

登場人物[編集]

身寄りを亡くし、放浪中に磯貝の策略でサーカス団員として働く様になる。稔の生い立ちなどを知ってしまったことから、南条一派に命を狙われるが、磯貝に救出されたのち、稔の移籍などを見届けると再び旅立ってゆく。
  • リュウ - ピュンピュン(犬)
  • 黒崎和彦 - 京本政樹
すずと永井の依頼でサーカス団へ出向き、恵の手術を引き受けた。この際に磯貝の卑屈な態度を叱責している。
磯貝サーカスに所属する少年。未婚で出産した母とは幼少期に死別。人当たりは悪いが根は愛情深い性格。血縁はないが、恵を実の妹の様に可愛がっており、手術代として母の形見のペンダントを黒崎に差し出す。事件後、他のこども達と共に大手サーカス団へ引き取られた。
  • 堀口恵(ほりぐち めぐみ) - 桜井貴子
稔とは妹分として施設で一緒に育ち、磯貝サーカスでは空中ブランコでコンビを組む(身寄り等の手がかりが得られない為、稔と同姓を名乗っている可能性が高い)重度の心臓病を患い、早急に手術が必要な状態だった。黒崎の手術によって回復の兆しを見せるが、南条一派の陰謀により、手術の失敗に見せ掛けて殺害される。すずが初めて友人としての感情を抱いた人物でもある。
  • 磯貝誠一(いそがい せいいち) - 斉藤洋介
    サーカス団「磯貝サーカス」の団長。病の後遺症による容姿などに対してのコンプレックスから性格に歪みがみられ、南条らと共に悪事に荷担するが、南条や京子らの本性を目の当たりにしたことで次第に心境に変化が現れ、黒崎からの依頼で恵に輸血用の血液を提供した後、南条に放火されたサーカス小屋からすずを救い落命。
  • 磯貝(園田)京子 - 小柳ルミ子
    すずの元伯母。園田和夫との離婚後、磯貝と再婚し、サーカス団の経営に携わっていた。再会したすずに激しい嫌がらせを展開していたが、結婚の真意が財産目当てであったことと、彼の悪口を言っていたところを磯貝に知られ、手切れ金と共に離婚を言い渡される。
  • 磯貝(園田)真弓 - 西田彩香
    すずの従姉妹。母の再婚に伴い、磯貝の義理の娘となり、サーカスに出演することもあった。立場を利用し、サーカス団のこども達にすずをいじめさせたり、大雨の中で対決した事がある。再び離婚した母に連れられ、磯貝の元を去った。
  • 南条勝久(なんじょう かつひさ) - 古尾谷雅人
県会議員で稔の血縁上の父。かつて稔の母と恋人同士で駆け落ちの約束をしたが、当日に行き違いが発生。裏切られたと誤解したことにより、富と名誉に固執する冷酷な性格へと変貌する。国政進出を企てており、邪魔な実子の稔、秘密を知るすずの殺害を企て、サーカス小屋に自ら放火。しかし直後に真実を知り、稔を庇って落命する。
すずからリュウを通じて恵を救って欲しいと相談を受け、黒崎に連絡をとる。
手術を終えた黒崎から恵の主治医を引き継ぐが、日下からの唆しで恵殺害に荷担する。
南条の秘書。目的のためには手段を選ばない性格で、政治工作のみならず恵や稔の殺害計画をも主導。ある意味では南条以上に悪辣な人物。
南条をバックアップする大物代議士。
サンタクロースに扮して、クリスマスケーキを販売していた。ケーキを盗んだすずを捕らえた際に口論となる。

主題歌[編集]

スタッフ[編集]

TVシリーズ[編集]

劇場版[編集]

備考[編集]

  • 斉藤洋介は家なき子のインタビューで「今回も意地悪な役ですか?」と問われ、「そうです。最近ずっとこの役(『人間・失格』の体罰教師役)が続いてますからね」と答えた。
  • 本作の小説化・漫画化作品は、原作つき作品でないにもかかわらず児童文学の『家なき子』と区別するためもあり、『家なき子・テレビドラマ版』『平成版家なき子』というタイトルになっている。
  • 暴力的な表現が多く、またジャニーズ所属の人物も出演しているが、当時のドラマとしては珍しく映像ソフト化(3部作全て)されており、現在もレンタルビデオで視聴することができる。
  • 人気を博したため、第一作目が放送された1994年の年末にはダイジェスト版も放送された。
  • 劇場版にて、守銭奴をコイン怪獣のカネゴンに例える様子がある。
  • 毎年春と秋に日本テレビで放送されていた特番「スーパークイズスペシャル」では家なき子チーム(1994年春)と家なき子2(1995年春)チームで出場したが、どちらとも総合優勝を決めている。複数優勝をしているのはこのチームとクイズ世界はSHOW by ショーバイ!!チームのみである。
  • 安達祐実演じるすずのオーバーオールと首から下げている大きなガマ口財布はすずのトレードマークになったが、犬のリュウ役のピュンピュンを懐かせる為に衣装のポケットとガマ口にはピュンピュンの好物であるカワハギやさきいかなどを忍ばせていた。
  • 相続に関して、「被相続人と同居していない親族でも小規模宅地等の特例が使えるケース」を俗に「家なき子特例」などという。これは、このテレビドラマの題名に由来している。[6]

関連商品[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 光江がすずといる際に「裏口入学金を盗んで伊豆にリゾートマンションを買いたい」と嘘を言っていたが、それを真に受けていた、
  2. ^ 母を殺したと思い込んでいた絵里花からすずを殺すように言われたときは尾上と同じくさすがに躊躇していた。
  3. ^ 飛び降り自殺を強要されたり、かつて千穂が苦しめられたインクカレーを無理やり食べさせられたり、自分が言っていたセリフ「~がたとえてあげる」を逆に千穂に言われたりした
  4. ^ 読売新聞6月25日テレビ面
  5. ^ 1995年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  6. ^ 日本経済新聞2014年12月10日M&I欄

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

日本テレビ 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
そのうち結婚する君へ
(1994年1月15日 - 1994年3月26日)
家なき子
(1994年4月16日 - 1994年7月2日)
遠山金志郎美容室
(1994年7月9日 - 1994年9月24日)
ステイション
(1995年1月14日 - 1995年3月11日)
家なき子2
(1995年4月15日 - 1995年7月8日)
金田一少年の事件簿 (第1期)
(1995年7月15日 - 1995年9月16日)