祈りのカルテ

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祈りのカルテ
著者 知念実希人
発行日 2018年3月29日
発行元 KADOKAWA
ジャンル ミステリ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 248
次作 祈りのカルテ 再会のセラピー
公式サイト 祈りのカルテ
コード ISBN 978-4-041-06580-8
ISBN 978-4-041-10980-9文庫判
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祈りのカルテ 再会のセラピー
著者 知念実希人
発行日 2022年8月10日
発行元 KADOKAWA
ジャンル ミステリ
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六版
ページ数 243
前作 祈りのカルテ
公式サイト 祈りのカルテ 再会のセラピー
コード ISBN 978-4-04-112536-6
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祈りのカルテ』(いのりのカルテ)は、知念実希人による日本の医療ミステリ小説。全5話からなる連作短編集である。2018年3月29日KADOKAWAより刊行されたのち[1]2021年2月25日角川文庫より文庫本が刊行された[2]

2022年8月10日に続編となる『祈りのカルテ 再会のセラピー』がKADOKAWAより刊行された[3]

2022年10月期にテレビドラマ化の予定[4]

あらすじ[編集]

祈りのカルテ[編集]

純正会医科大学を卒業し、同大学附属病院に研修医として入った諏訪野良太初期臨床研修で各科を回っているが、初期研修後の専攻科をどこにするかは決めかねており、期限ぎりぎりまで迷っていた。

彼女が瞳を閉じる理由[編集]

研修1年目で精神科での研修。研修医はどの科でも週に1回は救急部当直が課せられており、救急部での当直時に睡眠導入剤を過剰摂取したという山野瑠香が救急搬送されてきた。瑠香は定期的に同じことを繰り返していたため、救急部の医師や看護師も「ああ、瑠香ちゃんね」と慌てる様子もなかった。諏訪野は、瑠香のカルテを見直して入院日と退院日に法則があるのを発見し、同期の沢井に瑠香の血液分析を依頼。瑠香の病室に行き、血液から睡眠薬の成分は検出されなかったことと元夫が来たことを話すと瑠香の表情が歪んだ。さらに救急搬送希望するのは元夫からの暴力や金の無心を避けるためではと問うと、瑠香は自主退院すると病室から退室した。予め警察を呼んだ上で元旦那に立ち向かい、数時間後負傷者として搬送されてきたと、救急部当直中の冴木裕也からの連絡で救急室に駆けつけた諏訪野に元旦那と縁を切ったと報告した[5]

悪性の境界線[編集]

外科での研修。指導医と共に、入院してきた老齢の近藤玄三と面会。胃癌を早期に発見できたため、安全な内視鏡手術の予定であったが、病室に訪れたスーツ姿の男性と話をした後、手術を受けないと態度を一変させる。その後、娘・幸子の説得で、手術をすることには同意したが、予定していた内視鏡手術ではなく、リスクが高い開腹手術での胃摘出を希望し、さらに翌週までに手術ができなければ、この病院での治療を中止するとまで言い出した。諏訪野は再び病室を訪れたスーツの男性に接触し、彼の正体が保険会社の人間であることと、玄三が契約していた保険内容を知る。玄三は、家計のために大学進学を諦めかけている孫娘のために、保険金給付となる可能性が少しでも高くなる開腹手術を希望していたのだった。

冷めない傷痕[編集]

様々な皮膚科の症例を研修中に診ておきたいと、諏訪野は二年目の研修で希望した科を選択できる「選択科」にて、一ヶ月間の皮膚科を選択していた。ある日、足に火傷を負った女性・守屋春香が搬送されてきた。諏訪野は彼女の火傷部位の包帯交換中に汚れのようなものを見つけたが、次の日には火傷が広がっていて、汚れはなくなっており、疑問に思った諏訪野は、指示を受けたと偽りデジタルカメラで患部を撮影し、搬送当時の写真と見比べると、当初は明らかに汚れのようなものがあったことを確認する。また、春香の言い分と火傷部位と当日の服装に違和感があり、関係者によるDV(ドメスティックバイオレンス)の可能性を念頭に春香に問いただすと、交際を申し込まれた男性上司・鍋島の両親が教師のため、若気の至りで当時の恋人であり前夫でもある男性の名前などのタトゥーを消すのに自ら火傷を負ったと告白した。

シンデレラの吐息[編集]

小児科での研修。喘息による呼吸困難で8歳の姫井姫子が緊急入院する。検査するとある項目の異常が判明し、処方薬を正しく服薬していないようで病室のゴミ箱から薬が発見される。小児科指導医・志村は両親による代理ミュンヒハウゼン症候群を疑ったが、諏訪野は患者の友達からの見舞いの手紙の宛名や、最近会った人物から、患者が入院すればMRとして病院に出入りしている実父・灰崎に見舞いに来てもらえることを期待して少しでも長く入院していたいと薬を服用しなかったと推理し、姫子の父母や呼び出した灰崎に確認すると、姫子を混乱させないために灰崎には会わせてないことが明らかとなり、真相を聞いた母・裕子は入院中も退院後も週に一度は姫子が灰崎に会うことを許可した。

胸に嘘を秘めて[編集]

循環器内科での研修。諏訪野は、かつての人気女優・愛原絵里こと四十住絵理の担当になった。付添は家族ではなくマネージャーの横溝だった。人気女優ということもあって26階の特別病棟に秘密裏に入院していたが、リークされ、世間に知れ渡る。事務所の社長・久米と横溝により、絵里は近々アメリカの病院に転院予定で移植を受けること公表され、入院費・渡米費を集める募金運動を始めると記者会見した。その一週間後、久米が事務所の金を横領していることもリークされ、諏訪野は誰がリークしているのかを推理し、問いただすと横溝がリークを認めた。渡米予定の病院に医大生時代の部活の先輩がいたので、諏訪野は個人的に確認を取ると、外国人の入院予定者はいないという。2週間後の深夜に絵里の容体は急変し脳死状態となる。絵里は臓器提供意思表示カードを作成しており、母・洋子の同意をもって手配に入る直前に、諏訪野は、腎臓は妹・紗智に移植して欲しいという絵里の最期の願い伝え、それを叶えるためには脳死判定前に家族間での生体腎移植を提案し、翌日に移植手術を行う。術後に脳死判定で脳死と決定診断され、日本臓器移植ネットワークへ報告される。諏訪野は研修最終日に、指導医の上林とともに移植用の臓器摘出のために絵里が手術室に入るのを見届け、循環器内科での研修を終え、諏訪野はどの科へ進むか決めた。

再会のセラピー[編集]

東京国際フォーラムで開催された日本内科学会で発表を終えた30歳の諏訪野良太は、会場内で医学生時代の同級生で親友でもある小鳥遊優と彼の勤める病院の女性研修医・鴻ノ池舞と遭遇し、即座に「飲みに行こう」と誘い、飲みの席で、鴻ノ池より研修医時代の「面白い経験」「変わった指導医」「一番記憶に残る患者」を聞かれ、それぞれ回想した。

救急夜噺[編集]

面白い経験として、救命救急部での研修を回想。他科研修中の週1回の救命救急部当直の頃から、何度も顔を合わせて常連となっている広瀬秀太の処置を終えたあと、路上で倒れていたという秋田竜也が救急搬送されてきた。秋田は昨年にも搬送されて入院を強く希望したが、入院の必要なしと帰されていた。今回は処置中に痙攣や意識消沈が現れたため、夜間は手薄となる病棟引き継ぎもできず、朝まで措置観察室ベットに寝かされていた。秋田と前後して、覚醒剤中毒の男性、警察に追われて電柱に衝突して救急搬送された暴走族の男性と、下痢と嘔吐が続き直接来院した女子高生の処置がおこなわれていた。さらに末期がんの高齢女性患者が疼痛コントロールの都合で明朝救急搬送の上26階か27階の特別室に入院したいとの連絡もあった。諏訪野は、血液検査の数値から秋田の症状は入院するためにインスリン自己注射を過剰接種したと考え、特別室に入院中の患者か、この救急救命部内の別の患者に何らかの理由で接触することが目的なのではと推察し、万が一に備え警備員も待機させていた。朝に末期がんの高齢女性患者も予定通り搬送されてきて受け入れ診察中に、秋田は諏訪野の予想通り動き出し、高齢女性患者に接触した。

割れた鏡[編集]

変わった指導医として、形成外科での研修を回想。附属病院では一般的な形成外科手術とともに美容形成外科手術も手掛けており、8回目の大掛かりな美容形成外科手術として顎の骨を削り、顎のラインを変えたいと希望する女優・月村空良が、美容形成外科を専門とする指導医・三上の外来に来た。成功率は低いが手術は可能と診断し、三週間後に入院したが、入院後のMRI検査で、下顎の骨にわずかなヒビが見つかり、三上は手術を断念するように空良に伝えたが、空良は顔の他の部位でもいいから明日までに手術をできるか考えてと、強く手術を希望した。諏訪野は他の仕事を終えた夜に、どのような顔にしたいのか、要望を聞きに病室に向かったが、空良はゴシップ雑誌の記者に記事の売り込みしている真っ最中であった。このことは妹・月村海未には言うなと釘を差されて病室を追い出されたのを三上に報告。附属病院裏手の研修医寮の自室に戻ってから、過去のスキャンダル記事をネットで見てある共通点にたどりつき、深夜に病室を尋ね、顔を変えてスキャンダルを繰り返すのが目的ですねと空良を問いただした。

二十五年目の再会[編集]

一番記憶に残る患者として、2年目最後の緩和ケア科での研修を回想。指導医からは1ヶ月間ある患者を集中して診てほしいと指示される。緩和ケア科病室で顔を合わせたのは、救急部で何度も顔を合わせていた広瀬秀太だった。諏訪野から最後に家族とか会いたい人はいませんかと問われ、広瀬は25年前に仕事場から大金を盗んだことに対する冤罪と公務執行妨害で逮捕されて刑務所に入っていたことと、その時別れた子どもに会いたいと聞かされ、諏訪野は25年前の事件を独自に調べる。浮腫で状態悪化した広瀬の処置をし、容態を安定させると広瀬のベットの脇に「警視庁刑事 桜井公康」とかかれたメモがあり、諏訪野は桜井に直接会って更に手がかりをつかもうとするが、桜井は広瀬が公務執行妨害で逮捕されるきっかけとなったのは自分だと白状した。広瀬から警備員時代からの友達が同じ病気で去年亡くなっていると聞かされ、残る金のありかがわかった諏訪野は、桜井の協力もあり、ビル内から見つけ出すことに成功し、広瀬の冤罪が確定し警察も広瀬に謝罪の方向で動いているという。25年前の事件は解決したが、桜井から「あなたにはまだ解かなくてはいけない謎があります」と言われ、諏訪野は広瀬にあることを問いかける。

登場人物[編集]

祈りのカルテ[編集]

主要人物[編集]

諏訪野良太(すわのりょうた)
本作の主人公。純正会医科大学附属病院の研修医。医大生の6年間は柔道部に属し体育会系の世界にいたが、芸能界のゴシップ記事には目がなかった。
冴木裕也(さえき ゆうや)
諏訪野の医学生時代からの親友で同じく純正会医科大学附属病院の研修医。父親の真也は外科の指導医。

彼女が瞳を閉じる理由[編集]

上松(うえまつ)
救命救急科医。瑠香の搬送連絡時に覇気無く「救急患者じゃねえょ」とつぶやく。
山野瑠香(やまの るか)
26歳女性。生活保護受給者で、月末か月初めに睡眠薬を大量服用し直後に自ら救急搬送を依頼している。
岡部彰(おかべ あきら)
瑠香の元夫。瑠香の容態を聞きにきた。
立石聡美(たていし さとみ)
精神科指導医。ボブカットの30代女性。諏訪野に「君は空気を読みすぎている。精神科医になったら、5年以内に治療を受ける側になる」と指摘する。
亀井(かめい)
精神科講師。精神科では山野瑠香を知らない人はいないと言う。
沢井(さわい)
医学生時代の同級生。研修を受けずに法医学教室に入った。

悪性の境界線[編集]

冴木真也(さえき しんや)
外科の指導医。親友の父でもある。諏訪野に「お前は外科には向いていない。患者に寄り添って治療できる科のほうが向ている」と言った。
近藤玄三(こんどう げんぞう)
79歳男性。早期の胃がんで、がん保険の保険金給付の都合で、安全な内視鏡手術ではなく、リスクが高い開腹手術を希望する。
近藤幸子(こんどう さちこ)
玄三の娘。離婚して高校2年生の娘を育てている。
山本誠(やまもと まこと)
玄三の病室に現れた謎のスーツ男で、正体は保険会社の営業マン。

冷めない傷痕[編集]

桃井佐恵子(ももい さえこ)
皮膚科の指導医。グラマラスな体形だが皮膚科医になってから20年以上で濃い目の化粧をする女性医師。諏訪野に「皮膚科は、君みたいに一人の患者をじっくり診る余裕はない」と言った。
守屋春香(もりや はるか)
火傷で搬送されてきた女性。シングルマザーで、娘がいる。
守屋花南(もりや かなん)
5歳になる一人娘。春香の勤務中は会社内の保育室に預けられており、鍋島とも面識がある。
鍋島(なべしま)
春香の勤務先の上司で、春香に結婚前提の交際を申し込んだ。

シンデレラの吐息[編集]

志村(しむら)
小児科の病棟長で指導医。ボサボサの髪と無精ヒゲで、白衣でなければホームレスにも見える風貌。諏訪野に「君は患者の悩みを真剣に考え、それを解決する能力と優しさがある」と言った。
姫井姫子(ひめい ひめこ)
8歳女児。喘息の持病を悪化させ入院。喘息は3歳の頃に発症し何度か入院していた。小学校入学後は落ち着いたがここ1年で3回も入院しているという。かかりつけの病院が一杯のため、純正医大付属病院に搬送された。幼稚園の時の友達からは「シンデレラちゃん」と呼ばれている。
姫井裕子(ひめい ゆうこ)
姫子の実母。3年前に前夫・灰崎と離婚し、去年に現夫・姫井洋介と再婚した。旧姓は近藤。
姫井洋介(ひめい ようすけ)
姫子の義父。姫子は「お父さん」と呼び、灰崎と区別していた。
灰崎(はいざき)
製薬会社の営業担当者で面会時間外でも、医師に会うため病棟に出入りできる立場。裕子の元夫で、姫子の実父。姫子に会わない事を条件に姫子の状況や入院先などを伝えられていた。姫子は「パパ」と呼ぶ。

胸に嘘を秘めて[編集]

上林(うえばやし)
循環器内科の指導医。あごに僅かな髭を蓄えた精悍な面構えの中年男性。
四十住絵理(あいずみ えり)
27歳女性。突発性の拡張型心筋症で補助人工心臓を装着している。「愛原絵理」の芸名で数年前にアイドルから女優に転身しブレイクしたがトラブルが相次ぎ3年前から業界から干されていた。26階の特別病棟に入院し家族との面会も拒絶していたが、死後の希望として移植のドナーになることと、妹への腎臓移植を希望していた。
横溝(よこみぞ)
絵里の女性マネージャー。30代。事務所の経理状況や社長の金遣いも熟知しており、絵里の入院をリークして治療費確保の募金運動について社長に提案したが、社長は絵里の治療よりも再ブレイクさせ儲けようという算段であったため、社長のこともリークした。
久米(くめ)
絵里の所属する芸能事務所の男性社長。事務所の金を横領しギャンブルにつぎ込んでいた。
四十住紗智(あいずみ さち)
絵里の妹で女子高生。糸球体腎炎で腎不全になり前年透析導入のための入院中に、腎臓内科で研修中をしていた諏訪野が担当した。
四十住洋子(あいずみ ようこ)
絵里と紗智の母親。

再会のセラピー[編集]

主要人物[編集]

諏訪野良太(すわの りょうた)
現在は30歳。回想当時は2年目の研修医。実父は生まれてすぐ病死したと聞かさていたが、写真などは残っていない。母は諏訪野が小学生の時に母より10歳年上の男性と結婚した。義父は収入に余裕があったので専業主婦となり諏訪野も塾に行かせてもらえるようになった。後に妹も生まれた。
小鳥遊優(たかなし ゆう)
医大生時代の同期で親友でもある。現在は天医会総合病院統括診断部勤務。詳細は天久鷹央の推理カルテ 登場人物参照。
鴻池ノ舞(こうのいけ まい)
天医会総合病院の女性研修医で25歳。初期研修後の配属先を統括診断部に決めている。
広瀬秀太(ひろせ しゅうた)
中年男性で不定愁訴を訴え、ふらりと夜に救命救急部を受診する常連となっているが、悪性中皮腫による末期がん患者でもあるので、万が一に備え、その都度検査や薬を処方して帰している。『割れた鏡』では入院しており、冴木裕也が担当になったが、裕也は広瀬が頻繁に深夜の救命救急科を受診しているのは知らなかった。『二十五年目の再会』では余命3週間程度となり、緩和ケア科に入院し、同科研修医となった諏訪野が担当することになった。諏訪野のことを「良太先生」と呼ぶ。享年53。

救急夜噺[編集]

柚木慧(ゆずき けい)
救命救急部指導医。30代女性医師で、髪型はベリーショート。勤務中の食事は味よりスピード優先で、配達されてから時間の経ったピザでも冷たいまま食べる。
秋田竜也(あきた たつや)
路上で倒れているのを通行人による救急要請で搬送されてきた。56歳。1年前にも諏訪野が当直のときに胃痛を訴えて搬送され、やたら入院を希望していたが、入院の必要無しで返されていた。今回もただの泥酔者と思われたが、処置中に痙攣症状が現れ、その後意識消沈も診られた。
高齢女性患者
純正会に多額の寄付をしており、院長より特別室への入院を許可されている名家の末期の膵臓がん患者。朝一で救急搬送により入院したいと未明に救命救急部に予約の電話をした。

割れた鏡[編集]

三上翔馬(みかみ しょうま)
形成外科の指導医で、美容形成外科が専門。美容形成外科の腕は日本トップクラスと自認しているが、日本一は柊貴之がいると言った。
月村空良(つきむら そら)
何度も美容形成外科手術をしている25歳の女優。16歳で双子の妹とユニットを組み『ドッペル』でアイドルデビューしたが、18歳のとき交際相手とともに飲酒喫煙していることがバレてスキャンダルになりドッペルは解散、20歳のときに顔を変えて女優デビューしたが、共演者と不倫をしてスキャンダルで数ヶ月ごとに休養・復帰時に顔を変え、再び共演者と不倫を繰り返してきた。
国松源也(くにまつ げんや)
空良の所属するプロダクション社長で、空良の緊急連絡先となっている。
月村海未(つきむら うみ)
空良の双子の妹。美容形成などはせず、現在は女優として活動。

二十五年目の再会[編集]

窪啓太郎(くぼ けいたろう)
緩和ケア科の指導医で教授。
服部五郎(はっとり ごろう)
25年前の事件の夜に広瀬とペアを組んで勤務した先輩社員。真犯人と思われていたが、事件直後に事故死しており、広瀬が逮捕・起訴されることとなった。
桜井公康(さくらい きみやす)
警視庁刑事部捜査一課殺人犯捜査係の刑事。25年前は新宿署の駆け出しの刑事であった。

純正会医科大学附属病院[編集]

  • 創立100年を超える純正会医科大学[6]
  • 外来診察室や各科の医局がある「本館」[6]
  • 千床を超える病室や各種検査機器や手術室のある「新館」[6]。新館の地下にはそば屋「通称・地下そば」がある[7]
    • 新館の最上層である26階と27階は全個室のVIP向け特別病棟である。個室内も高級ホテルのスイートルーム並の造りであり、27階に至っては1フロア1室のみで1日の個室料金は50万円を超える。26階は25階からのエレベーターのみ、27階へは26階からのエレベーターでしか行けない。セキュリティも厳重で、病棟入口は職員は専用の職員証をリーダーにかざす必要があり、見舞人は入院患者又は付添人の許可を得た人物のみ入ることが許される[8]。看護師も5年以上の勤務経験を持ち、定期的に個人情報管理の講習受講を義務付けられている。教授回診時も教授と担当医のみ入る[9]
  • 緩和ケア科病棟は戦前建築で重要文化財指定を受けており、病院敷地内だが本館や新館とは少し離れた位置にある「旧館」を使用している、屋内エレベーターの柵は手動式[6]
  • 研修医用の寮は病院敷地の隅に建っている。走れば新館にある救命救急室まで3分程度で行ける[10]

書誌情報[編集]

テレビドラマ[編集]

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祈りのカルテ
研修医の解き診察記録
ジャンル 連続ドラマ
原作 知念実希人
『祈りのカルテ』シリーズ
脚本 根本ノンジ
演出 狩山俊輔
池田千尋
出演者 玉森裕太
池田エライザ
矢本悠馬
濱津隆之
堀未央奈
YU
豊嶋花
原田泰造
松雪泰子
椎名桔平
音楽 サキタハヂメ
エンディング Kis-My-Ft2想花
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
チーフ・
プロデューサー
田中宏史
プロデューサー 藤森真実
戸倉亮爾(AX-ON
制作 AX-ON(協力)
製作 日本テレビ
放送
放送局日本テレビ系列
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2022年10月8日 - (予定)
放送時間土曜 22:00 - 22:54
放送枠土曜ドラマ
放送分54分
公式サイト
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祈りのカルテ 研修医の解き診察記録』(いのりのカルテ けんしゅういのなぞときしんさつきろく)のタイトルで、2022年10月8日から日本テレビ系土曜ドラマ」枠で放送予定[4][12]。主演は玉森裕太[4]

あらすじ(テレビドラマ)[編集]

キャスト[編集]

主要人物[編集]

諏訪野良太(すわの りょうた)〈25〉
演 - 玉森裕太
本作の主人公。純正医科大学附属病院1年目の研修医。
曽根田みどり(そねだ みどり)〈25〉
演 - 池田エライザ[13][14]
良太と同期の研修医。外科志望で同期一優秀。プライドが高く、気が強い。
冴木裕也(さえき ゆうや)〈25〉
演 - 矢本悠馬[15][14]
良太と同期の研修医。イマドキ男子。父は指導医でもある外科医の冴木真也。

純正医科大学附属病院[編集]

研修医[編集]

諏訪野たちと同期の研修医

牧村康雄〈40〉
演 - 濱津隆之[16]
子持ちのおじさん研修医。元保育士。
橘麻友〈25〉
演 - 堀未央奈[16]
お嬢様研修医。地方の総合病院の院長令嬢。
谷川聖人〈25〉
演 - YU[16]
エリート研修医。
指導医[編集]
冴木真也(さえき しんや)〈55〉
演 - 椎名桔平[17]
外科医。裕也の父親。
立石聡美(たていし さとみ)〈49〉
演 - 松雪泰子[17]
精神科医。真也と同期。
木佐貫英子(きさぬき えいこ)〈54〉
演 - 斉藤由貴[18]
産婦人科医。
志村雄一(しむら ゆういち)〈56〉
演 - 勝村政信[18]
小児科医。
桃井佐恵子(ももい さえこ)〈48〉
演 - りょう[18]
皮膚科医。
大賀寛太(おおが かんた)〈45〉
演 - 片桐仁[18]
腎臓内科医。
患者[編集]
広瀬秀太(ひろせ しゅうた)〈49〉
演 - 原田泰造[19]
夜間救急で諏訪野が担当医となり、退院後も諏訪野を気にかけるおじさん。サウナ好き。
四十住沙智(あいずみ さち)〈17〉
演 - 豊嶋花[19]
12歳で腎炎を発症して以来、入退院を繰り返している少女。
ゲスト[編集]
第1話[編集]
山野瑠香(やまの るか)〈25〉
演 - 仁村紗和[20]
元キャバ嬢の生活保護受給者。2年間、睡眠薬の過量服薬で毎月入退院を繰り返しており、立石から「境界性パーソナリティ障害」と診断されている。
上松琢磨
演 - 関智一[21]
救急救命医。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル ラテ欄[23] 演出 視聴率
#01 10月8日(予定) 精神科 狩山俊輔
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)
日本テレビ 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
初恋の悪魔
(2022年7月16日 - 9月24日)
祈りのカルテ
研修医の解き診察記録
(2022年10月8日 - (予定))
-

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 祈りのカルテ”. KADOKAWA. 2022年8月4日閲覧。
  2. ^ a b 祈りのカルテ”. KADOKAWA. 2022年8月4日閲覧。
  3. ^ 祈りのカルテ 再会のセラピー”. KADOKAWA. 2022年8月4日閲覧。
  4. ^ a b c Kis-My-Ft2 玉森裕太、日テレGP帯ドラマ初主演で研修医に 『ハコヅメ!』根本ノンジ脚本”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. blueprint (2022年8月4日). 2022年8月4日閲覧。
  5. ^ 小説 野性時代』2014年2月号
  6. ^ a b c d 『祈りのカルテ 再会のセラピー』P158
  7. ^ 『祈りのカルテ』 P28
  8. ^ 『祈りのカルテ 再会のセラピー』P16-17
  9. ^ 『祈りのカルテ』P206,P213
  10. ^ 『祈りのカルテ』 P45
  11. ^ 祈りのカルテ 再会のセラピー”. KADOKAWA. 2022年9月1日閲覧。
  12. ^ キスマイ玉森裕太主演『祈りのカルテ』10・8スタート “好物”ほおばるコミカルなティザー公開”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年9月9日). 2022年9月9日閲覧。
  13. ^ 【主演・玉森裕太】『祈りのカルテ』出演者①曽根田みどりは誰だ!?【10月期新土曜ドラマ】”. YouTube. 日テレドラマ公式チャンネル (2022年8月18日). 2022年8月19日閲覧。
  14. ^ a b 池田エライザ&矢本悠馬が“同期”研修医に キスマイ玉森裕太主演『祈りのカルテ』出演”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年8月24日). 2022年8月24日閲覧。
  15. ^ 祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録【公式】 [@inorinokartentv] (2022年8月19日). "#祈りのカルテ 📋🩺 出演者❷のヒント💡特別公開‼️✨ / 主演 #玉森裕太 さん💛(#KisMyFt2 ) が教えてくれる【ヒント動画①】を 見て予想しよう❣️ \ 諏訪野(玉森)と同期で親友の研修医👨‍⚕️ #冴木裕也は誰だ⁉️ 玉森さんに聞きました💬 ✅この方はどんなイメージ?" (ツイート). Twitterより2022年9月14日閲覧
  16. ^ a b c 濱津隆之×堀未央奈×YU、Kis-My-Ft2 玉森裕太の同期研修医役で『祈りのカルテ』出演決定”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. blueprint (2022年9月7日). 2022年9月7日閲覧。
  17. ^ a b 玉森裕太主演『祈りのカルテ』、厳しくも温かい指導医に椎名桔平&松雪泰子”. クランクイン!. ブロードメディア (2022年8月30日). 2022年8月30日閲覧。
  18. ^ a b c d 『祈りのカルテ』キスマイ玉森裕太“諏訪野”が出会う“クセあり”指導医に斉藤由貴、勝村政信ら決定”. ORICON NEWS. 2022年9月29日閲覧。
  19. ^ a b 原田泰造、玉森裕太主演『祈りのカルテ』で秘密を抱えたクセあり患者に 豊嶋花も出演へ”. Real Sound|リアルサウンド 映画部. blueprint (2022年9月22日). 2022年9月22日閲覧。
  20. ^ 仁村紗和、玉森裕太主演『祈りのカルテ』第1話にゲスト出演 過量服薬で入院する患者役に” (日本語). Real Sound|リアルサウンド 映画部. 2022年9月30日閲覧。
  21. ^ 関智一『祈りのカルテ』初回に医師役でゲスト出演「玉森くんカッコ良かった~!!」”. ORICON NEWS. 2022年10月2日閲覧。
  22. ^ Kis-My-Ft2、玉森裕太主演『祈りのカルテ』主題歌に新曲バラード「世界観がマッチしている」”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年9月19日). 2022年9月19日閲覧。
  23. ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。

外部リンク[編集]