ブラックジャックによろしく

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ブラックジャックによろしく
ジャンル 医療漫画
漫画
作者 佐藤秀峰
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
レーベル モーニングKC
発表号 2002年2月号 - 2006年
巻数 全13巻
漫画:新ブラックジャックによろしく
作者 佐藤秀峰
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスピリッツ
レーベル ビッグコミックススペシャル
発表号 2007年8号 - 2010年33号
巻数 全9巻
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ブラックジャックによろしく』は、佐藤秀峰による日本漫画、またそれを原作とした同名のテレビドラマ研修医斉藤英二郎が目にする日本の大学病院医療現場の現状を描く。医療監修は長屋憲。

概要[編集]

2006年1月まで、講談社モーニング』誌上で連載された。2002年第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。本作は2003年TBS系列テレビドラマ化された。臨床研修制度の不条理さ、医局の都合により歪められる医療、健康保険制度の矛盾、患者や家族との葛藤などを経て主人公は成長してゆく。

題名は手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』と『ブッキラによろしく!』に由来するが、内容的には直接の関係はない。

「精神科編」終了後1年以上にわたって連載が中断していたが、小学館の『ビッグコミックスピリッツ』に移籍し、2007年8号から『ブラックジャックによろしく』と改題し「移植編」に舞台を移して連載を再開した。その後数ヶ月は毎週、以降隔週掲載のスタイルを経て、2010年33号でシリーズ連載終了を迎えた。単行本1-13巻(第一部)の累計発行部数は1000万部を超える。

最終巻(第二部9巻)は、佐藤がカバーイラストの報酬が支払われないことに激怒したなどの理由でカバーイラストの製作を拒否、結局タイトル以外は真っ白の表紙という異例の事態となった[1]。その代わりとして、佐藤は2010年10月1日に幻のカバーイラストの製作の様子をニコニコ生放送Ustreamで生中継した[2]。2012年4月には契約期間満了を待たずに講談社との出版契約を解除した(小学館の『新』は対象外)[3]。オンラインコミック配信サイト『漫画 on Web』での無料配信は続けられている。

2012年9月15日より本作を著作権フリー化し、あらゆる二次利用を自由にできるようにすることをTwitter上で発表した[4]

2013年6月21日から同年7月31日にかけて、作者公認の下で本作のMAD作品コンテストがニコニコチャンネルにて行われる[5]

2013年8月ソフト・オン・デマンド系列でAV版「ブラックジャックによろしく」が発売。佐藤自身は制作を許諾していないものの、先述の通り著作権フリー化及び二次利用の自由を認めているため実現した[6][7]

2013年9月キヤノンピクサススペシャルポータルサイトPIXUS Roomにおいて、パロディ漫画「純正インクをよろしく」が公開される[8]

ACジャパン2016年度の結核予防会の支援キャンペーン「日本だけがなぜ」に英二郎がメッセージの発信者に起用された[9]

登場人物[編集]

内容記述は原作に準ずる。人物紹介は『新ブラックジャックによろしく』に掲載されたエピソードも含む。

斉藤 英二郎(さいとう えいじろう)
本作の主人公。名門の永禄大学卒の研修医。25歳。実家は千葉県銚子市とみられる[10]。5人兄弟の2番目で、父親は中学校の英語教師。大学卒業時には医者としての理想を抱き希望に燃えていたが、実際の医療現場に携り、理屈や正義で解決しない辛辣な現状を知ることとなる。性格は純粋で一直線。患者のためを思い奔走するが、そのたびに医局や教授、日本の医療事情の現実と衝突する。
ACジャパン2016年度の結核予防会の支援キャンペーン「日本だけがなぜ」にてメッセージの発信者に起用された。
  • 基礎研修編
服部 脩(はっとり おさむ)
斉藤がアルバイト当直をする誠同病院の医院長。診療報酬が高いことから交通事故の救急患者を拒まず受け入れている。重体の救急患者に何も出来ずに逃げた斉藤に「強くなれ」と激励する。
牛田 克雄(うしだ かつお)
斉藤がアルバイト当直をする誠同病院の勤務医。斉藤とともに当直したことを機に打ち解け、後にたびたび斉藤に当直を頼むことになる。
出久根 邦弥(でくね くにや)
斉藤の同期。やたらと合コンをやりたがる。斉藤ほど医師という職業に情熱を注いではいないため、円満な研修医生活を送る。5浪して永禄大学に入学した。
  • 第一外科編
春日部 一郎(かすかべ いちろう)
永禄大学医学部第一外科の教授。30年手術ミスが無い名医といわれるが、実際は皮膚切開のみで普段はウナギの解剖と研究しかしていない。それにもかかわらず、教授であるがゆえに患者家族から高額な謝礼を受け取っている。
白鳥 貴久(しらとり たかひさ)
第一外科の医師で斉藤の指導医。手術は丁寧で実力もあり、患者の前では笑顔も見せる。延命処置は国家の医療費の無駄遣いと考えている。教授が絶対的権力を握る医局制度に不満を持ち、医療制度を変えるためにいつかは自らが教授になろうと思っている。
金子敏夫(かねこ としお)
斉藤が研修医として初めて受け持つ75歳の患者。内臓疾患を併発し昏睡状態に陥り、緊急手術等の延命措置で命を取り留めるが、回復の見込みは薄かった。延命治療の是非を悩んだ斉藤が延命処置を試みるが、のちに中止しその後死亡。斉藤にとって初めて死を看取った患者となった。
  • 第一内科編
久米 憲一(くめ けんいち)
第一内科(循環器内科)の医師で斉藤の指導医。「隣の医局は外国より遠い」とつぶやくなど、心臓外科との迅速な連携プレイに難がある。患者から一線を引く事なかれ主義者。
宮村 和男(みやむら かずお)
信濃町で小さな酒屋を経営している患者で38歳。不安定狭心症で転院してくるが、肝硬変も併発していた。横柄な態度で真実を話さず、院内部の事情を優先する医師たちについて不信感を抱いていたが、自分のために熱心に取り組む斉藤に心を開いていく。
藤井 義也(ふじい よしなり)
心臓外科医の教授。手術は年数回しか行っておらず、金と女と権力が大好きで医者というより政治家に近い。オープンカーで出勤し軽い言葉でナンパをする。斉藤が宮村を退院させ別の病院を紹介したことから斉藤と対立する。
赤城 カオリ(あかぎ かおり)
手術部勤務の看護師。色っぽい風貌で、藤井教授から何度もナンパされている。現実的で冷静に周囲を観察し、その一方で心臓外科医「北三郎」を紹介するなど、医療現場で奮闘する斉藤を応援している。
実家は北海道亀田郡七飯町大沼で、幼い頃よりI型糖尿病を患い、父親の腎臓を移植された経験を持つ。しかし移植した腎臓が機能しなくなり、それに因る腎不全から人工透析を受けていることが移植編で明らかにされた。斉藤が提案した斉藤自身からの腎臓の提供を悩みながら受け入れる。手術後、透析にとらわれない普通の生活を取り戻すとともに実家に戻り、のちに近くの釣り堀で働く中学時代の同級生と結ばれた。
北 三郎(きた さぶろう)
南林間病院の心臓外科医。一匹狼タイプの敏腕医師であり、日本の大学の医療に絶望し、オーストラリアで修行を積んだ。年間約250件の心臓バイパス手術をこなす。手術後は必ずスナックでカラオケを歌う。
鳥 一郎(とり いちろう)
北の後任の心臓外科医。
道場 久善(みちば ひさよし)
第一内科研修医。地味で貧乏な町医者である祖父を疎み最先端医療を志して永大付属病院に入局するが、別大学出身ゆえに院内で冷遇されストレスから過食症になる。病院から逃げ出し実家に帰るが、斉藤の説得と石丸の臨終・通夜に立会ったことで考えが変わり、永大に戻る決意をする。
道場の祖父
国分寺の自宅で「道場診療所」を営む開業医。「薬を使わずに治すのが名医」「お金はあるかたからいただく」をモットーとしている。
石丸 徳(いしまる とく)
道場の祖父の友人で資産家。道場の祖父と出会った当初は彼の診療方法に疑念を持つものの、人柄に惹かれて以来50年来主治医とする。末期ガンを患い市内の病院に入院するが、寂しさから1ヶ月で無理やり退院して自宅に戻り、道場の祖父に最期を看取られる。
  • NICU(新生児集中治療室)編
高砂 春夫(たかさご はるお)
新生児集中治療室(NICU)の医師で斉藤の指導医。子供が4人おり妻は看護師。強面で仕事中はオシメをかぶっている。経験的に未熟児を自分の子供として受け入れられない親をうまく結びつける反面、家族には深入りしないとういう信念を持つ。そのため逆に斉藤に未熟児医療の信義を問われ思い悩み、斉藤に対して一計を案じた。
皆川 由紀子(みながわ ゆきこ)
新生児集中治療室(NICU)の看護師。後に斉藤と付き合い関係も持つが、仕事一筋な斉藤にもどかしさを感じることが多い。現場で騒動を起こす斉藤に振り回されるため看護師を辞する覚悟を決めたこともあったが、今では嘱望される看護師として職責を果たそうと努力している。後に脳外科に異動する。
移植編では斉藤との別れを考えながらも、斉藤と赤城の付き添いを行う。移植医療について斉藤の考えを理解できずに思い悩むが、手術終了まで斉藤に付き添った。結婚を考えていた斉藤とその後別れ、看護師を辞したのち別の男性と結婚した。
田辺 秀勝(たなべ ひでかつ)
弁護士。未熟児で誕生しダウン症の双子の子供に対し、手術を拒否するなど冷徹な態度をとるが、実は誰よりも子供を愛している。精子減少症で夫婦で不妊治療をしていた。
田辺 佳子(たなべ けいこ)
秀勝の妻。妊娠28週で双子の子供を出産。しかし未熟児で誕生しダウン症を抱える子供に対して戸惑うとともに、子供を巡り秀勝とうまく行かなくなり苦悩する。
  • 小児科編
安富 良之(やすとみ よしゆき)
常に笑顔を絶やさない初老の小児科医で斉藤の指導医。赤字と人手不足の小児科の現状を憂いている。斉藤との当直中、救急患児の受け入れを満床の理由で拒否。結果、患児が死亡したことを斉藤に告げる。斉藤は憤り混乱するが、受け入れは物理的に無理であり努力や根性で解決はできないことがあると斉藤を教え諭す。顔は向井万起男に酷似。
  • 第四外科編
堀内 清司(ほりうち きよし)
第四外科(腫瘍外科学)の教授。研修医としてやってきた斉藤に対し「分をわきまえない人間はがん細胞と同じ」と告げる。
庄司 直樹(しょうじ なおき)
斉藤の指導医。性格は明るく軽いノリだが仕事はよくでき、次期教授候補でもある。抗がん剤を使用しがんと戦う方針の医師。児玉の闘病と死をきっかけに、抗がん剤の見解をめぐり宇佐美と不仲である。後に宇佐美と和解し緩和ケア科を創設する。
宇佐美 孝志(うさみ たかし)
第四外科の医師。庄司とは同期だが、児玉の死をきっかけに極力抗がん剤を使用しない方針のため不仲。後に庄司と和解し緩和ケア科の医師となる。
内海 まどか(うつみ まどか)
宇佐美が担当する全身にがんの転移が進んでいる患者で26歳。宇佐美と出会ってから抗がん剤を使用せず、がんと付き合いながら天寿を全うする選択をする。
辻本 良江(つじもと よしえ)
膵がんを患った43歳の患者で、夫と2人の子供(中学生の息子と小学生の娘)がいる主婦。膵臓切除の手術後、庄司の勧めで標準的な抗がん剤治療を受け副作用に打ち勝つが、治療の効果は無かった。既にがんが肺に転移したことも判明しており病状が悪化。斉藤から病状と余命の宣告をされショックを受ける。宇佐美や内海と出会ったり、斉藤の説得などを受けて模索した結果、別の抗がん剤治療を受けて延命しつつ自分と家族にとって最善の末期を送っていく。
辻本 正志(つじもと まさし)
良江の夫で45歳。良江の体調の異変にいち早く気付き、病院に行く事を勧めた[11]。良江が末期がんと知らされ思い悩む。
児玉 典子(こだま のりこ)
10年前に庄司と宇佐美が担当した末期の膵臓がんの患者で当時23歳。未承認の抗がん剤治療を受け延命に成功するものの完治には及ばず、高額な医療費と目前に迫る死の恐怖に怯え続けることとなる。宇佐見の求婚を受け入れた直後に死亡[12]
  • 精神科編
伊勢谷(いせや)
精神科医で斉藤の指導医。新聞記者の門脇を通じて、精神科の現状を世に知って欲しいと願う。
門脇 耕太郎(かどわき こうたろう)
読捨新聞社の記者。精神科の内情を新聞記事にすることで、精神病患者に対する偏見を無くそうと、精神科へ体験入院する。
小沢(おざわ)
精神科に入院している統合失調症の患者。卓球が得意。元来、真面目で勤勉な大学生であったが、打ち解け合える友人や恋人は居ず孤独であった。就職活動に失敗し、大学卒業後は就職浪人となりコンビニでアルバイト勤務をするが、店長に窃盗の疑いをかけられ統合失調症を発症し永大病院に入院した。早川との恋愛や斉藤の努力の甲斐あって回復の兆しが見え退院するが、周囲の偏見に押しつぶされ自殺を図る。緊急手術で一命を取り留め、快方に向かう。
早川 小百合(はやかわ さゆり)
精神科に入院している統合失調症の患者。「ウェンディ」と自称し、「ティンカー・ベル」を探し「ピーターパン」を待ち続けている20歳。旧姓は「磯村」。中学時代に両親が離婚し、母に引き取られ転居に伴い転校する。環境や人間関係の変化などのさまざまな要因が重なり、家出や援助交際をするようになり、妊娠人工妊娠中絶を経て、統合失調症を発症。堕胎したことに罪の意識を持ち続けている。院内で小沢と出会い、彼の誠実な人柄に触れていくうちに彼女も小沢に好意を持ち快方に向かうも、病院の近隣住民の女性から罵声を浴びせられた事で症状が悪化、またその直後に小沢の自殺未遂を知りショックを受けるが、一命を取り留めた彼と再会した事で快方に向かう。
小沢の母
息子思いだが、体裁を気にするゆえに息子の統合失調症を周囲に伏せ早期退院を望んでいた。しかし息子が自殺を図り、退院を判断した伊勢谷と斉藤を責める。
小百合の母
離婚後は小百合を引き取り繁華街のホテルの清掃員の職に就くが、離婚の心労や仕事の忙しさなどもあり娘の変化に気付けずにいた。小百合の家庭内暴力を機に、彼女の統合失調症罹患を知る。小百合の入院後は一度も病院に面会に来なかったが、斉藤の説得により病院を訪れる。
  • 移植編
近藤 ムツミ(こんどう ムツミ)
泌尿器科の医師で斉藤の指導医。夫(近藤 敏夫)とは逆に移植医療には反対の考えを持つ。旧姓は「オオサワ」。額のテカリが特徴で、最終話では男の子を出産したエピソードが加えられた。
移植に反対の考えを持ったのは、過去、独身時代に高輪教授の娘(美和)の治療に携わり、自身の腎臓提供を美和に申し入れたものの、自殺という結果を招いたことによる。斉藤(ドナー)が提案した赤城への生体腎移植では彼の腎臓を取り出す手術を担当した。
近藤 敏夫(こんどう としお)
近藤ムツミの夫。泌尿器科兼先進移植医療が専門。若い頃はオールバックのヘアスタイルでジャージを愛用。夜遊びと女遊びを好む。
斉藤自身が申し出た生体腎移植に対し、症例検討会議や腎移植を諮る倫理委員会では移植賛成を押し通す。赤城(レシピエント)に斉藤の腎臓を移植する手術を担当した。
高輪教授(たかなわきょうじゅ)
泌尿器科の教授。かつて腎臓と一緒に膵臓を摘出し、殺人罪死体損壊罪で告訴されたことがある。
高輪 美和(たかなわ みわ)
泌尿器科教授、高輪の娘。腎不全のため10歳から透析医療に入ったが、透析の影響で成長が止まり、10歳の頃の容姿のまま大人となった。高輪が教授でなかった頃、脳死者ドナーからの腎移植を受けるが、強い拒絶反応により再び腎不全に。その際、近藤敏夫が手術を担当している。その後、腎移植の是非を思い悩み飛び降り自殺。享年18。
吉田 浩(よしだ ひろし)
交通事故で永大病院に運ばれたあと脳死状態になった20歳の専門学校生。臓器提供意思表示カードを所持し、移植のすべての項目に同意していたため、結果的に臓器提供者となった。看護師の皆川が吉田の担当看護師として、彼の両親とともに脳死判定テストに立ち会う。皆川にとって彼の存在が、腎臓提供を考えている斉藤に対する理解の一助となった。臓器摘出の際は、近藤ムツミが腎臓摘出チームのリーダーを担当するとともに、ムツミの指名で斉藤が助手になっている。
赤城 希美(あかぎ のぞみ)
赤城カオリの姉。幼い頃は勝ち気ながら糖尿病を患う妹思いだったが、父親からの腎臓移植に失敗した妹が実家を捨てて上京したことに憤り、妹と断絶している。妹を心配する母親と妹の関係も断ち切ろうとしていた。しかし皆川の説得により妹に対する自分の思い込みを改めて、妹と和解している。

単行本[編集]

単行本はモーニングKCから全13巻(絶版)、ビッグコミックススペシャルから全9巻が発行されている。また、公式ガイドブックも発行されている(「ブラックジャックによろしく」は講談社から、「新ブラックジャックによろしく」は小学館から発行されている)。

  • 「ブラックジャックによろしく」(1)【第一外科編】(2002年6月
  • 「ブラックジャックによろしく」(2)【循環器内科編】(2002年6月)
  • 「ブラックジャックによろしく」(3) - (4)【NICU(新生児集中治療室)編】(2002年10月 - 2003年1月
  • 「ブラックジャックによろしく」(5) - (8)【がん医療編】(2003年4月 - 2004年2月
  • 「ブラックジャックによろしく」(9) - (13)【精神科編】(2004年7月 - 2006年1月
  • 「ブラックジャックによろしく 〜ホスピタル・クライシス 衝撃の事実〜」【公式ガイドブック】(2003年4月)
  • 「新ブラックジャックによろしく」(1) - (9)【移植編】(2007年2月 - 2010年10月

また、講談社版の2次利用フリー化に伴い、2012年11月からは双葉社から廉価版が発行されている。印税を作者へ支払わない事により2巻分を450円という低価格となっている[13]。また電子書籍各社から講談社版の全巻が無料で配信されている[14]

このほか、東京国際ブックフェアなどで大日本スクリーン製造株式会社製のオンデマンド製本機実演デモで単行本が製作され、来場者に配布される。

テレビドラマ[編集]

ブラックジャックによろしく
ジャンル テレビドラマ
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS
演出 平野俊一
三城真一
山室大輔
原作 佐藤秀峰
脚本 後藤法子
出演者 妻夫木聡
国仲涼子
鈴木京香
加藤浩次
松尾政寿
綾瀬はるか
連続ドラマ
放送時間 金曜日22:00 - 22:54(54分)
放送期間 2003年4月11日 - 6月20日(11回)
プロデューサー 伊與田英徳
エンディング 平井堅LIFE is... 〜another story〜
スペシャル
放送時間 土曜日21:00 - 23:24(144分)
放送期間 2004年1月3日(1回)

特記事項:
初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。
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2003年4月11日より6月20日まで毎週金曜日22:00 - 22:54[15]に、TBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送された。主演は妻夫木聡

更に2004年1月3日(土曜日)21:00 - 23:24に、新春ドラマ特別企画として、「ブラックジャックによろしく〜涙のがん病棟編〜」が放送された。視聴率13.1%。

ストーリー[編集]

名門「永禄大学医学部」を卒業した斉藤英二郎(妻夫木聡)は、永禄大学附属病院で研修医として働くことになった。医師になるには医師免許を取得してから2年間、実際の現場の指導医の元で臨床研修を受けなければならない。しかし、月給は3万8千円。上京して一人暮らしをしている英二郎はそれだけでは当然足りない。そのために、他の病院で夜間救急の当直医のアルバイトをすることになるが、結果として厳しい日本の医療事情を身を以て経験することとなる。

研修医・英二郎が持つ理想の医療現場とは掛け離れた、病院が抱えている矛盾や医療問題に、苦悩しつつも懸命に立ち向かっていく姿を描いていく。

基本的には原作に沿った内容になっているが、変更点やオリジナルの展開およびキャストも多い。

ドラマでは5つの医局に派遣された。

  • 「第一外科(一般外科・消化器外科)」編(第1話 - 第2話)
  • 「第二内科(循環器内科)」編(第3話 - 第5話)
  • 「NICU(新生児集中治療室)」編(第6話 - 第9話)
  • 「小児科」編(第9話 - 最終話)
  • 「第四外科(癌病棟)」編(スペシャル版)

キャスト[編集]

共通部
斉藤 英二郎 - 妻夫木聡
実家は北海道函館市と設定された。
皆川 由紀子 - 国仲涼子特別出演
当連続ドラマやTBSの新春ドラマ企画(2004年1月3日放送)では皆川泰子(みながわ やすこ)となっている。
赤城 カオリ - 鈴木京香
出久根 邦弥 - 加藤浩次
宗形 正臣 - 松尾政寿
椿 理沙子 - 綾瀬はるか
田中 恵美 - 今井陽子
誠同病院
服部 脩 - 緒形拳
牛田 克雄 - 杉本哲太
第一外科編
春日部 一郎 - 伊東四朗
金子敏夫 - 三川雄三
金子 明子 - 泉ピン子
敏夫の親族
金子 満男 - 河原田ヤスケ
敏夫の親族
白鳥 貴久 - 三浦友和
第一内科編
久米 憲一 - 甲本雅裕
川上 寛 - 浅野和之
宮村 和男 - ガッツ石松
ドラマ設定では53歳。
斉藤 トモ子 - 浅茅陽子
斉藤の母親
藤井 義也 - 石橋凌
北 三郎 - 原田芳雄
鳥 一郎 - 神保悟志
NICU(新生児集中治療室)編
高砂 春夫 - 笑福亭鶴瓶
田辺 秀勝 - 吉田栄作
田辺 佳子 - 横山めぐみ
小児科編
安富 良之 - 鹿賀丈史
第四外科編
内海 まどか - 伊東美咲
児玉 典子 - 藤谷美紀
庄司 直樹 - 阿部寛
宇佐美 孝志 - 石橋貴明
辻本 良江 - 薬師丸ひろ子特別出演
辻本 正志 - 梨本謙次郎
堀内 清司 - 古谷一行
当連続ドラマやTBSの新春ドラマ企画(2004年1月3日放送)では川淵 清司(かわぶち きよし)となっている。
その他の出演者
※小林と岩松は終盤で物語のカギを握る人物として本格的に登場する予定だったが、トラブルのため第5話で途中降板。
スペシャル

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

連続ドラマ
各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2003年4月11日 医者ってなんなんだ!? 平野俊一 15.4%
第2話 4月18日 延命治療 15.7%
第3話 4月25日 一流の嘘 三城真一 14.6%
第4話 5月02日 無力な研修医 12.1%
第5話 5月09日 医療はギャンブルか 平野俊一 13.6%
第6話 5月16日 小さな命 12.6%
第7話 5月23日 愛する涙 山室大輔 14.3%
第8話 5月30日 命の選択 三城真一 14.4%
第9話 6月06日 弟の命名 平野俊一 12.6%
第10話 6月13日 幼い叫び 三城真一 16.0%
最終話 6月20日 戦場! 平野俊一 14.3%
平均視聴率 14.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
スペシャル
放送日 サブタイトル 演出 視聴率
2004年1月3日 ブラックジャックによろしく 〜涙のがん病棟編〜 平野俊一 13.1%

撮影協力[編集]

その他[編集]

  • 大半は原作どおりではあるが、ストーリーや登場人物の設定が原作から変更されている部分も多い。
TBS系列 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
高校教師 (2003年版)
(2003.1.10 - 2003.3.21)
ブラックジャックによろしく
(2003.4.11 - 2003.6.20)
Stand Up!!
(2003.7.4 - 2003.9.12)

脚注[編集]

  1. ^ 緊急生中継! 表紙絵のない『新ブラックジャックによろしく』最終巻、作者による幻のカバーイラスト描きおろしライブ、未来検索ガジェット通信、2010年10月1日
  2. ^ 佐藤秀峰さんカバーイラストができるまで密着深水英一郎未来検索ブラジル代表取締役)ブログ、2010年10月3日
  3. ^ 人気マンガ「ブラックジャックによろしく」の出版契約が解除…絶版に 作者が明かすシネマトゥデイ 2012年4月27日
  4. ^ “漫画「ブラックジャックによろしく」が著作権フリーに――「あらゆる作品の二次利用をどなたにでも認めます」”. ITMedia. (2012年8月21日). http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1208/20/news094.html 2012年8月21日閲覧。 
  5. ^ 「ブラックジャックによろしく」公式MAD作品アワード”. 2013年7月20日閲覧。
  6. ^ 『ブラックジャックによろしく』 THE AV
  7. ^ “佐藤秀峰チャンネル 謝罪できないメディア”. ニコニコチャンネル. (2013年1月31日). http://ch.nicovideo.jp/shuhosato/blomaga/ar77505 2013年8月29日閲覧。 
  8. ^ ピクサス スペシャルポータルサイト PIXUS Room「純正インクをよろしく」”. 2013年9月25日閲覧。
  9. ^ http://www.ad-c.or.jp/outline/pdf/2015/plan_16.pdf#search=%272016%E5%B9%B4%E5%BA%A6+AC+%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3+45%E5%91%A8%E5%B9%B4%27
  10. ^ 同市内を走る銚子電気鉄道沿線と思しき光景が描かれる。
  11. ^ 良江の顔を見て「肌が黄色くないか?」と言ったが、良江本人は「部屋の照明が古いからそう見えるだけ」と当初深くは気にしていなかったが、実際には膵がんによる黄疸であった。
  12. ^ 典子の死後、遺骨は宇佐美家の墓に入っており、墓石には「宇佐美典子」と名が刻まれている
  13. ^ ブラックジャックによろしく:印税ゼロで超廉価版出版[リンク切れ] - 毎日新聞、2012年11月9日
  14. ^ 「ブラックジャックによろしく」二次利用フリーが奏功 佐藤秀峰さん電子書籍の売り上げが1億円超 - ねとらぼ 2013年2月25日
  15. ^ 初回は15分拡大(22:00 - 23:09)。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]