リバース (湊かなえの小説)

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リバース
著者 湊かなえ
発行日 2015年5月19日
発行元 講談社
ジャンル 推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六変型
ページ数 280
公式サイト bookclub.kodansha.co.jp
コード ISBN 9784062194860
ISBN 9784062935869文庫本
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リバース』は、湊かなえによる日本の推理小説2013年11月号から2014年12月号まで雑誌『小説現代』に連載され、2015年5月19日講談社から単行本が刊行された[注 1]。第37回吉川英治文学新人賞の候補作。2017年3月15日には講談社文庫版が刊行された。

2017年にTBSテレビドラマ化された。

あらすじ[編集]

しがないサラリーマンの深瀬和久は、コーヒー店・クローバーコーヒーで出会った越智美穂子と付き合うようになる。ある日美穂子の職場に「深瀬和久は人殺しだ」という手紙が届いたことから、深瀬は3年前にゼミ仲間5人で行った旅行のことを美穂子に告白する。長野県斑尾高原で深瀬・浅見康介・村井隆明・谷原康生は、広沢由樹が飲酒していることを知りながら彼一人に車で村井を迎えに行かせた。広沢は道中で事故に遭い車は炎上、帰らぬ人となり、4人は飲酒運転の事実を隠し続けていた。話を聞いた美穂子は深瀬のもとを去る。一方、浅見らゼミ仲間にも「〇〇は人殺しだ」という告発文が届く。さらに谷原が駅のホームに突き落とされる事件が起きる。深瀬は広沢の死に恨みを持つ人物を調べることにする。

登場人物[編集]

深瀬和久(ふかせ かずひさ)
主人公。事務機器メーカー・ニシダで営業として働く。趣味はコーヒーを楽しむことで、コーヒーには蜂蜜を入れて飲む。コンプレックスを抱いており、大学4年時に出会った広沢が初めての親友。事件当時は運転免許未取得。
越智美穂子(おち みほこ)
深瀬の恋人。パン屋・グリムパンで働く。広沢の元恋人。高校の同級生で大学3年時から広沢に距離を感じ始めた。広沢の三回忌に参加し、広沢が最後を一緒に過ごしたゼミ仲間について知りたいと考えて深瀬らに近づく。
広沢由樹(ひろさわ よしき)
深瀬の親友でゼミ仲間。体格がよく運動神経がよい。蕎麦アレルギー。3年前の旅行中に飲酒運転を行い、事故で亡くなる。卒業後は海外を旅したいと言っていた。
浅見康介(あさみ こうすけ)
深瀬のゼミ仲間。楢崎高校の社会科教師。事件当時に運転免許を取得していたが、飲酒運転になるからと運転を断った。事件以降禁酒している。
木田瑞希(きだ みずき)
浅見の同僚。国語教師。広沢の高校の同級生。
村井隆明(むらい たかあき)
深瀬のゼミ仲間。親が県議会議員。事件前日に事故を起こしたため日中は旅行に同行できず、夜になって深瀬らゼミ仲間に車での送迎を頼んだ。
谷原康生(たにはら やすお)
深瀬のゼミ仲間。大学時代、広沢と同じ野球チームだった。事件当時は運転免許未取得。酒に酔って美穂子に抱きついたところ、駅のホームへ突き落とされる。
広沢の父
愛媛でみかん農家を営む。息子の追悼文集を作ってもらうため、深瀬に広沢の同級生らを紹介する。
広沢の母
息子のゼミ仲間の連絡先を古川に教える。
松永陽一(まつなが よういち)
小学校時代、広沢と同じ少年野球チームだった。
上田麻友(うえだ まゆ)
広沢とは小中高同じ学校に通っていた。
吉梅あおい(よしうめ あおい)
麻友の友人。広沢とは高校の同級生。広沢に片思いしていた。
岡本翔真(おかもと しょうま)
広沢の高校の同級生。バレー部のキャプテン。
古川大志(ふるかわ たいし)
広沢の親友で高校の同級生。大学進学時に広沢と上京して同じアパートに住んでいた。大学3年生時に広沢と美穂子から距離を置いた。

解説[編集]

湊が、講談社編集部からの「主人公が実は真犯人で、しかしそのことに当人が気づくのは最後の場面」というお題に応えて執筆した作品[2]

湊にとって初めての男性主人公の長編小説である[3]

書籍情報[編集]

テレビドラマ[編集]

リバース
ジャンル ヒューマンミステリー
放送時間 金曜22:00 - 22:54(54分)
放送期間 2017年4月14日 -
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS
演出 塚原あゆ子
山本剛義
村尾嘉昭
原作 湊かなえ『リバース』
脚本 奥寺佐渡子
清水友佳子
プロデューサー 新井順子
出演者 藤原竜也
戸田恵梨香
玉森裕太Kis-My-Ft2
エンディング シェネル「Destiny」
外部リンク 公式サイト

特記事項:
初回15分拡大(22:00 - 23:09)。
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2017年4月14日からTBS系「金曜ドラマ」枠にて放送中。主演は藤原竜也[3]。キャッチコピーは「僕の親友を殺したのは、誰だ?」「復讐は、10年経ってから始まった。」

制作[編集]

金曜ドラマ枠における湊かなえ作品のドラマ化はこれが3作目となる[3]。過去2作『夜行観覧車』(2013年1月期)、『Nのために』(2014年10月期)の制作チームが今作にも携わっている[3]。ドラマでは原作のその後も描き、オリジナルストーリーの結末を原作者の湊が書き下ろす[4][5]

公式サイトのタイトル下には「birth:Re:verse」と書いてあり、反転(Reverse)と再生(Rebirth)の意味も持つ[6]

物語は、主人公・深瀬和久が越智美穂子と出会う「現在(2017年)」を軸に、深瀬の親友・広沢由樹の失踪事件が発生した「10年前(2007年)」のエピソードを織り交ぜながら進行する。

2017年2月7日、長野県でクランクインした[7]

ストーリー[編集]

深瀬和久は行きつけのコーヒー店で越智美穂子と運命的な出会いを果たし、しだいに惹かれていく。ある日、大学教授の退官祝賀会が行われ深瀬はゼミ仲間と再会する。祝賀会にはジャーナリストの小笠原が現れ、10年前に深瀬らゼミ仲間の卒業旅行で広沢由樹が亡くなった事件について探りを入れる。美穂子と恋人になり人生が好転しはじめた深瀬だったが、美穂子の職場に「深瀬和久は人殺し」という手紙が届けられる。

キャスト[編集]

深瀬和久〈32〉
演 - 藤原竜也
主人公。ニシダ事務機に勤務。美味しいコーヒーを入れることだけが取り柄のさえない人生を送ってきた。広沢が唯一の親友だった。
越智美穂子〈30〉
演 - 戸田恵梨香
深瀬の恋人。パン屋で働く。
浅見康介〈32〉
演 - 玉森裕太Kis-My-Ft2
深瀬のゼミ仲間。高校の社会科教師。
広沢由樹〈享年22〉
演 - 小池徹平
深瀬の親友でゼミ仲間。10年前の旅行中行方不明となり、半年後に白骨遺体が見つかった。
広沢が亡くなった現場の近くの道路では、歪んだガードレールと、彼が隆明を迎えに行くために運転した車のものと思われる、破損したサイドミラー等が発見された為、当初は「事故」と判断されていた。その一方で、警察関係者の中には「事故に見せかけた『殺人事件』」ではないかと疑う者もいたが、捜査は突然打ち切られ、広沢の死因も「事故死」と結論づけられた。
村井隆明〈32〉
演 - 三浦貴大
深瀬のゼミ仲間。県議会議員である父の秘書を務める。
村井明日香 → 谷原明日香〈27〉
演 - 門脇麦
隆明の妹。康生の妻。10年前の旅行に同行した。
谷原康生〈33〉
演 - 市原隼人
深瀬のゼミ仲間。明日香の夫で一児の父。
乾恭子〈48〉
演 - YOU
クローバーコーヒーのマスターの妻。
広沢忠司〈65〉
演 - 志賀廣太郎
広沢の父。愛媛でみかん農家を営む。
広沢昌子〈57〉
演 - 片平なぎさ
広沢の母。息子の事故を受け入れられない。
小笠原俊雄〈65〉
演 - 武田鉄矢
ジャーナリスト。長野県警の元刑事で、広沢失踪事件の担当だった。失踪事件の翌年の春、運転免許センターへの異動の内示が出されたのを機に転職した。
とある県議会議員の不正について調べてる最中、10年前の広沢の失踪事件の関係者である隆明の名前を見つける。そして、失踪する前の広沢と一緒にいた深瀬・浅見・康生と、広沢が車で駅に迎えに行こうとしていた隆明が、失踪事件の「真相」を知っているのではないかと目をつけ、4人の職場等に頻繁に現れる。
森下泉〈23〉
演 - 藤本泉
浅見の同僚。国語教師。
藤崎莉子〈17〉
演 - 山口まゆ
浅見の生徒。
相良了平〈17〉
演 - 鈴木仁
浅見の生徒。サッカー部キャプテン。飲酒沙汰を起こす。
村井明正〈70〉
演 - 村井國夫
隆明・明日香の父。神奈川県議会議員。
甲野伸之〈52〉
演 - 山崎銀之丞
村井の秘書。
村井香織〈26〉
演 - 趣里
隆明の妻。童顔。金が目当てで結婚した。家事全般が苦手で大嫌い、かつ決して出来のいい妻とは言えず、部屋には満杯になった大量のゴミ袋が放置されている。
沼淵ことは〈42〉
演 - 篠原ゆき子
隆明と不倫関係。
谷原七海〈3〉
演 - 古田結凪
康生・明日香の娘。
乾圭介〈48〉
演 - バッファロー吾郎A
クローバーコーヒーのマスター。恭子の夫。

スタッフ[編集]

コラボレーション[編集]

山崎製パンが、2017年4月19日から6月19日まで本番組をイメージした「ランチパック オリジナルブレンドコーヒー&板チョコ」を、全国のコンビニエンスストアスーパーマーケットなどで期間限定で発売する[9]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル[10] 脚本 演出 視聴率 備考
第1話 4月14日 親友の死に隠された秘密…復讐は十年後に始まった 奥寺佐渡子 塚原あゆ子 10.3%[11] 15分拡大
第2話 4月21日 罪の告白…十年前に起こった雪山の悲劇
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 単行本刊行記念に、湊が愛用する兵庫県のコーヒー専門店・タワーコーヒーとのコラボが企画された[1]

出典[編集]

  1. ^ 講談社 小説現代の2015年5月20日の発言
  2. ^ 湊かなえ 「解説 - 佳多山大地」『リバース』 講談社文庫2017年、334, 337頁。ISBN 9784062935869
  3. ^ a b c d 藤原竜也主演で湊かなえ『リバース』ドラマ化! 戸田恵梨香・玉森裕太ら出演”. マイナビニュース (2017年2月13日). 2017年3月23日閲覧。
  4. ^ 藤原竜也&戸田恵梨香「デスノート」以来10年ぶり共演!ドラマ「リバース」で恋人役に”. 映画.com (2017年2月13日). 2017年3月25日閲覧。
  5. ^ 話題作が目白押し!戸田恵梨香が語る、1シーン撮るのに1週間の過酷な制作秘話とは!?”. 東京カレンダー (2017年3月22日). 2017年3月25日閲覧。
  6. ^ 藤原竜也&戸田恵梨香『デスノ』以来10年ぶり共演 湊かなえ『リバース』連ドラ化”. ORICON NEWS. オリコン (2017年2月13日). 2017年3月25日閲覧。
  7. ^ クランクイン情報”. リバース. TBS (2017年3月15日). 2017年3月23日閲覧。
  8. ^ ラブソングの女王・シェネル、新境地開拓!藤原竜也×湊かなえドラマ主題歌に”. テレビドガッチ (2017年3月17日). 2017年3月23日閲覧。
  9. ^ “TBS金曜ドラマ『リバース』とタイアップ コーヒーにこだわった新作「ランチパック」を期間限定発売”. 山崎製パン. (2017年4月10日). https://www.yamazakipan.co.jp/company/news/20170410.html 2017年4月11日閲覧。 
  10. ^ TBSオンデマンド リバース
  11. ^ “藤原竜也主演「リバース」初回視聴率は10・3% 2桁発進”. スポーツニッポン. (2017年4月17日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/04/17/kiji/20170415s00041000318000c.html 2017年4月17日閲覧。 

外部リンク[編集]

TBS 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
下剋上受験
(2017年1月13日 - 3月17日)
リバース
(2017年4月14日 - )
ハロー張りネズミ
(2017年7月〈予定〉 - )