趣里

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しゅり
趣里
本名 水谷 趣里
生年月日 (1990-09-21) 1990年9月21日(27歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都
身長 158 cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台映画テレビドラマ
活動期間 2011年 -
著名な家族 水谷豊(父)
伊藤蘭(母)
所属劇団 オーストラ・マコンドー(2014年 - )
事務所 トップコート
公式サイト 公式プロフィール

趣里(しゅり、1990年9月21日 - )は、日本女優。本名、水谷 趣里(みずたに しゅり)[1]

東京都出身。トップコート所属。父は水谷豊、母は伊藤蘭

来歴[編集]

水谷と伊藤の間に一人娘として誕生[2]。4歳から井上バレエ団にてクラシックバレエを習い始め、6歳で初舞台に立ち、小学5年生の時に憧れの『くるみ割り人形』の主役・クララを演じた頃から本格的にバレリーナを目指すようになる。バレエ一色の生活を送り、都内のインターナショナルスクールに3ヶ月間在籍後、オーディションに合格して15歳の時に高校にあがるタイミングで本場・イギリスのバレエ学校へバレエ留学するものの、アキレス腱断裂に足首の剥離骨折と度重なる怪我に遭遇し、医師から「前みたいには踊れない」と告げられ治療のため帰国。高等学校卒業程度認定試験で高校卒業の資格を得て大学に進学し、リハビリを続けつつ練習に打ち込むものの以前のように踊れることはなく、バレリーナへの夢を断念する[3][4][5][6]

失意の中でアルバイトや就職活動など将来を模索する日々を送り、表現したい気持ちがどうしても消えないことから、軽い気持ちで参加した塩屋俊主宰の演技学校「アクターズクリニック」のレッスンで演技の面白さに目覚める。幼いころから両親のドラマや歌番組を見て演技に興味を抱いていた一方で、両親と同じ道に進むのであれば「二世」となることから生半可な覚悟ではできないという重圧も感じていた中で、「でもお前は大丈夫だから頑張れ。女優を続けていけ」との塩屋の強い後押しによって女優を目指すことになる[4][5][6]

エイベックス・マネジメントに所属し[2][7]2011年、オーディションに合格し『3年B組金八先生ファイナル〜「最後の贈る言葉」4時間SP』で女優デビュー、実年齢より5歳下で、坂本金八に恋する中学生の役を演じた[3][8]。大学在学中にデビューし、大学は4年で中退して女優の道へと進む[9]。デビュー後も「アクターズクリニック」やアメリカの演技学校「ステラ・アドラースタジオ・オブ・アクティング英語: Stella Adler Studio of Acting)」の短期ワークショップにて演技のレッスンを重ね[10][11]、「自分のことはすべて自分で決めなさい」という両親の教育方針もあり、自ら進んで多くの舞台や映画、テレビドラマに出演して地道に経験を重ねる[4]

2014年6月、劇団オーストラ・マコンドーに加入[12]舞プロモーション[13]、フリーを経て、2015年4月よりトップコートに所属[9]

2016年にはとと姉ちゃんへの出演で注目を集める[14]2012年から2016年まで舞台作品を中心に活動した後に映画テレビドラマなどの映像作品にも力を入れ、2017年4月期のドラマ『リバース』での狂気的な妻の熱演は話題となり[15]、友人からも「ヤバいね」と言われたという[16][17]。同年11月には『過ちスクランブル』で連続ドラマに初主演[18][19]。2018年4月期の『ブラックペアン』ではクールな看護師役で存在感を発揮し反響を呼ぶ[20][21]

人物[編集]

身長は158cm。スリーサイズはB78cm、W57cm、H80cm。靴のサイズは22.5cm[22]

趣味はフィギュアスケートと映画鑑賞[7]。特技はクラシックバレエ[7]、英語、ギター[22]

私生活は、整体・ジムなどに通う以外は外出せず、インターネットのドラマを見て過ごす。自宅にかき氷機を購入するほどのアイス好き[19]

性格は、あまり行動的ではなく、宅配ボックス内の荷物を取り出し忘れたりPASMOをたびたび紛失するなどのおっちょこちょい[19]。母は、「気質は水谷似。努力家で、お芝居に対する思いがすごく強い」としている[23]

トークショーでの大林宣彦の言葉「役者は絵の具であるべきだ。どんな色にもなれるから」を大切に、「エキセントリックな個性的な役の方がいいかも。監督の追い求めているものに少しでも近づきたいし、限界まで出し切りたい」と語る[19]

舞台『シェイクスピア・ソナタ』(2007年)の観劇で芝居に興味を持ち、『国民傘』(2011年)の最終オーディションで不合格となるも『不道徳教室』(2013年)『ジュリエット通り』(2014年)に起用し「好きなようにやっていいよ」と自分表現を認めてくれた岩松了を師匠、先生と仰ぎ、「岩松の作品で、生き続けられるような役者でいたい」と語っている[24]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • 「HIKOBAE」(2012年3月11日、米ニューヨーク・Alvin Ailey American Dance Theater / 3月20日、天王洲銀河劇場 / 3月31日、福島県相馬市・はまなす館)[31]
  • 「黄色い叫び」(2012年5月2日-6日、下北沢Geki地下Liberty)
  • 劇団扉座第51回公演「端敵★天下茶屋」(2012年10月13日・14日、厚木市文化会館 / 10月17日 - 28日、座・高円寺 / 11月2日・3日、黒崎ひびしんホール)
  • 第7回直也の会「舞姫」(2013年2月13日 - 17日、笹塚ファクトリー)
  • 「HIKOBAE2013」(2013年3月23日 - 4月2日)
  • 「不道徳教室」(2013年5月29日 - 6月4日、KAAT神奈川芸術劇場 / 6月8日 - 23日、シアタートラム
  • Reach vol.17「The Seven Lucky Guys 2」(2013年9月25日・26日、東京芸術劇場
  • オーストラ・マコンドー
    • 「さらば箱舟」(2014年2月6日 - 16日、吉祥寺シアター
    • 「カズオ」「斜めから見ても真っ直ぐ見てもなんだかんか嫌いじゃないもの」(2014年8月7日 - 17日、渋谷ギャラリー・ルデコ4)
    • 小津安二郎に捧ぐ「家族」(2015年3月5日 - 15日、吉祥寺シアター)
  • SPACE POND #3「ザ・フルーツ」(2014年4月2日 - 9日、下北沢駅前劇場
  • 空想組曲番外公演「無意味な花園」(2014年9月2日 - 9日、サンモールスタジオ)
  • 「ジュリエット通り」(2014年10月8日 - 31日、シアターコクーン)
  • リーディング&プレイ「トレモスのパン屋」(2015年2月28日、きららホール)
  • 地人会新社公演「クライムス オブ ザ ハート」(2015年4月9日 - 19日、赤坂RED/THEATER)
  • 「大逆走」(2015年10月9日 - 25日、シアターコクーン / 10月29日 - 11月1日、森ノ宮ピロティホール)
  • ねもしゅーのおとぎ話「ファンファーレサーカス」(2016年2月11日 - 14日、新宿FACE
  • アルカディア(2016年4月6日 - 30日、Bunkamuraシアターコクーン) - トマシナ 役[32]
  • メトロポリス(2016年11月7日 - 30日、Bumkamuraシアターコクーン) - カムロ 役[33]
  • 陥没(2017年2月4日 - 26日、 Bunkamuraシアターコクーン / 3月3日 - 6日、森ノ宮ピロティホール) - 道下ユカリ 役
  • 黒塚家の娘(2017年5月12日 - 6月11日、シアタートラム) - 黒塚華南 役
  • ペール・ギュント(2017年12月6日 - 24日、世田谷パブリックシアター) - ソールヴェイ 役
  • マクガワン・トリロジー(2018年6月29日 - 7月1日、穂の国とよはし芸術劇場PLAT / 7月4日 - 8日、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール / 7月13日 - 29日、世田谷パブリックシアター)

PV[編集]

  • おとぎ話 「COSMOS」(2014年11月14日)
  • Heavenstamp「愛を込めて、ウェンディ」(2017年3月16日公開)

広告[編集]

  • 小田急電鉄 「世界に一つの日々と 〜3人の日々編」(2016年 - )

CM[編集]

受賞[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ MOOSIC LAB 2013にて上映。
  2. ^ 第7回富士山・河口湖映画祭にて上映。
  3. ^ 連続ドラマを再編集し異なる結末を加えた劇場版。1週間限定公開。

出典[編集]

  1. ^ 真紀和泉 (2018年4月25日). “【エンタがビタミン♪】『ブラックペアン』で看護師“ネコちゃん”役の趣里に「演技が凄く物語に引き込まれる」”. Techinsight (メディアプロダクツジャパン): p. 2. http://japan.techinsight.jp/2018/04/maki04251643.html/2 2018年4月25日閲覧。 
  2. ^ a b “水谷豊、伊藤蘭夫妻の娘が女優デビュー!本人コメント”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2011年2月9日). https://mdpr.jp/news/detail/1131897 2018年3月18日閲覧。 
  3. ^ a b 水谷豊夫妻の愛娘、趣里が女優デビュー!”. 2012年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月17日閲覧。
  4. ^ a b c 石井隼人 (2016年10月15日). “趣里 失意の帰国から女優へ 支えた言葉は恩師の「大丈夫だから」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/10/15/kiji/K20161015013540850.html 2017年10月3日閲覧。 
  5. ^ a b 北村篤裕 (2016年11月1日). “『とと姉ちゃん』で注目の新進女優・趣里「人生を季節に例えるなら“秋”かな?」”. 日刊SPA! (扶桑社). https://nikkan-spa.jp/1214736 2017年10月3日閲覧。 
  6. ^ a b 田中亜紀子 (2017年4月10日). “〈私の一枚〉絶望を乗り越えた経験が今に生きる 趣里さん”. 朝日新聞デジタル. http://www.asahi.com/and_M/articles/SDI2017040730161.html 2017年10月3日閲覧。 
  7. ^ a b c 趣里 Official Website”. エイベックス・マネジメント. 2012年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年2月17日閲覧。
  8. ^ 水谷豊と伊藤蘭の愛娘・趣里が“金八先生ファイナル”で女優デビュー”. オリコン (2011年2月9日). 2014年2月17日閲覧。
  9. ^ a b “趣里、水谷豊&伊藤蘭に感謝の思い”. デイリースポーツ online. (2015年8月30日). https://www.daily.co.jp/gossip/2015/08/30/0008349735.shtml 2017年10月3日閲覧。 
  10. ^ “水谷豊&伊藤蘭の娘・趣里、将来は「スーちゃんみたいな女優さんに」”. オリコン転職 (oricon ME). (2011年8月1日). https://career.oricon.co.jp/news/2000350/ 2018年4月30日閲覧。 
  11. ^ 肥沼和之 (2011年8月1日). “水谷豊&伊藤蘭の娘・趣里が人生初の記者会見! 「スーちゃんのような女優さんになりたい」と夢語る”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0034162 2018年4月30日閲覧。 
  12. ^ オーストラ・マコンドーとは”. オーストラ・マコンドー. 2015年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月28日閲覧。
  13. ^ 趣里”. ACTOR & ACTRESS. 舞プロモーション. 2014年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月18日閲覧。
  14. ^ “【注目の人物】「とと姉ちゃん」出演で注目!趣里の抜群透明感&独特オーラに惚れ惚れ”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2016年9月24日). https://mdpr.jp/interview/detail/1617249 2017年10月3日閲覧。 
  15. ^ “「リバース」で注目の趣里「親の名に頼ってない」と絶賛の声”. 女性自身 (光文社). (2017年6月9日). https://jisin.jp/serial/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%A1/29259 2018年4月30日閲覧。 
  16. ^ 週刊女性2017年6月13日号
  17. ^ “趣里、狂気的な妻の熱演に「友達からは“ヤバいね”って言われたりしてます(笑)」”. 週刊女性PRIME (主婦と生活社). (2017年6月2日) 
  18. ^ “趣里、連続ドラマ初主演でラブコメディーに挑戦 放送前に劇場公開も”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年8月7日). http://www.oricon.co.jp/news/2095297/full/ 2017年10月3日閲覧。 
  19. ^ a b c d “演技派女優、趣里 “役者は絵の具であるべき”を胸に連ドラ初主演”. 産経ニュース (産経デジタル). (2017年11月9日). https://www.sankei.com/entertainments/news/171109/ent1711090001-n1.html 2018年4月30日閲覧。 
  20. ^ 真紀和泉 (2018年4月25日). “【エンタがビタミン♪】『ブラックペアン』で看護師“ネコちゃん”役の趣里に「演技が凄く物語に引き込まれる」”. Techinsight (メディアプロダクツジャパン). http://japan.techinsight.jp/2018/04/maki04251643.html 2018年4月30日閲覧。 
  21. ^ “ブラックペアン 水谷豊の娘・趣里にファン熱視線 ニノの相棒“ねこちゃん”役で存在感”. 毎日新聞. (2018年4月28日). https://mainichi.jp/articles/20180428/dyo/00m/200/014000c 2018年4月30日閲覧。 
  22. ^ a b 趣里 -shuri-”. オーストラ・マコンドー. 2018年4月30日閲覧。
  23. ^ “元キャンディーズの伊藤蘭 娘・趣里の気質は夫・水谷豊似”. NEWSポストセブン (小学館). (2016年10月4日). http://www.news-postseven.com/archives/20161004_453152.html 2018年4月30日閲覧。 
  24. ^ “バレエ挫折…水谷豊の娘・趣里が出合った「第2のお父さん」”. 日刊ゲンダイDIGITAL. (2015年10月16日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/167270/1 2018年4月30日閲覧。 
  25. ^ ビデオチャットドラマ 三つの告白「記憶」”. NHK. 2014年2月17日閲覧。
  26. ^ a b おとぎ話みたい(2013)”. SPOTTED PRODUCTIONS (2013年). 2014年2月17日閲覧。
  27. ^ 富士山・河口湖映画祭”. 富士河口湖総合観光情報サイト (2013年). 2014年2月17日閲覧。
  28. ^ 「東南角部屋二階の女」の監督が描くラブストーリー、「東京の日」が10月公開”. 映画ナタリー (2015年8月30日). 2015年10月14日閲覧。
  29. ^ “編集者と声を出せなくなった作家の友情描く福間健二監督作「秋の理由」が今秋公開”. 映画ナタリー. (2016年4月5日). http://natalie.mu/eiga/news/182296 2016年4月6日閲覧。 
  30. ^ “伊藤洋三郎×佐野和宏W主演、60代を迎えた男たちの友情描く「秋の理由」予告編”. 映画ナタリー. (2016年8月30日). http://natalie.mu/eiga/news/199876 2016年8月30日閲覧。 
  31. ^ 舞台「HIKOBAE」製作発表会レポート” (2012年2月28日). 2012年3月15日閲覧。
  32. ^ “堤真一&寺島しのぶ&井上芳雄&浦井健治出演『アルカディア』が開幕”. シアターガイド. (2016年4月7日). http://www.theaterguide.co.jp/theater_news/2016/04/06_02.php 2016年4月7日閲覧。 
  33. ^ “「メトロポリス」追加キャストに趣里、オリジナルの登場人物演じる”. ステージナタリー. (2016年9月30日). http://natalie.mu/stage/news/203624 2016年9月30日閲覧。 
  34. ^ “求人情報サイト「Find Job!」、女優・趣里を起用した新TVCMを1月9日よりオンエア開始” (プレスリリース), ミクシィ・リクルートメント, (2018年1月9日), https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000022956.html 2018年1月14日閲覧。 
  35. ^ くらしのリズムを整えよう”. ダスキン. 2018年4月23日閲覧。
  36. ^ 第12回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞”. 第12回 コンフィデンスアワード・ドラマ賞. 2018年7月29日閲覧。

外部リンク[編集]