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奥寺佐渡子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おくでら さとこ
奥寺 佐渡子
プロフィール
誕生日 (1966-02-16) 1966年2月16日(59歳)
出身地 日本の旗岩手県
主な作品
テレビドラマNのために
下剋上球児
映画八日目の蝉
バンクーバーの朝日
コーヒーが冷めないうちに
アニメ時をかける少女
サマーウォーズ
おおかみこどもの雨と雪
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奥寺 佐渡子(おくでら さとこ、女性、1966年2月16日[1] - )は、日本脚本家岩手県出身。東海大学文学部広報学科卒業。

経歴

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最初は特に脚本家になろうと考えていたわけではなく、たまたま大学当時に書いた脚本がディレクターズ・カンパニーの公募に受かって相米慎二監督から連絡されたが、卒業後は就職先として決定していた石油元売会社で普通に働きながら、3年ほど深夜番組の台本を副業で書いていたという[2]

1980年代半ばに『鳩よ!』にて詩人としてデビュー。1993年に相米の『お引越し』で脚本家デビュー。1995年には『学校の怪談』で日本アカデミー賞脚本賞受賞。1998年には文化庁新進芸術家在外研修員としてアメリカに留学。2007年 『時をかける少女』2010年『サマーウォーズ』2013年『おおかみこどもの雨と雪』で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を3回受賞している[3][4][5]。2012年、『八日目の蝉』で第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞[6]

人物

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細田守監督作品の脚本を多く担当している。アニメ作品は実写映画以上に「監督のもの」という風土が強いため、監督がまず何をしたいかということを話し合って頻繁に確認したり、その他にもプロデューサーの意見を反映させるなど、元々の企画や監督主導で脚本を執筆することが多いと語っている[7]

ドラマ作品においては脚本家の清水友佳子と共同で執筆している作品が多い[8]

主な作品

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Category:奥寺佐渡子の脚本作品も参照。

映画

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テレビドラマ

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アニメ映画

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テレビアニメ

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講演会

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著書

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  • 主婦は八百屋に娘は水に(詩集・1986年)

脚注

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  1. ^ Japan Creator Bank
  2. ^ vol.15 シナリオライター 奥寺佐渡子さん - 日活
  3. ^ 東京アニメアワード各賞決定 ハルヒ コードギアスなど(3/16)」『アニメ!アニメ!』イード、2007年3月16日。2025年3月16日閲覧。
  4. ^ 東京アニメアワード 「サマーウォーズ」が大賞など7部門獲得」『アニメ!アニメ!』イード、2010年2月16日。2025年3月16日閲覧。
  5. ^ 第12回東京アニメアワード「おおかみこどもの雨と雪」大賞など6部門、「SAO」、「黒子のバスケ」が優秀作品賞」『アニメ!アニメ!』イード、2013年3月24日。2025年3月16日閲覧。
  6. ^ 第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! - 日本アカデミー賞公式サイト 2012年3月3日参照。
  7. ^ 『サマーウォーズ』制作秘話 脚本は細田監督との共同作業 脚本家 奥寺佐渡子さん(2/4)”. FILMERS (2015年10月1日). 2025年5月20日閲覧。
  8. ^ 夜行観覧車 』、『リバース』、『 わたし、定時で帰ります。』、『最愛』など
  9. ^ 鈴木亮平主演『下剋上球児』10月放送決定 新井順子×塚原あゆ子が初のTBS日曜劇場を担当”. Real Sound映画部. blueprint (2023年8月6日). 2023年8月7日閲覧。
  10. ^ OPEN THEATER 2019 脚本オープンセミナー < 7/19開催!>”. 東京芸術大学. 東京芸術大学大学院映像研究科. 2022年11月9日閲覧。

参考文献

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