あき竹城
あき たけじょう あき 竹城 | |
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本名 | 竹田 明子 |
生年月日 | 1947年4月4日(75歳) |
出生地 |
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職業 | 女優、タレント |
活動期間 | 1974年 - |
配偶者 | 既婚 |
主な作品 | |
映画 『楢山節考』(1983年) 『マルタイの女』 テレビドラマ 『私の青空』 『どんど晴れ』 『天地人』 |
あき 竹城(あき たけじょう、本名:竹田 明子(たけだ あきこ)[1]、1947年4月4日 - )は、日本の女優、タレント。山形県米沢市出身。身長164cm、米沢市観光親善大使。所属はオフィスあきこ。
人物・来歴[編集]
小学4年生からモダンダンス教室で踊りを学び、中学校卒業後、上京しダンサーとしてデビューする。
ヌードダンサーとして活動し、1974年に日劇ミュージックホールに舞台を踏んだのち、コントに出演する。
「山形弁丸出しのキャラクター」を持ち味にしたコメディエンヌと認知され、テレビ出演も果たすようになった。
1977年には東映映画『トラック野郎・度胸一番星』に出演。追跡中にトラックの排気ガスで顔半分が黒くなった上、上着を剥ぎ取られる婦人警官役で、トップレス姿を披露した。
今村昌平監督に抜擢され、『楢山節考』に出演したことで女優としても認められる。
現在は女優業という枠を超え、ユニークなトークを「山形弁丸出しで」話す、明るいオバサンとして独自のキャラクターを生かして活躍。
好きなもの[編集]
- ペットで亀を飼っており[2]、休日は亀のドンちゃんとハレちゃんと遊ぶ。あきによると「亀と目を合わすと亀がストレスを感じるからダメ。亀を見るときは遠目から見る。亀は意外と早く動き、目を離すとチョコチョコっとどこかへ行ってしまうので軽く足で止める」ということである。
- ホーロー看板を収集している。
- 不二家のペコちゃんを好み、あきによると人形やグッズなど1000個ほど持ってるとのこと[3]。
番組エピソード[編集]
お洒落のこだわりを聞かれ『AS KNOW AS』(西武池袋本店)の可愛いスタッフが着用している同じ服の「大きいサイズ」を購入し着ていると答えた。着用時の写真が公開され、「私のような年代だとなかなかこういう服を着るのは勇気がいるけど、私は着こなせます」と語っている。また、ピンクを好み、先述の写真に写る椅子もピンクだった。同番組の共演者から冗談混じりに下着の色を聞かれ「そんなこと聞くの?…白でフリル…」と回答したところで上田晋也に止められた。
山形弁を教えてとの質問に、「おしょうしな(ありがとう)」と答えた。続けて「『あっあーい!』って言葉があって、飲食店などに入って「ごめんください」という意味だと解説する。しかし、聞き馴染みのない言い回しとあきの明るいキャラクターもあり、「それあきさんだけが使ってるんでは?」「『ごめんください』がどうなって『あっあーい』になるのかが分からない」などと指摘された。『おしょうしな』『あっあーい』のどちらも山形県の米沢市周辺の方言とされ、現地では「おしょうしなっす」や「あっあえー」と使われているのが一般的である。補足だが、現在米沢市で「あっあえー」と使うのは中高年が多く、若い世代では滅多に使わない。
その他のエピソード[編集]
- 本来は宝塚に入りたかったが[4]、習い事にかかる金銭面などの理由で断念した。
- TBS系列ドラマ「ある日突然…」で主役を演じていた頃、電車で女子高生が自分のことを「ほら、個性が強くて主役はれない女優さん」と噂しているのを耳にした。
- 芸名は大阪などのクラブに出演していた頃に考えたということで、あきによると「竹で城を造ったら風を受けて傾いても、しなって倒れない」ということと、周りの人から「あきさん」と呼ばれたいと言う理由から本名を生かして最初は『竹城あき』を名乗っていたが、よく「たけしろ」と読み間違えられたことから、名前を先にして『あき竹城』という芸名にした。こうしたら周りがちゃんと「たけじょう」と正しく呼んでくれるようになったという[1]。
- デビュー当時はピンク・レディーとよく仕事をしていたという。
- コメディアンのたこ八郎がプロボクサー出身でパンチドランカーの症状があったことから何かと尽力しており、1985年のたこの葬儀では、たこの師匠だった由利徹、赤塚不二夫と共に号泣した。
- 過去に「年上かもめ」という歌をレコーディングしている。この歌は、「色気のある年上女性(あき)が、年下の若い男性を応援する歌」でセクシーな内容となっている。冒頭に山形弁によるセリフで始まり、歌も山形弁を使ったものだった。なおB面の「乱調花笠音頭」では、逆に弱々しくなった男達に発破をかけている。
- ギョーザで有名な中華レストラン「王将」の無料券を何枚か持っていたので、友人たち数人で王将に行った。いろいろ注文していざ支払いになり無料券を出したが店員から「これ、違いますよ」と言われた。その時初めて「餃子の王将」と「大阪王将」が別の店だと知って戸惑ったことがある。
- 東京ガールズコレクションには、スタードラフト会議(2012年1月24日放送)の番組中、清純派女優を目指す美女(葉山織江)のスカウティングタイムに「私も出たい」と猛アピールして出演が決まった[5]。ド派手なウィッグとギャルメイクで話題となった[6]。
- インパクトのあるキャラクターでバラエティーに多数出演しているが、プライベートについてはほとんど語ることはない。特に結婚や家族については顕著で、1988年に8歳年下の男性と結婚しているが、子供の有無も明かされていない。
- ベテラン女優だが、長時間のロケや体を張った笑いにも甘受し、生来の朗らかな雰囲気で収録に臨む。スタッフをはじめ若者やエキストラにまで丁寧な挨拶をする様は業界人からの評判が高い。
出演[編集]
映画[編集]
- 河内のオッサンの唄 よう来たのワレ(1976年) - ホステス・ルミ
- ピラニア軍団 ダボシャツの天(1977年) - ミキ
- トラック野郎・度胸一番星(1977年)
- 仁義と抗争(1977年)
- こちら葛飾区亀有公園前派出所(1977年)
- 喜劇役者たち 九八とゲイブル(1978年) - シルバー・緑
- 男はつらいよ 寅次郎かもめ歌 (1980年) - スルメ工場のおばさん
- 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎(1983年) - 親方熊の新妻
- 楢山節考(1983年) - 玉やん
- 居酒屋兆治(1983年) - モツ屋
- おしん(1984年) - つね
- テラ戦士ΨBOY(1985年)
- 夜叉(1985年) - とら
- 二十四の瞳(1987年) - よろず屋
- ドン松五郎の大冒険(1987年)
- せんせい(1989年) - 淳一の母
- スーパーの女(1996年) ‐ 惣菜部チーフ・ウメさん
- マルタイの女(1997年) - お手伝い・三輪さん
- 必殺始末人(1997年)
- 完全なる飼育(1999年)
- アイ・ラヴ・ユー(1999年) - 森田恵子
- DRUG(2001年) - 都築
- 新・雪国(2002年) - 美帆
- 化粧師 KEWAISHI(2002年) - ふさ
- アイデン&ティティ(2003年) - 中島の母
- 恋するトマト(2005年)
- 待合室(2006年) - 山本澄江
- 嫌われ松子の一生(2006年) - 看守
- 小さいおうち(2014年) - カネ(タキの祖母)
テレビドラマ[編集]
- 峠の群像(1982年) - 茶屋の女 役
- 徳川家康(1983年) - 台所の女 役
- ロマンス(1984年)
- 青春家族(1989年) - 福光誠子 役
- 腕におぼえあり(1992年) - みね 役
- 十時半睡事件帖 (テレビドラマ)(1994年) - 加代 役
- 春よ、来い(1994年 - 1995年) - 山田サダ 役
- 八代将軍吉宗(1995年) - 三浦屋おかみ
- 清左衛門残日録 〜仇討ち!播磨屋の決闘〜(1995年) - 年江 役
- 私の青空(2000年 - 2002年) - 高島(旧姓:星)小百合 役
- 蜜蜂の休暇(2001年) - 管理人の妻 役
- 人生はフルコース(2006年)
- どんど晴れ(2007年) - 小野時江(仲居頭) 役
- すみれの花咲く頃(2007年) - 岡崎京子 役
- 天地人(2009年) - 侍女・かよ 役
- 八日目の蝉(2010年) - 薬局の主人 役
- てのひらのメモ(2010年) - 花岡裁判員 役
- オレの愛妻物語(1978年)
- 第8回 - タメ子 役
- 熱中時代 刑事編(1979年) - 道子
- 桃太郎侍(東映)
- 第181話「純情ひとすじ廓の恋」(1980年)- およね
- あこがれベビー(1981年) - カネ子
- 天まであがれ!(1982年) - 光子ママ
- 事件記者チャボ!(1984年) - 木村常子
- 気分は名探偵(1984年) ‐ 稲村町子
- 外科医有森冴子(1993年)
- ちょっと危ない園長さん(1993年) - 丸山幸代
- 家なき子2(1995年) - 尾上シメ
- 永遠の仔(2000年) ‐ 内田婦長
- 火曜サスペンス劇場
TBS系
- 噂の刑事トミーとマツ(1979年 - 1982年)
- 第5話「トミマツ真ッ青・女の戦争」(1979年) - 中野の妻
- 第9話「トミマツのセメント詰め」(1979年)
- 第40話「Oh NO! 悪い予感は必ず当る」(1980年)- 下着泥棒被害者
- 秘密のデカちゃん 第16話「ノラ猫もあっと驚く熱いチュウ」(1981年、TBS) - 夫婦喧嘩の妻
- われら動物家族(1981年)
- 野々村病院物語(1981年 - 1982年) - 竹田カネ 役
- 野々村病院物語Ⅱ(1982年 - 1983年)
- Gメン'75 第248話 「警察の中に出た幽霊」(1980年)−夫婦ゲンカの妻
- Gメン'82
- 第5話「私は殺される!」(1982年)−柿沼ヨシ子
- 金曜日の妻たちへ(1983年) - 泉たか子 役
- 松本清張の共犯者(1983年) - 萬木志保子 役
- ちびっ子かあちゃん(1983年) - 糸井キヌ子 役
- 青が散る(1983年 - 1984年) - 堰富子 役
- 千春子(1983 - 1984年) - 片山のぶ 役
- 3年B組金八先生(1984年) - 梶浦トシ 役
- 西田敏行の泣いてたまるか
- 第8話「父ちゃんはタクシードライバー」(1986年)
- ある日、突然…(1992年) - 井村直子 役
- 詐欺 狙われた実印(1995年、CBC)
- 命つないで(1996年)
- 人面瘡(2003年)
- 虹のかなた(2004年) - 唐沢ゆき子 役
- 猟奇的な彼女(2008年) - 質屋・河田の元妻
- 月曜ミステリー劇場
- 「十津川警部シリーズ」(1997年 - ) - 亀井公子
- 「万引きGメン・二階堂雪」(1998年 - ) - 滝伸子
- 「税務調査官・窓際太郎の事件簿」(2002年)
- 「カードGメン・小早川茜8」(2005年) - 太木夢子
- 「駅弁刑事・神保徳之助」(2007年)
- 江戸の渦潮(1978年)
- 第7話「強く咲け!花一輪」
- サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦(1984年) - 川口順子
- エド・はるみ物語(2008年) - 小倉佐知代
- ザ・ドラマチックナイト
- 「松本清張の地方紙を買う女」(1987年)
- 金曜エンタテイメント
- 「夏樹静子ミステリー アリバイの彼方に」(2000年 - 2005年) - 山下春江
- 「京都喰い道楽 古本屋探偵ミステリー」(2002年12月) - しのぶ
- 「京都食い道楽!古本屋探偵ミステリー2 夏目漱石に秘められた哀しい恋文」(2004年5月)
- 新・必殺からくり人 第5話「東海道五十三次殺し旅 府中」(1977年) - 鬼太郎
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第24話「七里飛脚は鬼より恐い」(1978年) - おかよ
- 西部警察
- 第11話「燃えつきた獣たち」(1979年) - 手相見のおはる
- 天山先生本日も多忙(1979年) - マダム竹子(バーのママ)
- 遠山の金さん(1982年 - 1985年) ※高橋英樹版
- 暴れん坊将軍II
- 第70話「男は愛嬌 女はチカラで勝負する!」(1984年) - おくら
- 人妻捜査官
- 第14話「疑惑!?エアロビクスの未亡人」(1984年)
- ただいま絶好調!
- 第3話「俺はロッキーだ」(1985年)
- 私鉄沿線97分署
- 第35話「子連れサギ師でエキサイト‼︎」(1985年) - 畠山ふみ子
- 必殺仕事人V・旋風編 第1話「主水エスカルゴを食べる」(1986年) - お松
- はぐれ刑事純情派
- 第8シリーズ・第2話「男の売春!安浦刑事の潜入捜査」(1995年) - 婦警
- (1999年) - 城山竹子
- 外科医・夏目三四郎(1998年) - 酒匂菊
- TRICK2 「episode 1・六ツ墓村」第1話「六墓」,第2話「落ち武者の謎」(2002年) - 梅竹
- 歓喜の歌(2008年、北海道テレビ)
- 土曜ワイド劇場
- 「島めぐり豪華フェリー花嫁ツアー殺人事件」(1988年)
- 「はみだし弁護士・巽志郎」(1996年 - 、朝日放送) - 野村真知子
- 「京都の芸者弁護士事件簿」(1998年、朝日放送) - 西山信江
- 「京都殺人案内」(2002年、朝日放送) - 井上伸子
- 「第一級殺人弁護」(2003年) - 尾田敦子
- ウッチャンナンチャンのコンビニエンス物語(1990年) - 笹川哲子
バラエティ・トーク番組[編集]
- マダムんむん(TBS)
- 秘密のケンミンSHOW(読売テレビ)
- 愛のエプロン(テレビ朝日)
- なるほど!ハイスクール(日本テレビ)
- スター☆ドラフト会議(日本テレビ)
- シルシルミシルさんデー(テレビ朝日)
- 炎の体育会TV(TBS)
情報・教養番組[編集]
- いい旅・夢気分(テレビ東京)
- 旅の香り(テレビ朝日)
- 田舎に泊まろう!(テレビ東京)
- 冬の釧路&根室は魚がうまい!〜海の幸ショッピング〜(札幌テレビ)
- あき竹城の北海道 味の物産市!(札幌テレビ)
- みいつけた!(2013年-、NHK教育) - ララばあちゃん役(声の出演)
CM[編集]
全国CM[編集]
- エスエス製薬 エスカップ(たこ八郎と共演、1983年)
- 新進食料工業 お漬物はしんしん(1984年)
- サントリー エード(1984年)
- 日立 蛍光灯 あかるい輪・あかり自慢(1989年)
- 富士通ゼネラル エアコン・ミンミン
- サビーナ化粧品
- せんねん灸
- P&Gジャパン レノア(2007年 - )
- NHK「みんなで防ごう振り込め詐欺」(2008年)
- トヨタ自動車 パッソ(2009年)
- ソフトバンクモバイル(2011年)
- リクルート
- 久光製薬 アレグラFX・母の一喝篇(2014年)
- ELEX Technology Holdings クラッシュ オブ キングス(城島茂と共演、2015年 - )
山形県内ローカルCM[編集]
- 日本製乳「おしどりミルクケーキ」(1986年)
- 山形県民共済(2012年 - )
Fashion Show[編集]
- 第14回 TOKYO GIRLS COLLECTION 2012 SPRING / SUMMER(2012年3月3日、横浜アリーナ)
ディスコグラフィ[編集]
- シングル
タイトル B/W・C/W |
作詞 | 作曲 | 編曲 | その他 | 発売年 | レーベル | 備考 |
年上かもめ 乱調花笠音頭 |
山本正之 奈加ますみ |
山本正之 まつもと重信 |
土持城夫 | ミノルフォンレコード | |||
やっぱり山形 | 玉川良一 | みさき司郎 | 杉村俊博 | ポリドールレコード | ケーシー高峰とのデュエット。 B面の「お金が恐い」はケーシーの単独歌唱。 |
脚注[編集]
- ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1983年10月7日号「芸名由来記」68頁
- ^ “「メレンゲの気持ち」 2011年4月16日(土)放送内容”. カカクコム (2011年4月16日). 2021年12月18日閲覧。
- ^ “「ヒルナンデス!」 2011年7月25日(月)放送内容”. カカクコム (2011年7月25日). 2021年12月18日閲覧。
- ^ “「ホンネ日和」 2012年2月26日(日)放送内容”. カカクコム (2012年2月26日). 2021年12月18日閲覧。
- ^ 第14回 TOKYO GIRLS COLLECTION 2012 SPRING/SUMMER モデル紹介 あき竹城
- ^ 朝日新聞デジタル:あき竹城 - 東京ガールズコレクション2012春夏(Tokyo Girls Collection 2012SS)
- ^ “松本人志とあき竹城が農家の夫婦役、上京した息子にビデオレター”. お笑いナタリー. (2016年4月1日) 2016年4月1日閲覧。