弁護士・高林鮎子

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弁護士・高林鮎子
ジャンル テレビドラマ
放送時間 火曜21:02 - 22:54(112分)
放送期間 1986年11月11日 - 2005年7月5日(34回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
監督 小山幹夫
鷹森立一
辻理
永野靖忠
小松範任
津崎敏喜
脚本 高久進
石原武龍
小木曽豊斗
プロデューサー 長富忠裕
雨宮望
前田伸一郎(日本テレビ)
桑原秀郎
吉村晴夫
島田薫(東映)
出演者 眞野あずさ
橋爪功
丹波哲郎
エンディング 火曜サスペンス劇場」と同じ
外部リンク 火曜サスペンス劇場
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弁護士・高林鮎子』(べんごし たかばやしあゆこ)は、日本テレビ系の2時間ドラマ火曜サスペンス劇場」(火曜日21:02 - 22:54)で1986年から2005年まで放送されたテレビドラマシリーズ。全34回。原作は宮脇俊三(第1作)、津村秀介(第2作 - 第34作)。製作は東映。主演は眞野あずさ[1]

ドラマのタイトルは第1作以来「女弁護士 高林鮎子」であったが、第24作以降は「弁護士 高林鮎子」となっている。

34作というのは、火曜サスペンス劇場のシリーズとしては、『監察医・室生亜季子』の37作に次いで二番目の放送回数である。

概要[編集]

草鹿法律事務所に所属する美人弁護士・高林鮎子が、数十年にわたって司法試験に落ち続けている万年補助者の竹森慎平とともに、主に被疑者の無実の証明のために弁護を受けることをきっかけとして、最終的に真実を明らかにして事件を解決するまでを描く作品。仕掛けとしてほぼ毎回、主に真犯人が鉄道列車を利用してアリバイを主張し、それを崩すことで真実が明らかになっていく。そのキーは時刻表に隠されている。高林鮎子、竹森慎平、所長である草鹿達之介の3人の絶妙な掛け合いと、犯人によって何重にも張り巡らされたアリバイ崩しが高い人気を得ることとなった。高林鮎子や竹森慎平などの役は原作には全く登場しないドラマオリジナルのものであるが、その経緯の詳細については津村秀介『新横浜発12時9分の死者』の解説(1993年の講談社文庫版の解説(吉村晴夫)及び2003年の光文社文庫版の解説(新保博久)を参照されたい。

草鹿法律事務所のセットは、第7作で多少模様替えが加えられた以外はシリーズを通して基本的に変わらなかった。鮎子の名刺によれば草鹿法律事務所は東京都千代田区神田駿河台五丁目に存在することになっているが、第20作では日比谷の名を冠したビルに入っているという設定になっている。

同じ火曜サスペンス劇場、東映製作の『監察医・室生亜季子』と並び、初期から放映されていた人気シリーズとして現在でも再放送が多い(BS日テレでも第1回から再放送された)。

キャスト[編集]

草鹿法律事務所 / ゲスト

草鹿法律事務所[編集]

高林 鮎子
演 - 眞野あずさ
弁護士(俗に言う勤務弁護士=イソ弁)。冷静に事件関係者の心理を読みながら竹森慎平とともに事件を解決していく。3回で司法試験に合格し[2]司法修習の後に弁護士として草鹿法律事務所に所属。犯人によって各所に仕組まれた難解なトリックの謎を解明し、時刻表トリックの解明を得意とする慎平の助けを得てその裏付けをとる。車好きでドラマでは草鹿法律事務所まで車で向かうという形で登場することが多い。慎平からは「鮎ちゃん」あるいは「鮎っぺ」と呼ばれており、また、草鹿弁護士からは「高林君」と呼ばれている。なお、『弁護士 高林鮎子』は眞野の代表作の一つであり、第19作の原作となった津村秀介『葡萄 夜行列車が運ぶ殺意』(1997年、トクマ・ノベルス)にエッセイを寄稿している。
竹森 慎平
演 - 橋爪功
補助者であり調査員。高林とタッグを組み、事件を解決へと導く手助けをする。鉄道ファンであり犯人の仕組んだ複雑な時刻表トリックを解明することを得意とする。司法試験に挑戦しているが事務所の仕事が忙しいこともあってなかなか勉強が進まない。第1作のときから既婚で子どももいる設定だが妻子が劇中に姿を現すことはない[3]。新聞記事を切り抜いてスクラップブックを作成するのが日課であり、これは草鹿法律事務所に保管されている。鮎子からは「慎平さん」と呼ばれており、また、草鹿弁護士からは「慎平」と呼ばれている(ただし、第1作で鮎子は「竹森さん」と呼んでいる)。
沢村 千鶴子
演 - 星ともえ(第1作 - 第6作)、杉浦きよみ(第7作 - 第33作)
事務員。事件の解決には直接関わらないが、作品によっては事実関係の確認などを手伝っているものもある。鮎子や慎平からは「ちづちゃん」と呼ばれているが、事件解決に直接関わらないこともあってか、エンドロールのクレジットには「沢村千鶴子」という役名が付されていないことも多い。第34作(最終作)には登場しない。
草鹿 達之介
演 - 丹波哲郎
所長で弁護士。所長として必要以上に経費がかさむことを気にしつつも、毎回、鮎子や慎平に事件解明の鍵を示唆する。ただ、時として直感的で奇想天外な示唆をすることもあり、それには鮎子や慎平も当惑してしまうが、結果的にその示唆は的を射たものであることが多い。鮎子や慎平からは「ボス」あるいは「先生」と呼ばれている(ただし、慎平は鮎子との会話の中で「とっつぁん」と呼んでいることもある)。

ゲスト[編集]

第1作 - 第20作 / 第21作 - 第34作

第1作 - 第20作[編集]

第1作 「寝台特急あさかぜ4号殺人風景」(1986年)
第2作 「L特急あずさ19号 逆転の殺意」(1987年)
第3作 「新横浜発12時09分の女」(1988年)
第4作 「信州飯田線殺意の天竜峡」(1988年)
第5作 「かいじ12号小淵沢で消えた不在証明」(1989年)
第6作 「船岡発普通列車 無縁坂の女」(1989年)
第7作 「L特急しまんと6号 早春四国路殺人事件」(1990年)
第8作 「北の旅、殺意の雫石」(1990年)
第9作 「北の街小樽に消えた女」(1991年)
第10作 「博多-札幌殺人ルート」(1992年)
第11作 「能登に消えた女」(1993年)
第12作 「L特急あずさ13号の女」(1993年)
第13作 「北斗星1号複合の接点」(1993年)
第14作 「浜名湖汽水域」(1994年)
第15作 「飛騨高山の女」(1994年)
第16作 「霧の旅・唐津の殺人」(1995年)
第17作 「支笏湖10時30分の女」(1995年)
第18作 「西の旅 長崎の殺人」(1996年)
第19作 「寝台特急北斗星の女」(1996年)
第20作 「豊肥本線早春の死角」(1997年)

第21作 - 第34作[編集]

第21作 「上毛高原逆流の殺意」(1997年)
第22作 「北陸本線の死角」(1998年)
第23作 「秋田新幹線冬の迷彩」(1999年)
第24作 「東京環状線夏の迷走」(1999年)
第25作 「瀬戸内を渡る死者」(1999年)
第26作 「雲仙長崎旅路の果て」(2000年)
第27作 「京都保津峡殺意の急流」(2000年)
第28作 「パリから届いた殺意」(2001年)
第29作 「フレッシュひたち17号の偽証」(2001年)
第30作 「やまびこ6号・十和田湖に泣く女」(2002年)
第31作 「寝台特急トワイライトエクスプレスの罠」(2003年)
第32作 「山形新幹線・つばさ106号の乗客」(2003年)
第33作 「特急うずしお30号の罠」(2004年)
第34作 「志摩の旅・みえ6号毒殺連鎖」(2005年)
  • 手塚貴子(手塚の妻・「スナックペガサス」ホステス) - 池上季実子
  • 手塚志穂(花屋の店員) - 中山エミリ
  • 大庭宣子(大庭の妻) - 芦川よしみ
  • 大庭隆三(建設会社「大庭ハウジング」社長) - 天宮良
  • 笠原宏次(手塚の同僚で高校時代からの親友) - 永澤俊矢
  • 手塚文也(志穂の兄・大庭ハウジング勤務) - 西川亘
  • 田口淑子(「スナックペガサス」ママ) - 未來貴子
  • 矢島正一(バーテン) - 藤田まこと
  • 瀬戸美枝子 - 重田千穂子
  • 杉山(刑事) - 石山輝夫
  • 渡辺(横浜警察署の刑事) - 宮川一朗太
  • 黒沢ひろ元井須美子

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

  • 第28作は「火曜サスペンス劇場20周年記念作品」として放送された。
  • 第31作は「火曜サスペンス劇場 弁護士高林鮎子スペシャル」として放送された。
  • 第34作は「火曜サスペンス劇場 特別企画」として放送された。
話数 放送日 サブタイトル 原作 脚本 監督 視聴率
1 1986年11月11日 寝台特急あさかぜ4号殺人風景 『殺意の風景』 高久進 小山幹夫 15.8%
2 1987年08月11日 L特急あずさ19号 逆転の殺意
悪徳社長新幹線毒殺事件、記念写真のアリバイを崩せ
『京都着19時12分の死者』 鷹森立一 19.7%
3 1988年03月22日 新横浜発12時09分の女 『新横浜発12時9分の死者』 辻理 21.1%
4 8月30日 信州飯田線殺意の天竜峡
女弁護士高林鮎子、横浜名物シューマイに守られた男のアリバイを崩せ!!
『天竜峡殺人事件』 永野靖忠 22.3%
5 1989年01月31日 かいじ12号小淵沢で消えた不在証明 『諏訪湖殺人事件』 鷹森立一
6 7月18日 船岡発普通列車 無縁坂の女
妻殺しを自白した男には何故か完ぺきなアリバイがあった
『異域の死者』
7 1990年03月13日 L特急しまんと6号 早春四国路殺人事件 『松山着18時15分の死者』 石原武龍 21.3%
8 12月04日 北の旅、殺意の雫石
同じ日の同じ時間に東北と四国で二人の女が同時に殺された
『北の旅 殺意の雫石』 高久進 19.4%
9 1991年04月09日 北の街小樽に消えた女
時間と空間の二重アリバイの壁を破れ!
『小樽発15時23分の死者』 高久進
小木曽豊斗
永野靖忠 18.2%
10 1992年03月10日 博多-札幌殺人ルート
完全無欠のアリバイに突破口を捜せ!
『横須賀線殺人事件』 高久進 小松範任 17.9%
11 1993年01月26日 能登に消えた女
大阪発札幌行き、トワイライト号20時間の空白
『能登の密室』 鷹森立一 20.2%
12 5月11日 L特急あずさ13号の女 『白樺湖殺人事件』 22.8%
13 9月14日 北斗星1号複合の接点
上野-函館-福岡、二重三重アリバイの壁
『海峡の暗証』 高久進
小木曽豊斗
19.8%
14 1994年03月01日 浜名湖汽水域
有明海-浜名湖-東京湾を結ぶ擬装心中事件
『浜名湖殺人事件』 19.7%
15 11月15日 飛騨高山の女
盲点をつく完璧なアリバイを突破した逆転の発想
『飛騨の陥穽』 19.9%
16 1995年04月04日 霧の旅・唐津の殺人
殺人現場に故意に残された前科ある女の指紋
『霧の旅 唐津の殺人』 17.4%
17 10月10日 支笏湖10時30分の女 『定山渓・支笏湖殺人事件』 高久進 17.1%
18 1996年03月12日 西の旅 長崎の殺人
憎めないユスリ常習男のお粗末な不在証明
『西の旅 長崎の殺人』 高久進
小木曽豊斗
17.6%
19 11月19日 寝台特急北斗星の女
新種のブドウが実って芽吹いた復讐の種
『葡萄』 小木曽豊斗 20.1%
20 1997年03月11日 豊肥本線早春の死角
アリバイ崩しを拒むスナップ写真の壁
『琵琶湖殺人事件』 21.1%
21 11月11日 上毛高原逆流の殺意
水上-大阪、二つの死に恨み紅葉を
『逆流の殺意 水上着 11時23分の死者』 19.3%
22 1998年07月14日 北陸本線の死角
レンズ付きフィルム写真のトリックを暴け
『加賀・兼六園の死線』 15.9%
23 1999年02月09日 秋田新幹線冬の迷彩
姫路-横浜、2つの殺人を結ぶ55の数字
『目撃』 21.2%
24 7月20日 東京環状線夏の迷走
関係者全員口を濁す殺人未遂事件の第2幕
『伊豆の朝凪』 23.3%
25 11月23日 瀬戸内を渡る死者
調べれば調べるほど不可解な女依頼人の正体
『瀬戸内を渡る死者』 20.0%
26 2000年04月11日 雲仙長崎旅路の果て
死にゆく妻のために夫が計画したある工作
『長崎異人館の死線』 19.3%
27 8月29日 京都保津峡殺意の急流
9年前の風景画に隠された女の夢と恥辱
『保津峡殺人事件』 14.2%
28 2001年07月03日 パリから届いた殺意
死体の横のスズランの花言葉は純潔
『巴里の殺意』 18.6%
29 11月20日 フレッシュひたち17号の偽証
介護に悩む娘が涙した痴呆母の夢追い子守唄
『水戸の偽証』 21.4%
30 2002年05月07日 やまびこ6号・十和田湖に泣く女
交通事故が狂わせた家族愛と鉄壁アリバイ
『奥入瀬・十和田湖殺人事件』 21.8%
31 2003年01月07日 寝台特急トワイライトエクスプレスの罠
京都発札幌行き列車の密室22時間 消えた婚約者が食べた仏料理の味
『札幌 月寒西の死線』 津崎敏喜 21.0%
32 7月01日 山形新幹線・つばさ106号の乗客
〜北海道と箱根の死体を結ぶ母の折鶴と蘭の花束
『上高地・芦ノ湖殺人事件』 20.2%
33 2004年07月06日 特急うずしお30号の罠
鳴門・宮島・登別を結ぶ母子の絆を裂く人形浄瑠璃の涙
『寝台特急富士の乗客』 16.5%
34 2005年07月05日 志摩の旅・みえ6号毒殺連鎖
〜保険金狙いで魂を売った魔性の女!完全無欠の時刻表トリックを暴く真珠の涙と男の素顔
『毒殺連鎖』 14.9%

脚注[編集]

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  1. ^ “「火曜サスペンス劇場」、視聴率低迷で24年の歴史に幕。”. Narinari.com. (2005年7月14日). http://www.narinari.com/Nd/2005074687.html 2016年5月5日閲覧。 
  2. ^ 司法試験の受験については第1作で鮎子自身が語るシーンがある。
  3. ^ 第1作で息子にブルートレインプラモデルを買う約束をしていたことを思い出すシーンがある。また、第29作で高林に自らの子どもたちについて話すシーンがあり子どもは数人いる設定となっている

外部リンク[編集]