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佐藤仁哉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さとう じんや
佐藤 仁哉
本名 佐藤 仁哉
生年月日 (1952-12-26) 1952年12月26日(71歳)
出生地 日本の旗 日本 岩手県釜石市
身長 172 cm[1]
血液型 A型[2]
職業 俳優
ジャンル 映画、テレビドラマ、舞台
活動期間 1970年 -
配偶者 既婚
事務所 I・T企画
公式サイト 佐藤仁哉 アイティ企画
主な作品
テレビドラマ
コンドールマン』『絹の家』
『帰郷』『独眼竜政宗
電脳警察サイバーコップ
華の嵐』『偽りの花園
映画
サーキットの狼』『人間の骨』
戦国自衛隊』『姐御』
舞台
リア王』『同期の桜
俺は、君のためにこそ死ににいく
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佐藤 仁哉(さとう じんや、1952年12月26日[1][2][3][4][5][6][7] - )は、日本俳優。本名同じ[1][3]。新倉事務所[3]に所属した後、現在はI・T企画所属[8]

来歴・人物

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岩手県[1][5][7]釜石市出身[2][4][6][注釈 1]

中学在学中に父の転勤によって一家で東京都へ転居[6]劇団日本児童に所属して活動し、高校在学中の1969年東宝映画『バツグン女子高校生 16才は感じちゃう』(公開は翌年)で本格デビュー[7][6]

1975年特撮テレビドラマ正義のシンボル コンドールマン』(NET)で初主演を果たし[7][6]1976年、テレビ小説『絹の家』(TBS)の坊ちゃん役で注目される[9]1978年には映画『人間の骨』の主役に抜擢ばってきされた[10]。以降、刑事ドラマ時代劇で善人から悪人まで幅広く演じ分ける。特に、東海テレビ制作の昼ドラマには常連として多数の作品に出演し、さまざまな役柄を演じた[9]

また、映画『サーキットの狼』(東映)への出演がきっかけで、26歳でプロレーサー・デビューし、3年に亘って活躍[6]富士フレッシュマンレースで優勝するなど、好戦績を残している[9][6]

趣味は、カメラ[2]アウトドアスポーツ[2]ゴルフ[5]スキー[5]水泳[5]ギター[5]ドラム[5]イタリア料理[5]。特技は、[1][3][5]A級ライセンス[11][1][5]スポーツ[5]音楽[5]。既婚で一男あり[12]

エピソード

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仮面ライダーV3』など、『正義のシンボル コンドールマン』以前にも複数のオーデイションを受けていた[6]。『コンドールマン』のオーディションでも落ちると思っていたが、最終選考で『コンドールマン』の原作者である川内康範に赤坂のホテルに呼び出され、川内から目の上と口を隠すポーズを取っただけで即決したときは呆然としたと述懐している[13][6]

『コンドールマン』の愛車・マッハコンドルのカースタントは全てこなしていた[14][6]

監督の村石宏實とは村石が助監督だった時期より親交があり、映画『人間の骨』への出演を勧めたのは村石だった[10][6]

出演

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テレビドラマ

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映画

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オリジナルビデオ

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舞台

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  • 鬼の宴(1976年)
  • リア王(1990年、夜想会
  • 同期の桜(1995年、夜想会) - 主演
  • 草原の恋歌 -若き日のジンギスカン-(1997年、明治座) - カッサル
  • あれ? 誰かが私を呼んでいる。(1998年) - 主演
  • 遥かなる都(2001年、夜想会) - 平知盛
  • 墓場なき死者(2003年、夜想会) - カノリス
  • 五月の夢(2004年、サクセスプロモーション) ※兼演出
  • 誰かの星空(2004年、サクセスプロモーション)
  • 次郎長外伝 血煙閻魔堂(2005年、K'S PRODUCE) - 身請山鎌太郎
  • 同期の桜(2005年、夜想会)
  • 暴れん坊将軍(2006年、新歌舞伎座) - 松平頼雄
  • 遠山の金さん(2007年、新歌舞伎座) - 千吉
  • 俺は、君のためにこそ死ににいく(2008年・2009年、夜想会) - 大西瀧次郎
  • ハツカネズミと人間(2011年、ALL ACT COMPANY)
  • 元禄ヨシワラ心中(2012年、「元禄ヨシワラ心中」制作委員会) - 天野玄沢
  • 映画に出たい!(2014年、Musubi Works)
  • 横浜グラフィティ(2015年、オフィス35)
  • 街角〜消えゆく街、最後に起きたささやかな奇跡〜(2016年、シアターグリーン

ラジオドラマ

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ 東京都出身とする資料もある[3]

出典

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  1. ^ a b c d e f 日本タレント名鑑2003』VIPタイムズ社、2003年、169頁。ISBN 978-4990124212 
  2. ^ a b c d e 『芸能・タレント人名事典』日外アソシエーツ、1990年、266-267頁。ISBN 4-8169-0918-4 
  3. ^ a b c d e 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、85頁。 
  4. ^ a b 『日本映画人名事典 男優編<上巻>』キネマ旬報社、1996年、707-708頁。ISBN 978-4873761886 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 佐藤仁哉 - 日本タレント名鑑
  6. ^ a b c d e f g h i j k GTOM vol.13 2023, pp. 20–21, 「特別インタビュー 佐藤仁哉」
  7. ^ a b c d 大全 2002, p. 202.
  8. ^ 佐藤仁哉|アイティ企画
  9. ^ a b c 大全 2002, p. 205.
  10. ^ a b 大全 2002, p. 206.
  11. ^ 日本タレント名鑑'83』VIPタイムズ社、1982年、94頁。 
  12. ^ goo. “佐藤仁哉のプロフィール”. 2018年7月8日閲覧。
  13. ^ 大全 2002, p. 203.
  14. ^ 大全 2002, pp. 204–205.
  15. ^ 東宝特撮映画全史 1983, p. 538, 「主要特撮作品配役リスト」

参考文献

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  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 
  • 『レインボーマン ダイヤモンド・アイ コンドールマン大全』双葉社、2002年7月30日。ISBN 4-575-29442-X 
  • 講談社 編『ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK』 vol.13《電脳警察サイバーコップ》、講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2023年11月24日。ISBN 978-4-06-531498-2 

外部リンク

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