刑事追う!
刑事追う! | |
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ジャンル | 刑事ドラマ |
放送時間 | 月曜日21:00 - 21:54(54分) |
放送期間 | 1996年4月8日 - 9月23日(25回) |
放送国 | ![]() |
制作局 | テレビ東京、東映 |
プロデューサー | 江津兵太、佐々木彰 (テレビ東京) 堀長文、武居勝彦(東映) |
出演者 | 役所広司 布施博 原田美枝子 渡辺典子 大杉漣 ほか |
エンディング | m.c.A・T「One more try 〜正直者(もん)のテーマ〜」 |
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ドラマ |
『刑事追う!』(けいじおう!)とは、テレビ東京系列にて1996年4月8日から同年9月23日まで、毎週月曜21:00 - 21:54に放送された刑事ドラマである。
概要[編集]
本作品は、テレビ東京が久々に手がけた現代劇ということもあり、かなり力の入ったものになった。映画界の巨匠と言われてきた監督の面々が次々にメガホンを取り、OP/EDのタイトルバックを市川崑が手がけた。また東映側のプロデューサーに堀長文が参加していたことから、東映特撮作品に参加した俳優たちが多く出演していた。
当初は3クール予定であり、佐藤純弥や降旗康男などの大物監督が多数参加していたが、中盤以降はアトランタオリンピック中継も重なり、25話に短縮されて打ち切られた(なお、残りの1クール分は、国際放映と共同制作した『事件・市民の判決』を放送して対応した)。
特徴[編集]
本作品では、主人公である一匹狼(沢木)と堅物(馬島)の同期の刑事コンビの活躍を追うだけではなく、容疑者、目撃者に関係なくひとつの事件にかかわった人間たちの心を丁寧に描くという、当時の刑事ドラマとしては珍しいものとなっている。
また、通常主人公が2人の刑事物であれば2人とも同じ所属でコンビを組むいわゆる「バディもの」とするのが通例だが、沢木が共助課、馬島が捜査一課と所属を別にしており、
- 沢木・馬島が登場するエピソード(馬島班が担当する殺人など捜査一課扱い事件)
- 沢木のみが登場するエピソード(馬島とは別の班が担当する捜査一課扱い事件・捜査一課以外の課か所轄のみで担当する事件)
- 馬島のみが登場するエピソード(馬島班が担当する捜査一課扱い事件)
と大まかに3パターンに大別されるエピソードで構成することで、リアル路線を取ることにより生じる担当事件内容への制約を少なくすることを可能にした。
特に沢木の設定を「『共助課』所属で捜査本部を主とした各署・各課への増強要員担当(実在の『捜査共助課』の業務は他道府県警との捜査協力が主であるため沢木の業務は実際のものとは若干異なる)」としたことで、従来の刑事ドラマでは架空の特捜班を設定するかアンリアル路線を取らなければ描けなかった範囲まで事件を担当させることが可能になっている。
本来、最終回である第38話で政治家と警察と暴力団が絡む殺人事件の捜査で沢木は殉職し、馬島は違法捜査の責任を負い辞職するという展開が用意されていたが、前述の短縮で(結果的に)立ち消えとなった。
キャスト[編集]
レギュラー[編集]
セミ・レギュラー[編集]
- 松井桜子(沢木が通う店「錨・アンカー」のママ) - 原田美枝子
- 馬島由美子(馬島の妻) - 渡辺典子
- 飯田警部(捜査第一課係長) - 大杉漣
- 吉岡警視(捜査第一課長) - 伊藤敏孝(初代)、中原丈雄(二代目)
- 川崎刑事(捜査共助課・巡査) - 角田英介
- 北村刑事(捜査共助課・巡査) - 野村祐人
- 横山裕介(捜査共助課) - 山口粧太
- 山村検視官(刑事部 鑑識課) - 井川比佐志
- 若林刑事(馬島班所属) - 石倉三郎
- 進藤刑事(馬島班所属) - 井上肇
- 浜崎刑事(馬島班所属) - 金子研三
- 頼近刑事(馬島班所属) - 濱近高徳
- 山田刑事(馬島班所属) - 浜田道彦
- 情報屋 - 堀勉
- 馬島大樹(馬島の息子) - 浅川昌輝
- 馬島舞(馬島の娘) - 千代田舞
スタッフ[編集]
- OP/EDタイトルバック:市川崑
- プロデューサー:江津兵太、佐々木彰、堀長文、武居勝彦
- 音楽:加古隆
- エンディングテーマ:M.c.A・T「One more try〜正直者(もん)のテーマ〜」
- 選曲:秋本彰
- 音響効果:原尚(原田サウンド)
- 技斗:西本良治郎
- カースタント:カースタントTAKA
- プロップガン協力:旭工房
- 技術協力:オーエイギャザリング
- 製作:テレビ東京、東映
放映リスト[編集]
テレビ東京系 月曜21時台 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
あばれ八州御用旅(再放送)
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刑事追う!
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