裸の大将放浪記

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裸の大将放浪記』(はだかのたいしょうほうろうき)は、画家の山下清をモデルに描いた人情テレビドラマ

(本記事では便宜上、芦屋雁之助主演のシリーズを「雁之助版」、塚地武雅主演のシリーズを「塚地版」と表記する。)

概要[編集]

1980年から1997年にかけて制作:東阪企画関西テレビフジテレビ系列の『花王名人劇場』→『花王ファミリースペシャル』のシリーズとして放映された。芦屋雁之助の主演でその後の代表作となった。『名人劇場』の後期 - 『ファミリーSP』の時代はタイトルから「放浪記」が削られ、『裸の大将』として放送されたこともあった。作品は『裸の大将放浪記』との題名だった前期(1980年 - 1983年)と、『裸の大将』のみになった後期(1984年 - 1997年)に大きくわけられる。

『花王名人劇場』は当初、漫才ブームの揺籃としての役割が大きかったが、それが下火になるとともに『裸の大将』の存在感が増していった。番組プロデューサー澤田隆治は、このドラマシリーズによって『名人劇場』後半の5年が存続できたと著書に記している[1]

もともとは1964年、雁之助が花登筺と袂を分かち、弟・小雁らと旗揚げした劇団「喜劇座」で初演した舞台『裸の大将放浪記』(脚本:藤本義一)がベースになっている(後期では芦屋自身が本名の「西部清」名義で原案を担当している回もある。)。当時劇団の座付き作家だった藤本が、雁之助の風貌が山下清に良く似ている事を指摘、それをヒントに雁之助を山下役に1本の舞台劇に仕上げ、上演したところ評判となった。1969年に喜劇座は解散となったが、人気の演目だった。ちなみに1980年6月1日放送の第1作『爆笑メルヘン・裸の大将放浪記』では原作表記以外に「原案:藤本義一」とのクレジットが入っている(ドラマの脚本は中村勝行)[2]

雁之助版は前期と後期に分けられているが、これは主演の雁之助が「50になって裸になるのはしんどい」と言って降板を申し入れたのを機に、1983年6月の13回目で一旦終了し、ストーリー上でも清が亡くなるところで前期が終わる。[3]

その後、「名人劇場」では雁之助主演で、淡路島で肛門科を開業する医師を主人公にした「落書きドクトル繁盛記」をスタートさせ、1983年10月から翌1984年9月まで5作を制作したが、同じ放送枠での山下清役からの転身は視聴者の違和感を呼ぶ一方、「裸の大将」の続編が待望された。こうした熱い要望を受け、翌1984年10月に復活。13回目で死亡した前期とはストーリーは完全に区切り、後期の初回ではすでに清が天才画家として有名になったところから始まる。1997年まで放送され、その最終回は放浪癖をやめて、八幡学園に戻ったところで終わっている。

2004年4月7日に雁之助が死去したため、一旦制作終了となったが、2007年9月1日、『土曜プレミアム』枠で、山下清役に映画間宮兄弟』で役者としても認知され始めたお笑いコンビドランクドラゴン塚地武雅を起用して10年ぶりに復活。『裸の大将〜放浪の虫が動き出したので〜』として放送された(ビデオリサーチ社が調査した関東地区の平均視聴率は、18.4%)。2008年5月24日には、第2弾『裸の大将〜宮崎の鬼が笑うので〜』が放送された(ビデオリサーチ社が調査した関東地区の平均視聴率は11.2%)。10年前と違い、制作担当(配信)局はフジネットワーク(FNS)準キー局の関西テレビからFNSキー局のフジテレビに変更され、映像はハイビジョン制作、音声はステレオ放送字幕放送番組連動データ放送(2007年のみ)が実施された(字幕放送とデータ放送は『土曜プレミアム』の枠そのものが対応している)。10年前と同様なのは、著作が東阪企画であることと、主題歌も前作と同じくダ・カーポの「野に咲く花のように」を使用すること、劇中音楽も小林亜星が引き続き担当することである。また、2010年4月11日放送の『わが家の歴史』にも塚地は山下清役で出演した。

あらすじ[編集]

八幡学園の利用者・清があてのない放浪の旅に出て、各地のいがみ合う人たちの人情を呼び覚まし、みんな仲良く納まって大団円となる。また、作品初期から中期は清は線路を歩って移動することが多い。

第1回目は、清がまだ無名のまま放浪を続ける「戦時中」から描かれ、終戦を経て「放浪の天才画家」として有名になるまでが描かれた。また、清は旅の最後にその街の風景の貼り絵を仕上げ、その絵と名前によって彼が放浪の画家「山下清画伯」であるという肩書きが露見して、皆がちやほやしだすとこっそりと街から姿を消し、次なる旅に出てしまう。ほぼ毎回このようなあらすじであったが、マンネリ化は否めず、1990年代に入ると清が幽霊や、宇宙人と会うという奇想天外なストーリー、盲導犬をテーマとしたストーリーも制作された。

ドラマと実在の山下清との相違[編集]

このドラマは、山下清という実在の人物をモデルにし、ドラマティックな展開を考慮した上で脚色されたフィクションであり、ドラマ化に際し、実在の山下とは異なるオリジナルの設定がある。例えば、ドラマでは毎回、清が旅先で貼り絵を作成することが決まりごとになっているが、実際の山下清は放浪する際、画材道具やスケッチブックは持参しておらず、八幡学園に帰ってきた時に、旅して見てきた風景を思い出して描いていた。また、その貼り絵も自発的に作成するのではなく、施設のスタッフ(当時は「指導員」)に促されてからしか作業しなかったと言う。

なお、本作に登場し、山下清が実際に指導を受けていた知的障害児施設(開設当時は救護法下の救護施設)「社会福祉法人 春濤会 八幡学園(やわたがくえん)」は、千葉県市川市に実在する。なお、塚地版では施設名が「市幡学園」(架空の名称)に変更されている。

清の出で立ち[編集]

清は「ルンペン」として扱われ、短く刈り込んだ坊主頭にランニングシャツに半ズボン、リュックに傘、スケッチブックを抱えているという出で立ちである。冬には袢天を着ることもある。

八幡学園に連れ戻されたシーンでは、スーツにベレー帽といった服を着せられて、いっぱしの画家の出で立ちにさせられて管理されていることを暗示している。第22回では、パチンコ屋に出入するガラの悪い客を追っ払うため、店主(演者:ケーシー高峰)に請われて暴力団風の出で立ちにさせられた。

食事[編集]

清はおむすびが好物で、たずね行く街で「お母さんに死ぬ間際に『おなかがすいたら出会った人たちからおむすびをもらって食べるように』言われた」といって人々から施しを受ける。しかしこれは言い逃れるための嘘で、ドラマまたは史実も含め、当時清の母は健在であり、清の最期も看取っている。

また清を演じた芦屋雁之助は、晩年は糖尿病のため食事制限が必要だったが、演技上おむすびを何度も口にしなくてはならず、苦労した。さらにドラマのイメージが強かったため、ファンからもおむすびの差し入れが多くあった。ファンに気を使って、目の前で無理をして食べてみせることもあったという。

塚地版は「おむすび」という呼び方ではなく、「おにぎり」に変更されている。

みどころ[編集]

画家・山下清をモデルとした作品のため、清が旅先で仕上げる『貼り絵』(あるいは、ちぎり絵)作品も、実際の山下作品に合わせて、その作風や制作手法、構図などが設定されている(花火のある夜景など)。

通常のドラマ作品よりもスローモーションや逆再生・早回し、映像合成などの映像加工や効果音を取り入れている。

ちなみに、第50話(1991年10月6日放送)では「第50回記念」として、当時試験放送段階だったハイビジョンで収録され、レターボックス方式で放送された。

ロケ[編集]

日本各地でロケーションを行い、それぞれゲスト演者が登場しストーリーが展開される。各回メインのヒロインが設定されている。また、その土地土地で地元の住民が、エキストラという形で出演している。時代考証については比較的おおらか・曖昧で、メインのゲスト俳優たちが昭和30 - 40年代のいでたちであるのに、エキストラである町の人々は現代の服装だったり、テレビや冷蔵庫と言った家電製品も放映当時の最新型が置いてあったりということがあった。実際に行われている地方の祭りや催事をロケーションすることが多かった。 作中には、清が蒸気機関車から追われるシーンが多々あった。そのため雁之助版前期、後期、塚地版ともに、蒸気機関車を多く動態保存している大井川鐵道でロケが多く行われた。

登場人物(芦屋雁之助版)[編集]

1981年〜1997年全83話(『裸の大将放浪記』時も含める)
第13話「ボクは富士山に登るので」(前期最終話・1983年)
第83話「清オーレ!最後の放浪」(1997年)
  • 清(山下清):芦屋雁之助
  • 米川ヨメ子(八幡学園の女生徒):高見知佳
    • 前期に登場。八幡学園の卒業生であり職員。清に想いを寄せていて、清のお嫁になると公言。ヨメ子という名を聞き間違えられてお嫁さんだと町の人に誤解される。前期の終盤で透け透けの水着を着用したことがある。最期は白血病で倒れ、清らに看取られて息を引き取る。前期最終話ラストシーンでは、死去した清と雲の上で再会し、いっしょにおむすびを食べる。
  • 園長先生:森繁久彌
    • ヨメ子を伴い、清を連れ戻しにやってくる。清に逃げおおせられる場合と、清を無事連れ戻す場合がある(前編・後編の両方に登場している数少ないキャラクター)。
  • 馬宮先生:山本學
    • 前期第1話で登場した八幡学園の主任。清が挙動不審でお巡りさんに捕まった時に清を連れて帰り、清に貼り絵を教える。その後、病気で倒れ、清と母に看取られ清に「お前は裸の大将だ」と言い残して息を引き取った。このときに清は「先生がお巡りさんから僕を守ってくれた。今度は僕が死神から先生を守るんだ」という趣旨の発言をして、「死」の影から先生を身を挺して守ろうとしていた。
  • お巡りさん
    • 清の天敵。必ず清を怪しいルンペンと見咎めて職務質問しようとするが、大抵は逃げられる。たびたび追いかけられるため、清は一度も悪事を働いたこともないのにお巡りさんを恐れている。また、八幡学園に連絡されて放浪の旅が終わるのを本能的に恐れているともいえる。
  • 山下絹(清の母):日高澄子大路三千緒千石規子など
    • 清の母。ヨメ子と一緒に清を連れ戻しに行ったこともあった。清が旅先で施しを乞う際「お母さんは死んだ」と必ず言うが、情で訴えるための清の作り話で、ドラマ上でも史実でも清が亡くなるまで母は存命であった。前期と後期とでは役者が異なっている。
  • 詐欺師・小宮一平:横山やすし
    • ニセモノの宝石を売ったりしながら全国をまわっている。清のことをニセモノと思っており、清を利用して悪事をはたらく。後期に出演。また横山やすしは、前期にも違う役で出演していた。同じような役柄で由利徹も何話か出演していた。
  • 大場先生:中条静夫
    • 後期に出演。日本の有名な教授であり、あらゆる名所に出かける際に清に同行を勧める。精神病理学者・式場隆三郎がモデルである。

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル 脚本 演出 ゲスト
1 1980年
6月1日
爆笑メルヘン・裸の大将放浪記 中村勝行 松本明 原田美枝子山本學藤木悠ケーシー高峰丹阿弥谷津子佐野浅夫
2 8月3日 欲張りの人も沢山いるので 山田隆之 松本明 大谷直子山田吾一、ケーシー高峰、安部徹西村晃
3 9月21日 人の心は顔ではわからないので 山田隆之 松本明 宇津宮雅代中条きよし、ケーシー高峰、小坂一也沼田曜一加藤嘉
4 1981年
1月18日
悪いことをすると虫になるので 山田隆之 松本明 荒木由美子伊藤孝雄岸部一徳宝生あやこ小林亜星
5 5月3日 人の口は恐ろしいので 山田隆之 松本明 石川優子萬代峰子芦屋小雁桂朝丸花紀京明石家さんま田畑猛雄下元年世志賀勝津川雅彦横山やすし
6 8月2日 嘘をつくと舌をぬかれるので 山田隆之 松本明 伊藤蘭、ケーシー高峰、白川和子中田カウス・ボタン渡辺文雄
7 10月18日 青い眼の涙だったので 山田隆之 松本明 エルザ米倉斉加年岡崎二朗
8 1982年
1月10日
ヨメ子が嫁になりたがるので 山田隆之 松本明 高見知佳岡本信人左右田一平正司花江長谷川明男森繁久彌
9 5月30日 ロバが笑ったので 山田隆之 松本明 高見知佳、加賀まりこ蝦名由紀子関敬六三木のり平
10 9月12日 天狗の鼻は高いので 山田隆之 松本明 高見知佳、浅茅陽子三浦洋一菅井きん夢路いとしマキノ雅裕
11 1983年
2月6日
別れが悲しかったので 山田隆之 松本明 高見知佳、佐藤允榊原るみ大路三千緒朝丘雪路
12 5月1日 ヨメ子は天女になったので 山田隆之 松本明 高見知佳、叶和貴子藤岡重慶花沢徳衛山田五十鈴
13(終) 7月10日 ボクは富士山に登るので 山田隆之 松本明 高見知佳、犬塚弘喜味こいし日高澄子、森繁久彌
14 1984年
10月14日
帰ってきた裸の大将放浪記 高岡尚平 高橋繁男 斉藤とも子千石規子下條正巳清川虹子斉藤ゆう子長門裕之人見きよし浦辺粂子
15 1985年
3月24日
花が咲いたので 関根俊夫
小林俊一
小林俊一 和由布子間下このみ岩本多代佐藤蛾次郎市川千恵子武岡淳一谷幹一松村達雄
16 8月18日 待ってました!!裸の大将 キヨシのおむすび縁むすび 関根俊夫 小林俊一 森下愛子野村昭子出光元なべおさみ本間優二伊藤克信新井量大渡辺康子名古屋章
17 10月27日 やって来ました!裸の大将 清のメルヘン旅芝居 関根俊夫 北嶋隆 大場久美子田所完一森川正太でんでん恩田恵美子永森ひろみ吉田光希西村淳二安部潮内藤武敏
18 1986年
3月9日
尾道坂道春の雪 高橋玄洋 北嶋隆 星野知子山之内滋美せんだみつお、ケーシー高峰、鈴木光枝
19 8月17日 清とお化けと夏祭り 高橋玄洋
高村美智子
北嶋隆 萩尾みどりかたせ梨乃奥村公延尾藤イサオ菅井きんきくち英一
20 10月26日 清の秩父路オニ退治 高橋玄洋
高村美智子
北嶋隆 遥くらら、藤岡重慶、北見治一三崎千恵子
21 1987年
1月18日
清と少女とペテン師と 杉村升 北嶋隆 藤田弓子会沢朋子荒井注横山やすし
22 5月24日 清と赤い自転車 関本郁夫 杉村六郎 有森也実浅利香津代、犬塚弘、西部里菜、佐野浅夫、横山やすし
23 7月12日 清と島の花嫁さん 杉村升 小野田嘉幹 杉田かおる、宝生あやこ、鶴見辰吾神山繁ダ・カーポ
24 10月4日 清のどさんこ母恋道中 杉村升 小野田嘉幹 美保純新藤恵美高津住男長門勇大和田獏草野大悟
25 1988年
2月14日
清・北国のキューピッド 松木ひろし 杉村六郎 紺野美紗子あき竹城、安部徹、井川比佐志
26 4月17日 清のくれた幸せの星砂 杉村升 杉村六郎 松本典子高部知子東八郎、名古屋章、中条きよし
27 6月12日 清の沖縄ほうろう記 松木ひろし 杉村六郎 浅野ゆう子沖田浩之網浜直子新田純一前田吟赤座美代子
28 7月24日 清と伊豆の踊り子たち 高岡尚平
米田いずみ
小野田嘉幹 高木美保浅野愛子金田賢一三ツ矢歌子乙羽信子
29 9月4日 清と雲とひまわりと 高村美智子 藤井克彦 秋野暢子、西部里菜、竹中直人あき竹城由利徹
30 10月23日 園長先生ゴメンなさい 松木ひろし 小野田嘉幹 原日出子織本順吉左とん平藤岡琢也、森繁久彌
31 1989年
1月15日
下駄の鳴る丘 古長直美 佐藤敏弘 大沢逸美、花沢徳衛、林美智子桜井センリ片桐はいり
32 3月26日 清の雪ん子ドサン娘物語 杉村升 小野田嘉幹 長山洋子竹内力地井武男
33 6月4日 清の三泊四日五島の旅 高村美智子 佐藤敏弘 古村比呂黒田アーサー原ひさ子坂上二郎
34 7月9日 天からマリアが降ってきた 高岡尚平
米田いずみ
小野田嘉幹 工藤夕貴、浅利香津代、由利徹、浜村純奈良岡朋子
35 8月27日 蛍の里エレジー 古長直美 佐藤敏弘 中島朋子山田吾一玉川良一樹木希林東千代之介
36 10月8日 清のさよなら鞆の浦 高岡尚平
米田いずみ
関本郁夫 日色ともゑ小栗一也竜雷太
37 12月3日 清の湯けむり奮戦記 杉村升 佐藤敏弘 平淑恵横光克彦角野卓造山岡久乃
38 1990年
1月7日
清と花嫁の父 松木ひろし 佐藤敏弘 大西結花風見しんご楠トシエ北村和夫
39 3月18日 清とおふくろの味 宮古島編 杉村升 佐藤敏弘 芳本美代子西岡徳馬赤木春恵
40 7月1日 清と夢のチューリップ 高村美智子 小野田嘉幹 根岸季衣、西部里菜、勝野洋
41 7月8日 遠い国ニッポン 高村美智子 小野田嘉幹 多岐川裕美花上晃、左とん平
42 8月26日 清と老人と海と 杉村升 佐藤敏弘 小川範子松本留美春川ますみ、花沢徳衛
43(SP) 10月7日 清がサーカスにやってきた 松木ひろし 佐藤敏弘 渡辺典子石野陽子竹内力谷村昌彦、佐野浅夫
44 11月18日 清とベンガラの花嫁 松木ひろし 佐藤敏弘 香坂未幸友里千賀子ベンガル橋本功野際陽子安部潮野呂瀬初美市川浩杉谷なつみ高山尚子本名陽子高城淳一
45 12月16日 清の「カラスなぜ啼くの…」 高岡尚平
米田いずみ
佐藤敏弘 野川由美子佐藤英夫、下條正巳、蟹江敬三
46 1991年
1月6日
清と獅子舞てんてこ舞 関本郁夫 小野田嘉幹 藤吉久美子尾藤イサオ夢路いとし、喜味こいし、梅津栄白川和子柴俊夫
47(SP) 4月7日 清の放浪・旅芝居 松木ひろし 佐藤敏弘 西村知美宮川一朗太ハナ肇、坂上二郎、なべおさみ
48 5月26日 二人の清と婆ちゃんと 鶴島光重 小野田嘉幹 浅田美代子伊藤美奈子芦屋小雁穂積隆信前田吟菅井きん
49 8月4日 僕にはお化けが見えるので 保利吉紀
小川基之
小川基之 立花理佐南田洋子下川辰平鈴木ヒロミツ
50 10月6日 清のテルテル坊主 石和編 山田隆之 松本明 あいはら友子、大和田獏、穂積隆信、峰竜太
51 12月1日 清と月の砂漠 松木ひろし 佐藤敏弘 宮崎淑子中島陽典加藤純平左右田一平、林美智子
52 1992年
1月5日
母子くんち太鼓 山田隆之 西村潔 小柳ルミ子目黒祐樹正司花江南美江
53 3月1日 清のニセ者さつまあげ 田上雄 小林俊一 西部里菜、太平サブロー太平シロー、西岡徳馬、市毛良枝
54(SP) 4月5日 清・ジャングルの密会 中村勝行 松本明 香山美子桐島かれん佐川満男堺正章
55 5月31日 清の桃太郎鬼退治 杉村升 江上官 高橋かおり山崎裕太衣通真由美沼田爆正司歌江梅宮辰夫
56 7月5日 オホーツクに花が咲いた 北海道編 山田隆之 高井牧人 川上麻衣子松村雄基水野久美粟津號
57 11月1日 清と伊勢と異星人 西部清 佐藤敏宏 佐野量子おりも政夫、芦屋小雁、清水由貴子
58 1993年
1月10日
清が湖で釣った夢 中村勝行 江上官 布施明山本陽子高岡健二池田貴尉
59 2月7日 清が誘拐されサア大変 田上雄 高井牧人 西村晃火野正平相楽晴子楠田薫ふとがね金太ばってん荒川田畑猛雄
60 4月11日 清の鼻から八女提灯 田上雄 高井牧人 小野寺昭中丸新将鳥居紀彦、由利徹、真野響子
61 5月16日 清のお見合い縁結び 保利吉紀 佐藤敏宏 畠田理恵小林千登勢薬丸裕英三条泰子林彰太郎小田薫水島涼太中野英雄しのざき美知
62 8月22日 イルカに乗った清 杉本守 桜井秀雄 杉本彩井手らっきょ高田次郎布川敏和竹中直人
63 10月3日 逃げろ逃げろ!子連れの清の子守歌 山田隆之 高井牧人 黒木瞳柳沢慎吾倉沢淳美ダニエル・カール阿藤快あき竹城小金沢昇司
64 1994年
1月9日
生き神様になった清 林誠人 山像信夫 吉川十和子、野村昭子、谷村昌彦ダ・カーポ鹿内孝宍戸開
65 2月20日 清と謎の美人絵灯籠 田上雄 小野田嘉幹 小林幸子赤座美代子御木本伸介飯塚雅弓大石吾朗真実一路
66(SP) 4月3日 1万羽のツルをサギ師に渡すな 田上雄 松本明 中村あずさ阿部寛柳生博長内美那子モト冬樹原田大二郎ガッツ石松二瓶鮫一
67 7月3日 清の焼おにぎり 綾部伴子 桜井秀雄 藤岡琢也、河合奈保子新藤栄作堀内正美、芦屋小雁、大木晤郎
68 8月21日 清と自転車少年の夢 古長直美 平松敏男 木の実ナナ佐々木勝彦反田孝幸、由利徹、鈴鹿景子
69 10月9日 清のデカンショ節 丹波篠山編 保利吉紀 松本明 津川雅彦坂口良子あいはら友子桂文珍島木譲二羽野晶紀、西部里菜、坂田利夫前田五郎小倉久寛
70 12月4日 海だ魚だ清の大島紬 奄美編 中村勝行 高井牧人 早見優長谷川明男、田畑猛雄、亀山忍渡辺裕之
71 1995年
2月26日
清のファインプレー 中村勝行 皆元洋之助 森川由加里、原ひさ子、高松しげお庄司永建、ケーシー高峰、斉藤暁、三ツ矢歌子、美木良介
72 4月9日 少女と清の母恋し 徳島淡路編 杉本守
松田寿明
中山史郎 酒井和歌子、芦屋小雁、浜丘麻矢、日高澄子、チャンバラトリオ荒勢永英石立鉄男、前田吟
73 5月7日 清とサクランボ娘 山形東根 杉尾幸正 小野田嘉幹 沖本富美代沖本美智代河原崎長一郎飯島愛大林隆介入江正徳八名信夫小野ヤスシ松原智恵子
74 7月2日 オロチに巻かれてサァ大変 林誠人 岡屋龍一 中江有里秋野太作、なべおさみ、志賀泰伸
75 10月1日 清も参ったわんぱく坊や 十朱幸代佐藤侑輝日向明子片桐はいり剣幸西田健渡辺篤史早勢美里三條美紀立川志の輔
76 11月26日 清が行った竜宮城 大野武雄 中山史郎 大塚寧々ひかる一平小坂一也石橋保岸本康子
77 1996年
1月7日
フグと清と鉄人と 門司宇部 田上雄 合月勇 小松千春綿引勝彦東幹久沢田雅美浜田ゆう子橋本じゅん
78 4月7日 清の手品はめぐりあい 福島 中村勝行 岡屋龍一 島田陽子小野武彦吉田亮Mr.マリック宝田明
79 6月2日 清が見た画家の秘密 輪島編 野上龍雄
松田寿明
江上官 かとうれいこ金田賢一デーブ・スペクター、三ツ矢歌子
80 7月28日 清と三姉妹の宝探し 林誠人 土屋統吾郎 とよた真帆阿知波悟美みやなおこ山口京子プリンプリン
81 9月1日 清の湯煙り素麺 大野武雄
林誠人
土屋統吾郎 細川ふみえ、前田吟、麻丘めぐみ、芦屋小雁
82 12月29日 清もびっくり!そっくり美人 沖縄編 田上雄 西村和彦斉藤慶子ジェリー藤尾谷川昭一朗
83 1997年
1月2日
清オーレ!最後の放浪 保利吉紀
松田寿明
松本明 牧瀬里穂、阿藤快、赤座美代子、松尾嘉代、森繁久彌、五代高之

登場人物(塚地武雅版)[編集]

第1作:2007年9月1日『裸の大将 長野編〜放浪の虫が動き出したので〜』(平均視聴率=18.4%)
第2作:2008年5月24日『裸の大将 宮崎編〜宮崎の鬼が笑うので〜』(平均視聴率=11.2%)
第3作:2008年10月18日『裸の大将 山梨編〜富士山にニセモノが現われたので〜』(平均視聴率=13.8%)
第4作:2009年10月24日『裸の大将 火の国・熊本編〜女心が噴火するので〜』※テレビ熊本開局40周年記念企画
  • 山下清:塚地武雅
  • 米山ヨメ子:水川あさみ
    • 市幡学園の生徒→卒業生。清の世話係を自負、長野の温泉旅館の娘であるが、旅館の忙しさゆえに母親に相手にされない寂しさから、客の財布を奪うなどの万引きを行うことが癖となり、市幡学園へ。清が放浪で警察に保護されるたびに現地へ出向き、清の世話を焼く。風邪で寝込んだ時、清に介抱されたことがきっかけで清に特別な感情を抱くようになり「大きくなったら清さんのお嫁さんになる」と言っており、大団円の後舞台の地を後にした清を追い掛け回すのがお決まりのパターン。第4作には登場しない。
  • 園長先生:津川雅彦
    • 市幡学園の園長。清の放浪癖に手を焼くものの、大目に見ているところがある。第4作には登場しない。
  • 岡本:森本レオ
    • 旅回りの大衆演劇に出ていた清を見つけたことをきっかけに、清に付きまとう名古屋の怪しい画商で、清がお巡りさんと共に苦手とする人物。一応園長には清の追跡を報告する役目として動いてはいるが、清に絵を書いてもらうためには手段を選ばない所があり、第1作ではヨメ子の万引き癖を利用するなどして清を唆し、絵を書かせている。しかし、盗まれたり、絵の入った荷物が入れ替わるなどして、絵を現金に替えることには毎回失敗している。第1作では怪しげな面ばかりが強調されていたが、第2作以降はコミカルでどこか憎めない面が強調されるようになり、貼り絵を行う為のアトリエとしてホテルの一室を手配するなど面倒見のある一面も描かれている。清が放浪先で出会った人々に、清が有名画家であることを明かすのが役目のようになっている。
  • 樽井(旅館の番頭)→佐々木刑事→鉄道員→山並伸吾(市役所職員):鈴木拓
    • 各回ごとに役柄が変わる。主演の塚地とお笑いコンビ「ドランクドラゴン」を組んでいることから、雁之助版における、雁之助の弟で、彼と多くのシリーズで共演していた芦屋小雁のような位置取りであるといえる。
  • 田中巡査:生瀬勝久
    • いつも清の放浪先で出くわすお巡りさん(たまたま、その地方に転勤したとおもわれる)。清の出で立ちや挙動から、不審者と決め付けて警察に連行するのがお決まりのパターンであるが、お腹を空かせた清に自分のおにぎりをあげたりする親切な一面もある。第2・4作には登場しない。

第1作[編集]

ほか

第2作[編集]

ほか

第3作[編集]

ほか

第4作[編集]

主なゲスト出演者[編集]

雁之助版
塚地版

など

主題歌[編集]

野に咲く花のように

小林は番組内の音楽も担当。また、雁之助版の初期では風貌そっくりの「オタマジャクシの大将」として出演している。なお、雁之助版の第1回は主題歌は流れていない。
この曲は後に数名のアーティストがカヴァーしており、塚地版では槇原敬之の歌うバージョンが劇中歌として使われた。

再放送[編集]

この作品は現在でも人気が高く、全国各地の放送局で再放送もされている。最近では「ルンペン」が放送禁止用語に当たるとして、この部分を無音にして放送しているところもある。また、前期の最終回を放送せずに後期の放送をしたり、後期のみを放送することもある。なおDVD版およびCSのホームドラマチャンネルおよびBSフジではそのまま収録・放送している。

2011年8月からは、芦屋雁之助生誕80周年を記念して、ホームドラマチャンネルで芦屋雁之助シリーズの全話再放送が開始された(ただし第13回は構成の都合上欠番で対象外)。

2013年9月30日より毎週月曜17時からBSフジにて各2話分の放送が開始された(休止の場合あり。ただし第13回やスペシャル版の回・最終回は対象外)。2014年6月30日から再び第1話から放送された。2015年4月7日からは毎週火曜17時から各2話分の放送となった。当日は第81話と第1話が放送された。これより3順目の放送となる。なおBSフジでは前述の対象外の回を除いて話数を数えているので,第12回以後は実際の話数と異なっている。

パロディ[編集]

このドラマの知名度から、雁之助の演じた清を真似たキャラクターのパロディを様々なタレントが演じていたり、パロディ化したキャラクターが漫画・ゲームなどに登場している。

テレビ番組
  • フジテレビ系列『オレたちひょうきん族』のコント内で、大平シロー太平サブロー・シロー)が、『裸の大将』での雁之助と同じ衣装のキャラクター「雁之助はん」に扮した。セットの影などに潜んでいるところを、明石家さんまに見つけられ、「あら! 雁之助はん、何してはりますのん?」と突っ込みを入れられると、狼狽した様子でせきこみながら「いやっ! えらいとこ見つかってしもた!」(芦屋雁之助が『番頭はんと丁稚どん』でギャグとして使っていたフレーズ。いわゆる「関西のおばちゃん言葉」)と一言残して去っていくという展開であった。これがきっかけでサブロー・シローも『裸の大将』に、「山下清のニセモノとそのマネージャー」役として1回出演している。逆に『ひょうきん族』には雁之助本人が本物の『裸の大将』として出演している。シローにはそのことを知らせないままいきなり目の前に現れ、「コラー!」と一喝。シローを狼狽させた後「ありがとうね」とにこやかに声をかけ、握手を交わしている。
  • クイズバラエティ番組『クイズ!紳助くん』(朝日放送)の1コーナー『なにわ突撃隊』のロケでお笑いタレントたいぞうが「はだかのたいぞう」に扮した。
  • 突撃!ナマイキTV』(東日本放送)の1コーナー「ストロングスタイルのおかずの大将放浪記」にて、ストロングスタイルの伊藤隆が白いランニングシャツと半ズボン姿で、米飯に合うおかずを求めるキャラクター「たかしさん」に扮して、相方の糸賀清和と共に宮城県内を放浪する。訪問した家ごとにその家庭の自慢のおかずを食して回り、返礼として「たかしさん」がその場で描いた絵を贈る。コーナーのテーマ曲も『裸の大将放浪記』と同じ『野に咲く花のように』が使用されている。
芸能人
  • お笑いコンビヤポンスキー』のボケ担当・小林英彦は、ステージ上では清を演じた雁之助に類似した扮装(坊主頭にランニングシャツに半ズボン)をしている。小林はネタに使うイラストを描いており「画伯」とも呼ばれている。
  • 三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS系列)に出場し「イカ天バンド」を代表したバンドの一つ『たま』でパーカッションを担当した石川浩司は、清を演じた雁之助に類似した扮装(坊主頭にランニングシャツに半ズボン)をトレードマークとする。その風貌にちなみ、テレビ番組で「山下清」を正解としたクイズのヒントで引き合いに出されたり、雑誌の企画でコンビニエンスストアで販売されるおにぎりの食べ比べをすることもあった。またバンド解散後、映画この空の花 長岡花火物語』では山下清役として出演している。
漫画キャラクター
ゲームキャラクター
  • 任天堂ゲームボーイアドバンスソフト『ワリオランドアドバンス』に、敵キャラクター「キヨブー」が登場。ランニングシャツを着たブタのような風貌で、スケッチブックに敵キャラクターを描いてそれを実体化させる。
  • 任天堂のゲームソフト『どうぶつの森』シリーズに登場するセイウチの「セイイチ」が登場。常に腹をすかせており、時折、村にやってきては食べ物を乞う。特に魚が好物で、魚をあげたプレイヤーには珍しい壁紙をプレゼントする。ランニングシャツにリュックサックといった風貌、食べ物の代わりに絵を描く、作中「放浪の画家」と呼ばれているなど、多分に『裸の大将放浪記』の山下清を意識したキャラクターである。

映画版[編集]

1981年製作(現代ぷろだくしょん版)[編集]

1981年現代ぷろだくしょんによって映画『裸の大将放浪記〜山下清物語〜』が制作された。

この作品では制作会社の作風も強く影響し、ドラマのようなメルヘンチックなストーリーではなく、清の生涯を追ったヒューマンタッチな作品となっており、シリーズ定番衣装である山下清の「短パンにランニングシャツ」という場面での登場は一部のみで、学園の制服、半纏、着物、裸にタオル一枚といった服装も登場する。

この年の国際障害者年記念作品として制作されており、清が生まれ育った当時の障害者がおかれた社会的境遇、その中で才能がいかに芽生え、大成していったかを追う作品として仕上がっている。作中、母親は「障害のある子どもたちの親のほとんどは、子どもより先に逝かねばならない苦しみを恐れながら生き、自分が死んだ後の子どもたちの将来を憂いながら死んでいる」と残された障害児(者)たちの親の苦しみを訴え、清は才能と短命ゆえにまだ幸運な存在だったのだ という事など、障害者とその家族に対する理解と支援を強く訴える、メッセージ性の強い社会派作品でもある。そのため上記テレビドラマとは全く異なる内容から評価が分かれるが、様々な関連各機関より協賛および推薦を受けている。

なお映像ソフトはVHSDVDともに北星を発売元として角川映画が発売協力および販売を行っている。

映画版キャスト[編集]

ほか

スタッフ[編集]

  • 監督・脚本・製作:山田典吾
  • 音楽:渋谷毅
  • 主題歌:小坂忠「水たまりの詩」(作詞:山田典吾、作曲:渋谷毅)

協賛・後援[編集]

  • 全日本精神薄弱児(者)育成会
  • 日本精神薄弱者愛護協会
  • 国際障害者青年日本推進協議会
  • 全国特殊教育推進連盟
  • 全国社会福祉協議会

受賞・推薦団体[編集]

  • 東京都知事推奨 健全映画鑑賞会特薦
  • 日本映画ペンクラブ 優秀映画鑑賞会 招待作品
  • 日本PTA全国協議会
  • 全国高等学校視聴覚教育研究協議会
  • 東京都教職員組合 映倫青少年映画審議会
  • 東京都地域婦人団体連盟 東京都母親大会連絡会
  • 中央青少年団体連絡協議会
  • 神奈川県児童福祉審議会

1958年東宝製作、小林桂樹主演版[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 澤田隆治『笑いをつくる―上方芸能笑いの放送史』(NHK出版、2002年)
  2. ^ 裸の大将放浪記(1) - ドラマ詳細データ”. テレビドラマデータベース. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月30日閲覧。
  3. ^ 再放送の際、ストーリー上の矛盾を解消するため、前期最終回の放送をカットする放送局もある。また、一部ビデオ全集でも前期最終回が収録されていない場合もある。

関連項目[編集]

  • ピップフジモト - 芦屋が漢方肩こり薬のCMに劇中と同じ山下清で出演していた。

外部リンク[編集]