叶和貴子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かのう わきこ
叶 和貴子
本名 高松 和貴子
生年月日 (1956-04-23) 1956年4月23日(68歳)
出生地 日本の旗 日本北海道函館市
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画舞台
配偶者 なし(離婚歴あり)
事務所 アキヤマ・オフィス
主な作品

テレビドラマ

宇宙刑事ギャバン
テンプレートを表示

叶 和貴子(かのう わきこ、1956年4月23日 - )は、日本の女優。本名、高松 和貴子[1]

来歴・人物[編集]

北海道函館市生まれ。中学・高校時代は陸上競技で活躍し、女子80mハードルで北海道記録をマークした[2]

1977年桐朋学園短期大学音楽科を卒業後、ピンク・レディー郷ひろみバックコーラスを務めた。女優への転身のきっかけは、「和服の似合う美人女優」を探していた久世光彦に郷が叶を紹介したことによる。1980年TBSテレビドラマ源氏物語』の紫の上役でデビューした。芸名の由来は「自分の可能性を試すデビューだから」ということで「可能」を「叶」に変えて付けたという説がある[1]。最初に所属していた事務所はバーニングプロダクション[3]

1982年1月2日放映のテレビ朝日系土曜ワイド劇場『天国と地獄の美女 江戸川乱歩の「パノラマ島奇談」』(天知茂:主演 江戸川乱歩の美女シリーズ)で大胆なヌードを披露したほか、同時期にヌード写真集を上梓している。他にも子供向け特撮番組への出演や、自身のキャリアを生かした歌謡曲レコードの発売などの幅広い芸歴を持つ。

1991年に関節リウマチであることが判明、病状の悪化を受けて1997年にいったん芸能活動を休止し、治療に専念した[4]。2000年に活動を再開。現在は、闘病経験をもとに健康をテーマにしたテレビラジオトーク番組出演や講演を中心とした活動を行っている。

出演[編集]

映画[編集]

テレビ[編集]

ドラマ
その他

ラジオ[編集]

CM[編集]

作品[編集]

シングル[編集]

  1. 冬の蝶(1976年、センチュリー、7AC0002)
    (c/w 愛していいかしら)
  2. 女の四季(1983年、コロムビア、AH-364)
    • 作詞:なかにし礼 / 作曲・編曲:川口真
    (c/w 私、お嫁にまいります)
  3. 東京砂漠のかたすみで(1984年1月21日、コロムビア、AH-398)※共演:黒沢年雄
    (c/w 真夜中のラブ・コール)
  4. 誘い雲(1985年、コロムビア、AH-541)
    • 作詞・作曲:小椋佳 / 編曲:竜崎孝路
    (c/w 北便り)
  5. ふりふり(1988年3月17日、徳間ジャパン、7NCS-4011)※共演:五木ひろし
    (c/w できごころからまごころまで)※共演:五木ひろし
  6. 棒の哀しみ(1994年10月21日、キャニオン、PCDA-646)※歌唱:山本譲二
    (c/w 黄昏にふたり)※共演:山本譲二

オリジナル・アルバム[編集]

  1. 華麗なる叶和貴子の世界(1983年、センチュリー、28AL-0010)
  2. わが名は待子(1984年、コロムビア、AF-7259)
  3. 東京砂漠のかたすみで(1984年、コロムビア、AF-7305)※共演:黒沢年雄

書籍[編集]

写真集[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1984年6月8日号「芸名由来記」70頁
  2. ^ #外部リンク節掲載の所属事務所による「プロフィール」参照。
  3. ^ 平凡パンチ 1980年1月21日号内ページ「各プロダクション推薦 '80 Fresh Gal」
  4. ^ 叶和貴子(インタビュー)「関節リウマチと付き合う中で見えてきたもの」『あなたの健康百科』、2012年12月10日https://web.archive.org/web/20121219121411/http://kenko100.jp/interview/2012/12/1 

外部リンク[編集]