竜雷太

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りゅう らいた
竜 雷太
本名 長谷川 龍男
生年月日 (1940-01-21) 1940年1月21日(78歳)
出生地 日本の旗 日本 大阪府豊能郡箕面村(現・箕面市内旧箕面村域)
身長 176 cm[1]
血液型 AB型
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1966年 -
著名な家族 長谷川陽平(息子)
事務所 アートプロモーション
公式サイト アートプロモーション:竜雷太
主な作品
テレビドラマ
これが青春だ
太陽にほえろ!
徳川家康
金曜日の妻たちへ
風林火山
てっぱん
映画
戦国自衛隊
新幹線大爆破
釣りバカ日誌』シリーズ

竜 雷太(りゅう らいた、1940年〈昭和15年〉1月21日 - )は、昭和平成時代の日本男性俳優本名長谷川 龍男(はせがわ たつお)。大阪府豊能郡箕面村(現・箕面市内旧箕面村域〈現・西小路等地域〉)生まれ、京都府舞鶴市育ち。著名な親族として、息子の長谷川陽平はせがわ ようへいミュージシャンギタリスト[2])がおり、元親族として、元の吉成洋子よしなり ようこ女優)と、元妻で長谷川陽平の母である夏桂子(女優)がいる。

所属芸能事務所は、三船プロ、田中プロモーション、アクターズプロモーションを経て、現在は、アートプロモーション[3]

来歴[編集]

1940年(昭和15年)1月21日大阪府豊能郡箕面村(現・箕面市内旧箕面村域〈現・西小路等地域〉)に生まれる。第二次世界大戦中は父母の出身地であり、叔父のいる京都府舞鶴市疎開し、10年間過ごした。

1960年日本大学藝術学部中退[4]、テレビタレントセンターの三期生となり、1962年松竹入社。1965年芝居の勉強のため単身アメリカへ渡りサンフランシスコ・ステート・カレッジへ1年半留学する[4][5]。帰国後、久世竜について殺陣の研究をしていた[4]。ドラマ『三等重役』でひと言だけセリフがあったバスの運転手役の演技に強い印象を持った岡田晋吉が、1966年に青春ドラマシリーズ第2作『これが青春だ』の主人公に抜擢、無名の新人から一躍スターダムにのし上がった。当時のファンの熱狂ぶりは凄まじく、竜が撮影を終えて部屋に戻ると、見知らぬ女性が勝手に料理を作って待っていた逸話があるほどであった[6]。また劇中で自ら歌唱した曲をレコードとして発売し、歌手デビューをした。

芸名は、新人を売り出すのに本名の「長谷川 龍男」ではインパクトが足りないということで『これが青春だ』の主人公の役名・大岩雷太をそのまま芸名にしようとプロデューサー間で決めたが、本人が「親に貰った名前を変えるのは嫌だ」と強く抵抗。結局、本名から「龍」の字を取り、「竜 雷太」で納得してもらった。しかし、本人はドラマ終了後は本名に戻すつもりだった[7]

1968年から1970年まで青春ドラマシリーズの第1作『青春とはなんだ』の主演を務めた夏木陽介とのコンビで『東京バイパス指令』に出演。夏木とは三船プロダクションに共に所属することとなる。

1972年太陽にほえろ!』に出演開始、ゴリさんこと石塚誠刑事役を1982年の殉職まで10年間(525話)務め、太陽にほえろ!では出演俳優で最多の92話に主演した[8]。撮影現場では、ゴリさんの役柄そのままに新人教育係を務めていて、演技のことはほとんど何も分からなかった勝野を指導したのは、劇中で先輩刑事・通称「ゴリさん」を演じた竜雷太だった[9]。2009年には缶コーヒーのCMで再び石塚誠を演じた [10]

1979年、所属していた三船プロダクションの内紛騒動が勃発。田中寿一阿知波信介らとともに離脱し、田中寿一が作った田中プロモーションに所属する。

1982年に『太陽にほえろ!』を降板、番組からの降板に際して、写真集『竜雷太in太陽にほえろ!』が日本テレビより販売された。

太陽にほえろ降板4か月後にTBS系列『金曜日の妻たちへ』に村越隆正役で出演。このドラマは当時『太陽』が終了して1時間後(金曜22時)からの放送であり、竜は「あれで変われた気がするね。普通の俳優さんになったって思う。」と語った[11]

1983年、再び阿知波とともに所属俳優を大量に引き連れ離脱。田中プロモーションは破産。阿知波とアクターズプロモーションを立ち上げる。

2007年、長年コンビを組んできた阿知波が5月2日から行方不明となり、2日後の5月4日鹿児島県犬飼滝で遺体となって発見される。警察は自殺と断定。アクターズプロモーションは同月、破産申請。負債総額は5億とも言われ、設立に関わり役員(設立時は社長)でもあった竜も多額の損失を被った。

太陽にほえろ!のエピソード[編集]

  • 岡田晋吉が『太陽にほえろ!』で松田優作勝野洋など多くの無名俳優を新人刑事として抜擢したのは、岡田が無名の新人だった竜を『これが青春だ』の主人公に抜擢して成功した経験による[12][13]。『これが青春だ』は『青春とはなんだ』の主演を務めた夏木陽介が主役を務める予定だったが、クランクイン一か月ほど前に東宝から「夏木に映画の話がきたのでテレビには出演させない。」と一方的通告があり、一か八か新人を主役に抜擢して対処しようと考え、心中覚悟で竜雷太と芸名をつけ主役に抜擢した。当時ドラマの主役を新人が務めるのは全く考えられないことであったが、竜の成功で、岡田晋吉は、「主役が新人でも素質があれば視聴率が取れるドラマを作ることができる」ことを学び、新人刑事が中心人物となる『太陽にほえろ!』の企画を生み出した[14]
  • 石原裕次郎は当初『太陽にほえろ!』をワンクール、十三本ほどで終わるものと思っていた。日本テレビやスポンサーには一年は続けると約束していたので、岡田晋吉らは必死に頼んだが、「やっぱり映画だよ。」と言っていた石原が翻意したのは、竜が朝まで飲み明かして、「これからはテレビの時代です。」と口説き落としたことによるという[15]
  • 熱血漢で正義感溢れる「ゴリさん」の役柄そのままに、撮影現場の心得がわからない新人刑事に抜擢された俳優に対して、私生活では腰が低く、撮影所に来たら先ず全員に挨拶し、画面に出たら胸を張って演技に臨むという気持ちの切り替えを含め、細かく的確な指導をした[16]。それは、自らが無名の俳優からドラマの主役に抜擢された体験に裏打ちされた説得力あるもので、若い俳優が失敗すると、「長い目で見てやって下さい。奴は一生懸命なんですから。」とスタッフに頭を下げていた[17]。勝野洋が最初セリフが言えなかった時は撮影を中断させてスタジオの外で指導した[18][19]。新人の宮内淳がボクシングをするシーンで遠慮して相手を思い切り殴れない時は、リングにあがり、自分の顔を宮内に打たせながらボクシングの演じ方を教えた。終わった時、竜の顔は腫れ上がっていたという[20]。降板直前のカナダロケでは、後輩刑事を正座させて説教し[21]、厳しく指導した渡辺徹には、うるさかった竜が殉職したから、そんなに太ったんだろうとよく言うという[22]
  • 「ゴリさん」のアクションは、柔道を主体にしたアクションが多かった。それは力強くダイナミックで、「ゴリさん」の真っすぐな人格そのままのイメージを意識したアクションを表現したという[23]
  • 放送開始から6年目の1978年頃に「同じ役をやっていると何かもう一つ脱皮したい」と思うようになり、岡田晋吉に「魚河岸で働いてみたいから出番を減らしてくれ。」と申し入れた[24]。1980年頃には「若手も着実に育ってきたし、もう俺は必要なんだろうか」と思うようになって降板を申し入れていたが、その直前に竜と同じく第一回から出演してきた殿下こと島刑事役の小野寺昭の降板が既に決まっていたため慰留された[25]。その際には降板について一切口外していなかった小野寺に対し竜が「お前、辞めるんだって?」と訊いて仰天させた。
  • 最初の慰留から降板までの2年間は集大成として、『太陽』以外の仕事をあまり入れなかった[25]
  • 最初に慰留された際「あと2年やろう」と言われたが[25]、その2年後にロッキーこと岩城刑事役の木之元亮と長さんこと野崎刑事役の下川辰平の降板が重なったため、再度慰留される羽目になった。しかし竜は固辞したため2人の降板からわずか1か月で卒業することが決まった。
  • 最終出演回の第525話「石塚刑事殉職」は番組史上初めてスペシャル版(90分)で制作され、またボス役の石原裕次郎が最初で最後の臨終シーンに立ち会うなど、竜の長年の労をねぎらった感謝の演出が行われた[26]
  • 第525話のクランクアップ後、竜が使用していたMGC トルーパー4インチが記念品としてスタッフから贈られた。しかも、「射撃の名人だが、普段は拳銃に弾をこめず、事件の時に1発だけ弾が込めてある」という役柄そのままの演出がなされていた。
  • 竜は「殉職は僕にとっての卒業のようなものでしたから、ボスにはうれしく卒業します、と言いました。私の殉職シーンだけボスが付き添って、みとってくれたことは私の自慢です。本当にうれしかったです。もちろん、岡田プロデューサーをはじめとした方が、どういう殉職にするか決めるわけですが、ボスが芝居で気持ちを見せてくれたのかもしれません」と語った[27]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

NHK[編集]

日本テレビ系列[編集]

TBS系列[編集]

フジテレビ系列[編集]

テレビ朝日系列[編集]

テレビ東京系列[編集]

WOWOW[編集]

  • 推定有罪(2012年3月25日 - 4月22日) - 吉田栄之助 役
  • 震える牛(2013年6月16日 - 7月14日) - 増渕要三 役
  • 株価暴落(2014年10月19日 - 11月16日) - 風間耕造 役

配信ドラマ[編集]

映画[編集]

ゲーム[編集]

バラエティ[編集]

紀行番組[編集]

CM[編集]

音楽[編集]

シングル[編集]

  • あの娘と暮らしたい / 君と二人で(1967年、キングレコード BS-635)
  • 愛の子守唄 / いいかい?(1967年、キングレコード BS-740)

脚注[編集]

  1. ^ http://www.art-promotion.jp/prof_male01_ryu.html
  2. ^ 補足情報:1971年(昭和46年)11月4日、日本生まれ。韓国を活動拠点とするロックミュージシャン。
  3. ^ 経営コンサルタント会社のアートプロモーション及びモデル事務所のアートプロモーションとは別会社。
  4. ^ a b c 『日本映画人名事典』下巻 908-909
  5. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P46 日本テレビ放送網、1982年
  6. ^ 岡田晋吉『太陽にほえろ!伝説 失踪15年私が愛した七曲署 増補決定版』P12~14長谷川龍男なる青年 日本テレビ放送網、2003年
  7. ^ 岡田晋吉『青春ドラマ夢伝説』日本テレビ放送網、2003年
  8. ^ 『太陽にほえろ! 完結記念号』42-43ページ 主演扱いエピソード
  9. ^ 勝野洋 演技から生き方まで影響を受けた竜雷太の大きな存在”. 2017年7月16日閲覧。
  10. ^ オリコン: “太陽にほえろ!再現、宇宙人ジョーンズが“七曲署・捜査一係”に配属” (2009,06,18). 2017,07,22閲覧。
  11. ^ 【2012年4月14日】第52回ゲスト:竜 雷太 勝野 洋”. 2017年7月16日閲覧。
  12. ^ 岡田晋吉『太陽にほえろ!伝説 失踪15年私が愛した七曲署 増補決定版』P12~14長谷川龍男なる青年 日本テレビ放送網、2003年
  13. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P12~14 日本テレビ放送網、1982年
  14. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P12~14 日本テレビ放送網、1982年
  15. ^ 岡田晋吉『太陽にほえろ!伝説 失踪15年私が愛した七曲署 増補決定版』P39~40 ボスと歩んだ十五年間 日本テレビ放送網、2003年
  16. ^ 岡田晋吉『太陽にほえろ!伝説 失踪15年私が愛した七曲署 増補決定版』P120「ゴリさんは新人教育係」 日本テレビ放送網、2003年
  17. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P12~14 日本テレビ放送網、1982年
  18. ^ 勝野洋 演技から生き方まで影響を受けた竜雷太の大きな存在」週刊ポスト2015年4月26日2018年3月22日号 p.46 - 53
  19. ^ 俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」」アサヒ芸能2018年3月22日号 p.46 - 53
  20. ^ 岡田晋吉『太陽にほえろ!伝説 失踪15年私が愛した七曲署 増補決定版』P224 日本テレビ放送網、2003年
  21. ^ 週刊現代2015年2月21日号P160-163 『熱討スタジアム』(第139回)『太陽にほえろ!』を語ろう
  22. ^ 俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」」アサヒ芸能2018年3月22日号 p.46 - 53
  23. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P41 日本テレビ放送網、1982年
  24. ^ 『竜雷太in太陽にほえろ! : 七曲署シリーズ』P12~14 日本テレビ放送網、1982年
  25. ^ a b c アサヒ芸能徳間書店)2018年3月22日号 p.46 - 53「激情のオール直撃ワイド 俺たちがシビれた刑事ドラマ50年の勲章」より。
  26. ^ ボスが看取ったのはゴリだけ”. 07.27.2017閲覧。
  27. ^ ボスが看取ったのはゴリだけ”. 07.27.2017閲覧。
  28. ^ 大河『西郷どん』新キャスト発表 錦戸亮、又吉直樹らが初出演”. ORICON NEWS. 株式会社oricon ME (2017年10月3日). 2017年10月3日閲覧。
  29. ^ 実話をドラマ化 木村佳乃主演で“生存率0%”の病魔と戦う家族描く”. ORICON STYLE (2015年12月25日). 2015年12月25日閲覧。
  30. ^ “「切り裂きジャックの告白」沢村一樹主演でドラマ化”. ウォーカープラス. (2015年3月9日). http://news.walkerplus.com/article/56206/ 2015年3月9日閲覧。 
  31. ^ 仲村トオル主演、江上剛氏の『ラストチャンス再生請負人』連ドラ化 - ORICON NEWS(2018-05-18 07:08)
  32. ^ “「ケイゾク」「SPEC」に続く新シリーズ、配信ドラマとして制作”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年12月25日). https://www.oricon.co.jp/news/2103024/full/ 2017年12月26日閲覧。 
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外部リンク[編集]