恩納村
おんなそん 恩納村 | |||
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国 |
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地方 | 九州地方、沖縄地方 | ||
都道府県 | 沖縄県 | ||
郡 | 国頭郡 | ||
市町村コード | 47311-1 | ||
法人番号 |
7000020473111 ![]() | ||
面積 |
50.83km2 | ||
総人口 |
10,904人 [編集] (推計人口、2019年11月1日) | ||
人口密度 | 215人/km2 | ||
隣接自治体 | 名護市、沖縄市、うるま市、国頭郡宜野座村、金武町、中頭郡読谷村 | ||
村の木 | フクギ | ||
村の花 | ユウナ(オオハマボウ) | ||
恩納村役場 | |||
村長 | 長浜善巳 | ||
所在地 |
〒904-0492 沖縄県国頭郡恩納村字恩納2451番地 北緯26度29分50.6秒東経127度51分13.1秒座標: 北緯26度29分50.6秒 東経127度51分13.1秒 ![]() | ||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||
ウィキプロジェクト |
恩納村(おんなそん)は、沖縄県内、沖縄本島の中央部に位置する村である。
日本屈指のリゾート地であり、東シナ海の海岸に沿って走る国道58号線沿いには多くの大型リゾートホテルが立ち並ぶ。アメリカ合衆国のビル・クリントン大統領やロシアのプーチン大統領などの世界の首脳も、2000年の九州・沖縄サミットの際には当村のホテルに滞在した。
目次
地理[編集]
沖縄本島北部の西海岸に位置し北西に東シナ海を望む。南北27.4km、東西4.2kmと細長い地域である。山がちの地形で村面積のうち8割は山岳、3割は軍用地である。各所に小河川があり、その河口域に集落がある。河口には小規模なマングローブが見られることもある。水が豊富であるため、古くから稲作や藺草の栽培も行われた。またこの地域は首里や那覇から見た場合、山原(やんばる)では最も近い所に位置するため、「近山原」とも呼ばれていた[1]。
村内では恩納岳がもっとも目立つ山である。山林はおもにリュウキュウマツなどからなる二次林に被われる。恩納岳にはかつては保存のよい照葉樹林もあり、ヤンバルクイナも生息していたと考えられるが、現在では実弾演習場となり、リュウキュウマツやススキのブッシュが大部分である。
主な丘陵[編集]
- 恩納岳(362.8m)
- 大綾岳(234.2m)
- 石川岳(214.2m)
- 読谷岳(201m)
字一覧[編集]
- 名嘉真(なかま)
- 安富祖(あふそ)
- 喜瀬武原(きせんばる)
- 瀬良垣(せらがき)
- 太田(おおた)
- 恩納(おんな)
- 南恩納(みなみおんな)
- 谷茶(たんちゃ)
- 冨着(ふちゃく)
- 前兼久(まえがねく)
- 仲泊(なかどまり)
- 山田(やまだ)
- 真栄田(まえだ)
- 塩屋(しおや)
- 宇加地(うかじ)
隣接している自治体[編集]
- 名護市(1970年7月まで名護町)
- 沖縄市(1956年まで越来村、その後1974年3月までコザ市)
- うるま市(戦前は美里村、戦後~2005年3月は石川市)
- 金武町(1980年3月まで金武村)
- 国頭郡宜野座村(戦前まで金武村)
- 中頭郡読谷村(戦前まで読谷山村)
人口[編集]
![]() | |
恩納村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 恩納村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 恩納村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
![]() ► 恩納村(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史[編集]
1673年に金武間切と読谷山間切からそれぞれ分離され、12の村をもって恩納間切となり、1908年に恩納村となる。1975年の海洋博覧会開催を境に道路整備が進み、その後現在のようにリゾート地へと発展した。
ただし、内陸部の大部分は米軍基地であり、林野の中を金網が走っていて、その内部は立ち入り禁止となっている。恩納岳周辺は実弾演習場である。
姉妹都市・友好都市[編集]
美波町(徳島県海部郡):1977年4月19日、旧:日和佐町と姉妹都市提携
石狩市(北海道):2013年(平成25年)10月21日友好都市提携調印[2]。ともに国民体育大会のソフトボール競技開催地となって以来の交流による[2]。
吉備中央町(岡山県加賀郡):1998年10月31日友好交流縁組(旧・御津郡加茂川町)友好交流縁組
川上村(長野県):2017年(平成29年)2月3日友好都市提携と災害時の相互応援協定
行政[編集]
村長:長浜善巳(仲泊、2015年就任、1期目)
行政区[編集]
- 名嘉真
- 安富祖
- 喜瀬武原
- 瀬良垣
- 太田
- 恩納
- 南恩納
- 谷茶
- 冨着
- 前兼久
- 仲泊
- 山田
- 真栄田
- 塩屋
- 宇加地
官公署・公的機関[編集]
自衛隊[編集]
独立行政法人[編集]
- 宇宙航空研究開発機構沖縄宇宙通信所
- 情報通信研究機構沖縄電磁波技術センター
警察[編集]
- 恩納交番
- 仲泊駐在所
- 名嘉真駐在所
消防[編集]
- 恩納分遣所
郵便[編集]
- 郵便局
教育[編集]
小中学校
図書館
交通[編集]
那覇から沖縄自動車道を利用して、一時間程度の距離に位置する[3]。
路線バス[編集]
村内を通る一般路線バスは20番・48番・120番の3路線。20番・120番は主に国道58号を経由し那覇市と名護市を結ぶ路線で、20番は那覇バスターミナル発着、120番は那覇空港発着(那覇バスターミナル経由)で恩納村内は両路線とも同一経路である。48番は県道6号を経由し読谷村とうるま市石川地区を結ぶ路線。沖縄エアポートシャトルは那覇市と恩納村の間で沖縄自動車道を経由する。
※BT=バスターミナル
番号 | 路線名 | 運行会社 | 起点 | 終点 | 市町村 | 恩納村内の主な経由地 |
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20 | 名護西線 | 琉球バス交通 沖縄バス |
那覇BT | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 - 恩納村 - 名護市 | 琉球村、久良波、仲泊、恩納村役場前 |
120 | 名護西空港線 | 那覇空港 | ||||
48 | 石川〜読谷線 | 沖縄バス | 読谷BT | 東山入口 | 読谷村 - 恩納村 - うるま市 | 真栄田、久良波、仲泊 |
沖縄エアポートシャトル[4] | 那覇空港 | 備瀬フクギ並木入口 | 那覇市 - 恩納村 - 名護市 - 本部町 | ナビ―ビーチ前 |
かつては県道104号を通り村内陸部の喜瀬武原を経由するバスも運行されていたが1995年に廃止された。
また上記のほかに、那覇空港・那覇バスターミナルと恩納村内の主要リゾートホテルを結ぶ沖縄バスの空港リムジンバスが運行されている。
航路[編集]
道路[編集]
医療[編集]
- ランデブーポイント[5] 9箇所
※民間救急ヘリコプターMESH のヘリポートとして使用
その他[編集]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
ビーチ(海水浴場)[編集]
出身有名人[編集]
脚注[編集]
- ^ 『恩納村史』 p.25
- ^ a b “恩納村と深まる絆 石狩市、友好都市提携を調印 災害時の応援協定も”. 北海道新聞. (2013年10月21日) 2013年10月23日閲覧。
- ^ 恩納村Webサイト「恩納村に行く」[1](2010年11月閲覧)
- ^ 特急便は恩納村内のバス停をすべて停車しない
- ^ 金武地区消防管内 Archived 2013年3月13日, at the Wayback Machine. NPO法人MESHサポート2011年9月27日現在
- ^ 沖縄創価学会 施設紹介 - 沖縄研修道場
参考文献[編集]
- 仲松弥秀 編著 『恩納村史』 恩納村役場 1980年3月
- 平凡社地方資料センター 編 『日本歴史地名大系第48巻 沖縄県の地名』 p.421「恩納村」、p.424「万座毛」、p.425「伊武部」
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 沖縄県恩納村役場
恩納村に関連する地理データ - オープンストリートマップ
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