嘉手納町
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かでなちょう 嘉手納町 | |||||
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沖縄防衛局・ロータリープラザ | |||||
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国 |
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地方 | 九州地方、沖縄地方 | ||||
都道府県 | 沖縄県 | ||||
郡 | 中頭郡 | ||||
市町村コード | 47325-1 | ||||
法人番号 |
7000020473251 ![]() | ||||
面積 |
15.12km2 | ||||
総人口 |
13,333人 [編集] (推計人口、2020年12月1日) | ||||
人口密度 | 882人/km2 | ||||
隣接自治体 | 沖縄市、中頭郡北谷町、読谷村 | ||||
町の木 |
クロキ (1982年8月5日制定) | ||||
町の花 |
ハイビスカス (1982年8月5日制定) | ||||
嘉手納町役場 | |||||
町長 | 當山宏 | ||||
所在地 |
〒904-0203 沖縄県中頭郡嘉手納町嘉手納588番地 北緯26度21分41.6秒東経127度45分18.9秒座標: 北緯26度21分41.6秒 東経127度45分18.9秒 ![]() | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
嘉手納町(かでなちょう、沖縄方言: カディナー[1])は、沖縄県中頭郡の町。極東最大の米軍基地である嘉手納基地を抱える。
戦前、沖縄県営鉄道嘉手納線の終点嘉手納駅が置かれ、県立二中や県立農林学校もあった。比謝川河口の港は山原船による物資の集積地となり中部の交通の要所として栄えた。戦後は、実に嘉手納町面積の82パーセントという膨大な面積が、アメリカ空軍の飛行場や嘉手納弾薬庫地区として接収され、住民は残された18パーセントの土地での生活を余儀なくされた[2]。
地理[編集]
沖縄本島の中部に位置し、西側で東シナ海に面している。町の中央部から南側の町域はすべて嘉手納基地で、同基地の面積は町の総面積の80%以上を占め、残りの2.6km2に住民が居住している。北東部に突き出た町域は山林で、町域中央部の嘉手納基地と比謝川の間の一帯が市街地・住宅地となる。嘉手納基地を除いた場合、町として日本で最も人口密度が高い福岡県志免町を上回る。
戦後、町中心部に作られた嘉手納ロータリーは直径160mの環状路と各方面への道路で構成される大規模なロータリー交差点で、町のシンボルとなっていたが、2000年代から進められた再開発に伴い、ロータリー南西の嘉手納町役場と環状路内部の地区をつなぐため、環状路の南側約1/4が撤去されロータリー交差点ではなくなり、通称としてのみ「ロータリー」の呼称が用いられる。
- 東端:東経127度47分27秒
- 西端:東経127度44分28秒
- 北端:北緯26度20分9秒
- 南端:北緯26度24分14秒
隣接する自治体[編集]
地域[編集]
- 字嘉手納(かでな)
- 字兼久(かねく)
- 字久得(くどく)
- 国直(くになお)
- 野国(のぐに)
- 野里(のざと)
- 水釜(みずがま)6丁目
- 字水釜(みずがま)
- 屋良(やら)1丁目(2010年発足)
- 字屋良(やら)
上記の中で区分けもされている
- 北区
- 東区
- 西区
- 南区
- 中央区
- 西浜区
河川[編集]
人口[編集]
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嘉手納町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 嘉手納町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 嘉手納町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
嘉手納町(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
歴史[編集]
- 沖縄での最古の土器文化が確認されている野国貝塚がある他、嘉手納貝塚からは貝塚時代前期(縄文時代後期)の土器、屋良城跡からは謎の遺物といわれる線刻石版がみつかっている。
- 1948年 - 北谷村(現・北谷町)から分立。
- 1976年 - 町制施行。中頭郡では初の町となる。
- 2008年 - 新町・ロータリー地区第二種市街地再開発事業完工
文化・芸能[編集]
エイサー
- 北区青年会(現在休止中)
- 北区子ども会
- 西区青年会
- 東区こども会
- 南区青年会
- 中央区青年会
- 西浜区青年会
- 千原エイサー保存会(千原郷友会)千原郷友会HP
スポーツ[編集]
- 少年野球チーム
- 嘉手納リトルエンジェルス
- 嘉手納ライオンズ
- 嘉手納ドリームス
- プロレス団体
- 琉球ドラゴンプロレスリング(2013年4月28日旗揚げ)
行政[編集]
- 當山宏町長(平成23年2月18日就任。第11代嘉手納町長)
- 宮城篤実前町長(平成23年2月17日退任。平成3年から5期20年務める)
- 吉浜朝永前町長(平成3年2月17日退任。昭和54年から3期12年務める)
国の行政機関[編集]
- 福岡出入国在留管理局那覇支局 嘉手納出張所
警察[編集]
郵便[編集]
教育[編集]
小学校[編集]
中学校[編集]
高等学校[編集]
学校教育以外の教育施設[編集]
- 嘉手納町立嘉手納外語塾
交通[編集]
路線バス[編集]
以下の路線がある。62番以外の各路線は琉球バス交通・沖縄バスの共同運行で、嘉手納町中心部を除く全区間にわたって国道58号を通る(中心部では国道58号の西側の道路を通る)。62番は琉球バス交通の単独運行で、嘉手納以北は国道58号、嘉手納以東は県道74号経由。町内を通る全路線が旧嘉手納ロータリー付近の嘉手納バス停に停車する。
- ※BT=バスターミナル
番号 | 路線名 | 運行会社 | 起点 | 終点 | 市町村 | 嘉手納町内の主な経由地 |
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20 | 名護西線 | 琉球バス交通 沖縄バス |
那覇BT | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 - 恩納村 - 名護市 | 海浜公園前、嘉手納町役場前、嘉手納 |
120 | 名護西空港線 | 那覇空港 | ||||
28 | 読谷(楚辺)線 | 那覇BT | 読谷BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 | ||
29 | 読谷(喜名)線 | |||||
228 | 読谷おもろまち線 | おもろまち駅 | ||||
62 | 中部線 | 琉球バス交通 | 読谷BT | 砂辺 | 読谷村 - 嘉手納町 - 沖縄市 - 北谷町 | 嘉手納、嘉手納町運動公園入口 |
1980年代までは謝苅線が嘉手納発着だったが、現在はうるま市の具志川バスターミナル発着に変更された。
道路[編集]
- 国道58号 - 読谷村から南下し嘉手納ロータリーで西に向きを変え、嘉手納基地の北側から西側を南下して那覇方面に向かう。
- 沖縄県道74号沖縄嘉手納線(主要地方道) - 沖縄市より嘉手納基地の北側を西進し、嘉手納ロータリーで国道58号と接続する。
- 沖縄県道16号線 - 実際は沖縄市との市町境から嘉手納ロータリーまでは県道74号、嘉手納ロータリーから読谷村との境界部までは国道58号と重複しているため単独路線はないが、県道74号になる前はこの路線だった。
出身有名人[編集]
- 南沙織(元歌手、育ったのは宜野湾市)[3]
- 野國總管 (琉球王国にサツマイモの栽培を伝える)
- 宮城篤実(政治家、前嘉手納町長)
- 沖直未(女優)
- 比嘉俊次(アナウンサー)
- スティーブン・ランドルフ(プロ野球選手、元横浜ベイスターズほか)
- 宮城滝太(プロ野球選手)
- 豊永盛人(琉球張り子作家、イラストレーター)
脚注[編集]
- ^ “語彙詳細 — 首里・那覇方言”. ryukyu-lang.lib.u-ryukyu.ac.jp. 沖縄言語研究センター. 2020年2月23日閲覧。
- ^ 嘉手納町公式 HP 嘉手納町の概要 http://www.town.kadena.okinawa.jp/kadena/about.html
- ^ 石山永一郎「南沙織さん 生まれ島へメッセージ - 爆音の中で育った少女 デビュー40年」『沖縄タイムス』元旦号第4集第4面、沖縄タイムス社、2011年1月1日、2019年2月19日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
嘉手納町に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- 地図 - Google マップ
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