南部虎弾
なんぶ とらた 南部 虎弾 | |
---|---|
本名 |
さとう みちひこ 佐藤 道彦 |
ニックネーム | 南部ちゃん |
生年月日 | 1951年7月14日(71歳) |
出身地 |
![]() |
身長 | 168cm |
言語 | 日本語 |
方言 | 標準語 |
最終学歴 | 高崎経済大学中退 |
グループ名 |
ダチョウ倶楽部(1985年 - 1987年) 電撃ネットワーク(1990年 - ) |
相方 |
肥後克広・寺門ジモン・上島竜兵(ダチョウ倶楽部) ギュウゾウ・ダンナ小柳(電撃ネットワーク) |
芸風 | パフォーマンス |
事務所 | オフィス電撃ネットワーク |
活動時期 | 1980年 - |
同期 | 中村有志 |
他の活動 | 俳優 |
配偶者 | 既婚 |
公式サイト | 事務所HP |
南部 虎弾(なんぶ とらた、1951年7月14日 - )は、コメディアン・パフォーマーであり、電撃ネットワーク(海外ではTOKYO SHOCK BOYSの名称)の一員である。本名は佐藤 道彦(さとう みちひこ)。旧芸名は南部 虎太・南部 寅太(なんぶ とらた)。愛称は南部ちゃん。身長168cm。血液型RHマイナスO型[1]。既婚。ダチョウ倶楽部の元リーダー[2]。芸能プロダクション「株オフィス電撃ネットワーク」に所属。メディア関係は主に、芸能プロダクション「ビッグ・ブッキング・エンターテインメント (株式会社BBE)」に委託している。芸名の名付け親は市原悦子[3]。
人物・エピソード[編集]
![]() |
第一生命営業マンを経て渡仏[5]。帰国後、ロシア音楽舞踏団を経て、コント赤信号がいるテアトル・エコーに参加する[5]。
デビュー当初のダチョウ倶楽部のリーダーだった[6]。デビュー当初の生意気な口の利き方については「あの当時、生意気な口を利いて共演者を怒らせて盛り上げる事が面白いと勘違いしていた」と述べている[5]。南部が抜けた後の3人による南部時代の回顧によると「夜中に突然上島の家に電話をかけ、『お前ビー玉飲めるか?』と聞いた」「コントの段取りを無視して奇声を上げて走り回ったりした」「『ハナクソ』のイントネーションに関する議論だけで打ち合わせが延々続いた」「いきなり『俺は久米宏になる!』と宣言した」などがある。芸風や方向性の違い、更にはメンバーとの仲違い等からダチョウ倶楽部を脱退。その後の3人とは関係は良好であり、入院時には3人揃って見舞いに来たこともあったという。
脱退後、1990年に電撃ネットワークを結成[7]。過激な体を張った芸で有名である。1992年、トーキョー・ショック・ボーイズ(Tokyo Shock Boys)として海外進出し[2]、オーストラリアを中心に活動している[7]。当時、金魚を飲み込んで吐き出すという「人間ポンプおじさん」が流行り、電撃風にアレンジするためにピラニアを使用して挑戦したものの、吐き出せなかったことがある[8]。吐き出せなかったピラニアが胃の中でかみつくなど、とにかく激痛であったが「怪我をした」というとテレビ局から声がかからなくなると思い、救急車も呼ばずに我慢した[8]。結局、ビールを飲むために訪れたリンガーハットのトイレで、真っ赤な血だらけのピラニアが出てきたとのこと[8]。この出来事について「水曜日のダウンタウン」に出演した際に今までで1番痛かった出来事に挙げている。
安眠ベッドの通信販売番組に出演するほか、プロレスや格闘技イベントのプロデューサーとしても活動している[5]。黒澤明監督の『影武者』に端役で出演したことがあり、出演者クレジットは「南部虎太」となっている[要出典]。
2010年に田代まさしが再逮捕された際に「田代まさしはこれで最後です!」と厳しい文面をブログにアップした[9]。一方で、2018年に田代と再会した際には記念写真をツイッターにアップした[10]。また、出所を控えた2022年2月には同じく田代を支援していた中村ゆうじとともにYouTubeにて田代について対談し、「また何かやりたいと言い出したら一緒にやろう」とエールを送っている[11]
2017年3月末、糖尿病の悪化により自宅で倒れ、緊急入院。治療の過程で急性冠症候群による心不全の状態と診断され、同年5月12日に8時間にわたる心臓バイパス手術が行われる[12][13]。療養後、鳳恵弥が主演を務める連続ショートドラマ『あじさい』で活動を再開する[14]。
2019年5月28日、糖尿病を原因とする腎機能低下の治療のため、妻をドナーとして生体腎臓移植手術を受ける[15]。
持ちネタ[編集]
ビールなどの缶を額にくっつけ、中身をグラスに注いだり、缶を凹ませたりする「禅パワー」、紙幣を耳たぶにステープラーで留めるという「福耳男」[4]、睾丸にロープを括り付けてコンクリートブロックを持ち上げる、「サソリ食い」[2]「ドライアイスのむさぼり食い」[2]「蛍光灯のケツ割り」[2]など、過激なパフォーマンスが特徴である。
出版物[編集]
DVD[編集]
- 『南部塾 糞闘編』 (ソニマ)(2006年6月)
書籍[編集]
- 『電撃ネットワーク南部の公開処刑』 (データハウス)(1995年3月) ISBN 978-4887183148
- 『絶対成功しない生き方 南部式幸福論』 (講談社)(2008年11月13日) ISBN 978-4062149761
連載[編集]
- 「南部虎弾の俺の映画道」(2006年11月~終了不明、ゲオのフリーマガジン『G-get Press』)
- 「電撃ウォーリャーズ」(2004年4月~終了不明 毎月第4火曜日掲載、スポーツ新聞『デイリースポーツ』)
- 「オレもスゴイがヤツラもすげー!!」(2001年10月~終了不明、ぶんか社 月刊4コマ漫画雑誌『本当にあった笑える話』)
- 「死ぬかも知れないお仕事」(2006年1月~6月、双葉社 雑誌『週刊大衆別冊パパラッチ』)
- 「パチンコ情報コーナー」(2003年12月~2004年6月、夕刊紙『夕刊フジ』)
- 「南部虎弾のいい女指南塾」(2003年8月~2004年2月、ぴいぷる社 月刊女性専門求人誌『SaLan』)
- 「南部道場」(2002年1月~2004年5月、ビッグマン社 情報誌『パチスロマニアックス』)
- 「南部虎弾の危パン」(2001年9月~2004年8月、バウハウス 月刊雑誌『TV saru』)
- 「格闘男」(2000年11月~2002年12月、夕刊紙『日刊ゲンダイ』)
出演[編集]
テレビドラマ[編集]
- 蒲田行進曲(1983年6月22日・29日、TBS)
- 裸の大将放浪記(1984年10月14日、関西テレビ)第14話「帰ってきた裸の大将放浪記」
- 私立探偵 濱マイク(2002年、読売テレビ) - 第5話ゲスト
- 仮面ライダーゴースト(2015年、テレビ朝日) - 第2話・第46話 園田義則 役
映画[編集]
- 影武者(1980年)
- ファイト☆ガールズ(2003年) - 友情出演(共演:安藤希、留川あつこ、押切もえ、伊藤あい、ほしのあき、平田裕香、梶原真弓、浅田好未、ダンディ坂野 ほか)
- いかレスラー(2004年) - 特別出演
- 倍音 〜ばいおん〜 (2004年)
- 兜王ビートル(2005年) - 友情出演
- 美しき女豹 BODY SNIPER(2010年) - 共演:岩佐真悠子、折井あゆみ、高野モニカ、川村りか、中村有志、村野武範、寺田農 ほか
- Destroy Vicious デストロイ・ヴィシャス(2011年) - 共演:松本さゆき、遠藤ミチロウ、鳥肌実、古市コータロー、森若香織、河瀬直美 ほか
バラエティ番組[編集]
- ひょうきん予備校(1986年10月〜1987年9月) - ダチョウ俱楽部時代
CM[編集]
- 北日本地産「3456(サガシゴロ)」(2012年1月〜、岩手県限定)
オリジナルビデオ[編集]
- 聖少女仮面マルガリータ(1992年) - 共演:中村通代、大木凡人、モロ師岡 ほか
- Zero WOMAN 最後の指令(1998年) - 主演:小野砂織 共演:小木茂光 ほか
- 妄想特撮シリーズ 恋身女子校生パティ(2000年、ソフト・オン・デマンド) - 悪役(主演:森下くるみ 共演:村西とおる、仲谷かおり ほか)
- 妄想特撮シリーズ 恋身女子戦隊パティーズ(2002年、ソフト・オン・デマンド) - 悪役(主演:麻生めぐみ、七瀬ななみ、杏野るり、林智美 共演:村西とおる ほか)
- 2作共にノーマルバージョン、アダルトバージョンの2種類がある。
- シベリア超特急・番外編 欲望列車(2005年) - 出演・プロデューサー(共演:松本未来、夢野まりあ、中原翔子、紋舞らん、早坂ひとみ、小沢菜穂、エスパー伊東、レイパー佐藤、リッキー・フジ、チョコボール向井、ターザン山本、高須基仁、中村有志、斉木しげる、ザ・グレート・サスケ ほか)
- 新・セーラー服刑事(でか)3 番外編・美しい人(2008年) - 共演:藤本りせ、古藤一聡、里見瑶子、滝沢あゆみ、酒井理香、楠田真夕、武智大輔
関係人物[編集]
脚注[編集]
- ^ “電撃・南部虎弾の手術キャンセル「危険度が95%」 - 芸能 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e “「カミさんが身体の中にいる、だから生きている」世界一破天荒な夫を救った、妻の腎臓”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2019年11月6日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ “南部虎弾の“名付け親”市原さん電撃と合うところが - おくやみ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年2月28日閲覧。
- ^ a b “南部虎弾がJ1昇格山形に「福耳の儀式」 - 芸能ニュース”. nikkansports.com. 2022年2月28日閲覧。
- ^ a b c d e “電撃ネットワーク・南部虎弾 心臓移植そして、生体腎移植…「先がないと思ったときに」”. 東京スポーツ (2022年3月27日). 2022年3月27日閲覧。
- ^ “「俺もボケたい」で解散!バービーにロバートら、芸人の “意外な元相方” たち”. 週刊女性PRIME. 2022年2月28日閲覧。
- ^ a b “電撃ネットワーク・南部虎弾さん「新たな可能性」|日曜アートサロン和錆”. 日曜アートサロン和錆 - TOKYO FM 80.0MHz -. 2022年2月28日閲覧。
- ^ a b c “電撃ネットワーク南部虎弾、ピラニア飲み込み惨劇!医者には「穴が空いてます」と言われ… - モデルプレス”. モデルプレス - ライフスタイル・ファッションエンタメニュース. 2022年2月28日閲覧。
- ^ “「田代まさしはこれで最後です!」……復帰をサポートしてきた南部虎弾が怒り”. RBB TODAY (イード). (2010年9月17日) 2019年5月28日閲覧。
- ^ 南部虎弾 [@nanbutorata] (2018年1月31日). "久しぶりに偶然会ったマーシーこと田代まさしは激太りそう、初めダレダカ分からなかった! 懐かしいミニにタコ #田代まさし #ミニにタコ #激太り #久しぶり #再開…" (ツイート). Twitterより2019年5月28日閲覧。
- ^ “【緊急企画】もうすぐ出所!盟友・田代まさしを語る【南部虎弾×中村ゆうじ】” (2022年2月26日). 2022年5月12日閲覧。
- ^ “電撃ネットワーク・南部虎弾、心臓の手術成功”. ORICON NEWS (oricon ME). (2017年5月17日) 2019年5月28日閲覧。
- ^ “大手術の電撃ネットワーク南部虎弾「引退考えた」”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2017年5月24日) 2019年5月28日閲覧。
- ^ “主演、鳳恵弥、NMB48の市川美織や渡辺いっけいが出演 連続ショートドラマ≪あじさい≫がクランクアップ FRESH!越後屋chにて9月9日に第1回放送開始”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2017年9月7日). オリジナルの2017年11月7日時点におけるアーカイブ。 2019年5月28日閲覧。
- ^ “南部虎弾、腎臓移植手術が成功 順調に回復すれば6月中旬退院見込み”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年5月28日) 2019年5月28日閲覧。
外部リンク[編集]
- 株式会社BBE – 変だけどすごい人が多い芸能事務所 - 関係委託先芸能事務所
- 電撃ネットワーク 南部虎弾ブログ『南部写真館』 - Ameba Blog(2006年11月16日 - 2015年7月8日)
- 南部虎弾 公式ブログ - ウェイバックマシン(2021年6月18日アーカイブ分)
- 南部虎弾 (@nanbutorata) - Twitter