剣客商売 (テレビドラマ)

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剣客商売 > 剣客商売 (テレビドラマ)

剣客商売』(けんかくしょうばい)は、池波正太郎時代小説剣客商売』を原作としたテレビ時代劇である。フジテレビ系で放送された。

解説[編集]

池波は新潮社刊『日曜日の万年筆』に収録された随筆「名前について」で、主要人物の1人、秋山小兵衛の風貌は「旧知の歌舞伎俳優・中村又五郎をモデルにした」と書いており、後述するように中村又五郎は実際に小兵衛をテレビドラマで2度演じている。

いずれもフジテレビで放送されている。

加藤剛・山形勲版[編集]

剣客商売
ジャンル 時代劇
放送時間 土曜 20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1973年4月7日 - 9月1日(22回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
企画 市川久夫
白川文造
松木征二
監督 小野田嘉幹
原作 池波正太郎
脚本 安部徹郎
プロデューサー 能村庸一
市川久夫
香取雍史
出演者 加藤剛
山形勲
梶三和子
音無美紀子
山田吾一
ナレーター 黒沢良
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1973年4月7日から9月1日まで土曜 20:00 - 20:54に放送された。

2012年2月から時代劇専門チャンネルにて、HDリマスターの上で放送された(その後も2013年7月から再放送され、BSフジでは2014年5月に再放送)。なお、主役はあくまでも大治郎を演じる加藤であり、「雨の鈴鹿川」(第7話)のように小兵衛が登場しない回もある。また、キャストの項でも明らかなように、オリジナルの登場人物が多数出て来るのが、この版の特徴でもある。

キャスト(加藤剛・山形勲版)[編集]

主要人物(加藤剛・山形勲版)[編集]

※印は、本放送のオリジナル人物

ゲスト(加藤剛・山形勲版)[編集]

第1話 「父と子と」
第2話 「女武芸者」
第3話 「剣の誓い」
第4話 「井関道場、四天王」
第5話 「妖怪小雨坊」
第6話 「まゆ墨の金ちゃん」
第7話 「雨の鈴鹿川」
第8話 「辻斬り」
第9話 「決斗、見付宿」
第10話 「嘘とまことの間」
第11話 「身代金千両」
第12話 「おかしな入門者」
第13話 「鬼熊酒屋」
第14話 「三冬の女ごころ」
第15話 「信濃の老虎」
第16話 「御老中毒殺」
第17話 「兎と熊」
第18話 「ある剣客の死」
第19話 「忘れた顔」
第20話 「男まさり」
第21話 「逆転仇討ち」
最終話 「明日への旅立ち」

スタッフ(加藤剛・山形勲版)[編集]

放送日程(加藤剛・山形勲版)[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1973年4月07日 父と子と 安倍徹郎 小野田嘉幹
第2話 4月14日 女武芸者 田中徳三
第3話 4月21日 剣の誓い 小野田嘉幹
第4話 4月28日 井関道場、四天王 下飯坂菊馬 田中徳三
第5話 5月05日 妖怪小雨坊 小川英 小野田嘉幹
第6話 5月12日 まゆ墨の金ちゃん 井手雅人
第7話 5月19日 雨の鈴鹿川 田上雄 吉村公三郎
第8話 5月26日 辻斬り 櫻井康裕 鈴木英夫
第9話 6月02日 決斗、見付宿 田上雄 高瀬昌弘
第10話 6月09日 嘘とまことの間 安倍徹郎
高瀬昌弘
第11話 6月16日 身代金千両 櫻井康裕 鈴木英夫
第12話 6月23日 おかしな入門者 小川英 田中徳三
第13話 6月30日 鬼熊酒屋 安藤日出男
第14話 7月07日 三冬の女ごころ 井手雅人 小野田嘉幹
第15話 7月14日 信濃の老虎
第16話 7月21日 御老中毒殺 野上龍雄 鈴木英夫
第17話 7月28日 兎と熊 井手雅人 窪川建造
第18話 8月04日 ある剣客の死 田上雄 鈴木英夫
第19話 8月11日 忘れた顔 櫻井康裕 窪川建造
第20話 8月18日 男まさり 小川英 小俣堯
第21話 8月25日 逆転仇討ち 櫻井康裕
沼田幸二
高瀬昌弘
最終話 9月01日 明日への旅立ち 井手雅人

中村又五郎版[編集]

剣客商売
ジャンル 時代劇
放送時間 金曜 20:02 - 21:48(106分)
放送期間 1982年12月3日 - 1983年3月4日(2回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
企画 市川久夫
監督 森一生
児玉進
原作 池波正太郎
脚本 星川清司
安藤日出男
プロデューサー 香取雍史
横島良多
徳田良雄
出演者 中村又五郎
加藤剛
新井春美
星野浩美
紅萬子
岩戸隼人
ナレーター 宮部昭夫
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フジテレビ系の『時代劇スペシャル』(当時は金曜 20:02 - 21:48)で放送。

中村又五郎は池波正太郎が小兵衛のモデルにした人物でもあり、満を持しての小兵衛役での出演となった。大治郎は1973年版に引き続いて加藤剛が務めた。2作とも、複数のエピソードを織り交ぜて一つの作品とする手法をとっている。

※放送日の後に記した題名は、取り入れられているエピソード名である。
  • 剣客商売 辻斬り:1982年12月3日放送 - 「辻斬り」「悪い虫」「まゆ墨の金ちゃん」「剣の誓い」など
  • 剣客商売 誘拐:1983年3月4日放送 - 「誘拐」「三冬の縁談」など

キャスト(中村又五郎版)[編集]

スタッフ(中村又五郎版)[編集]

放送日程(中村又五郎版)[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
1 1982年12月3日 辻斬り 星川清司 森一生
2 1983年03月4日 誘拐 安藤日出男 児玉進
フジテレビ 時代劇スペシャル
前番組 番組名 次番組
闇の傀儡師
(1982年11月26日)
剣客商売 辻斬り
(1982年12月3日)
旗本退屈男
平幹二朗版)
(1983年2月25日)
剣客商売 誘拐
(1983年3月4日)
夕陽の用心棒
(1983年3月11日)

藤田まこと版[編集]

剣客商売
ジャンル 時代劇
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
監督 小野田嘉幹
岡屋龍一
井上昭
酒井信行
吉田啓一郎
高瀬昌弘
舛田明廣
石原興
三村晴彦
林徹
原田真治
富永卓二
原作 池波正太郎
脚本 古田求
田村惠
野上龍雄
田坂啓
中村努
下飯坂菊馬
金子成人
田上雄
岡本さとる
出演者 藤田まこと
小林綾子
渡部篤郎
寺島しのぶ
山口馬木也
山内としお
三浦浩一
梶芽衣子
竜雷太
平幹二朗
ナレーター 橋爪功
第1シリーズ
放送時間 水曜 20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1998年10月14日 - 12月16日(10回)
プロデューサー 河合徹
武田功
佐生哲雄
外部リンク フジテレビ番組基本情報
第2シリーズ
放送時間 水曜 20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1999年12月8日 - 2000年3月15日(11回)
プロデューサー 佐生哲雄
足立弘平
遠藤龍之介
保原賢一郎
外部リンク フジテレビ番組基本情報
第3シリーズ
放送時間 火曜 19:59 - 20:54(55分)
放送期間 2001年6月5日 - 7月24日(5回)
プロデューサー 能村庸一
保原賢一郎
佐生哲雄
外部リンク フジテレビ番組基本情報
第4シリーズ
放送時間 火曜 19:59 - 20:54(55分)
放送期間 2003年1月21日 - 5月13日(11回)
プロデューサー 能村庸一
佐生哲雄
外部リンク フジテレビ番組基本情報
第5シリーズ
放送時間 火曜 19:00 - 19:54(54分)
放送期間 2004年2月3日 - 3月16日(フジテレビ)(7回)
2004年1月13日 - 3月16日(関西テレビ)(10回)
プロデューサー 保原賢一郎
佐生哲雄
外部リンク フジテレビ番組基本情報
スペシャルドラマ「助太刀」
放送時間 火曜 19:00 - 20:54(114分)
放送期間 2004年12月14日(1回)
プロデューサー 保原賢一郎
佐生哲雄
スペシャルドラマ「母と娘と」
放送時間 火曜 19:00 - 20:54(114分)
放送期間 2005年1月11日(1回)
プロデューサー 保原賢一郎
佐生哲雄
スペシャルドラマ「決闘・高田の馬場」
放送時間 火曜 19:00 - 20:54(114分)
放送期間 2005年9月6日(1回)
プロデューサー 保原賢一郎
佐生哲雄
スペシャルドラマ「女用心棒」
放送期間 2006年6月16日(1回)
プロデューサー 足立弘平
保原賢一郎
スペシャルドラマ「春の嵐」
放送時間 金曜 19:57 - 21:49(112分)
放送期間 2008年4月11日(1回)
プロデューサー 足立弘平
保原賢一郎
後藤博幸
スペシャルドラマ「道場破り」
放送時間 金曜 21:00 - 22:52(112分)
放送期間 2010年2月5日(1回)
プロデューサー 佐生哲雄
足立弘平
保原賢一郎
成河広明
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前2作が東宝との共同制作だったのに対して、今作は松竹との共同制作。レギュラー5シリーズ(計47話分)とスペシャル6作が制作された。

キャスト(藤田まこと版)[編集]

レギュラー[編集]

セミレギュラー[編集]

上記のうち、島田・徳井・蟹江・梨本の4名は、別の役でのゲスト出演もしている(詳細は、各シリーズゲスト出演者の項を参照)。

ゲスト(藤田まこと版)[編集]

第1シリーズ(1998年)[編集]
第1話 「父と子と」
第2話 「井関道場四天王」
第3話 「まゆ墨の金ちゃん」
第4話 「御老中暗殺」
第5話 「老虎」
第6話 「深川十万坪」
第7話 「箱根細工」
第8話 「嘘の皮」
第9話 「天魔」
最終話 「兎と熊」
第2シリーズ(1999年 - 2000年)[編集]
第1話 「辻斬り」
  • 市口孫七郎(剣客・永井の剣の師匠) - 渡辺哲
  • 永井十太夫(千五百石の旗本) - 赤羽秀之
  • おみつ(料亭「不二楼」の女中) - 中原果南
  • 木村又平太 - 谷口高史
  • 内山弥五郎 - 本城丸裕
第2話 「暗殺」
第3話 「剣の誓約」
第4話 「婚礼の夜」
第5話 「勘ちがい」
第6話 「三冬の縁談」
第7話 「いのちの畳針」
第8話 「悪い虫」
第9話 「隠れ簑」
第10話 「雨の鈴鹿川」
最終話 「妖怪小雨坊」
  • 伊藤彦太夫(越後新発田五万石の江戸屋敷用人) - 近藤正臣
  • 伊藤三弥(彦太夫の息子) - 本宮泰風
  • 伊藤郁太郎(小雨坊・三弥の腹違いの兄) - 遠藤憲一
  • 橋本兵助 - 南条豊
第3シリーズ(2001年)[編集]
第1話 「手裏剣お秀」
第2話 「鬼熊酒屋」
第3話 「狂乱」
第4話 「冬木立」
  • おきみ - 雛形あきこ
  • 竹造(相模屋通いの料理人 → 相模屋の現亭主) - 山崎銀之丞
  • 若松屋文五郎(香具師の元締め) - 中原丈雄
  • 伊之助(相模屋の元亭主・一昨年押し込み強盗に殺される) - 水上保広
最終話 「金貸し幸右衛門」
第4シリーズ(2003年)[編集]
第1話 「陽炎の男」
第2話 「約束金二十両」
第3話 「ぶんたろの命」
第4話 「赤い糸」
第5話 「東海道見附宿」
第6話 「誘拐」
第7話 「騙された男」
第8話 「逃げる人」
第9話 「勝負」
第10話 「剣の師弟」
最終話 「待ち伏せ」
第5シリーズ(2004年)[編集]
第1話 「昨日の敵」
第2話 「秘密」
第3話 「越後屋騒ぎ」
第4話 「狐雨」
第5話 「消えた女」
第6話 「その日の三冬」
第7話 「新妻」
第8話 「鰻坊主」
第9話 「女と男」
最終話 「暗殺者」
スペシャル(2004年 - 2010年)[編集]
「助太刀」(2004年)
「母と娘と」(2005年)
「決闘・高田の馬場」(2005年)
「女用心棒」(2006年)
「春の嵐」(2008年)
「道場破り」(2010年)

スタッフ(藤田まこと版)[編集]

放送日程(藤田まこと版)[編集]

第1シリーズ[編集]

各話 放送日 サブタイトル
第1話 1998年10月14日 父と子と
第2話 10月21日 井関道場四天王
第3話 10月28日 まゆ墨の金ちゃん
第4話 11月04日 御老中暗殺
第5話 11月11日 老虎
第6話 11月18日 深川十万坪
第7話 11月25日 箱根細工
第8話 12月02日 嘘の皮
第9話 12月09日 天魔
最終話 12月16日 兎と熊

第2シリーズ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1999年12月08日 辻斬り 野上龍雄 井上昭
第2話 12月15日 暗殺 中村努
第3話 2000年01月19日 剣の誓約 古田求
第4話 1月26日 婚礼の夜 野上龍雄
第5話 2月02日 勘ちがい 田坂啓 岡屋龍一
第6話 2月09日 三冬の縁談 野上龍雄 三村晴彦
第7話 2月16日 いのちの畳針 小野田嘉幹
第8話 2月23日 悪い虫 田坂啓
第9話 3月01日 隠れ簑 中村努 井上昭
第10話 3月08日 雨の鈴鹿川 田上雄 吉田啓一郎
最終話 3月15日 妖怪小雨坊 古田求 舛田明廣

第3シリーズ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 2001年6月05日 手裏剣お秀 野上龍雄 吉田啓一郎
第2話 6月12日 鬼熊酒屋 田村惠 林徹
第3話 6月26日 狂乱 古田求 小野田嘉幹
第4話 7月10日 冬木立 中村努 井上昭
最終話 7月24日 金貸し幸右衛門 田坂啓 酒井信行

第4シリーズ[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 2003年1月21日 陽炎の男 金子成人 井上昭
第2話 1月28日 約束金二十両 中村努
第3話 2月11日 ぶんたろの命 田坂啓 小野田嘉幹
第4話 2月18日 赤い糸 野上龍雄
第5話 2月25日 東海道見附宿 金子成人 酒井信行
第6話 3月04日 誘拐 原田真治
第7話 3月11日 騙された男 田村惠 高瀬昌弘
第8話 4月15日 逃げる人 野上龍雄 富永卓二
第9話 4月22日 勝負 金子成人 三村晴彦
第10話 5月06日 剣の師弟 高瀬昌弘
最終話 5月13日 待ち伏せ 井上昭

第5シリーズ[編集]

各話 放送日
(フジテレビ)
放送日
(関西テレビ)
サブタイトル 脚本 監督
第1話 2004年2月03日 2004年1月13日 昨日の敵 田村惠 石原興
第2話 2月10日 1月20日 秘密 野上龍雄
第3話 2月17日 1月27日 越後屋騒ぎ 小野田嘉幹
第4話 2月24日 2月03日 狐雨 田坂啓
第5話 3月02日 2月10日 消えた女 中村努 井上昭
第6話 3月08日 2月17日 その日の三冬 古田求
第7話 3月16日 2月24日 新妻 金子成人 酒井信行
第8話 5月01日[3] 3月02日 鰻坊主 田坂啓
第9話 3月08日 女と男 岡本さとる 岡屋龍一
最終話 3月16日 暗殺者 田村惠 三村晴彦

スペシャル[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督
1 2004年12月14日 助太刀 古田求 井上昭
2 2005年01月11日 母と娘と 野上龍雄 小野田嘉幹
3 9月06日 決闘・高田の馬場 古田求 井上昭
4 2006年06月16日 女用心棒 石原興
5 2008年04月11日 春の嵐 小野田嘉幹
6 2010年02月05日 道場破り 金子成人 井上昭

備考[編集]

オープニングなど
  • レギュラーシリーズのオープニングは、シリーズを経るごとに変化している。
    • 第1シリーズでは雷鳴の中で小兵衛が複数の忍者と思しき相手に斬り合いを演じるのに併せて橋爪功のナレーションがかぶり、サウンドロゴの後にオープニング。ここで出演者・スタッフを紹介。
    • 第2シリーズは雷雨の中で小兵衛と大治郎が複数の剣客相手に斬り合いを演じるのに併せて橋爪功のナレーションがかぶり、サウンドロゴの後にオープニングで出演者・スタッフ紹介。
    • 第3シリーズは本放送では渡部が降板したこともあり、タイトル表示が替わり、渡部シーンはカットされたが、再放送以降は第2シリーズと同一のものを使用。
      • 橋爪によるナレーションは、「戦国乱世は遠い昔のことながら、武士の魂、やはり剣。敢えて戦がなければこそ、腕に覚えの剣客どもは売り込み合戦に明け暮れる。いや、まさしく昨今、剣術は商売なり」。第1シリーズと第2・第3シリーズとでは口調が若干異なる。
      • 第3シリーズまでは基本的にオープニングフィルムの内容は同一。
    • 第4シリーズからはオープニングナレーションが無くなり、タイトル表示の後、小兵衛宅を中心とした映像をバックにレギュラー出演者と主要スタッフのみを紹介するオープニング。このシリーズのみエンドロールがあり、出演者・スタッフはそこで紹介される。バックの曲は穏やかな曲調。
    • 第5シリーズはタイトル表示の後、オープニングで出演者・スタッフを紹介。エンドロールは再びなくなった。
    • スペシャル版は各作品によってオープニングが違っている。
    • テーマ曲は、第1 - 3シリーズまでは共通。第4シリーズで変わり、第5シリーズでは更に変更された。第5シリーズのテーマ曲は、第2シリーズ劇中で使用されたことがある。
出演者について
  • 第3シリーズでは大治郎(渡部)が「恩師・辻平右衛門の墓参の旅に出た」という設定で出演しなくなり、第4シリーズで大治郎が渡部から山口馬木也に、三冬が大路恵美から寺島しのぶに、それぞれ交替した。
    • こうした事情もあり、第1・第2シリーズでは、主演が藤田と渡部の両名という扱いになっていた(次回予告ナレーションでもそのように言う)が、渡部が降板してから後のシリーズでは、一貫して藤田のみが主演という立場である。
  • 医師・小川宗哲は、第3シリーズまでとスペシャル版に於いて島田順司が演じているが、第4・第5シリーズに於いては奥村公延に演者が交代している。
  • 第4シリーズの途中で大治郎と三冬が結婚し、同最終話で三冬が長男・小太郎を懐妊する設定(小太郎の登場は第5シリーズから)になっている。他に飯田粂太郎が第4シリーズから大治郎の一番弟子という形で登場している。また、同じ第4シリーズからは三冬の老僕・嘉助も江戸家猫八から多賀勝一に交代した。
放送形態について
  • 第5シリーズは10話製作されたが、関西テレビ以外では7話しか放送されておらず、未放送の3話は『剣客商売スペシャル』として同年5月1日に放送された。
  • 時代劇専門チャンネルホームドラマチャンネルなどでは断続的に本作各シリーズ(スペシャル版含む。但しスペシャル版は別枠での放送になるケースが多い)の再放送が行われており、またこれに併せて順次HDリマスターが実施されている。但し、第1シリーズ一話は84分拡大版のため(主に地上波では)再放送されないケースが多い。
その他
  • キャッチコピーは「剣は売っても心は売らぬ!!」
  • 2006年6月16日放送のスペシャル版『剣客商売スペシャル 女用心棒』はシリーズ最高視聴率18.6%(関東)を記録した。
  • 藤田は自ら、「『鬼平』やったら次は『剣客』どっしゃろ」と思い、秋山小兵衛役にオファーを出していた。
  • 能村庸一は、1973年版に続いてプロデューサーを務めた。
  • 小兵衛の鐘ヶ淵の隠宅は、撮影のために広沢池湖畔に作られたセットである。当初、借地の関係で数年で壊す予定であったがシリーズの長期化に伴い、藤田が亡くなる2010年まで建っていた。あまりにも自然なため、第4シリーズから入った山口は、これがセットだと知って驚いたという。他の時代劇の撮影にも用いられた。取り壊される直前、時代劇専門チャンネルにて、剣客商売の出演者やスタッフが撮影の思い出を語る「剣客商売を語る」という番組が作られ放送された。
  • 時代劇専門チャンネルでは、この作品のスピンオフとして、この小説に登場する料理を紹介する「剣客惣菜」というミニ番組が作られ、放映されていた。番組ではドラマで料理指導を担当した近藤文夫監修の元に、小説に登場する料理が近藤の手で実際に作られた。番組ナビゲーターは、おはる役の小林綾子が担当している。2012年1月には同番組の特別番組も放映された。
    • また、この企画はやがて池波作品全体に波及する形でリニューアルされ、2013年4月-6月期に「池波正太郎の江戸料理帳」として放送された(月代わりのホスト役の俳優が、番組内で取り上げられる料理に関連する作品の一部を朗読し、池波にゆかりのある人物をゲストに招いて料理を食しつつ対談するというスタイル)。
  • テレビと同じキャスティングで何度か舞台化もされているが、2008年の明治座公演では藤田まことが降板し、平幹二朗が小兵衛の代役を務めた。
  • 第3シリーズまでと第5シリーズは画面アスペクト比4:3の標準画質での制作であったが、第4シリーズは画面アスペクト比16:9の標準画質制作、その後ハイビジョン制作に移行された。
フジテレビ 火曜19時台
前番組 番組名 次番組
剣客商売(第5シリーズ)
(ここまで火曜時代劇
カスペ!
(19:00 - 20:54)

北大路欣也版[編集]

剣客商売
ジャンル 時代劇
放送時間 金曜 21:00 - 22:52(112分)
放送期間 2012年8月24日 -(4回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
企画 成河広明
武田功
監督 山下智彦
原作 池波正太郎
脚本 金子成人
プロデューサー 足立弘平
出演者 北大路欣也

貫地谷しほり
斎藤工
山田純大
古谷一行
國村隼
ナレーター 蟹江敬三(第1、2作)
高橋長英(第3作 - )
外部リンク 公式サイト
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2時間ドラマ金曜プレステージ」→「金曜プレミアム[4](金曜 21:00 - 22:52)で2012年から放送されているシリーズ。

小兵衛役の藤田まことの死去後、キャストを一新しての製作となった[5]

キャスト(北大路欣也版)[編集]

主要人物(北大路欣也版)[編集]

ゲスト(北大路欣也版)[編集]

第1作 「御老中暗殺」(2012年)
第2作 「剣の誓約」(2013年)
第3作 「鬼熊酒屋」(2014年)
第4作 「陽炎の男」(2015年)

スタッフ(北大路欣也版)[編集]

放送日程(北大路欣也版)[編集]

各話 放送日 サブタイトル 原作 脚本 監督 視聴率
1 2012年08月24日 御老中暗殺 「女武芸者」
「御老中毒殺」
金子成人 山下智彦 12.5%
2 2013年12月27日 剣の誓約 「剣の誓約」
「妖怪・小雨坊」
11.4%
3 2014年08月08日 鬼熊酒屋 「鬼熊酒屋」
「三冬の縁談」
4 2015年09月11日 陽炎の男[6] 「陽炎の男」
「嘘の皮」

放送局[編集]

本放送[編集]

再放送[編集]

出典・脚注[編集]

  1. ^ 2016年5月8日初回放送の時代劇ニュース オニワバン!内で能村庸一がコメントしたところでは、生前の池波正太郎は、この版に於いて小兵衛を、池波が気に入っていた田村高廣に演じてほしいとリクエストしていたそうだが、当時の田村の年齢が若かったので、能村も困ったという。しかし、池波は「老けさせれば良いじゃないか」と意に介さなかったという。結局、田村のスケジュールが合わず、この話は流れてしまったという。
  2. ^ なお、織本順吉は、1973年版でも、同じ柿本役を演じている。
  3. ^ 第5シリーズは10話製作されたが、関西テレビ以外では7話しか放送されておらず、未放送の3話は『剣客商売スペシャル』として同年5月1日に放送された。
  4. ^ この間の「赤と黒のゲキジョー」では放送されず。
  5. ^ 『剣客商売』が2年半ぶり復活 故・藤田まことさんから北大路欣也にバトンタッチ”. ORICON STYLE (2012年6月1日). 2016年10月29日閲覧。
  6. ^ “11日「剣客商売」主演・北大路欣也 小兵衛の「生きる視点に憧れる」”. 産経ニュース. (2015年9月1日). http://www.sankei.com/entertainments/news/150901/ent1509010005-n1.html 2015年9月3日閲覧。 

外部リンク[編集]