高瀬昌弘

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高瀬 昌弘(たかせ まさひろ、1931年7月22日 - )は、日本のテレビ監督、著作家。福岡県出身。

経歴[編集]

1954年早稲田大学第一文学部演劇科卒業。同級生に脚本家の上條逸雄がいた。同年、東宝撮影所演出部に入社。稲垣浩監督の『宮本武蔵』(1954年)で初めて助監督に付き、以後稲垣浩監督のもとで1965年までの間に20本の助監督を務め、師と仰ぐ。その間に黒澤明監督『隠し砦の三悪人』(1958年)の助監督につき、丸山誠治監督『サラリーマン御意見帖 男の一大事』(1960年)でチーフ助監督に昇進。1965年末、東宝テレビ部へと移籍し、テレビドラマ『青春とはなんだ』第17話「遠い空の果てに」(1966年2月13日放送)で監督デビュー。『これが青春だ』でメイン監督になる。以来『これが青春だ』『飛び出せ青春』などの青春学園シリーズ、『太陽にほえろ!』、『火曜サスペンス』などの現代劇を手がける。一方、時代劇では『鬼平犯科帳』松本幸四郎(白鷗)版の第一話放映となった「血頭の丹兵衛」(1969年10月7日放送)を皮切りに、『旗本退屈男』『剣客商売』『江戸の旋風』シリーズ、『時代劇スペシャル』といった時代劇など多くの作品を手がけた。またドキュメンタリー作品なども一部手がけ、総数500本近いテレビドラマ作品の監督・演出を担当した。

1982年3月までは東宝の契約監督、それ以後はフリーで活動。鬼平、『剣客商売』といった松竹京都の作品も担当する様になり、鬼平の撮影にあたり、これまで太陽にほえろ!や江戸シリーズなど高瀬が監督を務めた作品で殺陣師を務めた宇仁貫三を京都に呼び寄せた[1]

72歳の時に病に倒れ、2002年の『剣客商売』をもって監督生活を引退。現在は東宝の撮影所や監督などについての執筆活動をしている。

2007年1月、脚本・演出を担当した初の舞台『掌一杯の温もり』を東京・内幸町ホールにて上演。出演者は、テレビの青春学園シリーズに出演していた赤塚真人梅田智子水沢有美関口昭子青木英美といった面々だった。

主な監督作品[編集]

テレビ[編集]

映画[編集]

著書[編集]

  • 『八っちゃんの撮影所人生』(フィルムアート社、1998年2月25日)ISBN 4-8459-9877-7
  • 編著『日本個性派俳優列伝II 巨優 上田吉二郎』(ワイズ出版、1998年7月25日) ISBN 4-948735-88-4
  • 『我が心の稲垣浩』(ワイズ出版、2000年8 月15日) ISBN 4-89830-036-7
  • 『東京砧撮影所物語 三船敏郎の時代』(東宝、2003年1月15日)ISBN 4-924609-82-X
  • 『鬼平犯科帳人情咄 私と「長谷川平蔵」の30年』(文藝春秋、2004年11月19日)ISBN 978-4-16-765683-6
  • 『東宝監督群像 砧の青春』(東宝、2005年10月1日)ISBN 4-924609-92-7
  • 『昭和千本のドラマたち』(廣済堂出版、2007年11月15日)ISBN 978-4-331-51242-5

脚注[編集]

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  1. ^ 高瀬昌弘 昭和千本のドラマたち P.180

外部リンク[編集]