華麗なる刑事

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華麗なる刑事
ジャンル 刑事ドラマ
放送時間 月曜日 20:00 - 20:54(54分)
放送期間 1977年4月4日 - 11月21日(32回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ / 東宝
企画 中本逸郎、田島潔
監督 児玉進松森健高瀬昌弘石田勝心長谷部安春・他
脚本 佐藤繁子鴨井達比古上条逸雄田波靖男長野洋・他
プロデューサー 渡辺毅(東宝)、山本悦夫(東宝
出演者 草刈正雄
田中邦衛
檀ふみ
佐野浅夫
沢たまき
新克利ほか
オープニング 川口真「華麗なる刑事のメイン・テーマ 風のようなあいつ」
エンディング 草刈正雄「センチメンタル・シティー」

特記事項:
ナレーター:中江真司
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華麗なる刑事』(かれいなるけいじ)は、1977年東宝が製作、フジテレビ系列で放送されていた刑事ドラマ

内容[編集]

東京新宿渋谷などの都心を管轄にもつ『南口署』刑事課に所属する、ロサンゼルス帰りの高村一平(草刈正雄)と、鹿児島出身の九州男児南郷五郎(田中邦衛)。この全くタイプの違う二人が、コンビを組んで事件を解決するアクション刑事ドラマ。

放送期間[編集]

1977年4月4日 - 11月21日/毎週月曜日 20:00 - 20:54/全32話

スタッフ[編集]


主な登場人物[編集]

  • 草刈正雄:高村一平 - 24歳~25歳独身、アメリカ・ロサンゼルス市警での研修を経て南口署にやって来た刑事。通称「ロス」。甘いマスクに運動能力抜群かつ語学堪能、できない事はほとんど無いスーパー刑事だが、人を信じる優しい心が弱点となり裏目に出ることがある。使用銃はS&W M29 6.5インチ。
  • 田中邦衛:南郷五郎 - 44歳独身、志布志市出身。鹿児島県警から警視庁に転属、南口署にやって来た刑事。通称「ゴローさん」。ライフルの名手でありメキシコオリンピックにはライフル射撃日本代表として出場するはずだったほどの腕前を持つ。子供の頃から薩摩焼酎を飲んで育った酒豪。飼っているオウム・太郎の世話が大好きな心優しい熱血漢。強めの鹿児島弁なまりがトレードマーク。
  • 檀ふみ:青井空 - 22歳~23歳独身、青森から南口署少年係に配属されてきた巡査。署内のマスコット的存在。
  • 沢たまき:園山雅子[1] - 巡査部長。南口署の生き字引、過去の事件を非常によく記憶している。南口署全体の姐御的存在でもあり、署長・課長もこの人には弱い。出向してきた本庁の刑事にも物申す度胸を持ち合わせた頼りがいのある人物。
  • 佐野浅夫:上条安雄 - 51歳~52歳、南口署刑事課長。高村・南郷の上司。東大出のエリートであり、同期で常にライバルであった北口署の神来に対しては対抗意識が強い。非常に口うるさく「このスカタンどもが!」が口癖であるが、基本的には部下たちを信用している。暇なときには高村らとチェスに興じたりもする。
  • 新克利:田島大作 - 南口署のベテラン格の刑事だが、ゴローよりも年下。気さくな人柄で皆から「大作さん」と親しまれている。マンガ好き。
  • 加納竜:真田健太郎[1] - 南口署の若手刑事、通称「ぼうや」。威勢の良い発言をするが実際の捜査ではまだミスが多い刑事課最年少。
  • 安田憲史:林刑事 - 南口署捜査課の同僚。
  • 萩原伸二:西沢刑事 - 南口署捜査課の同僚。
  • 大塚悦子: - 南口署婦警。青井空の同僚。高村・南郷が乱闘等で負傷して署に戻ってきた歳にはクスリを塗る・包帯を巻くなど治療する機会が多数。実生活ではのちに草刈正雄夫人となった。
  • 永田裕子: - 南口署婦警。
  • 山本恵子: - 南口署婦警(第4話まで)。
  • 青木卓:内山 - 南口署刑事課鑑識係。

セミレギュラー[編集]

  • 有島一郎:遠山金策 - 54歳、南口署の署長。部下たち(特に高村・南郷)のいかなる行動も広い心で見守り飄々とした発言が多いが、表情には動揺が表れてしまう憎めない人物像で描かれている。
  • 梶芽衣子:三杉理恵 - 城西署の女刑事。第23・25・29・31・32話に登場し、高村・南郷とともに事件を追う。
  • 岸田森:神来(じんらい) - ライバルであり何かと敵対する「北口署」の署長。南口署を嫌悪している。
  • 中井啓輔:瀬川 - 北口署の刑事で、神来の小判鮫。神来と同じく南口署を強く敵視している
  • 畠山麦:山口 - 北口署刑事。
  • 加藤茂雄: - 南口署ベテラン署員。

ニックネーム[編集]

番組開始直後は出演者のニックネームが無く、番組内でニックネーム募集を行い、草刈演じる高村は『バーボン刑事』、田中演じる南郷は『どぶろく刑事』と名づけられたというエピソードがある。ただし実際には劇中、高村は同僚達からロス帰りという事で『ロス』と呼ばれており、「バーボン」と呼ばれることは一度もない。後年に同じ役名で草刈が出演した「ケータイ刑事シリーズ」では"バーボン刑事"を強調しテーマソングも作られたが、本作放映時は「ロス」が浸透していた。

主題歌[編集]

  • オープニングテーマ「華麗なる刑事のメイン・テーマ 風のようなあいつ」(テーマ作曲:川口真
  • エンディングテーマ「センチメンタル・シティー」(作詞:藤公之介 作曲・編曲:川口真 歌:草刈正雄、発売元:東宝レコード

放送リスト[編集]

サブタイトル 脚本 監督 ゲスト
1 月曜日には紅いバラを 佐藤繁子 児玉進 中山麻里根岸明美小林重四郎東条貴誉嗣小林英樹森下明
2 男のバラード 鴨井達比古 松森健 長塚京三奈美悦子嵯峨善兵佐竹一男高木真二山本廉岩城和男山本武幸田宗丸
3 人質交換 竜崎勝上村香子勝部演之中川明みやけみつる阪脩井上和行大久保実
4 標的は俺だ 佐藤繁子 児玉進 三ツ木清隆田中明夫上田耕一江見俊太郎城山順子野口元夫
5 10カウントゴングを鳴らすな 鴨井達比古 松森健 峰岸徹徳永れい子黒部進田口計新海丈夫
6 ピアニストの罠 夏純子沖田駿一畠山麦影山英俊森みどり
7 銃弾の男よ、妹の声を聞け 掛札昌裕 日高武治 松平健結城しのぶ上野山功一弘松三郎矢野間啓二
8 エース・ストライカーを撃つな 上条逸雄 児玉進 佐久間宏則河原崎長一郎大浜詩郎深田ミミ
9 少年たちの暴発 田波靖男 松森健 池田秀一新海百合子今井健二頭師佳孝榎木兵衛北川陽一郎
10 郷里の唄が聞こえるか 佐藤繁子 高瀬昌弘 火野正平関谷ますみ片岡五郎幾野通子丘ゆり子
11 たった一人の斗い 長野洋 児玉進 中村竹弥成瀬昌彦志摩みずえ中田博久灰地順
12 母と子と刑事 鴨井達比古 松森健 新藤恵美田中浩川地民夫池田誠二
13 撃つべきだったか? 石田勝心
安西あゆ子
石田勝心 三条美紀山西道広三景啓司市原清彦嶋めぐみ相原巨典信沢三重子
14 雨の月曜日 佐藤繁子 児玉進 篠ひろ子松田洋治殿山泰司稲葉義男稲吉靖司谷本一梨沙ゆり
15 暴走! 父ちゃんのダンプ 笠原和夫 宍戸錠文野朋子近藤宏清水昭博大前均
16 孤独な恋人たち 宮川一郎 高瀬昌弘 柴俊夫秋野暢子絵沢萠子山本昌平
17 オームと少女と刑事さん 岡部俊夫 根岸季衣谷岡弘規川合伸旺片桐竜次吉田豊明瞳麗子相川圭子[要曖昧さ回避]
18 香港から来た刑事 鴨井達比古 松森健 夏八木勲ナンシー美紀椎谷建治町田祥子
19 ロックンローラーは狼の匂い 沖守彦 佐野厚子梅津栄富川澈夫滝沢双秋山めぐみ中村リカ子
20 黒衣の女 佐藤繁子 児玉進 江波杏子池田鴻村松克巳大下哲矢九重ひろ子
21 真夏の夜の迷探偵 加瀬高之 ホーン・ユキ浅野真弓山口あきら芹沢由美八名信夫世樹まゆ子坂田金太郎
22 嘘つき幸ちゃんの憧れ 松島利昭 長谷部安春 斎藤こずえ野瀬哲男内田勝正中真千子堀礼文人見ゆかり池田生二小坂生男
23 女豹走る! 鴨井達比古 村井国夫山口嘉三上野綾子小笠原弘堀勉中村竜三郎
24 恐怖のドライブ・イン 長野洋
松島利昭
児玉進 小原秀明水谷邦久福田豊土辻萬長伊豆肇、畠山麦、梓ようこ
25 さびた手錠ワッパ 佐藤繁子 地井武男多田幸男皆川妙子森幹太武藤英司
26 弟よ・・・・ 鴨井達比古 夏樹陽子千葉裕久富惟晴中庸介清水宏大村千吉藤井つとむ新藤幸
27 深夜放送殺人事件 高田純 鈴木英夫 榊原るみ大野富久代北条清嗣小沢忠臣本田博太郎福岡正剛
28 明日のない男 播磨幸治 松森健 尾藤イサオ松平純子深江章喜江角英明井上博一兼松隆
29 女豹射つ! 田波靖男 鈴木英夫 西沢利明蟹江敬三堺左千夫久米冬太川代家継井上和行
30 さらば英雄 佐藤繁子 日高武治 南条弘二倉石功梅田智美丹古母鬼馬二、山本昌平、十時じゅん
31 拳銃の報酬 児玉進 風吹ジュン鹿野浩四郎岡部健榎木兵衛野呂圭介津田亜矢子神山寛徳弘夏生松村彦次郎
32 1000万人の人質 木村理恵長谷川弘森大河小倉雄三神有介

 

車両[編集]

車両協力は三菱自動車。高村の愛車がギャランラムダ、南郷の愛車がランサーセレステ(2台とも警察無線車載機は付いていたが自家用車という設定)、白黒パトカーと他の刑事が使用する捜査車両(緊急走行できる覆面パトカーではない)はギャランシグマが使われていた。

その他[編集]

  • 高村の役作りにおいては、映画『ダーティハリー』からの影響が色濃く愛銃も同じS&W M2944マグナム)であった。当時最強のハンドガンと言われたM29は撃った際のリコイル(反動)が非常に強いことで知られており、劇中でもリアリティを出すため、草刈は撮影時にアメリカに渡り、実銃の射撃を体験している。
  • 高村はロサンゼルス市警での研修を受けてきた設定であるため折々にアメリカ的なセンスが表れるのだがその一つとしてハンバーガーを食べるシーンが出てくる。これには江崎グリコが当時展開していたハンバーガーショップ「グリコア」が使用され、グリコア実店舗での飲食シーンもあった(第19話)。
  • 第19話冒頭ではカラオケスナックにて高村(草刈)が歌うシーンがあり、実際に草刈自ら歌っていた主題歌「センチメンタル・シティ」を熱唱し、第21話では真田刑事(加納竜)が捜査で訪れたバーにて「何か歌って」とせがまれ、加納本人の持ち歌である「エロスの海」を熱唱するシーンがある。
  • 児童向け雑誌『テレビマガジン』(講談社)誌上にて、新番組紹介記事のひとつとして本作が掲載されたことがある。

放映ネット局[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 週刊テレビ番組(東京ポスト)1977年4月15日号 p.51 に役名掲載

関連項目[編集]

フジテレビ 月曜20時台
前番組 番組名 次番組
華麗なる刑事