新・必殺仕置人

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新・必殺仕置人
ジャンル 時代劇
放送時間 金曜日22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1977年1月21日 - 11月4日(41回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 朝日放送
監督 工藤栄一
松野宏軌
大熊邦也
脚本 野上龍雄
村尾昭
安倍徹郎
プロデューサー 山内久司(朝日放送)
仲川利久(朝日放送)
櫻井洋三松竹
出演者 藤田まこと
中村嘉葎雄
火野正平
中尾ミエ
河原崎建三
藤村富美男
菅井きん
白木万理
山崎努
ナレーター 芥川隆行
オープニング 作曲:平尾昌晃「闇に裁く」
エンディング 川田ともこあかね雲
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新・必殺仕置人』(しん ひっさつしおきにん)はテレビ時代劇の題名。

必殺シリーズの第10作、中村主水シリーズの第5作である。

あらすじ[編集]

江戸。暦の寅の日になると「寅の会」なる句会が開かれる。これは句会と称しながら、実は金で殺しを行う殺し屋(仕置人)たちの会合であった。俳句の中に標的となる人間の名前が織り込まれており、その唄が詠まれた後、ここに集った仕置人たちが殺しの依頼を競り落としていく。そのメンバーの中には念仏の鉄もいた。現在、彼は巳代松、正八、おていの4人でチームを組み、鉄が「寅の会」で競り落とした仕置きを行っていた。

ある日の句会。かつての仲間の中村主水の名が詠み上げられ、殺しの標的とされたことに鉄は驚愕する。主水は仕業人から足を洗った後、囚人の牢破りを未然に防いだ手柄により、定町廻り同心に復帰していた。鉄は寅の会の掟を破り、密かに接触。4年振りの再会を果たし、主水の命が殺しの競りに掛けられ、競り落とされたことを告げる。

主水は仕業人時代の仲間の赤井剣之介が無意味な最期を遂げたことを話し、鉄に「自分が生き残ったら、仲間に加えてくれ」と答える。

その後、鉄たちの助けを得て、窮地を脱した主水は「寅の会」に属する鉄チームの仕置人として仲間に加わり、裏稼業に復帰した。

概要[編集]

当時の必殺シリーズは視聴率が低迷しており、制作スタッフは人気の高かった『仕置人』の続編を決め、念仏の鉄を再登場させた。本作は過去の作品に例の無い、闇の一大殺し屋組織「寅の会」を登場させ、第1話は主水がその標的となってしまうなど、それまでの必殺シリーズを踏まえつつ、新しいストーリー展開がなされた。

これらは功を奏し、視聴率は回復し、本作は前期シリーズの代表作に挙げられる[1][2][3]。1985年発売のBGM集に載せられた必殺ファンクラブ「とらの会」会長の山田誠二は最終回「解散無用」は必殺シリーズ中でも白眉の出来で、第一次黄金時代の終了を意味するとコメントしている。

キャスト調整の難航[編集]

念仏の鉄を演じる山崎努は同じ役を二度演じないことで有名であった。中村主水役の藤田まことに関して、主人公問題が発生し、必殺シリーズの降板を辞さない構えを見せていた。さらに、中村せん役の菅井きんは娘の縁談が破談になることを恐れ、降板を希望していたなど、本作はキャスト調整が難航を極めた。

チーフ プロデューサーの山内久司とプロデューサーの仲川利久は山崎の説得に奔走し、彼は出演を了承した。藤田に対しても、鉄が主人公だった『仕置人』の続編にもかかわらず、本人の希望通りにキャスト ロールを主人公扱いにしたことで、降板を撤回させた。菅井については『必殺からくり人』を延長。『必殺からくり人・血風編』を制作して『新・仕置人』の制作計画を遅らせ、縁談を避けたことで、彼女の快諾を得た。なお、この縁談は無事に成功した。

当初、全52話予定だった『新・必殺仕置人』は『必殺からくり人・血風編』の11話分を削減し、全41話となったが、無事に制作、放送された。

寅の会[編集]

本作は闇の一大殺し屋組織「寅の会」が裏稼業を取り仕切り、劇中に登場する江戸の仕置人は「寅の会」に所属することになっている。

頼み人は元締の虎に、晴らせぬ恨みを晴らしてくれるように頼む。依頼を受けた虎は毎月2回の寅の日[4]に開く句会で、依頼を競りにかける。句会には各仕置人グループの代表者が俳諧師として参加し、標的の名を織り込んだ俳句に模した依頼文が詠み上げられると「値引き競り(ダッチ・オークション)」が始まる。最低金額を提示した俳諧師のグループが依頼を受け、差額は虎の取り分となる。

依頼を受けた仕置人グループは、次の寅の日までに仕置を行う[5]

外道仕置や標的との談合の禁止などの原則の他にも、下記の掟があり、これを破った場合は監視役の死神と虎に粛正される。

  • 頼み人が願いを取り下げる、もしくは死亡しない限り、たとえ失敗したとしても別の仕置人グループが同じ標的の仕置を受け継ぐ[6]
  • 頼み人から依頼を直接受けた場合でも、必ず「寅の会」を通さなければならない[7]
  • 仕置人同士で談合をしてはならない[8]
  • 会に無断で遅刻、欠席をしてはならない[9]
  • 虎の私生活を探ってはいけない[10]

普段の句会は屋内で開かれるが、依頼が無い場合は屋外などの人目の付く場所で開催され、普通の句会として、世間の目を欺く趣向となっている[11]。急ぎの場合は句会を通さず、直接、仕置人に斡旋することもある[12]

登場人物[編集]

鉄グループ[編集]

念仏の鉄
演 - 山崎努[13]
表向きは観音長屋で、骨接ぎ師を営む。月に一回、殺しをしないと気が済まないと言いながらも、外道仕置人を徹底して嫌っているため、虎に一目置かれている。
第7話より、両耳にピアスを付け、金のブレスレットを右腕に装着するようになる。第23話以降は髪を伸ばす。
女郎に変装した姿で仕置を行ったりと仕置人時代に比べ、豪柄さが強調された。
自分たちのチームを「仲良し五人組」と呼んだりするものの、裏の仕事に関わる揉め事が起こる度に、おてい以外のメンバー全員に鉄拳制裁を加えている。
最終話で、殺しに使う右腕を焼かれるが、標的と相討ちになりながらも自らの手で仕置した。その後、女郎の床で絶命する。
巳代松
演 - 中村嘉葎雄
鋳掛屋。観音長屋に住む。冷めた口調と態度だが、人情家で、仕置きにはドライな鉄や主水とは一線を画する。本職よりも仕置きに用いる竹鉄砲の改良に執念を燃やす。
かつては鉄と殺し合い、その際、互いに重傷を負うが、それが縁で仲間となる。
実兄のために島送りになった過去があるが、それは目が不自由な実兄の窮状を案じて身代わりを申し出た事によるものであった。第2話で兄が島送りを逃れるために目が不自由な振りをしていたことと彼の外道ぶりを知り、兄を自ら仕置した。
最終話で、奉行所に捕らえられ、拷問を受けた挙句に廃人となるが、おていに連れられて江戸を去る。
正八
演 - 火野正平
絵草子屋。陽気で、お調子者の青年。鉄グループの密偵を務める。絵草子屋の地下室が、鉄グループの隠れ家となっている。
武芸の心得などは無く、非力だが、第30話では例外的に短刀を用いて殺しを行っている。
最終話で、江戸を旅立つ巳代松とおていを見送り、自身は江戸に残る。
おてい
演 - 中尾ミエ[14]
女掏摸(スリ)で、正八と共に、グループの密偵を務める。姉御肌の性格で仕置相手の囮となって、殺しをサポートする事もある。
最終回で、巳代松と恋仲になっていたことが発覚し、鉄たちに彼の助けを求める。巳代松の釈放後、廃人となった彼を大八車に乗せ、正八と共に、最後の仕置を成功させる。その後、巳代松を連れて、江戸を旅立つ。
中村主水
演 - 藤田まこと
南町奉行所同心。『必殺仕業人』では牢屋見廻り役だったが、牢破りを未然に防いだ功績により、定町廻りへ復帰。その牢破りを巡る一件で、寅の会に命を狙われるが、鉄たちに命を救われる。裏稼業は足を洗っていたが、この件を機に復帰した。
一度は標的にされたことと寅の会の掟に反してグループ入りをしたため、その正体は秘匿され、虎と死神も主水の正体は最後まで知らなかった。仕置だけではなく、知恵袋として、計画の立案なども行う。

寅の会[編集]

元締・虎
演 - 藤村富美男(元阪神タイガース
闇の一大殺し屋組織「寅の会」を束ねる、大元締。
江戸中に散在していた仕置人達を一斉にまとめ上げ、「寅の会」を作り上げる。かつては凄腕の仕置人であり、劇中では粛清のため、配下の仕置人をバット型の棍棒「物干し竿」で葬っている。
最終話で、新たに「辰の会」を作った辰蔵一味と裏切った吉蔵に長屋を襲撃され、殺害される。死に際に、辰蔵らの仕置を鉄に依頼した。
第19話で、仕置人 さそりの弥八に預けた娘がいることが明らかになるが、父親だと名乗ることはなかった。
死神
演 - 河原崎建三[15]
虎の側近の仕置人で、寅の会の用心棒を務める。
口数は少なく、無表情。訥々とした語り口が特徴的な青年。仕置の際は顔の上半分を遮光器で覆い、標的を確実に葬る。裏の仕事のお目付け役であり、仕置人たちからは恐れられている。虎の警護役でもあり、虎以外の人物に気を許すことはない。
その出自はギリヤーク人で、幼い頃に罪を犯した父親に連座して追放刑にされ、父親は途中で死んだが、一人残された小舟で海を漂っている所を虎に拾われ、彼の養子として育てられた。
第40話で、女仕置人のお徳と相思相愛となるが、足抜けを図った彼女は仲間に殺害される。これに怒った死神は標的を殺すが、奉行所に追われ、寅の会の掟を破ったことで会からも追われることとなる。その後、正八と出会い、彼に隠れ家を紹介され、お徳の遺体と対面するが、その後、お徳に寄り添うように自害した。
サウンドトラックにおける解説、およびメディアでの訥々とした死神の語りの文字表記は片仮名で記載されている。
嘉平
演 - 灰地順[16]
虎の側近。仕置きする人物の俳句を詠む。第3話で、寅に粛清された。
吉蔵
演 - 北村光生[17]
虎の側近。粛清された嘉平に代わり、第4話より登場した。最終話で結成された「辰の会」に寝返り、虎を裏切る。
正八の押す大八車に乗った巳代松とおていに追われ、仕置された。

その他[編集]

中村せん
演 - 菅井きん
主水の姑。主水が牢屋見廻り同心から、定町廻り同心に復帰したことから、前作に比べ、いびりはやや穏やかになっている。
中村りつ
演 - 白木万理
主水の妻。せんとともに、婿養子の主水をいびる。
屋根の男
演 - マキ[18]
鉄たちが住む観音長屋の屋根の上に褌一丁で、釣り糸を垂らして座っている謎の男。鉄や主水を観察しており、それに応じて、何か一言述べる。最終話で、某藩の若君と判明する。[19]
闇の俳諧師
演 - 藤沢薫、原聖四郎、堀北幸夫、瀬下和久、阿井美千子、伴勇太郎、沖時男、秋山勝俊、遠山欽、伊波一夫
与力 高井
演 - 辻萬長[20]
同心 真木
演 - 三好久夫[21]
おしん
演 - 吉本真由美[22]


ナレーション
オープニング、新番組予告 - 芥川隆行
次回予告 - 野島一郎(ABCアナウンサー(当時)。キャストロールに表記なし)
作 - 早坂暁

ゲスト[編集]

第1話 「問答無用」
第2話 「情愛(なさけ)無用」
  • 道玄 - 山本麟一
  • 吉五郎 - 井関一
  • おつゆ - 関根世津子
  • 同心 吉村 - 柳川清
  • 河内屋 - 永田光男
  • 源次 - 暁新太郎
  • 権八 - 新郷隆
  • 母親 - 小林泉
  • 喜平 - 灰地順
  • 平蔵 - 吉田聖一
  • 兼吉 - 扇田喜久一
  • 近所の小母さん- 小笠原町子
  • 近所の小母さん - 町田米子
  • 近所の小母さん - 松田春子
  • 闇の俳諧師 - 藤沢薫
  • 闇の俳諧師 - 堀北幸夫
  • 河内屋の妻 - 上田恵子
  • 河内屋の娘 - 高橋美智子
第3話 「現金(げんなま)無用」
第4話 「暴徒無用」
  • 伊右衛門 - 遠藤太津朗
  • 香絵 - 浅田奈々
  • 宗兵ヱ - 岩田直二
  • 善右ヱ門 - 石浜祐次郎
  • 浪人 高木 - 千葉敏郎
  • 玄次 - 浜伸二
  • たよ - 島村昌子
  • 三造 - 黛康太郎
  • 宿の主人 - 日高久
第5話 「王手無用」
第6話 「偽善無用」
  • おちか - 清川虹子
  • 佐吉 - 森下哲夫
  • おたよ - 吉本真由美
  • 鳴海屋 - 伊東亮英
  • 伝次 - 田畑猛雄
  • 弥助 - 柳原久仁夫
  • 同心 - 浜田雄史
  • 与力 - 酒井哲
  • 同心 - 山口幸生
  • 同心 - 河野実
  • 長屋の女 - 町田米子
第7話 「貸借無用」
  • 政五郎 - 須賀不二男
  • 村上兵之進 - 草薙幸二郎
  • お袖 - 片桐夕子
  • おかね - 山口じゅん
  • 重吉 - 平野康
  • 仙太 - 松本龍幸
  • おまん - 池田幸路
  • 代貸 久六 - 鈴木淳
  • お熊 - 三笠敬子
  • お糸 - 中塚和代
第8話 「裏切無用」
第9話 「悪縁無用」
  • おりく - 大関優子
  • 雅泉堂 - 北村英三
  • 音吉 - 早川保
  • おうめ - 松井加容子
  • 長次 - 園田裕久
  • おせん - 近江輝子
  • 小娘 - 尾崎弥枝
  • 文太 - 吉田隆之
  • 秋田屋 - 入江慎也
  • おみつ - 大崎紀子
第10話 「女房無用」
  • 政吉 - 常田富士男
  • 相模屋惣五郎 - 神田隆
  • 藤七 - 佐藤京一
  • お久 - 和田かつら
  • 親爺 - 北原将光
  • 遣い手婆さん - 木下サヨ子
  • 女郎 - 内田真江
  • 女郎 - 倉谷礼子
  • 女郎 - 末永直美
第11話 「助人無用」
第12話 「親切無用」
第13話 「休診無用」
第14話 「男狩無用」
第15話 「密告無用」
第16話 「逆怨無用」
  • 相模屋島蔵 - 南道郎
  • おりん - 八木孝子
  • 又七 - 松山照夫
  • 猪三郎 - 堀北幸夫
  • 与力 - 玉生司朗
  • 弥之吉 - 黛康太郎
  • 女郎 - 三笠敬子
  • 相模屋 子分 - 美樹博
  • 相模屋 子分 - 扇田喜久一
  • 相模屋 子分 - 美鷹健児
第17話 「代役無用」
第18話 「同情無用」
第19話 「元締無用」
  • さそりの弥八 - 花沢徳衛
  • おしん - 三浦リカ
  • 猫の勘兵ヱ - 川合伸旺
  • 道海 - 天王寺虎之助
  • おさと - 三浦徳子
  • 清吉 - 柳川昌和
  • 惣右衛門 - 伊東亮英
  • おかみ - 町田米子
  • おしげ - 八代郷子
第20話 「善意無用」
第21話 「質草無用」
  • おまん - 丘夏子
  • 質屋 みな月 - 今井健二(2回目)
  • 三次 - 内田勝正
  • おねこ - 野々山香代子
  • おねこの弟(チビ) - 丸谷剛士
  • おしの - 岡田恵子
  • 仙吉 - 下元年世
  • 古着屋 親爺 - 松田明
  • おけら屋 内儀 - 近江輝子
  • 女郎 - 牧路子
  • 里親 - 和田かつら
第22話 「奸計無用」
  • 笹川伊織 - 西山嘉孝
  • 松崎屋徳兵ヱ - 天津敏
  • 黒井伝蔵 - 上野山功一
  • おきみ - 赤木美絵
  • 為吉 - 柳川清
  • 金八 - 唐沢民賢(2回目)
  • 呉服屋 番頭 - 重久剛
  • 質屋の親爺 - 日高久
  • 金大工 - 萩原郁三
  • 若い夫婦 - 竹中ひろ子
  • 若い夫婦 - 中本雅年
第23話 「訴訟無用」
第24話 「誘拐無用」
第25話 「濡衣無用」
  • お秋 / 秋野(二役) - 弓恵子
  • おきぬ - 石川えり子
  • 庚申の月三 - 近藤宏
  • 同心 平田 / 三本杉(二役) - 神田隆(2回目)
  • 与力 - 玉生司朗
  • 老同心 - 飯田覚三
  • 勘定方 役人 - 入江慎也
  • おもん - 左名手ひさ子
第26話 「抜穴無用」
第27話 「約束無用」
  • 仙三 - 綿引洪
  • とよ - 服部妙子
  • お梶 - 田口久美
  • おしん - 吉本真由美(3回目)
  • おかみさん - 小柳圭子
  • 女胴師 - 和田かつら
  • やり手婆さん - 三星東美
第28話 「妖刀無用」
  • 登勢 - 緑魔子
  • 池田左母次郎 - 大木実(2回目)
  • 三田村采女 - 袋正
  • 清五郎 - 山口幸生
  • 久蔵 - 不破潤
  • 村瀬市之進 - 小林芳宏
  • 村瀬又十郎 - 柳原久仁夫
  • 西尾孫太夫 - 溝田繁
  • 牢同心 - 山本一郎
第29話 「良縁無用」
  • 細井弥一郎 - 岡崎二朗
  • お京 - 大関優子(2回目)
  • 唐津屋半兵ヱ - 浜田寅彦
  • 稲葉龍之助 - 横森久(2回目)
  • 細井忠興 - 小笠原良知
  • 仙吉 - 大竹修造(3回目)
  • 勘定奉行 - 伊波一夫
  • お万 - 山上博子
  • 医者 - 乃木年雄
第30話 「夢想無用」
第31話 「牢獄無用」
  • 高岡刑部 - 今井健二(3回目)
  • 渡海屋 - 穂高稔
  • 石出帯刀 - 高野真二(2回目)
  • 十郎太 - 清水紘治(2回目)
  • 囚人 - 出水憲司
  • 堀田内膳正 - 永野達雄
  • いく - 尾崎弥枝
  • 同心 佐々木 - 小瀬朗
  • 三次 - 大東梁佶
  • 同心 水上 - 三島猛
  • 同心 岡本 - 梶本潔
第32話 「阿呆無用」
  • おみつ - 小坂知子 (2回目)
  • 伊兵ヱ - 川合伸旺(2回目)
  • 利助 - 小島三児(2回目)
  • おまさ - 小野朝美
  • 伝蔵 - 木村元
  • 源吉 - 唐沢民賢(3回目)
  • おのぶ - 宮本幸子
  • 役人 - 松尾勝人
第33話 「幽霊無用」
第34話 「軍配無用」
第35話 「宣伝無用」
第36話 「自害無用」
第37話 「生命無用」
  • 銀造 - 垂水悟郎
  • 大黒屋七兵ヱ - 天津敏(2回目)
  • 銀平 - 高峰圭二(2回目)
  • 熊吉 - 五味龍太郎(3回目)
  • 九助 - 鶴田忍
  • 質草の女 - 小西由貴
  • 八重 - 上田ひとみ
  • 双六 - 平野康
  • 吉野屋喜左ヱ門 - 藤尾純
  • 勘太 - 新郷隆
第38話 「迷信無用」
第39話 「流行無用」
第40話 「愛情無用」
  • 長次 - 戸浦六宏
  • 参次 - 黒部進
  • 又八 - 宍戸大全
  • お徳 - 八木孝子(2回目)
  • お仙 - 中川梨絵
  • 目明し 文蔵 - 山本弘
  • 伊作 - 黛康太郎
  • 了然 - 天王寺虎之助
  • 与力 - 山口幸生
第41話 「解散無用」
  • 辰蔵 - 佐藤慶
  • 諸岡佐之助 - 清水紘治(3回目)
  • 田村十三郎 - 山崎清三郎
  • 女郎 - 森みつる
  • 道八 - 唐沢民賢(4回目)
  • 弥之吉 - 高並功
  • 義助 - 東悦次
  • 小者 - 平井靖

殺し技[編集]

中村主水
大刀で悪人を斬る、刺す[25]。正面からの立ち回り以外に、脇差による突き刺しも多い。第26話は敵の仕込み十手を立ち回り中に奪い取って突き刺した。
念仏の鉄
右手の人差指と中指の怪力(握力)によって、悪人の背骨や肋骨、首骨を外して絶命させる[26]レントゲン映像は仕置人放送当時より、技術的進歩を遂げている。
仕置人時代とは異なり、相手の自由を奪うために骨を外すということは少なく、直接殺害することが多い。女形、パンクロック風、武者、捕り方に変装して仕置を遂行することもあった。
巳代松
手製の竹鉄砲(短筒)を発射し、悪人を撃ち殺す[27]。ただし、使用する火薬の調整上、射程距離がわずか二間(約3.6m)しかなく、一度発射すると銃身が砕け散るばかりか、自身も吹っ飛んでしまう。発射後の反動対策のため、常に改良を行った結果、吹っ飛ぶ事はなくなったが、二間の壁は最後まで克服できなかった。
目的に応じて「バズーカ型短筒」(第8話)、「五連発短筒」(第9話)、「爆発短筒」(第10話)、「消音器付き短筒」(第11話)「二連(発)短筒」(第16話)、「照準器付き短筒」(第18話)、「傘型短筒」(第23話)などを開発、使用した。
第1 - 4話は仕置に際して、釜底のを顔に塗っていた。また、弾が命中する際は効果音が挿入されていた。
死神
狩猟に用いる紐付きの鉄製のを投げ、相手の首筋を貫く。寅の会の仕置の監視役として地面の中などに隠れており、神出鬼没である。
「トレードマークの眼帯(遮光器)」と「なぜ、この武器を使用するか」については彼のルーツ(ギリヤーク人)を語る上で、重要な伏線になっている。第1話の撮影現場で、監督の工藤栄一が考え出したもので、脚本では「飛び出しナイフ状の刃物」と表現されていた[28]
元締・虎
バット型の棍棒「物干し竿」で、悪人の頭部を強打、撲殺する。これは虎を演じた藤村富美男阪神タイガース現役時代に長尺バット「物干し竿」で打っていた当時を意識したもので、当時の藤村の映像が挿入される演出があった(第3話)。
殺しを披露したのは第3、8話の2回のみだが、第16話では裏切り者を自ら仕置したと発言している。

スタッフ[編集]

主題歌・挿入歌[編集]

  • 主題歌 - 川田ともこあかね雲」(東芝レコード(現・ユニバーサルミュージックEMI Records Japan))
    作詞:片桐和子、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路
  • 挿入歌 - 火野正平「想い出は風の中」(ディスコメイトレコード)
    作詞・作曲:火野正平、編曲:比呂公一
    第17、30話の挿入歌。第40話では、火野演じる正八自身が「劇中歌」として披露した。
  • 挿入歌 - 火野正平「海」
    作詞・作曲:火野正平、編曲:比呂公一
    「想い出は風の中」のB面曲。第40話の挿入歌。
  • 挿入歌 - 川田ともこ「つむぎ唄」
    作詞:片桐和子、作曲:平尾昌晃、編曲:竜崎孝路
    「あかね雲」のB面曲。ジャケットに「『新・必殺仕置人』挿入歌」の記述あり。

放送日程[編集]

  • サブタイトルのフォーマットは漢字二文字と、その後に「無用」。
話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督
第1話 1977年01月21日 問答無用 野上龍雄 工藤栄一
第2話 1977年01月28日 情愛(なさけ)無用 村尾昭
第3話 1977年02月04日 現金(げんなま)無用 松野宏軌
第4話 1977年02月11日 暴徒無用 安倍徹郎
第5話 1977年02月18日 王手無用 工藤栄一
第6話 1977年02月25日 偽善無用 中村勝行 大熊邦也
第7話 1977年03月04日 貸借無用 大和屋竺 松野宏軌
第8話 1977年03月11日 裏切無用 野上龍雄 高坂光幸
第9話 1977年03月18日 悪縁無用 保利吉紀 松野宏軌
第10話 1977年03月25日 女房無用 中村勝行
第11話 1977年04月01日 助人無用 大熊邦也
第12話 1977年04月08日 親切無用 松原佳成 高坂光幸
第13話 1977年04月15日 休診無用 中村勝行 渡邊祐介
第14話 1977年04月22日 男狩無用 安倍徹郎
第15話 1977年04月29日 密告無用 保利吉紀 大熊邦也
第16話 1977年05月06日 逆怨無用 村尾昭 松野宏軌
第17話 1977年05月13日 代役無用 保利吉紀 高坂光幸
第18話 1977年05月20日 同情無用 中村勝行 松野宏軌
第19話 1977年05月27日 元締無用 村尾昭 工藤栄一
第20話 1977年06月03日 善意無用 中村勝行 松野宏軌
第21話 1977年06月10日 質草無用 保利吉紀 高坂光幸
第22話 1977年06月17日 奸計無用 松原佳成 松野宏軌
第23話 1977年06月24日 訴訟無用 高坂光幸
第24話 1977年07月01日 誘拐無用 保利吉紀 松野宏軌
第25話 1977年07月08日 濡衣無用 松田司 高坂光幸
第26話 1977年07月15日 抜穴無用 松原佳成
嵯峨忍
松野宏軌
第27話 1977年07月22日 約束無用 野上龍雄 工藤栄一
第28話 1977年07月29日 妖刀無用 和久田正明 松野宏軌
第29話 1977年08月05日 良縁無用 松原佳成
第30話 1977年08月12日 夢想無用 保利吉紀 高坂光幸
第31話 1977年08月19日 牢獄無用 松原佳成 松野宏軌
第32話 1977年08月26日 阿呆無用 村尾昭 高坂光幸
第33話 1977年09月02日 幽霊無用 岡本克己
第34話 1977年09月09日 軍配無用 古市東洋司 原田雄一
第35話 1977年09月16日 宣伝無用 村尾昭 高坂光幸
第36話 1977年09月23日 自害無用 疋田哲夫
志村正浩
工藤栄一
第37話 1977年10月07日 生命無用 松原佳成 高坂光幸
第38話 1977年10月14日 迷信無用 保利吉紀 原田雄一
第39話 1977年10月21日 流行無用 中村勝行 工藤栄一
第40話 1977年10月28日 愛情無用 野上龍雄 高坂光幸
第41話 1977年11月04日 解散無用 村尾昭 原田雄一

ネット局[編集]

系列は放送当時のもの。
放送対象地域 放送局 系列 備考
近畿広域圏 朝日放送 テレビ朝日系列 制作局
関東広域圏 テレビ朝日 1977年3月まではNETテレビ
北海道 北海道テレビ
青森県 青森テレビ TBS系列 1977年3月まで
青森放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
1977年4月から
岩手県 岩手放送 TBS系列 現・IBC岩手放送
宮城県 東日本放送 テレビ朝日系列
秋田県 秋田テレビ フジテレビ系列
山形県 山形放送 日本テレビ系列
福島県 福島テレビ TBS系列
フジテレビ系列
新潟県 新潟総合テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
長野県 長野放送 フジテレビ系列
山梨県 テレビ山梨 TBS系列
富山県 富山テレビ フジテレビ系列
石川県 北陸放送 TBS系列
福井県 福井テレビ フジテレビ系列
静岡県 静岡放送 TBS系列
中京広域圏 名古屋テレビ テレビ朝日系列
鳥取県島根県 山陰放送 TBS系列
岡山県 テレビ岡山 フジテレビ系列
テレビ朝日系列
現・岡山放送
当時の放送エリアは岡山県のみ
広島県 広島ホームテレビ テレビ朝日系列
山口県 テレビ山口 TBS系列
フジテレビ系列
テレビ朝日系列
徳島県 四国放送 日本テレビ系列 第32話は制作協力として、クレジットされている
香川県 瀬戸内海放送 テレビ朝日系列 当時の放送エリアは香川県のみ
愛媛県 南海放送 日本テレビ系列
高知県 テレビ高知 TBS系列
福岡県 九州朝日放送 テレビ朝日系列
長崎県 長崎放送 TBS系列
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送 11PM」金曜日のネット開始に伴い、第5話で打ち切られた

補足事項[編集]

  • 最終回は実際に撮影されたものと脚本では大きな改訂がある。脚本段階では「おていは巳代松の子を身ごもっている」。「虎は辰三の手下ではなく、鉄にあえて自分が殺されるように仕向ける」。「ラストシーンは主水と正八が鉄の遺体を流し、それをじっと見つめている場面で終わる」とされていた[29]
  • 第5話「王手無用」では、被害者役の女流棋士に蛸島彰子女流四段(当時)をキャスティングしようとしたが、蛸島が殺される役だったことに蛸島の同門の兄弟子である芹沢博文八段(当時)が不満を持ち、抗議したことで、蛸島は外され、撮影されたシーンはお蔵入りとなった[30]

脚注[編集]

  1. ^ 山田誠二著、発行:データハウス『必殺!大全集』
  2. ^ 「必殺DVDマガジン 仕事人ファイル 1stシーズン伍 新必殺仕置人 念仏の鉄」講談社 ISBN 978-4063670073
  3. ^ 新必殺仕置人 よもやま噺 時代劇専門チャンネル
  4. ^ 3話では裏切り者の粛清と、それに関連する仕置の競りを目的とした『寅の会番外』を開催している。
  5. ^ 10話で仕置きが間に合わなかった俳諧師は、仕置き料を全額返還した上で、その倍額の詫料を添えることで粛清を免れた。32話では標的が阿波に里帰りしてしまい、期日までの仕置が不可能になり、標的の一人を仕置した巳代松を虎への人質に差し出すことで期間を延長した。25話では鉄が大物過ぎる標的を仕置きする条件として、期限無しを虎に承諾させている。
  6. ^ 1話および12話での中村主水の仕置依頼は、前者は頼み人が死亡、後者は頼み人が真の標的の存在に気づいたため取り下げられている。だが25話で虎の恩人である頼み人が死亡した際は、知らされることなくそのまま仕置を敢行させた。
  7. ^ 3話では仕置人の玄達をこの咎で公開処刑している。ただし36話で鉄たちが独断で仕置を引き受け、遂行した際には、警告こそ与えたものの黙認している。
  8. ^ 2話で、仕置人の吉五郎が妹夫婦の仇である標的を鉄に譲るよう願った際に、死神が警告を与えている。4話では、鉄が自分に詰め寄る同業者たちを追い払う際に、この掟を利用している。
  9. ^ 14話で、遅刻をした鉄に二十五両で誰も引き受けなかった仕置を罰を兼ねて、五両で引き受けさせた。ただし26話では標的の配下に句会が監視されていたために取り消しになりかけた仕置を、遅刻した鉄に依頼するという『怪我の功名』もあった。
  10. ^ 5話の鉄の言葉によると、それを行って処刑された仕置人もいるらしい。22話では仕置料が偽金であることを報告するべく、虎を追いかけていた鉄を死神が殺そうとする場面がある。
  11. ^ 9話では屋外で競りを開催、声には出さず、指で競り値を示した。また仕置に関係のない、普通の句会の場合は出席は必須ではないらしい。
  12. ^ 11話で、虎の兄貴分の天狗の鞍三に頼まれて、仕置の仕事を斡旋している。同話の鞍三の援護および護衛、16話での相模屋島蔵、19話での猫の勘兵ヱへの仕置などは鉄に直接依頼している。
  13. ^ クレジットは「起こし」による強調
  14. ^ 第1-19、25-28、31-36、38、39、41話
  15. ^ 第1 - 40話
  16. ^ 第1 - 3話
  17. ^ 第4 - 41話
  18. ^ 第21 - 41話
  19. ^ 演じているマキは本職の俳優ではなく、火野正平の当時のマネージャー。マキは『必殺商売人』第25話に「肥満体の男」役で、ゲスト出演している。
  20. ^ 第2、3、5、7話
  21. ^ 第16、17、19、20話
  22. ^ 第24、27話
  23. ^ 川田は主題歌歌手。
  24. ^ 第1 - 3話まで、嘉平を演じていた。
  25. ^ 第4、24話を除く。
  26. ^ 第27話を除く。
  27. ^ 第30話を除く。
  28. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p28
  29. ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p83
  30. ^ 山田史生『将棋名勝負の全秘話全実話』(講談社アルファ文庫、2002年)、178-179ページ

外部リンク[編集]

前後番組[編集]

NET → テレビ朝日 金曜22時台(当時は朝日放送の制作枠)
前番組 番組名 次番組
必殺からくり人・血風編
(1976年10月29日 - 1977年1月14日)
新・必殺仕置人
(1977年1月21日 - 1977年11月4日)
新・必殺からくり人
(1977年11月18日 - 1978年2月10日)