必殺仕事人2014

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必殺仕事人2014
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜21:00 - 23:10(130分)
放送期間 2014年7月27日(1回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 ABC
テレビ朝日
監督 石原興
脚本 寺田敏雄
プロデューサー 飯田新(ABC)
山川秀樹(テレビ朝日)
渡邊竜(松竹)
出演者 東山紀之
松岡昌宏
知念侑李
和久井映見
野際陽子
中越典子
高橋英樹
ナレーター 市原悦子
音声 ステレオ放送
字幕 文字多重放送
エンディング The SHIGOTONIN鏡花水月
外部リンク 公式サイト

特記事項:
20:58 - 21:00に『今夜のスペシャルドラマ』も別途放送。
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必殺仕事人2014』(ひっさつしごとにん にせんじゅうよん)は、ABCテレビ朝日が共同制作し、テレビ朝日系で2014年7月27日21:00 - 23:10[1]に放送された時代劇。主演は東山紀之

必殺シリーズスペシャルドラマである。

概要[編集]

前作『必殺仕事人2013』に続く単発スペシャル。物語の題材として、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の要素が盛り込まれている。

前作まで仕立て屋の匳役で出演していた元KAT-TUN田中聖は、ジャニーズ事務所からの契約解除に伴い本作には出演せず[2]、彼に代わってHey!Say!JUMP知念侑李が、新たな仕事人のリュウこと隆生役で出演する[3][4]。また、前々作『必殺仕事人2012』に安倍川の仙吉役で出演した高橋英樹が、本作にも同じ役で再び出演する[3]

2度目の時代劇出演となる知念は、人生で初めてという約3時間をかけた特殊メイクによる丸刈り姿に挑戦した[5]

あらすじ[編集]

とある日の夜道、かつて小五郎が仕事の的として葬り去った、弥勒坊燕斎の双子の兄 安部川の仙吉が姿を現わした。仙吉の目的を図りかねる小五郎に対して、仙吉は不吉な言葉を残し、去っていく。

後日、幕府が「頼み料を支払えば復讐・仇討ち・仕返しを代行する」という幕府認可の仇討ち屋なる組織が設けられると通達され、江戸の住人たちは驚きを隠せずにいた。そんな中、お菊も自分の仕事を取られたようなもので、お上の考えは解らんと言わんばかりに呆れかえるが、先陣を切って、仇討ち屋を開業したのが安部川の仙吉だった。

仇討ち屋の活躍で、江戸の町は歓喜に溢れるが、一方で、仇討ち屋の裏取りの甘さが災いし、全く別の人を殺してしまうという不手際も多発していた。この事態に仙吉も驚きを隠せず、仇討ち屋を考案した老中 加門橋ノ介にその旨を話すも全く取り合おうとしない。皮肉にも、幕府の企てた陰謀によって認可された仇討ち屋によって、大勢の人を殺したことにより、江戸中は騒然とする事態になってしまう。

キャスト[編集]

仕事人[編集]

渡辺小五郎(わたなべ しょうごろう)
演 - 東山紀之少年隊
本町奉行所の同心。仇討屋ができたことに対して浮き足立つお菊を一喝したり、仇討ちに燃える隆生を裏の仕事へ引き連れたりする。
奉行所での怠けぶりや渡辺家での婿養子としての肩身の狭い生活は相変わらず。
経師屋の涼次(きょうじやのりょうじ)
演 - 松岡昌宏TOKIO
品川で願道寺の住職の隆斎と知り合い、井戸の所有権についての村人の揉めごとの仲裁役として願道寺に居候していた。
隆生からは涼次が寺に来てから、村人の対立が激化・隆斎の死・城に向かおうとするも止められたことから「疫病神」呼ばわりされている。
再会したおつうから話を聞き、復讐に走ろうとする隆生を呆れながらも気に掛けており、後におつうをこうとふくを通して、渡辺家に居候させる。
隆生(りゅうせい)(リュウ)
演 - 知念侑李Hey! Say! JUMP
願道寺の僧侶見習い。赤ん坊の時に寺の前に捨て置かれていたところを隆斎に拾われ育てられたため、隆斎を実の父親のように慕っている。
井戸の所有権についての話し合いの場で隆斎を殺した源兵衛を追って、おつうと共に江戸に出る。おつうと別れてからは源兵衛をこの手でと復讐の一心で捜しまわるも、その中で、小五郎らに制止され、苦悩と葛藤を繰り返す。後に源兵衛を見つけ出し、加門橋ノ介におつうと取り合うも、おつうを目の前で殺され、小五郎らに引きずられる形で三番筋に連れて来られ、仕事人としての道を歩むことを決意する。
仏の道に背いたとして数珠を水場で引きちぎり、エンディングでは、お菊はおつうの墓に合掌したのに対し「自分にその資格はない」と言い、合掌しなかった。
願道寺にいた時は坊主頭だったが、江戸に出る頃には髪が伸びている。しかし、髷を結えるほどの長さではない。坊主頭ないし髷を結わない短髪の登場人物は、必殺シリーズでは定番であるが、その両者を兼ねた初の登場人物となった[6]
花御殿のお菊(はなごてんのおきく)
演 - 和久井映見
仕事人の元締。仕事の依頼が下らない内容の物ばかりだとぼやいたり、仇討ち屋が新たに設立され「時代が変わった」と諦め掛けて、気弱になる。

その他[編集]

増村倫太郎(ますむら りんたろう)
演 - 生瀬勝久
本町奉行所の与力で、小五郎の上司。まじめに働こうとしない小五郎に諦めの態度を見せ、半ば放置している。
新しく認可されることになった仇討ち屋の登場で、自分たちの職務が暇になり、住人たちから仇討ち屋の取り締まりの要望を寄せられた時は幕府に立て付くのを躊躇ったりと葛藤していた。
自らを奮い立たせ率先し、同心らとともに仇討ち屋の手入れに向かおうとした際は小五郎に制止され、結局は自己保身に走ってしまう。
結城新之助(ゆうき しんのすけ)
演 - 田口浩正
本町奉行所の同心で、小五郎の同僚。冒頭部で飢え死にした少女に対して同情し、お上の言いなりである奉行所勤めに苦々しい思いをしていた。
結城ハツ(ゆうき ハツ)
演 - 久保田磨希
結城新之助の妻。
渡辺こう
演 - 野際陽子
小五郎の姑。小五郎とふくの間に跡取りが生まれないことや、結婚式の媒酌人を務めたことがないことを嘆いている。
おつうが渡辺家に居候し、おつうが隆生と祝言をあげ、小五郎とふくが初めて媒酌人を務めることとなり、喜ぶが、おつうが悪人に殺されたために実現しなかった。
渡辺ふく
演 - 中越典子
小五郎の妻。こうとともに、隆生とおつうの祝言を楽しみにしていたが、おつうが殺され、悲しみを隠せなかった。

ゲスト[編集]

加門橋ノ介(かもんはしのすけ)
演 - 岡田義徳
幕府老中。野心的な開国派。自尊心が異様に高く、悪人や庶民など、自分より格下とみた人間のことは塵芥のように見下している。
諸外国の要人に江戸の視察を要請し、それに伴う江戸の町の浄化作戦の一環として幕府認可の仇討ち屋制度を創設する。悪人同士の殺し合いによって悪人全体の量が小さくなるという考えだったが、無関係の人が間違えられて斬られてしまうトラブルが多発。さらに三好が手柄を横取りしようと介入したことで、さらに事態は悪化。一方で仇討ち屋では、源兵衛が隆生、おつうを殺そうと起こした一騒動に巻き込まれ、おつうから源兵衛の捌きを願われるも、自らの保身の為に取り合おうとせず、それでもしつこく食い下がってきたおつうにしびれを切らした結果、彼女を斬殺してしまう。
最終的に中之島頼政に見切りを付けられ、錯乱し城の侍を数人斬りつけ逃走し、皮肉にも仇討ち屋を創設した自身が悪人ともいえる仕事人に三番筋で、自暴自棄かつ傲慢な態度で中之島と三好の殺しを頼み込む結果となる。
仕事料を納める際に『仇討ち屋』に濡れ衣で殺された犠牲者の遺族たちが先に納めていた依頼料を踏みにじっていたが、その依頼の中には自身も殺しの的として含まれており、前作の『必殺仕事人2013』に続き、依頼人自身が仕事の的になる形で、おつうの仇を取ろうとする隆生の初の仕事の刃に掛かり、もがき苦しみながら息絶える。彼を始めとする関係者の死に伴い、開国計画は全て中止される事となった。
彼が納めた多額の仕事料は小五郎が中之島を殺す際に、護衛役を駕篭から引き離す目的で使われることとなる[7]
中之島頼政(なかのしまよりまさ)
演 - 中村梅雀
幕府側用人
加門橋ノ介の後見人となって「仇討ち屋」の設立を後押しするが、トラブルが多発するや否や加門を切り捨てにかかる。
幕府における側用人は実際に掌握する権力はともかく、建前上は将軍と老中の取次役に過ぎないが、作中では老中よりも上位の存在であるかの如く描写されている。
おつう
演 - 佐々木希
隆生の恋人。
隆生の復讐を止めるために共に江戸に行くが、着いた途端に隆生とはぐれてしまい、涼次の提案で、渡辺家にしばらく居候する。
後に小五郎が自宅に連れ帰る形で隆生と再会し、仇討ち屋の入り口前で源兵衛を見つけ、後に仇討ち屋での話し合いの場での仲介役を頼まれるが、騒ぎを聞き付け、奥から現れた加門橋ノ介に源兵衛の捌きを乞うも、自分の面目を守る事に必死な加門からは聞き入れられるどころか、見下した様な態度で一蹴され、それでも、なおも懇願したために逆に自分が斬り付けられ瀕死の重傷を負い、隆生の背中に背負われ、渡辺家へ逃げ戻る道中で祝言を挙げることも叶わず、息を引き取る[8]
隆斎(りゅうさい)
演 - 永島敏行
願道寺の住職。宗派は不明[9]
捨て子の隆生を我が子のように育てる。
涼次から、背中にまとわりつく血の匂いを感じ、死の一本道から抜け出し、無限の生の道に進むため身を清めるように諭す。
後に井戸の所有権についての話し合いで願道寺が管理することを提案するが、隆生が見つけた古文書に記されていた井戸の金脈の話を聞かれてしまい、話し合いが破綻するも必死に制止しようとした結果、興奮した源兵衛に刺され、隆生に「復讐など考えてはいかん」と伝え、息を引き取る。
隆生は死に際に残した彼の言葉と彼に教わった仏の道に、皮肉にも背く結果となった。
源兵衛(げんべえ)
演 - 堀部圭亮
尾山村の名主。井戸の所有権についての話し合いの場で興奮の末、隆斎を刺してしまう。その後、江戸を彷徨っていたところに仇討ち屋に雇われる。
江戸に来た隆生とおつうに仇討ち屋入り口前で目撃され、後におつう立会いの下で、隆生と仇討ち屋内で一旦は謝罪の姿勢を見せるが、不意打ちを仕掛け斬り付けようとするなど、卑劣な男。
後に安倍川の仙吉に変わり、仇討ち屋を取り仕切る様になるが、仙吉からも恨みを買い、自らを殺しに来た隆生を再度、返り討ちにしようとしたところを横槍を突かれる形で殺される。
長兵衛(ちょうべえ)
演 - 蟷螂襲
岡井村の名主。願道寺の傍の井戸の所有権について、隆斎たちと揉めており、一度は丸く収まりかけたが、隆生が発見した古文書から井戸の下に眠る金脈の存在を知り、他の村の名主たち共々、欲に眩んだことがきっかけで話し合いは泥沼となり、遂には源兵衛が隆斎を刺殺してしまう騒動に発展してしまう。
隆斎が亡くなった後、半ば強引に井戸の所有権を手に入れたものの、結局、騒動の原因となった井戸からは金脈が発見される事はなく、更に金を求め、我武者羅に掘り進めたために水の道が崩れ、水が枯れてしまった。
井戸が使い物にならなくなったことを知ると彼を始めとする各村の名主たちは互いに責任を擦り付け合って乱闘を起こし、彼らの醜い姿を目の当たりにした隆生は村に目切りをつけ、江戸へ向かうことを決意する。
三好文衛門(みよしぶんえもん)
演 - 橋爪淳
幕府老中
加門とは正反対の保守派。途中から宗旨替えし、加門の政策に乗りかかり、自分の手柄にしてしまう。
安倍川の仙吉(あべかわのせんきち)
演 - 高橋英樹
「2012」に登場した弥勒坊燕斎の双子の兄。錫杖には刀が仕込んである。江戸に再び現れ、幕府認可の仇討ち屋を開業する。
生業にしていた裏稼業を奪う形となり、小五郎らを嘲笑い、窮地に追い込むが、裏取りの甘さが災いし、全くの別人物を殺してしまう事例が多発し、加門橋ノ介にその旨を伝えるも聞く耳を持たれなかった。挙句の果てに、全ての責任を押し付けられる形で解雇を言い渡される。
自らを利用するだけ利用し、切り捨てた仇討ち屋と加門に復讐心を抱き、隆生を返り討ちにしようとしていた源兵衛を自らが殺すことで、結果的に彼の手助けをする形となり、残る加門の始末は隆生に委ねた。
エンディングで再度、江戸を去るが、その際に茶店で一服していた、小五郎の前に現れ、仕事人のおかげで開国が先延ばしされる形となったことを皮肉を交えながら告げた。
上方の蛇松(かみがたのへびまつ)
演 - 木村祐一
冒頭部の仕事の的。小五郎を買収しようとするなど、口達者で狡猾。
冒頭部の仕事の依頼主
演 - 二宮星
蛇松に両親を殺され、三番筋で仕事を依頼した翌朝に息絶えた。
仕事料の分割払いを言い出す依頼主
演 - 久保田直子(テレビ朝日アナウンサー)
仇討ち屋に斬られる町人
演 - 上田剛彦(ABCアナウンサー)
仇討ち屋に息子を斬られた町人 杉作(すぎさく)
演 - 桑原征平

殺し技[編集]

渡辺小五郎
大刀で悪人を斬る、刺す。
今作では標的である中之島が駕籠に乗っていたところを不意打ちで刺殺したため、殺陣を繰り広げることはなかった。
BGM『中村主水のテーマ』に乗せて、殺しを行う。
経師屋の涼次
悪人の背後に回り、仕込み筆から抜き出した長いを相手の肩口から深く突き刺し、心臓まで到達させ、血を体内に噴出させる。
BGM『闇夜に仕掛ける』に乗せて、殺しを行う。
隆生
懐剣で、悪人の急所を突き刺す。
かつての中村主水が使用していた殺し技と似ているが、隆生自身が殺人は初めてであるため、技と言えるようなものではない。
安倍川の仙吉
悪人の隙を突いて、錫杖に仕込んだ刃で斬りつける。
彼は仕事人ではないが、標的の一人である源兵衛を殺すことで、結果的に今回の仕事に貢献する形となったため、ここに表記する。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 20:58 - 21:00に『今夜のスペシャルドラマ』も別途放送。
  2. ^ 放送された本編でも、匳の不在については全く触れられていない。
  3. ^ a b Hey!Say!JUMP知念侑李、必殺仕事人デビュー「先輩の背中を見て成長したい」”. ORICON STYLE (2014年5月21日). 2015年12月26日閲覧。
  4. ^ 知念侑李が“必殺”仲間入り 少年から仕事人へ”. ORICON STYLE (2014年7月21日). 2015年12月26日閲覧。
  5. ^ “Hey! Say! 知念ドラマで初の丸刈り”. nikkansports.com. (2014年7月5日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20140705-1328860.html 2014年7月6日閲覧。 
  6. ^ ただし、僧侶上がりのために髷が結えない短髪という設定は『必殺仕切人』の日増という前例がある。
  7. ^ 全額使ったか、一部は自分たちが貰ったかどうかは不明。
  8. ^ 源兵衛と仇討ち屋内で会った、その日は渡辺家による隆生とおつうの祝言を挙げる日だった。
  9. ^ 現実に江戸時代において、妻帯が公に認められているのは浄土真宗の僧侶のみであるはずだが、番組中では浄土真宗では用いられない般若心経が読経されている。

外部リンク[編集]