老人ホーム

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老人ホームの地図記号

老人ホーム(ろうじんホーム, Nursing home)とは、一般的に、要介護認定を受け、かつ自立生活が困難な高齢者が入所する施設を指す。日本法律上、これに該当するものは、有料老人ホーム老人福祉施設とがある。

入所措置[編集]

65歳以上で、かつ事情により在宅ケアを受けることが困難なものは、市町村の権限において老人福祉法による老人ホームへの入所措置が実施される。

老人福祉法(老人ホームへの入所等)
第十一条  市町村は、必要に応じて、次の措置を採らなければならない。

一  六十五歳以上の者であつて、環境上の理由及び経済的理由(政令で定めるものに限る。)により居宅において養護を受けることが困難なものを当該市町村の設置する養護老人ホームに入所させ、又は当該市町村以外の者の設置する養護老人ホームに入所を委託すること。
二  六十五歳以上の者であつて、身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ、居宅においてこれを受けることが困難なものが、やむを得ない事由により介護保険法 に規定する地域密着型介護老人福祉施設又は介護老人福祉施設に入所することが著しく困難であると認めるときは、その者を当該市町村の設置する特別養護老人ホームに入所させ、又は当該市町村以外の者の設置す[特別養護老人ホームに入所を委託すること。

歴史[編集]

かつては養老院ようろういんと呼ばれていた。

日本で最初の養老院はイギリス人エリザベス・ソーントンが1895年明治28年)に女性老人のみを対象として東京市芝区に設立した聖ヒルダ養老院である[1]。その後、民間・宗教施設に留まっていた養老院が初めて国の制度上に位置付けられたのは、1932年昭和7年)に施行された救護法であり、戦後の1950年(昭和25年)に旧法に代わって制定された生活保護法により、養老院という呼び名が養老施設に変更され、さらに1963年(昭和38年)に制定された老人福祉法によって老人ホームに改称及び体系化が行われ現在に至る[2]

地図記号[編集]

国土地理院が老人ホームに用いる地図記号家屋を組み合わせたものである。これは2006年平成18年)に全国の小中学校からの公募に基づき制定されたもので、国土地理院が初めて公募によって制定した地図記号のひとつである[3]

脚注[編集]

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  1. ^ 老人ホーム”. kotobank. 2013年5月31日閲覧。
  2. ^ 戦前の養老院における入所者処遇 (PDF)”. 文京学院大学人間学部研究紀要 (2009年12月). 2013年5月31日閲覧。
  3. ^ 国土地理院測図部 (2006年1月25日). “国土地理院の新しい地図記号を初めて公募で決定”. 2006年 報道発表資料. 2012年8月6日閲覧。

関連項目[編集]