テラスハウス

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イギリスのビクトリア朝・エドワード朝風のテラスハウス
イギリスのオックスフォードシャーにある第二次大戦後作られたテラスハウス

テラスハウス(terraced house)とは、境界壁を共有する複数の戸建て住宅が連続している形式の低層集合住宅。建築や都市計画でよく使われる言葉。アメリカ合衆国ではロウハウス(row house)と呼ばれることが多い。その他、英語ではa terracedtown houseタウンハウス)といった表現が用いられる。日本流にいえば、いわゆる長屋。各戸が土地に接し、テラスを有する。団地の一部として建設されることが多い。

日本では1958年昭和33年)に日本住宅公団が建設した分譲住宅で東京都杉並区成田東にある公団阿佐ヶ谷住宅が有名である。総戸数350戸のうち、地上2階建てのテラスハウスが232戸ある。この232戸のうち174戸の設計を前川國男が手がけたことで有名。老朽化により、建て替え計画が浮上している。

その後も多摩ニュータウンでは、1970年代以降住宅の"量から質へ"の転換が求められたことにより低層のテラスハウスが落合地区などに建設された。当時社会現象を起こしたドラマ金曜日の妻たちへでは主人公たちの住まいとして登場しそれまであまりなじみの少なかった住宅スタイルは大変な人気となった。しかし、家同士が繋がっているため改修などの費用がかさみ、戸数が少ないため修繕費も高額であるなど非効率な部分が多く、高層マンションの普及によってその後開発されたニュータウンでは建設されなくなった。

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