ぼくらの勇気 未満都市

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ぼくらの勇気 未満都市
MIMAN CITY
ジャンル テレビドラマ
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
製作総指揮 (チーフプロデューサー)
小杉善信(連続ドラマ)
西憲彦(スペシャル)
演出 堤幸彦
池田健司(連続ドラマ)
脚本 遠藤察男(連続ドラマ)
小原信治
二木結希(スペシャル)
出演者 堂本光一
堂本剛
相葉雅紀
松本潤
字幕 字幕放送
データ放送 番組連動データ放送
オープニング KinKi Kids愛されるより 愛したい
時代設定 1997年・2017年
土曜グランド劇場
ぼくらの勇気 未満都市
放送時間 土曜 21:00 - 21:54(54分)
放送期間 1997年10月18日 - 12月20日(10回)
プロデューサー 櫨山裕子
出演者 宝生舞
小原裕貴
穴沢真啓
矢田亜希子
徳山秀典
外部リンク 公式サイト
KinKi Kids デビュー20周年記念
金曜ロードSHOW! 特別ドラマ企画
ぼくらの勇気 未満都市 2017
放送時間 金曜 21:00 - 22:54(114分)
放送期間 2017年7月21日(1回)
プロデューサー 櫨山裕子
荻野哲弘
楠千亜紀
外部リンク 公式サイト
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ぼくらの勇気 未満都市』(ぼくらのゆうき みまんシティ、MIMAN CITY)は、1997年10月18日から12月20日まで毎週土曜日21:00 - 21:54に、日本テレビ系の「土曜グランド劇場」枠で放送された日本のテレビドラマである[1]KinKi Kids堂本光一堂本剛の共演作でもあった。

キャッチコピーは、

  • ぜんぶ、なくなった。 みんな、きがついた。 やっと、きがついた。」(連続ドラマ)
  • あれから20年。"再会の約束"が今、果たされる。」(スペシャル)

放送から約20年後の2017年7月21日に、KinKi Kidsデビュー20周年特別企画と題して続編の『ぼくらの勇気 未満都市2017』が同局系「金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画」にてスペシャルドラマとして放送される[2]

あらすじ[編集]

千葉県幕原市で大地震があったとのニュースが流れる。幕原市に引っ越していた友人・キイチを探しに旅立ったヤマトと、自称災害ボランティア志望のタケルは幕原地区に乗り込む。だが、地震というのは政府による情報操作で、実際には微生物「T幕原型」に汚染されてしまうというバイオハザードが発生、幕原市は大人が死に絶えた未成年だけの街になっており、感染拡大とパニックを防ぐためとして街全体が封鎖されていた。その後、ヤマトやタケルは、様々な問題や事件を乗り越えながら、大人の不在によって治安が悪化し暴力に支配された子供だけの街に秩序を築いていく[3]

T幕原型[編集]

幕原市を汚染した微生物。アルファベットのTのような形をしている。皮膚接触によって感染し、手が冷たくなったり著しく衰弱するなどの症状が現れ、成人の場合は早ければ数時間で死に至る。

未成年で感染した人間が成人となった場合も発症し死亡するが、その場合は手の冷たさなどの前兆が現れてから死亡するまで2日ほどの猶予がある。また、発症時期には多少の個人差があり、19歳で死亡する者もいれば20歳を越えてからしばらく生存する者もいる。

その正体は食料自給率の低い日本政府が研究していた微生物で、野菜等の成長を通常の何倍も早める特性を持つ。ただし人間の死をも一気に促進するため、政府は研究を大気圏外の人工衛星で行っていたが、その人工衛星が隕石との接触によって幕原に落下したことで今回の事件が起こった。

そのため、政府は世間には幕原市で大地震が起きたという説明を行って街を封鎖し、同時に幕原市内の住民に対しては「T幕原型は落下した隕石に付着していた新種の微生物である」という説明を行うという2重の隠蔽を行っていた。

幕原地区[編集]

千葉県に存在する臨海地区(幕張がモデル)。隕石落下以前はスーパーマーケットや民家が立ち並ぶ、近代的な住宅地だった。周囲を16キロメートルの巨大な壁に囲まれ、入口のゲートは銃を携えた自衛隊員により厳重に警備されている。食事は1日1回ヘリコプターで届けられるが、十分な量ではないため、日々食料の奪い合いが起こっている。電気や水道も止められており、大半の子供たちはいくつかの集団に別れて学校や廃屋に住み着いている。

キャスト[編集]

主要人物[編集]

()内のフルネームは2017年版スペシャルドラマに於いて設定されたもの。年齢は1997年版公式ホームページにて[4]

ヤマト(新藤 大和)
演 - 堂本光一
本作の主人公で18歳。名古屋の進学校に通う高校生。幕原にいた友人キイチの身を心配して1人で幕原へ向かう。その途中でタケルと出会い、国をあげてのトラブルに巻き込まれていく。正義感が強く、友人の為に命懸けで薬を調達したり、ケガ人を見捨てておけないなど、優しい反面無鉄砲とも言える行動から当初はユーリ達と対立する。しかしその性格が「奪うか奪われるか」がルールだった幕原を大きく変えていき、徐々に信頼されるリーダーとなっていく。
物語終盤でT幕原型の弱点が判明したことで幕原市の封鎖が解かれ、生き残った仲間たちと共に自由の身となるが、T幕原型が人間の手で作り出されたという真相を知り、仲間を率いて真実を隠蔽する政府に対し激闘を繰り広げた。
その後数年間は政府へのリベンジに燃えていたが、次第に幕原での日々は思い出へと変わっていき、20年後は中学の理科教師として淡々と生活している。
タケル(滝川 尊)
演 - 堂本剛
もう一人の主人公で18歳。主に関西弁で喋る。表向きはボランティア目的で幕原に来たが、実は幕原に住んでいた姉を探しに来ていた。ムードメーカーで、怒る仲間を宥めたり様々な作戦を練るなど飄々とした性格だが、隕石落下の真相を知った際には激昂した。とあるアクシデントからユーリを女として意識してしまい、彼女の気持ちを知りながらも密かに恋心を抱く。第6章でT幕原型による死期が迫ったレイジという青年と出会い、彼のギターと歌(挿入歌「風のない街」、下記参照)を受け継ぎ、幕原から出た際に音楽事務所を回って売り込むが最終的に蹴っている。政府との決戦時には参謀役としてヤマトをサポートした。
その後は心の傷を抱えながら国立大学に現役合格するも、20年後は風変わりな弁護士となっている。
ユーリ
演 - 宝生舞
本作のヒロイン。死亡した警官から奪う形で拳銃を所持しており、周囲に恐れられている。一人称は「俺」で、周囲に舐められないように男装している。ぶっきらぼうな性格だが根は優しく、拳銃で脅し食料を掻き集める行為も、食料を確保できない小さな子供達のために行っていた。当初はヤマト達と対立していたが、様々な事件を経て強い信頼関係で結ばれていく。暴力から自分を庇ったヤマトに惹かれていくが、タケルの好意には終盤まで気づかなかった。柴崎に対し特に強い不信感を持つ。
実は柴崎の娘で、本名はユリ。母(柴崎にとっては妻でもある)が射殺される遠因となった父を恨んでいた。しかし第8章でT幕原型により発症、死の直前に柴崎と和解し、仲間達に囲まれながら笑顔で息を引き取った。享年20歳。
キイチ(原 貴一(1997年版))→(岡本 貴一(2017年版))
演 - 小原裕貴
ヤマトの親友。当初は周囲の少年達同様心が荒んでおり、困窮した生活からヤマトの荷物から食料を盗み喧嘩になるが、ヤマトの優しさに触れ友情を取り戻していく。リュウに脚を刺され衰弱した際にはヤマトの元を離れようとしたが、心の底ではヤマトを信じていた。幕原解放後は老夫婦に養子として引き取られる。
マコト / アキラ(岩永 彰)
演 - 穴沢真啓 / 相葉雅紀
常に一緒に行動する二人組。当初はリュウのグループの一員で、ヤマトを恐喝する等していたが、次第に嫌気が差しヤマト達の元へ舞い込んでくる。政府との決戦時にも最後までヤマト一行と共にした。
モリ(江口 杜生)
演 - 松本潤
ユーリと行動を共にする少年で、結果として彼女とヤマト達が和解するきっかけとなる。心優しいが気が弱く、いじめの対象になる事も。幕原の少年たちの中でもいち早くヤマト達に懐き、行動を共にし、逞しく成長していく。幕原市外に姉(演:三浦早苗)がおり、彼女が飼っていたリキという犬を連れている。隕石落下地点の近くで真相解明の鍵となる謎の花と、「何か」の破片を発見する。政府との決戦時にはそれまでと打って変わって強気な言動を見せた。
スズコ(松元 鈴子)
演 - 矢田亜希子
ヤマトの恋人。幕原の外からヤマトの身を案じていたがヤマトが生きていると確信し、単身幕原へ飛び込んできた。当初は外の話やユーリに対し嫉妬していたが、少しずつ解けこんでいく。
リュウ
演 - 徳山秀典
不良少年グループのリーダー。いじめや脅しを繰り返し、巨大なグループを作り上げた。ヤマトと幕原のリーダーの座を巡って対立。平気で暴力も行い、キイチをナイフで傷つけたこともあった。しかし、次第にヤマトを認め始めていき、幕原での電波ジャックを行った頃からヤマト達に力を貸していく。幕原解放後に行き場のないマコトとアキラに親戚の工場を紹介するなど優しさを見せ始めた。
政府との決戦前夜でのやり取りでヤマト達と完全に和解し最後まで一行と共にした。

幕原地区対策本部[編集]

柴崎
演 - 白竜
幕原地区対策本部長長官。常々少年達から反感を買っているが、次第にヤマトの申し入れに応え独自で食糧を供給するなど、理解を示すようになる。
実はユーリの父親で、幕原を封鎖した際に妻を自衛隊の射撃により亡くしている。本部長を解任された後にユーリと再会し、彼女と共に死ぬことを決意した彼は自らT幕原型に感染。ユーリの死を看取った。死を待つ彼はヤマト達に幕原の真実を伝えようとしたが直前、感染して時間が経つにも関わらず生きていた彼を不信に思った盛岡が彼を調べる為に特殊部隊に拉致されてしまう。
その後、入院先の病院に現れたヤマト達に幕原の真実を伝えた。
次官
演 - 加納典明
盛岡
演 - 石丸謙二郎
柴崎の後任の対策本部長長官。冷酷非道な人物で気温によって死滅していったウィルスを政府の手柄にしようともくろむ。ヤマト達が政府に対し宣戦布告を施した際には徹底抗戦を宣告した。

幕原復興本部[編集]

左山
演 - 向井理(2017年版)
本部長付。長沼の片腕。
真壁
演 - 山内圭哉(2017年版)
エージェント左山の実行部隊。
長沼
演 - 山口馬木也(2017年版)
本部長。
右巻
演 - 飯田基祐(2017年版)
本部長付。

その他[編集]

優奈
演 - 早見あかり(2017年版)
滝川法律事務所のアルバイト。
高木
演 - 道枝駿佑(2017年版)
区立中学3年E組の生徒。
風間
演 - 千葉雄大(2017年版)
一級建築士。アキラの後輩。
道徳教師
演 - 青木源太(2017年版)
ヤマトの同僚。

ゲスト[編集]

  • カオル - 田中丈資
  • ナイキ - 荒井賢太
  • タカコ - 馬場喬子
  • 柴崎の部下A - 市川勉
  • 感染した自衛隊員 - 野添義弘
  • 薬局の店主 - 徳井優
  • 警官 - 高松英郎
  • 柴崎の同僚 - 光石研
  • ユーリの母 - 根岸季衣(特別出演)
    • 隕石が落ちてきた際にユーリと一緒に逃げようとしたが、検問を突破しようとした際にユーリを庇い、死亡する。
  • 政府の職員 - ふせえり
    • 幕原から子供たちを退去させたり、身寄りのない子供たちの里親を紹介するために派遣された女性。感情がまったく表情に出ない。
  • 三上 - 永澤俊矢
    • フリーの雑誌記者。幕原での真相を掴もうとしてヤマトたちに近づき、行方のわからなかった柴崎の居どころを突き止め、ヤマトたちと共に幕原の真実を聞く。真実を世間に暴露するとヤマトたちから花を受けとるが、直後に現れた森岡に花を売り付けようとヤマトたちを裏切ったところ、森岡に裏切られて放り出される。
  • テレビ局のプロデューサー - 彦摩呂
    • タケルとモリが真実を公表しようとして相談に訪れるが、真実より幕原の中での出来事(友人の死や争い)を面白おかしく報道しようしたことで2人の怒りを買い、モリに飲み物を浴びせられる。
  • 薔薇太陽 - 富田望生

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

連続ドラマ[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
第1章 1997年10月18日 大地震 遠藤察男 堤幸彦 18.4%
第2章 1997年10月25日 再会 17.0%
第3章 1997年11月01日 脱出 15.6%
第4章 1997年11月08日 守る決意 小原信治 14.8%
第5章 1997年11月15日 ヤマト 外へ 遠藤察男 池田健司 17.6%
第6章 1997年11月22日 生きる証 堤幸彦 16.6%
第7章 1997年11月29日 臨時政府 16.8%
第8章 1997年12月06日 ユーリの死 小原信治 池田健司 16.2%
第9章 1997年12月13日 解放 堤幸彦 18.1%
最終章 1997年12月20日 最後の勇気 遠藤察男 17.4%
平均視聴率 16.8%[5](視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

スペシャル[編集]

放送日 サブタイトル 脚本 演出 視聴率
2017年7月21日 二木結希
小原信治
堤幸彦 %

関連商品[編集]

VHS[編集]

バップから、VHSが全5巻、またVHSのレンタル版がリリースされている。しかし当時、少年凶悪事件などが多発し社会問題になっていたため世論に配慮して発売を自粛、VHSの発売は翌年(1998年9月5日 - 10月5日)となり、レンタル開始も放送が終了してから約1年後だった。

DVD・Blu-ray[編集]

2017年7月19日にDVD-BOX、Blu-ray BOXがバップから発売予定[6]

動画配信[編集]

2017年7月21日に『ぼくらの勇気 未満都市2017』が放送されるのに先立ち、有料動画配信サービスHuluにて同年7月1日から1997年版の作品の配信を開始する予定で、第1話から順次配信を予定している[7]

書籍[編集]

  • ぼくらの勇気 未満都市ノベライズ : 紫苑薫(日本テレビ

備考[編集]

  • 大人しか発症しないウィルスなど設定が漫画『チャイルド★プラネット』と酷似していると指摘されたため、作者でもある竹熊健太郎永福一成の名が途中から「協力」としてクレジットされた(なお、ビデオ版や再放送では初回からクレジットされている。)。
  • 相葉雅紀松本潤(当時・ジャニーズJr. 現・)はこの作品が連続ドラマ初出演となった。

脚注[編集]

外部リンク[編集]

日本テレビ 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
D×D
(1997.7.5 - 1997.9.20)
ぼくらの勇気 未満都市
(1997.10.18 - 1997.12.20)
三姉妹探偵団
(1998.1.10 - 1998.3.21)