コンテンツにスキップ

三姉妹探偵団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三姉妹探偵団』(さんしまいたんていだん、Three Sisters Investigate)は、赤川次郎推理小説シリーズ。すべて長編で、24作目までは講談社の月刊文芸雑誌小説現代」に掲載された後、講談社ノベルスに収録され、その後講談社文庫に収録されていたが、第25作目となる「三姉妹探偵団 三姉妹、恋と罪の峡谷」は講談社が発行する月刊の文芸PR誌・文庫情報誌である『IN★POCKET』の2017年1月号から連載されている。ほぼ年1作のペースで新作が出されており、2017年現在、ノベルス及び文庫で24巻が発売されている。

1995年、脚色された『四姉妹物語』で映画化(出演は清水美砂牧瀬里穂今村雅美中江有里)。

また、1986年2月20日にフジテレビで単発ドラマとして放送。その後、1998年1月10日から3月21日にかけて日本テレビ系列にてテレビドラマ化され、土曜夜21時 - 22時の『土曜グランド劇場』にて放送されていた。2008年1月から3月には、「4姉妹探偵団」として朝日放送テレビ朝日系列で再ドラマ化された。

あらすじ

[編集]

放火によって家を失ってしまった三姉妹。しかも焼け跡からは何故か女性の遺体が発見され、出張中の父親は殺人容疑で指名手配されてしまう。父親の無実を証明するため三姉妹は探偵業を始める。

M署の国友刑事らの協力で事件は解決できたが、その後も姉妹の周囲には父親の不在時を狙うように次々と新たな事件が発生するようになる。

主な登場人物

[編集]
佐々本綾子
佐々本家長女。大学生。天然ボケ気味でおっとりした性格。
佐々本夕里子
佐々本家次女。短大までエスカレーター式で進学することができる私立の女子高に通う。3姉妹の中で一番のしっかり者であり、三姉妹をまとめている。怒ると死んだ母親にそっくり。はねっかえりで気が強いのが玉にキズ。
佐々本珠美
佐々本家三女。中学生。3姉妹の中で一番ちゃっかりしており、ケチである。
国友靖之
M署の刑事。夕里子の恋人。
佐々本周平
三姉妹の父。K建設販売第二課。頻繁に出張しているため、事件が起こるときは家にいない。

シリーズ作品リスト

[編集]

長編

[編集]
  • ※講談社ノベルス、講談社文庫の列は発売日とISBNを併記。
三姉妹探偵団シリーズの作品一覧
# タイトル 講談社ノベルス 講談社文庫 備考
1三姉妹探偵団1982年8月27日
(4-06-181022-7)
1985年7月8日
(4-06-183540-8)
文庫・改題『三姉妹探偵団1 失踪編』
2三姉妹探偵団2 キャンパス篇1985年4月22日
(4-06-181184-3)
1987年12月8日
(4-06-184116-5)
3三姉妹探偵団3 珠美・初恋篇1986年2月27日
(4-06-181235-1)
1989年2月8日
(4-06-184379-6)
4三姉妹探偵団4 怪奇篇1987年3月30日
(4-06-181295-5)
1990年3月8日
(4-06-184634-5)
5三姉妹探偵団5 復讐篇1988年3月30日
(4-06-181354-4)
1991年3月5日
(4-06-184861-5)
6三姉妹探偵団6 危機一髪篇1989年4月3日
(4-06-181419-2)
1992年4月3日
(4-06-185113-6)
7三姉妹探偵団7 駈け落ち篇1990年3月30日
(4-06-181479-6)
1993年4月6日
(4-06-185365-1)
8三姉妹探偵団8 人質篇1991年4月3日
(4-06-181549-0)
1994年4月7日
(4-06-185634-0)
9三姉妹探偵団9 青ひげ篇1992年4月7日
(4-06-181612-8)
1995年4月6日
(4-06-185916-1)
10三姉妹探偵団10 父恋し篇1993年4月27日
(4-06-181681-0)
1996年5月14日
(4-06-263232-2)
11三姉妹探偵団11 死が小径をやってくる1994年4月27日
(4-06-181777-9)
1997年4月14日
(4-06-263491-0)
12三姉妹探偵団12 死神のお気に入り1995年4月27日
(4-06-181836-8)
1998年4月15日
(4-06-263745-6)
13三姉妹探偵団13 次女と野獣1996年4月03日
(4-06-181908-9)
1999年4月15日
(4-06-264535-1)
14三姉妹探偵団14 心地よい悪夢1997年5月6日
(4-06-181962-3)
2000年4月14日
(4-06-264831-8)
15三姉妹探偵団15 ふるえて眠れ、三姉妹1998年5月8日
(4-06-182014-1)
2001年5月15日
(4-06-273154-1)
16三姉妹探偵団16 三姉妹、呪いの道行1999年5月14日
(4-06-182069-9)
2002年5月15日
(4-06-273423-0)
17三姉妹探偵団17 三姉妹、初めてのおつかい2000年9月6日
(4-06-182133-4)
2003年9月12日
(4-06-273833-3)
18三姉妹探偵団18 恋の花咲く三姉妹2002年3月7日
(4-06-182228-4)
2005年6月15日
(4-06-275102-X)
19三姉妹探偵団19 月もおぼろに三姉妹2003年8月8日
(4-06-182319-1)
2006年7月14日
(4-06-275440-1)
20三姉妹探偵団20 三姉妹、ふしぎな旅日記2005年2月9日
(4-06-182412-0)
2008年1月16日
(978-4-06-275960-1)
21三姉妹探偵団21 三姉妹、清く貧しく美しく2007年2月8日
(978-4-06-182515-4)
2010年2月13日
(978-4-06-276576-3)
22三姉妹探偵団22 三姉妹と忘れじの面影2011年4月8日
(978-4-06-182773-8)
2014年5月15日
(978-4-06-277838-1)
23三姉妹探偵団23 三姉妹、舞踏会への招待2013年7月5日
(978-4-06-182881-0)
2016年11月15日
(978-4-06-293527-2)
24三姉妹探偵団24 三姉妹、さびしい入江の歌2015年7月7日
(978-4-06-299051-6)
2018年7月13日
(978-4-06-293918-8)
講談社文庫のタイトルは『三姉妹探偵団25 三姉妹、さびしい入江の歌』。
25三姉妹探偵団25 三姉妹、恋と罪の峡谷2019年6月7日
(978-4-06-516158-6)
2022年6月15日
(978-4-06-527339-5)

番外編

[編集]
  • 『三人姉妹殺人事件』 - 三姉妹探偵団と、大貫警部(四字熟語)シリーズのコラボ作品
  • 『おとなりも名探偵』 - 短編「晴れ姿三姉妹」を収録。初出は「野性時代」1995年11月号。

映画「四姉妹物語」

[編集]
四姉妹物語
監督 本田昌広
脚本 大川俊道
原案 赤川次郎「三姉妹探偵団」
出演者 清水美砂
牧瀬里穂
中江有里
今村雅美
音楽 岡田徹
主題歌 L⇔RHELLO, IT'S ME
撮影 猪瀬雅久
編集 奥原好幸
製作会社 江崎グリコ
配給 東宝
公開 日本の旗 1995年1月28日
上映時間 103分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

江崎グリコの「ポッキー」のCMは1993年から1996年まで、清水美砂牧瀬里穂中江有里今村雅美が起用され、「ポッキー四姉妹物語」としてキャンペーン展開されていた。

物語形式によるメディアミックス戦略の一環としてスピンオフ映画作品が企画され、1995年に「四姉妹物語」として東宝系で公開された[1]。CMの設定と、三姉妹探偵団の設定をドッキングした展開になっている。

キャスト

[編集]

スタッフ

[編集]
  • 原案:赤川次郎
  • 監督:本田昌広
  • 脚本:大川俊道
  • 製作:伊地智啓、安田匡裕
  • 企画:藤井忠彦、大木達哉
  • 企画協力:村上和義、荒木宏、鬼頭圭二、平川浩司
  • プロデューサー:椋樹弘尚
  • ダイアローグ:飯島早苗
  • 撮影:猪瀬雅久
  • 照明:牛場賢二
  • 美術:正田俊一郎
  • 録音:北村峰晴
  • 編集:奥原好幸
  • 助監督:冨樫森、金子功、久保朝洋、矢部浩也
  • 製作担当:黒田晃司
  • 音響効果:渡部健一(東洋音響カモメ
  • アクション監督:斎藤英雄(ナンバーワンプロモーション)
  • マジックコーディネート:引田天功
  • カースタント:アクティブ21
  • タイトル:マリンポスト
  • 現像:IMAGICA
  • スタジオ:にっかつ撮影所
  • 協力:本田技研工業
  • 製作プロダクション:電通関西支社、キティ・フィルム

関連項目

[編集]

テレビドラマ

[編集]

1986年版

[編集]

1986年2月20日 20時2分 - 21時48分、フジテレビ木曜ドラマストリート』枠で放送。

キャスト

[編集]

スタッフ

[編集]
  • 原作:赤川次郎
  • 脚本:岡村香織
  • 演出:高橋伴明
  • プロデューサー:久里耕介、宅間秋史、松下千秋

1998年版

[編集]

全10回、平均視聴率は13.6%。

概要

[編集]
  • 当時の刑事・探偵もののテレビドラマにはドタバタコメディが多く、本作もそうした傾向が色濃く反映された内容となった。
  • 吉川ひなのは、第3話でゲスト出演したIZAMの共演がきっかけで1999年に結婚(同年離婚)した。
  • 1969年10月から26年半(1987年4月から1年間の中断期間を除く)に渡り続いた『土曜グランド劇場』の看板は本作品を最後に下される事になり、次作『LOVE&PEACE』からは『土曜ドラマ』に改称される。

キャスト

[編集]
レギュラー
[編集]
谷原章介
丸久美子
星野亜希
上原あや(D&D)
ゲスト
[編集]
第1話・第2話
第3話
第4話・第5話
第6話
第7話・第8話
第9話・第10話

スタッフ

[編集]
  • 原作:赤川次郎
  • 脚本:橋本以蔵、津田真弓、夏野すいか
  • 音楽:日向大介
  • 演出:大平太、吉野洋、長沼誠、古賀倫明
  • プロデュース:古賀倫明、佐藤敦
  • 製作著作:日本テレビ

主題歌・挿入歌

[編集]
  • 主題歌「TEENAGER」 (井上陽水
  • 挿入歌「WITH」 (Daisuke Hinata debuting MaMi)

サブタイトル

[編集]
各話サブタイトル視聴率
第1話仮面舞踏会に潜む罠!パパは恐怖の連続殺人鬼18.4%
第2話仮面舞踏会殺人事件今夜解決!パパ死す13.8%
第3話ライブ殺人!愛と復讐の連続爆弾魔!!14.4%
第4話雪幽霊ゲレンデを襲う呪い!露天風呂殺人の謎!!14.1%
第5話雪幽霊伝説完結編!謎の吸血鬼!?母の涙12.6%
第6話復讐の銃弾!バレンタインは危険がいっぱい!!14.7%
第7話初恋は危険な誘拐!?試験問題盗難に秘められた罠12.1%
第8話珠美の初恋!!誰も殺さないで涙のファーストキス12.1%
第9話大脱走父の花嫁は魔性の女!?秘密の花園殺人事件11.4%
最終話悪魔の花嫁!偽りの愛に隠された殺人トリック12.7%
平均視聴率 13.6%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
日本テレビ 土曜グランド劇場
前番組 番組名 次番組
ぼくらの勇気 未満都市
(1997.10.18-1997.12.20)
三姉妹探偵団
(1998.1.10-1998.3.21)
【ここまで『土曜グランド劇場』】
LOVE&PEACE
(1998.4.18-1998.7.4)
【ここから『土曜ドラマ』】

2008年版

[編集]

三姉妹にオリジナルの長女を追加。4姉妹に。各登場人物のキャラクター強化のための追加要素も強い。視聴率はふるわなかった。

漫画

[編集]

作画:高橋千鶴講談社コミックスフレンドから1990年2月出版)

オーディオブック

[編集]

Audible配信版

[編集]

青木瑠璃子による朗読で、2017年より順次データ配信でAudibleからオーディオブック化されている[2]

2017年6月14日に第1巻がデータ配信されて以降、2020年2月時点で第25巻まで配信されている[2]

audiobook.jp配信版

[編集]

2018年10月6日audiobook.jpにて、第1巻がオーディオブック化され、配信が開始された[3]。こちらは登場人物ごとにキャストが割り当てられている。

キャスト

[編集]

脚注

[編集]
  1. 四姉妹物語(1995):作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2025年8月22日閲覧。
  2. 1 2 三姉妹探偵団 をAmazonオーディオブックで聴く”. Audible, Inc. 2025年8月23日閲覧。
  3. 「三姉妹探偵団」のオーディオブック”. audiobook.jp. 2019年11月22日閲覧。

外部リンク

[編集]