この世界の片隅に

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この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代による日本漫画作品。『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載。単行本は同社より上・中・下巻の形式と、前編・後編の形式で発売。

2011年8月5日日本テレビ系列でドラマ化された。また、2016年11月12日より片渕須直監督による劇場アニメーション映画が全国公開された。

概要[編集]

こうの史代の出世作となった『夕凪の街 桜の国』に続いて「戦争広島」をテーマに描いた作品である(ただし『夕凪の街 桜の国』と異なり、主要な舞台は広島ではなく近隣の軍港に設定されている)。2006年初めから翌2007年初めにかけて発表した戦前期(1930年代)の広島を描いた3編の読み切り短編作品(いずれも主人公・浦野すずの幼少時がテーマとなっている)に続いて、『漫画アクション』誌上に本作の連載が開始されることになり、2008年1月にはコミックス単行本(上巻)が刊行された。こうのにとっては通算7本目の単行本化作品となる。

本作品のストーリー本編は1943年(昭和18年)12月、すずが周作と出会い翌年2月に2人が祝言を挙げるところから始まるが、コミックス化に際して上記の3編も本編のプロローグ部分として上巻に同時収録された(目次の配列はストーリー上の時系列に沿っている)。初出掲載時とコミックスでは、各回ごとに(「18年12月」というように)昭和元号により舞台となる時期(年・月)を示すサブタイトルが付されている(ただしプロローグの3編については初出時に時期設定が明示されていなかったため、コミックス収録時に新たに付された)。また、初出掲載時は「昭和」と「平成」の元号を介して年月が一致するように連載されていた(例:作中が昭和20年3月の場合、平成20年3月発行の誌上に掲載)[1]

登場人物は元素周期表を参考に名付けられている(例:すず=スズ、周作=臭素[2]

フランスで『Dans un recoin de ce monde』、台湾で『謝謝你,在這世界的一隅找到我』として刊行されている。英語版は存在しないが、『In This Corner of the World』という英語題名が原作漫画・アニメーション映画版に共通のものとして設定されている。

あらすじ[編集]

1944年(昭和19年)2月、を描くことが得意な少女浦野すずは、広島市江波から北條周作のもとに嫁ぐ。戦況の悪化で配給物資が次第に不足していく中、すずは小姑の黒村径子の小言に耐えつつ、ささやかな暮らしを不器用ながらも懸命に守っていく。しかし軍港の街である呉は1945年(昭和20年)3月19日を境に頻繁に空襲を受けるようになる。同年6月22日の空襲で、通常爆弾に混ぜて投下されていた時限爆弾地雷弾[3])の爆発により、すずは姪の黒村晴美の命と、自らの右手を失う。意識が戻ったすずは径子に責められる。同年7月1日の空襲では呉市街地が焼け野原となり、郊外にある北條家にも焼夷弾が落下した。見舞いにきた妹のすみは、江波のお祭りの日に実家に帰ってくるように誘う。その当日である8月6日の朝、径子はすずと和解し、すずは北條家に残ることを決意する。その直後に広島市への原子爆弾投下により、爆心地から約20キロメートル離れた北條家でも閃光と衝撃波が響き、広島方面からあがる巨大な雲を目撃する。8月15日、ラジオで終戦の詔勅を聞いたすずは家を飛び出し泣き崩れる。翌年1月、すずはようやく広島市内に入り、草津にある祖母の家に身を寄せていたすみと再会。両親は既に亡くなっており、すみには原爆症の症状が出ていた。廃墟となった市内で、すずはこの世界の片隅で自分を見つけてくれた周作に感謝しながら、戦災孤児の少女を連れて呉の北條家に戻った。

登場人物[編集]

主人公と北條家の人々[編集]

浦野 すず(うらの すず) → 北條 すず(ほうじょう すず)
主人公。1926年(昭和元年)生まれ。広島市江波の海苔梳きの家に育った少女。絵を描くことが好きだが裁縫は苦手。呉の北條家に嫁ぐ。素直でおっとりした性格から時折小事件を巻き起こす。手先が器用で働き者。次第に物資が乏しくなる生活に先行きの不安を感じつつも、知恵と明るさで乗り切っていく。1945年(昭和20年)6月22日の空襲で右手を失う。夫や北條家の人々を愛し、彼らから愛され、戦時下の生活を健気に懸命に生きていく。人の機微に聡い一面もあり白木リンと夫の関係性に気付いている。
北條 周作(ほうじょう しゅうさく)
すずの夫。呉鎮守府軍法会議録事(書記官)。すずよりも4歳年上。昭和18年12月、突然父親の円太郎と浦野家を訪れ、幼いころに一度だけ会ったことがあるすずに結婚を申し込んだ。生真面目な性格で親族ら周囲から「暗い」と言われるのを気にしている。すずを愛し彼女のささやかな絵描きの趣味にも理解を持っているが、すずが幼なじみの哲に淡い想いを抱いていることにうすうす気づいている。
北條 サン(ほうじょう さん)
周作の母(すずの姑)。足を痛めているため普段は自宅で安静にしているが、裁縫や精米など、家長の妻として出来ることを最大限頑張っている。優しい性格で、すずに対する言動も慈愛に満ちたものが多い。
北條 円太郎(ほうじょう えんたろう)
周作の父(すずの舅)。広海軍工廠技師。かつてロンドン海軍軍縮会議のため一時解雇されていた。化学が専門のようで、蘊蓄を語り出すと止まらない。真面目かつ温和・冷静で、怒ることはほとんどない。
黒村 径子(くろむら けいこ)
周作の姉で、顔立ちは周作そっくり。元モダンガール。結婚して家を出ていたが、時計屋を営んでいた夫(アニメ版での名前は「キンヤ」)の病死後、嫁ぎ先と折り合いが悪くなる。建物疎開と同時に黒村家が下関に引っ越したことを機に離縁し、娘ともども北條家に戻ってきた。嫁ぎ先に残してきた息子のことを気にかけている。はっきりものを言う性格で、何事もてきぱきとこなす。すずにはしばしば厳しい小言を言い、晴美が亡くなった時は逆上したが、やがて右手を失ったすずの身の回りの世話をするようになる。
黒村 晴美(くろむら はるみ)
径子の娘。国民学校初等科への入学を控えている。兄の久夫に軍艦の名前を教えてもらっており、幼いながらすずよりはるかに軍艦の知識に詳しい。母の径子とともに北條家に同居し、すずに懐いている。1945年(昭和20年)6月22日の空襲の後、軍艦を見ようと海に近づいたところを時限爆弾の爆発に巻き込まれて死亡する。
黒村 久夫(くろむら ひさお)
離縁した径子が跡取りとして黒村家に預けてきた息子。妹・晴美の入学祝いとして自分が使っていた教科書を送ってきた。アニメ版ではエンディングロールで祖父(径子の元義父)の傍らにいる様子が描かれている。

江波(すずの実家)の人々[編集]

浦野 十郎(うらの じゅうろう)
すずの父。かつては海苔養殖に従事していたが工業港建設で海が埋め立てられたため廃業し、埋立地に建てられた工場に勤めている。原爆投下後、妻のキセノを探して広島市内に入ったことから二次被ばくし、10月に原爆症により亡くなる。
浦野 キセノ(うらの キセノ)
すずの母。森田の叔父さんと横顔がよく似ている。8月6日の朝には祭りの準備で広島市街に出かけており、その後消息を絶つ。夫の十郎、すみの捜索もむなしく最後まで見つからなかった。
浦野 要一(うらの よういち)
すずの兄。すずのみならず腕白な哲ら男子からも怖れられる、通称「鬼(おに)いちゃん」。陸軍軍人としてニューギニアに出征していたが戦死の知らせが届く。しかし戦死の報告とともに届いたものは石ころ一つしかなく、浦野家の人々は彼の死を実感することができず、戦死した事実を認めていないようである。
浦野 すみ(うらの すみ)
すずの妹。姉と比べてしっかり者の美人で、すずに見合い話が来た際にすずが「すみちゃんとの間違いでは」と言ったほど(画風としてはすずよりも引き締まったように描かれている)。年子である姉のすずを「すずちゃん」と呼び慕っている。女子挺身隊の一員として陸軍の軍需工場に勤労動員していた時に知り合った陸軍の若い将校(すみ曰く「美男子」)とほのかに想い合う仲になる。原爆投下後、父の十郎とともに母キセノの捜索のため広島市内に頻繁に出入りしたことから二次被ばくし、原爆症の青あざ(内出血)に悩まされる。
水原 哲(みずはら てつ)
小学校時代のすずの幼なじみ。海軍兵学校の生徒だった4歳年上の兄を海難事故で失い、小学校卒業後志願兵として海軍に入隊する。水兵として乗り組んでいた青葉の停泊中、入浴と一夜の宿を求めて北條家を訪れる。小学校時代から頑固な性格ながら、すずと互いに意識しあっている。すずは周作の妻となっても捨てられない水原への淡い気持ちに罪悪感を持ち、水原もそのすずの気持ちを理解している。
りっちゃん
小学校時代のすずの幼なじみ。卒業後、女学校に進学。

草津の人々[編集]

森田イト(おばあちゃん)
すずの祖母。広島県西部の古江から嫁ぎ、草津に住む。縁談が来たすずに、嫁入りのために仕立てた友禅の着物を手渡す。その際、初夜に行うやりとり(柿の木問答の変種)を教える。優しい性格ながら、不器用なすずに裁縫を教える口調は厳しい。
森田(もりた)の叔父さん・マリナ(叔母さん)
すずの叔父・叔母。母と同居し海苔梳き業を営んでいる。しばしばすず一家が手伝いに来ている。
千鶴子(ちづこ)
森田夫妻の娘(すずの従妹)。晴美より少し年上。

呉の人々[編集]

白木リン
朝日遊廓「二葉館」の遊女。子だくさんの家に育ち、口減らしのため子守りとして売られる。そこを逃げ出して放浪の末、行き着いた呉で誘われて遊廓に入った。闇市での買い物帰りに道に迷ったすずと偶然知り合い仲良くなるが、ふとしたきっかけで周作と浅からぬ仲であることが判明する。小学校には半年しか通わなかったため、片仮名しか読むことができず、絵のやりとりがすずと知り合うきっかけとなった。すずと同じく広島の出身であり、幼少時代にすずにすいかを貰ったことがある。アニメ映画版ではリンと周作にまつわるエピソードが描かれない(関係を示唆する描写のみ残されている)。
小林夫妻
円太郎の姉夫妻で周作にとっては伯父・伯母。すずと周作の仲人を務めた。空襲で自宅が全焼したため、円太郎を頼りに北條家に同居することになる。
知多
近所の主婦で北條家と同じ隣組。刈谷とは仲が悪いが何かといつも近くにおり、戦況が悪化するにつれて徐々に関係は修復していく。かつて看護婦を務めていた。入市被爆の影響で白内障を患う。
刈谷
近所の主婦で北條家と同じ隣組。知多とは仲が悪かった。夫と弟が戦死した上、息子も陸軍に徴兵される。息子はその後広島市で被爆し隣保館まで帰り着いたところで事切れるが、刈谷はそれを息子と気付けず、のちに財産のほぼすべてを売り払うほど、深く後悔することになる。
堂本
近所の老婦人で北條家と同じ隣組。すずが嫁いだ初期にしばしば登場する。
テルちゃん
リンと同じく「二葉館」の遊女。赤毛と九州弁が特徴的。将来を憂いた見知らぬ若い水兵によって心中未遂に巻き込まれ、冬場の川へ入ったため体調を崩し療養していた。リンを訪ねてきたすずに、南の島の絵を雪上に描いてもらい喜んだものの、その後重度の肺炎にかかり亡くなる。その後、遺品の艶紅がリンからすずへ手渡された。アニメ版ではすずの回想場面で名前のみ言及される。
栗本
円太郎の同僚。晴美のために使い古しの教科書を譲る約束をしていた。1945年3月の空襲で教科書を含めて家が焼けてしまう。アニメ版では未登場。

その他[編集]

ばけもん
幼少時に広島の街中(中島本町)へとおつかいに出たすずと周作をさらって食べようとした。正体は不明。
憲兵
高台にある畑で停泊中の軍艦をスケッチしていたすずを「間諜行為」と叱責し、愛用のスケッチブックを押収する。
広島の少女
父は軍人で戦死しており、母も原爆によって重傷を負って死亡。戦災孤児として彷徨ったのち、北條夫妻と出会う。右手を失ったすずが母の姿と重なったのか、実子のようにすずに寄り添う。その姿を見て、北條夫妻は養子として連れ帰る覚悟を決める。小説版では「ヨーコ」、テレビドラマ版では「千鶴」という名前で登場する。

物語に登場する地名[編集]

ここでは1944年頃までの状況を述べる。なお斜体部分は物語上の設定に関する記述である。

[編集]

1945年戦災概況図。左が呉旧市内、右が広地区。
1954年米軍作成の呉旧市内地図。
上長ノ木町(かみながのきちょう)
北條家の人々が住む町。呉市内(旧市内)では北端に位置する。右上地図のうち、旧市内の赤斜線エリア上端付近。高地に位置するため大正末期まで世帯数は少なく、昭和時代に入って宅地化が進行した。嫁ぐ日のすずたちが乗車した木炭バスの終点である辰川(たつかわ)地区はより低地に位置する[4][5][6][7]
朝日町(あさひまち)
白木リンが住む町。右上地図のうち、旧市内の赤斜線エリアの中心やや右上あたり。明治中期以降一大遊郭地として栄え、町名は1896年に設立された共同遊郭地「朝日廓」に由来する。軍港という特殊条件により栄えた遊郭地で、1935年には46軒の遊郭に650名の娼妓を抱え、規模も豪壮で県下のみならず関西一と称されていた[8]
呉海軍工廠
周作の父・円太郎のかつての勤務先。右上地図のうち、旧市内海岸沿いの赤斜線エリア。1903年海軍工廠として設置された[9][10]。日本有数の兵器工場として知られ、多くの軍艦を建造した[11][12][13]。特に1937年(昭和12年)起工の戦艦大和」は有名[14]。 
広(ひろ)海軍工廠
円太郎の現在の勤務先。右上地図のうち、広地区の赤斜線エリア。零式艦上戦闘機の強度維持技術などが研究開発された[15][16]
(呉)本通り
径子とすずが晴美の入学準備のため買物に出かけた繁華街。右下地図のうち、旧市内を縦断する太い線で書かれた通り。呉市街地中心部の目抜き通りで、市電が通っており、福屋百貨店の支店も所在する[17][18]
二河公園(にこうこうえん)
1945年の春、北條一家が花見に出かけた公園。右下地図のうち、NIKO-GAWA(二河川)流域の"Library"の上あたり。呉市内の代表的行楽地の一つ。

広島[編集]

1945年米軍作成の広島市地図。
江波(えば)
すずの実家(浦野家)の所在する町。広島市の本川天満川に囲まれた三角州の南端の町で、かつて江波山皿山から先は広島湾だった。古くから漁港が発達しカキ海苔の養殖が盛んな漁師町だったが、1940年以降広島工業港建設の一環として沖合の海面が埋め立てられたため養殖業者の多くは生産縮小や廃業を余儀なくされた。1943年12月に舟入本町まで開通していた広電江波線1944年6月になって江波近くの舟入南町まで延伸された。同年、沖合の埋立地で三菱重工業広島工場が操業を開始する[19]
中島本町(なかじまほんまち)
江波時代のすずがおつかいに出かけた広島市中心部の町。浦野家から海苔を買い付けていた料理屋「ふたば」が存在する。元安川と本川に囲まれた三角州の北端の町で市内では有数の繁華街・歓楽街の一つとして知られていた[19][20]。「中島勧商場(なかじまかんしょうば)」はその中心で商店や喫茶店・映画館が軒を連ねていた[21][22]
広島県産業奨励館
結婚後、広島に里帰りしたすずがスケッチを描く場所。1915年、「広島県商品陳列所」として開館し、のち広島県産業奨励館と改称。中島本町の対岸に位置し、元安川に正面を向けた瀟洒なRC造の建造物でかつては郷土の特産品陳列や美術展が行われていたが、戦局の悪化もあって1944年には産業奨励館としての機能を停止、内務省などの事務所が入っていた[23]
紙屋町(かみやちょう)交差点
同上。1912年市電開通以降の再開発により、この交差点界隈は広島の中心的な繁華街となった。1944年当時、交差点の北側は陸軍の軍用地(西練兵場)に占められており完全な交差点にはなっていなかった[24]
広島駅
同上。広島の中心的な国鉄駅で市街地の東に位置する。明治時代の開業で1944年時点の駅舎は1922年に竣工した2代目駅舎[25]
草津(くさつ)
すずの祖母や叔父・叔母が住む町。広島市西郊の漁師町で、1929年に編入合併により広島市の一部となった。干潟や入江に富む地形で古い時代から港町として栄え、カキや海苔の養殖が盛んだった[26]

初出[編集]

  • 冬の記憶 - 『月刊まんがタウン2006年2月号
  • 大潮の頃 - 『漫画アクション』2006年8月15日号
  • 波のうさぎ - 同上2007年1月9日号
  • 第1回 - 第6回 - 同上2007年1月23日号 - 4月3日号
  • 第7回 - 第9回 - 同上5月8日号 - 6月5日号
  • 第10回 - 第11回 - 同上7月3日号 - 7月17日号
  • 第12回 - 第23回 - 同上8月7日号 - 2008年1月22日号
  • 第24回 - 第28回 - 同上2月19日号 - 4月15日号
  • 第29回 - 第40回 - 同上5月6日号 - 10月21日号
  • 第41回 - 最終回(第45回) - 同上12月2日号 - 2009年2月3日号

受賞[編集]

テレビドラマ[編集]

終戦記念ドラマスペシャル
「この世界の片隅に」
ジャンル テレビドラマ
放送時間 21:00 - 23:24(144分)
放送期間 2011年8月5日(1回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本テレビ
原作 こうの史代『この世界の片隅に』
出演者 北川景子
小出恵介
外部リンク 公式サイト
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日本テレビで2011年8月5日21:00 - 23:24に「終戦ドラマスペシャル」と銘打って放送された。視聴率は12.7%。[要出典]

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

アニメ映画[編集]

この世界の片隅に
In This Corner of the World
監督 片渕須直
脚本 片渕須直
原作 こうの史代
製作 真木太郎
製作総指揮 丸山正雄
出演者 のん
細谷佳正
稲葉菜月
尾身美詞
小野大輔
潘めぐみ
岩井七世
牛山茂
新谷真弓
澁谷天外(特別出演)
音楽 コトリンゴ
主題歌 コトリンゴ「みぎてのうた」
撮影 熊澤祐哉
編集 木村佳史子
制作会社 MAPPA
製作会社 「この世界の片隅に」製作委員会
配給 東京テアトル
公開 2016年10月28日TIFF
2016年11月12日
上映時間 128分[27]
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
製作費 2.5億円[28]
興行収入 日本の旗 13.4億円
(2017年1月15日時点[29]
テンプレートを表示

同名の劇場アニメが、2016年11月12日に公開された[30]片渕須直が監督・脚本を務める。文部科学省特別選定(対象:青年向き、成人向き、家庭向き)、文部科学省選定(対象:少年向き)[27]

制作[編集]

2010年8月、片渕自身がこの作品のアニメーション映画を企画し、こうのに許諾を請う手紙と自作『マイマイ新子と千年の魔法』のDVDを送った[21][31]。こうのは1996年に放送された片渕のテレビアニメ『名犬ラッシー』にあこがれ、「こういう人になりたい、こういうものが作りたいと思う前途にともる灯」として捉えていたため、この手紙を喜び枕の下に敷いて寝た[32][33]。こうのは、アニメ映画化は「運命」と思ったという[34]

片渕は2010年5月から何度も深夜バスで広島に通い[35]、後知恵を徹底的に排除した上で、多くの写真を集めたり、70年前の毎日の天気から、店の品ぞろえの変化、呉空襲での警報の発令時刻に至るまで、すべて調べ上げて時代考証をさらに重ね、原作の世界にさらなるリアリティーを加えた[22][21][36][37][38]。「理念で戦争を描くのではなく実感できる映像にしたかった」とディテールにこだわり、劇中で登場する戦艦大和の艦上での手旗信号の内容も解読できるように作られている[22]

2012年8月17日にTwitterにて制作発表、翌日より第一弾ポスターが広島県・山口県を中心に展開された[39]。アニメーション制作はMAPPA。ポスターの作画は浦谷千恵。制作状況は、監督によってWEBアニメスタイルのコラムで連載[40][41]されている。

片渕の熱意は周囲を感化し、広島を中心にアニメ化を望む声はどんどん高まっていったが、資金調達のめどは一向に立たない[31]。その打開策となったのがクラウドファンディングであった[31]。2015年3月9日からはスタッフの確保やパイロットフィルムの制作を目的に、クラウドファンディングを開始し[21][38]、当初目標の2000万円を8日後の3月18日午前2時50分に達成[42][43]。最終的に5月末まで日本全国47都道府県3374人の支援者から、3912万1920円の支援金を集めた[21]。支援者数は国内クラウドファンディングの過去最高人数で、支援金額も映画部門では国内最高記録であった[37]

片渕監督は原作の要素の大部分を盛り込んだ150分のプログラムを予定していたが、4億円とされる製作費の調達は困難だったため、プロデューサーとの話し合いの末いくつかのエピソード(おもにリンに関するもの)を削ることにより、120分のプログラムに変更し、製作費を2億5000万円まで抑えた[28]。これにより2015年6月3日に製作委員会が正式に発足[21]東京テアトルが配給することとなった。ネットニュースなどで広く報じられ同じ日、「『この世界の片隅に』を支援する呉・広島の会」が発足される[21]

主人公のんの起用は、片渕監督がすずの非常に喜劇的な部分と繊細な内向性を持つキャラクターが絞られてくると思っていた矢先に『あまちゃん』を観て、イメージにぴったりと、のんにオーディションの参加を依頼[44][45]。後日、のんから手紙で「私がすずさんをやりたい!」と気持ちが詰まった返事が来て、それを読み、映画を必ず完成させると決意した[37][44][46][47]。収録は2016年7月下旬に始まり8月中ごろまで続いたが、のんは毎日、広島弁を収録した台詞とテープを聞き、友人との会話でも広島弁を使っていたという[30][44][48]。広島弁の指導はのんも含めて広島出身の北條サン役新谷真弓と呉出身の栩野幸知が行った[21]

全国公開直前に開催された広島国際映画祭2016でヒロシマ平和映画賞を受賞したが[49][50]、マスメディアではあまり報道されなかった[51][52]

公開後[編集]

2016年11月12日に全国63スクリーンにて封切[21]。小規模公開ながら興行通信社発表の全国映画動員ランキングで初登場10位にランクイン、主要劇場では初日で全回が満席となり、上映終了後には拍手が巻き起こった[53]。公開2週目は初週の興行収入・動員をさらに上回り[54]、3週目[55]・4週目[56]もさらなる右肩上がりを記録。4週目には異例のジャンプアップ[57]となる4位に浮上した。

特に、配給元である東京テアトルの直営館であるテアトル新宿では連日満席・立ち見となり、同館の過去10年間の週間興収を塗り替えた[54]。11月22日の東京株式市場では、東京テアトルの株価が急上昇。制限値幅の上限(ストップ高水準)となる前日比50円(38%)高の182円で取引を終えた[58]

2016年11月22日、クラウドファンディングサイトで、「映画『この世界の片隅に』の海外上映を盛り上げるため、片渕監督を現地に送り出したい」が開始された。目標は1000万円[59][60]であったが、開始して1日経たずに約1500万円に到達し、新規の支援を控えてもらう異例の呼びかけが行われた[61]

映画を通して呉に興味を持ったのん自身の提案により[62]、のんが作品の舞台である広島・呉市の映画ゆかりの地を巡る写真集を2016年12月16日に発売[62][63]

2017年1月4日付で観客動員数は75万人を超え、興行収入は東京テアトル配給の劇場用映画として史上最高記録を更新し、10億円の大台に乗せた(それまでは2015年の『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』の5.2億円が最高[64])。日本国内の累計公開館は当初の3倍以上の200館を超え、世界18カ国で上映される予定[65]。なお、プロデューサーの真木は「興行収入10億円を達成した時は、30分追加した『拡張版』を制作する」とほのめかせている[66]

声の出演[編集]

スタッフ(アニメ映画)[編集]

主題歌[編集]

劇中使用順。

オープニングテーマ「悲しくてやりきれない
作詞 - サトウハチロー / 作曲 - 加藤和彦 / 編曲 / 唄 - コトリンゴ
アルバム「picnic album 1」に収録されたもののアレンジで、予告編でも使用された[71]
挿入曲「隣組
作詞 - 岡本一平 / 作曲 - 飯田信夫 / 編曲 / 唄 - コトリンゴ
主題歌「みぎてのうた」
作詞 - こうの史代片渕須直 / 作曲 / 編曲 / 唄 - コトリンゴ
歌詞は原作漫画最終話のモノローグが元になっている[72]
エンディングテーマ「たんぽぽ」
作詞 / 作曲 / 編曲 / 唄 - コトリンゴ

興行成績[編集]

日本[編集]

『この世界の片隅に』動員数・興行収入の推移
週末動員数 累計動員数 週末興行収入 累計興行収入
1週目の週末
(11月12日・13日)[73][74]
10位 3.2万人 3.2万人 0.47億円 0.47億円
2週目の週末
(11月19日・20日)[75]
10位 4.0万人 11.7万人 0.57億円 1.63億円
3週目の週末
(11月26日・27日)[76][77]
6位 4.4万人 22.0万人 0.65億円 3.06億円
4週目の週末
(12月3日・4日)[78][79]
4位 4.6万人 32.8万人 0.68億円 4.51億円
5週目の週末
(12月10日・11日)[80][81][82]
7位 万人 43.9万人 0.67億円 6億円
6週目の週末
(12月17日・18日)[83][84]
10位 万人 52.1万人 0.45億円 7.08億円
7週目の週末
(12月24日・25日)[85][86][87]
10位 3万人 60万人 0.45億円 8.2億円
8週目の週末
(12月31日・1月1日)[88][89][90]
9位 3万人 万人 0.37億円 9.37億円
9週目の週末
(1月7日・1月8日)[91][92]
10位 5.7万人 86万人 0.77億円 11億円
10週目の週末
(1月14日・1月15日)[93][29][94]
8位 万人 100.8万人 0.91億円 13.4億円

受賞・ノミネート(アニメ映画)[編集]

本作はアニメーション映画賞のみならず、広く邦画の映画賞で評価された。

第90回キネマ旬報ベスト・テンでは、本作が日本映画ベスト・テンの第1位に、片渕須直監督が日本映画監督賞に選出された。アニメーション映画が第1位に選出されるのは宮崎駿の『となりのトトロ』以来28年ぶり2度目である。またアニメーション映画の監督が監督賞を受賞するのは史上初である[95][96]

発表年 部門 対象 結果
2016 広島国際映画祭2016[50] ヒロシマ平和映画賞 この世界の片隅に 受賞
第41回報知映画賞[97] 作品賞・邦画 この世界の片隅に ノミネート
監督賞 片渕須直 ノミネート
第38回ヨコハマ映画祭[98] 作品賞 この世界の片隅に 受賞
審査員特別賞 のん 受賞
2017 第31回高崎映画祭[99] ホリゾント賞 片渕須直、のん 受賞
第71回毎日映画コンクール[100][101] 日本映画優秀賞 この世界の片隅に 受賞
音楽賞 コトリンゴ 受賞
大藤信郎賞 この世界の片隅に 受賞
女優主演賞 のん ノミネート
監督賞 片渕須直 ノミネート
第59回ブルーリボン賞[102] 作品賞 この世界の片隅に 未決定
監督賞 片渕須直 未決定
第90回キネマ旬報ベスト・テン[103] 日本映画ベスト・テン第1位 この世界の片隅に 受賞
監督賞 片渕須直 受賞
第26回東京スポーツ映画大賞[104] 作品賞 この世界の片隅に 未決定
主演女優賞 のん 未決定
第40回日本アカデミー賞[105] 優秀アニメーション作品賞 この世界の片隅に 受賞
優秀音楽賞 コトリンゴ 受賞
映画秘宝ベスト&トホホ10[106] 2016年度映画ベスト10 この世界の片隅に 2位

批評[編集]

映画レビューサイト・Filmarks(フィルマークス)の「2016年満足度ランキング」、ぴあの「2016年初日満足度ランキング」の1位とそれぞれ発表された[107][108]

また、事前に映画を鑑賞していた著名人・批評家らの「絶賛」コメントがSNSで拡散されたことで、映画.comが掲載する「つぶやきランキング」(Twitterでの1週間の言及数)は公開2週目で3万5000件超を記録[54]。これは前週比739%(前週は約4,800)、ツイート内での満足度は97%であり、同ランキングで8週に渡って1位であった『君の名は。』を上回り首位に立った[109]NHK総合のテレビ番組『あさイチ』は本作を、「SNSによる口コミ効果が爆発的に広がっている作品」として特集している[57]

映画評論家の町山智浩は自身のラジオで本作を「2016年の“町山”大賞」であるとした。キネマ旬報上野昴志上島春彦モルモット吉田の映画評を掲載し、それぞれ「世界の片隅で生きる一人の平凡な女性の戦中から戦後への暮らしが、普遍的な輝きを帯びて浮かび上がる」「水彩画的な画面のタッチと主人公の絵心がマッチして、極上の効果」「戦中が特別なのではなく、戦前も戦後も継続した時間にすぎないという忘却された自明の理を個人の視点から見事に映しだす。『火垂るの墓』と双璧の秀作が誕生」と評価、全員が満点となる星5つを付けた[110]

映画監督の松江哲明は「現代と地続きで戦争をイメージできる映画」と評した。ミュージシャンの大槻ケンヂは「いままでになかった戦争映画だ」と、映画秘宝の連載コラムで評価。お笑い芸人の水道橋博士も自身のtwitterで好意的に本作を紹介した[111]。ラッパーの宇多丸は、自身のラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』内で本作を「五千億点」とした[112]

第31回高崎映画祭は、映画界の未来を照らす革新的な作品に贈るとするホリゾント賞を、監督の片渕須直と主演声優ののんに贈賞した。贈賞理由として「時代を伝えること、世界を広げること、を可能にする懐の深い映画であった。企画・構成・演出・手法 あらゆる面で、この先の日本映画に一筋の光を照らした作品となった。」「ゆったりと朗らかに発話するのんさん演じるすずに、私たちはその世界に心地よく誘われ、また諭された。」と評している[99][113]

書誌情報[編集]

小説[編集]

  • 『ノベライズ この世界の片隅に』原作 こうの史代、ノベライズ 蒔田陽平 (双葉文庫、2016年10月13日)、ISBN 978-4-575-51943-3
  • 『ノベライズ この世界の片隅に』原作 こうの史代、ノベライズ 蒔田陽平 (双葉社ジュニア文庫、2016年12月22日)、ISBN 978-4-575-24012-2

関連書籍[編集]

関連商品[編集]

  • 「この世界の片隅に」すずさんボイス付きLINEスタンプ[118](作画:浦谷千恵、演出:片渕須直、声:のん)

オリジナル・サウンドトラック[編集]

  • 劇場アニメ「この世界の片隅に」オリジナルサウンドトラック[119](作曲:コトリンゴ、発売元:フライングドッグ、販売元:ビクターエンタテインメント、2016年11月9日)[120][121]

物語の年表[編集]

作中の出来事 日本・広島・呉の主な出来事[122][123]
1925年(大正14年) すず、誕生[124] 広島県物産陳列館竣工10周年。
1926年(大正15年
/昭和元年)
1927年(昭和2年) 航空母艦赤城」竣工。
1928年(昭和3年) 重巡洋艦那智」竣工。
1930年(昭和4年) 重巡洋艦「愛宕」進水。
1931年(昭和5年) ロンドン海軍軍縮会議
1931年(昭和6年) 5月30日呉海軍航空隊設置。9月18日満州事変勃発。
1932年(昭和7年) すず、尋常小学校入学。 3月、満州国建国。五・一五事件
1933年(昭和8年) すず、中島本町海苔を届けに行く。 [125] 皇太子明仁親王誕生。
1935年(昭和10年) 8月 すず兄妹、草津の叔父の家に行く。すず、座敷童子に会う。 [126] 重巡洋艦「最上」竣工。
1936年(昭和11年) 7月 二・二六事件。川原石など呉線沿いに目隠し板塀設置。
1937年(昭和12年) 盧溝橋事件勃発、日中戦争が始まる。航空母艦「蒼龍」竣工。
1938年(昭和13年) 1月 宇品港転覆事故。
2月 すず、絵を描く。 [127]
7月 水上機母艦千歳」竣工。
12月 水上機母艦千代田」竣工。
1939年 (昭和14年) 9月 第二次世界大戦が始まる。
1940年(昭和15年) すず、高等小学校卒業。 8月8日,呉工廠において戦艦大和」進水式。
1941年 (昭和16年) 12月 太平洋戦争が始まる。16日「大和」竣工。
1943年(昭和18年) 要一、出征。 8月1日、重巡洋艦青葉」呉に到着。
12月 すずに縁談の話が来る。 第1回 15日、重巡洋艦青葉」呉を出撃。24日にシンガポールへ進出。
1944年(昭和19年) 2月 すず、結婚。 第2回 「青葉」シンガポールを出撃。
すず、干し柿を食べる。 第3回
すず、回覧板を回す。 第4回
3月 すず、もんぺを作る。 第5回 15日、「青葉」ジャカルタに入港。
すず、里帰り。 第6回
4月 すず、戦艦大和を見る。 第7回 戦艦「大和」改装が完了し、呉軍港に入港。
5月 すず、楠公飯を作る。 第8回
27日 すず、国民学校の講習会に行く。 第9回
6月 すず、こまつなを収穫。 第10回 B-29による日本本土初空襲。呉でも警報が鳴る。「青葉」渾作戦
7月 北條家、防空壕を作る。 第11回 サイパン島陥落
すず、憲兵に捕まる。 第12回 25日「青葉」リンガ泊地に進出。
8月 すず、闇市に行く。 第13回
すず、朝日遊郭でリンと出会う。 第14回
9月 すず、周作に会いに呉鎮守府に行く。 第15回
すず、病院の帰りにリンと会う。 第16回
10月 周作の伯父母が来る。 第17回 航空母艦「葛城」竣工。
すず、竹槍訓練をする。 第18回 「青葉」レイテ沖海戦。23日,雷撃で大破。
11月 すず、代用炭団を作る。 第19回 11日,広島県に初の空襲
すず、裁縫をする。 第20回
12月 水原哲が訪ねてくる。 第21回 12日、重巡洋艦青葉」、呉軍港に帰投。
すずと哲、納屋で話す。 第22回
1945年(昭和20年) 2月 すず、合同慰霊祭に行く。 第24回
すず、遊郭でテルと会う。 第25回
3月 すず、空襲に遭う。 第26回 呉軍港を中心に、米艦載機約350機による空襲(呉軍港空襲)。
久夫から教科書が届く。 第27回 「青葉」防空砲台として対空戦闘を行う。
4月 すずら、二河公園に花見に行く。 第28回 戦艦「大和」、坊ノ岬沖で撃沈。
すず、飛行機雲を見る。 第29回
5月 5日,B-29が広工廠に爆撃。 第30回 5日,B-29約120機、広地区海軍工作庁を中心に爆撃。
周作、海兵団で軍事教練を受ける。 第31回
6月 22日,すずと晴美、空襲に遭う。 第32回 22日,呉工廠造兵部空襲。工廠に大損害。
7月 北條家に焼夷弾が落ちる。 第34回 1日,B-29約100機、夜半より翌2日早朝にかけて呉市を空襲、市街の大半を消失。
すみが訪ねてくる。 第35回
連日の空襲。 第36回
  • 24-29日呉沖海空戦。
  • 24日米艦載機約870機、呉軍港内艦艇を中心に爆撃。
    米艦載機約950機及びB29・B24約110機、主に呉軍港内艦艇を爆撃。
  • 28日,重巡洋艦「青葉」、大破・着底。
8月 すず、巨大な雲を見る。 第37回 6日,広島に原子爆弾投下。8日福山大空襲
すず、草履を作る。 第38回
すず、ラジオを聴く。 第39回 15日,終戦玉音放送
9月 台風に遭う。 第40回 17日,枕崎台風、広島直撃死者1154人、
負傷者440人、流失家屋1162戸、半壊家屋792戸発生。
10月 周作、大竹海兵団に行く。 第41回 アメリカ占領軍輸送船団約30隻広湾に入港。翌7日、本隊19,500人上陸。
11月 すず、配給に行く。 第42回 陸軍省海軍省が廃止解体。
12月 すずと刈谷、服を交換しに行く。 第43回
1946年(昭和21年) 1月 すず、広島市に帰る。 第44回
すずと周作、戦災孤児の少女と出会う。 最終回
2月 英連邦占領軍先遣隊と海軍部隊、呉に入港。
総司令部と基地部隊を呉市内に置く。

脚注[編集]

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  1. ^ こうの史代先生『この世界の片隅に』インタビュー 祝!劇場アニメ化正式決定!! なんと、クラウドファンディングサービスで国内史上最高額3622万円到達!?”. このマンガがすごい!web (2015年6月12日). 2017年1月9日閲覧。
  2. ^ 『この世界の片隅に』公開記念!ネタバレ爆発とことんトーク! レポート” (2016年12月8日). 2017年1月7日閲覧。
  3. ^ すずさんの日々とともに第13回「27年6月色を絶たれた夢、色のつく夢」,片渕須直コラム,2015年6月25日
  4. ^ “「この世界の片隅に」に寄せて <1> 原作者 こうの史代さん”. 中国新聞 (中国新聞(ヒロシマ平和メディアセンター)). (2016年8月25日). オリジナル2017年1月12日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20170112114710/http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=64041 2017年1月15日閲覧。 
  5. ^ 東洋一の軍港、残る面影 「この世界の片隅に」の舞台”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2017年1月15日閲覧。
  6. ^ 感動再び!広島・呉で映画「この世界の片隅に」の聖地巡礼”. ORICON STYLE. オリコン (2017年1月6日). 2017年1月20日閲覧。
  7. ^ 『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た
  8. ^ 写真特集「この世界の片隅に」舞台を巡る 「朝日遊郭」の通り。入り口には遊郭の門柱が建つ”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2017年1月19日閲覧。写真特集「この世界の片隅に」舞台を巡る 夜の朝日遊郭
  9. ^ 呉海軍工廠 | ヒロシマ平和メディアセンター
  10. ^ 2 富国 強兵 とひろしま~軍港 呉 - 郷土ひろしまの歴史 II - 広島県ホームページ
  11. ^ 1F A.呉の歴史 | 館内案内 | 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
  12. ^ 関連施設情報 | 海上自衛隊呉史料館
  13. ^ 写真特集「この世界の片隅に」舞台を巡る 終戦後の1945(昭和20)年10月に撮影された呉軍港全景”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2017年1月19日閲覧。空爆後、鋼鉄の山だけになった呉海軍工廠呉海軍工廠の乾ドックで建造中だった特殊潜航艇「蛟龍」を視察する米軍の調査団
  14. ^ 呉海軍工廠で建造中の戦艦大和
  15. ^ 1F B.大型資料展示室 | 館内案内 | 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
  16. ^ 米軍空襲映像:呉の空母「天城」爆撃など11本30分公開 米軍機に空襲され煙をあげる広島県呉市の広海軍工廠付近- 毎日新聞
  17. ^ 昭和初めごろ、市電が行き交う呉市本通の四ツ道路交差点周辺
  18. ^ 空襲の被害を受け焼け野原になった終戦当時の広島県呉市
  19. ^ a b 広島)原爆の痕跡、今も 「この世界の片隅に」舞台歩く”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2017年1月15日閲覧。
  20. ^ 写真特集「この世界の片隅に」舞台を巡る 繁華街だった中島本町は大半が焦土と化した”. 朝日新聞. 朝日新聞社. 2017年1月19日閲覧。[原爆投下前となる戦前の広島市中島町の航空写真。]
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  24. ^ 昭和の初めごろ、広島市電が行き交い商店店が建ち並ぶ紙屋町交差点周辺
  25. ^ 1932(昭和7)年ごろの広島駅前
  26. ^ 胸までのゴム長靴をはいてカキの養殖作業
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参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]