宮本信子
みやもと のぶこ 宮本 信子 | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
本名 | 池内 信子(旧姓:宮本) | ||||||||
生年月日 | 1945年3月27日(75歳) | ||||||||
出生地 |
![]() | ||||||||
出身地 |
![]() | ||||||||
身長 | 157cm | ||||||||
血液型 | O型 | ||||||||
職業 | 女優、歌手 | ||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||
活動期間 | 1963年 - | ||||||||
配偶者 | 伊丹十三(1969 ‐ 1997年)[1] | ||||||||
著名な家族 |
池内万作(長男) 佐々木勝彦(再従兄) | ||||||||
事務所 | 東宝芸能 | ||||||||
公式サイト | https://miyamoto-nobuko.jp | ||||||||
主な作品 | |||||||||
テレビドラマ 映画 舞台 『港町十三番地』 | |||||||||
|
宮本 信子(みやもと のぶこ、戸籍:池内 信子[2]、旧姓:宮本、1945年3月27日[1][3] - )は、日本の女優、歌手。北海道小樽市生まれ[3]、愛知県名古屋市育ち[4][5]。愛知淑徳高等学校卒業[3][1]。夫は伊丹十三。長男は池内万作。所属事務所は東宝芸能[2](1990年から)。俳優の佐々木勝彦は再従兄(父が佐々木の父である俳優の千秋実と従兄弟)
来歴[編集]
1963年、高校卒業後、文学座附属演劇研究所に入所[3][1]。
1964年、木村功が中心メンバーの劇団青俳に入団後にフリーとなる。
映画『日本春歌考』での共演が縁で、1969年に伊丹と結婚[1]した。子どもが3歳頃よりおおよそ2年間、毎日自作の物語を作って聞かせていた[6]。子育てが一段落した1984年に夫がメガホンを取った『お葬式』に主演してブレイク(以降の伊丹作品には全て出演)。続く『マルサの女』で大ブレイク。作品ごとに多彩で多様なキャラクターを演じ、美人役からブサイク役までをこなす演技力で、国内の映画賞を多数受賞。
伊丹は「妻はいい女優なのに、なかなか主役の話が来ない。ならば彼女を主役にした映画を自分で撮ってしまえば良い」と、「お葬式」に起用したと述べている[7]。
1997年の伊丹との死別を機にジャズシンガーとしての活動を開始。2005年2月にライヴ・アルバム『Jazz in Tokyo Live@Toranomon Nobuko Miyamoto』をリリースした[8]。
伊丹の自殺以降は映画への出演を控えていたが(「映画館に入るのも恐くなった」という)、2007年に『眉山-びざん-』で実に10年ぶりの映画出演を果たす。
2011年、『阪急電車 片道15分の奇跡』で第36回報知映画賞助演女優賞を受賞[9]。
人物[編集]
- 伊丹とは芸能界きってのおしどり夫婦であった。伊丹十三記念館の館長を務めており、グッズ作りなども行なっている。
- 小唄・ジャズダンスが趣味で[3]、『あげまん』や『マルタイの女』でその経験が活かされている。
- 『あまちゃん』放送当時、同作と同作直後に生放送される『あさイチ』を視聴、『あさイチ』のキャスターである井ノ原快彦(V6)・有働由美子(NHKアナウンサー)が行う「あま受け」を楽しんでいた[11]。
- 蟹江敬三・一平親子とはそれぞれNHK『連続テレビ小説』で夫婦・親子として共演している(『どんど晴れ』で一平の母親役、『あまちゃん』で敬三の妻役)。
出演作品[編集]
テレビドラマ[編集]
NHK[編集]
- 大河ドラマ
- 連続テレビ小説
- ゆっくりおダイエット(1994年) - ひろ子 役
- さよなら五つのカプチーノ(1998年) - 遠藤道子 役[12]
- 農家のヨメになりたい(2004年5月 - 6月) - 小野タマ 役
- 続・遠野物語(2010年12月) - 菊池セツ 役
- 奇跡の人(2016年4月 - 6月、NHK BSプレミアム) - 都倉風子 役[13]
日本テレビ系列[編集]
- われら弁護士(1968年) - 川口晴子 役
- おひかえあそばせ(1971年4月 - 9月) - 池西梅子 役
- 熱中時代 第2シリーズ 第20話「北野先生お父さんになって」(1980年) - 田中布美江 役
- 日本テレビ開局45周年記念 橋田壽賀子スペシャル テレビ、翔んだ(1998年)
- 火曜サスペンス劇場「考古学者 佐久間玲子」(2001 - 2003年) - 佐久間玲子 役
- 貴賓室の怪人(2002年) - 船越麗子 役
- 火曜ドラマゴールデン「カリスマ占い師殺人鑑定」(2006年) - すずこ 役
TBS系列[編集]
- 泣いてたまるか(1967年) - 河村節子 役
- フジ三太郎(1968年) - フジビワ子 役(1話 - 26話まで)
- うちの子にかぎって…(1984年) - 池田先生 役
- コカ・コーラTVスペシャル 風にむかってマイウェイ(1984年) - 吉野ミドリ 役
- JNN50周年記念ドラマ 天国で君に逢えたら (2009年) - 和田みずほ 役
- この世界の片隅に(2018年) - 森田イト 役[14]
フジテレビ系列[編集]
- 男はつらいよ(1969年) - アケミ 役
- 銭形平次(1967年) - 早苗 役
- 三匹の侍 第5シリーズ 第20話「白い幻花」(1968年) - 浪野 役
- 八州犯科帳 第3話「忘れな草に泣く女」(1974年) - お加乃 役
- 北の国から(1982年) - 本多好子 役
- 悦子逆転(1982年、東海テレビ) - 悦子 役
- 人間の証明(1993年) - 八杉恭子 役
- Dr.コトー診療所2006第11話(2006年) - 五島沙知子 役
- 坊っちゃん(2016年) - 清 役
テレビ朝日系列[編集]
- 鬼平犯科帳 第56話「金太郎そば」(1970年、NET / 東宝) - お竹 役
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第3話「兇悪の序曲」(1974年) - 本多和子 役
- 必殺からくり人・血風編 第1話「魔窟に潜む紅い風」(1976年) - お国
- 特捜最前線 第5話「行方不明の愛」(1977年)
- 森繁久彌のおやじは熟年 第2話(1981年) - 小谷信子 役
- 芸者小春の華麗な冒険(1991年) - 小春 役
- 土曜ワイド劇場「春らん漫!花の京都・熟年探偵団!!」(2007年) - 桜井さくら 役
テレビ東京系列[編集]
- 飛んで火に入る春の嫁(1998年) - 浅野妙子 役
- あの家に暮らす四人の女 (2019年9月30日) - 牧田鶴代 役[15][16]
WOWOW[編集]
- 私という運命について(2014年) - 佐藤佐智子 役
- 北斗 -ある殺人者の回心-(2017年)- 近藤綾子 役
映画[編集]
- 日本春歌考(1967年) - 里見早苗 役
- スクラップ集団(1968年) - 老主人の娘 役
- 男はつらいよ 純情篇(1971年) - 絹代 役
- 放課後(1973年) - 北沢夏子 役
- 四季・奈津子(1980年) - 奈津子が出演する映画の俳優 役
- ときめきに死す(1984年) - 旅館の女将 役
- お葬式(1984年) - 雨宮千鶴子 役
- タンポポ(1985年) - タンポポ 役
- マルサの女(1987年) - 板倉亮子 役
- マルサの女2(1988年) - 板倉亮子 役
- スウィートホーム(1989年) - 早川秋子 役
- あ・うん(1989年) - 門倉君子 役
- ファンシイダンス (1989年) - 塩野静子 役(友情出演)
- あげまん(1990年) - ナヨコ 役
- ミンボーの女(1992年) - 井上まひる 役
- 大病人(1993年) - 向井万里子 役
- ヤマトタケル(1994年) - ヤマトヒメ 役
- 静かな生活(1995年) - 団藤さんの奥さん 役
- スーパーの女(1996年) - 井上花子 役
- ラヂオの時間(1997年) - 山崎ルミ子 役
- マルタイの女(1997年) - 磯野ビワコ 役
- 眉山-びざん- (2007年) - 河野龍子 役
- 阪急電車 片道15分の奇跡(2011年) - 萩原時江 役
- 聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実 (2011年12月23日) - 高橋嘉寿子 役[17]
- いちごの唄(2019年) - 園長先生 役[18]
舞台[編集]
- 油屋おこん(1998年、京都南座)
- うさぎ一座物語(1999年、大阪松竹座)
- 雪やこんこん (1999年、こまつ座)
- あげまん(2000年、中日劇場)
- 紙屋町さくらホテル(2001年、新国立劇場)
- おやすみの前に(2002年5月、PARCO劇場)
- 港町十三番地(2003年3月 - 4月、芸術座)
- 港町十三番地(2004年7月、梅田コマ劇場)
- 眉山-びざん-(2007年、明治座)
劇場アニメ[編集]
- かぐや姫の物語(2013年) - 媼 役
- STAND BY ME ドラえもん 2(2020年) - のび太のおばあちゃん 役[19]
吹き替え[編集]
- 真実(2019年) - ファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ) 役[20]
ラジオ[編集]
- 都会の二つの顔(1963年) ※ラジオテレビ記者会年間最優秀作品賞・芸術祭奨励賞
- 鳥の名前の少年 あるいは、ある小惑星探査機の冒険(2011年12月24日) - ナレーション
その他のテレビ番組[編集]
- 第33回年忘れにっぽんの歌(2000年12月31日、テレビ東京、於:明治座)※宮本は『港町十三番地』、『さのさ』、『テネシーワルツ』を歌唱
- 人生が変わる1分間の深イイ話(2013年11月19日、日本テレビ)
- にっぽん紀行「ひだまりの散歩道〜瀬戸内 弓削島〜」(2014年5月7日、NHK) - 案内役
- 第68回NHK紅白歌合戦(2017年12月31日、NHK) - ゲスト審査員
CM[編集]
- ハウスジャワカレー(1970年) - 伊丹十三と共演
- 味の素「マヨネーズDo」 - 伊丹十三と共演
- ツムラ - 伊丹十三と共演
- 納豆・金のつぶシリーズ(2000年 - 2002年)
- 資生堂 プリオール - 原田美枝子と共演
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.67.
- ^ a b “宮本信子”. 東宝芸能オフィシャルサイト. 2014年4月28日閲覧。
- ^ a b c d e “プロフィール”. 宮本信子 Official Site. 2014年4月28日閲覧。
- ^ “ひとりごと 宮本信子”. ZAKZAK. 2014年4月28日閲覧。
- ^ “タンポポだより 「・・・紋別・ホワイトコンサート・・・」”. 宮本信子 Official Site. 2014年4月28日閲覧。
- ^ 長新太アンコール 伊丹十三「長さん賛」より
- ^ 伊丹『「お葬式」日記』287p
- ^ “CD・DVD”. 宮本信子 Official Site. 2014年4月28日閲覧。
- ^ “宮本信子「新しい何か始まる予感」…第36回報知映画賞” (日本語). シネマ報知. 報知新聞社 (2011年11月29日). 2012年7月14日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年11月29日閲覧。
- ^ “紫綬褒章に羽生選手・宮本信子さん・玉三郎さん”. 読売新聞. (2014年4月28日) 2014年4月28日閲覧。
- ^ 「あまちゃん」ブームで評価を上げたイノッチの“受ける力”アサ芸プラス、2013年10月7日
- ^ NHKドラマ館 さよなら五つのカプチーノ - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス
- ^ “銀杏BOYZ ・峯田、連ドラ初主演 麻生久美子と13年ぶり共演”. ORICON STYLE (2016年3月11日). 2016年3月11日閲覧。
- ^ “ドラマ「この世界の片隅に」追加キャストに二階堂ふみ、村上虹郎、宮本信子ら”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年6月4日) 2018年6月4日閲覧。
- ^ “ドラマスペシャル あの家に暮らす四人の女”. テレビ東京. 2019年10月1日閲覧。
- ^ “中谷美紀・吉岡里帆・永作博美・宮本信子が一つ屋根の下 ドラマSPで共演”. シネマトゥデイ. (2019年8月14日) 2019年10月1日閲覧。
- ^ “聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-”. 日曜洋画劇場. 2016年9月7日閲覧。
- ^ “岡田惠和×峯田和伸「いちごの唄」映画キャストに清原果耶、蒔田彩珠、岸井ゆきのなど”. ほんのひきだし (2019年3月7日). 2019年3月7日閲覧。
- ^ “妻夫木聡『STAND BY ME』“大人のび太”続投 宮本信子がおばあちゃん役”. ORICON NEWS. オリコン (2020年7月27日). 2020年7月27日閲覧。
- ^ “是枝裕和「真実」日本語吹替版も公開決定、宮本信子、宮崎あおい、佐々木みゆが参加”. 映画ナタリー. 2019年9月19日閲覧。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- 宮本信子 - 東宝芸能 紹介ページ
- 宮本信子 - 日本映画データベース
- 伊丹十三記念館
- 宮本信子の写真 - ウェイバックマシン(2019年3月31日アーカイブ分)
- 宮本信子 - KINENOTE
- 宮本信子 - テレビドラマデータベース
- 宮本信子 - NHK人物録
- Nobuko Miyamoto - インターネット・ムービー・データベース(英語)
|
|
|
|
|
|