正法寺 (東松山市)

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正法寺
Iwadonosan Shobo-ji 05.jpg
観音堂
所在地 埼玉県東松山市岩殿1229
位置 北緯36度0分5秒
東経139度21分44.5秒
座標: 北緯36度0分5秒 東経139度21分44.5秒
山号 巌殿山(いわどのさん)
宗派 真言宗智山派
本尊 千手観音(観音堂)
阿弥陀如来(本堂)
創建年 養老2年(718年
開基 沙門逸海
別称 岩殿観音
札所等 坂東三十三箇所10番
文化財 銅鐘(県文化財)
鐘楼(市文化財)
地図
正法寺 (東松山市)の位置(埼玉県内)
正法寺 (東松山市)
法人番号 6030005011414
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正法寺(しょうぼうじ)は、埼玉県東松山市にある真言宗智山派寺院である。山号は巌殿山。坂東三十三箇所の十番札所である。一般には岩殿観音[1]の通称で知られる。

歴史[編集]

寺伝によれば養老年間に、沙門逸海が千手観音像を刻み開山し正法庵と称し[2]鎌倉時代初期に源頼朝の命で比企能員が復興した[3]。頼朝の妻北条政子の守り本尊だったと伝わっている。天正2年(1574年)に栄俊が中興開山となる。天正19年(1591年)に、徳川家康から寺領二十五石の朱印地を与えられる。

境内[編集]

岩殿丘陵の最東端に位置し、物見山のすぐ隣にあるため、寺は急傾斜地を切り崩したような場所にあり、山寺の雰囲気を持つ。

観音堂
養老年間の創建と伝える。寛永天明明治と3回再建され、現在の建物は明治11年1871年)の建立である。本尊の千手観音は、室町時代の作と伝えられる。
仁王門
表参道から石段を少し登った所にある「巌殿山」の額を掲げた門。左右には仁王像がある。右手に本堂がある。観音堂は、この仁王門から長い階段を登ったところにある。
鐘楼と銅鐘
銅鐘(梵鐘
元亨2年(1322年)に鋳造されたもので、外面に無数の傷が付いており、これは天正18年(1590年)に豊臣秀吉による関東征伐の際に、山中を引き回した時の傷だと伝えられる。
鐘楼
元禄15年(1702年)に比企郡野本村(現在の東松山市野本)の山田茂兵衛の寄進で建立されたと伝えられる草葺き屋根の建物で東松山市内では最も古い建造物として、東松山市有形文化財に指定されている。
六面幢
天正10年(1582年)に、正法寺の僧、道照が建立したもので、埼玉県史跡に指定されている。

文化財[編集]

  1. 東松山市の元日【平成28(2016)年】 - YouTube:東松山市公式YouTube
  • 大イチョウ (東松山市指定天然記念物)
  1. 正法寺の大イチョウ - YouTube:東松山市公式YouTube

参道[編集]

仁王門から延びる表参道の両脇には家が建ち並んでおり、かつての正法寺と門前町の繁栄の面影を残しているが、実際に商店の建物のまま残っているのは丁字屋旅館(江戸時代から昭和初期まで営業していた)と向かいのうどん屋のみである。寺の裏手には交通量の多い県道が通っているため、正法寺への参拝者もこの県道から観音堂へ直接来る人がほとんどである。

交通アクセス[編集]

鉄道・バス
参道を歩くには、上記のバスで物見山登山口バス停下車、こども動物公園前信号を右折、800m先を左折すると仁王門に突き当たる。
自動車

隣の札所[編集]

坂東三十三箇所
9 慈光寺 (埼玉県ときがわ町) -- 10 正法寺 -- 11 安楽寺 (埼玉県吉見町)

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『新編武蔵風土記稿 巻之191 比企郡之6』内務省地理局、1884年
  2. ^ 巖殿山千手觀世音菩薩來由略記(柴田常恵 & 稲村坦元 1929, pp. 278-280)
  3. ^ 正法寺にほど近い伝足利基氏館跡付近に比企能員の屋敷があったという指摘もある。(齋藤慎一 2006)

周辺[編集]

周辺にはレジャースポットが多い。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]